○「ゆるふわ」に浮子を作ってみる

 

ゆるふわヘラ浮子

 堅苦しくなく「ゆるふわ」にヘラ釣りを楽しんで、ヘラ釣りの敷居を下げてとっつきやすくしてみたい。それが私の「ゆるふわヘラ道」と志して、ヘラ釣り全くの初心者が、あまたのベテラン達のいうことを聞いたり聞かなかったりしながら「ゆるふわヘラ道」開祖として道を切り開いていきたい、と分もわきまえずに思っている。

 僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる的な思い上がりを胸に突き進みたい。

 

 でもって、ヘラ浮子なんだが、現状全くもってユルくない。

 「現在のヘラ浮子は細分化された釣り方毎に設計されているので、サイズを変えて各種必要なだけ買いましょう。なるだけ同じ制作者のでそろえた方がイイです。」的なことを読むにつけ、「一本3千円からする浮子をそんなにポンポン買えるかい!」と思ってしまう。

 まあ趣味の世界なので、金かけていい人はかければいいという話だが、もうちょっとなっとかならんのかと考えるが、買う限りはなんともなりそうにない。

 クジャクとかカヤとかを使って手作りで作っているので、どうしても単価は3千円から上くらいになるのは、同じような手作りのバルサやウッドルアーも2〜3千円からはしてくるので納得できる。

 じゃあ、金型作って発砲素材で成形するなりバルサなんかを機械で削るなりして大量生産してコストダウンの方向はどうかというと、これがどう考えても新しい市場を開拓して金型代を回収できるほどの数を売ることは容易ではないとしか思えない。日本のせまーい趣味の世界で既に「浮子というものは職人が手作りして高価な物だ」という認識があるなかで、安く良い物を供給したところでたいして売れるわけがない。

 現時点でも釣り具量販店に行くと、千円しないような安いヘラ浮子が売ってはいるが、どういう釣りのために作られたのか説明もなければ分かりようもなく、店員さんに聞いて選んでもらうという手はあるけど、自分ではなんだかわかんないまま進んでしまうのは釣りをつまらなくしてしまう気がする。ゆるふわでテキトーな釣りを目指すといっても、いい加減な理解のまま進んでしまおうということではない。ややこしいことも理解したうえで単純化、明確化、簡便化していこうというのが私の「ゆるふわ」の狙いである。

 

 ということでいつものことだが「売ってなければ作ってしまえば良いじゃないか」ということになる。

 浮子作りって、まあトーナメントに勝つためにその人の釣り方に合わせた微妙なセッティングまで仕上げようと思えば難しいのかも知れないけれど、釣れればいい程度のものならそんなに難しいと思えない。ルアーのようにリップの角度一つで複雑な動きが決まってくるような性格のものではなく、要するに錘と餌を背負って浮いて、魚が引っ張ったらその分沈むだけの簡単なお仕事です。物理法則を無視した「魔法の浮子」は作りようがないけど、既存の浮子のマネをして、その浮子にどんな性能を求めるのかを理解して作っていけば使えないレベルの「ダメ浮子」にもならないはず。

 ブログでヘラ釣りを始める宣言をしたときにも、「浮きの性能を決める要素って、目盛りの振ってある「トップ」の素材(の違いに由来する太さの差)、本体ボディーの「浮力」、トップから足まで含めた全体の浮力というか重心のバランス、の3点が主なもので、他の要素としては水の抵抗とか慣性力とかもあるんだろうけど、まあそれ程大きな要素でもなさそう。あとは趣味や好みの話で、だからこそ売ってる「ヘラ浮き」はどれもクジャクやカヤ製のボディーでそれ程奇抜な形はなくて失礼ながら似たような形に収斂されて落ち着いているのだと思う。」と、テキトウなことを書いているが、色々と本やDVD、ネットで勉強した今も、そんなに間違ってないような気がしている。

 他の要素として以外に大きく無視できないのが「表面張力」で、大前提として忘れてならないのが、ルアーと違って浮子は単体で使うことはなく、オモリと餌がぶら下がった状態で使うということだろうか。同じ浮子でもオモリの調整次第で違う性格になり得たりするようだ。考えてみれば当たり前。

 

 複雑に考えていくとキリがないけど、浮子の性能で求められるのは、大きくは”睥蓮↓感度、Nち上がりの良否の3つに集約されていくのかなと思う。ちょっと浮子をいじったことある人なら「安定性が抜けてる」とかあれこれ思いつくかも知れないが、安定性はに含まれていくようなユルい考え方で整理してます。

 

 まず、,痢嵒睥蓮廚世韻鼻⊂さなアタリを感度良く拾おうと思えば、浮子は小さい方が水の抵抗やら慣性力(浮力自体は錘で殺せば浮子が大きくてもいくらでも小さくできる)やらもろもろが少ないので、水深が深くなると使うオモリが重くなるとか、餌を大きく重くすればそれに見合ってとかで大きくせざるを得ないけど、なるべく浮子全体を小さくするために基本比重が小さい素材をボディーに使った方が良い。必要あれば浮子全体を重くするのは重い素材を組み合わせれば簡単で、軽くするのは苦労するところ。

 ということで比重が小さい素材として、クジャクやカヤが選ばれている。こいつらの比重が、実際に浮子制作されている人が公開していたデータによれば、クジャク0.17、カヤ0.23と実に水の2割前後しか比重がない軽い素材である。浮子の素材として好適とされているのも納得である。

 でも、カヤも十字に切れ込みを入れて削って絞ってとか浮子の制作過程を公開している人の方法を見ると面倒くさい。

 ルアーマンなのでバルサなら削っていくらでも細工できるので「バルサじゃダメなの?」と調べてみると、バルサの比重は等級にもよるようだけど0.1〜0.25と全く問題なさそうな比重なのである。ということで「ゆるふわな浮子」制作のボディー材としてはバルサを選んでみたい。

 

 次に、一番論点になるだろう◆峇凝戞廚世韻鼻▲モリや餌が許すなら小さい浮子が高感度なのは間違いなさそうで、実際オモリの小さい浅棚の釣りほど小さい浮子が使われる。

 でも普通浮子の感度と関連して語られるのは浮子の目盛りの振ってあるトップの部分の「感度」である。魚が餌の付いたハリを引っ張るなどしてラインが引かれると、その分トップの部分が水没し、釣り人はその変化でアタリを読む。

 この場合、考慮すべき点はトップの「太さだけ」なのが本来である。「浮力」は風呂に入ったアルキメデスが「ユーリカ!」と叫んだように、水中のモノが押しのけた水の体積分働くので、細ければ細いほど長さあたりの浮力は小さく同じ長さを沈めるのに必要な力は少なくてすむ。なので、太い中空のパイプトップより細いムクトップの方が同じアタリの力なら大きく動く。

 ただ、細いトップの場合浮力が小さい分沈んだ場合に浮き上がる浮力も小さくて戻りが遅くアタリの出方はユックリになるとされている。

 なので、特に餌が沈降していく段階でのアタリを拾いたいときに、餌が落ちる変化を長く把握しつつ、その中でのアタリを拾うために長めのポリカーボネイト(PC)製のムクトップを使うというのが今時の浮子の一つの大きな流れのようだ。

 トップの浮力だけで考えると感度の善し悪しはトップの細さにのみ起因していて、トップの素材の比重はあんまり関係ないように思えるけど、次のNち上がりの良否とも関係するんだけど、浮子全体での浮力と重さがどうなるか、そのバランスがどうかには関わってくるので、冬の底釣りでは比重の大きいグラスムクのトップがいい。というようなことが出てくるのだと思う。グラスムクの細さにくわえてトップに重い素材を持ってきたことによる立ち上がりの悪さ(こけやすさなのか?)が小さなアタリを拾うのには向いているのではないかと現段階ではとりあえず理解したような気になっている。

 まあその辺マニアックなところは機会があれば突っ込むとして、まずはF師匠のお勧めもありPCムクトップから入って、パイプトップとの比較あたりに進んでいきたい。

 

 最後の「立ち上がりの良否」だけど、まあバランスの問題であるといっていいかと。トップに長くて重い素材が使われていたら立ち上がりにくい(長いと表面張力も結構効くとのこと)、ボディーの浮力の中心が上に来るような「肩の張った」デザインなら立ち上がりやすい、足の部分に長くて重い素材が使われていたら立ち上がりやすい。どれも逆もいえる。加えて立ち上がりの良否に大きく影響するのが、全体の浮力をどこまで殺すかというところで、オモリの重さで当然バランスが変わってくる。重くしてトップがかなり沈んで浮力が小さい状態なら立ち上がりは良い。

 餌が沈み始めた早い段階からアタリを拾うなら、立ち上がりは良い方がいいのだが、底釣り用の浮子の多くでは、足に浮力のありそうな竹とか使っていてわざわざ立ち上がりが悪いように設計しているとしか見えない。

 何でだろうなと考えていろいろな説を読んだけど、結局、底釣りでは餌が着底してから餌が減りつつ浮子があがってくる中でアタリを取るので、立ち上がり悪くして餌が沈むときのアタリを捨てて、浮子があがる方のアタリを取るためにコケやすいぐらいの設計の浮子を使っているのかなと今のところ理解している。かつ、最近は底釣りでも餌が落ちる段階のアタリも拾うようになってきているので立ち上がり早そうな底釣り浮子もある。

 まあ、その辺もいまいちよくわからんので実戦で釣具屋さんに勧められた底釣り用の足が竹の浮子を使ってみて考えたい。

3本の浮子(左2本がPCムクトップ、右がパイプトップの底用)

 

 

 ということで、ヘラ浮子に求められる要素もだんだん分かってきたので、まだデビューもしてないのに現時点の理解をもとに、いっちょゆるふわっと作ってみました。

 

 今回は、良くできた「使える」浮子のマネをして作った「ゆるふわ」な浮子がどのくらいお手本に近づけたか見てみたいと考えて作成。

 お手本としてはクルージャンのCHO<深宙>ストライド3のサイズ2、ボディー8.0cm、トップ15.5cm、足6.0を持ってきた。

 クルージャンの浮子の良い点は、まだ使ったことがないので正直F師匠にお勧めされたから大丈夫だろうという信頼感だけで全然分かっていないのだが、使ってなくても箱裏に浮子の各部位の素材や長さ太さが明記されていて、釣り方毎に設計されている設計思想的なモノをちゃんと分かりやすく説明してくれているところに真っ当さを感じる。

箱裏

 ということで、なるべく似たような太さの素材とかを探してきて設計の大まかなところをパクらせてもらうことにしたのである。パクりというと人聞きが悪いので、クルージャンにインスパイヤードされて制作した、とカタカナ使ってごまかしておこうか。

 

 作り方は簡単。

 

 6ミリのバルサ棒と中心決め用の針を刺す器具をタナゴ釣りの得意な「釣り具すがも」のネット通販でゲット、直径1mmPCムクパイプは渋谷の大きなJ屋で、直径1mmのカーボン棒は通販で模型屋から購入。

材料

 バルサを必要な長さにカット。浮力の塩梅が分かりかねるので、使っているバルサ棒の比重がクジャクより大きめと仮定して、あまり形状は削って絞らず円柱をベースに上下ちょっと面取りする程度にしておく。複雑な形にしてしまうと後で比較実験とかするときに条件変わってしまうというのと、面倒くさくなくて良いというズボラな判断。6.5mmと7.5mmの2本作る。できあがりのボディー長が7cmと8cmになる予定。

 

.丱襯気遼世鮴擇蟒个靴董▲肇奪廚搬も必要な長さにカット。ほぼ考えなしにお手本のマネ。

切り出し

 

∨世凌燭鹵罎某眥召坊蠅魍ける。「ウキ穴開け金具」は中心に穴の開いた真鍮の栓が付いた金属管をバルサの棒にかぶせて、穴に細い針を突っ込んで中心に垂直に穴を開ける仕組み。細い針で開けた穴を、太い針、カーボンという順で突っ込んでいき拡張していく。穴はだいたい垂直に開いたが、ちょっとズレたりもした。その時は穴を大きくしてしまって接着時に調整した。けどまあ厳密に中心とれてるかというと、ちょっとぐらいズレてても気にしない方針。

真ん中取り

ボディーを面取りして形を整える。ペーパーもかける。

面取り サンドかけ

 

し蠅縫謄トウに切ったドブ漬け用のカーボンを刺してウレタンクリアにドブ漬け。乾燥させて、逆からドブ漬け、再度ドブ漬けの3回コーティング。軽い方が良いだろうと薄めのコーティングで済ます。

ドブ漬け

ゥΕ譽織鸚榁綺泙髻突っ込むPCトップとカーボン足につけて、穴にネジこむ。ウレタン接着剤をちょっと盛り気味にしてボディーとトップ、足間の段差をなだらかに埋める。足の先にも気持ち程度塗って浮子ゴムへの引っかかりを良くしておく。そして乾燥。

接着

乾燥

μ辰鬟泪献奪で入れて完成。

銘

 

 乾燥の時間がかかるので足かけ3日ほどかかっているが、作業時間自体は小1時間もかかっていない。ルアーメイキングに比べれば費用も時間も手間も極少なくてすむ。

 とりあえず「ゆるふわ PCT(ポリカーボネイトムクトップ)」70と80の完成である。真ん中がお手本。

本物を真ん中に挟んで

 写真で比較すると長いトップをぶった切って使ったのでか、目盛りが間延びしている気がする。必要なら黒で仕切りを描くか?

 とても手軽に作れて、こんなので大丈夫かしら?という不安もあるけど、どう考えてもこれで、少なくとも真似た本の8〜9割ぐらいの性能は出るような気がしてならない。トーナメントに出るなら残りの1、2割は死活問題だが、遊びの釣りなら遊びながら詰めていく要素が残っているのもまた楽しい。

 これで良ければ、ヘラ浮子恐るるに足らずである。これからヘラを始める人には、フライを始める人に当然フライも巻くように薦めるのと同様に、浮子を作るように薦めることができるというモノである。

 浮子を作ると、「浮子の役目って何だろう」あたりを考えざるを得なくなるので、たぶん自分で作るのはそういう面でもいい手だと思う。実際に釣ってみて、浮子について、ああしてみたいこうしてみたいが出てきたときに自分でいじれるのは、楽しいし自分の中での正解に近づくための手段としても正しいと思う。

 早く使ってみたいもんだ。

 

(2017.3.24)

 

○2017.3.25のブログから一部抜粋

 浮子を作るために、ネット、書籍、映像、様々な参考資料にあたってみたけど、何というか「ヘラ浮子」の世界では、物理法則を無視したような「オカルト」な浮子が存在するような説明が散見されて胡散臭さに苦笑を禁じ得ない。まあ、想像通りという感じではある。

 

 私がヘラ釣り始めるというのを知って、最近へらにハマっているという釣友が電話してきてくれた時にも、「物理分かってないような人が浮子作ってたりもするから、浮子は自分で作ってみるといいよ」とお勧めされていたのだが、「物理分かっていない」のレベルがこれほどまでかとは想像していないぐらいに酷かった。

 もっとマニアックに、私などなら考慮に入れないぐらいの、浮子のボディー形状の違いによる浮子が沈むときの流体力学的な水の動かしかたの変化だとか、その辺の難しい「物理」で、なにも分かってない私のような初心者を煙に巻いて「オカルト浮子」を売ろうとしてやがるんだろうなと思っていたら、なんと「アルキメデスの原理」の否定という「ちょっと待ってくれ」なご無体をしれっとやってて驚く。

 「アルキメデスの原理」は簡単に書けば「液体中の物体は、その物体が押しのけている液体の重さと同じ大きさで上向き の浮力を受ける」となるだろうか。

 なので、浮子がオモリと餌を背負ってバランスしている状態からアタリがあって、例えばトップが1目盛り沈んだとしよう。その場合に生じる浮力、言い換えるとアタリで引っ張られた力と同等の浮力はトップ1目盛りが押しのけた水の重さと同じである。

 浮子のボディーが軽くて大きかろうと、沈んでいない分のトップがいくら残っていようと、バランスした状態からトップ1目盛り動いたのなら、そのトップ1目盛り分だけ浮力が発生する。

 

 にもかかわらず大手メーカーのサイトで、テスター様がご自身の作ったらしい浮子を説明して「トップのグラスムクも足のカーボンも沈む素材なので、アタリに対して沈む方向に力が生じます」的なことをのたまっている。アタリの時点で素材の比重で沈む方向に力がかかってるんだったら、そのまま水底まで沈むってば。バランスして浮いてる時点で沈む方向の力なんてゼロになってるでしょ。浮子からオモリからハリ餌まで含めた仕掛けが重力に引っ張られる力と生じた浮力とが足し引きゼロになってるんだって。アタリがあったからっていきなり謎のフォースを発生させないで欲しい。

 そのオカルト浮子にアタリが大きく出る理由は、物理の基本通りグラスムクが細いので同じ長さを沈めるのに力が少なくてすむのでアタリが大きく出るというのが主なモノで、派生して魚が引っ張ったときに感じる違和感が小さいのでそのまま引っ張る距離が伸びるという視点もあるだろう。

 わざわざ浮子自体の浮力の小さいものを使った効果としては、ひょっとして、その分使うオモリが軽くなって魚が横に引っ張ったりするときの抵抗が小さくなったとかもあり得るかも知れない。

 「物理が分かっていない人が浮子を作っている」の意味がよく分かった。

 

 逆に、メーカー側の方が丁寧に説明しているブログに粘着質にオカルト理論をひっさげてクダを巻いているのも見かけた。

 アタリの時の感度について「トップが押しのけた水の重さが生じる浮力であり感度である」「同じ太さならムク素材だろうとパイプだろうと感度は一緒」というような説明に、最初「水中ではバランスしているが、その上の空中部分は別に考えなければならない」などと意味不明な供述をしており、浮いている船の水上部分と水中部分を分けて考えるようなことはしなくていいですよ的な説明になおも「ラインが金属で変形しないならそうだけど流れもあるからラインはたるむこともあって云々」と浮子の水上部分と水中部分を分けるべきという最初の主張を勝手に引っ込めてなおもクダを巻く往生際の悪さ。

 まあ、浮子とオモリ、餌の間にラインがあることによる浮子の感度への影響はなくもない気がする。極端な例を出すと、魚が食い上げてオモリを引っ張り上げてラインがたるんだ、てな時に浮子自体が比重の軽いモノならすぐに浮き上がってアタリの出る「感度の良さ」があるのかも知れない。逆にムクトップを使った比重の重い浮子なら、オモリが同じ重さだったなら、より大きな浮子になっているはずでユックリと「感度の悪い」鈍感な反応をするはすだ。

 でも現実的にラインたるむまで食い上げたりするんだろうか?食わなくてもラインにあたる「さわり」を感じ取れるかどうかという話もあるので、まったく考慮が必要ないわけでもないけどとりあえずは無視して良いのだろうか?底釣りの浮子では足に竹まで使って全体の浮力を出しているような浮子が多いけど、実は餌の重さ分軽くなる食い上げアタリを取るためにそうなってたりするとかあったりするんだろうか?まあ細かいところはおいおい考えていくとしよう。

 

 ただ、細かいところはさておくとしても「感度ってなに?」ということを真面目に考え始めると、先のブログの方の説明はちょっとバッサリ切りすぎな気がする。

 「浮子のトップの動く長さ」がすなわち「感度」なのかというと、それは言い過ぎのように思う。

 「同じ太さならムク素材だろうとパイプだろうと感度は一緒」という説明について、実験で同じ太さのパイプとムクのトップの浮子を作って、バランスさせた状態から同じオモリを追加でぶら下げてみて、さあ同じ目盛りだけ動きました。やっぱり「感度」は太さだけが関係するでしょ?というのを良く目にした。

 どれだけ力をかけたときにどれだけトップが動くか、つまりトップの最終的な「動きの大きさ」だけが「感度」そのものならその通りだが、私は違うように思う。まだデビューもしていない新米ヘラ師志願兵の私が違和感を覚えるぐらいだから、実釣経験の豊富なベテランから異論が出るのもむべなるかな。

 

 この実験に私なら、追加で別の実験を見せて印象を反転させることができるように思う。

 同じ太さの同じ素材のトップを2本用意して、ボディーの大きさを極端に変えた浮子を作る。そしてバランスさせた上で同じ重さのオモリを追加する。

 当然バランスさせる時点でオモリの重さが全然違う。でも、追加したオモリで沈むトップの長さは太さが一緒なら全く一緒。

 じゃあこの実験に使った2つの浮子というか、オモリも含めた仕掛けの「感度」が一緒か?と聞けば、誰でも直感的に「違うでしょ」と理解するだろう。

 仕掛け全体の重さ大きさが違えば慣性力だの水の摩擦抵抗だのかかってくる「ややこしい物理的な力」が違うはずで、動き出させるのに使う力や落ち着くまでにかかる時間が違うはずである。

 一緒だというのなら大が小を兼ねてしまう。浮子などクソでかいの1本しか使わなくていい。

 

 「感度」って何に対してなのか?という視点によっても全く答えが違ってくると思う。

 乱暴に言ってしまえば、小さなアタリを大きな動きで拾えるのが「感度」だとすれば細いトップの方が大きく動くので「感度」が良いとなるし、瞬間的な素早いアタリを拾えるのが「感度」が良いとすれば太いトップの方が戻りが早いはずで「感度」が良いとなる。

 浮子のトップが大きく動くにはそれだけ魚が長い距離を引っ張っているわけで、浮子のトップ以外サイズと比重が同じだとしてもその分時間がかかるので、ユックリともたもたと「大きく動く浮子」は動く。その間に、「小さく動く浮子」は短いアタリを複数回とらえ得る、なんてことが言えるように思う。

 机上の理論で素人が馬鹿臭いことを書いていると思われるかも知れないが、どんなヘラの教科書にもヘラ浮子は、アタリ以外にも魚がオモリやラインに触れた「サワリ」や餌の状況なども含め水中を知るための指標である的なことが書いてある。

 「サワリ」の感度なんていうのが、ジワーッとアタリが出る細くて「大きく動く」トップの浮子では良くなさそうだというぐらいは想像できる。たぶん、間違ってないだろう。

 

 じゃあヘラ釣り師が浮子に求める「感度」ってなんなのよ?と考えると、それは状況によりけりでその時々で違う、というありきたりなしょうもない答えになってしまうのだろう。だからこそ、あまたの種類のあまたのサイズのヘラ浮子が作られているのに違いない。

 浅棚で「サワリ」を出しながら、魚の寄り具合を探りつつ「食いアタリ」を取っていくのなら、太めのパイプトップの軽めの浮子が良さそうだとか、冬場の動かない魚が食った微妙なアタリを大きく拾って、かつ魚に違和感を感じさせないようにするなら、ほっそいムクトップの付いた比重もあんまり大きくない引っ張られたらそのままズルズルと水没してしまうぐらいのダルい浮子が良いんだろうなとかぐらいは分かるとともに、どんな状況でも「ハリがかりするするようなアタリ」だけを拾えるような魔法の「オカルト浮子」は、やっぱりこの宇宙の物理法則に従うかぎり存在しないんだなと理解するところである。

 

 「感度」が良い。というのを「トップが大きく動く」という意味だけで考えていると、「グラスムクの細いトップの付いた浮子が一番感度が良いらしいから、それが一番良い浮きだろう」と勘違いしてしまいそうである。それでいいのならもっと極端に、徐々に沈んでいく浮子とか作れば良くなってくる。

 またナマジが何もわかっとらんくせにあほなことを書いていると思うかも知れないが、徐々に沈んでいく浮子はグレ釣りとかタナゴ釣りでは当たり前に存在する。

 なんで、わざわざ沈めるんだろうと薄ぼんやりとした疑問が頭にずっとあったが、ここ数日ヘラ浮子を作って、浮子のことを考えて頭を整理していたらとても納得がいった。沈みつつある浮子は浮いてる浮子より抵抗なく引き込めるという単純明快な利点。

 今時のヘラ浮子ではポリカーボネイトのムクトップの優位性が謳われている。そのなかで、餌がユックリなじみ込む時のアタリが拾えるから的な記述をいくつか目にしたが、まさにその状態は餌の重みで「沈みつつある浮子」なんだなあと合点がいった。最初なんでそんな短いタイミングのアタリをことさら重視するのか良くわからんかったが、正直、理屈じゃなくて経験則でそれを導き出しているであろう先人達に敬意を覚えるところだ。

 

 にしても、浮子なんてオモリとハリと餌背負って浮いてるだけだし単純な話のはずで、あれこれいろんな種類の浮子があるのも、どうせ作ってる方が売りたいだけやろ、と勘ぐっていた。その勘ぐりはある程度正しくもアリ間違いでもあった。

 ずぶの素人が、ここまで整理するまでたどり着くのに、いかに多くの記述にあたらなければならなかったか、いかに「オカルト」な謎理論が横行しているか、「誰か正しくわかりやすく整理してくれよ!」という感じである。まあその役割の一端をゆるふわに担うしかないのかなと思うが。

 ルアーの釣りというのは、そもそもがたまたま湖に落としたスプーンにマスが食いついたのが発端という説があるぐらいで、釣れるとかいう「現象」があって、後から餌の魚のようにキラめくからとかいう「理屈」がついてくるような「それホントにあってるの?」という疑問がつきまとう「経験則」な釣りなので、勢い「オカルト謎理論」が猛威を振るっているのだけど、餌釣りって外から見ているともっと技術的に体系立てて理論が整理されているモノだと思っていたのだが、そこは同じ穴の釣り人であり、どうしようもなく「釣り人」らしいと思わされる有様だと痛感した。

 比較的単純だと高をくくっていた「浮子」ですら釣る前からこれほど悩まされるのである。これからヘラ釣りで一番面倒くさそうな「餌」について、事前のお勉強をしなければなるいまいと思うと、気が重いとともに同じぐらい楽しみでもある。つくづく面倒くせェ釣りに手を出してしまったモノだ。

(2017.3.25)

 

○ヘラ浮子「ゆるふわ」増殖中

 実際にヘラブナ釣ってみると、自作の浮子でも特に問題はないように思える。と同時にもう少しトップが太ければどうだろうとか、サイズ違いのが欲しい、とかも出てくる。

 欲しくなったら作れば良いのが、浮子を作る場合の大きな利点。早速増産体制に入っている。

 まずは、最初に作ったポリカーボネイトムクトップのサイズ違いでもう少し小さくて軽いオモリで狙えそうなサイズの60と50を追加。トップの径は1mmから0.8mmのテーパー。

PCT60、50

 

 両ダンゴで餌が重いと細いムクパイプは沈没したりしたので、もうちょっと太いトップのものをということで直径1.4mmのパイプトップで作ってみた。トップの直径の違いと素材の違いは使い勝手にどう影響するのかとかも見てみたい。PT70、PT60、PT50の3つ。トップと足の長さとかは例によってクルージャンインスパイヤード的な猿まねでいきました。

PTシリーズ

 

 ついでに、超小型の浮子で軽く作ったら、オモリも軽いしヘラブナが抵抗なく引っ張ってくれるのではないかと、ボディー長2センチ、3センチという極端に小さいものを作ってみた。

チビ浮子

 PT30のトップは1.2mmの細めのパイプ、PT20のトップは1.4mmのパイプ。

 実際には、軽い浮子とバランスする軽いオモリでは沈むのが遅くて手返しが悪くなったりして、使いにくくなるのかも知れない。この程度の思いつきは過去あまたのヘラ浮子作成者が試してきたはずで、その結果、表層近くを釣る「かっつけ釣り」用の浮子で最小ボディー長30mmぐらいらしい。なのであえてそのぐらいのとさらに小さいのを作ってみた。小さければ小さいほど感度良くかつ魚に違和感を感じさせないんじゃないか?とか思いついてしまったら試さずにはおれないところ。ぶっちゃけバルサの丸棒の端が余ったというのもある。ヘラに使えなければ小物釣りに使えば良いさ。

 こいつを、オモリが軽いので餌で沈めるぐらいにして棚1m規制の1mちょいの釣りで使えないか試してみたい。

 集合

 という感じで、メインのポリカーボネイトムクトップのシリーズが4本、両ダンゴを想定した1.4mパイプトップが3本、浅棚を想定した小型浮子が2本の9本のラインナップとなっている。買えば1本3千円で2万7千円がとこだが、材料代はポリカーボネイトムクトップが300円とちょっとお高いほかは話にならないぐらいに安い。ルアーメイキングだと材料費や道具代がかさんでとっても経済的じゃない「自作」という行為だが、ヘラ釣りにおいては実に費用対効果に優れ、かつ欲しいものがすぐに自分好みに作ってしまえるという釣りをする面での利点も大きく、「ヘラ釣りするなら浮子も作るべし」と現時点で強く思ってしまっているところ。また欲しい浮子が出てきたら作っていくつもりである。

(2017.4.17)

 

○さらに増殖中

 第3シリーズ

 浮き作り、簡単なので実釣で「もっとこうしたい」とか欲しい浮子が出てくると作ってしまう。さらに使うアテもないのにとりあえず今後出番があるかもということで底釣り用の浮子も作ってみた。

 一番上の妙に長いのは、大きめの餌を付けたときにトップが水没するのを見ていると、「もう少しトップ長いと良いかもしれんな」と思うので作ってみた。「PCT70長」。実際には長いトップを水面上に出すとその分魚が引っぱらなければならなくなる浮力が増大するし、立ち上がりが遅くなるので使ってみるとダメな浮子のような気がする。でもおそらく浮き作りを始めた人間なら1回は作ってしまう類いの浮子だと思う。

 真ん中の2本はメーター両ダンゴ用。3センチボディーでも使えないことはなかったけど、ちょっと小さすぎて仕掛けがあおられると立たない時があったので、4センチボディーにしてみた。1.4ミリパイプの大きめの餌用と、1.2ミリパイプでトップ短め足長めの立ち上がり重視仕様の2種類作ってみた。「PT40」と「PT40細」。使ってみて正直違いが分かるほど差は無かったかも知れないけど、魚は釣れてまずまずの使い心地だった。

 下の2本は底釣り用。パイプ1.2ミリでオモリをそこそこ背負えるように9センチと10センチを作ってみた。長さのバランスは例によってクルージャンインスパイヤード。「PT90底」と「PT100底」。そのうち出番があるのか無いのか。

(2017.4.25)

 

○また追加

鉄足

 上は、ボディー45ミリのポリカーボネイトムクトップ。浅棚用のパイプトップを2種作ったので、ムクトップのも試しに作ってみた。

 下のやけに足が短いのは、浅棚用で立ち上がりが一番早いのはどういう浮子かと考えて作ってみた。足が重いと立ち上がり始めのタイミングは早いんだろうけど、長い足は立ち上がり自体に時間がかかるはず。と言うことで重いステンレス棒で足を作って、多くの場合ヘラ釣りでは自立浮きは禁止らしいので自立しないギリギリぐらいのバランスに仕上げた。これなら下に重心があって足が短く立ち上がりが早いはず。でも浮子自体に自重があるので背負えるオモリが小さくなっているかも知れない。実釣でどんな塩梅か見てみるか?

(2017.5.26)

 

○浮子増産

ゆるふわ第2世代

 だいたい必要な浮子は既にそろっている。浅棚用の小さなのも深棚用の大きめのもパイプトップ、ムクトップそろっている。底釣り用も作ってあるし、いくつか実験的な浮子も作って、余裕ができたら試してみようと思っている。

 さはさりながら、釣っているといろいろと気づくこともあるし、新しい釣り場に行ったりして新しい釣り方が必要となる状況に出くわすと、またそれにあわせて浮子を作りたくなる。作りたくなったら作ればよい気軽さが「ゆるふわ」な浮子の良いところで、ここのところ細かい改良やらを加えた浮子をせっせと作っていた。

増産風景

 これまで作っていたベーシックなものとはちょっと性格の違うものも出てきて応用編的な性格が強く出始めてきているので、これまでの浮子を「ゆるふわ第1世代」として今回作った奴からしばらくを「ゆるふわ第2世代」という整理にしたい。まあどうでも良いことだろうけどそうしてみた。

 ニュージェネレーションの作成にあたって、命名方法も若干変更。

 これまでは「ゆるふわ」+「トップの素材のローマ字略称」+「ボディーの長さミリ単位」+「特徴」となっていて、たとえばパイプトップのついたボディー長90ミリの底釣り用の浮子なら「ゆるふわPT90底」となっていた。

 知られていないかもしれないが私はローマ字略称が嫌いだ。知ってるって?

 にもかかわらずローマ字略称を使っていたのは「ゆるふわ」のいいかげんな実態や語感と、なんかトーナメント仕様みたいなスペック表記との間に違和感が出ていいんじゃなかろうかと思ってつけてみたけど、やっぱりローマ字略語が気に入らないのと、パイプトップの「PT」とポリカーボネイトムクトップの「PCT」が似てて紛らわしいというのもある。ということで、第2世代からは「トップの素材」については「カタカナ頭文字」でいくことにする。先ほどの浮子なら「ゆるふわパ90底」になる。

 「キハ」「クモハ」とかの電車感が出てきたりもして、こっちの方がやっぱり好ましい。 

 

 ということで新作の紹介だが、まずは「ゆるふわグ60」。管理池でなかなか提灯ウドンセットがうまく決まらないという相談に、F師匠からいつも使っているポリカーボネイトの太さが0.8ミリなら0.7ミリの浮子も試してみるといいよとのアドバイスがあったので、0.7ミリのムクを探してみたけどJ屋にちょうどいいのはなく、0.8〜0.6ミリのグラスムクのテーパートップが一番条件近そうだったのでそれで長めのトップにして作ってみた。細くなった分ゆっくり長く餌が沈む間を稼げるはず。いつもの0.8を使っていまいちな時に、ハリスを長くすると同時に浮子もグラストップの細いのにチェンジ、という使い方を想定。

グ60

グ60銘 

 

 次に、底釣り用のパイプトップの浮子だけど、今使っているのは「かちどき底釣りオールマイティー9」という竹足でセミショートの細目のパイプトップのものが主力で、そのほかにもクルージャンの箱裏を参考にカーボン足で作った「ゆるふわPT100底」「ゆるふわPT90底」も使っていて、それらでも釣れているのだけど、底釣りで最初に選ぶ浮子が「かちどき」だからというせいもあるかもだけど、「なじんで戻してツン」な基本の底釣りでは「かちどき」使ってる時によく釣れていて使いやすい印象がある。正直足が竹だろうとカーボンだろうと関係ないだろうと思っていたけど「足まで浮力があって全体として軽い=同じ大きさで背負えるおもりが大きい」、「足に浮力があるので立ち上がるタイミングが遅い」というのに何か意味がありそうに思えてくる。思えてくると、カーボン足で立ち上がりの早い底釣り用の浮子は、今時の着底前の早いアタリも拾っていく底釣りにはいいのかもしれないけど、早いアタリを捨てて戻し始めた後のアタリを拾う「なじんで戻してツン」な底釣りにはやっぱり竹足なんじゃないだろうか?という気がしてきて、そういう「気がする」というのは自信を持って釣るには大事な部分だと思う。ので、竹足の底釣り浮子を増産してみた。

竹底

竹底銘

 竹の細い串がほしいと思って、小料理屋でギンナンが刺さっているような奴がないかとハンズに探しに行ったら「海老串」というのがあってちょうど良い太さ。でも100本は多すぎる気がする。まあ浮子いっぱい作ろう。

エビクシ

 見本とした「かちどき9」がボディー9センチだけどかなり細くてシュッとした形なので、上下面取りしただけの丸棒である「ゆるふわ」の形状だと80ミリ前後が同じオモリ負荷量になるかなと、90ミリ、80ミリ、70ミリを作ったつもりが、同時に作っていた両ダンゴ用のパイプトップのボディー70ミリのと途中で間違えてしまい。70ミリが75ミリになった。竹足だとバルサのところから足に接着剤を盛った部分の長さが長くなる。その部分もボディーの長さに数えている。トップの太さは「かちどき」と同じくらいの1.2ミリ。

 「ゆるふわパ90底竹」「ゆるふわパ80底竹」「ゆるふわパ75底竹」の3本。

 これまでの浮子について学んだことを反映して、トップの長さはセミショートにあたるらしい100ミリにほぼ統一。

 なぜなら、浮子のボディーは背負うオモリの大きさで変わる。つまり深さとかの要因で変わる。でもトップは餌の大きさが変わらなければ、なじみ幅も戻す幅も、もっと重要なことは「トップに現れるアタリの大きさ」も基本変わらない。なので、調子良く釣れている「かちどき9」のセミショートトップの長さがちょうどいいのであるという判断。

 「なんでセミショートなんだろうな?」と思っていたけど、底釣りではムクトップを使った釣りのように長いストロークを利用した大きななじみ幅を出したりはしない。なじみが短ければ戻りも呼応して短い。アタリもツンと小さくでる。必要な長さは限られていて、長いトップは風に揺らされたり、魚が引くときの抵抗を増やしたり邪魔でしかない。

 「浮子のボディー長はオモリ負荷で決まる。浮子のトップの長さは釣り方と想定される使う餌の大きさで決まる。」というのが原則だと今のところ考えている。

 餌がなじむ幅がトップの長さを決めるということかな。

 なので、干潮時水深1mぐらいの「自由池」での底釣りを想定すると、ボディーは朝棚メーターの釣りで使うぐらいの45ミリぐらいがちょうど良いだろうけど、トップは90ミリと同じセミショートトップの長さが必要なのだと考えている。ということで「ゆるふわパ45底竹」にも90、80、70と同様の長さのトップをつけている。

 でも、使う水深がもっと深くて、道糸もシモってトップの動きは大きく出るし、餌も大きめにつけないと持たないとかいう場合にはトップもその分長くするのかな、でも、沈む間に結局魚の口に入る大きさになって一緒のような気もする。ので130ミリは気持ち長いトップとしている。「ゆるふわ130底竹」は3m以上とかの深さを狙うときがきたら使う予定だが、いまのところ行く釣り場は深くて2m半ぐらいの水深なのでしばらく出番はないだろう。

 

 両ダンゴの宙釣りを想定した太めの1.4ミリのパイプトップ、カーボン足の浮子も70、60、50と作ってあったけど、コイをかけたときに高切れで「ゆるふわPT70」が殉職。

 その分補充しつつ、ちょっと違うタイプのをと2本追加。「PT70」の後継は「パ75底竹」のところで書いたようにボディーを間違えてしまったので「ゆるふわパ65」として再登場。

パ

パ銘

 両ダンゴって以外に重くて浮きのトップが沈没する。魚がガンガン削ってきて棚に付く頃に食いごろになっているのが理想らしいが、餌打ち始めとか魚が寄っていないときには大きく重い状態の餌をぶら下げたまま浮いていてほしいときがあった。

 ので、もともと太めの1.4ミリのパイプを使っていたけど、2ミリのパイプをドカンと長く付けたモデルを作ってみた。

 「ゆるふわパ80太」と「ゆるふわパ45太」で、ここでも、トップの長さは餌の大きさで決まる。という考え方から45ミリボディーの朝棚用の小浮きにも、重いダンゴをしっかりぶら下げるという目的から、長めのトップとしている。

 

 クルージャンの箱裏とか見ていても、浮きの全長が小さくなっていくと、トップ長もボディー長も足の長さも徐々に短くなっているが、それはたぶん深い方が大きなオモリと大きな餌を使うという前提だと思うんだけど、せいぜい2mちょいぐらいの深さの釣りだと、朝棚だろうと提灯だろうとそれほど基本の餌のサイズは変わらない。なので、トップの長さ、ついでにバランスをとる足の長さも、それほど変える必要がないのではないかというのが、今のところの私の考えである。

 ただ、この考え方は、浮子の立ち上がりはトップと足が短い方が早いという要素などは無視している。朝棚の小浮子に短いトップは、立ち上がりの早さが生きてくる使い方があるようにも思う。

 などなど、まだ、両ダンゴの釣りの経験が多くないので、またいろいろ経験すると、浮子に求めるものも違ってくるかもしれない。そのときはまた作って試して評価してというのを繰り返していくことになるだろう。

 浮子は作るとへらブナ釣りの楽しさが加速する気がする。

 ああっ!早く作った浮子で釣ってみたい。

(2017.6.19)

 

○引き続き浮子増産

第2世代その2

 腰をやってしまい、部屋でゴロゴロしているのも暇なので浮子をセッセと作る。

 だいたい必要な浮子は作ってあるので、微修正やらスペア作成が主なもの。ついでに、関西の水深が浅い小さな「箱」で両ウドンとかで釣るときには、とても細い浮子を使うようなので、ちょっと試しに作ってみた。「自由池」の1m無いような浅い場所での釣りとかで違いが出るのかどうか。

 パイプトップの「底竹シリーズ」は「管理池」ではバランスの底釣りが手堅い釣りっぽいく主力となってきそうな気配なので増産。「パ80底竹」「パ75底竹」はよく使うサイズだと思うので予備を作った。「パ70底竹」は前回サイズ間違えて「75」を作ってしまったので改めて作成。「パ75太底竹」はパイプを1.2ミリの細パイプから、1.4ミリに太さを上げて違いがあるのか試してみたい。

底竹増産

底竹増産2

 

 底釣りで手堅くデコを逃れたら、時期的なものかセットよりも両ダンゴが周りの釣り人見ていると良いような気がするので、8尺で軽めのオモリで提灯両ダンゴもしくはバラグルをやるために1.4ミリパイプの「パ50」「パ60」をトップと足を長くして再生産。魚の多い「箱」では提灯の棚に餌が届くまでに結構削られるのだけど、「管理池」ではジャミに削られる程度で大きいまま餌が届いて小さめに餌付けしてもトップが水没する傾向にあるのでトップ長めにしたのを前回作ったら、トップ長いと立ち上がりがもたつくのでバランスとって足も長くしてみた。「ポ50」はついでに予備増産。 

提灯用全体

提灯用アップ

 

 細い浮子は材料がバチルアー用に買った直径4ミリのバルサがあったので4ミリで作った。「自由池」用の「4パ100底竹」「4パ80」とついでに「管理池」で使うサイズ「4パ145底竹」も作った。

4ミリ

4パシリーズ

 直径6ミリと4ミリのバルサって直感的には、1.5倍ぐらいのイメージだけど、実際には体積は半径の2乗に比例するので、3×3=9、2×2=4で9:4と2倍強の結構な差がある。ので同じ程度のオモリを背負える浮子を作ろうとすると意外なぐらい長くなる。下の写真でボディー長70ミリと145ミリが並んでいるが、バルサの部分は9×60ミリと4×135ミリでだいたい同じぐらい。

スリム

 まあ、断面積見て比較すると納得するんだけど。

断面積

 長さと太さが変わることによって、何か違いが分かるほど変わるのか比べてみたい。

 明日は釣りに行けるだろうか?行きたいところ。

(2017.7.1)

 

○冬の小さいアタリ用浮子

浮子3種

 提灯ウドンセット、トップをシャーペンの芯ぐらいに削ったグラスムクの浮子で、細い分ゆっくり沈めてアタリを拾え、とのF師匠のお言葉。端の方は0.4ミリぐらいまで削るとか。

 確かに同じオモリなり餌なりを支える浮力を発生させるのに、押しのけたのと同じ体積の水の重さが浮力だから、トップ細い方が長さは長くなるので、距離が長い分浮くにも沈むにも時間がかかりそう。水の抵抗とか細かいことを考え出すと厳密にはそんな単純じゃないかもだけど。同じ力がかかっても太いパイプトップが小さく鋭く上下するのに対して、細いムクトップは大きくゆっくり上下するのを思い描くとそんなに間違ってないように感じる。

 とりあえず部屋には0.8〜0.6ミリのテーパーのグラスムクトップがあったのでそれを削って先端付近は0.4ミリぐらいになるようにノギスで測りながら作ってみた。

材料

 冬場はオモリも軽めで浮子のボディーも小さめの5センチぐらいとのことだったので、塗装薄目の直径6ミリのバルサボディーだとちょい小さめでボディー45ミリ(バルサの部分は40ミリ)で作った。「グ45」。

浮子新作3本

 ついでに、もう一本直径4ミリの「4グ75」も作ってみた。細いボディーの浮子って関西の浅い「箱」では愛用者がいるようで、なんか違うのかと以前にも作ったけど、単純に同じ体積のボディーで作るとよりオモリを背負うようになる。予想と違ったので何故なのか不思議だったけど、どうも水深が深くなるに連れて水圧がかかってくるので長いボディーの下の方は上の方とはかかっている圧力が違うのかもしれないと思ってるんだけど、ネットで調べてもこの辺の物理難しくてよく分からん。けど、他に思いつかないのでその辺かと今のところ整理している。ということで、だいたい同じぐらいになるだろうという見当で75ミリ(バルサの部分は70ミリ)の長さのを作ったけどこれでも少し直径6ミリの45ミリよりオモリを背負う。同じ体積にするなら4ミリの方はバルサ部分で90ミリのはずであり結構差がでている。結局、浮子のボディーが細長い方が小さい体積でより重いオモリを背負えるということになりそうだ。体積小さいボディーなら慣性力だの水の抵抗に関係してくる表面積だのが小さくてより動きが出やすいというのがあるのかもしれない。

 こいつに付けたトップは削りすぎて楕円形になって先端ペラペラになっている。先端近くに餌落ち設定したら。明らかにバラケもう落ちてるだろうという時間がたっても上がってこないような鈍くさい動きをするようになった。表面張力とか慣性力とかを突き破れてないのかもしれない。細すぎるのも扱いづらいととりあえずは感じたところ。

 3本目は段底用。「ポ60底ポ」。バランスの底用と違っていったんバラケの重さで深くなじんでから戻してくるのでムクトップの長い目のがついている浮子が主流のようで、それならウドンセット用のポリカーボネイトムクトップの浮子でいいだろうと使ってみたけどいまいちシックリこない。売り物は竹足のが多いので、足を軽くしてみようとトップと同じ0.8ミリポリカーボネイトの短めの足にしてみた。たまたまだったのかもしれないけど使ったらアタリはトップがよく揺れて分かりやすかったのでとりあえずこのタイプの浮子で段底はしばらくやってみよう。

 浮子の横揺れはたぶん船の復元性と似たような考え方が適用されて、トップヘビーだと安定するけど復元性が悪くて、浮子で考えると立ち上がりが遅くて横揺れしにくい。頭が軽いと逆に立ち上がりは早くて安定しない。例えるなら起き上がり小法師のような感じ。横揺れはしやすいのでサワリを横揺れで見るのとかはトップが軽い方が良いことになる。横揺れのしやすさは足も短い方が良いと思うので、軽いパイプトップに軽くて短い竹足というのが一番横揺れでサワリが見やすい浮子なのかもしれない。と思うと市販の底釣り用浮子がそうなってるのも得心がいく。逆に細く重いムクトップで上が重くかつ足長で安定する浮子は、横揺れしない中で縦方向のアタリだけしっかり大きく拾うはずで、ガチャガチャにあおられる中でアタリを判別するとかには向いているのかなと思う。他にもいろいろ要素はあって簡単じゃないけど、機敏な反応で変化をとらえる頭が軽い浮子と動きはユックリだけど小さなアタリも大きく拾う頭が重くて細い浮子があって、その中間やらなにやらのいろんな特徴を持たせた浮子があるんだと今のところの理解。ほどほどの中間的な浮子で広く対応させるというのもできるんだろうけど、当面はいろんな釣り方での浮子の役割を学ぶためにも専用の浮子をあれこれ作ってみて試していきたい。

 今回からトップの塗装もやってみた。見やすいオレンジと黄色の蛍光塗料を刷毛の幅分ぐらい細かく交互に入れて6目盛毎に黒のラインを入れておいた。見やすくて良い感じにできたとおもう。一番下のは比較用の市販のポリカーボネイトトップ0.8ミリ。

トップ 

(2017.12.30)

 

○ゆるふわ第3世代浮子

 ゆるふわ浮子も基本的な性能のものはだいたい揃って、ボチボチ「食い渋り対策」とか「段底専用」とかの特定の釣り方やら状況に合わせたものを作り始めた。

 と同時にトップの色を自分で塗ると自分の見やすいように塗れるし安上がりだしで、パイプは「ハイテクトップ」っていう商品名らしいけど、目盛りまで振られたとても丈夫な安いのをこれまで通り使うけど、ポリカーボネイトとグラスのムク素材は長さやら太さもテーパー含め自分の好きなように出来るのでムク材を買ってきて切って色塗りして作ることにする。

 ということで、今後作る浮子をゆるふわ第3世代として、ついでにマジックで銘を入れてたのをプラカラーで筆で入れることにする。マジック楽だけどボディーにヒビとか入ったときにウレタン塗り直すと文字のインクが流れるので一旦ウレタン塗料で文字を拭き取るのが面倒くさいのでウレタンの溶媒で溶けないアクリル塗料のプラカラーで書く。

第3世代

 写真一番上の「グ45」は0.4ミリのグラスムクトップの提灯ウドンセット用で、同じ名前の前回作ったものがテーパーさせて先端付近が0.4ミリになっているのに対して全体的に元から先まで0.4ミリになっている。0.4ミリのグラスムクってグニャングニャンで立ち上がるときにも表面張力につかまってたわんでしまうぐらいだけど、これが細いので、同じ重さを背負うのに断面積が小さいので当然ながら長さが必要で、結果長くゆっくりと沈みゆっくりと戻す。実戦投入したらアタリがとても取りやすくてなかなかに良いデキ。

 「トイ45」はパイプを半分に縦割りした雨樋みたいな形状のセルのトップ。当然中空のパイプトップと比べて格段に断面積が小さく、細いトップと同じように使えるうえに見やすい浮子になるかもと期待したけど、断面積は小さいけどトップの幅が大きいので表面積が大きく表面張力につかまってなかなか起き上がってこないという使いにくい浮子になってしまった。感度自体はいいので上手い生かし方があれば改良版を作ってみたい。とりあえず企画倒れだった。

 「ポ60底ポ」は段底用に前回作ったのが調子よかったので予備。

 「4ポ80底ポ」はその段底用のを細いボディーで作ったらどうなのか、違いを見てみたい。全体的に長くなると安定して横揺れでサワリが分かるとかが少なくなって、同じオモリ負荷でもボディーが細く体積小さい分感度は良くなるかも。

(2018.1.6)

 

○第3世代増産中

 ゆるふわ第3世代調子よかったのを増産したりサイズ違いを作ったり。

増産中 第三世代

 上二つはトップ0.4ミリのグラスムクが繊細な水中変化をとらえて好調なグ45の増産。ついでにサイズ違いのグ40も。トップの太さが特徴の場合太さををボディー頭のあたりに書き込むこととした。

 管理池での13尺での段底を想定して、振り込みやすいやや重いオモリを背負わせるため80ミリボディーで作った段底用浮子。早速出番はあったけどデコった。性能的には問題ないように思う。足はポリカーボネイトより竹の方が軽いかなと竹採用。ポリカーボネイトの足はたわむせいかトップで道糸を拾ってしまいがちな気がする。ポリカーボネイトの足はいまいちか。

 下二つは浅い自由池で段底とウドンセットをするために小さいのを作ったけど、自由池は池の縁が崩れてたりしてるのを補修工事中で出番なし。4グ45は提灯ウドンセットやるときに仕掛けの沈下スピードを遅くして変化をつけるのにも使えるかも。 

(2018.1.22)

 

○引き続き第3世代増産とメンテ

 ドカ雪が降ったと思ったら寒波が来て、関東でも最低−4度最高5度とかの寒さが来て震える。

上塗り 

 昨年作った浮子が結構塗装にヒビが入ってるので上塗りしつつ、段底用と提灯ウドンセットの浮子の増産などしつつすごしたけど、ちょっと寒気が緩む明日には釣りに行きたい。

 ヒビが入ったのは竿にあたってるんだと思うけど、バルサで軽く作ろうと3回しかドブ漬け塗装してないので仕方ない気がしてる。まめに上塗りしておこう。マジックで入れた銘も時間が経って完全に乾いていると上からウレタン塗っても流れなかった。

第3世代

 新作は、グ45の追加とちょっと大きくしたグ55、段底用を足が竹版で増産。という感じ。

2018.1.26)

 

○第3世代「公園池用」

公園池用

 初めていった公園池で、あげたら食ってた状態でデコは逃れられたものの、いつもの段底仕掛けでも提灯うどんセット仕掛けでも、アタリが出せていないか、逆にアタってるのに浮子に出てないか、とにかくアタリが遠かった。周りはそれほど苦戦しているようでもなくボヤきつつもそこそこアワセは入れているようだったので、ちょっと仕掛けを工夫して次回に備えることにした。

 アタってるのに浮子に出てないのは、仕掛け全体を張り気味にして感度を上げる方向で、まず浮子をデカくしてトップも太くする、当然オモリも重くなるので道糸が張るはず。ついでにフロロカーボンの道糸も試してみる。伸びが少なく沈みも早いので感度はよくなるだろう。

 宙の釣りのほうは既存の浮子でなんとかなりそう。浮子を大きくトップを太くといってもそこはトップ0.4ミリの「グ45」と比較してということで、それなりに小さくてトップがパイプで太いのをということでマコちゃん浮子をチョイス。カッツケ用だけどちょうどいいあんばいに思う。

 段底用がトップも太めとなると既存のがないので作った。ボディーを80ミリにしてパイプの1.2ミリトップの「パ80段底竹」。写真の一番上。バランスの底釣り用の「パ80底竹」との違いはトップの長さ、バランスの底釣りではなじみ幅はハリスの傾斜分ぐらいしかなく2,3目盛りしかないのでトップの長さは短めにしているが、段底ではバラケがいったん深くなじむのでなじみ幅が結構あり3センチぐらい長くした。

 こいつをフロロ0.8号の道糸で感度ビンビンにして使ってみる。

 とはいってもルアーの釣りでさんざん経験済みだけど、感度のいい仕掛けは魚にも感度がいいわけで、アタリはじいたり違和感感じて吐き出されたりしがちで諸刃の剣である。

 逆も真なりで、感度の悪い仕掛けはアタリはわかりにくいかもだけど食い込みはいいはずである。実際ボディー小さめトップ細目の段底浮子ではのまれている。

 ということで、逆に宙の釣り用の浮子においては、もっと繊細にした食い込み重視の仕掛けも考えた。雑誌とかで名手たちの食い渋り対策の仕掛けをみると、だいたい道糸0.7号、ハリス0.3号で、取り込みの早さからくる手返しの良さだの切られにくさだのを考慮すると、最終的にそのあたりに落ち着くのかもしれないけど、とりあえず極端なことをやって感覚をつかみたいのと、公園池の魚は小さめなのもあって、ハリス0.2号、道糸0.5号で試してみたい。

 トップ0.4ミリの「グ45」もずいぶん繊細な浮子だけど、できたらハリと食わせの重さだけで立ち上がるぐらいの極端な小浮子も試してみたい。イメージとしては浮子から下でフカセ釣りという感じ。

 で、最初ボディー25ミリと15ミリでトップ0.4ミリグラスで作ってみたら、25ミリの「グ25」は問題なかったけど15ミリは長めのトップが立ち上がるとすでに極小のオモリを支える浮力がなく沈む。仕方ないのでトップと足を詰めるけど、それだと長いトップを生かしたなじみ込む途中のアタリを拾うような浮子にはならない。ということでバラケをぶら下げるまでに落ちるような「抜き」で使う浮子として軽くてやや太い1.2ミリのパイプにしてみた。これでほんとにギリギリの浮力でアスカ5号とコム2号の重さだけでも立ち上がる。当然ヨリモドシは使えないので、ハリスをつなぐのは道糸の先に作った八の字。オモリで餌落ち目盛りとか調整したいのでパイプをかまして前後を止め糸で固定。バラケを着水直後ぐらいに抜いてしまう浅棚うどんセット用として行けそうな気がしたので2個作った。「パ15」。下から2個目3個目。

 グ25はまだ浮力余裕ありそうだったので「グ20」も作ってみた。上から2個目がグ25、3個目がグ20。

 実戦でこのあたりの小浮子が機能するのか試してみたい。競技会のルールとかで「浮子の長さ○○センチ以上」とかあるのを見たことがあるので、小浮子が反則的に効く状況ってのはあるんじゃないかと推測しているがどんなもんだろうか?

 一番下のオレンジと黄色の浮子はついでに小物釣り用の浮子を作ってみた。

 浮子自分で作ると、いろいろ作戦を練れて楽しい。

2018.2.23)

 

○第3世代「段底用2種」

 段底修行中で、大きめに作った「パ80段底竹」で道糸フロロにしてパリッと仕掛けを張るイメージにしたら思いの外高感度でそれまで使ってた「ポ60底竹」では魚寄ってないと思ってた状況でもけっこう魚寄りまくってることが判明。しかし、アタリは出せるけどカラツンが多くやっぱり感度が良いと「アタリをはじく」のは予想通りルアーの釣りと一緒。

 ということで、アタリ分からんけど違和感少なく食わせる「ポ60底竹」とアタリ敏感にとらえるけどはじきまくる「パ80段底竹」の中間をということで、ボディー長70のを作ってみた。トップの太さは太い方が良いのか細い方が良いのか迷ったので、パイプ1.2ミリとポリカーボネイト無垢0.8ミリの両方作った。

段底用

 上が「ポ70底竹」、下が「パ70段底竹」。

 早速実戦投入して魚釣れてます。風があって道糸がしもると小浮子の「ポ60底竹」は挙動が安定しない感じで、そういう時浮子大きくして「ポ70底竹」にしたら何とかなって浮子の大きさの変更ってけっこう大事だと実感。

 昨年の6月ぐらいに使い始めた1液性のウレタンクリアが冷凍庫入れてたけど表面ゼリー状になってきたので、溶媒揮発して濃くなってきたのかなと薄め液買ってきて入れてかき混ぜたら1回復活したけど、数日で全体ゼリー状に固まってしまった。空気中の水分と反応して固まるらしいのでかき混ぜて空気入れたらあかんわな。あとなるべく垂れ落ちるウレタン回収しようと受け止めてたけど、これも溶媒は揮発するし空気と触れた分をまた瓶に入れてるしで良くなかったように思う。

 新しく購入した東邦のウレタンはルアーの塗装保護用らしく割とサラッとしていて薄い皮膜。その分硬化は早くて4,5時間で固まるのでドブ漬け4回塗装にして様子みてみる。

ウレタン

(2018.3.12)

 

○昼釣っても浅棚浮子爆増中

浅棚浮子軍団

 公園池でメーターうどんセットで初釣果があり、これは練習して修得しておかねばならん釣りだなと、雑誌記事など読みあさっていると、提灯うどんセットでもあったように、バラケをぶら下げない「抜き」の釣りとぶら下げる「持たせ」の釣りに大別され、さらに細かく見ていくと紹介している釣り人ごとにいろんな派生技術があるようだ。

 ということで、公園池行った次の日から、シーバス釣りの合間を縫ってメーターとかの朝棚うどんセット用の浮子を各種作って準備している。最初は試すためにいろんなタイプ作ったけど自分の釣り方にどれがあうかとか実際に調子を見て絞り込んで、抜き用と持たせ用の2種類ぐらい、加えて大きさ違いぐらいの布陣にしていきたい。

 まずは、前回使った一番上の「PT30」を基準に、いくつか作ってみた。1番上は1.2ミリパイプトップでほぼ一緒の「パ30」で「PT30」はやや立ち上がりが遅い気がしたので足を若干長くした。

30シリーズ

 2番目の「08パ30」は同じサイズでパイプトップを極細の0.8ミリに、3番目の「ポ30」は同様のサイズ長さでトップを0.8ミリのポリカーボネイト無垢で作った。細いパイプはやや壊れやすいので立ち上がりとかにそれほど差がでなければ、感度重視のトップが細いのはポリカーボネイトで行きたい。1.2ミリトップはある程度持たせる釣りもやって、0.8ミリが抜き専用ぐらいの心づもり。

 下の「ポ35」トップの長さ違いの2本は逆にポリカーボネイトの長めのトップをつけて、なじみこむストロークの幅を生かしたバラケを持たせる釣りを想定して作った。立ち上がりの早さとの兼ね合いもあるけど実際の釣り場で使えそうか等試してみたい。トップが長くなる分重いのでボディーを大きくした。このぐらいで背負うオモリの重さ的に同クラスになるかも見ておきたい。

 次に、前回は春先なのでそれほどジャミもヘラも餌に群がってくるようなことはなく小浮子の軽いオモリでも沈降速度はそれほど遅く感じなかったけど、暖かくなると軽いオモリだと途中でつかまってしまい、もっと重いオモリでストンと沈めた方がいいという場面もあるだろうということで、大きめも作ってみた。

40,45

 取りあえず「抜き」「持たせ」兼用。ちょっと太めの1.4ミリでバラケを背負わせる「14パ40」、やや長めのテーパーかかってない1.2ミリパイプの「パ40」「パ45」。これ以上のサイズは既に作った両ダンゴ用とかのがあるはず。 

 逆に、さらに繊細な小浮子にしないとダメという場合も想定して、トップ変えたりボディの太さ変えたりして「14パ25」「06パ25」「ポ25」「4ポ40」あたりを作ってみた。

小浮子軍

 下の3本「パ20」×2「ポ20」はどちらかというと小物釣りに使う浮子のつもりで作った。

 そして、以前作った4ミリバルサの極小浮子がトップを支えきれずに立ち上がると沈没する失敗作だったので、ボディー再利用してテナガ釣りとかに使う小物浮子を作ったらなかなかに可愛くできたので、余ったバルサ丸棒の端切れとか使って増産かけてみた。

小物浮子

 今回、中古屋で安く売ってるパイプトップとかまとめ買いしてきたので、パイプも必要な長さに切ったり表面削って色塗り直したりした。無垢素材と同じ塗りだと区別つかなくなってしまうので、パイプは蛍光色の上下に黒線を入れる。無垢素材の黒線は飛ばし飛ばし入れるという方針とした。

 オレンジと蛍光黄色の間に黒線を入れるたびに、何か既視感のようなモノを感じていたんだけど、小物浮子作っててやっとその正体に思い当たった。

 セルの玉浮子の配色なんである。懐かしい郷愁を誘うような配色。結構気に入っている。

玉浮き

 早く実戦投入して、自分の釣りにあった朝棚浮子はどんな浮子かってあたりを詰めながら、釣り方も習得していきたい。

(2018.3.20)

 

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