○アグリースティックタイガー7fベイト シェクスピア製
ソリッドグラスのティップを持ち、カーボン芯のバットをもつアグリースティックについては、PENNスピンフィッシャーのところで何本か紹介しておりますので再度の紹介はさけますが、これはそのオフショア版というか色違いでタイガーと名前が付いてます。
アグリーシリーズのアグリースティック、アグリースティックライト、アグリースティックタイガーは現行品で、バスプロショップスやカベラスなどの海外通販で入手可能です。いずれも50ドル前後もだせば買えるモデルでお値打ちです。
こいつは7Fの両軸受けリール用でライン指定が10〜50ポンドといういい加減な表示。しかしこの表示に恥じぬ用途の広さ。なんでも使えそうです。元々はキハダのシールが貼ってあったことからもボートロッドとして、結構大きな両軸リールを付けて使うことを想定しているのでしょう。
しかしバットが丈夫で、ティップが柔らかいのでそこそこ小さい魚を釣っても竿先は曲がってくれます。
私はアメリカナマズ釣りに、ベイトの竿で普段は40センチぐらいの小物を釣って竿先の曲がりを楽しみつつも、いざ10キロオーバーのズズンとくるような大きさのがかかったときもあわてずバットでためて対応できるように、この竿をメインの竿としてチョイスしています。
リールはちょっと贅沢にインターナショナル975をあわせています。ちょっとオーバースペックかもしれませんが、975使う場面が他になさそうなので頑張ってもらってます。いずれ10キロオーバーのアメナマがかかったときにこのコンビは真価を発揮してくれるでしょう。
ぶっ込み釣りでの使用なのでそれほど重さは気にしないとはいえ、この竿はブランクが茶色に厚く塗ってありキャスティングにはやや重いです。そのうち、南米やら東南アジアに怪魚を求めて行くときにもこいつを持って行くつもりなので手首を鍛えておかねばなりません。
ナニがかかるかわからない状況で、ドカンとどでかいのがきたときにもこの竿なら何とか持ちこたえてくれるだろうと期待できる丈夫さがあります。
買ったときの状態では、ガイドがハードガイドならともかくクロームメッキのガイドだったので、全部SICのガイドに取っ替えました。グリップがアメリカンにやたら太くてリールシートもデカイ両軸を想定しており975では隙間ができてしまうので、思い切ってグリップも黒のEVAからコルクに、リールシートもトリガー付きのやや小さいものに換えました。
(グリップ交換前交換後)
バットに鉛のオモリを突っ込んでありトップヘビーなバランスは多少ましになってますが、全体としては重い竿になってます。
手を入れまくったこともありなかなかのお気に入りの竿です。
<参考>グリップの変更方法
・グリップにカッターを入れて引っ剥がす。
・ノコギリで斜めにグルグルとリールシートを切り、隙間に詰めてあった麻紐などをニッパやペンチではぎ取る。
・コルクでグリップを整形、ねじ込んでエポキシで固定。
(2008.9)