○餌色々の研究

 

 ヘラ釣りの餌を勉強していて一番驚いたのは、「ふまつげん」が倒産していたことだ。

 ヘラ釣りの餌といえば、最大手「マルキュー」と「ふまつげん」の2社体制だと思っていたので、これは「マルキュー」独占状態で釣り餌界のマイ○ロソフトのような、客に製品を押しつけてくるような商売になっているのではないかと不安になった。

 そういえばヘラ釣り始めることになって、ネットで初心者向けのヘラ釣り講座的な番組をいくつも見たが、マルキュー提供の番組ではマスコットキャラクターの「九ちゃん」がターンテーブル回して「キュッキュキュッキュ キュ〜ちゃーん♪」とかラップかましてたりして、そういわれれば調子に乗ってた臭い気がする。

 

 という心配をよそに、実際にはマルキューブランドの他に「ヘラ餌本舗」と「ベーシック」からも、現在ヘラ釣りの餌は発売されている状況で一安心。

 一社独占体制にさせないためにも、弱小メーカーを応援したろうかと思ったら、「ヘラ餌本舗」はダイワのヘラ餌ブランドで大手も大手だったので、消去法でラインの「バリバス」で有名なモーリスの「ベーシック」ブランドの餌をメインに使うことに方針を決定。

 釣り餌メーカーとしての歴史や実力は正直言ってマルキューが一番なのかも知れないが、マルキューの餌の種類の多さはハッキリいって初心者にとっては「何使って良いか分かりません」状態で混乱を招く。もちろんマルキューからも初心者用に単品で使える餌も出ているが、ベーシックにも同じように単品爆釣系の餌があるようなのでそちらを当面使ってみたい。

ベーシック

 

 ヘラ釣りの方法を餌で整理すると、細かく分ければいくらでも分けていけるのだろうけど、大きく2つに分けられると思う。

 「セット」の釣りと「両ダンゴ」の釣りの2種類である。

 また乱暴なと思うかも知れないけど、そのぐらい単純化してから考えていかないと整理がつかないぐらい餌の要素は複雑怪奇で、正直まだ釣り場に出ていない現時点では分からないことだらけである。

 分からないなりに、「セット」の釣りと「両ダンゴ」の釣りを整理すると、

1.「セット」の釣りでは、餌は魚を寄せるためのバラケ性の良い練り餌を上バリにして、撒き餌のように煙幕を張り、それに紛れさせて刺し餌である、麩餌やウドン餌を食わせてしまうというもの。

2.「両ダンゴ」の釣りでは、2つのハリに同じ練り餌を付けて、適度にバラケさせつつ食わせる。一つの餌に寄せ餌と刺し餌の役割を兼ねさせるもの。

 という感じだと思う。この私の整理の中でグルテン餌は、セットで使えば刺し餌だし、両方のハリに使えば通常「両グルテン」と分けているようだが「両ダンゴ」の1種だと考えたい。

 

 「セット」の刺し餌については、それ程迷いはない。とりあえずグルテンと麩とウドンを用意して、食わないようならローテーションでもすれば良いし、時期によって釣れる餌とかもあるだろうから隣の釣り人にでも聞いてしまえば良い。釣ってればそのうち得意な餌とか絞れるだろう。

 グルテンもいろんな種類が出てるけど、マルキューの「グルテン1」をタナゴ釣りとかで使うため品質低下防止で冷凍庫で常備しているのでそれ使おうと思う。わざわざ別のものを買う必要性を感じないので、信頼できるし馴染みのものを使わせてもらう。

 麩餌は、バラケ餌の溶けた粒子に紛れこませてヘラに食わせるということで、小さくせこいのが良いのだろうと思って「一発ハード極小」というのが、一番ズルそうな雰囲気だったのでとりあえず買ってみた。5ミリ角ぐらいの麩で水で湿らせて使うようだ。

 ウドンは、ウドンといっても実際にはワラビ餅やタビオカであり、自分で作るとなるとゆでたり面倒くさいけど、こんなもん半透明でプルプルした食感のものならなんでもええんとちゃうんかい?とコンニャクとかグミとか使って釣れないかと調べてみたら、コンニャクは割と愛用者いるようで、シラタキをちぎって使うのが一番簡単そうだ。とりあえず「ウドン」はシラタキで。

 

 ということで、「セット」の釣りをする場合の刺し餌はあんまり考えず、手間や費用もそれ程かけずにいけそうだけど、セット釣りの上針に付ける練り餌と両ダンゴに使う練り餌である「バラケ餌」が面倒くさい。

 両ダンゴの場合でも深い底で使うなら重くて粘りの強いモノとか、浅ければある程度バラケやすく集魚効果の高いモノをとかがあるようで、かつ、セットの上針に付ける場合は食わさなくて良いのでさらにバラケやすいものを、ということらしい。

 正直、各種出ている餌をベースに配合を変えて、「もっとバラケやすく」、「もっと重くして下方向にバラケさせる」とかの細かい調整をしていく「ブレンド」なんてのは、初心者が「ゆるふわ」にできるものではないし、「ゆるふわ」を突き詰めていく方向性においては、「そんな面倒なブレンドとかしなくても大丈夫です」ということをこそ示していきたいと思うので、あんまり複雑化していきたくない。

 しかしながら、何も知らない初心者が「バラケ餌」というのはどんなモノかということを知るためには、いくつか違う性格のモノを買ってみて調べて比べてみないことにはどうにもならない。

 そもそも、「バラケ餌」って何なんだろうと調べると、粉砕した麩をベースにサナギ粉とかの集魚材やその他粘りを出すためのつなぎの素材やらを混ぜた餌らしい、教科書にしている「ヘラブナ釣り入門」では、要素として「粘り」「重さ」「バラケ性」があると書いてあり、「粘り」と「バラケ性」って単に逆の要素では、粘らないとバラケやすいってことじゃないの?とか疑問に思いつつ、いろいろな人の書いたものを読んでいくと、ちょっと違う概念のようにも思える。よく分からんというのが正直なところ。

 

 当初、極論すれば一番バラける餌とバラけない餌を買っておいて、テキトウな比率で混ぜれば良いんじゃないの?とか考えていて、一番バラけやすいセット用のバラケ餌と一番バラケにくいグルテン餌を混ぜてしまえば、自由自在に好きなバラケ具合の餌ができるんじゃないのかと考えたが、そう単純ではなく、徐々に溶けていって欲しいとか、深いところで使うには沈みやすい重さとかも必要とか、いろいろあるらしく、そうなると、もうちょっと場合分けが必要な気がしてくる。

 ということで、とりあえず両ダンゴ用の単品餌でややバラケやすい方の「両ダンゴB」と、重くて粘ってバラケが弱い「底釣り」というのを買ってみた。

 「両ダンゴB」は比重、バラケ性、粒子すべて「中」と表示されている。セット釣り用の餌にはさらにバラケ性が強いものもあるが、あんまりガンガンと寄せ餌を効かせて力任せに魚を寄せるのは下品かなと思うのと、金もかかりそうだということで、セット釣りのバラケ餌も兼用でこのくらいにしといたろうかというところ。

 「底釣り」は比重は重く、バラケ性は弱く、粒子は小さいという表示。「バラケ餌の比重調整にも使えます」となっているので、両ダンゴBに混ぜて下に煙幕を張りたいような状況時(うわずりを抑えたいとかそういう状況があるらしい)に使えたりするのではないか、両ダンゴBがバラけすぎると感じるときは調整できるのではないか、などということを期待して買ってみた。

 

 

 でもって、実戦前に実験である。浮子で餌の様子を知るのがヘラ釣りだといったところで、ズブの素人が見えない水中の何を知れるというのかというところ。自分の技量に全く信頼を置いていない状態なので、まずはハリに付けたときの水中での溶け具合の確認などしてみて、混ぜたり、単品でもコネたり水を加えたりしたときにどう変化するか調べてみたい。

 ということで、「両ダンゴB」と「底釣り」それぞれを、,△泙螢灰佑討い覆ぁ屮椒愁織奪繊廚箸い錣譴訃態で比較、その後。両者をボソタッチの状態から■院В韻悩合、コネコネして練ってからハリに付ける、ぅ哀襯謄鷄造鮨兇蠅けてから混ぜてハリ付け、ィ瓜間放置後ハリ付け、Σ耽絽絅魯衂佞院△半魴錣鯤僂┐覆らペットボトル利用の水槽でタイマー片手に実験してみた。

実験水槽ボソタッチ

 結果と感想などは以下のとおりとなった。

 

,△泙衫っていないボソタッチの「両ダンゴB」と「底釣り」の溶け方

ボソハリ残り

          両ダンゴB      底釣り

ボソタッチ

    1回目     25      2:00止めた

    2回目         20              20ハリ残り

  3回目         20                20ハリ残り

<コメント>

 「両ダンゴB」は端からボロボロと崩れながらだんだん小さくなっていき溶けていく。まさに、溶けて魚を寄せながらハリに残った小さくなった餌を魚に食わせるというイメージにマッチしている。ただ、20〜25秒で溶けるのは早すぎないだろうか?パッケージ裏には最初はバンバン溶かして魚を寄せろ的なことが書いてあるのでこれで正解なのか?

 「底釣り」は安定しなかった、たぶんハリ付けがしっかりしていた1回目は2分以上持ったのだけど、他は20秒でボロッと割れて落ちて若干ハリに絡んだ粒子を残すのみになってしまい。「着底してからユックリバラケる」という説明文とやや異なる状態。この餌は練らねばいけないのか?

 

▲椒愁織奪舛両態で両者混合

混合

                  ボソ混合              

                 1回目        15

                 2回目          25

               3回目      1:00

<コメント>

 ,痢崢貭爐蝓彳瑛佑飽堕蠅靴覆し覯漫A瓩っ奮で割れ落ちることが多い。

 

N昭圓鬟椒愁織奪舛ら空気を抜く感じで押しつけながらしっかり練った

こねた

こねたとれない

 コネ 

   1回目        1:57    2:00 とれない

   2回目        1:18        1:57 ボロッと

   3回目        1:14        1:48   ハリ残り

<コメント>

 「両ダンゴB」劇的に持つ時間が長くなった。溶け方はユックリになっただけでそれ程違っていない。

 「底釣り」こちらも持つ時間が長くなった。1回目は完全に粘土状態になった部分が残り揺すってもハリから取れなかった。

 

ぅ椒愁織奪舛領昭圓縫哀襯謄鵑鯢縮未白くなるぐらいにかけてから混ぜた

グルテン+グルテンふりかけ

グルテンふりかけ 

  1回目     55       31ボロッと

  2回目          45               50

  3回目          30          1:05ボロッと

<コメント>

「両ダンゴB」予想していなかったが、良い塩梅に溶けるまでの時間がのびた。溶け方も徐々に溶けていく感じで使えそうな感触。

「底釣り」溶け落ちるまでの時間はのびたのだが、大きく割れてポロッと落ちるのが「これでいいの」かと不安。

 

1時間後再試験まで、左手で団子を丸める練習。

練習

 

ィ瓜間後再試験

1時間後

ボソタッチ  再試験

    1回目          26                               26

  2回目          21                            1:24

  3回目         20              25

<コメント>

 「両ダンゴB」経時変化で粘りがでてハリ落ちしにくくなるという予想だったが、作りたてとあまり変わらず。1時間経ったらさすがに練ってでもペースダウンした方がいいのだろうか?

 「底釣り」こちらもあまり変化無し。

 

Α嵶哨瀬鵐苅臓廚鬚気蕕縫丱薀韻気擦襪燭瓩某紊鮠量加える

加水

ボソタッチ 1/4 水追加

  1回目          13

  2回目            5

  3回目            8

 

<コメント>

 早く溶かすのなら、単純に水を加えてやれば行けそうな感触。

 

 

 と、なった。

 結果を見て思うのは、私が餌毎の餌付けをどうすれば良いのか分かってないということと、そもそも餌付けが上手くできていないので結果も安定しないということとが明らかになった。これが分かっただけでも、今時、ユーチューブでも餌の水中映像ぐらいあるけれども実験してみたかいがあった。実際に水中で自分が用意した餌がどう溶けていくか、上手い人が付けた餌とへたくそ初心者の自分が付けた餌では水中で全然違ったりすることがあり得るということだ。

 「底釣り」はボソタッチじゃなくて、ある程度練って使うべきなのだろうか?そのあたりも分からないので、「底釣り」を「両ダンゴB」にブレンドして粘りや比重を調整といっても、現時点ではそもそもがよく分かっていないので調整した結果の評価がしようがない。

 もう一点、これは良かった発見だが、練って堅くしたり、水を加えて開きやすくしたりという調整は思った以上に効果的だ。あと、グルテンかけるといういい加減な調整方法も「両ダンゴB」に対してはそこそこ使えそうな感触。

 

 なので、当面は「両ダンゴB」はセットのバラケ餌としては基本そのままのボソタッチで使用。両ダンゴで使う時には魚がよってきたらちょっと練って餌持ちを良くしてとかの調整で対応してみる。

 それから、「底釣り」に関しては、底釣りの餌はどう作るべきか的な基本からお勉強。

 

 というところだろうか、本当は真っ当な手順としては、エキスパート達の薦めるブレンドをあれこれ愚直に試してみて、自分の得意なブレンドによる調整方法を身につけて、そこから、よりシンプルに使う餌の種類を絞っていき簡素化していくのだろうが、今回「ゆるふわヘラ道」では、最初からなるべく簡素な餌構成を意識して試行錯誤していきたい。

 ベテランに、「餌これだけです」と縛りをかけて釣らせたら、結構、練り方の調整やら水量調整でしのいで、無いなら無いなかで釣りを成立させそうな気がする。その無い中でやるベテランの釣りの域に、ゆるふわっと接近していくのを意識して釣ってみたい。

 正直、餌に関してはあまりにも多くの餌が売られているし、いろんなブレンド、使い方が紹介されていて、浮子のときほどこれといった方針が見えてこないでいる。

 まあ、新しく始める釣りである。そんなもんだと思って、実釣から学び、考えて試し、という感じで行くしかないのだろう。現時点ではなんにも分かっていない気がありありとする。

 

 分からんことは色々あるけど、とりあえず準備は整った。あとはとにかく実戦あるのみである。

(2017.3.31)

 

 

 

○期待の「特餌」シラタキ

 提灯ウドンセットの釣りを練習するにあたって、バラケはそのままダンゴの餌の使い回しでいくとして、刺し餌をどうするか?色々悩んだけど、まあ半透明なフニャフニャッとしたものをバラケの煙幕の中に紛れ込ませば良いんだろうといういいかげんな認識で最初は行くことにして、一番楽ちんな餌をと考えた。

 今の「ウドン餌」はワラビデンプンやらタピオカデンプンが原料のものを使うらしい。家でレンジでチンして作るタイプのウドンも釣り場で作るタイプのウドンも、ポンプで絞り出したりせねばならず面倒くさい。敷居が高い。

 売ってる餌だと、「力玉」というのがビンに入っている白いイクラのようなというか、そのまんまタピオカドリンクに入ってそうなという見た目のワラビ系の餌だそうで、これでもいいんだけど、小瓶で300円からするのでこんなモン、食料品としてワラビ粉とかタピオカとか買ってきたらクソ安いはずだろうと考えて、そういうことをやっているヘラ師がいないかネットをさまよったところ、当然そういうことをやっている人はいたうえに、ぶっちゃけシラタキ買ってきて付けるのが一番安上がりで手間もかからないよ。とのことだったのでシラタキを第一選択の餌としたところである。

 でもって、提灯ウドンセットの釣りを特集している雑誌記事を読んだところ、餌は比重とかの違う数種類用意してローテーションしたほうがいいよ的なことが書いてあったので「力玉」も買ってみた。

 実際に使ってみると、シラタキは餌持ちが力玉以上によくて割と使える餌だと言うことが分かった。もちろん力玉でも釣れた。

 じゃあ「力玉」と「シラタキ」はどのくらい違うのか?あんまり違わないようなら力玉はやめて、もっと重いらしい「力玉ハード供廚箸いΔ里鯒磴Δなと思って、とりあえずお風呂テストを敢行してみた。

ウドン餌シラタキと力玉

 まあ、ルアーマンが初めて買ったルアーとか風呂場で試すのはお約束よねってところ。

 力玉はこういう小瓶で売っている。シラタキは前回腐らせたときに使っていたママレードの瓶がデカすぎて使い切れるわけがなさそうだったので、鮭フレークの瓶にサイズダウンした。

 実際に使うのはちぎって1センチあるかないかなので、なかなか減らないので鮭フレークの瓶でも大きいくらい。サイズ感はこんな感じ。

ウドン(うどんとは言っていない)

 で、風呂に投入してみて驚いた。力玉がわりとストンと沈んで行くのに対して、シラタキはサスペンドに近いような状態で漂いながらユックリユックリ沈んで行く。

 これだけ比重というか沈み方が違えば、全然アピールの仕方が違うだろうというモノで2種類持っておく意味は充分あるだろう。活性高い時ほどストンと沈めて、低活性時はユックリ漂わせるように沈めるのが基本らしい。シラタキは細軸のハリとか長ハリスとかと合わせたら低活性時の「特餌」となってもおかしくないんじゃないだろうか。

 ぜひ上手な人に使ってもらっていろんな「手」を考えて欲しい。きっといろんな使い方ができるのではないだろうか?

 風呂桶を漂うシラタキの写真をアップしようとしたんだけど、シラタキも力玉も半透明なものが水中にあると、まったくもって見つけにくい。写真は風呂桶しか写ってない。このハッキリしない見た目も警戒せずに「誤飲」されやすい要因ではないだろうか。

 

 皆さんも、鍋を囲んだ後にでも、お風呂にシラタキといつも使っているウドン餌などを持ち込んで、実際に沈む様を観察することをお勧めします。釣りをするときに水中の餌をイメージしやすくなると思うのでなかなかいいです。ただし、サナギ粉漬け力玉とかの臭い餌を持ち込んでご家族に怒られることのないよう気をつけてください。

 風呂場は一番身近な実験水槽。

(2017.4.26)

 

 

 

○第2回バラケ餌実験

 ヘラブナ釣りの餌については、正直複雑すぎてあいかわらず全然分かっていない。とりあえず最初に考えた、バラケ餌を軽くてバラけやすい「両ダンゴB」と重くてバラけにくい「底釣り」を適宜混ぜて調整して使おうというのは、実験段階であんまり混ぜても思うようなバラけかたにならなかった。逆に練り込んだり水を加えたりの調整はかなり効果的なのので「両ダンゴB」のみで、バラけかたを練り方や水量で調整して使おう、1種類ですめば簡単でいいや。と、始めてみたモノの、実験時そっと水中に吊していた「両ダンゴB」は実戦で振り込むと、いとも簡単に抜けて足下に落ちてコイたちの餌となった。

両ダンゴA&B

 「どうにも餌つけって難しいな〜」と悩んでいたら、顛末記を読んだOニーさんから「B単品じゃ餌付け難しいよ、バラけにくい両ダンゴAとバラけやすいBを3:1でスタートして状況によって調整加えていくと良いよ」と教えてもらい、早速試してみると「両ダンゴA」はグルテン餌に通じるまとまりの良さ。餌付けは左手で丸めるのに慣れてきたのもあって格段にやりやすくなった。

 とりあえず初戦惨敗の反省点である「まず餌をしっかりつけろ」についてはなんとかなってきた。「複雑な餌使い」については相変わらずさっぱりだが、それでも釣りにはなるくらいになってきた。

 そうやって釣っている中で、餌が開きすぎて(バラけすぎて)魚が寄りすぎたかなと思ったら、餌を丁寧に練ってつけたり、配分を変えたりして、ドンピシャという感じにはまだまだ決まらないものの状況が改善したりして、ちょっとずつその辺の「餌使いの基本」的な面白さも見えてきたように思う。

 

 ついては、今使っているバラけにくい方の餌である「両ダンゴA」について、単体でどのぐらいバラけにくいのかとかの基本的なイメージをつかんでおきたいのと、AとB混ぜたときの変化の具合をつかんでおこうということで、第2回目のバラケ餌実験とあいなりました。

 それでは実験スタート!

バラケ餌

 

[哨瀬鵐苅舛販哨瀬鵐苅造糧羈

 こねずにていねいめにハリ付け(15分放置後からスタート)

AB比較1AB2

     両ダンゴA               両ダンゴB

 1回目    2:42 浮く粒子あり         24

 2回目    2:10                  11崩れ

 3回目    2:05                                  23

<コメント>

 まずは実際の釣り場で使う標準的な餌の付け方で両者単品での比較。

 両ダンゴ「B」の溶ける早さは相変わらずで、そっと吊して20秒かそこらなら、振り込んで水中をオモリに引っ張られて沈んで行けばあっという間に溶けて無くなるだろうし、棚より上にもだいぶ餌をまいてしまうだろう。2回目のようにパカッと割れて空中落下や棚まで届かずハリから落ちることもあるだろう。意図的に棚に届く前にハリから落とす使い方は「抜く」というらしく。そういう使い方をすることができるということは念頭に置いておいても良いけど、単品でこねずにふわっと目に餌付けするのはあまり出番はなさそう。それでもこねて付けた場合には、実戦でもちゃんと浮子がなじんでから餌落ちの「戻り」が出るのを確認できたのでバンバン餌をバラまきたいときには使うかも。

 両ダンゴ「A」については、餌を作っている段階でしっとりとまとまり始めて手にもくっついてきてグルテン餌にも似た感触。

 餌持ちは充分で、かつそこそこバラけながら徐々に小さくなっていく。魚が寄ってきた後、あんまり寄せすぎても餌があおられて落ち着かなかったり、ハリスや道糸への「さわり」ばかり多くなって「食いアタリ」が出にくくなるようなので、そういう時は単品やそれに近い配合で小さめに餌付けして過剰な寄りを避けながら釣り込んでいくというのが基本的な戦略なのだろう。

 あと、細かい点だが気になったのが、写真のように溶けたときに浮く粒子が結構あったということである。15分ほど放置して吸水させた後に実験スタートしているので実際の釣り始めと似たような条件である。

浮いた

 水中では単純にバラけて下に沈下していく粒子ばかりではなく、浮き上がっている粒子もあるということで、こういうのが仕掛けが沈む段階で棚の上でバラける餌とともに、魚のうわずりを招く要因になり得るかも知れない。

 

 

⇔哨瀬鵐苅繊В臓。院В院,劉,了弔蠅蛤能蕕ら混ぜたもの比較

基餌と粉から1基餌と粉から2

     残り物                                  初めから

 1回目  2:02                                30 崩れた

 2回目    1:58                                48

 3回目  2:20                                44

<コメント>

 今回の実験で一番驚いた!

 ようするに、AB単品を作った後、あまり練ったりせずに下の写真のような「ボソ」の状態でおいてあったものを1:1で混ぜたものと、粉の状態で混ぜてから水を入れて作った場合の比較である。

基餌

 実際の釣りの場面では、「ボソ」の状態の餌を「基餌」としてある程度保存しつつ、使う分だけ取り分けて使いながら、必要なら「基餌」に別の調整用の餌を混ぜるような使い方をしているのを良く読む。

 ということもあるので、あまり混ぜてない「基餌」の状態から混ぜても、元の水を加えてない状態から混ぜてもそれ程差はないだろうと思っていたのだけど、結果は全く違った。

 「基餌」状態の残り物どうしを混ぜたものは、A単品に近い持ちの良さを発揮した。最初から混ぜた場合は、A単品とB単品の間のややバラけやすいB寄りになっている。全然結果が違う。こういう予想に反する結果が出るから実験はしておくべきだと思う。いかに先入観や思い込みというのが自分の頭の中にはあるかということを思い知る。

 各メーカーのテスターが推奨する複雑怪奇な餌レシピには、例えば「A」「B」「C」の3種類の餌があって、先に「A」と「B」を混ぜて注水ししばし吸水させた後に「C」と水をを加えて混ぜる。というような手順を踏めと紹介されていたりする。そんなもん面倒くせえし「A」「B」「C」最初に混ぜてから水加えれば良いジャンかよ、たいして変わるかよ。と思っていたが、どうも変わるからそういう手順を踏んでいるようだ。「おまじない」の類いだと思っていたが違うようなのである。

 なぜそうなるのか、基餌どうしを混ぜた場合「両ダンゴA」が粘って「両ダンゴB」を包み込んでまとめる役割を果たすとかそういうことだろうか?よく分からんが事実としてそういうものだと知っていれば、後々応用を効かす場面が出てくるだろう。

 とりあえず、バラけにくい配合の餌で釣っていて、寄りが悪いとかで餌をバラけやすくしようとするときに、残ったバラけにくい配合の基餌に単純に新たなバラけやすい粉を足して混ぜても思いどおりには調整しにくいということで、最初から作り直すか、後から追加したときの調整に必要な分量をあらかじめ把握しておくなりが必要というぐらいは頭に入れておきたい。

 第1回の実験で、「両ダンゴB」と「底釣り」を基餌の状態で混ぜた結果、思うような結果が出なくて「底釣り」の方は放置しているが、始めから混ぜて実験すればまた結果は違うのかも知れない。底釣りに挑戦する前には再実験が必要な気がしてきた。

 

 

N哨瀬鵐苅繊В臓。魁В韻硲院В海糧羈

1:3と3:1

     3:1                 1:3

 1回目  1:60                                22

 2回目      46                                12

 3回目    1:05                                 38

<コメント>

 これは、実際の釣りの場面を想定した配合比率によるバラけかたの確認。

 ´△侶覯未塙腓錣擦討澆襪函■礎栄覆任錬押В娃斡、3:1では1:00前後、1:1では0:40前後、1:3では0:20前後、B単品でも0:20前後という感触だと思う。

 1:1で中間的なバラけかたになるのではなくて、A:Bを3:1でだいたい中間のイメージを持っていればよさそう。Oニーサンに「A:Bを3:1から調整していく」と聞いたときには「何でA寄りから始めるんだろう?」という疑問があったが、単純な分量ではなかったわけで、実験してみて納得。

 バラけさせたいなら1:1に持たせたいならA単品にという感じだと思う。

 

 

の哨瀬鵐苅繊В臓。院В院”佞永の違い

ゆるふわとしっかり

 「ふわっとゆるく角張らせて」と「手で揉み込んで丸くしっかり表面もなめらかに」の比較(上の写真参照)

ゆるふわしっかり1ゆるふわしっかり2

     ゆるめ         しっかりめ

 1回目  22 空気で?浮く   4:13  

 2回目    22            3:09

 3回目    19                       1:00

<コメント>

 付け方の違いはやっぱり大きい。かなり付け方で調整がきく。

 それにしてもゆるめを意識して付けると20秒前後とか、バラけやすい両ダンゴB単品並みのバラけかただ。今回使ったのはA:Bを1:1で混ぜたものだったが、揉み込むと4分超えて持つこともあった。

 それから、ゆるめに付けた場合には中に空気を含むためか最初浮いた。そのうち沈んだがうわずりを誘発する要因になるかも知れないと頭に置いておこう。餌がもまれて落ち着きにくいような場合には、餌持ちを良くすると同時に空気を抜くためにも、もんで付けることを意識した方が良いだろう。

 

 

 以上が、第2回目のバラケ餌実験の結果である。

 既に、実戦投入しているバラケ餌「両ダンゴA」についての基本的な確認ぐらいの軽い気持ちで、新たに得るような知見もたいして出てこないだろうとやってみたが、やってみると色々わかってくるものである。やってみて正解。水中で何が起こっているかを私のような釣り人は実際には見ていないという至極当たり前のことを再認識した。

 実験の小さなペットボトルの世界と実際の池の中とではまた違う部分もあるのだろうけど、浮子の動きで池の中の状況を想像するためには、ペットボトルの中で起こった現象のイメージがきっと手助けになるだろう。

 バラケ餌について、主にバラケ方に着目して実験してきたが、バラケ餌の要素としてはバラけ方だけではなく、拡散や沈降の速度やら粒子の大小、「棚まで持たせてその後一気にバラける」とかのタイミングの調整とか種々あるようだが、当面は「バラケ方」に注目して餌の基本的な扱い方を習熟していきたい。

 バラケ餌のバラケ方以外の調整としては、「上ずりを押さえたいので、基餌にパッと重めのペレットの粒を混ぜてしまう。」、「開きの調整で、粘らせるために基餌に別の餌を混ぜる。」とか色々あるようではある。でもあんまり基本が分かってないうちにあれこれ手を出すと収拾がつかなくなりそうに思う。「粘り」と「バラけにくさ」とは違うのか?とか今一良く分からん。

 粘ればバラけにくくなるという話なら後者はとりあえず、配合を変える、練りこむという基本のほかに、グルテンをフリカケてしまうというのがあるといえばある。どの程度実戦で使えるか不明だが試してみる価値はあるかも知れない。

 前者は、比重のある餌でバラケ餌を下にバラけさせてうわずりを押さえるための調整だと考えると、まずは棚までしっかり届けた後で餌を開かせる方向を試すのだろう。餌を長く持つ配合に変えたり、浮きを大きくオモリを重くして早く棚に届けるとか。そこまでやらなくてもバラケ餌を練って丁寧につけるだけでだいぶ違うのは実験結果のとおりだろう。その上で必要なら竿をあおって開きを促進したり、いっそ「抜き」といってどこかの段階でハリからバラケ餌を落としてしまうというのも手としてはあるようだ。

 いずれにせよ、今ある餌でやれるだけやってみたい。結構やれることはあるはずである。

 いろんなテクニックに対応するべくいろんな餌が売られているが、あんまり餌の種類と使う技術を増やしすぎると、要素が増えすぎて判断が難しくなり、なにより荷物が増えるしお金もかかるしめんどくせえ。

 「ゆるふわ」が単純で手軽な釣りを目指す方向であるからには、なるべく餌の種類は少なく、打つ手も単純化していきたい。

 繰り返すが、競技会で勝ちたいわけでもなければ、数を競いたいわけでもない、巨ベラもねらわない、楽しく10匹もつれれば重畳という釣りにおいては、ギリギリのドンピシャまで詰めきれなくてもいいと思っている。

 おおむね傾向から対策が立てられて、状況が多少なりとも改善していくのが実感できて、何匹か釣れてくれればそれでめでたしめでたしだ。

 

 というわけでしばらくは、バラケ餌は両ダンゴでもセットの釣りでも「両ダンゴA」と「両ダンゴB」の2つの使い分けと、混合比率の調整、ハリへの付け方や、浮きとオモリの仕掛け交換、ハリスワークなどで対応していくこととする。

 刺し餌は、グルテン1、シラタキ、力玉、角麩があればとりあえず充分だろう。

 釣り方ごとに考えていくと、今メインで練習している提灯ウドンセットと浅棚両ダンゴは何とかそれでいけそうな感触がある。

 その延長で、他の長尺の竿を使わない浅棚と提灯の釣りの範囲まではそこそこ行けそうな気がしている。

 中尺以上の竿をつかう底の釣りがまったく手を出せていない。底釣り用のダンゴ餌を買ったがちょっと実験だけして放置してある。さすがに両ダンゴのAとBでは比重が軽すぎて底でフワフワあおられそうでもありまずそう。今からは水温上昇して魚の活性はあがっていく季節なので、底釣りの練習という感じじゃないけど、秋になったら練習してみたい。

 底釣りでも刺し餌のついた下針だけ着底させる「段差の底釣り」は近所の釣り場はいずれもそれほど深くないので、バラケ餌は今やっている提灯ウドンセットのバラケと同様で行けそうに思う。

 単純化して底釣りは段差底釣りと、両グルテンだけにして両ダンゴはやらないという割り切りもありかもしれない。でも段差じゃない上下のハリを着底させる底釣りは「バランスの底釣り」と呼ばれて独特の面白さがあるようなので両ダンゴにしろ両グルテンにしろそのセットにしろ挑戦はしてみたい。

 ということで、餌はとりあえずは、バラケ餌がバラけやすいのとバラけにくいのの2種類、刺し餌がグルテン1種類、ウドン系2種類、角麩1種類と都合6種類となったところ。このぐらいで済めば「ヘラブナ釣りは餌の種類が多すぎて使い方が分からない、敷居が高い」と言われなくて済むのではないだろうか。

 餌の種類が少ないことによって、対応できる状況が限られてしまってはつまらないので、そうじゃなくて「少ない種類の餌」という「縛り」の中でいろんな工夫ができて、憶えなければいけない技術は沢山あって、充分ヘラ釣りの楽しさを堪能できるんですよ。ということをこれからの釣りで示していきたいと思う。

 難易度は高いのかもしれないけど、現時点でさえかなり面白いと感じているので、不可能なことに挑んでいるという感じもしないし、挑戦と失敗と反省と工夫の日々の楽しさを伝えていきたいと思っている。

 

 F師匠と、最初にヘラ釣りを覚えるのに「ヘラが沢山いる釣り場」が一番大事だということを話した。釣れないと楽しくないし、何が正しいのかもよく分からない。そういう意味でヘラ釣りに向いているのは、ヘラ釣りが盛んな地方に住んでて、初心者でも釣れるような魚の多い釣り堀とかが近くにある人間なのかもしれない。

 その点で私はラッキーである。でもまあヘラの釣り場がないような土地には、ほかの釣りモノがあるだろうと思う。

 近くに良さそうなヘラ釣り場があれば、競技で勝ったり巨ベラ釣ったりするのは難しくても、何匹か楽しく釣るぐらいはぜんぜん難しくもないし、敷居も高くないので是非挑戦してほしい。と始めたばかりの新米ヘラ師がエラそに誘う。

(2017.4.28)

 

 

○刺し餌に「突きコンニャク」「力玉大粒サナギ粉漬け」を追加

 小さい池で魚の密度が濃い「箱」では好釣果だった「シラタキ」だが、やや魚の薄い大きな「管理池」では反応少なく、「力玉」は反応良いのだが餌持ちが悪い。ということでウドンセットの釣りの刺し餌のバリエーションを増やしてみた。

 夏限定で、マルキューから力玉の固くてハリ持ち良い「力玉ハード供廚箸いΔ里販売されるそうだが、先週時点でまだ売っていなかったので、シラタキの反応不足と力玉のハリ持ち不足を補う餌をということで、太くてアピール度の高そうな「突きコンニャク」と、サナギ粉に漬けて水分を飛ばしてハリ持ち良くしつつ集魚効果も高めた「力玉大粒サナギ粉漬け」を入手した。「力玉大粒サナギ粉漬け」は自分で漬けても良いのだが面倒くせえなと思っていたら、釣具店で漬けた状態のが「サナギ玉」として売っていたので購入。わりと人気と実績のある刺し餌で雑誌とかでも良く紹介されている。

突きコンサナギ玉

 サイズ感はこんなもんで、サナギ粉が取れるとやや黄色い。

特餌手のひら

 水中ではシラタキと力玉は見つけにくい。サナギ玉と突きコンニャクはそれなりに存在感があるので見た目の違いも食いかたに影響を与えるかどうか。

水中

 沈降速度は、シラタキと突きコンニャクがほぼ同じで非常にユックリ沈む。力玉とサナギ玉は比較するとストンと落ちる感じだが、水分飛んで比重が増しているのかサナギ玉の方がやや早く沈む。

 最終的に「力玉ハード供廖屮轡薀織」の2種類ぐらいに絞れると用意が面倒くさくなくて良いなと思うけど、しばらくは使えそうな餌を色々試してみる。

 

 

○第3回バラケ餌実験

 「箱」から「管理池」に主戦場を移して、季節もすっかり高活性期だし、底釣りはまた寒くなる頃にでも勉強しようと思っていたら、「管理池」は食い渋ると「底釣り」が手堅い感じで、実地で泥縄式に底釣りをせざるを得ない状況に突入している。

 加えて、「提灯ウドンセット」と2枚看板にする予定だった「浅棚両ダンゴ」が「管理池」では全く不発。その理由の一つにはジャミが多すぎてどうにもジャミアタリとヘラの当たりが分からないということがあると思う。底釣りだとジャミが下に引っ張るアタリが出ないので、ジャミ対策としても底釣りは有効と感じているところ。

 底釣り用とされるダンゴ餌、その名も「底釣り」を既に使っているところだが、いまいち底釣り用の餌がどういうものかよく分かっていないのでとりあえず基本的な実験をしてみたい。

 もう一つは「餌をあわせる」ことができていないような気がしているところ。まあ、ややこしいブレンドとかはやる気がないのだが、どうも「管理池」では練った固い餌よりはボソッけのある柔らかい餌がヘラのお口に合うらしい。とはいえどんどんボソッけを出す方向、柔らかくする方向でばらける餌である「両ダンゴB」の比率を増やしたり、水を加えたりしていくと、確かに柔らかくはなるのだが餌持ちが悪くなって、棚まで持たずにジャミの餌ならまだしも、振り込みで落ちてコイの餌になっては初戦の惨敗に逆戻りである。ということで、柔らかいまま餌持ちを良くする方法を、今持っている餌でと考えると第1回の時にちょっとやった「グルテン振りかけ」がどんなもんか追試しておきたい。

 ということで、明日釣りに行く前にと実験スタート。

 

 嵶哨瀬鵐苅臓廚函崢貭爐蝓廚裡院В浦合追試(最初から混ぜる) 

餌付け

        ややラフ付け         押し練りしてしっかり付ける

    1回目    20              2:50 

    2回目        30                           5:30

  3回目        41                           2:06 割れた

<コメント>

 第1回の時に「後から混ぜても一緒やろ」と考えて基餌どうしを混合していたが、第2回の実験で基餌状態で混ぜた場合と始めから混ぜた場合とは結果が違うということが明らかになったので、始めから混ぜた時の確認である。

 押し練りの3回目を除くと、どちらもちゃんと形を保ちながら膨らんで端からポロポロと粒子が落ちるようにして溶けていった。餌持ち時間から1:1押し練りは良い塩梅かも知れない。

1:1

 前回のボソッけのある「基餌」状態から1:1で混ぜたときは、端からではなく塊で崩れて最後割れて落ちるような感じだったので、固くて粘る底釣りの餌に関しては後から混ぜるのはあまり好ましくないのかも。

 

◆檻院嵶哨瀬鵐苅繊廚函崢貭爐蝓廚虜合 練らずに丸めて付ける

       A1:底2         A2:底1

  1回目         50         2:02

  2回目         52                  2:51

  3回目      1:07                  3:45

<コメント>

 「底釣り」単品だと余り溶けずにいきなりボロッと割れてハリから落ちる印象があったので、しっとりとまとまる餌である「両ダンゴA」と混ぜてどのぐらいの比率で混ぜるべきか調べるために実験。◆檻韻任藁らずにハリ付け、次の◆檻欧任藁ってハリ付け。

 結果としては「底釣り」の方が粘りがあると思っていたので、両ダンゴAが多い方が長持ちするのはやや意外。溶け方はどちらも徐々に芯を残しながら溶けていって良い塩梅。

 とりあえず、A2:底1は餌持ちも溶け方も良い感じでこれも候補か。それ程深いポイントではないのでA単品でも良いかもしれない。そのあたりは実釣で詰めるか。

 

◆檻押嵶哨瀬鵐苅繊廚函崢貭爐蝓廚虜合 押し練りをくわえて

       A1:底2         A2:底1

  1回目       2:00割れた       5:42

  2回目       9:38            2:02割れた

  3回目       5:23割れた            2:01割れた

<コメント>

 練らずに丸めたときと逆に、「底釣り」が多い方が長持ちしたように見える。いずれにせよ練ると最後ボロッと割れてハリから落ちることが多いように思う。1:1で練ったときには割れ落ちてないので、餌付けがまだ安定していないというところもあるのか。

 しかしながら、最後割れ落ちるまでは適度に粒子が溶け出して落ちていたように見えたので駄目っていうほどでもなさそう。

 とりあえず、「底釣り」と「A」混ぜて、ボソタッチで様子を見てトップの戻りが早すぎるようなら練って付けるとかで対応か。

 

「両ダンゴA」「底釣り」2:1の加水と加水+グルテンふりかけ

     加水(ハリ付け時指に水がしみ出るぐらい) 加水+グルテンふりかけ

  1回目     43割れた                             2:20

  2回目      1:02割れた                             1:19

  3回目      1:04                                        41割れた

<コメント>

 バラグルセットの底釣りはスレが多かった気がする。教科書読むと上針トントンからたるませる幅が大きすぎるとスレが増えると書いてあったりするけど、餌が今一あってなくて吐き出すのが早い可能性もある。ということで柔らかくしてみたいけど餌持ちは確保したいというようなことが可能か実験してみた。

 1回目の結果では、思った通りに餌持ち時間を延ばすことができたと思ったのだが、2回目、3回目はそうでもなかった。もう1回グルテンを振りかけた餌で追試したのが次の−2。

 

−2「両ダンゴA」「底釣り」2:1のグルテンふりかけ2倍

  1回目     6:20           

  2回目        2:19        

  3回目        3:32

<コメント>

 柔らかい状態の餌を柔らかさを保ってハリ持ち時間を延ばすことができたと思う。

 ブレンドとかはあまりいじらないので、バラケの早い遅いと餌の食感の固い柔らかいぐらいはいじってみて、駄目なら餌での調整はあきらめる。ハリスとか浮子とオモリとか釣り方とか竿の長さとか他にもやることはあるのであまりこだわりすぎないようにする。

 

ぁ崢貭爐蝓彙栄丙道邯

     ボソのまままとめる        押し練りあり

  1回目     1:17 割れた           5:41割れた

  2回目          57 割れた         2:53割れた

  3回目          40 割れた     10:00打ち切り 塊残っている

<コメント>

 前回はまだ餌の付け方もままならなかった気がするので、「底釣り」単品について追試。

 どちらも以前の実験より時間が延びて、餌付けが上達したことがうかがえる。

 「底釣り」単品では、写真のように溶け落ちる粒子は少ない感じで、膨らんでから大きく崩れるように思う。底釣りにおいて比重が大きいこととしっかり残って「待てる」ことが求められるのだとおもうが、押し練りしてあまり溶けずに残っているのが正解なのか?両ダンゴAのように残りつつも徐々に溶けて粒子が散った方が良いように思うのだが、良く分からんので釣り比べてみるしかないのか。

底釣り

 まあ、餌の溶け方や持ち方はペットボトルの中と釣り場ではまた違って、ジャミがつついたり振り込んで棚まで沈んで行く途中の水流やヘラの煽りもあるなかで、浮子のトップのなじみ方や戻し方を見ながら実釣の中で詰めていく必要があるように思う。

 というわけで、釣り場でも色々試して考えてみたい。

(2017.5.23)

 

○第4回バラケ餌実験(予告)

 「バラケ餌」とここでは呼んでいる「麩餌」のブレンドの考え方が相変わらず良く分からない。

 基本的な性質っぽい「粘り」と「開き」の関係とか、かなり雑誌やネットで記事を読んだ現在でも良く分からない。粘りが強くなれば開きが悪くなるという単純な理解で良いのか?「ネバボソ」とかいう粘りは強いけど開きは良さそうな語感の餌の「タッチ」の描写とかがでてくると、それっていったいどういうことか?と疑問しかわかない。

 たぶん統一的な見解が示されているわけではないので、言葉を使う人によって違う状態を指しているようなことが普通にあり得るだろうし、そもそも「ダンゴ餌は練ってはいけない」「練らないと芯ができない」とか正反対のことを言っている場合もあって、何を信じれば良いのやら。

 釣りにおいて、すべてのことが客観的に説明可能で再現可能だとは思わない。魚の機嫌なんてその時になってみなければ分からないから理屈通りには行かない。だから経験則で導き出された法則も当然ありで、「理屈は知らんけどこうすれば釣れる」という方法があること自体はよく知っているしそういうものだとも思っている。

 ただ、「麩餌」のブレンドの仕方が、なんか分からんけど上手い人が経験則で考えた方法をありがたく信仰しておくだけってどうなのよ?と思う。麩餌っていっても麩の堅さやら粒子やらの違いから加えるサナギ粉などの集魚材からまとめるためのグルテンやら何やらで多くの種類があるだろうことは理解しているけど、そうはいっても実際に目の前に存在して練ろうが水加えようが混ぜようが自由にできる素材である。それについての基本的な物質的な性格の違いや混ぜた時に起こる物性の変化なんかが、それなりに言葉を使って客観的に、あるいは物理的な粘性とか数式ででも物質間の反応的な化学式でも使っても良いので、分かるように誰か説明しとけよと怒りを覚えている。

 雑誌「ヘラ専科」でマルキューの人が「ヘラエサの核心」という連載を始めたので、そのあたりがきちんと説明されると良いのだが、どうなるだろうか。

餌について

 

 とりあえず知りたいのは、「粘り」「開き(=バラケ性?)」「まとまり」「柔らかい」「堅い」あたりの基本的な言葉とそこから派生した表現「ヤワネバ」「カタボソ」「ネバボソ」「しっとりボソ」なんてのの意味とそこにどういう物性が絡んでいるのかというところと、ブレンドを行う順番に関係する混ぜた時の変化についてぐらいか。

 混ぜた時の変化については、第2回の実験で基餌状態どうしを混ぜた時と粉から最初に混ぜておいて水を加えた時に結果が違っていて、どうしてそうなるのかが知りたいというのが端的な例で、他にもブレンドする際に「最後に混ぜた餌の性質が強く出る」、「基餌で混ぜると単品の性質が強く出る」とか「重い餌は最初に全体量の水でドロドロに溶かして数分おいて吸水させてから他の餌を混ぜるといい」とかブレンドする際の順番を左右する要素があるようなので、そのあたり「順番の基本的な法則」があるならそれを知りたいし、その時なぜそうなのかをやっぱり知りたい。基本法則がどこにも示されていないので、上手い人の真似以外にとっかかりが見つからないのが現状だと思う。

 このぐらい、どこかで過去に書いた人がいてもおかしくないのだが、今現時点でググってもかけらも出てこないということは、過去にもきちんと書かれてはいなかったのだと思っている。

 本来、そのぐらいの説明は餌屋の責任であると思うので、もう少し質問事項が絞れたら公開質問でもヘラ餌作ってるマルキュー、モーリス、ダイワぐらいに送りつけてやろうかとも思う。まあマルキューが頑張って「ヘラ餌の核心」でその辺明らかにしてくれれば良いのだが。

 

 とりあえず今時点で何も分からない中手探りで、宙の釣りのダンゴ餌とセット釣りのバラケ餌はベーシックの「両ダンゴA」「両ダンゴB」を3:1を基準の餌として、始めからバラまくことを意図している場合は1:1やB単品、しっかり持たせたいときはA単品というふうに餌を作るときの「ブレンド」を変えている。

AB(「BASICヘラエサハンドブックvol.4」より)

 このとき「A」「B」がどちらも比重も粒子も「中」でバラケ性だけ「中」と「弱」と違っている割と似た餌なので、ブレンドはシンプルに決まると思っている。

 「バラケ性」だけが違うので、元の餌の比率を調整することで「バラケ性」だけをいじることができるので単純である。

 こういう単純なブレンドを薦めている名手は結構いて、基本となるベース餌中心に、バラけさせるときは「バラケ性の強い餌」を多く、まとめるときは「バラケ性の弱い餌」を多くブレンドしたり、後から追加で調整したりという方法を推奨している。このぐらいのブレンドなら意図も結果も分かりやすい。そのあたりをとっかかりに「より比重のある餌を」とか明確な意図を持ってブレンドする場合もまだ分かりやすい。

 それが、始めから5種類も6種類も異なる要素を持ったような餌を混ぜ始めると、何を意図しているのか分からないのでどう調整するべきかもさっぱり分からなくなる。

 ブレンドした後の調整は、調整用の餌をまた加えますというのは、なんぼなんでも「餌屋」の言いなりすぎではないだろうか。どんなけ餌買えっていうのだろうか?

 

 最初、ブレンドする場合なるべく違う要素を持った餌を2種類買ってそれを適宜混ぜていけば思いのままの餌が作れるのではないかと、バラけやすく軽い「両ダンゴB」とバラけにくく重い「底釣り」を混ぜてみたが、違いが大きすぎて思うように調整しにくい印象の実験結果となったとともに、実用的な調整にならないようにも思う。考えただけでも「両ダンゴB」をもっとまとまらせてみようと「底釣り」を混ぜるとまとまると同時に重くなってしまう。2つの要素が同時に変化してしまうことになり、やりたい意図通りの調整だけに絞れなさそうだと分かる。

底釣り(「BASICヘラエサハンドブックvol.4」より)

 餌毎の持っている要素にしろ餌の種類にしろ、要素が種類数が増える毎にものすごく複雑になっていくことがおわかりだろうか。単純化しないとまず意図したようにはコントロールできない。

 ということで、「底釣り」の調整に関しては、単品だと粒子が小さく粘る餌の特徴なのかもしれないが、あまり溶けずに粘ってボロッと崩れてハリから落ちるというのが気になっているので、まとまりつつも徐々にばらけていく「両ダンゴA」との混合を試しているところである。

 

 現時点で、底釣り以外のバラケ餌は「両ダンゴA」「両ダンゴB」を混ぜるか単体で使用し、作った後の調整は主にハリへ付ける際の強さの調整で行い、場合によっては手水を打って柔らかく開きやすく調整、逆にグルテンを打ってまとめる調整を行うことにしている。それ以外の調整が必要なら餌の作り直しで対応。主戦場の管理池は水深が2.5m前後なのでそれ程深くはなく、今のところ餌に「重さ」を加える必要性は感じていないが、うわずり対策とかで必要になってくるかも知れないので、「底釣り」を加えるブレンドについては検討しておきたい。バラケ性については、「B」単品をラフ付けすれ棚に届く前に「抜け」て溶けきるぐらいにもできるので、「A」「B」あれば調整幅はかなり広くダンゴ餌としてもセットのバラケ餌としても充分間に合うと考えている。

 底釣りの餌については「底釣り」と「両ダンゴA」で重量でしっかり着底し落ち着いて、しっかり粘ってハリに残り続けるというのが良いのかなと思っているので、そのあたりをもう少し条件詰めていきたいと思っている。

 加えて、ちょっと言及した「ブレンドの順番の基本的な法則」についても、調べてみたいと思っていて、この場合実際の釣りを想定して「底釣り」と「両ダンゴA」で実験を設定すべきか、それとも変化の分かりやすい差の大きい餌である「両ダンゴB」とで実験すべきかちょっと悩んでいる。どっちもやれば良いのかも知れないが面倒ではある。

 「ブレンドの順番の基本的な法則」について、いま目に付いているのは「重い餌は最初に全量の水でドロドロに溶かして吸水させろ」「基餌状態で混ぜると元の単品餌の性質が出る」「最後に混ぜた餌の性質が強く出る」ぐらい。

 最初の「重い餌は最初に全量の水でドロドロに溶かして吸水させろ」は何でか今一わかりにくいが、後の二つは割と分かる気がする。基餌の状態である程度まとまった粒子になっていて、基餌どうしを混ぜれば、完全には混ざり合わなくて双方の単体での性質がある程度残る、基餌状態に最後に追加した餌が基餌を囲むように混ざるとしたら、最後の餌の性質が粘れば基餌どうしをくっつけて粘るような餌に仕上がる、ということだろうかと想像している。

 

 てなことを考えて、以下のような実験を考えたところで、いい加減午後も遅く夕飯の時間となり、実験は次の機会にとあいなったので、しばしお待ちいただきたい。

 

<第4回バラケ餌実験計画>

両ダンゴA2:底釣り1:水0.8

〆能蕕ら混ぜて水を加えて混ぜる

 ボソッけのあるまま丁寧に付けてダンゴ餌用

 しっかり練って底釣り用

∈能蕕暴鼎け造鮨紊罵呂い萄ぜる(底釣りを水0.8で溶いて10分吸水)

最後に重い餌を混ぜる(「A」を先に混ぜてから「底釣り」)

の省を「基餌」から混ぜる(「A」水0.5、「底釣り」水0.3)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 試験

     ○                ○

  1回目     

  2回目        

  3回目      

<コメント>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(2017.6.3)

 

 

○第4回バラケ餌実験(結果ほか)

 

両ダンゴA2:底釣り1:水0.8のブレンドの順番を変えてみる

〆能蕕ら混ぜて水を加えて混ぜる

〆能蕕ら ̄舵佞

 ボソッけのあるまま丁寧に付けて宙釣り用(左)

 押し練り5回しっかり練って底釣り用(右)

       ○宙釣り用             ○底釣り用

  1回目   1:58               9:45

  2回目      2:54               7:10

  3回目      4:19               9:30

ー存鈎

<コメント>

 宙釣り用は塊でボロボロと崩れる感じがありやや不安定か。

 底釣り用はジョジョに崩れつつもねばる感じで、最後割れ落ちたりせず安定して溶けていった印象。

 今使っている底釣り用のダンゴエサは「A」:「底釣り」1:1をあらかじめ混ぜて水を加えており、この結果ともイメージとしては似ている気がする。

 

∈能蕕暴鼎け造鮨紊罵呂い萄ぜる(底釣りを水0.8で溶いて10分吸水後)

⊇鼎け袖杰最初「底釣り」に水全量加えドロドロに

∈ぜた 薄緑餌付け

       ○宙釣り用             ○底釣り用

  1回目   1:11              5:54

  2回目      3:14              3:38  

  3回目      1:05              7:10

⊆存鈎

<コメント>

 「最初に重い餌を水で溶く」というブレンドの順番にどんな理由があるのだろうかということで実験。

 まず出来あがりの見た目、色が違う。深緑の「底釣り」を薄緑っぽい「A」が覆っている感じで薄緑っぽい。基餌の粒子自体は細かく均一な感じ。

 「底釣り」は一般的な底釣りの餌がそうだと思うのだけど、焼いた麩を砕いた粉末を主体とした「麩餌」より魚粉主体とした養魚用餌料いわゆるペレットとかの比率が高いのだと思う。麩餌のグルテン繊維でモチモチとまとまる感じと違って、素材の粉末が粘土のようにネバッと粘っている印象。

 実験結果としては、比較的ばらけやすく「開き」が良いという結果。

 最初に基餌状態にした「底釣り」の粒子を「A」がグルテン繊維とかでつなぎ止めていて、「つなぎ」になっている「A」がそれなりにバラける性能があるので、結果バラけ易くなっているということだろうか。

 比重調整で開きをなるべく損なわずに重くするなら、魚粉系を最初吸水させてという、この順番が良さそう。「重い餌を最初に水で溶くように」というブレンドの順番は、宙釣りのダンゴ餌の開きを重視する場合の「順番」のように思うがどうだろうか。

 

最後に重い餌を混ぜる(「A」を水0.5と先に混ぜてから「底釣り」+水0.3)

A後入れ

       ○宙釣り用             ○底釣り用

  1回目   7:23                           16:14割れた

  2回目      6:02割れた            30:28

  3回目     4:31                22:23割れた

3かない

<コメント>

 「最後に混ぜた餌の性格が良くでる」の検証。

 はい、今回のびっくり結果はこれ。

 まあ、餌持ちが良くなる場合でも、「底釣り」「A」を単品で練った場合を越えないぐらいだろうと思ってたけど、まさかの30分越えも飛び出した。△終わった時点で、今度は「A」を「底釣り」が覆って「底釣り」がつなぎになる感じだろうから、底釣り単品並の持ちになるのかなと思っていたのにこの結果。

25分時点

 まず「A」単品の基餌状態がグルテンぽいまとまり方で粒子が均一ではなく、そこに「底釣り」の粉をさらさらとかけてかき混ぜてもダマになって均一に混ざっていない感じ。

 でも、餌付けしてみるとボソボソで付けにくいかと思った予想に反して意外とまとまって餌付けしやすい。

 水中に入れると宙釣り用も底釣り用もどちらも開きが悪い。粒子がボロボロと崩れながらも芯を残しつつ、というこれまでの多くの結果とちょっと違って、溶け落ちる粒子の数が少ない。結果として餌が持つ持つという感じだけど、「底釣り」単品が長時間持った時のように溶けない粘土状で固まっているのではなく、適度に膨らみつつバラケるペースが遅くて持っている感じ。

 あまり溶けないので集魚効果は薄いけど、野池の一発大物ねらいとかで、餌を打って延々回遊待ちとかするときに10分以上持つ餌というのは使えるのかもしれない。まあ当面は出番なさそうだけど知っているといつか使えるかも。

 こんなに長時間持つようになった理由がさっぱりわからない。「A」のグルテンと「底釣り」の粘りがあわさると、とかなんかだろうか?

 

<昼飯休憩>

 午前中ぐらいに終わる予定が、で思わぬ時間を食ってしまったので一旦休憩。

 卵かけご飯でサッとすます。

卵かけご飯

 左手を熊手のようにして混ぜたりはしなかったが、箸で混ぜながら「卵と醤油を混ぜてご飯にかけるより、ご飯と卵を混ぜてから醤油を後で入れた方が醤油が舌の表面によく接触するから塩分控えめになるんじゃないか?紫蘇わかめフリカケをブレンドするタイミングは最後か?」とか頭がそっち方面になっているのでくだらないことを考えてしまう。

 

 

の省を「基餌」から混ぜる(「A」水0.5、「底釣り」水0.3)

ご隸唾奮ずぜて餌付け

       ○宙釣り用             ○底釣り用

  1回目   4:42               19:50

  2回目      4:18                9:38割れた

  3回目      6:07                6:55

つ盛澆垢詢鎧劼目立つ

<コメント>

 まあ、に近いような結果になるんだろうなという予想のとおりの持つ時間の結果となったが、ちょっと気づいた点もあるので書いておきたい。

 とりあえず基餌どうしで混ぜると、よりもさらにダマが残る感じ。2種類の餌が斑になっている感じ。

 気になったのは、ときどきボロッという感じで、ある程度の塊がバラけて沈下しているのが目立つこと。特にに宙釣り用。どちらもバラケ続けつつ持っていてアタリを待つ餌の状態としては悪くはない。

 うわずり対策で「餌の開きを押さえ」「餌を重くして棚に届ける」「下にバラけさせて魚の注意を下に向ける」という方向でいくなら、このブレンド、後から基餌状態の「底釣り」を追加する方法は混ぜる量を調整する必要あるだろうが使える気がする。現実的にはちょっとずつ混ぜていくのかな。

 

<総括>

 ということで、たった2種類の餌で、混ぜる比率も一定にした状態でも、混ぜ方の順序なんて微妙なものの違いで4とおりの違う餌ができてしまう。それに手水を打って開かせてみたり、逆にグルテン振ってまとめてみたり、フワッとつけるか練り込むかといった餌付けの方法でも調整ができる。

 バラケやすい「両ダンゴB」も併せれば、3種類のバラケ餌でやることは山ほどあるというか切るための手札は充分あるのではないだろうか。

 

 今回の「A」「底釣り」のブレンドにおいても、ベースを最初から粉で混ぜた状態で考えておけば、開かせたければ△里茲Δ棒茲法崢貭爐蝓廚鮑ぜるブレンドで、開きを押さえて餌持ちをよくしようと思えば、いを選び特にうわずり対策ならい隆隸造匹Δ靴鮑ぜるブレンドか。

 ただ、い蓮孱繊彙栄覆濃箸辰討い襪箸に追加で施せるブレンドだが、△榔造虜遒蠶召靴必要となる。

 開きを押さえてしまわずに、うわずり対策で魚の興味を下に向けるために、粒状のペレットを使っている餌に追加するという対応策があるらしいんだけど、これだと追加した餌が混ざるわけではないので、ほとんど使っている餌の性格を変えずに追加したペレットが混ぜた餌もちょっと道連れに沈んでいって魚の興味を下に向けられるということらしい。餌の作り直しは必要ない。いろいろ先人は試行錯誤してきたんだろうなと感心する。

 

 でもまあ、今のバラケ餌3種類体制でもかなり行けそうな気がしているし、これまでの実験でもいろんな使い方のヒントをつかんだ。どうしてもダメなときにはまた種類増やすかもしれないが、当面はこれでいいという確信が得られたし自信を持って餌を使っていきたいと思う。

 経験も少ない中で、餌屋の回し者といっちゃ失礼かもしれんが、沢山餌を使うように薦めてくるテスターやらの上手い人の言ってることも鵜呑みにするわけにいかず、自分の中で芯になる根拠のようなものが欲しかった。実験は手間がかかって正直めんどくさかったけど、餌が溶けていくのをジッと観察しながら、いろいろと考えを巡らすことによって、それがいい塩梅に得られた気がする。

 回を追う毎に餌付けが安定してきているためか、同じ条件、例えば「A」:「底釣り」1:1とかでも前回と今回では今回の方が持つ時間が長くなっている。それだけ「餌を付ける」という基本中の基本が難しくもあり結果を左右する大事な要素だということも肝に銘じておきたい。

 

 バラケ餌のことを真面目に考えている人には、かなり役に立つ基礎的な情報となったという自負があるのだけど、情報必要としている人に届くだろうか?まあ、ネットで公開しておけば見る人は見るだろう。

 みなさまのお役に立てれば幸い。

 

 

○力玉ハード

 力玉より堅くてハリ持ちが良く、比重も大きいと聞いていたが、ハリ持ちは確かにいいのだが、比重はお風呂実験でみるかぎりあまり力玉と違わないように思う。とくに水分とばしてハリ持ち良くなってる「さなぎ玉」とは違いがあまりないように思う。

力玉ハード粒

 まあ、ハリ持ちいいのは使いやすいので使ってみよう。

(2017.6.12)

 

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