2015年12月31日木曜日

2015年のベスト3(釣り編)


 秋のシーバスシーズンを病気療養で棒に振った今年ではあるものの、こうやって思い返してみると、なかなかに良い釣りも多かった一年だったと思う。
 ぶっちゃけ病気なんてのは長く生きてれば「そういう時もあるさ」な話で、あんまり気にせず復活したらまた良い釣りすれば良いだけのことのようにも思う。

○釣り:1位早春バチパターン、2位ワカサギ2束、3位テナガポイントのニゴイ攻略
 1位の早春のバチパターンは、ダイキリさんポイントでも近所ポイントでも結果が出て、サイズはもっと良いのが出ても良かったかなと思っているが、それはまた来年以降に期待できるので、順調に実績が重なって「前夜祭パターン」なんかもありそうだとかデータも積み上がってきており、非常に満足できる結果。年開けたらシーズンももうすぐで楽しみでならない。
 2位、ワカサギ2束は2月に2回達成しているが、小物釣り師としてやっと「束」を単位に複数数えて釣れるようになったというのは感慨深い。ワカサギ年末は苦戦したがこれからシーズン佳境なので今シーズンのデカいワカサギを多点掛けしてその重さを堪能してみたい。
 3位のテナガポイントのニゴイはここ数年「テナガボイル攻略」ということで狙っていた釣果なので嬉い。まだ安定して狙えるところまではいってないけれど、2回成功しているので今後も経験を積み重ねていけばテナガシーバスと併せて面白い釣りものになるのではないかと期待している。
 その他にも、釣友を訪ねての九州ライギョ遠征、関西ギギ遠征と国内ローカルな遠征も楽しい釣りだったし、病み上がりのリハビリにもなったオイカワ釣りも開拓が進んで充実してきている。
 来年も東京湾シーバス野郎と江戸前小物釣り師としての修行を進めつつ、遠征はサメかデカいナマズかなどと情報収集しているところである。来年の釣りも面白いに違いない。

○残念だった釣り:1位カヤックシーバス、2位夏休みサメ、3位無し
 1位はまあ言っても仕方ないことだが、行けてればスズキ様の3つや4つは釣れてたのにと思ってしまうのである。まあ忘れて来シーズンに期待。
 2位は「サメなんていやになるぐらいいるよ」とか言われがちだけど、狙うと当たり前だけど難しいという話で、釣れなかったことは残念だったけど、あたりまえって言えばあたりまえの結果で、これからも挑戦し続ける中でしか結果は出てこないんだろうと覚悟している。

○ルアー:1位インビンシブル8DR、2位にょろにょろ、3位ソルトウォーターグレードボーマーロングA
 1位、北欧はニールズマスター社インビンシブルはなぜかマイブームが到来。実釣でも、動きの良い軽いバルサミノーなのに投げやすく、8センチディープランナーは運河の足場の高いところで使うシャッドラップラパラからレギュラーの座を奪いっとって一軍登録の実力派。この辺りのちょっとマイナー風味の利いたルアーについて書きたくて「ルアー図鑑うすしお味」シリーズを立ち上げてゴリゴリと書きまくったのもなかなかに楽しかった。
 2位は、早春バチパターンで大活躍。超ド定番のバチ対応ルアー「にょろにょろ」が今年の春もニョロニョロと実力を発揮してくれました。
 3位のロングAは昔から好きなミノーだけど、これの「ソルトウォーターグレード」ブランドで高強度のポリカーボネイト製のが2008年から出ているというのを遅まきながら知って、爆買いアンド実戦投入、シーバスもクロダイもゲット。丈夫な道具が私は好きだ。

○釣り具:1位ランカーギアLGX66SM−2J、2位ワンダーカーボアジャスターさわ鮎VX中硬硬72/60、3位左手サミングライギョタックル
 1位のランカーギアXは小技の必要な運河の橋の下パターンとかで愛用。今年は4月5月のバチパターンが釣り場の減少もあって苦戦していたので、雨が降ってバチにあんまり良くない状況の時はアクアライン超えて運河のエリアでよく釣っていた。この時代のフェンウィックはグラスコンポジットの厚巻きのブランクスで適度にダルく粘りがあり丈夫なので大好き。カテゴリーとしてはバスロッドなのかもしれないが60アップのシーバスでも問題なく釣れる。
 2位は鮎竿である。リョービ製というところからもずいぶん昔の竿だと知れるが、それでも流石は鮎竿、軽い。7.2mの長尺にもかかわらず、ちょっと尻から間隔をとったところを持てば片手で扱える。陸っぱりで狙うワカサギ用に中古で買って導入したが十分に活躍してくれている。
 3位は、バレーヒルの名竿「ガンガン70」をぶった切ってバットにジョイントを持ってきた上でリールシートの位置を下げた「左手サミング仕様」の変態的なライギョロッドというか怪魚ロッド。これにABU7001にボールベアリング入れたリールを合わせて、GWのライギョ釣りに導入。7001という大型リールはスプールの糸巻き量が多く重いので回転性に心配があったが、意外となんとかなった。  

○PENN:1位4400ss、2位430ssg、3位6500ss
 1位は、「糸ヨレ多し」と評判の4400だが、なぜか相性が良いのか問題なく使えている。今年は早春のバチパターンの時にはこいつと5本継ぎのパックロッド「ブリストール」で通した。デカいボラやコイの突進にも、ドラグ性能ほか問題なく信頼できるリールである。今後もよろしく。
 2位はいつもお世話になってます。第4世代スピンフィッシャー。こいつもずいぶん永くメインのリールとして使っているけど壊れる気配が無い。シンプルでリールなんてこんな程度で十分と正直思う。
 3位の6500はターポン様逃して未だ獲物をゲットしていないので、瀬戸内海の怪魚、ナルトビエイで坊主竿卒業をと連れて行ったが、ナルトビエイも難易度高くまたも坊主を食らったのであった。こいつに似合う大物をいつか釣り上げたいものである。

 釣りに行けさえすれば、なんだかんだいっても面白いことが起こる。釣りに行けない時も本読みとかの楽しみはあったけど、やっぱりそれでも何度も釣りの夢を見てしまったぐらいに釣りに行きたかった。
 とりあえず釣り場復帰を果たして、また釣りができることはこの上ない喜びである。

 皆様良いお年をお迎えください。

2015年のベスト3(エンタメ編)




 今年も、一年を振り返る時期になりました。今年は病気で3ヶ月も自宅療養していたせいもあってアッちゅう間に過ぎたような気がします。自宅療養中、漫画やら小説やらにはずいぶん無聊を慰められました。今年もお面白い作品に沢山出会いました。

○本:1位「鯨人」、2位「1984年」、3位「謎の国家ソマリランド」
 1位はインドネシアのマッコウクジラを漁る部族のルポ。文字通りの血の海で狩られる鯨は悲しげな瞳でなにを見ているのか?他者の命を奪って生きていくという「生きる」ことの本質そのもののど真ん中ストレートの豪速球に痺れた。
 2位はSFの古典的名作だが、書かれたときから今に至るも色あせず、全くもってリアルな「監視社会」「言論統制」の恐怖を描きだしている。むしろ気軽にみんながネットにつながり、そこかしこに防犯カメラが設置された今こそ読んでその恐怖を認識しておかねばと思う。
 3位は辺境作家高野先生がいつものエンタメノンフな軽いのりのまま激ヤバの紛争地帯を行き、高野秀行はどう考えても圧倒的に面白いという事実を世間にしらしめたものとなっている。
 他にも釣り本では「磯の作法」「服部博物館」なんてのに出会えたし、SFでは「華竜の宮」もよかった。たくさんの本が書かれ続けているうえに、今年は自炊もしたので機会が多かったが再読したい本もたくさんある。幸せなことである。

○マンガ:1位「ゴールデン・カムイ」、2位「ヴォイニッチ・ホテル」、3位「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」
 1位はこの面白さが続けば国民的マンガになるのは間違いない。と、近年同じように太鼓判を押して予言したマンガのうち「宇宙兄弟」は見事的中させたが「ヒナまつり」は知る人ぞ知る的なマンガにとどまっており、これをはずすと負け越すので面白いだけでなく売れてほしいぐらいに思っているがたぶん期待通りになる。アイヌ蘊蓄も楽しい冒険活劇。
 2位は独特のセンスで読ませる気鋭の、なんというか変なラブストーリーという解釈でいいのか?説明難しいので3巻完結で短いし読んでほしい。ギャグも切れて俺好み。この人マイナーな掲載誌で短いのしか書いてないが長編描かせたら大ヒット飛ばせるはずの実力とみた。どっかメジャー青年誌が引っこ抜くべきだ。
 3位は「デ」の数間違えたかも?なにげに細密な画力もすごいが、癖のある皮肉っぽい切り口もなかなかにやりおる。空飛ぶ円盤が攻めてきた非日常の日常系。1位、3位あたりはすでにマンガ読みの間では評判になっている。次々に面白いマンガが生み出され続けていてとても楽しめている。
 マンガでは他に「シドニアの騎士」が講談社漫画賞取って完結したのも一ファンとして感慨深かった。

○アニメ:1位「SIROBAKO」、2位「響けユーフォニアム」、3位「シャーロット」
 1位のシロバコは年またぎの二期ものだったので今年のアニメに入れるべきか迷ったが、圧倒的に面白かったので入れざるをえない。アニメ制作現場の苦労やモノを創る情熱を描いた超良作でこれみてアニメ製作会社に就職したけど早くも絶望して辞めた若者がけっこういるとか聞く。働く現場の物語って「サラリーマンモノ」というジャンルがあるんだろうけど、全くもって人脈広げて出世してとかいう世界に共感も感心もないナマジ的にはドーデモイイ分野だけれど、こういうみんなでモノを創っていく物語は自分のような社会不適合者でも共感できるんだと意外な発見。
 2位は「ちはやふる」が開拓した「文化部モノでも熱いスポコンは成立する」を追証明した激熱部活モノ。1位2位は、売り上げを比べればもっと売れている萌え萌えした作品とかあるけど、ネット上の評判とはほぼ一致。シロバコもユーフォニアムも主人公達はまあそれなりに今時の「萌え」に対応したキャラクターデザインだが、そこにとどまらない熱い物語の質がネットのうるさ型の批評家たちを唸らせた。
 3位は、「監獄学園」と「下ネタ」も候補で迷ったが、シャーロットはどうにも好み。超能力バトルモノでアニメオリジナルの脚本。いろいろアラもある作品だと思うけど、食い物が旨そうなのと、ちょっとゲスいぐらいの駄目な主人公を取り巻く仲間との関係とその成長とか、なかなかに良かったと思う。
 深夜アニメは低予算だし数も多くて粗製乱造でつまらなくなってきているという批判も目にするが、そんなことはなくて面白いのがちゃんと創られていると思う。
 
 長期の自宅療養に突入したとき、まあ、初めは体調とか悪くてひたすら寝てるだけだったけど、ちょっと回復すると退屈し始めるわけで、長い療養期間どうやって暇つぶしするかということを考えると、さすがに1月も2月も読む本が小説でもマンガでも続かないんじゃないかと心配した。でも、全くの杞憂。
 自炊して再読したい本だけでも100冊単位であるし、そもそも新刊を追っかけるだけでかなり手一杯な状態で、病気療養中に「積ん読」状態の読んでない新刊ぐらいは読み尽くすだろうと思っていたがまだ結構残っている状態。
 世の中には人が一生かかっても楽しみ尽くせないぐらいの、沢山の本やらなんやらの作品が既にあって、さらに新しい作品が日々創られている。
 小説が読める、マンガが読める、アニメも観られるという趣味・嗜好を持っていることによって、どうも一生退屈しないですむことが約束されているらしい。
 たとえ病床にあろうとも寝たきりになったとしても、私の人生にはそういう楽しみが存在して奪われることはないと考えると、我が人生はけっこう安心だなと心やすらかに思うところである。

(イメージ画像:集英社新書「鯨人」より)

2015年12月27日日曜日

ビッグ・ブラザーがあなたを見守っている

 土曜の朝にパソコンが一瞬立ち上がってすぐにスクリーンが消えるという状態に突入。
 とりあえず一瞬の隙をついて起動、スクリーンの電源オンオフでも一瞬スクリーンが表示されるのでバックアップとってなかった最新の写真とかだけ急いでバックアップとって、とりあえずサポートセンターに電話して相談したところ、サービス期間が過ぎているけどサービスでということでアドバイスしてもらったが、回復はせず。「買い換え時ですネ」ということになった。

 ちょうど5年を過ぎた頃で、その時期に壊れるように時限的に仕組まれているんじゃないかと疑いたくなる。

 仕方ないので家電量販店に買いに行くが、こういうとき、必要なスペックのパソコンを自分で組み上げたりできない、もっと言えば買ったらすべてついてくるようなウインドウズマシンしか使いこなせない情報弱者、いわゆる「情弱」ぶりが我がことながら情けない。

 壊れる前の、「ウインドウズ7」の入ったパソコンで何も問題なかったのである。でも今時のパソコンには「ウインドウズ10」が入っている。「オフィス」なんていらんネン。でもこれも元から入っている。
 ウインドウズが「7」から「10」に変わったから以前使ってた「ATOK」も「一太郎」もまたバージョンアップ版をご購入なさる必要があるんだとよ。
 セットアップ始めて、それでも一度いじったことがある「ウインドウズ8」の使いにくさに比べれば、なじみやすい操作性で「10」はずいぶんましだなと思っていたが、録画して外付けハードディスクに貯めていたテレビ番組を見ようとしたんだけど、「ウインドウズ7」には標準でついていた「ウインドウズメディアセンター」というソフトが、「10」にはもう採用されておらず、せっせと録画していた番組を見ようと思っても見られないのにはショックを受けた。さすが世界を牛耳るマ○クロソフト様、使う者の少ないソフトはマイノリティーの利便など一顧だにせずぶった切ってくださる。無理矢理「ウインドウズ10」に「メディアセンター」をインストールする方法というのを海外有志が提供してくれているが、マ○クロソフト様のお許しを得た訳ではない非公式な方法なのでセキュリティーとかまで面倒見てくれそうもなく、情弱野郎には手が出ない。
 アニメとかは有料ネット配信利用、NHKスペシャルのサメとかダーウィンのヨーロッパオオナマズとかはNHKアーカイブス利用するしかないのか?とトホホな気分である。

 少数者の利便の切り捨ては、ヤ○ー様もご同様で、ネット上でバックアップをとるのに利用するオンラインストレージサービスはヤ○ー様にお願いして「ヤ○ーボックス」というのを利用していたのだが、「パソコンユーザー少ないので今後はストレージサービスはスマホ対応だけ残して撤退します。ウインドウズ10にも対応する気ありません。」という、このためだけにヤ○ープレミアム会員になって金払ってたのに、あまりと言えばあまりにひどい仕打ち。まあ、こちらは代替のサービスは各社提供しているので乗り換えることができるのでましなのかもしれないが、ヤ○ー様には前回もブログサービスの停止でいじめられているので頭にくる。
 でもって、ヤ○ー様の提供するホームページ作成サービスも利用しているのだが、これが新しいパソコンになったらうまく写真が貼り付けられなくなりやがって、今問い合わせしているが、「インターネットエクスプローラー(IE)」の新しいバージョンに対応し切れていないのかもしれないという気がして、その場合は、「IE」のダウングレードかなと思っている。
 このホームページ作成サービスもそうだが、世の中には「IE」の使用を前提に組んでいるシステムというのが間違いなくあって、仕事でもそういうのを使う場面があったが、どうも「ウインドウズ10」にはウェブブラウザが「IE」でなく初めて目にする「Edge」というのがあって、こちらがメインになっているのを見ると、マ○クロソフト様「IE」を切り捨てにかかっているような気がしてならない。おおコワ。

 くわえて、「ウインドウズ10」もそうだけど、やたらとアカウント作って個人情報を登録させようとしやがってくるのが、監視されそうで気持ち悪い。
 あなたにあったサポートをというやつなんだろうが、ようするに買ったものとか利用したサイトとか、こちらの趣味趣向を監視して、売れそうなものの宣伝をしてやろうといういやらしい思考が透けて見えて不快。そのうちおすすめのマニアックなエロ動画とか勝手に画面上に表示してきそうな気がしていやだ。
 情報が操作されて、行動が監視されたディストピアが今そこに迫っているような気持ち悪さ。

 にもかかわらず、「ネットなんかいらんのじゃ!」とパソコンスクリーンたたき割って力強く生きていくには、もう既にネットの利便性に浸りすぎた。土曜に壊れて正月休み中パソコン無しとか耐えられないというのが、正直「修理」を選択せずに買い換えた理由の大きなところである。

 家のパソコンのOSなんて「ウインドウズ95」あたりでも十分だとたぶん誰でも思うだろう。ネット見てメールして写真整理してワープロ打って表計算してぐらいにご大層なOSは必要ない。
 でも、儲かるための仕組みとしては、どんどんOSも新しくして、それに伴ってハードもソフトも古いのじゃだめで新しくしていかないといけないんですよというふうにしないと立ちゆかない。
 壊れたパソコンでできてたことを、新しいパソコンでも同じようにやりたい、別に新しい機能を求めていない、ただそれだけの希望なのに、進化の話でも例に出される鏡の国のアリスの「赤の女王」が言うように「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければいけない」状態をメーカーが作り出していて消費者もそれにつき合わされている。心の底からうんざりである。

 パソコンはじめ情報機器に関しては、もうどうしようもない情弱野郎なので、これからも全力疾走せざるを得ないのだろうと覚悟している。次回5年後にはウインドウズは15とかなのだろうか。また、昨日と今日のように取説首っ引きで検索かけまくりながらヒーヒーいいながら対応するのが目に見えている。

 釣り具に関しては、全力疾走につき合わないことに決めて、どこのメーカーがしょうもない新機能のついたリールを売り出そうが何しようが「スピンフィッシャーを一生使ってればええネン」と構えていられるのは、心の底から清々する立場である。これだけはすっきり気分よくいられるところであるなあと自分を慰めているところ。
 

2015年12月23日水曜日

図書館の憂鬱

 今週から無事に職場復帰している。長かったがこれで心安らかに年が越せる気がする。
 今日は祝日だが、天気下り坂で釣りには行かずうだうだしているところ。

 復帰前に、なまった心身のリハビリのため、電車に乗って出かけてどっかで時間をつぶして帰ってくるというのをやっていたわけだが、あまり似合いも馴染みもせず尻のすわりの悪いカフェよりは図書館の静かな空間がありがたかったのでよく利用した。

 そういうありがたい図書館に関する話題。
 何人かの作家と出版社が連盟で図書館協会に「新刊本をすぐに貸し出すのは止めてくれないか」という旨の申し入れをしたそうである。
 ネットで無料でお手軽に娯楽が手に入る時代に、出版業界というのは恒常的な売り上げ減に苦しんでいると聞いているが、それにしてもどうなのよという申し入れ内容。
 まあ、それで飯食っている人たちにしたら死活問題で、新刊本が図書館で貸し出される時期を遅くしてもらえればその分多少なりとも売り上げが増えるだろうという主張も分からないでもないが、「図書館」というおよそ人類の文明が作り出したもののうちでも最もすばらしいものの一つではないかという仕組みに対する謀反ではないかと疑問を抱く。

 図書館の機能は簡単にいってしまえば情報資料の保管共有であると思う。個人ではとても収集して整理して保管してということができない量の本など情報媒体を、税金などみんなの負担の基に扱い、貸し出したりといったサービスを提供する。だから基本的には図書館の本はみんなの財産であり、誰でも平等に利用できる。
 インターネットもある種情報資料の保管共有の機能を持ってはいるが、パソコンなどネット利用に関わるコストは無料ではないし、有り体にいえば年寄りとかそういう媒体になじみのない人間には使うことが難しく、システムとして複雑である。
 その点図書館は単純明快である。本を持ち帰るには貸し出しカードとか作る手間がいるが、開館中に館内で読む分には何ら面倒な手続きも発生しない。
 貧乏学生だろうが、ホームレスだろうが本を読む楽しみや資料にあたって調べものをする利便性はあまねくみんなに開放されている。

 これは相当に裕福な国でないと運営できない制度で途上国では図書館も学校もろくにない中でものを学ぼうとしていくと、最近ではネットが一番安上がりらしいとも聞く。
 要するに文明的な社会って何だと聞かれたときに、答えの一つとして「図書館が利用できる」とあげるぐらいのありがたいものだと私は思うのである。別に文明的でなくて野蛮でもいいっちゃいいんだろうけど、本読みとしての私は文明の恩恵を享受したいと切に願うのである。

 とはいえ私は若い頃から「本は買って読め、家は借りて住め」のことわざどおり、読みたい本は買ってきた(読み返したくなったときに手元になかったり、そもそも期限内に読まなければならないのは煩わしい)ので、図書館を利用するのは調べものの必要があるときぐらいなのだが、それでももし自分が仕事も金もなにもかも失って異土のカタイとなるとても、図書館で本を読むという楽しみは奪われることはないんだなと思うと心強い。

 図書館でタダで読まれると困るという出版側の気持ちは分かるが、タダで読む環境さえなくなった場合に本を買って読むかというと、それはもう本など読まなくなるのではないかと思う。
 今回の申し入れはタダで読ませるなと言っているのではなく、新刊本は少しタダで読むのは待ってくれという内容ではあるが、そうやって図書館のサービスの質を低下させ魅力を減じることは、図書館をきっかけに読書の楽しみを知る未来の読者を失うことにつながっていくのではないかと思うのである。
 ネットでタダで観られる映像やら読める情報やらではない「本」ならではの魅力は間違いなくあると思うんだけど、それは今の時代には放っておいて誰もが気づくという状況にはなくて、なりふり構わず宣伝してタダで撒き餌してでも読者を釣らないと結局は「本なんてもうオワコン、ダレも読まネ」ということになりかねない。

 本が売れなくなって、面白い本が作られなくなるなんてのは私のような本読みには耐えがたい苦痛なので、小説でもマンガでもこれからもガンガン買っていくつもりだが、どうか出版サイドも近視眼的にセコい利益を得ようとした結果「本を読む」という文化自体の衰退に手を貸さないようによく考えていってほしいと思うところである。

 我が家の最寄り駅の周辺には駅ビルと商店街に2軒の本屋があったが、商店街の方はつぶれてしまった。出版業界を巡る状況がことほど左様に厳しいというのは肌で感じるところだが、それでもなお、というやつである。

2015年12月19日土曜日

バルサ50がお安くなっています


 バルサ50ネタを書いたことが、どこか自分の心の中のスイッチを押してしまったようで、バルサ50のルアーが欲しいという気持ちが自分の中で着々と育っていき、辛抱たまらンようになってしまった。
 やっぱりバルサ50ならトップだよねということで、そうなるとやっぱりペンシルを意のままにアクションさせてちょっと小生意気なサーフェイスプラッガーでも気取っちまおうかと「ビッグラッシュ」を街の中古釣り具屋に漁りに出かけた。

 「バルサ50よフォーエバー」的な気持ちがあるのなら、版権買ったザウルストレイン製の新品を買うのが義理というモノかと思う。思うんだけどオリジナルが5,200円、ビッグラッシュで3,400円、と物価スライド考えるとそれほど値上がりしていないのかもしれないが、でもお高い。しかもコアなファンが買う分ぐらいを見込んで生産しているのか、ザウルス専門のウェブショップで見ても色が選べるほど残ってない。ちゃんと今でも好きな人がいて売れているというのは自分が買ってもないのにえらそうだが一ファンとして喜ばしい。
 売り切れてたけど新作でGTルアーサイズのビッグラッシュスケーターとかがデカシーバス用に作られてて激しく物欲を刺激された。使う予定もないのに発作的にポチってしまわず売り切れてくれていて良かったのかもしれない。

 ということで今すぐ欲しいぐらいに物欲が高まっているところに新品は手に入りにくいようなので中古屋へということにあいなった。
 ねらう獲物はさっきも書いたようにビッグラッシュ。の中でもウォーカーの方。ビッグラッシュと言えば、どちらかというとスケーターの足の長いロングスライドがバルサ50の代名詞というか伝説になっているが、水面の上を左右に動くだけならザラでもエエやんけという、全くもってサーフェイスプラグのペンシルベイトのなんたるかをこれっぽっちも分かっていない認識の下、ダイブもこなす器用なウォーカーの方がなんか使ったときに面白そうと、バス釣りなど数年行っておらず、次にトップのプラグを投げるような贅沢なバス釣りにいついけるのかなど、まるで見当もつかないが思ってしまったのである。
 ダイブするペンシルベイトもいまどき別に珍しくないけど、レッドペッパーのような不規則な小魚逃走系のダイブをするやつが多くて、サーフェイスプラッガーとして意のままにダイブさせて首振りなどの演出を加えて楽しむというのとはちょっと違うように思う。古いザラは竿をあおるとドボンとダイブしてくれた記憶があるが、そういう感じのアクションを求めているのである。私がしらんだけで今時のルアーにもそういうタイプはあるのかもだが「バルサ50が欲しい」というのが発端なので知ったこっちゃないというものである。

 でもって、中古屋に行くと、びっくりするぐらいに安く売っている。バス用のトップのプラグなんて気にしてみていなかったが、バルサ50とついでにズイールのルアーはタマ数も多いし「これ会社つぶれたときにパッケージする前の段階のが流れたやつやろ」という感じの新品同様のが1000円かそこらで売ってる。想い出の高嶺の花が場末の水商売のオネーチャンになっているのを見つけてしまったような気まずさが漂う。
 仕方ない俺が面倒みてやるかと、3つほど買ってしまった。ついでにホッツィーとスケーターのジュニアサイズも買って度量の大きいところを見せつけてやったところである。改めて塗装キレーだなと感心するが、ナマジ的にはよくルアー作るときに真似してた黄色のコーチドック模様がなんともかんともイイ。

 なんというか、なぜみんな争って買いあさらないのか不思議な気がする。バルサ50にせよズイールにせよ全盛期には釣り具屋の棚に出したら出しただけ売れるような人気ルアーだったわけである。高かったけどそれだけの価値があるルアーだと思っていたし、事実優れたルアーだと思う。それは今でも変わらないはずだ。
 バルサ50のペンシルとスイッシャーってリグがヒートンなんだけど、よく考えるとバルサにヒートン止めだと抜けてしまいそうなものである。なんか上手いこと工夫してるんだろうなというぐらいに気にとめる人間はいるかもしれないけど、その秘密を知る釣り人はあまりいないようで、ネットでググっても情報でてこない。
 でも私はその秘密を知っている。なぜならその疑問を明らかにするためにF師匠がビッグラッシュ解体して調べたからである。貧乏な学生の頃だったので「2800円もするルアーこの人割ってしもたんかい!」とビックリした。ビックリラッシュである。飽くなき探求心というかこだわりというか、今でもほとほと感心する。
 割ってみた結果「バルサの真ん中に堅いウッドの芯が通してあってなァ、そこにヒートンが届いてるんさァ」とのことであった。

 50以上の工程を経て作ってあるというのが名前の由来の一つだそうだが、結構改良加えながら工夫して作ってある力作で昨日今日出てきたような、なんかガチャガチャと見える金物のリグだけ格好付けたようなトップウォータプラグとは別物だと思うんだけどどうなのよ?と、まあそういう風に思うのもひいきの引き倒しで、則さんたちに上手く洗脳されたからなのかもしれないが、もしあんまりリアルタイムでバルサ50に親しんだことのない若いルアーマンでトップのプラグが好きならば、中古が安く手に入るのでちょっと買って試しに投げて欲しい。それで気に入ったら新品も買ってくれるとうれしいなと、オッサン釣り師は別にザウルストレインから金もらってるわけでもないのに書いてしまうのである。
 だまされたと思って是非。たとえ騙されたとしても後悔はしないはずです。 

 ということで、割とすぐに帰ってきた「ルアー図鑑うすしお味」第27弾は中古の値段をみるとB級だけどホントは永久にA級のバルサ50ビッグラッシュウォーカーでした。

2015年12月12日土曜日

モスバーガーがわりと好きだ

 ハンバーガーってあんまり好きじゃない。
 代表的なハンバーガー屋であるマクドナルドなんて、学生時代50円セールというのがやっていたときに「ハンバーガー10個」「お飲物はいかがいたしますか?」「いらンッ!」というのをやった記憶があるぐらいで、まあ、そういうのを求めるべきではない種類の食い物なんだろうけど、たいして旨くもないし量があるわけでもなく、単位価格あたりどれだけ腹が膨れるかという費用対効果を重視しがちだった我が食の人生において、夜遅くに腹を空かして車を走らせていてコンビニか牛丼屋が見つからなかったら利用するぐらいのもので、コンビニもないのにマクドだけあるという状況は今日あまりないので、ここ数年利用した記憶がない。

 最近業績不振で店舗をいくらか閉店整理しているらしいが、関東近郊ならどこでも駅前や街道沿いにマクドぐらいはあるぐらいに一般的な存在である。
 でも、我が故郷の街にはマクドはなかなかやってこなくて高校生の頃、街にはロッテリアとモスバーガーはあったけど、マクドはなかったような気がする。
 我が故郷のちっちゃな街からみても、さらに田舎の漁師町からでてきた同級生が、駅前のロッテリアで「ビックマックください」とオーダーしたのは「剛のモノがおるナァ」と高校で伝説になっていた。
 ちなみにハンバーガー屋ではないがケンタッキーフライドチキンも中学生の頃に我が街にやってきた。初ケンチキはご飯のおかずとして我が家でまずまずの評価を得た。ファーストフードを白飯のおかずにするというネタは吉田戦車が老夫婦がピザでやるネタを描いてて吹いた記憶がある。

 どうでもいいっちゃいいが、ファーストフードの略称は東西で異なるようで、マクドナルドは東ではマック、西ではマクド、ケンタッキーは東ではケンタ、西ではケンチキとなる。ケンタッキーはまあいいいのだが、マックって小さい「ッ」を勝手に追加していて略称にあるまじきていたらくのうえに、なんとなくこじゃれた東京モンくさい言い方でムカつく。最近「マクナル」とかいう呼び方もあるようで、こちらはちゃんと略称になってはいるが、さらに東京モンくさいしゃらくささが増量されていてムカつく。

 「マック」にしろ今時流行のなんやらややこしい呪文を唱えなければならないらしいコーヒチェーンにせよ、そういう流行モノ的しゃらくささがどうも私は嫌いらしくハンバーガ屋もコーヒーチェーンも苦手である。ドトールぐらいは時間つぶすのに入ったことはあるが、スターバックスとかの呪文系カフェの敷居はまたいでいない。詠唱すべき呪文を修得する気もない。こちらは「日常」でユッコが「ド、ドッピオ??」とかやってて激しく吹いた。

 「牛丼屋ってのは殺伐としているべきだ」という意見を目にしたことがあるが同意する。私は牛丼屋に限らずファーストフードなんて安い金額で最低限の食い物でさっさと腹を膨らますための殺伐とした店であるべきだと思っているのかもしれない。素性の怪しいわけの分からん食いモンをロクでもないブラック労働で提供しているというのを知ってしまうと「なにがスマイル0円じゃボケェ!」と殺伐とした気分にもなってくるというものだ。

 にもかかわらず、モスバーガーが割と好きである。この文章も数日前にモスカフェという座席のいっぱいある店舗の窓の外を眺めるシートでハンバーガー食い終わって茶をしばきつつ、電子メモでパチパチと打ってたという、客観的にみてスカしたいけすかねェ感じの「おまえはどこの意識高い系やねン」という本来私が唾棄すべきこじゃれたシュチュエーションに浸って書いていたていたらく。
 モスバーガーは費用対効果は悪い。ハンバーガー2個とお茶で千円はする。若い頃はハンバーガー3個にチキンかポテトも付けていたのでさらに金がかかった。マクドに比べればレタスもシャキシャキだし、作りたてで出てくるので、ファーストフードというよりは普通に食事という感じもするが、そうまでしてハンバーガー食いたいか?と自分でも疑問に思う。
 でも食いたくなる。
 大学受験のころ、たまに帰省していた兄貴が夜食にモスのテリヤキバーガーを買ってきてくれた。
 「モスのテリヤキは他のチェーンのハンバーガーと違って旨いよ」とか何とか言っていたような気がする。そのころはいつでも腹が減っていたし、甘辛いテリヤキソースと自家製っぽいマヨネーズのたっぷりかかったハンバーガーは確かに「写真とちがうやン」とつっこみたくなるペシャンコなハンバーガーよりずいぶん美味しかったような気がする。ソースやマヨネーズより兄の気遣いが味の決め手だったのかもしれない。
 まあ、そういう記憶をたまに想い出すから、モスバーガーは食べたくなるのである。

 「Q.E.D」の登場人物の「世界で一番売れているからハンバーガーとコーラが世界一の食べ物だ」という意見には全く同意しかねるが、個人個人の思いいれの中でマクドのハンバーガーが一番だという人がいるなら、自分の意見とは違うからといって別に否定するものではないと思っている。

2015年12月5日土曜日

リハビリの日々

 月曜に病院で診察を受けて、先生からそろそろ良くなりつつあるので、出勤するための準備として、なまった体を動かして1日八時間働く体力と気力を取り戻すために、まずは、電車乗ったり駅の階段上り下りしたり、部屋以外の場所で時間をつぶしたりしてリハビリするようにとの指示がでた。

 体調もそれなりによくなっているので「電車乗って出勤するぐらいワケないって、先生大げさだな」と思ったが、実際に電車乗って、ちょっと買い物などして戻ってくるというのをやってみると、これが3日続けたら太股のうらがパンパンになるほど疲れてしまい、体がおもいっきりなまっているのを思い知らされた。

 先生のいうことには、人間の体なんて2週間も寝込んでいたら使いものにならないぐらいに衰えるそうである。
 完全に寝たきりというわけではなかったけど、2ヶ月ぐらいは引きこもった状態だったので、予想以上の衰えぶりに驚いたところである。

 人間に限らず生き物の体って、使わない器官はすぐに退化してしまうというのは、携帯電話使うようになったら頭から電話番号を記憶しておく能力が退化したとかいう身近な例から、天敵がいなくて飛ぶ必要がないと羽まで退化させてしまうヤンバルクイナとかガラパゴスコバネウとかの離島の鳥などの種の進化の話まで良くある話ではある。

 でも逆にぜんぜん衰えない「雀百まで踊り忘れず」てなこともあったりして、自分の場合釣りの技術なんてのは何十年と培ってきたものであり、数ヶ月やそこらはなれたところで忘れるものではないと思っている。
 自宅療養中、最初の頃、病状がまだそれほど大したことないと思っていた頃と、回復しつつある後半の、しんどかったまっただ中を除いて、しょっちゅう釣りの夢を見た。どれだけ自分が釣りに執着しているのか思い知らされるぐらいに、見るときは毎晩のように見た。目覚めると釣りに行けない自分の状況に心底がっかりした。

 やっとリハビリがてら釣りもできそうになってきている。冬きたりなば春とおからじ。とにかく釣りに行けるのが楽しみでならない、待ちどおしい。
 とりあえず、車の運転はちょっとまだ出先で体調悪くなったりしたら帰って来れなくなりそうなので、電車でオイカワかなと、香港から帰ってきたSUZUKIさんをお誘いして明日行く予定。

 てなかんじで、しばらく釣りにも行けてなかったので健康ってだいじだなあと強く実感するところ。
 病気になりたくてなる人はいないだろうし、死や病といったものから人は誰も逃れられないとしても、それでもみなさんどうかご自愛を。

2015年11月30日月曜日

アタマの中でカラーンコローン

 水木しげる先生のご冥福をお祈りします。

 93歳ということで大往生ではあるんだと思うが、やはりちょっと寂しい気分。

 今の日本のストーリーマンガの手法って手塚治虫が確立したというのが定説で、手塚治虫が「漫画の神」と呼ばれているわけだが、それ以前にも紙芝居やら貸本やらで今の形式のマンガ以前のマンガの原型の時代から活躍されていた、それこそ生ける神の一人が水木先生だったという私の認識である。
 手塚治虫、石ノ森章太郎、水木しげる、永井豪の4先生あたり(白土三平先生も入れたいがややマイナーか?)が「神」といっていい、マンガを作ってきた作家だと私は思うのだけど、よく水木先生がマンガのネタにしてネットでも紹介されているように、水木先生が忙しくとも10時間は寝て長寿を全うされたのに対し、手塚、石ノ森両先生は寝る間を惜しんで描きまくって早くに亡くなられている。私が神とあがめるマンガ家は、あとは豪先生を残すのみとなった。病院の帰りに本屋に寄ったら豪先生、デビルマンのスピンオフでシレーヌメインのマンガ描いていてご健在のようで何よりである。

 水木先生、エピソードには困らない人で、「ゲゲゲの鬼太郎」のあまりの人気ぶりに手塚先生が嫉妬して妖怪モノの「どろろ」を描いたとかいう話も有名だが、たぶん豪先生の「ドロロンえん魔君」も水木先生に対抗して描いたんじゃないかと私は思っている。

 ゲゲゲの鬼太郎は、5回もアニメ化しているお化けコンテンツで、1回目の白黒版は年代からいって見ていないけど、2回目のカラー版と夢子ちゃんが出てきてネコ娘がヒロインの座を奪われる屈辱にまみれる3回目とをリアルタイムで見ている。実写版の映画も結構よかった。アニメ4回目、5回目、それに墓場鬼太郎はたまに見た程度だが、山陰に出張のおりには、鬼太郎グッズの店で鬼太郎ノートやらキジムナー手拭いやら買うぐらいには鬼太郎ファンであり、今日はアタマの中で鬼太郎のOP・ED、それから「悪魔くん」のOPの「エロイームエッサイム、エロイームエッサイム」という歌詞がグルグルしている。

 「悪魔くん」は見た記憶がほとんど無いし、内容も憶えていないのだが、なぜか主題歌はフルで歌えそうなぐらいに憶えているのでおそらく視聴していたのだろう。
 後に澁澤龍彦先生の「黒魔術の手帖」を読んだら、ホントに西洋の黒魔術では「エロヒムよエサイムよ我が呼び声を聞け」と唱えると知って、水木先生の創作じゃなかったんだなと意外に感じた。いわゆる「日本の妖怪」って水木先生の創作のモノも多いと聞く。水木先生監修・イラストの妖怪図鑑とか小さいころに夢中で読んだ記憶がある。

 脱線するが、なぜか主題歌はフルで歌えるものに「魔女っ子メグちゃん」のOPがあるんだが、たぶん姉さんが見ていたのを幼少のみぎり一緒に見ていたのだろうと思う。「ハルシオン・ランチ」のあとがきで沙村広明先生が「ああ・・・ノン(註:主人公と魔法の国の王女の座を争うライバル)が好きだ」「トランプをモチーフにした服のデザインも「魔女っ子メグちゃん」の影響かと。」と書いていて、困った人だなァと思ったものである。

 水木先生のマンガとしては、片手を失ったラバウルでの戦争の時の話とか読んだけど、まだ読んでない作品でキンドル版が出ているのも結構あったはずなので、この機会に読んでみようかと思う。まずは「河童の三平」あたりからか。
 作家は亡くなっても、作品が愛され続ける限り作品の中に生き続けると良く言われるが、水木先生ぐらいになると、そういう意味では遠い未来までも生き続けることだと思う。
 水木先生、面白いマンガ、素敵な妖怪達の紹介、ありがとうございました。 
 

2015年11月28日土曜日

ルアー図鑑図鑑


 このシリーズを立ち上げる時にも書いたけど、昔からルアーの紹介記事が載っている本が好きだった。それはもうメーカーカタログでさえ何回も読んじゃうぐらいで、「釣りトップ」の昔から雑誌のルアーレビューコーナーも大好きだし、ルアー紹介がメインの「ルアー図鑑」的な本ももちろん大好物である。中でも、沢山のルアーがポッパーならポッパーというくくりごとに沢山写真と名前だけで紹介されているような形のものより、ひとつひとつのルアーについて、筆者の独断と偏見と愛と執着をもって解説が書かれているものが特に好きである。優れた筆者による解説は、その言葉がいわゆる「言霊」となり、読んだ人間が使う時にも、そのルアーに魂を吹き込むぐらいに霊験あらたかなものだと思っている。なんというか、グッと来る紹介文章が与えられたルアーはメチャクチャ釣れそうな気がしてくるモノだというのは、皆さんおわかりになるだろう。ルアーなんて本当はどれでも大差ないのかもしれない、でも「このルアーは絶対!」と思えるぐらいに絶賛されているのを読んだなら、その言葉を信じられたなら、投げるルアーに自ずと魂がこもろうというモノである。
 
 ということで、ネタがそろそろ無くなったところでもあり、また面白いブツを入手したら、その都度復活することとして、ルアー図鑑うすしお味、一応の最終回第26弾は、本シリーズの正式名称「うすしお味のルアーの楽しみ方図鑑列伝攻略法カタログ」の由来となった、4冊の「ルアー図鑑」について書いてみたい。いろんな人が「ルアー図鑑」を書いていてそれぞれ面白いけど、それらのなかでも特に気に入って何度も読みまくったのがこの4冊である。最近本をだいぶ自炊してデータ化したので4冊とも蔵から発掘できて本棚に収めたところ。流石にこれらの本は単なるデータが印刷された紙として以上の愛着があって裁断して自炊してしまうことはできなかった。


 「今思うとだまされていたのかも。でも後悔はしていないワ」
 不誠実な男への哀切をこめた女性の心情の吐露ではなく、若き日に、釣り飲み会の席で則さん山田さんの「ブラックバス釣りの楽しみ方」が話題になった時のナマジの台詞である。
 割とウケました。
 80年代にブラックバス釣りを始めたような人間にとっては、開高先生の「オーパ!」と共に良くも悪くも影響を受けざるをえなかったぐらいの、バス釣りの、特にこの本ではサーフェイスプラッガーと定義されているトップウォーターマニアにとっては教典といって良いぐらいの1冊。もしこの本がなかりせば、現在に連綿と繋がる「バスは水面で釣るのが最高に楽しいんです」という、一種の思想といっていいような嗜好、「ブラックバス釣りの楽しみ方」は生じえなかったのではないかとさえ思う。
 本書では「バストーナメントに象徴される、効率を重視した釣れればいいという釣りはちょっと違うんじゃないか」、「釣ることのプロセスと衝撃的な出会いを大事に楽しむべき」とかいうことが書かれていて、必ずしもトップ以外の釣りを全否定してもいないっぽいんだけど、読んだ人間の多くは「トップの釣りこそ最高、絶対!」という、水面至上原理主義に傾倒しがちであった。
 でもまあ、田舎のガキが5/8サイズのトップウォータープラグをオカッパリで投げたところで、釣れる魚など滅多にいるわけでなく、おりからのトーナメント指向の釣りからもたらされる、ワームやらクランクやらをつかった新たなテクニックを自分の釣り場に当てはめて釣果をのばしていくのが、心の底から楽しくて、まあ「別に水面にこだわる必要ないんじゃないの?」と思うに至るあたりで、冒頭の「だまされていたのかも」という心境につながっていくのである。
 ただ、釣りのプロセスと魚との出会いを楽しむべきというのは、今でも全くそうだと思っているし、思い入れを込めてこの本で紹介されているような、ラッキー13、タイガーなんかのヘドン勢やバルサ50なんかの「サーフェイスプラグ」をコレクションして、投げてみたりたまに釣れてみたりというのは純粋に楽しかったし良い想い出である。よしんばだまされてたんだとしても、後悔なんてする理由が無いんである。
 この本で紹介されているルアーはルアー図鑑としてはそれほど多くない。でも、それぞれのルアーについて1ページの上半分ぐらいが写真で、その下半ページぐらいが丸々思い入れたっぷりの解説やら、小ネタやら、則さん達のルアーに対する考え方なんかで埋まっていて、それらの綺羅星のようなルアー達を「崇拝」せずにはいられなくなるし、釣り人が道具に対してどのくらい愛着や思い入れを持って楽しんでいるのか、またそうするべきだということを私を含め多くのバスマンは学んだんだと思う。
 この本は装丁やら写真、文章やらもなんというか、それまでの釣りの本とは一線を画す格好良さがあって、「サーフェイスプラッガーのためのテクニカルスタディ」と副題をみると水面のバス釣りの技術指南書という位置づけだが、水面至上主義のバスマンに限らず、バス釣りをやる多くの人間達を虜にし、道具への愛着や思い入れから始まる釣りのプロセスの楽しみ方という、単なる技術を越えた部分までをまさに布教した教典であったと断言できる名著である。若い頃に出会えて良かったと心底思う。

 この本と同時代に書かれた「井上博司のブラックバス攻略法」と平成10年代に入って書かれた地球丸の「バスルアーカタログ」は実は構成が似ている。さらに言うならまとう空気感というか味わいがとても似ている。「バスルアーカタログ」はロッド&リール誌の名物企画だった「三匹が行く」の鉄平君がメインのライターとして企画したようだが、意識したのかしていないのかは別にして、「井上博司のブラックバス攻略法」の影響が色濃くうかがえる。
 どちらの本も、バス釣りに使われるルアーをスイッシャー、ポッパー、クランクベイト、バイブレーションなどの種類毎に分けて、その使い方やらを解説すると共に、代表的なルアーを数多く紹介している。
 どちらもコラム欄やルアーの楽しみ方的なメッセージも楽しめる読み物になっているが、なんといってもルアーの紹介部分が好き者にはたまらない。なるべく沢山のルアーを紹介するために、一つのルアーについてそれほど多くの紙面を裂くことができなかったという制約が、むしろ独特のリズムのある短く切り込んだ紹介文をかたち作っており、なんとも味わい深いのである。
 「攻略法」の方は当時新しい釣りだったブラックバスのルアーフィッシングというモノの格好良さや先進の気風を伝えようとしている入れ込み具合が感じ取れるんだけど、カタカナ用語が多用されていて、今読むとそういう時代感が逆にノスタルジックで懐かしい。
 「カタログ」の方は、きっと哲平君とかのライター陣は「攻略法」とかを読んで育った世代で、バス釣りの、ルアーの楽しさを伝えるための技術とか短文にルアーの魅力を詰め込む味わいとかにおいて影響を受けているんだろうと思うんだけど、30年だかの歴史を経て育まれた感性と経験の分が生かされたぶん確実に進化していてデキが良いように感じる。枕元において何度も読んだけど、何度読んでも楽しい「図鑑」になっている。
 「攻略法」の「インビンシブル(無敵)、まさにそんな感じだ。」とか「カタログ」の「T.D.バイブレーションにはワームさえも及ばない釣れる何かが備わっているようだ。」とか、もうそのルアーを投げずにいられなくなるような煽りップリ。
 ルアー図鑑としては奇をてらわず基本的なところを押さえた作りだが、いずれも「これぞルアー図鑑!」というお手本のような2冊だと思う。

 でもって、「B級ルアー列伝」。Dab氏が「こんなヤツらだけど興味ある方がいるのかな?と、軽い気持ちでホームページをたちあげた」のが、面白くって評判を呼び書籍化、第2弾も発売される人気作となった。
 なんというか、日本のルアー釣りを取り巻く文化も、こんなにも隙間産業的でマニアックなものが受け入れられるだけの歴史的な積み重ねと健全な楽しみの深化がはかられてきたんだなと思うと感慨深い。
 内容的には、イロモノ的だったり社運をかけた超絶技巧が時代の先を行きすぎていたりして、スポットライトが当たることなくタックルボックスの肥やしと化しているような「B級ルアー」に愛情あふれる解説を加えているのだけど、Dab氏の独特の軽妙で明るく楽しい書きップリに、クスクス笑ったりニヤリとさせられたりせざるをえないんである。
 ルアーの釣りの楽しさって、「こんなモノで釣れるんだ」という驚きって確実に要素としてあって、単に効率的に釣れればいいというモノではないと思う。
 ヘンテコなルアーたちを通じて、そういうルアーのおつゆたっぷりのおいしい部分の楽しみ方がこれでもかという感じで伝わってくる。Dab氏のルアーへの愛があふれている。
 バスルアーって特にいろんなヘンテコな工夫が生まれやすい分野だけど、他の魚を狙うルアーだってそういう遊び心的な部分は無ければウソだと私は思っている。
 シーバスルアーとか見てると高性能をうたい文句にした最新のルアーに流行の中心があるように思うけど、そんなのあんまり気にしなくてよくて、単に釣れればいいのなら、例えば自分のスタイルなら堅くフラットラップとかFマグとか投げてれば良いんだろうけど、トップでも釣りたいし(もちろん効果的でもある)、ロングAとかインビンシブルとかも使ってみたいし、この秋は残念ながら釣りに行けてない状況だけどウインドチーターミノーとかも試してみるつもりで用意していたりしていた。そういう、ルアーをあれこれ選んで楽しむ楽しさってやっぱりルアー釣りの楽しみ方の本流だと「列伝」を読むと改めて分かるところである。タックルボックスにゴチャゴチャとあるルアーを選ぶ楽しさって最高だと思うよネッ!てところである。

 
 ルアー図鑑うすしお味でも、これまでいろんなルアーを力一杯紹介してきたところだけど、もし皆さんにも楽しんでいただけたのなら幸い。
 きっとどこかのマニアックな釣り人がクスッと笑ってくれたものと確信して一旦筆を置きたいと思います。どうも皆さんお付き合いありがとうございました。書いててとても楽しかったです。

2015年11月21日土曜日

ラパラマグナム屋繁盛記

 しばらく前にカヤックシーバス用に「Fマグ屋でも開店するんか?」という勢いでFマグ11センチと14センチを仕入れていたが、健康面の問題を抱え今年は出番が無く断腸の思いである。


  Fマグ屋状態を写真で公開して以降も中古屋とかで見つけるたびに買っていたので、今では小さめの段ボール二箱にギッチリ、計ったら3キロチョイあった。
 個数的には100以上、11センチ、14センチについては仕入れ具合は充分である。
 特に好きなカラーは青サバと青銀かな。青サバが大量に入手できているので心強い。
 さらには、最近Fマグはステンレスチールマグナムというメッキのようなカラーリングのが新品でも手に入るようで生産中止状態は抜けたらしくホッとしたところである。

 ラパラマグナム系については他にも仕入れており、結構在庫も豊富なので、今回そのあたりをルアー図鑑うすしお味25弾で取り上げてみたい。

 とりあえずは、Fマグ兄弟には9センチ7センチというような弟分もいたようですが、あんまり見かけないし使い道も思いつかないので仕入れていないけど、18センチの兄貴はデカ物狙いにはそのうち役立つだろうとなんぼか仕入れてきたところである。実戦を想定してフックに鉛線巻いたり、ナツメオモリ埋め込んだりという飛距離アップチューンも施したりして準備は怠りない。
 Fマグはワイヤー貫通式でぶっ壊されても魚は獲れるタイプのミノーなので、そのうちミノーをその重量やファイトで破壊するような獲物を狙ってみたいモノである。

 でもって、同じFマグ18センチの旧型で、リップが頭の先から突き出たオフセットリップじゃなくて下顎から突き出ているタイプ。
 緑サバカラーは都心の中古屋でエグリました。赤金は房総の釣り具屋で若い頃にエグリました。箱が壊れたようでガマカツとかのシールが貼ってある袋入りですがプレゼント券が付いていて、82年モデルということが分かります。90年代には今のオフセットリップになっていったようです。また、このころの赤金はマグナムでもホイルフィニッシュです。現在でもCDシリーズとかは赤金ホイルフィニッシュですが、マグナムの赤金は塗りです。


 CDマグナムも結構あります。14センチとちょっとスリムな13センチはコスタリカターポン様用に買ってましたがフロリダに行ったので出番無く、またどこかで出番が回ってくるのを待っている状態。






 CDマグナムはトローリング用として使われていて結構でかいサイズがあります。
 我が家にあるのは手に持っている22センチが最大で、後ろのは18センチ達ですが、最大26センチまでラインナップされているようです。
 




 でかいラパラというと、スーパーシャッドラップ14センチも外すことができません。怪魚ハンター御用達のルアーで、CDとFがありCDのほうが飛距離が出て人気ありますが、あんまり売ってるのみかけません。
 フローティングの方もオモリ埋め込んだりして飛距離アップチューンを施してあります。いつでも怪魚ハンティングに出かけられる状態です。

 最近、12センチでリップが金属でシンキングのマグナムシャドラップというのもアルのを発見して仕入れましたが、14センチほど迫力はなく、CD14を売ってくれた方が助かるのになと思ったところ。




 ラパラでマグナムというともう一つ、Xラップのマグナムダイブベイトというのがあって、これも試しに買っています。
 まだ実戦投入する機会が無く蔵に眠っています。
 でもまあ、Xラップあたりはラパラの系統のルアーというより、ストームやらルーハージェンセンやら吸収したアメリカンなメーカーの流れを汲むようなアメリカンな感じのルアーでラパラマグナムとは同列で語るべきではないのかもしれません。

 金融機関や自動車会社なんかの統廃合が進んで、年末控除に生命保険の会社名を書こうとすると枠からはみ出るぐらいに統合した社名を並べなければならなくてウザかったりするが、同じような統廃合は米国中心に釣り具メーカーにも見られたところである。

 先ほども書いたようにラパラがストーム、ルーハージェンセン、ブルーフォックス、ウィリアムソン、ラインのサフィックス、フックのVMCなんかを合併吸収していますし、アメリカンルアーを代表するようなヘドン、ボーマー、アーボガスト、レーベル、コットンコーデル、クリークチャブ、スミスウィックなんてメーカーはレーベルを中心にエビスコというアウトドア系の総合会社の釣り部門「プラドコ」ブランドに統合されてしまってます。
 PENNはかなり最近まで、フィラデルフィアに本社を置くPENN社として独立してありましたが、数年前に、ABUやバークレー、はてはシェクスピア、ハーディーまで傘下に入れたピュアフィッシングに統合されました。
 時代の流れを感じずにはいられません。

 なんとなく寂しくもあるのですが、ラパラは今でもラパラな部分を受け継いでいるし(Fマグも廃盤にはならなかったし)、ストームのウイグルワートの「不規則揺れ」をラパラで再現させるために幅広い帽子のつばみたいなリップを搭載した「スキャッター」シリーズとか開発してみたり、プラドコに多くのルアーメーカーが合流して、レーベルお得意のGフィニッシュカラーがヘドン、ボーマーなんかのルアーにも施されたり、ソルトウォーターグレードボーマーなんてのはボーマーベースにレーベルやヘドンからの移籍組的なルアーもあってなかなかに面白いことになっていると評価できるし、デカイ会社になって企業の体力が上がって製品が良くなる分には悪くないことだと考えておきたい。

 まあ、世界的な経済の大きな流れからはルアー生産の現場も逃れようがないというのが現実なのかもしれません。気に入らないからといって嘆いたところで仕方のないことなので、「気に入る」ルアーなどが売られていたら、いつものように一票入れるつもりで買っていくというのが一消費者にできる唯一にしてそれなりに影響力を持った手段なのかなと思います。

2015年11月14日土曜日

釣るためだけが目的でつくったワケじゃないルアー達


 写真を見て、なんか見たこと無いようなルアーが多いなと思われるかも知れないですが、それもそのはず。
 こいつらは不肖ナマジが作ったルアー達です。
 というわけでルアー図鑑うすしお味第24弾は、自作ルアーの紹介。

 ハンドメイドのルアーって、売っているのはおおむね高級品なので、最初は自分で作れれば安上がりかなと思うものですが、これが手間暇かかるし塗料だのなんだのをそろえるとお金もかかるしで、全く費用対効果的には割に合わないことが多いです。
 サイトの方で紹介した、割り箸使った「お手元ルアー」とか秘密の「フッコスペシャル」とかは、いい加減にササッと作っているので、実弾として実戦投入しても問題無いぐらいに費用対効果も良いハンドメイドルアーになっていますが、普通にバルサなりほかの木材なりを削って成形して、針金のリグを挟み込んだり、ヒートンねじ込んだり、塗装して色塗ってウレタンクリアーでコーティングしてという、いわゆるハンドメイドルアーと聞いて思い描くような物を作るととてもじゃないけど、根掛かりしそうなポイントでは投げる気にもならないぐらいにコストのかかったモノになってしまいます。
 それでも、中学生こころから今でも、たまに思い出したようにハンドメイド熱がぶり返して作りたくなったりするのは、世界中のどこにもない新しいルアーを作り出すそのこと自体に楽しさがあるからだと私は思っています。

 でもって、久しぶりに熱がぶり返して、完成させたのが左の2つ。といっても最初の木を削るところからのスタートじゃなくて、下地のコーティングまでして熱が冷めて放置していたのを完成させたところ。
 永年にわたり、たまにルアー作ってきて、カラーリングはあまり凝ったものにすると塗料を何色もそろえなければならないし、工程が増えるとその分失敗するしで、ろくな事にならないのを学習したところ。ついでにそろえたカラーも次の発熱時には乾涸らびていて無駄になるのがオチ。手作りっぽく木目調をそのまま残して背中とお腹にスプレーでカラーを振って、あとはコーチドック模様でもカエル模様でも筆で手書きしてしまうと、それなりに格好が付く。というのが気にいっている。

 一応、過去にはホイルフィニッシュなんてのにも挑戦して、それなりのモノができているように自負してます。
 ホイルフィニッシュはそれほど難しくなく、いかにもハンドメイドルアーという感じになるので割とお奨めである。
 ホイルを普通のアルミホイルじゃなくて接着テープになっている台所の隙間貼り用のものを使うのが簡単ホイルフィニッシュのキモかな。
 昔使っていたウレタンコーティング剤が何年も経つと茶色く変色するタイプなので、大学生のころ作ったこいつらは結構茶色くなっているが、その辺の古き良き時代感も悪くないと思う。

 左のペラモノも大学生ころ作って、結構バス釣ったルアーである。
 上二つの銀ラメを散らすと結構それっぽい感じに仕上がるというのも、手間がそれほどかからず好きなカラーリングである。
 下2つのお尻にペラのついたペンシルは、「ブラックバス釣りの楽しみ方」に紹介されていたフルーガージャークが全く売ってたりするのも持っている人も見たこと無いので似たような味のを作ってみようとしたモノである。似ているのかどうかは本物知らないので分からないが、結構釣れて一番下のは高い木の上に引っかけてしまったので、もう一度同じようなスタイルで作ったヤツである。
 ハンドメイドルアーはなくすと困るのでボートで使うトップがほとんどだったけど、それでも結構無くしてしまったのはある。
 これらのルアーを見ても分かるように、塗装はテキトーなのが自分の作ったモノには多い。早く使いたくて塗装が早くおわる方向に技術を進めてきたような気がする。


 次の3つは、それぞれラッキー13、バスオレノ、ボーマージャークベイトをイメージして、オリジナルサイズよりも小さめで使いやすい大きさで作っているのだが、今考えると、ラッキー13もバスオレノもJrサイズがあって、わざわざ作らなくても良かったような気がするが、作った時は作りたかったのだろう。
 ルアー作りたい熱はいつ何時、どういうきっかけで、どう発病するか不明の熱病である。治療法はとにかく木を削ることだと思うところ。



 次のコーチドック模様の2つ。
 上のミノーはバルサ50スリンキーに触発されてお腹の膨れたミノーを作ってみたところで、たぶん高校生か中学のころのもの。
 カラーもバルサ50ちっくに型紙切ってスプレーしている。目玉に黒目が入っていないのは、実はこのルアー、目を入れてコーティングする前にスイムテストの段階で50UP釣ってしまって、そのままお蔵入りさせたので制作途中で止まっているのであった。
 下のサクラが背中に咲いているポッパーは、大学受験のころ作っていたルアーで、合格記念にサクラサクバージョンにしたモノである。
 受験勉強の息抜きにしては、力の入ったデキである。当時、勉強机の一番上の引き出しをあけると、作りかけのルアーと道具が入っていた。アホである。

 右のルアーは、小型のいわゆるチマチマサイズのルアー達で、大学生のころダム湖にゴムボート浮かべて良く釣ったルアー達である。特に上二つ。
 当時、小さいサイズのトップが良く釣れるということでズィールのチマチマシリーズが流行っており、高校時代からケン一が愛用していたのだが、同じルアーを使うのも芸がないと思ったのと、ズイールのルアーもわりと高級品だったので貧乏学生は作った方が安いんじゃないかといじましく考えて自作したところである。安上がりには全くなっていなかったと思うが、魚は釣れておおいに楽しかったので、結果オーライであった。

 そして、残っている範囲で一番古いのが、この2個。どちらも中学生のころ作ったモノで、これ以前にもいくつか作っているはずだけど出来が悪かったので捨ててしまっている。逆に言うとこいつらは出来が良くて良く釣れたうえに根掛かりもさせずに生き残った強者である。
 上の頭でっかちのスイッシャーは、ジッタースティックやダルトンツイストをイメージしてバルサで作った。バルサなのでお尻のヒートンがそのままでは抜けてしまうので、ヒートンを固定するためプラスチックの板をバルサボディーに内蔵している。アクションも意図したとおり首振りながらペラが回ってくれて完成時、魚釣った時、メチャクチャ感動したように思う。こいつのコーチドック模様は、たぶんガンプラマニアでルアー作るのも得意だったF師匠に塗ってもらったはずである。懐かしい。
 下のミノーも良く釣れた。7センチぐらいのサイズだけど、小さいミノーって当時は田舎には売って無くて、ラパラの5センチ7センチとかももっと後年の管理釣り場とかの流行までは目にしなかった。でも、小さめのバス釣るのにロングAの12センチとかではデカイのは感覚的に分かっていたので、売って無ければ作るしかないということで作って、実際良く釣れた。野池のインレットとかに群れている30センチ無いぐらいの小バス釣るのによく使ってた。

 引っかけて無くしてしまったりしたのも結構あるけど、残っている自作ルアー達を眺めていると、いろんなことが思い出されて楽しい。
 最初にも書いたように、単にルアーを安上がりに手に入れるという費用対効果を考えるなら、全くハンドメイドというのは割に合わないと思う。
 でも、自分で工夫して苦労して楽しんで作ったルアーで釣って楽しんで、その思い出をまた楽しむということまで含めるなら、ルアーのハンドメイドというのは、苦労するだけの価値のある楽しい遊びだと心の底から思う。
 ルアー作りたい熱に冒されたなら、あきらめてルアーを作ることを皆さんにもお勧めしておきたい。

2015年11月7日土曜日

小っちゃいって事は便利かな?



 アメリカにはパンフィッシュと呼ばれる魚がいる。ちょうどフライ「パン」に乗るぐらいの魚の意味だと聞いているけど、具体的にはお馴染みのブルーギルやクラッピー、パンプキンシードなんかのサンフィッシュ科の平べったい魚をそう呼ぶようで、アメリカのルアーメーカーはバスルアーをサイズダウンしたようなパンフィッシュサイズのプラグをラインナップしていたりして、逆にストライパー用のビックサイズのもあったりするのと併せて、大小眺めてみるのはなかなかに乙である。
 パンフィッシュサイズのプラグはそれほど大きくない鱒類を釣るのにもちょうど良い大きさなので、日本ではトラウトルアーとして認識されているようだし、日本でもこのてのサイズはおもに管理釣り場のマス釣り用に作られていて、メバル釣りへ流用されたり、やっぱり日本でもギル釣りに使われたりと、結構小っちゃいルアーも楽しまれているところである。
 ということで、ルアー図鑑うすしお味第23弾は小っちゃいルアーを取り上げてみたい。
 小型魚用のルアーとして3グラムとかのマイクロスプーン、マイクロスピナーはむしろ小さいのが当たり前なので、今回それらは除いたプラグを中心に紹介する。いずれも2〜5センチの可愛いヤツらである。

 小っちゃいプラグといえば、老舗中の老舗がレーベルでしょう。
 なぜバッタ型のクランクである必要性があるのか分からないが、通称「レーベルのバッタ」は管理釣り場はもちろん、天然モノのイワナにも卓効有り。ある釣り人がバッタで尺イワナ2連発して「バッタポイント」と名付けられた淵が東北のとある里川にある。谷の田んぼの中を流れる小支流でイナゴとか多いことと関係あるのかどうだか不明だが、イワナにバッタが効くことは間違いなさそう。
 写真右下のミノーは1インチ2.5センチぐらいなのだが、それでも立体に鱗模様が切ってあって、まったくもってレーベルミノーなのである。

 次は、ちょっと渋めのアメリカンルアーっぽいところを3つほど。上からヘドン社タドポリー。グデブロッド社バンピングラインド、クリークチャブ社ダーターでございます。

 タドポリー、バンプあたりはオリジナルサイズを開高先生も愛用していた名品ですが、小っちゃいのもちゃんと作られています。
 小っちゃすぎるとイマイチバランスが取りにくいのかやや渓流ではひっくり返っちゃったりしてあんまり使っておりません。
 

  大きさの比較物がないと、ザラパピー、レッドペッパーベビー、ワンダー7、ファントム14グラムとかの「普通」のサイズと違いが分かりずらいですが、全部5センチ内外のサイズで、ザラポーチ、レッドペッパーマイクロ、ワンダー5、ファントム蕎なのです。
 管理釣り場ではトップもよく使いますが、普通の渓流でもイワナは魚食性強いというか、食い意地張ってるのでペンシルとか使えますマイクロペッパーでは釣ってます。
 小さいメタルジグは渓流では意外につかいでがあります。大場所で遠投したり、流のある淵でスプーンが流の抵抗で浮いてしまうような時にも底まで探れます。ジグミノーでも良いですが、渓流行くには1個入れておくと出番があると思います。

 ミノーは各社から各種出ていますが、一番上がいつもカヤックシーバスで10センチを使っていたマリアのフライングダイバーの5.5センチ、ラパラのCD3、シュガーミノー3センチと、さらに小さいバスディのソリッドミノー。
 縦になってるジョイントミノーはオリンピックのインチビック。これは後期型でリップがプラスチック。たしか古いのはリップが金属でした。80年代ころ重めのシンキングで小さいミノーってこれぐらいしか手に入らない時代であったと記憶しています。
 90年代くらいからラパラCD5やらシュガーミノーが出てきてセイゴ釣りがはかどるようになった想い出があります。

 日本のメーカーも、管理釣り場のマス釣りが流行るのにあわせて、今では膨大な種類のそれ用プラグが出ていますが、上のスミスのエルフィンシリーズあたりが元祖的存在なのかなと思います。ちなみにセミのクランクです。
 もういっちょ、リアフックが無くて透明なシッポがジョイントされているのはデュエルのキリーフィシュ。キリーフィシュってメダカのはずだけどパーマークついてます。まあ、あんまり気にしてないのでしょう。気にせず買いました。




 管理釣り場のマス用が多い日本製の小型プラグですが、ザウルスは真面目にギルを釣るために得意のトップのプラグを作ってました。その名も「ギルラ」。
 2センチぐらいの超小型ルアーですが、それでもこのルアーをバッコシ咥えることができるギルは20センチオーバーとかの良型で、10センチ前後の群れてるギルはチュパチュパ吸いまくるわりにフッキングしないので、下のようにダブルフックを外してフライをぶら下げるという鬼畜にせせこましい釣り方をしておりました。


 最後、小っちゃいルアー界で最強のポテンシャルとルックスを兼ね備えていると私が思う、レーベル社タドフライ。
 オタマジャクシというか人魂のようなラブリーな見た目にとどまらぬ、小さいがゆえに魚に嫌われないという、釣る方の実力にも定評のある逸品。
 すれた管理釣り場で浮かべておくと、ペレットと間違えてマスが食うという使い方をしておりました。
 ギル釣りではまたも、後ろにフライをぶら下げてセコく釣っていた形跡が残っています。
 「そこまでして釣りたいのかオノレは?」と聞かれれば、そこまでしてでも釣りたいとしか答えようがないです。
 レーベルは小っちゃいシリーズとして他にもヤゴだのカエルだのも作っていて、この分野のリーディングカンパニーだと思います。

 30センチを越えるようなGT用のペンシルから、2センチぐらいのギル用ルアーまで、ルアーってありとあらゆる種類がありますが、その辺の多様性もまた、ルアーの楽しさの一要因なんだろうなと、小っちゃいルアーいじりながら思ったところです。

2015年10月31日土曜日

にょろにょろにょろにょろ


にょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろ


にょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろにょーろ

ニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロ

にょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろにょろ




 ルアーうすしお味第2ョロ2ョロ弾でした。

2015年10月24日土曜日

長期休養突入、食欲の秋、読書の秋


 最初二週間ぐらい自宅療養といわれたときは、二週間もいるかよ!シーバスもイイ季節なのに部屋で寝てばっかりとか勘弁してくれと思ったのだが、これがオッサンの身体は回復力も衰えまくっていて、なかなか復調せず二週間経って主治医から「ちょっと長くかかりそうですね。まあ長めに見積もって2,3ヶ月かかるとみといて下さい」といわれてしまいトホホという状況である。

 今年の秋のシーバスシーズンは棒に振ったっぽい。

 香港からSUZUKIさんが日本に帰ってきて神奈川に住むということなので、早速オイカワ釣りでもリハビリがてら行きましょうと約束していたのに、回復状況がこんななのでドタキャンしてしまった。面目ない。冬場の湧水の川のオイカワ面白いのでそれまでに復活しますのでまたご一緒しましょう。

 体調はどこが悪いというのはないんだけど、全般的に良かったり悪かったりで、熱っぽくダルかったり、頭痛だったり、胃腸の調子がおかしかったりというのが日和見で出てなかなかスッキリ良くならない。
 先日は、夜中にお腹がメチャクチャ痛くなって、脂汗ダラダラ流れて失神悶絶しそうな痛みに襲われ、これは救急車呼ばねばならんのかと覚悟したが、しばらくしたらおさまった。でかけたりするのはチョットこの体調ではおぼつかない。
 てなこともあって、胃腸に効く薬も出してもらっているのだが、布団で基本、小説、マンガを読んで具合良ければ、パソコンの前で本の自炊ぐらいしかしておらず運動不足なのに、回復した胃腸の調子が良いので飯が旨く、サンマ食ったりキノコ汁食ったりとこれまた自炊を楽しんでいるせいか、ここ二週間で体重が2キロほど増えた。まあ、食欲あるのはよいこととしておこう。
 一日暇なので飯食うぐらいしか楽しみが無い!

 本の自炊の方は、ちゃくちゃくと進行中である。釣り雑誌の薄いカラーページが滑って上手く紙送りできないという不具合以外は特に問題無く、文庫本やマンガは押し入れの段ボールからデータ化してパソコンのハードディスクとバックアップでクラウドサーバに保管しつつある。

 データ化してもの凄く便利だと感じるのが、場所を取らないという当初期待していたメリットの他に、必要な本を見つけるのが極めて簡単だという事実。
 押し入れのどの段ボールのどのあたりに入っているのか不明な紙の本は実質読みたくてもすぐには出てこないので読めない。けれど、データ化してあるとファイル名で検索一発だし、数百冊程度なら検索かけるまでもなく一覧をスクロールさせて探しても事足りる。もう、後戻りはできそうにない便利さだと感じている。

 それから、学生時代とかに買った安い文庫本は紙が酸性紙で質が悪いからか、茶色く変色していてボロボロになりかかっていて、埃っぽく手に取るとくしゃみが出る感じで紙のまま置いておいても現時点でも読む気が起きにくいし、今後10年単位では紙が完全にボロボロになって「読めない」状態になることも想定される。文字情報の紙からPDFファイルへの引き継ぎというのを行う妥当なタイミングだったようにも思う。
 もう10年しないうちに、裁断せずに本の形のままページをめくって読み込むスキャナーが実用化すると思うので、その時に自炊スタートというのもありかと思うが、とっととデータ化した便利さを享受できるのは悪くない選択だったと思いたい。

 もともと、段ボールに残していた本は、面白いので後でまた読みたいと思ったのを厳選して残していたので、自炊しつつ早速読み始めているのだけれど、もう激烈面白い。開高先生ものの再読とかハズレ無しの鉄板中の鉄板だし、極真の大山倍達総帥の「世界ケンカ旅」とか高野秀行「ワセダ三畳青春期」とかも読んだけど、あれこれ段ボールにとっておいてよかったとつくづく思う。2ヶ月とかの退屈はこれでなんとかつぶせそうな気がする。今データ化した小説の類だけで300冊ぐらいある。面白いと過去の自分が太鼓判を押した本が300冊もあるという心強さよ。

 この良い時期に釣りにも行けず、職場にも迷惑かけてというようなことを考え始めると気が滅入るけど、まあ、じっくり読書する機会を今回はもらったと思うようにしよう。

2015年10月18日日曜日

スプーン備蓄状況

 先週は東北のルアーの入ってそうなボックスなどをゴチャゴチャとひっくり返していた。



東北の渓流ルアーのメインボックスは当時のまま残してあってこんな感じである。
ミノーはラパラF7が何本かとグレートハンティング70とシュガーミノー50、レーベルバッタ。
 スプーンが忠サンマスター5、コンデックス5、ハスルアー3.5、トビー4ぐらいで、あとジグミノーのサージャーとジグヘッドリグのワームぐらい。




 そういえば、マスターの備蓄とか足りてたっけ?と気になり始めてスプーンの備蓄箱をひっくり返したので、ルアー図鑑うすしお味第21弾はナマジの主戦力スプーンの備蓄具合を公開してみます。


 まずは、忠サンスプーンのマスターアングラー、通称マスター。
 渓流用の5gが少ない。2枚ぐらいしかない。まあ、ボックスにも3枚ぐらい入っているし、滅多に渓流も行かなくなったので、すぐに困るようなことはないが、機会があれば買い足しておきたい。
 ちなみに、27gのデカイのはJOSさんがアルゼンチンでドラド釣るのに使ったのの生き残り。
 当時御在命の忠サンにドラド釣りに使うので、ということで発注かけたら「私のスプーンでドラド釣られるのは開高先生以来かもしれませんね」とおっしゃっていたとか。ドラド爆釣だったらしい。


 ついでに、マスターアングラーの名前になる以前の「レイカー」の目玉付き。開高先生命名のレイカーで商標登録できなかったので名前が最終的にマスターアングラーに落ち着いたと以前どっかに書いたけど、その「レイカー」。


 


 備蓄が充実しているのが、忠サン「バイト」27グラムの大型から、よく使う10g前後、小型の5gくらいまでまんべんなく揃っています。
 30枚ぐらいはあるのかな。
 しばらく遠征のお供やらで持っていく分には困らない備蓄状況。
 バイトはベーシックなスプーンなのでいろんな状況で、様々な魚が狙える応用範囲の広いスプーンなので備えておいて損はないでしょう。





 お次はABU社トビー。よく使っていたのは4グラムのコパ−だけど在庫は既に残り2個。その他はチョット古い目のを中古屋で見つけて確保したり、35グラムのデカイのは、釣り具屋の棚に見つけたのを即バイトしてしまったものだが、店員さんに「何を狙うんですか?」と不思議そうに聞かれた記憶がある。まあ、シイラ釣りとかで投げるつもりだったけど、売ってる方からそういう質問が出るかな?とちょっと面白かった。

 トビーの裏の文字の特徴とかから作られた年代とかが分かるそうだが、その辺は詳しくないのでよく分からない。
  真鍮のキーホルダーって触っているウチに色が剥げたりくすんできたりして味わい深いとおもうけど、トビーは真鍮製のがあってキーホルダーとして使っている。一番左上のがそれ。

  
 ハスルアーの3.5gはヤマメ釣るならこれだけあれば良いぐらいに思って使ってました。
 カラーは緑にシルバーのプリズムシートが貼ってあるカラーで、金も銀も使っていました。
 最初売れ残ってたカラーをまあ色はあんまり気にしなくて良いだろうと使ったら良く釣れたので、それ以降同じカラーがあれば買いためていました。でももう10個もなさそう。最後に買った時のは100円でたたき売られていた模様。

 まさかコータックがつぶれるとは、ということで、備蓄がこれだけになっているコンデックス。
 写真のように「ブレードオンリー」で売っていて、左のように6枚入りの小袋単位で買っていました。
 まあ渓流それほど行く機会もないので間に合うでしょう。







 あと、在庫がほぼ無いのが、ダイワのチヌーク。どっかで安売りしているのを見つけたら買いだめしておかねばならんです。

 ルアーって生産ラインに乗って店に並んでいる時を外すと、手に入りにくいこともあって、アホのように備蓄していたりするのだが、なかなか蔵のスペースをとるので悩ましくもある。
 でも、ごっちゃりと備蓄がある時の「まだまだ使いまくっても大丈夫」という安心感には代え難いものがあるので、セッセと備蓄するしかないのかなと思う。

2015年10月11日日曜日

東北ローカルルアーと謎のブツ

 ルアー図鑑うすしお味も第20弾ということで、そろそろネタも切れそうでラストスパート。皆様もうしばらくお付き合いのほどを。

 前回、ブラウニーネタ書いた時に東北時代を懐かしく思い出して、当時使っていたルアーなど引っ張り出して眺めたりしていたんだけれど、その中でチョットマイナーで東北ならではのローカルルアーを2つほど紹介したい。

 1発目はアイデックスの「ルアーマン702」。
 見てのとおりの金属を折り曲げてリップのような構造をもたせたスプーン。ルアーの製造で、プラスチックのプラグなんかは割と難しくないけど、スプーンとか金属を設計通りに加工する技術は結構難しいと聞く。
 そういう難しそうな金属加工をやってのけ、リップを設けたおかげで一定の深い層を引けるという謳い文句であったけど、3gの小さいヤツは特にそうなのかもしれないが、あまり普通の重めのスプーンとの違いが分からなかったので、これ1個しか買わなかった。釣れなかったわけではないけど、あえて使う必然性も感じずあまり投げなかったので生き残っている。
 メーカーのアイデックス社は秋田県の十和田湖のあたりにあったのだが、検索してもホームページとか出てこないので無くなってしまったのかもしれない。
  
 もいっちょ、こいつはメーカーも名前も忘れてしまったけれど、当時の東北の釣り具屋さんではよく見かけた代物で、一番下が初期型で上2つが後期型。パッケージにはゴカイを付けて使うような図が書かれており、ブラーのようなルアーと餌の良いとこ取りを念頭においた製品だったようだ。
 ルアーの後ろに餌を付けるのはなんと無く好きじゃないので、普通にルアー単体として使っていた。ルアーを集魚板的に使って餌で食わせるなら、最初から集魚板付きの餌釣り仕掛けを使えば安上がりでめんどくさくないという理屈よりも「なんと無く」という好みの問題である。
 東北ではあまり出番が無くて、南の島の小物釣りとかで使っていた。
 名前が全く思い出せないので、知っている方がいたら教えて欲しい。固有名詞がめっきり思い出せない年頃。

 ついでに、いくつか中古屋で見つけてなかなか味があるので購入したモノの正体が分からないルアーについて、これも名前など知っている人がいたら教えて欲しいということでピックアップ。  

 1発目は、3センチぐらいの可愛いミノー。
 ラインを結ぶアイがみあたらないが、実はボディーの真ん中を貫通する穴が空いていて、ラインを通してフックを結ぶ方式。
 腹側に「KILLROY」と書かれたシールが貼ってあり、アメリカの落書き「KILROY参上」のキルロイかなと思ったが、スペルが微妙に違う。




 リップには、「パーフェクタ システマ」と書いてあるようでドイツ語っぽい語尾と思うが、ドイツルアーなのだろうか?謎である。 

 2発目は、北欧っぽいミノー。5センチぐらいのと7センチぐらいの2つ。シルバーで鱗が吹いてある感じとラパラっぽい作りが特徴だが、どこにもメーカー表示とかが無いのでこれもまた謎。
 なかなかに味わい深く好みのミノーなので中古屋でレジダッシュしてしまった。




 同じメーカーのルアーだと思うのだが、リップが特徴的で角度がきつくて、楕円形の先端を削ったリップになっている。
 空気抵抗が大きそうだが、水噛みはとてもよさそう。実はまだ投げていないがキビキビとした良い動きをしそうだ。





 自宅療養中で、しばらく釣りに行けない日々だが、東北の、どこか異国のルアー達に無聊を慰められるところである。 
 

2015年10月4日日曜日

休憩中

 ここ1週間ぐらい具合が悪くて、仕事もサボって家で寝ている。

 病院に行ったところ「クスリ出しますんでしばらく様子見ましょう。」ということで、たいしたことはなさそうでそれほど心配いらないようだが、釣りに行けるような体調にはほど遠く、イイ季節なのに部屋の布団で寝て、マンガと小説読んで怠惰に暮らしている。

 外に行くのもおっくうな体調だと、飯とか用意するのがめんどくさくなる。
 人間生きて行くには飲んで食って排泄して寝てというのが必要で、水は飲まなきゃ数日しかもたないだろうし、飯も数週間抜けば餓死するし、出すモノださずにいられないし、寝ずにも生きていけない。生きていくのにはめんどくせえことが多いと思うと同時に、40年以上も途切れずそういうめんどくせえことをやってきたんだなと思うと感慨深い。

 歳食ってくるとなかなか回復にも時間がかかったりして嫌になるが、死ぬまで生きないわけにもいかないので、めんどくせえこともぼちぼちこなしつつやっていくしかないのかなと思うところ。

 気がつけば10月ですっかり秋。松茸などいただいたので、めんどくせえ食事にもちょっと楽しみができたところ。不調の中にも小さい秋みつけたという感じか。

 皆様、ご自愛下さい。

2015年9月27日日曜日

バルサゴジュウ

 「BALSA50」の読み方がバルサファイブオーだということを知ったのは大人になってからだった。非常にショックを受け10年以上バルサゴジュウと呼んできたのに、恥ずかしいし、しっくりこないし、驚いた。
 田舎のルアー少年にとってはBALSA50はバルサゴジュウなんである。

 私が「少年」だった、80年代当時、バルサ50シリーズの2800円という価格はものすごい高級ルアーだと感じていた。
 DAIWAのバスハンターとか安価良作ルアー達が500円台、舶来もののアメリカンルアーでも1000円台だった時代に、2800円は超高級ルアーとしてあこがれの的であった。

 なので、当時をルアー少年として過ごした世代は意外にバルサ50シリーズを実弾として釣り場で投げてはいなかったのではないかと思う。
 その反動で、大人になってから「大人買い」したオッサンたちもいただろうけれど、あこがれのルアーとして、いくつかボックスにあるけれど、あんまり投げずに大事にコレクションしていたのが実態ではないだろうか。

 ということで、タックルボックスの肥やしになっていた私のバルサゴジュウ達を紹介したい。
 
 まずは、バルサ50「オリジナル」。なぜブランド名を冠するルアーがトップウォーターを得意とするブランドなのにクランクベイトなのか、トップ使いするということもできるっちゃできるが、イマイチ腑に落ちない少年ナマジだったが、今思うとクランクベイトって一番バスルアーらしいプラグのように感じて納得している。
 私のオリジナルはリップに50の浮き彫りがあって、西岡さんのサインがある時代のもの。入手時には既に売っているのはリップに50の文字がないタイプに変わっていたので、ちょっと古いのを「珍しい旧型やで!」という友達の言葉に釣られて買った。それでも釣りをやめるとかでずいぶん安く売ってくれたように記憶している。
 こいつもたたき売ってもらった。というのは写真に移っていない側にぶつけて塗装が剥がれた部分があって「コレクションには向かないけど、動きはおかしくなってないし、実際投げるんなら安くしとくし良いと思うよ」と格安で譲ってもらったように思う。でももったいなくてあんまり投げていない。裏に青島さんのサイン入り。このルアーは「ラージマウス」という名前でいま紹介されているが、当時は「ラージマウス・ザ・○ッキー」という名前で売っていた。○ィズニーからクレームが付いたのだろうか。

 似たような登録商標関係でのルアー名の変更ではズイールの「ラスカル」→「アライ君」とか、渋いところでは忠さんスプーンの「マスター」は当初開高先生の命名では「レイカー」だったけど商標とれずに変更したとか、たまにある話である。大人の世界はめんどくせえなと思うところ。


 お次の「ホッツィートッツィー」は伝説的なダブルスイッシャーだが、大事にとってあったのでほとんど使っていない。ふつうトップウォータールアーは背中側に目があって、濃い色で塗ってあるというのが当たり前だが、このルアーは「横向き」になっているのが超格好いい。浮いてる状態で横目で水中のバスを見ている感じだろうか。日本人らしい粋なセンス。
 とまあ、タックルボックスの肥やし的ルアーを3つ紹介したが、バルサ50のルアーで実釣で使いまくったルアーが実はある。 ブラウニーである。東北時代、渓流用のバルサミノーとしてはラパラF7を多用していたが、本流のイワナとかを狙うときに、調子がよくてルアーサイズを上げていく過程において、ラパラのF9、F11は軽くていまいち飛ばないので飛距離がほしい本流では今一しっくりこないのであった。特にF11はフックが3つなのも邪魔くさく感じた。
 ということで、当時ブラウニーは、則さんがサクラマスのミノーイングとかを流行らせつつある状況の中でよく売れていて手に入りやすく、値段はやや高いもののラパラF9、F11よりはずいぶんキャストもしやすく愛用していた。
 ラパラの質実剛健なルックスも非常に好きなのだが、ブラウニーの流麗なフォルムや美しい塗装の仕上げは高い値段の価値はあると納得する出来である。
 特に、その細さ。細いミノーとしてはムラセミノーというのもあるが、ブラウニーの方が細い中にも流れるようなシルエットがあって、今見ても惚れ惚れと見蕩れる美しさがあるように思う。その細い細いボディーの先のごく細くなったところに、バルサ50だと一目でわかる「寄り目」がポチポチと書いてあるのも愛らしい。
 あまりバカでかいのは釣っていないが、尺イワナは結構釣った想い出深いルアーである。
 11センチには写真一番上のやや太めの個体もあって、調べてもよくわからないのだがソルティーブラウニーかもしれない。アユカラーはシーバスの落ち鮎パターン用だろうか。
 
 というような、バルサ50ファミリーというルアー図鑑うすしお味には似つかわしくないメジャールアーをながなが紹介してきましたが、お待たせしました、ここからがむしろ「うすしお味」第19弾本編、バルサ50と同門の「アクアザウルス」「ザウルス」ブランドのちょいマイナー系ルアーを紹介しておこうと思います。

 まずはスピントプス。まああれですね、ブラウニー版のスピナーテールバングオーですね。アクアザウルスブランドは必ずしもバルサ50っぽい寄り目じゃないですが、こいつは寄り目です。ペラ付きのミノーって私はあんまりいい思いしたことないですが、根強い人気があるようで、元祖バグリー製以外にも結構でてますね。

 続きまして、もう忘れられているかもしれないけれど、バイブレーションの頭の部分は平面でなくても良いという、細長めの魚型のバイブレーションの原点になった、割とその後のバイブレーションに影響を与えまくった歴史的逸品。だと私は思っているバイブラザウルスです。バス釣りで結構愛用していて、バイブレーションの常で根掛かりでなくすことが多く、探してみたけどこれ1個しか残っていませんでした。中古屋ではよく見かけます。よくできたルアーなのでお一ついかがという感じ。



 塩味系ルアーもザウルスでいろいろ作ってました。中でもポップトプスは割とマイナーではないでしょうか。ザウルスのソルト用の大型プラグとしてはトビペン、トビポップが有名どころですが、それより前の時代、ナイロンラインでGT狙っていたころのポッパーです。サイズは20センチ弱ぐらいと大きいですが、今時のGTポッパーに比べると細いです。タイプが2つあって片方が普通のポッパーで、もう片方が斜めにヘッドを切ったスプラッシャータイプ。実は使ったことなくてJOSさんからのいただきものです。
 ザウルスは倒産したあとも、版権買ったらしいザウルストレイン名義とかで代表的なルアーは復刻して売ってたりしましたが、中空フロッグのバキーシリーズとかレックスディープの小さいのとかマイナー味の染みたナマジお気に入りのルアーは復刻してくれず、あるのを大事に使うのみとなってしまいました。

 バルサ50もザウルスも日本のルアーシーンを彩った名ブランドで、ルアーマンならいろいろと想い出があったりするのではないでしょうか。

2015年9月23日水曜日

スティール・シンカー・ラン


 「失敗というのは…………いいかよく聞けッ! 真の『失敗』とはッ! 開拓の心を忘れ! 困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!」(byスティーブン・スティール、ジョジョ7部より引用)

 香港の村田さんが、夏休み帰郷中に良い釣りされて、「やはり生まれ故郷はいい・・・ついている」とジョジョネタかましていたので、オレも今年の釣りのメインイベントの一つとして考えている「サメ釣り」一発ガツンと良い釣りして、ちょっと気の利いたジョジョネタで締めたろ、と目論んでいた。


 候補としては、

 化け物サイズを仕留めて、「ようこそ………『男の世界』へ…………」(byリンゴォ)なんてのなら最高だし、

 失敗、苦戦の中からなんとか釣果をたたき出して、「最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」(byカーズ)なんてのもいいし、

 単純に、「最高に「ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ」(byDIO)とか「決着ゥゥーーーーーーーッ!!」(by徐倫)でも良かったかもしれない。
 
 しかし現実は厳しく、300号1kg超の鉄のオモリを200m以深にぶち込んだりした奮闘も報われず、冒頭の台詞でくじけそうになる自らを鼓舞しなければならない結果となった。

 でも、目一杯釣りきって「砂漠の砂粒…ひとつほども後悔はしていない…」(byサンドマン)だし、いつの日かデカいサメを仕留めて、その時には次の台詞でクールに決めたいモノである。

 「遠回りこそが俺の最短の道だった」(byジャイロ) 

2015年9月20日日曜日

自炊生活始めました



 一冊いくらかで、本のデータ化いわゆる「自炊」を代行してくれる業者が、著作権者である作家などに訴訟を起こされている。これまでの訴訟の結果とかを見ると、業者がベタおりで事業から撤退するなど、「自炊代行」は、ほぼ黒に近いグレーという感じ。
 自炊代行業者がある程度著作権料を払って、合法に業務をできるかたちに持って行くのではないかという淡い期待は、手続きのめんどくささや出版業界の思惑やらあって、どうも進みそうな気配が見えない。
 適法に「自炊代行」してくれる業者がでてくれば、多少金がかかっても「小金ならあるんじゃ」ということで札びらで横面張り倒すようにして本のデータ化を進めたいと切実に思っていたが、まったくそういう動きがないので、適法にというのを考えると自分で裁断機とスキャナーを買ってきて、自らの手で文字通りの「自炊」をするしかないという状況である。

 仕方ないので、一番簡単にできる方法をいろいろググったりして、効率的にやるには一発で厚い本も裁断できるデカイ裁断機と、読み込み速度と精度のよい最新のスキャナーが必要という事で、それぞれ4万円以上もするハイスペックな裁断機DURODEXブラック200DXとスキャナーFUJITSU ScanSnap iX500をゲット、ネットのハウツー自炊記事を参考に試行錯誤してみた。

 してみた結果、それほど作業は難しくない。
 刃をどの位置に入れるかで糊付け部分が完全に切れなくて紙が重なってしまうトラブルが生じたりするので、最適位置を何回か試して固めるのと(文庫だと10.1の目盛り位置)、取り込む方式の細かい設定を、勝手に横書きと判断して横回転したりしないように「固定」にしたり、という調整が必要だが、ある程度そのあたりが固まってしまえば、,靴りが挟まっていれば外す(意外に重要)、背表紙ごと糊付け部分を裁断、I住罅η愽住罎梁淺分を切る、じ紙に1枚張り付いていることがあるのではがれているか確認、ぃ隠毅伊腓阿蕕い困弔鬟好ャナーのトナーに入れてスキャン開始、δ媛辰あれば続けてスキャン、Д好ャンした1冊分のデータを名前付けてPDFファイルとして保存、┌妝咤揃侏海妊ンドル端末にコピーしてPDFファイルとして読む。という感じで、それほど難しくもなく、時間はそれなりにかかるが1時間で10冊ぐらいはいけるので、アニメでも見る時間に片手間でスキャナーに突っ込んで読み取らせていけば、チマチマとだがそれなりに数ははけていくように思う。
 
 キンドル端末で読むのに、文字を読みやすいようにクッキリさせる処理や余白のトリミングの最適化をすると良いらしいが、まあそのままでもちょっと文字小さいかなと思うが十分読めるし、その辺の処理はデータ化さえしてあればいつでもできることだし、そういうことに手間かけるより、とにかくデータ化を進めて押し入れのスペースを確保していくのが重要だと思うので進めていきたい。

 この際もう読まないであろうものを捨てるなりなんなりというのと併せて、小説・エッセイ、マンガ、釣り雑誌と10箱以上はある我が家の押し入れの本を何とかしてしまわないと、データ化できない釣り具が増えるのを止めきれないので、本も置いている釣り具部屋が飽和してしまうのは避けられない。
 早速100冊ぐらい自炊できたが、重い段ボール箱を押し入れから出してきてどこにあったかと探し回るのに比べると、題名検索一発で素晴らしく探しやすいというのが、省スペース化に加えて書籍自炊してデータ化した時の利点。

 高い機器も買ってしまったし不退転の覚悟でのぞみたい。

2015年9月12日土曜日

日本人ももちろん何を考えているのか分からない

 アメリカ人のルアーに対する創意工夫というか時に奇抜なアイデアにはずいぶん驚かせられるし、楽しませてもらっているが、なかなかどうして日本人もヤル時はヤルというのはルアー図鑑うすしお味第18弾で書いておかねばなるまい。

 何を考えているのか分からない変態系ルアーの制作元として、まずはうすしお味ではこれまでも漁具系実力派ルアーメーカーとして紹介してきたヨーズリをあげずにはいられない。
 写真のミカンの房のようなバイブレーション「ジョグラー」を今のデュエル時代しか知らない若い人がみたら、なんでこんな変なかたちにしたんだろうといぶかしみデュエルと同じメーカーが作っていたとは信じられないかもしれないが、当時の「アタックル」ブランドでブイブイとキワ物ルアーを世に問うていたヨーズリとしてはむしろおとなしい代物である。回転するオケラとかなぜオケラなのか?ボディーが回転するルアー自体は日本でもシマノのミルスピンの前例があり、古くは19世紀ぐらいのイギリスのタイセイヨウサケ用ルアーであるデボンミノーなんてのもあるが、なぜ可愛いシャベルのようなアームを付けたオケラである必要性があったのか?何を考えていたのかさっぱり分からない。田んぼの水入れ時期に土の中のオケラが慌てて出てきて水面を器用に泳いで難を逃れているのは見たことあるが、およそバス釣りするようなところでオケラが泳いでいるシーンは無さそうに思うのだが、そのへんどうなのか責任者に見解を聞きたいところ。
 当時のヨーズリ製トップウォータープラグには奇抜なものが多く、一部海外の好事家にも人気があったと聞いている。もちろん日本のB級ルアーファンにも大人気。蜘蛛とかトンボとか今見ても良いできである。トンボの羽など、繊細でよくぶっ壊れたと聞くが、トンボをモチーフとした造形物としてはアールヌーヴォーを代表するルネ・ラリック作の「蜻蛉の精」に匹敵するぐらいの逸品だと思ったり思わなかったり。


 昆虫系では、ダイワの「生きている蝉」ことリブンシケーダも、一度生産が終わってから、トップウ
ォーターの釣りの流行の中で再度生産されることにもなった人気作である。
 横に外輪船の水車ようにペラを組み込んだメカニックな感じと、妙にリアルなクマゼミっぽいボディとのミスマッチ感がいかにも日本人の作ったルアーという感じで良い塩梅である。確か2度目の生産時にはミンミンゼミサイズのjrも発売されたんじゃなかっただろうか。うまく水車が回らないという噂もあったけど試しに投げたら、ちゃんと水車回って飛沫あげてくれたように記憶している。釣ったこと無いけど2個持っているぐらいには気に入っている。

 お次は、ハトリーズシリーズやヘドンのスミススペシャルカラーとかも有名なスミスのバサロ。バサロと聞いてスポーツ庁長官だかになられる鈴木大地の背泳ぎ金メダルを思い浮かべることができるのは我々オッサン世代。バサロもオッサンが作っていたんだろうなと思うが、普通ミノーでもクランクベイトでもプラグはだいたい横揺れするものだが、これはグネグネと縦揺れ系の動きをするルアーである。背泳ぎのバサロ泳法は水中を天井向いたままドルフィンキックのみで進む泳法で、そのドルフィンキックのイメージから命名されたのだろうが、なぜ縦に揺れなければならなかったのか、何を考えていたのかさっぱり分からない。良くこんな変態的なルアーを考えたものだと感心していたら、どうもこれ元ネタがあって古いアメリカのルアーにこういう動きのルアーがあったようだ。アメリカ人さすがや。

 世間では東京オリンピックのエンブレムのパクリ騒動が騒がしいが、いっちゃあなんだが、日本のルアーというか、デザインとか工業の歴史はパクリの歴史でもあったと暴言を吐いておく。いかにもメイドインジャパンというような個性を日本のルアーが獲得したのは、せいぜい90年代くらいからで、それ以前はモロパクあたりまえで、今でもちょっと売れたルアーがあれば、似たようなコンセプトをパクったような後発ルアーが続々と発売されるのをみると、日本にとってパクりは御家芸で今回の五輪エンブレムのような話は誇るべき話ではないにしても、ある意味実に「日本らしい」騒動だったと思っている。若い人はパクリといえば中国と思っているかもしれないが元々それは日本の御家芸ジャンと。
 「パクり」「模倣」著作権等の問題もあり褒められたモノではないという認識と同時に、私は模倣の過程も無しにオリジナリティーの発現など無く、ただひたすらの前人の模倣、再生産の末に、たまたまポロッと偶然に何かが降りてきてオリジナルの花が咲くものだと思っている。真にオリジナルな「何を考えているのか分からない」ぐらいのアイデアというのはそれ故に稀少で、賞賛されてしかるべきものだと思っている。それが新たな地平を切り開くような革新的なものでなく、一発で消えていったあだ花だとしても、そういったあだ花無しに革新だの進歩だのはあり得なかったと思うのである。


 というような、パクリの歴史をルアーの世界で語るうえで、まあ我々オッサンどもならコーモランという愛すべきルアーメーカーを覚えていると思うが、意外と大手でも昔はモロパクやってたのである。

 写真をみて、腹帯口紅の時代のラパラだと思うだろう。私も中古屋でそう思った。
 でもリップを見ると「RAPARA」ではなく「DAIWA」なのである。DAIWAは版権買って作ってた「フィンチュルー」→「トップケビー」、「ダンスキング」→「ピーナッツ」なんてのもあるが、おそらくこれは無許可コピーで、DAIWAはラパラのライバルのインビンシブルもコピーしていたという平等主義が今考えるとすごい。

 似たような時代だと思うが、リョービのレーベルコピー品。上に置いたのは比較のための現行のレーベルミノーだが、リョービがつぶれてジャパニーズルアーがハイテク化しても今でも、鱗の切り方も変わらず売っているオリジナルの実力には恐れ入る。







 という感じで、今日3Dコピーしたようなモロパクのルアーってそうそう無いんだけど、ちょっとデザイン変えた程度の後発品なんていうのは普通にあって、そういう後発品も含めた豊富なバリエーションの中からルアーを選べる楽しみとか、安易に否定できるものではなくてパクリも結局程度問題でケースバイケースなのかなと思ったりする。あまり杓子定規なオリジナル至上主義はかえって新たな可能性の芽を摘んでしまうのではないかと、ルアーに限らずマンガとかの表現物でも同じように感じる事が多い。
 とはいえ、思いっきりパクったものでいけしゃあしゃあと大儲けとかされると、それは違うだろうと、そういうのは恥ずかしそうにコソッとやれよと感じる。

 オリジナルとパクリの関係なんて実に微妙なもので、善悪の判断は本当は難しいものだと感じている。さんざん海外メーカーのマネをしていた日本の釣り具メーカーの製品が、今や世界に真似される時代である。日本のいろんなメーカーも真似してきてアンバサダーのABU社から明らかにシマノのカルカッタを意識した「モラム」が出たときに、当時既に日本車の丸っこい近未来的デザインがドイツ車とかでも取り入れられ初めていて、工業製品全般にそういう潮流にはあったとはいえ、「あのABUがシマノのパクリかよ!」と自分的には激震を感じたものである。
 海外メーカーをパクリまくった模倣の時代無しに、今の日本のハイテク釣り具の時代など来なかっただろうと思うと、どこまでの「パクり」が許されるのか、法的な判断はそれはそれであるのだろうけど、そういう杓子定規な世界ではない中での線引きは、もっと大らかなときもあれば、逆にもっと厳密なときもあるように思う。などと答えになっていない答えについて、答えのない問いについて考えてみたりする。 

 オリジナリティーというのはものを作る上で最も大事なものの一つであると思う、でもオリジナリティーに達するまでに膨大な模倣の過程をくぐらなければならないという矛盾もまた真実だと思うのである。

2015年9月9日水曜日

黄色い空

 台風18号の影響でもの凄い雨が降っているが、雲の加減なのか夕焼けが見たこと無いような不気味な黄色でチョット怖い。

 河川のライブカメラで近所の川の様子をチェックすると、河川敷が水浸しで住人の人達ちゃんと避難できているのか心配な状況。
 今日からチョット遅めの夏休みに突入していて、周期的に強くなる雨脚を避けて午後一で運転免許の更新に行ってきたが、駅の隅の方に河原の住人っぽい人が避難しに来ていた。
 釣り場のそばに住んで満員電車の痛勤とも無縁な自由さには羨望を覚えたりもするが、こういう時は大変なんだろうなと自由さと引き替えの苦労を思う。

 河川氾濫で避難勧告でている地域もあるようで、被害が少ないことを祈るばかりである。

 台風既に日本海に抜けて風は明日にはおさまっているという予報で、朝の段階では明日出漁できそうだとサメ釣りのガイドをお願いした遊漁船の船長の見立てだったのだが、予想以上に雨が残るので、雨が激しいとレーダーが効きにくく海上交通錯綜する東京湾、レーダー効かなくなるような豪雨の中では出漁できんという判断で、先ほど中止の連絡あった。
 シルバーウィークに予約入れ直して仕切り直しである。天気には勝てん。

 まあ、ある程度濁流が収まってくれれば増水中はシーバス活性上がるので、様子見てシーバス釣りに行こう。

 夏休みのタイミングで台風2つも発生していて、どんだけ日頃の行いが悪いのかという感じだが、秋の台風は税金みたいなもんで、まああんまり気にしないでやれるようにやるさというところ。

2015年9月6日日曜日

タンスの角じゃないけど小指をぶつけて

 朝起きて、寝ぼけながらトイレに向かう途中、思いっ切り部屋のドアの角に小指をぶつけた。
 眠気と尿意が勝り、あまり痛みも感じずに用を足して二度寝しようと寝室に戻りかけると、なんか足元がネバネバしている。ナンジャロ?と思ったら足の小指から結構な出血。

 爪がチョット割れたかなと爪を触ってみたら、洋式トイレの蓋のように小指の爪がパカパカするぐらいに剥がれかけていて卒倒しそうになった。ヒィィィ

 実は週後半には夏休みで、10日には船もおさえてスタンドアップタックルでのサメ初挑戦という予定なので、足踏ん張れなかったらどうしようと青くなる。拷問で生爪を剥ぐというのがあるぐらいなのでメチャクチャ痛そうなイメージがあったのだが、痛みはなぜかたいしたことなく最悪ビーチサンダルとか履いて小指を圧迫しなければ何とかなりそうな気配ではある。

 とはいえこのまま剥がれそうな状態で放置して良いモノかいっそ取っ払ってしまった方が良いのかよく分からないので、ネットで検索して日曜診療してくれる病院を探して行ってくるつもり。


 ここ2週間ほどで対サメ用の準備はあれこれ詰めていて、初めてのスタンドアップタックルということもあり、ラインシステムも10キロドラグを想定してテストを繰り返して、魚かける前からチョット筋肉痛で腰が痛いぐらいなのだが、なんとかシンプルで強度的にも満足行く感じに仕上がってきた。まあ、実際使ってみるとまた改善が必要になるんだろうけど、まずはこんなもんだろう。

 サメ釣る道具立てとかラインシステムとかあんまりネットでも転がってなかったので、誰か後に続く奇特な人がいた時のために参考までまとめてみた。
 ワイヤーリーダーのリグり方とかまあ普通の釣り人には一生縁が無いかもしれませんが、「工夫」の「ラインシステム」の下に「気分はオルカ号の船長 対サメ用ラインシステム」としてUPしてます。

 オルカ号ってのはあれです、映画ジョーズに出てくるサメ釣り専門の偏屈な漁師の船の名前です。
 オルカ号の船長、太いグラスのフェンウィックのロッドに、クソデカイPENNセネター、ファイティングチェアーのハーネスは木製の拘束具みたいな超ハード仕様で、荒くれ者のマッチョな海の男という感じで痺れます。こういう小道具のしっかりした考証まで気をつけられているところが、流石はスピルバーグ監督という感じです。

 細かいところも手を抜かずにキッチリと詰めるというのは、釣りでも大事なところだと思うのですが、私はいい加減な性格なので、いつも適当な釣りをしていると反省するしだいです。

 まあ、細かいところはいい加減だけどノリで突き抜けているB級映画も嫌いじゃないので、自分の釣りはそういうB級な味わいを楽しめばいいのだと最近思ったりしています。

 サメ釣り、一発で決めてしまおうなんて思っていないが、いつかきっと成し遂げる。

 

2015年8月29日土曜日

心よ原始にカエル


 前回マンズを取り上げたので、マンズのザ・フロッグにはお世話になっているし、ゴブリンなんかもゴソゴソとフロッグ入っている箱(=蔵)から探し出したわけだが、フロッグも結構マイナー味のしみ出た良い味わいのがあるわけで、そこいらを今回第17弾ではピックアップしてみたい。

 1発目のブツであるが比較用に左に置いたザ・フロッグとの対比でばかでかさがご理解いただけるだろうか。
 中空フロッグダブルフックという、現在のフロッグゲームシーンの中核をなすスタイルの元祖はおそらく、その名もスナッグプルーフ社のフロッグだったと思うのだが、その老舗スナッグプルーフ社の変態巨大フロッグ「フログジラ」である。
 釣り具屋の棚でのインパクトも破壊力抜群で、これはデカイライギョがバフッとバイトしてくるにちげーねーぜオヤッさん。という感じだったのだが、今一バイトとれず、フッキングは悪く。お蔵入りとなったのであった。
 デカけりゃ良いってもんでもないらしい。


 我々オッサン世代がフロッグを語るとなると、「ガルシアフロッグは足が弱くて一発でもがれてしまってね〜」とか「ビルプラマー時代のじゃないスーパーフロッグは浮力強くてバイトは取れるけどフッキングしないのよねー」とかそういう、チョット知った風なご託を並べなければならない雰囲気がある。

 でも、オッサンども、おまえの本当の心のフロッグはそいつらなのか?違うだろう?オレは知ってるんだぞ。恥ずかしがらずに正直に言ってみろよ。どうなんだほら。

 というわけで、コーモランの「かへるくん」シリーズである。
 ガルシアフロッグみたいな高価で壊れやすいフロッグをガキのころ使ってたわけないでしょ。
 スーパーフロッグはバイト取れるけどフッキング絶望的に悪かったでしょ。
 結局たよりになったのは、あからさまにガルシアフロッグをパクッたとはいえ、安くて良く釣れるかへるくんだったでしょ。
 ということで、真ん中がよく使っていた「かへるくん」で足もげずに残っていた奇跡の1個体。
 左はどうも違う時代のものらしい「かえるくん」これはエグったのだが、たぶん商標登録の関係で「かえるくん」使えなくなって、じゃあ「かへるくん」でとなったいい加減な流れが想像にたやすい。
 右の「かへるくんS」はちょっとサイズアップして芯がコルクから発泡樹脂素材に変わった最後の方のモデルだと思うが、使い勝手は軽やかだった「かへるくん」に比べると浮力が小さく、イマイチだった記憶がある。
 まあ、初めてのライギョを経験させてくれたのは「かへるくん」である。きっとそういうオッサンは多いと思う。


 「かえるくん」は目も身体の水玉模様も、黄色に黒という手抜きカラーリングで、全身に目がある妖怪ヒャクメ状態で正直不気味だ。

 「かへるくん」は背中のCORMORANもどことなく誇らしげ。
 上向きシングルフックのフロッグというコンセプト自体はガルシアフロッグのパクリだが、現物から金型起こしたような丸パクリではなくサイズもふくめオリジナル要素結構あって、当時のコーモランルアーとしてはがんばった感じになっている。
 丸パクリルアーも結構イイけどね。




 カエル方面ではヨーズリが変態ルアーメーカーとしての実力を遺憾なく発揮している 。
 ケロちゃんベビーとリトルダーリン2種である。
 左がウィードレスフック付きのオタマのケロちゃんベビー、右がリップ付きのオタマでリトルダーリン。右のリトルダーリンは後のダンスズイールとかにもつながるニョロニョロ感が素敵。

 たしかヨーズリにはケロちゃんベビーのシッポが足になってるケロちゃんフロッグもあったような記憶が。

 さらにいうなら、硬いボディー前半に3種のワーム素材の足を付けるフロッグも確かあった気がするのだが、ググっても出てこない。メーカー違いか?
 



  でも、大学生のころ一番信頼して使ってたのが、ミスターツイスターのホウグフロッグ。これはまあワームなのでフッキングがすんばらしく良かった。
 現在のライギョ釣りでは使うルアーは中空フロッグがほとんどという状況だが、同居人の得意技スワンプラットとか、カエル、ネズミ系ワームの釣りというのも戦略の一つとしてはあり得ると今でも思っている。


 でもって、割と硬いイメージのレーベルが何を思ったか、足がプロペラのバズンフロッグなんてのを作っている。
 カラーリングがカエルでもリアルなのはレーベルお得意のプリントカラー。
 意外にレーベルはカエル好きなのか、カエル型のクランクベイトも作っていたはずだ。






 それから、このチョット小振りな、中空ダブルフックのペラ付きフロッグは、タイ旅行の同居人のお土産である。
 中国や東南アジアのルアーの文化って、そろそろ単なるパクリの時期は終えて、自分たち独自の道を歩き始めている様が、このルアーからもみてとれる。
 単なる安い乱造品にはないデキの良さが写真で分かるだろうか。
 香港の村田さんのブログとかでも、チャイナルアー、東南アジアルアーが紹介されているのを目にするが、なかなかに見ていて楽しいルアーたちが生まれているようだ。
 どこの国の釣り人だって、ルアーを釣りを楽しまずにはいられないということだろう。



 最後の1つはバルサ50から出ていたヒックリージョー。
 則さん達が初期のスーパーフロッグを復活させたモノだったという話は後々知ることになったが、初めて投げた時に、足が絶妙に折りたたまれていてアクションさせる毎にそれが伸び縮みしてカエル泳ぎする様に感動した。
 ウィードガードやボディーの作りや目の表情などなど、当時は最強のフロックだと疑わなかったし、今でも最高に想い出深いフロッグである。
 F師匠にもらった物で、足は菱の池での実釣では必要ないので外してベビーパウダーを振ってベトベトに劣化しないようにして紙の袋にしまってあるが、既に固化して硬くなっているので袋は既に空けることができない。

 カエル自体が可愛いと感じる人間だからか、カエルのルアーも実にキュートなモノが多いと感じるところである。皆さんのタックルボックスにはどんなカエルが棲んでますか?ゲコゲコ 


2015年8月22日土曜日

マンズについてはワシにもひとこと言わせてくれ


 「マンズ、マンズはどうしてこうなのか...。オイラはこのメーカー大好きです!!」というB級ルアー列伝のDab氏の決めぜりふでB級ルアー界の人気者となっているマンズですが、もちろん私も大好きです。という事でルアー図鑑うすしお味第16弾はマディーウォーターなアメリカ南部はアラバマ州のルアーメーカー、マンズ社について書いてみたいと思います。

 まあ、マンズの有名どころのヘンテコルアーとしては、ハードワームとトゥーファーが双璧ではないだろうか。
 ハードワーム、80年代とかのかなり昔の時代の製品ですが、売っているのはこのシャロータイプしか見た事無かったです。しかし、パッケージの裏にはディープタイプやダブルスイッシャーも書かれていて、かなり力を入れてラインナップを揃えている本気度がうかがえたものです。ただ当時健在だったトムマンおじさんがどんなに本気だったとしても、もうこの見た目の馬鹿臭さ、本来うねうねグニャグニャしているはずのミミズをなんで堅いルアーにしちゃうかね?と突っ込みどころ満載である。だがそれがいい。水面で水しぶきを上げるミミズがいても良いじゃないか!という固定概念をやぶる先進の気質がトムマンオジさんの真骨頂かと。


 トゥーファーは2000年代ぐらいの割と最近の作で、トムマンおじさん亡き後、その志を継いだ社員達が一丸となって開発したのかどうか知ったこっちゃ無いが、もう見たまんましょうもない愛すべきルアーとなっている。どっちが前なのか不明だが、片方のアイに結べばポッパーに逆側に結べばバズペラのフロントスイッシャーにという代物だが、釣具屋の棚で見た瞬間にネタとして1個は買うべきだと確保したが、その後投げてもおらず2個目を買う予定もない。


 でもって、そういうヘンテコルアーの系譜にフロッグマンが並べられていたりすると、ちょっと「失礼しちゃうワ」と感じるところである。フロッグマン扁平なコチのようなシングルスイッシャーなんだけど、「井上博司のブラックバス攻略法」で、開発段階でトムマン氏がデカバス釣りまくった実力派と絶賛されていて、ナマジ少年すでに廃盤になってたのを苦労して友達に売ってもらって試し投げして、「スゲー首振る!」とか感動してあんまり投げずに宝物扱いして未だに残っているという逸品である。割と田舎のルアー少年には人気ありました。



  という、すっかりB級イメージのマンズなんだけど、まあヘンテコルアーばっかりじゃ商売になるわけもなく、カッチリ釣れるルアーも 作っていて、水面びきのクランク、ワンマイナスとかのクランクベイトシリーズ、それから開高先生も愛した「チビのジョージ」ことリトルジョージなんかが堅く釣れるルアーとしてラインナップされている。

 リトルジョージの、1/2オンスとかは馴染みのあるティアドロップ型なのに対して、3/4オンスは半月型なんだけど、割と珍しいかもしれない。売ってる状態で2つあるアイのうち、どっちにフックをセットしてどちらにライン結ぶべきなのか統一性が無くいい加減な状態がアメリカン。リトルジョージは海外通販で安く手に入って良く釣れるので20から30個はストックしている。






 マンズといえば忘れちゃならないのが、柔らかい系である。
 中空フロッグ系もいろいろ作っていて、THEフロッグは九州時代かなりお世話になった良作フロッグ。既に杯盤だが今も足からラバースカート生やしたのとか新作を作っているはず。


 中空フロッグ「系」と書いたのは、この中空フロッグの製法で作られたペンシルベイトであるゴブリンとかの中空トップシリーズというこれまたヘンテコ系があって、フロッグに入れて良いのかどうか分からん怪作なので「系」としたところ。動きはちゃんとしていて首振らせることができます。でもフッキングするんかいなという不安が拭えないところで、釣った実績はありません。

 柔らかい系でマンズといえば、われわれオッサン世代ならジェリーワームを忘れてはならんでしょう。でもまあ私はむしろアーガーテイルとかフリッピングワグラーとかテイルがユラユラ系を使ってました。
 蔵に残ってないか探してみましたが、クリームとか渋いところが残ってましたが、マンズのワームは発掘できず。しかしながらマンズのワームオイルというこれまた渋いものが出てきました。オッサン釣り師の皆さんは甘い匂いを憶えているのではないでしょうか。我が家のはグレープフレーバーでした。良い匂いです。
 匂いは想い出を喚起しやすいというのは、マドレーヌを紅茶に浸して食べたときにその香りから半生を思い出すという小説「失われし時を求めて」の作者にちなんでプルースト現象とかいうそうですが、マンズのワームオイルの匂いもなかなかに楽しい記憶を想い出させてくれます。

 ということで、アメリカンルアーを数回にわたって取り上げてみました。匂いとか思いとかそういうものもまとった嗜好品としてのルアーらしさに溢れたルアー達だったと思います。

2015年8月19日水曜日

みたらし団子が食いたかったんダ


 今日は1日中みたらし団子のことを考えていた。

 真面目に仕事しろ、とのお叱りはごもっともだが、どっかの昔話に神様が「キツネのことをこれから考えなければ宝物を与える」という条件を出したら、村人はキツネのことしか考えられなくなった、というのがあったくらいで、気になり始めるとそれを頭から追い出すのが自分では難しい状態にハマってしまうことはままあることだと自己弁護しておきたい。

 まあきっかけは、録画してあったアニメを見ていたら、超能力バトルものの主人公なんだけど、ある事件がきっかけで、やさぐれてというかちょっと病んで、仲間に探されないように遠くの街に逃げて、逃げた先の街でネットカフェをねぐらに、街の不良やらチンピラを超能力使って小突き回して憂さ晴らしをするという鬱々とした展開だったんだけど、ネカフェから出ると主人公がなぜか毎回みたらし団子を買って食っていて、けだるげに3つ刺さった大きな団子を横咥えにしてモッチャモッチャと食べているシーンが妙に旨そうで、どうにもみたらし団子が食いたくなったのである。

 ネカフェで食べているピザはストーリー上の必然性が感じられる小道具になっているのだが、みたらし団子の方は、全く脈絡が無く、物語から浮いているがゆえに変に印象的だった。まあみたらし団子の串を叩きのめした不良の足に突き立てていたので、主人公の落ちたゲスっぽさを演出する小道具になっていたのかもしれないが、いずれにせよみたらし団子が食いたくて仕方が無くなった。

 食い物と女の話が書ければ作家として一人前だとか読んだことがあるが、最近のアニメでは農業高校舞台の「銀の匙」が自分たちで収穫した作物を調理して旨そうに食ってたり、視聴していてよく腹が鳴ったが、そういうストレートな旨そうな感じではなくて、なんというか主人公のやるせない心情とかと共鳴して、けだるげにみたらし団子を横咥えしたくなる感じで、なかなかに良かった。

 帰りに、おにぎりとか巻き寿司も売っている和菓子屋に寄ったらお盆休みで、仕方なく駅ビルに戻って専門店街に探しに行ったら、みたらし団子売ってる店が2つあって、どちらを買おうか迷ったが、結局どちらも買ってついでに北海道フェアのイカめしも買って、夕飯は前菜みたらし2本、メインディッシュイカめし、デザートみたらし5本という感じで、腹はち切れそうになるぐらいみたらし団子食ったった。

 きっと全国の和菓子屋で、今週微妙にみたらし団子の売れ行きが良かったはずである。

2015年8月15日土曜日

これはいいものだ


 なんともとぼけた味わいのある木彫りのカエル。

 同居人のタイ旅行土産で、最初音だけ聞かされて、ケコココココココッという感じの軽やかなカエルの鳴き声に聞き惚れた。
 これ、モーコックと呼ばれるタイとかベトナムの楽器なのである。南米のギロに近い感じで背中のトゲトゲをバチで擦るようにすると、カエルっぽい良い音で鳴いてくれる。
 カエル好きのハートを鷲掴みである。

 同居人はガッコの先生なので、普段は土日も結構仕事があったりして大変そうだが、夏休みとかにまとまった休みが取れるのはうらやましい。今回も2週間ほどタイでのバカンスを堪能してきたようだ。
 タイは確か2度目で前回は釣り具も持って行って、カスープというコイ科の魚食魚をゲットしていたが、タイとかの東南アジアは割と釣って魚食べる地域なので、結構すれてたりして魚が釣れるところがなかなか見つけにくいということで、今回は釣り具無しで出発したのだが、宿の目の前が水路で、リールのラインにつながった釘のようなものを射出する仕掛けでテラピア取っているジモチーがいたりして釣り具持ってきゃ良かったと思ったそうな。
 水路は船で巡ることもできて、メコン大ナマズとかの仲間の食用ナマズ「バサ」の養殖場でパン撒いたりとかも面白かったそうな。

 私はタイ料理の辛いのがあまり得意でないけど、同居人は辛いの大好きなので食事もずいぶん楽しんだようで、香港で釣ったアフリカンクララはタイでも人気で、市場ではヒゲを切って、筒切りにぶった切って売られていて、料理としてはすり身の揚げ物が旨かったとのこと。
 すり身系の料理は得意なのか、ライギョ(プラーチョン)の一見丸揚げなんだけど、食べてみると一旦皮を剥いですり身にして味付けしたのを再度皮に詰め込んであるのなんて手の込んだ一品も大変美味であったとのこと。

 写真とか見ても旨そうで腹が鳴るのだが、土産にもらったコオロギフライ(毛針のフライではなく揚げてあるフライ)は、スナック感覚なパッケージだが、いまいち旨そうに見えないのだが偏見だろうか。

 タイ土産で異国情緒を楽しんでいる。

2015年8月8日土曜日

塩水系のリールメーカーがなぜかルアーを作った


 ザラスプークなどのペンシルベイトを葉巻型と呼ぶ事があるが、このルアーは葉巻型であるうえに、カラーリングも葉巻を模している。
 その名も「シガールアー」である。


 

 要するにこのルアーで魚を釣ったときに、火のついた葉巻を魚が咥えているというかたちになるジョークグッズなのだが、そういうしょうもないジョークをエーベルというちょっと堅苦しいぐらいのイメージのリールメーカーが作っているところがむしろ面白がるツボである。
 ツーテンの虎ファンさんにいただいた代物だが、「こういうのはフライもやる人間じゃないと面白さがわからんやろなと思ってナ」とおっしゃっていて、確かにエーベルの高級フライリールのイメージとくっだんないジョークのギャップが趣きある逸品である。

 エーベルってフライの世界じゃ「エーベルじゃなくて発音的にはアベルね」とかこざかしいことをいうスノッブなフライマンが愛用しているイメージのあるお高くとまったリールで正直私の嫌いなリールだが、こういうくだらないルアーを作るセンスをみると、やればできるじゃないかと好感が持てる。メーカーとしては触れて欲しくない黒歴史なのかもしれないが。
 英語表記の「ABEL」は確かに、キリスト教文化圏では人類初の兄弟げんかと殺人事件で有名なカインとアベル兄弟(Cain and Abel)のアベルの方の綴りと一緒で、アベルと読んでも良いのかもしれない。どうでもいいことだとおもうし、そもそもカタカナ音読みのアベルじゃなくてネイティブっぽい発音はあるんだろうけど、どうぞ好きに呼んでくれという感じである。

 割とエーベルのことをボロクソに書いているが、高級な道具で武装すれば自分も高級な釣り人になれると思っているようなフシのある俗物には辟易とさせられるので、そういう「高級釣師」が使ってそうなイメージのABELについてゆがんだ偏見の目で見ている事を認めざるを得ない。
 実際使っている人に聞くと、ナマジがクサするほどの高級品じゃなくてちょっと高いけど実用的なリールだよとの話である。



 こいつはまあ見たまんま、ミロー社製のペンシルベイトである。パッケージ裏にはL&Sベイトカンパニーとプリントされていて昔の社名時代のモノかもしれない。ルアーの厚めの樹脂の底に反射素材が埋まっている感じとかまあミローのルアーである。
 ちょっと大きめのサイズで、同社のこのサイズはあんまり見た事無いけど、海のルアー得意なメーカーなので、まあこのぐらいはあってもおかしくはない、けどまあ使わないだろうな、と一旦中古釣具屋の棚から手に取ったのを戻しかけて、「PENN」のシールを目にして驚く。
 PENN社はご存じのようにリールメーカーで、ロッドもトローリング用のとかは有名だが、ルアーは初めて見た。迷わずゲット。
 釣り具業界見回してみると、最近でこそピュアフィッシングやらの合体企業がリールから竿からルアーやラインまで一通り作っていたりするが、昔はそういう総合釣り具メーカーってダイワ、シマノとかの日本勢を除くとABUぐらいで、ルアーメーカーはルアー作ってるしリールメーカーはリール作ってたような印象がある。
 まあ、このばあいPENNがミロー社(当時はL&S社か?)にOEM(相手先ブランド名製造)で作らせたのは明らかだろうと思うけど、味わい深いものがある。

 OEM生産って、釣り業界では割とおなじみで、日本メーカーもブランド力無いときはアメリカメーカーから受注してアメリカブランドでつくってたのよね。ルーのスピードスティックとかね。
 ルアーの名前がどこにも書いていないので、ルアー名知っている人がいたら教えてほしいところ。

 というわけで、ルアー図鑑うすしお味第15弾はアメリカンリールメーカーが作ったルアーを紹介してみました。

2015年8月1日土曜日

アメ人は何考えているのかよく分からない

 まあ、アメリカンリールもアメリカンルアーも好きなわけだが、アメリカ人ってのは良くも悪くも発想がフリーダムッ!て感じで、どこの国の釣り人でも、驚くような、あるいはあきれるようなルアーとか作ってくるけど、アメリカは特にすごいというか時に酷いと感じるところがあり、自由の国アメリカをルアーでも感じたりするところである。
 ということで、ヨーロッパ方面攻めたことだし、何回かに分けてアメリカ方面、蔵にあるマイナー風味なルアーを取り上げてフリーダムな感じに攻めてみたい。
 ということでルアー図鑑うすしお味第14弾はアメリカンルアーに注目!



 先頭打者はコットンコーデル社はトップスポット。なんか釣れる気がしたのか貧乏学生時代に奮発して二個も買ってますが、あんまり釣れませんでした。おそらく制作者サイドも若き日のナマジも、バイブレーションしながら泳ぎ上がってきて水面を引けるなんて、他にはないアクションで爆釣間違いないと考えたんだろうけど、なんというか冷静に考えると「それって最初っからトップウォータールアーでいいんじゃね?」という突っ込みに応えられるほどの爆発力はありませんでした。
 さすがにラトル入りバイブレーションの元祖ラトルスポットの名前をいただいただけあって、動きはたぶん制作者の意図したとおりに、バイブレーションしながらちゃんと浮き上がってくる動きをしてくれます。しかし「それがどうした?」という今一な釣れ具合。マイナールアーとして歴史に埋もれました。





 二番打者は割と特徴的な形状で知ってる人は多いかも。袋入りはギルモア社のジャンピングGのビックとスモールの二種類あるスモールの方。トップ使いならビッグを買うところをちょっと腰が引けてスモールを買ってしまうところがマイナー嗜好なのかなと反省するところ。
 どう見てもクランクベイトな形状ですが、トップのペンシルベイトです。
 ギルモア社はペンシルとスイッシャーが得意で、ヘビ皮貼りの高級品カッパーヘッドジャンパーとかもありましたね。写真右のジャンパージュニアとか普通にウッド製普及品価格のルアーも地味で人気はイマイチでしたが動きは良くて良く釣れました。
 袋入りという事から分かるようにジャンピングGは未使用ですが、普通に首振らせたりアクションさせられるそうです。なぜ、こんな形にしたかったのかは謎ですが、その辺がアメリカンルアーの自由さというところかなと思います。




 ヘドン社のブラッシュポッパーをマイナーものとして紹介してはお叱りを受けそうなんだけど、初めて投げたときにというか引いたときに「これ作った人天才!」と感動したのは、愛すべきコーモラン製コピールアー「トンガリ虫」と先に出会っていたからだと思う。
 「トンガリ虫」有眼側というのか顔がある方を上に泳ぐのだが、本家の方は顔を下に泳いでくるのでシングルフックが上向きになって、パラ菱ぐらいのカバーをちょうどすり抜けるぐらいの良い塩梅のウィードレス性能で、結構バス派手に出てくれました。フッキングは悪かったけど。そういう性能面も含め、魚に見える下側に目のある側をもってくるあたりのセンスの良さというのが、アメリカンバスルアーのらしさかなと感じるところである。





  らしさというと、昔のルアーには各社に「らしさ」があって、一目でどこのメーカーのルアーか分かるというのがあった。最近の日本のルアーとかみてどこの製品かわからんというのは、興味が無くなったので知識がないという以前に、似たような流行のデザインを追っかけているのでどれも似たような顔してるという面もあるんじゃなかろうか。対して、昔のアメリカンルアーならヘドン、ボーマー、アーボガスト、コーデル、レーベル、バグリー、ストームあたりの大手でも、それぞれ顔があった。それぞれの会社のポッパーを思い浮かべてもらえばそれぞれ全然違うというのが明らかなのではないだろうか。
 その各社の「らしさ」の典型が、ストームの目の立体構造だったりして、ストームのルアーで立体構造じゃない目を持つリルタビーとかの「タビーズ」は別会社のを版権ごと買ったルアーだと聞いてなるほどと思ったりする。
 スピナーベイトにもしっかり「ストーム目」を入れてきていて、写真のバスホッグはちょっと塗装が粉吹いて見にくいがしっかりストーム目である。隣のチャグバグと出身一緒というのがよく分かる表情になっている。



 っていうような古き良き時代の楽しいルアーには、今時の、売れなきゃすぐ消える世知辛いルアー市場でしのぎを削らざるを得ない結果、没個性になりがちなルアーデザインには無いルアーらしさを感じるのである。
 そのあたりが、古き良き時代のアメリカンルアーの人気の理由の一端かなと思う。思うんだけどそのあたりの人気ルアーはスルーして、次回はちょっとマイナーなというか意外な路線に突っ込んでみたい。
 
 

2015年7月25日土曜日

2015夏の読書感想文

 「本のページ」の出張版です。

 ○青木修「磯の作法」前・後編
 
 筆者の青木修さんの名前は’小笠原の磯’というイメージと共に頭にこびりついいている。
 私がロウニンアジ狙いの釣りを始めたばかりの15年近い昔だと思うけど、アングリング誌上に筆者が所属する「石拳」の小笠原遠征報告が掲載されていて、その中で青木氏が磯からスタンドアップファイトで40キロのイソマグロとか30キロのロウニンアジ釣ってる写真を見て度肝を抜かれた。強烈な写真だった。

 ロウニンアジとか青物系の魚がどうにも制御不能なぐらいに引く魚だというのは乏しい自分の経験でも理解していたが、それを我々船上から釣る人間なら、かかったら必死のパッチで根から離すべく操船してもらうというのに、磯から釣ってる場合は自分が立っている「根」の方に寄せてきて仕留めなければならないのである。
 なんというか想像ができない世界のすざまじい釣りをする人達がいるモンだなと思わされたし、ビワコオオナマズを釣らせてくれた名古屋のSさんが、「あのイソマグロの口にかかってるミノー、実は僕が作ったんです」とか話していたという釣りの世間の意外な狭さを感じさせるエピソードもあって、頭にこびりついていたのである。
 そのエピソードは「知人から譲り受けたがこれまでもったいなくて使っていなかったアカメ用の大きなハンドメイドミノーをつけて投げる。」と書かれていたりして、Sさんがデカいアカメを羽交い締めにして持ち上げている年賀状とかを思い出したりもした。

 ブログに書いていた記事を、57キロ!!のイソマグロを磯から自らの「磯の作法」に則りナイロンライン使用の50lbクラスのスタンドアップタックルで仕留めて20年近い小笠原通いに一区切りを付けて書籍にしたということだが、もうその小笠原通いの情熱というか、フルスイングッぷりが感動的である。
 まずは時化たら磯に乗れないので、毎年初夏から秋ぐらいのシーズン中何回も遠征計画を立てて、準備して気象条件ダメなら次の遠征に切り変えてというあたりのところから半端じゃない。その上で磯に乗れても良い魚がかかるかどうかはその時々で、かかったらかかったで難しい釣りなので根ズレでブレイクとか当たり前で、何度も何度も何度も苦杯を舐めさせられる。
 それでも「淡々と」と自らに言い聞かせるように書いているとおり、上手くいかなかった反省点は次に生かすように経験値として蓄積し、どうしようもなかった部分は「魚の方に運があった」と割り切って、淡々とラインシステムを組みルアーなり餌なりをキャストし、良い時合いを待ってチャンスを待ち続ける。

 釣り師の理想像の一人として私の頭の中には「老人と海」のサンチャゴ老人がいるのだが、彼は長い不漁の後ついに仕留めた大物カジキがサメに無残に食い荒らされた後も、実に淡々と次の漁に向かう準備をしていて、それを当たり前と感じさせる雰囲気をまとっている。
 釣りっていうのは釣れる力量があっても、最後にチョット「運」が回ってこないと結果は出せない。その回ってきた「運」をガッチリつかまえる能力を鍛え、虎視眈々と準備して「運」が回ってくるのを何度でもあきらめずに繰り返し挑戦して待ち続けられる、そういう釣り師になりたいと思う。
 でも、なかなか釣れないとしんどくて、待ちきれないのよネ現実は、と思うのだが、そういう釣れない時もあるけれど、チャンスはきっとやってくるし、漫然と釣っていたのではない、知恵も力も振り絞って釣れなかった経験は後々生きてくるっていうのが、10年単位だと間違いなくあるっていうのは、私も常々書きたいところで、そういう釣りの「釣れない部分」って書く人あんまりいないから私が書くしかないと思っていたけど、この本読むと釣れなかった時のしんどさも含め淡々と書かれていて、オレごときが今さら書くこともないのかなと思ったり、まあ磯から50キロオーバーとかちょっと特殊な釣り人の話ではなくて、船から20キロぐらいで苦戦しちゃうオレぐらいの釣り人の話が持つ平凡さというか現実感も有りといえば有りかなと思うので、これからも釣れないしんどさも、釣れた至福についても書いていきたいと思いをあらたにするのであった。

 久しぶりに胸躍る釣りの現場からの本を読んだ気がする。

2015年7月18日土曜日

ヨーロッパ周遊の旅

 ルアー図鑑うすしお味第13弾はいつ手に入れたのかも忘れたりしながら蔵に入っているルアーで欧州原産のマイナーどころに登場いただこう。
 
 一番手はポーランド、12センチはそれほど長いわけじゃないけど、ご覧のような幅広ボディーなので、かなりバカっぽいデカブツ。スローシンキングのダートさせて使うパイク用ルアーかと思ったら、裏を見るとフローティングとなっていて、カテゴリー的にはペンシルのようだ。
 サルモ社スライダーは、ちょっとネットで調べてみたら、今時流行のS字系ビックベイトの源流と紹介している記事もあった。
 全くそんなこと知らずに、ワゴンセールで見つけて「ポーランドのルアーなんて珍しいやんケ」と即バイト。













 


 似たようなルアー他にもあったよなと、探してみたらあったけど、そういやこいつニールズマスターものやんケ、思いっ切りインビンシブルネタのところで出すの忘れてたので、フィンランド出身ということでここで登場ダートマスター15。
 シンキングで、何釣るために当時のナマジは買ったのか理解に苦しむが、パイクはそのうち釣りに行かんとアカンということか。
 リバイアサン的な巨大パイクを、フィンランドあたりでもよし、オランダの干拓地の水路でもよし、ロシアでも良し。
 アラスカでパイクは一回宿おさえにかかったけど、テロかなんかの影響で航空券が取れるかどうかわからん状態になって流れている。
 パイクは死ぬまでにどこかの水辺でやっつけておきたいと、こういうルアー達を見ていると思う。



 もういっちょフィンランド。
 フィンランドものとしては、クサモなんてのは有名B級ルアーだろう。
 リアルタイムで使ってたわけではないが、うすしお味シリーズ書き始めてから、中古屋で安く売ってるのを見つけたので、ネタ用に買ってみたが、なかなか味わい深い逸品。
 ビッケレとジョイントのがビーサスであってるだろうか。
 JOSさんに連れて行ってもらった古釣り具カフェでビーサスのジョイントのお尻はミノーでは珍しいワイヤーグルグルの処理になっていると教えてもらった。
 たぶん製造工程でジョイント後方は別に作って塗装まで済ませておいて、最後にワイヤーを通してグルグルしてとめたという処理なんだろうと思う。
 







さらにフィンランドおかわり。
なんと読んで良いのか「UKKO」ルアー、インターネットって便利ねェ、ググったらトゥルス社のウッコで正解のようだ。
 豪州のキラルアーと薄い金属リップに彩色している感じとかテイスト似ていると、やっぱり北欧と豪州のつながりを感じてしまう。
 リグがごついのはサーモンだのパイクだのを釣るためだろうか。
 フィンランドに旅行して釣り具屋突撃した人のレポートもググった時に引っ掛かってきたが、ミノーの棚がもうこの手の小規模工房で作ってるっぽいミノーだらけでレポートしてる人も興奮しまくってたが、読むだけでこっちも興奮した。
どこで手に入れたのか、誰かからもらったのか全く記憶にないが、確かにそれは存在するのであった。











 




 ハンガリー出身の名前不明のクランクベイト。手に取ると「男の友情」を実感する。
 カザフスタンにヨーロッパオオナマズ釣りに単身乗り込んだ時に、グループで来ていたハンガリーの釣り人達と仲良くなって、最後、凄腕の「泳がせ」使いの釣り人と同船して、目の前で人間サイズのナマズを釣られて感服した直後、デッキハンドの兄ちゃんがワシの竿先踏みおって穂先折れて涙目の時に、「元気出せ」とくれたルアー。釣り人なら愛竿が時にお金では買えないぐらいの大切な相棒となることは重々承知だろう。彼の竿は竿先がソリッドグラスのPENNブランドの剛竿だった。渋すぎる。
 彼は今もヨーロッパで得意の生き餌泳がせでデカイナマズ釣ってるだろうか。
 オレはあの竿直して、デカイロウニンアジ釣ったよ。
 距離も時間も超越して男の友情は存在し得る。



 スプーン・スピナー欧州モノはパラバンとかパンサーとか蔵には転がってるはずだけど、ここはいっちょフロピーでバカにしたフランスに名誉挽回のチャンスを与えるとしよう。
 フロピーを生んだルブレックス社のオークラである。もう日本のルアーの黎明期こいつがなければ、たぶん忠サンのバイトもついでにダイワのクルセイダーも生まれていないはずっていうぐらいの伝説的な逸物。
 上からオークラ、バイト、クルセイダーだけど、ダイワのこの時代の潔いまでのコピーキャットぶりには「おおらかな時代だったんだな」と思わせられる。バイトもかなり影響受けてるはずだ。




 ついでにフランスネタもういっちょ、メップスミノーの変わり種。
 普通メップスミノーといったら写真上のミノーが付いているのだが、下のはミノーが見たこと無いタイプなのでとりあえず見つけた時に確保して使わず保管していたモノ。ナンジャロこれ。



 欧州、いまだ上陸したことないが、是非釣りに行きたいし、釣り具屋巡りして、欧州ローカルなルアー達をゲットしたりしたいものである。
 南欧のヨーロッパオオナマズ、北欧のパイクやタイセイヨウサケ、地中海の小島で小物釣りなんてのや、内陸のヨーロッパコイ科魚探訪とか、スイスやドイツの河川環境学の旅なんてのも楽しいかもしれん。牧場の川でのべ竿に玉浮きでマス釣ったりなんてのもいいさね。

 なんてのを各国のルアー達をいじくりながら夢想してみる。

2015年7月12日日曜日

臭かった魚の話





 釣り人同士の、釣りに行く道中やら遠征先の宿やらでのバカ話って、なんであんなに楽しいんだろうかっていうぐらいなんだけど、今回、小遠征でお世話になった風雲児さんとの道中の会話も、ひょっとすると面白かった釣りそのもの以上に面白かった。

 2人ともコテコテの魚の汁で煮込んだぐらいの魚好きなので、当然マニアックに「スジシマドジョウが見えてるのに餌を食わないんですけど、どうすれば口使わせられるんでしょうね?」とかほかではあんまり無いんじゃないかという感じの特殊な魚釣りの世界に突っ込んでいく方向はもちろんあるんだけど、何からそっち方面にいったのか、風雲児さんが「昔四国にはセブンイレブンじゃなくてセブンエイトっていうコンビニがあったんですよ」というネタに「営業時間一時間かいッ!」とナマジが突っ込むとか、まあ午前7時から午後8時までというのは分かりつつも、久しぶりに関西人ノリで拾うターンとか、どうでもいい話も真面目な話もウダウダと楽しかった。

 中でも結構印象に残っているのが、臭くて食えなかった魚の話で、まあ2人とも多少の「磯臭い」といわれる魚はむしろ好物で、風雲児さんから、チョット磯臭い魚と味噌漬けが風味がマッチしてすごく美味しいとか教えてもらったりなんだりと話していたのだけれど、風雲児さんがギブアップしたのが、磯臭いとされる「ニザダイ、タカノハダイ、イスズミ、ニセカンランハギ」の鍋。「キムチ鍋にしたらいけるやろと舐めて、というか興味本位でろくに血抜きもしてないまま持ち帰ったら甘かったです。」というもの。
 個体差もあるといわれているこれらの魚だが、臭いのにあたったことがある人なら聞くだに辟易とするだろう代物である。

 対して、泥臭いセイゴとかでも多少の臭いのは根性で食いきるナマジだが、絶対無理だとギブアップしたのが、火力発電所の温排水の流れるドブで釣ったテラピアニロチカ。
 鯛の偽物として流通していたぐらいの美味しい魚という話を聞いていたので、初めて釣った時、迷わずどんなに美味しいんだろうとワクワクして締めて持ち帰ったが、腹をさばいて流石に付着藻類とかデトリタスとかも食べる魚らしく腸が長いなと観察しつつ泥の詰まった消化器官を抜いて、煮始めてすぐに、母親に「あんた何煮とんの、なんやのこのニオイ?」と言われるぐらいの、既に異臭レベルの臭気が漂う。
 ちょっときったねェドブやったから臭いあんのかなと、生姜を追加したりしたが、そんなもんでどうこうなるものではなく、皿に盛って勇気を出して食ってみたが、もう工業廃水で煮しめた魚があったらこんな感じだろうという泥臭いを通り越して、刺激物臭いぐらいの異臭で、釣って殺しておいて、捨てるとは何事だと心の中でもう1人の自分が激しくなじるんだけど、どうにもこうにもゴメンナサイという感じでギブアップ。
 聞けば、養殖モノの綺麗な水で育てたヤツでも、出荷前には泥臭さを抜くため餌止めして腹の脂とか落として臭みを抑える手間をかけてから出荷するらしい。
 ドロドロッちいドブからあげたての風味を食卓に持ち込んでしまったのは大きな誤りだったようである。

 風雲児さん、道中お世話になりました。
 楽しい遠征でした。またご一緒しましょう。

2015年7月4日土曜日

私は人種差別と言葉狩りが嫌いだ

 ルアー図鑑うすしお味第12弾では言葉狩りに果敢に挑んだのかなんなのかな名前のルアー達にスポットをあてます。Fワード、差別用語、それがどうしたという感じの名前になってます。



 まずは前回に引き続きソルトウォーターグレードボーマーものです。
 「バドンカドンク」
 9センチぐらいのペンシルです。モノは、ヘドンで出ていたスピッティンイメージをソルトウォーターグレードボーマーに移植したのかな、まあそんな感じのルアーで例によってポリカーボネイト製で丈夫なら橋桁ぶつけても大丈夫かなと、釣具屋の片隅で特価札貼られて寂しげに売れ残っていたのを全部買いました。
 バドンカドンクとは、このルアーを紹介しているブログとかの説明では「黒人女性とかのデカイ尻を表すスラング」とかなっているけど、デカ尻って感じの造形ではないのでググってみたら、
 「バドンカドンク ba-donka-donk=extremely curvaceous female behind=とても曲線的な、女性のお尻(つまりはいいお尻)。黒人英語発祥の表現。」
  「Badonkadonk [バドンカドンク] 1.term used to describe buttocks of exceptional quality and bounce (主にラテン系や黒人女性特有の大きなヒップ・魅力的なヒップ・男 を魅惑するヒップ)バドンカドンク/スラングで“魅惑のお尻”の意だとか」
 とかの説明が拾えて、「魅惑のお尻」が日本語訳としては適切かなと思ったところです。
 でも、流石に直接「魅惑のお尻」としてしまうとたぶんアメリカでもPTAとか東京都条例的なモノとかがうるさくイチャモンを付けてくるんだと思いますが、このルアー、英語表記では「BADONK−A−DONK」と途中のAの前後で単語を切って表記してます。
 実に上手いです。単語を切ってスラングを分解したという言い訳に加え、ボーマーの伝統であるアルファベット「A」を切り出してボーマーの系列だということも表現してます。山田君に座布団アメリカに運ばせたいぐらいですね。


 こういう言葉遊びはルアーの世界でもちょくちょく見られて、ビルルイスのラトルトラップなんかは「RAT−L−TRAP」となっていて、ネズミ罠とラトルを引っかけてるんだろうなと思います。ちなみにラトルのスペルはRATTLE。




 でもって、そのパターンで人権団体が訴えてきそうなルアーが「HOT’N−TOT」カタカナ日本語表記だとホッテントットです。
 ホッテントットは今ではコイコイ人と呼ばれているアフリカの民族で、身体的特徴として女性のお尻が突出しているのが特徴らしく、昔は見せ物小屋でさらされてたりした歴史があってホッテントットはその頃の侮蔑的な意味合いを含む呼び方として使われなくなりつつあるようです。
 私は、言葉だけ使わないようにして、臭い物に蓋をしても全く意味が無いと常々おもっていてこういう言葉狩りは嫌いです。
 ひるがえってルアーの方のホッテントット、メタルリップのディープダーバーで着水後メタルリップの重さで前傾姿勢でお尻をプリッと出して浮いている様を、ホッテントットの人の身体的特徴であるお尻が突出しているのにひっかけたネーミングなんだと思います。
 って、これは流石に「有罪」でしょう、他人様の身体的特徴を揶揄するような言葉の使い方、そういう使い方こそ使わないようにしなければならないことの本質だと思います。
 ホッテントット作っていたストームは既にラパラの傘下にあります、ラパラさん、歴史ある名前ですが、改名についてご検討願います。
 最近のには上のように金属リップじゃないプラリップのモノもあるようです。こいつも尻出して浮くんでしょうか。まだ使ってません。



 同様の民族名ルアーとして「ブッシュマン」があります。ブッシュマンも藪に住んでる野蛮人的な侮蔑の意味が含まれているとして言葉狩りにあい、サン人と最近は呼ぶらしいですが、映画「ブッシュマン」の痛烈な文明批判のユーモアを味わった世代としては、侮蔑の言葉なんかいナ?と疑問に思うところです。
 いずれにせよ、ルアーの方のブッシュマンを作った時代のダイワが映画「ブッシュマン」の人気にあやかりつつ、ダブルフック上向き装着のウィードレス性能の高いブッシュ仕様のルアーとして命名した行為にはブッシュマンへの侮蔑は全く感じられず「無罪」だと思うのです。
 ちなみに、コイコイ人とサン人はわりと住んでる地域とかも近くあわせてコイサン族とも呼ばれるそうです。
 写真のブッシュマンはラバースカート腐って外してあります。スカート無しだと貧相ですが、スカートあるとわりと釣れそうな顔してます。

 PTAから怒られそうなエロ系のネーミングって、日本製のルアー割と多くて、ホッツィー・トッツィーとかのおとなしめから、ゴッツィー・ボッキーとかセクシャルクレイジーとかのどうにかならんのかというあたりを経て、やってくれました旧ヨーズリ改めデュエルさんという感じで、デュエルの「ハードコア」シリーズは英語圏の釣り人には受けまくっているそうである。
 いわゆるFワードである「FU○K!!」も日本語で「クソ野郎!!」的な使い方から「ファッ○ンナイス!」というように、「クソ素晴らしい!」的に肯定的な意味を最上級に高めるために使われる場合ってあって、デュエルも外人が凄い喜んで「ハードコア!!」とか言ってるのを聞いて肯定的な意味で最上級のシリーズだヨという感じで命名したんだと思うが、「ハードコア」といえば普通「ハードコアポルノ」の意味で使われることが多く、まあ「無修正シリーズ」みたいな感じになってしまっているのである。
 それは逆に人気出るよねって、結果オーライなデュエル海外輸出部門なのであった。
 ちなみにハードコアシリーズのミノー、使ったこと無いですがデキは良いようで例によってデュエル社お膝元の九州のシーバスマンなら必携のルアーだそうです。
 写真はそのハードコアミノーじゃなくて、バス用のハードコアジャークベイト。いかにもジャパニーズハイテクミノーって感じの造形が海外向けっぽい気がします。こういう味付けのルアーってイマイチ趣味じゃないけど、試しに買ってみたら使ってみたくなってきました。
 アメリカンルアーはアメリカっぽいバタ臭さを、日本製ルアーは日本製らしいハイテク臭さを楽しむのが乙というものではないかという気がしてきています。

 今回ルアーの名前に注目してみましたが、ルアーのネーミングってやっぱりルアーの魅力を構成する結構重要な一要因に違いないと思うのでした。


 ネーミングがわるいと、JAPAN製でもなくJ−POP、Jリーグにも関係なくジョイントですらない、何が「J」なのかさっぱりわからん、このJプラグのように100円でたたき売られるメにあったりするのである。
 だいたい、何を考えて日本にトローリングプラグなんて需要の少ないモノを仕入れたのか、100円でも誰が買うんだかという感じだけど、私が買いました。


2015年6月28日日曜日

世の果てに似ていると歌われる漆黒の羽

 モーニング最新号のとりのなん子の「とりぱん」は育てていたクロアゲハの羽化編で巻頭カラーで、黒い羽に朱色のアップの絵が実に美しく眼福であった。
 アゲハの仲間、いずれ劣らぬ美麗種揃いだが、クロアゲハとカラスアゲハの大きさとシックな黒ベースに朱が入る感じは、出会うと息をのむぐらいの迫力ある美しさだと感じる。カラスアゲハの方がちょっと黒に金属光沢が混じって、クロアゲハの黒は深いマットな黒。

 今日、堤防の道の水たまりではアオズジアゲハが吸水していた。私の一番の好みのアゲハはこのアオスジアゲハである。
 他のアゲハがミカン類の木の周りの低い位置を飛ぶのに、こいつは幼虫の食草であるクスノキの梢とかの高い位置を速いスピードで飛んでいて、アゲハ特有のスワローテールは無いんだけど黒に青のラインがキリッとしていて、夏の空になんとも格好いい風情なのである。
 クスノキの木の下で幼虫を拾って友達と一緒に羽化させたのも懐かしい。

 なん子さんは育てた2匹どちらも羽化の現場を見逃し、2匹目が窓から飛び立っていった後ろ姿を「あの美しい生きものは私が育てたのー」「なんて言わないけどね 元気でね」と見送っている。
 蝶は自ら美しく在るだけで、別に育てた人間の手柄で美しいわけではないのは重々承知していても、それでもチョット自慢したくなるような美しい生きもの。その気持ちよく分かる気がする。


 釣った魚をリリースする時に、ライギョみたいに泥はねあげてダッシュで逃げていく魚もいるし、足場高くて上からボチャンな風情のないリリースもあったりするしだが、浅瀬で回復させて帰って行くのを見送る時、良いサイズだと最後にその力強い泳ぎを生み出した迫力ある尾びれをユラリと揺らしてくれたりして、「あの素晴らしい生きものは私が仕留めた獲物なのー」とやっぱりチョット自慢したくなるような気になる。

 そんなシーンが写真に撮れないかなと狙ってみた一枚です。なかなか気に入ってます。

2015年6月27日土曜日

ボンバー!ボンバー!ボンバー!!

 ルアー図鑑うすしお味第11弾は、ロングAを爆心地とする爆弾野郎どもを紹介するゼ。なに言ってるんだか意味不明だが勢いで行くゼ。


 前回の豪州編にチラッと出てきたバラボーマーあたりが気になってたので、ちょっと前にネットでまだどっかで売ってないかな?とか、強度的にロングAって今のメキシコ製エイト管モノはもとより、丈夫さには定評のあった昔のメリケン製ヒートンモノでも、でかいアカメとか狙う人に言わせると「実はブッ壊されます。ルアー自体はぶっちゃけ壊れても良いけどワイヤー貫通してないので獲れないのはいただけません。」とか聞いてて、バラムンディもアカメに近い魚で大型化するから、ロングAで大丈夫なのかい?とか思ってネット情報をさまよっていたら衝撃の事実が発覚。
 なんと、2008年から展開されている「ソルトウォーターグレードボーマー」ブランドで出ているロングAとかのルアーは、強度の高いポリカーボネイト製なんだそうである。ポリカーボネイトってハンドメイドルアーのリップには使われていることあるけどボディーに使ってるのは初めて聞いた。強度が高いといってもいろいろあるが、ポリカーボネイトは海外でデモ隊鎮圧する機動隊が持ってる透明な盾がポリカーボネイト製ってぐらいの衝撃には強い素材で、コストとか加工技術とか大丈夫なんかとビックリする。

 でも、なかなか紹介記事が、メーカーのプラドコのサイトからの引用ぐらいで少ない中、アマゾン持ってったら普通のロングAはピラニアとかの歯で穴開いて浸水しちゃうけど、ポリカーボネイト製の方は塗装剥げたけど穴は開かずに驚きの丈夫さを発揮してたとかなんとかいうのが拾えたくらいで少ない。
 でかい魚の重量級首振りや青物の引きや大型根魚の突進で破壊されないのか、実際の釣りの現場からの報告が見あたらず、どっかで私が実験あるいは実釣で使えるか試すしかないのかなと思うところだけど、少なくとも歯が強い系の魚の攻撃に耐えうるだけのタフさは間違いないところのようだ。ぶつけまくる橋の下パターンには実に心強い。塗装なんか剥げても適当に塗り直しゃよし子さん。



 ロングAについては実は3度めの紹介である。サイトのシーバスルアーの紹介でも書いたし、2012年6月9日のブログでも書いた。まあ、好きなんですネ。
 その際、元々のメーカーであるボーマー社がプラドコに吸収合併されその一ブランドになって、ロングAもエルサルバドルやらメキシコやらで安く作られるようになり、最近は安くてその割に塗装も綺麗でいいけど、強度が足りなくて壊れやすい、と苦言を書いていたのだが、まったく「プラドコさんごめんなさい」という感じで「丈夫な素材で作ってくれ」というリクエストは私がそう書いた時点ですでに知らないだけでかなえられていて、己の不明を恥じるところである。
 罪滅ぼしといっては何だが、思いっ切り何票も入れる感じで爆買いしたところだが、かつ、今から全力でロングAの魅力を紹介していきたい。

 まあ、ルアーなんで釣れなきゃ魅力もクソもない(そうじゃないと思うこともたまにあるが)という話で、歴史を紐解くとボーマーの最初のルアーである爆弾型のディープダイバーからとっくに50周年を越えているらしく、その米国老舗メーカーというか老舗ブランドであるボーマーの初のミノーとしてロングAは70年代終わり頃には登場したらしい。それから既に30年以上の月日が流れて会社も工場も釣り人さえ変わっても、それでも釣具屋の棚から無くならないというのは、いかにこのルアーに釣り人が魅力を感じ、釣れると信頼してきたかということの証明だろう。それも世界中でである。

 じゃあ何が釣れる要素なのかと考えると、アクションはバタバタ派手目、固定重心で立ち上がりは早くて良い。ラトルも入ってて全体的にアピール度の高いミノーである。
 バス釣りの世界では思いっ切り竿を煽ってジャークしてフラフラッと浮かせてまたジャークしてという感じで使うジャークベイトとしてスミスウィックのラトリンログと双璧の扱いを受けている。
 ただそういった使い方しかできないかというとそうでもなくて、ただ巻きでも早めならバタバタとした、デッドスローならヌルヨタな感じの結構良い動きをしてくれるし、固定重心だけどツイッチもかけやすい。
 固定重心なので竿あしらいやリーリングへの反応が素直で素早く使いやすいミノーで、アピール度が高いこともあって勝負が早いルアーだと感じている。
 活性高い魚がいたら多少遠くからでも食わせるパワーが秘められているという感じか。そういう魅力は高性能ジャパニーズミノーの遠投性や繊細な動きとは、まったく別方向の要素で、ボックスにジャパニーズミノーが入っていても、ロングAも入れておいて損は無いような気がしている。ロングAがはまる状況が結構あるように感じている。
 特に私の得意な橋の下パターンとかの近距離戦では、飛距離はいらなくてむしろアクションの立ち上がりが遅いとピンスポットの魚が食ってくるポイントを逃してしまいかねず、立ち上がりが早くバタバタという感触を手元に伝えつつキッチリ泳いでくれるのは心強いモノである。

 でもまあ、他にも同程度の性能のルアーなどいくらでもあるだろう、それでもやっぱり投げるならロングAと思うのは、釣り人達が信頼を置いてきた歴史やいろんな釣り人の楽しい釣りのシーンにあったロングAの印象風景、そういうモノも含めて選んでいるというのと共に、忘れちゃならんのが、このルアーのバリエーションの豊富さで、サイズや色など色々と悩んだり集めて楽しんだり、新色や「こんな色あったんか?」的なレアカラーを見つける楽しみなんかも、ルアーという嗜好品の楽しみとなっているところ大だと思う。

 サイズについては、3インチの13Aは持っていないが、4インチ約10センチの14Aからは持っているので写真もつけてで紹介していきたい。



 14Aはシーバスでは意外に使っていない。シーバス用の小さめのおとなしいルアーはラパラやジャパニーズミノーの出番だということだろうか。
 昔はボーマーのルアーも上のような箱入り娘だった。







 

  15Aは5インチ、約12センチとシーバスには一般的なサイズでよく使うサイズ。 型番の「15A」の一桁のところがインチ数を表していて二桁目は特に意味はないけど、クランクベイトのモデルAと区別するための数字だと思っています。
好きなカラーは派手目の蛍光色でお腹がオレンジで反射板入りですが、白に黒の点線が入ったストライパーカラーとかイナっぽくて気分だし、オーソドックスな黒金も好きですし、濁りの中ではレーベルから移植したGフィニッシュのギラつくパールベースのカラーが良いかなと思って使ってたりします。
 反射板入りモデルではクビもとあたりにラトルルームがあるのだけど、反射板入りではないモデルではボディーの空洞全体にラトルが転がり回って良い音させてます。


 反射板も金銀はもちろん、ホロシート、プリズムシート、夜光シートなどなど、いろんな種類があって、たぶんコレクションとして収集し始めると収拾つかなくなると思います。













 ロングAのネットオークションとか見ていると、「リアヒートン」とか明記されていることがありますが、アメリカ製だったころの古いものはリアフックのアイがヒートンねじ込み式になっていてそのことを指してそう呼びます。
 プラドコがメキシコやらで作ってたのはリアフックのアイもエイト管です。
 プラドコ時代がダメかというと、そうとも私は思ってなくて、メキシコやらエルサルバドルやらで作って安く仕上げた割には、カラーも綺麗で強度以外では文句なしでした。充分コストパフォーマンス考えれば優秀で、橋脚にぶつけるような釣り方じゃなければシーバスに使う分には何の問題もないと思います。ストックしてあるメキシコものどももこれからも使うだろうと思います。



 16Aは6インチで15センチぐらい。ヘビーデューティーロングAと表記されることもあって結構迫力ある大きさ。アマゾンでピーコックバスとか釣るのはこのサイズかと。









 シーバス用には、冬の大型狙いのボートシーバスでストライパーカラーは活躍してくれました。
 オカッパリのナイターでは背中も腹も蛍光黄色の反射板入りを愛用。良い釣りした想い出のカラー。リップ削って水面直下用とかも用意してました。










 17A、ロングAマグナムは7インチで約18センチとちょっと普通のシーバスロッドでは投げにくいサイズ。冬のシーバスボート大型狙いでは、釣れた70UPの口から20センチぐらいのコノシロが出てきたりするので、ルアーサイズもそのぐらいまで上げれば爆釣するのではと、それ用の竿も用意して17A投げてみましたが、反応無かったです。でも普通に16Aや14センチのタイドミノースリムでは釣れてたなんて経験があるので、なんかマッチザベイトなサイズってルアーではあんまり意識しても仕方ないような気がしてます。
 40〜60のシーバス釣るには7〜12センチぐらい、60〜80くらいなら10〜15センチぐらいのミノーサイズがなんとなく良いように感じています。
 デッカイミノーが効く場面もあると聞くのですが、残念ながらそこまでたどり着けてません。
 17Aは強度テストは必要かと思うところですが、化け物のようなイトウ系やナイルパーチのようなアカメ系をやりに行くときに持っていきたいなと思ってストックしていたところです。まあ、その時はソルトウォーターグレードに買い直すんだろうなと思います。

 左は、プラドコ版の欠点にあげたブッ壊れるというのの事例。
 右から、ぶつけた尻が割れてエイト管が飛び出したモノ、真ん中はリップ折れ、一番左は分かりにくいですが、泳ぎが偏るのでアイを曲げて調整して使用しようとしたら、アイの周りのプラスチックがへこんでアイがグラグラになってしまって結局リップをバチバチとニッパで削ったというもの。
 プラドコ版ではロングAもよく壊しましたが、なんと言ってもぶつけて前後に泣き別れにしてしまったのは、橋の下パターンで出番の多いザラパピー。もういくつ壊したか。
 その点橋の下パターンでザラパピー以上に出番の多いラパラフラットラップはぶつけてもワイヤー貫通のバルサボディーなので、ワイヤーが曲がるだけで回収できて軽い曲がりならその場でペンチで直すし、ボディーのバルサまで破損するような重傷なら帰宅後、フックホールシーラーとかで成形しながら直して再生します。



 で、丈夫なポリカーボネイト製ならぶつけても大丈夫じゃネェの?と当然考えて、早速ソルトウォーターグレードボーマーのロングAを買ってみた、というかそれと意識せずにいくつかは買ってたストックに混ざっていたが、今回久しぶりの大人買いで弾数確保した。





 あまり人気無いのか、デカめの釣具屋の棚にもなくて通販で見つけたのだが、ポリカーボネイト製になったからといってそんなに値段は変わらず、安いところでは800円くらいで売ってたりする。
 サイズの大きいのはメイドインチャイナ、15はエルサルバドル製とメキシコ製と色で違った。もう、世界中の工場で作ってる。でも塗装やらのデキははっきり言って安かろう悪かろうではなくて、結構良いんである。特にメイドインチャイナのデキが良いのを見ると日本の白モノ家電とかが、生き残れなかったのがよく分かる気がしてチョット切ない。


 15Aは早速活躍しているが、まだぶつけたりはあんまりしていないので強度的にはどんなもんかこれから評価していきたいが、釣れる能力は素材が変わっても相変わらずで文句はないところ。
 日本で、PENNのリールにフェンウィックのロッド、プラドコのルアーとか使ってるとアメリカかぶれな人のタックルに見えるが、その実リールは中国、ロッドは台湾、ルアーはメキシコと、どちらかというとグローバルスタンダード側の釣り人という感じなのだろうと思う。グチャグチャと屁理屈こいて抵抗してみたところでグローバルスタンダード様の手のひらの上からしょせん逃げられない運命ということか。

 ついでに通販のネットカタログ見ていたらソルトウォーターグレードボーマー、他にも面白そうなミノーがあったので買ってみた。



 一つは、Aラインソルトミノー、ロングAからの派生らしいが、16Aに近いサイズでややスリムにもかかわらず重量アップで1オンス、16Aはフックが3本で邪魔くさいと感じていたので2本フックは好印象。派手なラトルの固定重心だけど割と飛びそうな重量感。こういう、重心移動システムの飛距離は捨てて、固定重心の「釣る力」に力を入れたミノーって、ジャパニーズルアーにはあまりないタイプでいかにもアメリカンルアーだと思う。まあ中国製だけど。ひょっとしたら拾いモノかもしれないと思い秋にカヤックで使う予定で楽しみにしている。



 もういっちょついでに、ウインドチーターミノー。猫科の陸上生物最速ランナー「チーター」とズルとか反則級とかいう意味の「チート」を掛けたダブルミーニングで、風に反則級に強いミノーという感じなんだと思うが、これまた固定重心。まあ実際に強風の中でミノー投げたことある人間なら、重心移動システム付きの飛距離を誇るミノーが結局自重が軽いために風の中で木の葉のように舞って使い物にならないということも経験しているだろうから、全体的にボリュームを持たせて固定重心で飛行姿勢を安定させて風を突っ切るという設計思想はご理解いただけるかと思う。その実力のほども秋には見極めねばなるまいテ。
 というより先に、ちょっとまて、その表面に筋切ったカラーリングはレーベルだろう?と、こんなマニアックなブログを読んでいる人は感じると思うけど、その感覚、正解です。
 もとはレーベルブランドで出していたのを、ソルト仕様ということでポリカーボネート製にしたときにソルトウォーターグレードボーマーブランドに移籍させたみたいです。

 ポリカーボネイトなんていう大仰な素材が、シーバスごとき釣るために必要かという問題は、特殊な状況でぶつけたときの対策で必要なんです、ということより、「ポリカでできたクソ丈夫なミノーで釣ってるんだゼッ!」っという釣り人の精神を鼓舞する中二病的な格好良さのためにひたすら必要だと私は切望するのです。

 「ソルトウォーターグレードボーマー」
 アメリカさんはその辺よく分かってらっしゃると思う今日この頃である。

2015年6月21日日曜日

そして豪州へ

 インビンシブルネタで、インビン15センチの3色カラーがタスマニアンデビルっぽいとか、バラムンディ用ミノーにニールズマスターとかの北欧ミノーのカラーリングがポップになって受け継がれているんじゃないか?とか書いた、そのあたりを書いてみたい。
 ルアー図鑑うすしお味第10弾はオーストラリア編行ってみましょう。

 オーストラリアというのはスポーツフィッシング大国である。何しろIGFAのルールに基づき人間が釣った最大の魚が、この国の庭師のオッチャンに釣られている。実に1トンを越える巨大なホホジロザメである。ホホジロザメが時に2トンを越える正真正銘の化け物である事実をおいても、既に多くの国で保護の対象となってしまったホホジロザメは釣りの対象となりにくく、記録はたぶん、私が駿河湾の底から7mとかのオンデンザメでも釣らないかぎり更新されないだろうと思う。
 オージーの釣りにかける情熱には敬意を払ってしかるべきだと思う。彼らとはクジラネタとかでは絶対わかり合うことは無いかもしれないけど、釣りの話でなら熱く抱擁できるのではないだろうか。

 というぐらいの釣り好き国家なので、トローリングスタンドアップファイトでやっつける1000ポンドオーバーのジャイアントブラックマーリンから、人気の河口域でのバラムンディ、マニアックに内水面ならオーストラリアアロワナ「サラトガ」やらマーレイコッドやら、タスマニア島にはマスの類も移入されているのでトラウトフィッシングもできる。

 当然、自国でもルアーやらの釣り具は作られていて、トラウト用のルアーとしてタスマニアンデビルは日本を始め世界中に輸出されて我が家の蔵にも何個かある。
 3色カラーに縞の入った、前回紹介したインビンシブル15センチのようなカラーを「こういうカラーがオーストラリアっぽいんです」と紹介しようとしたのだけれど、我ながらピンクとシルバーって色目の少ない渋いチョイスである。
 左上の緑に縞がまだマシではあるが、それでも地味。

 でも、パッケージ入り新品が残っていたので、色々と情報は読み取れて面白い。一番下には「彼らは悪魔のように噛み付くぜ!」とか書いてあって、たぶん肉食の有袋類であるタスマニアンデビルの名前の由来と、それをルアーの名前にもらったのを表しているのだと思う。彼を魚と読ませる暗喩もあるかなと。
 メーカー名は「ウィンストンルアーズ」でもろにタスマニア島にあるそうな。 



 ルアーとしては、プラスチックの羽根付きのメタルジグというか何というかなルアーで、タスマニア島に旅行して観光で湖のマス釣りツアーとかの船をチャーターすると100%タスマニアンデビルをボートでトローリングすると聞いたことがある。
 日本ではスプーンみたいにキャストして使われていると思っているが、正直管理釣り場でナンボか釣ったことある程度で本格的には使ったこと無いので性能についてはどうこう書く資格は無い。


 割と一時期流行って、似たような棒鉛の周りにプラスチックでボディーを成形したルアーというのもいくつか出ていて、写真下のルアーなどてっきり同じメーカーの物かと思って買っていたが、今見ると中通しのリグの素材がタスマニアンデビルの方はステンレスっぽいけど、謎のルアーは真鍮ポクて別の会社の製品かもしれない。誰か知ってたら教えてください。
 
 でもって、北欧の流れをくむんじゃないかというバラマンディーミノー達、いくつか蔵にある物を紹介する。


 1個目は、まさにコレがバラマンディーミノーのカラー見本という感じで、どっかの釣具屋か中古屋で目を引いたので思わずバイトしたんだと思うが、1個だけ持っている。
 こういう派手目の3色とかが、ボディー側面にグラデーションしながらというのが、バラマンディーミノーっぽいカラーだと思っている。





 メーカーはリップの裏に貼ってあるシールから「リーズルアー」とかいうメーカーらしい。ハンドクラフテッドとか読めるので、小規模な工房で作ってるのかな。
 
 オーストラリアのバラマンディー釣りにはボーマーのロングAが昔から定評あると聞いているんだけど、ボーマーというかプラドコで豪州向けにバラボーマーというロングAのバラマンディーカラーバージョンを出しているようで、まさにこんな感じの3色の派手派手なカラーになっている。





 でもってもういっちょ、こいつは鮎迷人が大学の同級生と卒業旅行にオーストラリアに行った時の土産なので20年ぐらい前のモノである。我ながら物持ちが良いのに感心する。
 キラルアーと読むのか?3色カラーではないものの、銀で鱗を吹いていて、これがバラマンディーミノーのカラーのもう一つの特徴であり、北欧のミノーのカラーリングを受け継いでいるんじゃないかと指摘する部分でもある。
 アメリカンルアーでも同様の色の吹き方はしているので、正確にどっちが起源と言い難いところだが、雰囲気も含めて北欧起源と私は思うのだがどうだろうか。

 ちなみに対象魚として列記されているのが、バラマンディー、フラットヘッド、マングローブジャック、フィンガーマーク、サーモン、コッド、イエローベリー、テイラー、マーレイコッドとなっている。
 バラマンディーは太字で書かれており一番のターゲットのようだ。
 フラットヘッドはコチですね。マングローブジャックはゴマフエダイというより、まんまマングローブジャックのほうが釣り人には通りが良いか。
 フィンガーマークは知らん魚なので検索してみて画像見て納得。たぶんイッテンフエダイかそれに近いフエダイの仲間なんだろうけど、体側面にある黒点を、つまんだときの「指の跡」に見立てての呼称のようだ。
 サーモンと来て鮭だと思うのは、オーストラリアに興味がない釣り人ならそう思うだろうけど、オーストラリアでサーモンというと、釣りの世界ではツバメコノシロの仲間の大型種スレッドフィンサーモンというのが有名。観賞魚の世界だとクィーンズランドサーモンと呼ばれたという伝承のある豪州肺魚ネオセラトダスなんかもサーモンっていえばサーモン。ようするに英国の流刑地だったりした豪州でお國のタイセイヨウサケを懐かしんで、デカい魚を「サーモン」と呼んだんだろなというところ。
 コッドはここでも叱っておきましょう。ミノーでタラの仲間が釣れる水深を狙うとは思えないので、たぶん河口やリーフにいるハタの類、その名もエスチュアリーコッド(河口ハタ)なんて呼ばれるチャイロマルハタあたりのことでしょう。
 イエローベリーが聞いたこと無いので検索かけたら、淡水のパーチの類でセッパリの独特の体型の魚で釣りの対象としては人気があるようです。
 テイラーは和名がアミキリでブルーフィッシュに近い仲間のはず。そう考えるとブルーフィッシュの仲間って大西洋にしかいないから似たような魚が日本語で例示できないと思っていたんだけど、太平洋にもいるんだよなと再認識。歯が鋭く漁網とか切りまくるので、英語では仕立屋、日本語ではそのハサミになぞらえての命名でしょう。
 最後は日本でも釣り人になら知名度あるマーレイコッド。世界3大有鱗淡水魚の一つでナイルパーチ、ピラルクと共に100キロを越える巨体を誇るとのことだが、100キロほんとにいくんかいな?というような上流部で釣っている写真しか見たこと無い。どこがタラやねん!というツッコミも一応しておくが、オーストラリアについてはサーモンの方が色々と酷いので目をつぶろう。

 ミノーに関しては、ようするに派手な3色ぐらいの独特の色使いで、銀色の鱗模様が吹いてあるのがオーストラリアのバラ用ミノーっぽいというのがまとめである。試験には出ないけど憶えていてもとくに損はないと思います。


 ときて、そろそろ豪州だし汽水域も良いけど派手に大海原に打って出るような、ガツンとくるようなルアーないの?とお嘆きの貴兄に、お待たせしましたオーストラリアの誇る海のルアーメーカー「ハルコ」のご紹介です。

 ハルコと言えば、日本でもお馴染みのこの「ハルコツイスティ」って、写真をバーンと貼り付けようと目論んでいたのですが、これが、蔵から出てこない。あんまり使った記憶がないのでロストしてないだろうしあるはずなのに蔵から発掘できず。無念。
 まああれだ、ぶっちゃけ今時検索かければ画像ぐらいすぐヒットしてくるだろうから気になる人はググっていただきたいが、まあバス釣りに使う円柱状の金属を斜め切りしたのにハリ付けただけのカストマスターってジグご存じかと思いますが、あれをチョット細長くして端っこをピョロッとめくれた感じにしただけです。カストマスター知らんかったらそっちもググってみてください。

 ということで、日本ではほぼハルコツイスティぐらいしか知られていないメーカーですが、実は結構オーストラリアではメジャーどころで、ひょっとしてマニアな釣り人なら知ってるかものマーレコッド釣るのかナイトウォーカーとかいうノイジーやら、もちろんバラ用のミノーも作ってるらしいが、そっちは正直良く知らん。

 しかしハルコと言えば、私の中では海用のデカいバイブレーションなのである。私の中で勝手にそう決まっている。
 
 で、私のお気に入りMAX120。

 ターポン様釣りに行くっていう話になって、最初はコスタリカの濁った河口でやっつけようぜ、という話だったので、それ用に世界の英三先生のお店のオリジナルのターポンバイブレーションとか買いこんだわけだが、他にも100グラム弱2〜3オンスぐらいのバイブレーションって無いのかなと探したら、ジャストサイズだったのが、米国通販大手バスプロショップスで見つけたこのMAX120。たぶん長さが120ミリなんだと思うが味気ないネーミング。
 でも、初めてキャスティング練習も兼ねて近所の川でぶん投げてみて、良くできているのに感心した。
 2−3/4オンスと重いバイブレーションなので遠投がかけやすいっていうかブッ飛ぶ。
 でも、動きが実にイイ塩梅に細かいバイブレーションでラトル音もあってアピール度高くてよさそう。
 さらに特筆モノなのが、引いてるときの姿勢。普通のバイブレーションなら頭を下にしそうなところだが、ほぼ水平に近い姿勢。
 姿勢って、場合によっちゃすくなくとも色以上には重要な要素で、アユの縄張り行動は、水平姿勢でやってくる魚にのみ引き起こされて色はそれほど関係無いってぐらいで、そのへん頭にあったので「やばい当たりルアー」を引いちまったんじゃないかと衝撃が走った。これは、ちょっとミノーの替わりが務まるんじゃないかというぐらいの良作なんだけど、3オンス近いルアーを扱えるタックルってそれこそターポン様やらGTやら釣る道具で、シイラタックルでは既に重くて投げにくいぐらいの重量。
 使えばメチャクチャ釣れそうな気配がプンプンと匂ってきているのにいまだに魚に向かって投げていない。実釣で釣れるようなら大量購入しようかと思っていたが、釣り場に連れて行く前にバスプロショップスのカタログからも落ちてしまった。
 まだ本国では売っているのかもしれないが、世界的ブームには残念ながらならなかったルアーである。意外にこのサイズのルアーを投げる対象魚って無いモノである。マグロ狙いのキャスティングとかに良いかもしれんと思っているのだが、あんまりマグロ釣りには行かないのよね、ということで蔵で眠っているルアーである。

 ついでに、もう一つさらにデッカイのを紹介しておく。ジャイアントトレンブラー4−1/2オンスである。
 試しに買ってみたが、どう見てもキャスティングは無理っぽい大きさで、当たり前だがこのサイズはトローリング用である。

 「さっきのMAX120もトローリング用なんじゃねえの?」と思われるかもだが、裏の取説読むとMAX120はキャスティング又はトローリング用となっていて、ジャイアントトレンブラーはいきなりトローリングスピードとかの解説から入っているので、MAX120はキャスティング用だと思う。たぶん。

 ちなみに左上にはどこのご家庭にもあるだろうTDバイブレーションを比較対象として置いてみた。ジャイアントトレンブラーがいかにデカイかおわかりいただけるだろうか。
 

 


  こういうデッカいバイブレーションでオージーは何釣ってンだ?と思うかもしれませんが、日本じゃそもそも海でのトローリング自体敷居が高くてあんまり馴染みのないなかで、さらにマイナーな釣りモノだけどワフー(カマスサワラ)のトローリングというのは、割と玄人好みのする渋い釣りモノでそれなりに海外の雑誌とか見ていると紹介されていたりする。たぶんワフー釣ってます。

 サワラの仲間って、とにかく攻撃的でルアーは派手な方が良かったり、トローリング速度は速いほうが良かったりと、他の魚とは違うジャンルとして成立するぐらいの味わい深い対象魚のようである。サーフから狙うサゴシぐらいしか釣ったこと無いが、確かにメチャクチャ攻撃的な性格の魚のようです。どのくらい攻撃的かというとサーフトローリングで弓角投げているとガンガンとジェット天秤の方にアタックしてくるぐらいであるといえばおわかりいただけるだろうか。

 ワニマガジン社から出ている「スポーツフィッシング日本語訳版」から引用すると「ワフーは、はっきりとしたカラーでちかちかしたり光ったりするような特定のプラグを好む傾向があるようです。ポピュラーなところでは、ラパラのCD18、22、26マグナム、ヨーズリのボニータ、ハルコのジャイアントトレンブラー、ブレイドのフラッシュダンサーやマルーダーあたりでしょうか。」となっていて、ラパラCDマグナム、ヨーズリのボニータ、ハルコのジャイアントトレンブラーと上位3位まで蔵に転がっていて笑えてくる。


 ええ、ボニータ持ってますよ。小さい目のヤツをキャスティングで使おうと買ってます。というか、トローリングで使うデッカいバイブレーションって世界中でヨーズリ使ってるんだと思ってたぐらいで、ワフー釣りの光景には普通にボニータ見切れてます。似たような別メーカーのかもしれませんが、ヨーズリなら世界標準になっててもおかしくないぐらいに思ってました。
 写真のは2オンスぐらいと小さいですが、2オンスが小さいと錯覚するぐらいにクソデカイのが、デカい釣具屋のトローリングコーナーには延々と売れずにぶら下がっていたりします。標準装備がケンケンバリのダブルフックってところが漁具系釣り具メーカーの面目躍如って感じでしょ。
 バイブレーションって平べったいですが、B5のノートぐらいありそうなサイズの売ってます。
 今検索かけたら、ボニータはそろそろ廃盤で、後継のサシミボニータに伝統は受け継がれていくようです。サシミボニータつぼにハマって超うけまくりで腹痛いッス。サシミとボニータ(美女)の絶妙な語感の掛け合わせの妙。


 てな感じで、脱線しつつマニアックにルアー図鑑うすしお味もここまで第10弾と、とうとう「つ抜け」しました。もうしばらくネタはありそうで20弾ぐらいまでは行けそうです。
 このチョット塩味効いた変な芸風についてこられる方は引き続きお楽しみに。

2015年6月13日土曜日

無敵艦隊再び

 ルアー図鑑うすしお味第9弾はこの企画が始まるきっかけとなった、北欧フィンランドはニールズマスター社インビンシブルのネタについて、以前書いたその後をボチボチと書くヨ。


 インビンシブルネタ書いたときに、「インビン欲し〜!」「インビンシブルで釣って「無敵〜!」とか叫びて〜」と強く物欲が刺激され、チョットだけ先っちょだけ探して買ってみよう。ということで、ネットでトラウトにインビンシブルお奨めしている釣具屋さんの通販で買ったり、中古屋巡りで探したり、Sスイで売れ残ってるのを確保したり、虎ファンちの釣り具部屋から発掘したりで、それなりに数も集まってなんとなく満足しているところである。


 8センチでは早速シーバスも釣ってみた。普通に優秀なバルサミノーで独特の後方に行くとスリムな形状は意外と飛行姿勢安定して、ラパラのF9のような「軽くて飛ばネ感」は無く、シーバス近距離戦なら充分戦力となり得る、というか使った日の活性も良かったが、ばっこし丸呑みされるぐらいに魚が素直に食ってくる。まあ飛距離はフラットラップには負けるが、それはむしろフラットラップが異常に優秀なのである。
 というように正直フラットラップで困ってないので、どうしてもインビンを1軍ルアーに据えて、そのために弾数そろえて、という気にはならないので、このぐらいあればたまに使って楽しめるだろうと思っている。



 インビン通販でまだ売ってる釣具屋さんでは略称は「インビシ」となっていた、マックとマクドの違いみたいなものだろうか。
 いくつか買って送ってもらったら、箱がニールズマスターでオジサン中身のルアー本体より興奮しちゃった。宛先票とか貼っちゃっているのだが、こういうのは綺麗な箱だけくださいとか言って集めちゃうとあざとくてダメで、宛先票ラフに剥がした状態でインビン保存用に何気に蔵にポロッと落ちているナチュラルさを演出するのが乙ってもんでしょ。


 前回、フィンランディアではないかと書いた左のミノーはスタルワートという名前のようだと判明。顎下のキール部は重りが入っていて前傾姿勢のミノーらしい。勉強させてもらいました。もう一つ名前分からなかった太いミノーは結局特定できず。

 ちなみにフィンランディアの今の形はこんなんです。上の2.5センチぐらいのフィンランディアもしっかりキールの張り出しとか塗装とかフィンランディアっぽくて可愛らしいデキ。良いです。  

 




 虎さんとのやりとりで、昔はニールズマスターのルアーもラパラみたいに紙の箱にプラの蓋だったけど、コータックが倒産して放出されてたころのは、「安っぽいパッケージやった」とありましたが、確かに現行品は右のような感じのいわゆるブリスターパックでした。


  なんかニールズマスターの箱見かけた気がして蔵をちょっと探してみると出てきました。
 サイズから言ってスペアヘッドが入っていたようです。
 

  バッチリ入りました。しかし600円の安売り価格で買ってたとは意外。高級ルアーでお宝扱いしていたように思っていたが当時のお小遣いではコレでも高価だったということでしょうか。

 でも、なかなかどうしてブリスターパックも悪くないデザインで、パイクが食ってるルアーのリップには「フィンランド ニールズマスター」とお馴染みの文字が書いてあるというお茶目なイラスト。流石フィンランドやりおるわいという感じである。








 インビンシブルいくつか買って、最近5と8センチにはリップの大きなディープタイプ「DR」もあるらしいと知った。8センチのDRは足場高いところで使うシャドラップの代打打てるかもしれん。


 虎ファンさんにもらった12センチのジョイントは、ジョイント後方が板系のリグで受ける丈夫な作りになっている。初めて知ったがインビン使いには常識だっただろうか。
  8センチも12センチも、いずれ劣らぬナマズ顔で癒される。顔が平べったいと左右の首振りの際に水の抵抗を受ける面積が小さくて、より激しくアクションするとかあるのだろうか?
 キャストの時に幅広のボディー前部が重量を稼いで投げやすいバランスを保っていたりするのだろうか?
 そんなのあんまり関係無く、ラパラと違う感じのミノー作れんかいな?とぼんやり意識しながらシュッシュとバルサ削ってたらなんか良い形ができて、投げてみたら「けっこうイけるやン!」となったんじゃないかぐらいの緩い開発秘話があったりするんじゃなかろうか。そんなとぼけた顔である。

 

 「北欧のルドラ」としてSスイで売り出していたのはこの15センチくらいがメインだったと思うが、こいつもナマズっぽい顔してるが、サイズのせいかちょっと精悍な顔をしているように見える。
 早速トリプルフックをシングルバーブレスに変えて、秋のカヤックシーバスシーズンに導入予定である。まあコレで釣れたら楽しいだろうなというお楽しみルアーである。

 投げたくなるような魅力のあるルアーって良いルアーだと思わないですか?

  色づかいが、オレンジ黄色緑と変化してそれに濃い色の縞が入るという感じで、やっぱり豪州のルアーの色を想い出させる。
 バラムンディ用ミノーの色は北欧の「塗り」をポップにして受け継いでいると感じていたが、このカラーなどは逆にニールズマスターが豪州を意識して塗ったとしか思えない。
 こんなカラーのタスマニアンデビルがあったような気がする。

 ということで、次回は豪州のルアー達に思いを馳せてみたい。