○ベールアームはどこまで回る?

−スピニングリールのは何のために生まれどこへ行くのか−

 

 

 ベイトリールが嫌いなわけではないですが、スピニングリールが好きだ。

 いうまでもなく特にPENNスピンフィッシャーが好き。

7500ss

 

 スピニングリールが好きな理由は自分でもよく分かりません。これからスピニングリールの利点や弱点についても考察してみるつもりですが、スピニングリールの利点をもって好きな理由であると単純にはいいきれないような気はしています。が、好きになった原因の一要素ではあると思います。

 

 スピニングリールの利点はその誕生の歴史を紐解くと明確になると思いますが、簡単に言えば「軽いルアーや餌を遠くに投げられる」ということでしょう。

 

 構造上、ベイトキャスティングリールはいかにスプールを軽量にし回転をスムーズにしたところで、キャスティングのさいに最初にスプールを回転させるための力が必要であり、軽い餌やルアーではその力が充分得られないため一般的にいって軽いものを投げるには適していません。(註1)

 その点、スピニングリールは餌なりルアーなりが飛んでいく際に必要な力はラインの重さとガイドやスプールエッジへの摩擦抵抗の分だけです。

 

 「ベールアームは世界を回る」という、リールコレクターが書いた本にスピニングリールの誕生から発展、改良の歴史がわかりやすく紹介されています。

 この本によると、初代のスピニングリールは紡績会社のえらいさんが開発したイリングワース気箸いΕ蝓璽襪世修Δ任后

 もろに糸を紡ぎ出す機械からの応用のようで、初代はラインがまとまって飛び出すトラブルや、ベールの強度不足が弱点としてあったようです。これらの弱点は改良されながらも現在のスピニングリールにも多かれ少なかれ引き継がれており、スピニングリールが持って生まれた弱点のように思えます。

 

 しかし、「軽い餌やルアーを遠くに投げる」ことができるという利点には、それらの弱点を補ってあまりある魅力があったようです。そのため、初代が生まれてから様々なメーカーにより次々と新たな工夫や細かな改良が加えられて、多くの釣り人に愛用されながら今に至っています。

 

 「軽い餌やルアーを遠くに投げる」という当初の目的について、早い段階でスピニングリールはほぼその目的を達成していると私は思っています。

 ライトなクラスにおいては、今時のリールなら安価なものでも使用上特に問題は生じなでしょう。

 また、古いリールを使ったとしても、例えば渓流でせいぜい大きくて30センチ40センチの魚を釣るときに、ABUやミッチェルのインスプール時代の名機をつかおうが、最新鋭のメイドインジャパンを使おうが、使い手がそのリールを使いこなせていればリールで釣果に差がつくようなことはあまり想定できません。ライトタックルでの実用十分な性能はミッチェル300番台やABUカージナル等の時代にすでに得られていたと思います。

 

 ところが、スピニングリールの改良が進み機能が充実し強度も向上すると共に、本来求められていた「軽い餌やルアーを遠くに投げる」という目的から逸脱して、「重いルアーや餌を簡単により遠くに投げ、強い引きの魚ともファイトする」という能力が求められるようになってきたと私は感じています。

 

 そういった場合、本来ならベイトキャスティングリールの出番であったはずだと私は考えています。

 なぜなら、キャスティングについては簡単に飛距離が出せるのはスピニングリールであるものの(註2)、ファイトについてはリールの構造上どうしてもベイトキャスティングリールに強度上の分があると思うからです。

 

 ベイトキャスティングリールでは、ラインは、均一に巻くためのレベルワインダーが干渉することはあっても、基本的に糸巻き部であるスプールに直接巻き取られます。

 スプールは、頑丈なサイドプレートに両側から挟まれるか、ワンピースの削り出しのボディーの中に収まっており、いずれにせよ「両軸受け」であり強い力がかかってもブレやたわみは生じにくい構造だと思います。

ベイトリール足で失礼イメージ図

(スプールのはまっている軸の両端がしっかり保持されている、右はイメージ図)

 ハンドルにかけた力はギアを通じて間接的に伝達されるものの、基本的に平行した回転軸上にあるギアであり力の伝達はスムーズに行われます。

 

 これに対して、スピニングリールはラインを巻き取る際に、「アーム(ベールアーム)」というリール本体の回転部(ローター)から伸びた一部分でその負荷を受ける構造になっています。しかもこの部分はラインを自動的に引っかける「ベール」を可動させるため短い軸を介して接続される構造であり、その部分にラインを巻き取る際の負荷がかかる構造です。そもそも高負荷に耐えうるような構造ではないはずで、これはスピニングリール誕生のときから生まれ持っている弱点の一つだと思います。

ベールアーム周辺

(ベールアームの周辺)

 しかもスプールを固定している軸は、本体からつきだした軸にスプールを串刺しにした状態の片軸受けです。この片軸受けの状態で、回転部(ローター)のベールアームのある片方にのみ偏って負荷がかかるので、高負荷時にはブレやたわみで巻き取りに支障が出ることもある種構造上の宿命と考えられます。

スピニングリールの軸周り片軸で受けるイメージ図

(軸にスプールが刺さり、トラグノブがある軸の先端は特に保持されていない、右は片軸受けイメージ図、いかにもグラグラしそう。)

 さらに、ハンドルにかけた力は、現在のリールでは多くがハイポイドフェースギア(とかベブルギア、ワームギア)を介して90度交差した方向に変換されて回転部(ローター)が回ることでベールアームのラインローラー部分でラインを拾って巻き取ります。片軸受けでブレが生じることも加えて、構造的に力のロスは避けられそうにありません。

90度

(ハンドルとローターの回転方向は90度交差)

 

 こういった、高負荷時におけるスピニングリールの弱点ともいえる部分をピックアップしていくと、引きが強い魚とのファイトにはベイトリールを使うということが一つの解決策であるように私は思います。

 特に昨今のように、ライン強度が飛躍的に向上し、魚を止めるためにリールが破壊しかねないレベルまでドラグテンションを上げるような釣り方が開発されている状況で、さらに丈夫なリールを求めるなら、多少キャスティングの技術を上げる必要はあるものの、ベイトリールを使用するという選択肢はあってしかるべきだと思うのですが、なぜか、現実にはスピニングリールの強度アップ合戦に終始しており、ベイトリールで挑む釣り人が出てこないのは不思議でなりません。強度的な問題の解決には手っ取り早い方法だと思うのですが、ベイトリールに何か問題があるのでしょうか?明確な答えをご存知の方は教えていただきたいと思います。

 

 しかしながら、私もそうですが、キャスティングを前提にすればバックラッシュ等のライントラブルが少なく扱いが楽なスピニングリールに慣れた人間は、なかなかベイトリールには馴染みにくいということも否めません。パーミングして巻き取りできる小型ベイトリールはそうでもないですが、大型のベイトリールはハーネスでリールを保持するトローリングでのファイトや竿カケに置いてのファイトを前提としているのか、手持ちではバランスが悪く巻き取りが今一しっくり来ないという部分も正直あります。(註3)

 そうなると、スピニングをその弱点を補いながら使うという選択になるのですが、その方法にもいくつか方向性があるように思われます。

 

 一つには、リールを強度アップ等する方向の改良です。ブレて高負荷時に巻きにくくなるなら、ブレないような高強度の素材でローターをつくり、巻き取りのパワーロスが生じるなら、なるべくロスを軽減するべく高精度なギアを組んで、回転部にはベアリングをぶち込む。その結果、メイドインジャパンの素晴らしい性能のリールができたことは確かだと思いますが、私にはどうもしっくりこない部分があるのです。一つは値段が高すぎるということ、もう一つは、強度を上げる方向の改良で元々スピニングの構造的に持っている弱点である部分に力を入れるなら、いっそベイトキャスティングリールを選択する方が正解ではないかというようなしっくりこない「引っかかり」を感じることです。

 金の話は正直、趣味の世界であり、かけようと思えばナンボでもかければいいのだと思いますが。でも、釣り道具というものは、かなり精神的な嗜好品であると私は考えており、「引っかかる」部分は価格など問題にならないほど気になるのです。どうも根底には、道具を愛着を持つ暇もないぐらいのサイクルで際限なく改良していく姿勢に私は反発しているのではないかと思います。個人的な嗜好の問題で理屈ではどうにもならない部分だと思います。

 

 もう一つには、そもそも高負荷で巻き取りするにはあまり向いていないであろうスピニングリールに無理をさせないテクニックを磨くという方向です。

 どういうことかというと、要するに負荷をかけてゴリゴリ巻くようなファイトをしないということです。じゃあどうするかといえば簡単に言えば「適切なポンピングで寄せる」の一言。それで寄せられないレベルの魚はそのスピニングリールでは取れないんだけど、基本的には道具を安易にレベルアップさせるのではなく、自分の技術を向上させて、あるいは食わせる場所の選択やファイト時のポジション取りやラインシステムの改善など総合的に対応するという方向で私はなんとかしていきたいと思っています。

 よく、乗合船で魚をかけてえっちらおっちらポンピングを始めると船頭さんから「だめだめシャクッちゃバレちゃうよ!」とお叱りが飛ぶ。しかし当方、それなりのサイズの魚をポンピング無しで上げた経験はないので無視してポンピングして上げます。シーバスだろうがGTだろうがサメだろうがそうやってあげてきました。

 船の上では船頭さんのいうことは間違いないことが多いのですが、ポンピングだけは悪いけど無視してさせてもらうことにしています。申し訳ないがルアータックルに対しての経験はたいがいの船頭さんより永いという自負があります。(註4)

 船頭さんは、短くて割とタメが効かない上に竿キーパーに乗せたままゴリゴリと巻くことができるベイトリール使用の船竿を基準に考えていることが多くて、確かにそういった竿では、下手にポンピングするより一定のリズムでゴリゴリと巻いた方がテンション変わらずバラしも少ないのは良く理解できます。巻き取りもタックルが船の舷側に固定されているなら楽でしょう。でも、当方の使っている竿はだいたい、粘っこくタメが効いて多少のポンピングのリズムのズレは吸収してくれてバレにくいものだし、そもそも手持ちのタックルでポンピング無しでゴリゴリ巻くなんてことができるほどの腕力を私は持ち合わせていません。多分リールもPENNなので高負荷ではブレて巻きにくいだろうし、ポンピングを前提にジンバルの位置も設定してトレーニングも積んでいます。

 チューンしてないノーマルのPENNスピンフィッシャーで、高負荷かけてゴリゴリとリールでファイトをすることは難しくても、一旦止めた魚に対してポンピングでプレッシャーをかけ続けつつ寄せることは不可能ではありません。要するに巻くときは竿を下げるときに負荷が軽くなるのを利用して巻く、というポンピングのそもそもの原理を思い出して巻けばいいのです。高負荷で巻き上げることが難しくなるスピニングリールでのファイトは本来そういうものではないかと個人的には思っています。

 私個人としてはスピニングリールを使ってポンピングで魚とファイトする方法で今後もやっていきたいと思っています。

 

 も一つの方向性としてスピニングリールの弱点克服に大胆に取り組んでいるリールがあります。

 バンスタールと、その後メーカーは変わったものの(独立した別会社のもよう)バンスタールの後継機のような位置づけで出てきたジーバスです。

 これらのリールには、アームを起こしてラインを自動的に拾う機能が付いていません。見た目にも普通のスピニングリールにあるベールが無いので奇異な印象を最初受けます。自動でラインを拾ってくれないので、キャスティング後ラインを巻き始める際には指でアームのラインローラーにラインを引っかけてやる必要があります。マニュアルピックアップ方式とか呼ぶらしいです。

 このマニュアルピックアップのアームは、現在主流のベールアームが、ベールが半回転してラインを拾うために軸でローター部と可動的に接続されているのに比べ、ローターに直接ガッチリと固定されており、素人目に見ても単純比較すれば高強度が得られる構造になっていると思います。

ベール有りベール無しの対比

(マニュアルピックアップのアームと通常のベールアームの対比)

 バンスタールは、航空機部品関連の製造会社の社長が軽くて丈夫なリールが市場にないのでターポン釣り用に自分で作ったものが原型と聞いています。おそらく、パテントの関係でややこしいベールアーム周辺の工夫を導入するのが現実的でなかったことよりも、高強度を得るためにシンプルな構造にしたかったのがマニュアルピックアップを採用した理由だろうと思います。

 バンスタールはインスプールタイプであり、アウトスプールのようにベールアームがローターの一部から生えたようにして下部から立ち上がって取り付けられているのに比べ、インスプールのお椀型のローターそのものにアームが取り付けられているので、強度的にはその点も有利かと思いました。しかし、よくよく考えるとお椀方のローター自体がアウトスプールのローターより薄く軽く作られているので、強度的なものは一概に言えなさそうです。しかしながら、ジーバスはアウトスプールのような形状のスプールを採用していますが、実際にはインスプールというややこしい作りをしています。ラインの噛み込みなどを防ぐためにインスプールでありながら背の高い独特のスプールにしているようです。やはり、インスプールの方が強度面などで有利な点があったのでそうしているのではないかとも考えられます。(註5)

ベールアーム周辺ひいた図

(再登場アウトスプールのベールアーム周辺と、インスプールとアウトスプールの対比)

 価格面を見るとバンスタールもジーバスも少数生産なのかものすごい値段です。バンスタールで当時8万円からしていたし、ジーバスに至っては25万円だかです。シンプルで丈夫にしたのは評価できるますが、高価なのと、軽さを追求したためかやたら軽合金に穴を開けていて意外に華奢で曲がりそうなのは買うのをためらわせる。その値段ならメイドインジャパンの高性能リールを買うのが妥当というものだろうと思います。趣味の世界なので金額はまあ関係ないといえば関係ないですが25万円はスペアリールを含め何台も買うにはかなりキツめの金額だと思います。

 これまで検討してきたアーム部の強度UPへの対応であれば、要するにシンプルな構造のリールのローターに直接マニュアルピックアップのアームをしっかり接続すればよさそうで、そういうスペアパーツなりをオプションで作ってくれれば、かなり強度のあるものができてしまうのではないかという疑問が湧きます(註6)。

 アウトスプールでマニュアルピックアップ方式のものは例を見ないので、勇気あるメーカーや小規模生産の工房からチューンアップパーツを出してくれないだろうかと思いますが、インスプールだと実はそういう条件にあてはまるリールがあったりします。

 その名を「PENNスピンフィッシャー706Z」というリールで、かなり古いスタイルだと思われるものの、実は2000年代前半までカタログにも載っていた割と最近まで現役のモデルです。永らく愛用されてきたのにはそれなりの理由があったのだと想像しています。ひょっとしたらバンスタールにも影響を与えているかもしれません。

706Z

(PENN スピンフィッシャー706Z)

 大きさは20LBが300ヤード巻けて、SSだと7500SSと6500SSの間の海で使うような比較的大型のモデルです。スピンフィッシャーの「Z」の付くインスプールのシリーズはこれ以外は小型でトラウト用ぐらいのサイズがメイン。しかもベールは普通に当方の苦手な巻き上げると自動でラインを拾って半回転するタイプです。(註7)

 インスプールの大型リールを出すにあたって、PENNが小型機種同様にオートマチックでラインをピックアップする機構を搭載せず、インスプールのローターにガッチリと固定したマニュアルピックアップのアームを採用したのは、やはり大型魚とのやりとりでは強度的に有利なこの方式が適切と判断したのではないでしょうか。

 

 欲しくなって買っちゃいました。中古で定価の半額強で替えスプール付きでゲット。

 展開図を見てあまりの部品の少なさにびっくり。

 マニュアルピックアップ方式が強度的にも扱いやすさでもどのくらいやれるものか、インスプールのローターの強度がどのくらいのものか、実戦投入して感じてみたいと思っています。意外にバカみたいに強くて、ドラグ設定何キロに上げてもびくともしなかったりして。とりあえずはダンベル吊り下げテストからだな。

 実際の釣りではSSシリーズで何の問題も感じていませんが、スピニングリールのあり方を考える上で、706Zは示唆に溢れた面白いリールだと思います。

 

 スピニングリールは、現時点でもすでに充分実用上問題のないレベルの製品が市場に出ています。しかしながら、更に安くとか、更に軽くとか、更に丈夫にとかの要望はつきないでしょう。それは、スピニングリールというものが、今回述べてきた強度以外にもラインの撚れ等生まれたときからいくつもの弱点を持っていて、常に改良が必要な永遠に不完全な道具であることに起因していて、そのこと自体に魅力があるのかもしれない。と私は思うのです。

 

 

 

 

(註1)軽いルアーを投げるときに、最初にスプールを回転させるための力が不足するのを補うため、キャスト時にスプールを指ではじいて回転させながら投げるというテクニックを村田基氏が紹介していました。

 

(註2)キャスティングに関しては一長一短あるようにも思います。最初にスプールを回転させる力が必要なベイトリールも、重いものをキャストする場合には、回転が始まってしまえばスプールの回転によりラインを勝手に送り出してくれるので、常にスプールエッジとの間で一定の摩擦抵抗がかかっているスピニングリールより理屈では抵抗無く飛ばすことができるはずです。

 しかしながら現実的には、風やルアー形状などにより飛んでいくスピードが変化するなかで、必要な量だけラインを送り出し続けることは不可能に近く、ライン放出量が多すぎていわゆるバックラッシュをおこさないように、実際には遠心ブレーキやマグネットブレーキ、親指によるサミングで出て行くラインにブレーキをかけている状態であり、一般的にスピニングリールの方が飛距離を出すことは容易です。

 それでもテクニック次第で実用十分な飛距離を出すことは可能と考えられ、ファイト時のメリットを考えればベイトリールという選択肢は依然としてあり得ると思うのですが。

 小笠原の磯からのルアー釣りを紹介した記事などでは、元々ベイトリールの扱いに慣れた釣り人が釣り方を開発したからだと思いますが、ベイトリールが使われているのを散見する。

 

(註3)ロッドの上にリールが付いているので手持ちではバランスが悪いので、スピニングと同様にロッドの下に来るようにリールの位置を変えて、ギアを一つよけいに噛ませれば巻き取り速度も速くできるし、キャスティングはどうやって投げるか考える必要あるが(多分ベイトの磯竿のように左手でサミングしながら投げれば良いのではないか?)、バーチカルなジギングには問題ないものができるだろう、というようなアイデアをどなたか(チャーマス北村氏だったような?)が釣り雑誌に書いていたような記憶がある。確かに良いアイデアだと思った。

 

(註4)若い頃、Jさんとシーバスジギング船に乗って、スピニングタックルのJさんが、ポンピングするたびに船頭さんにマイクで「そこの人しゃくっちゃダメ」と怒られていたのは、本人もいまだにたまに話題にするぐらい頭に来たようである。今思い出すといい笑い話のネタである。スピニングタックルでは魚はポンピングして寄せるものというイメージはJさんの釣りを見てすり込まれたのかもしれない。スピニングはベールアームの部分にラインにかかる負荷が集中するから強度的には限界があるという考え方もある程度Jさんからの受け売りです。

 

(註5)ピックアップのアームを2個付けて、1個だと回転にムラができるのを防いでもいたりしてます。

 

(註6)メイドインジャパンの高級リールはあまりベールアーム周りがゆがんだり壊れるということはないようす、この辺のパワーアップは特に必要なさそうで、現実にはここのパワーアップパーツが出ることはなさそう。壊れるときは、私が聞いた一事例ですがドラグパッドがすり切れたのか、溶けたのか、ドラグがバカになったそうです。ドラグはある程度消耗品なので過度の負荷をかけて許容量を超えたときにドラグから逝くというのは、非常に他の部分の強度が高く完成度が高いということかもしれません。ちなみにちょっとまともじゃない使用状況での事例です。

 むしろこういったチューンアップパーツが出るなら、糸巻き量が多く値段が手頃なPENN9500SSあたりのチューンアップパーツか※過去実際に9500のベールレスキットは存在した模様(2016.4.15)

 

(註7)どこかですでに書きましたが、私はスピニングは左手でサミング?してそのままベールを左手で起こしてからリーリングします。なので、ハンドルを回してベールを起こす方式のインスプールのリールは、ハンドルまわさずベールを起こすと故障の原因になったりするので苦手です。

 

 

(2009.8)  

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