○新旧ベイトバスロッド

 

 最近でこそ、通える範囲にいい釣り場を知らないので行っていませんが、バス釣りに関しては、小学生ぐらいから初めて、東京で就職してからもしばらく、霞ヶ浦とか房総の野池とかが好調の頃は良く通っていました。

 

 基本的に竿は車に積むのさえ、ベイト1本スピニング1本とかの構成で、車を持たない高校生ぐらいまではベイト1本持って釣りに行っていました。

 しかも5年ぐらいは同じ竿を平気で使うので、私の持っているベイトのバスロッドといっても歴代のロッドで5本で済みます。

 私は沢山竿持っていますが、それは釣る魚の種類が多いから仕方なく増えていくわけで、基本的に使い回しの効くロッドは使いまわしてますし、決してむやみやたらと竿を買っているわけではないのです。と書いておこう。

 釣った魚の種類は170種を超えますが、竿は40本程度で納めています。

 

○ダイコー スピ−ドスティック #6−16HOBB? #1−26HOBB

Y川バス40UPシロツメクサの花

 #6−16HOBB?は初めて買ったベイトロッド、アンバサダーの赤いパーミングカップの5000を買って、とにかく安い竿をということで、釣具屋にスピードスティックの海外輸出用でまだシールも貼ってないやつという怪しげなバッタもん臭い竿が3000円で売っていたのを買いました。

 それ以前にもベイトタックルは借りたブロウニングとマグサーボを使ったことがあって、キャスティングはそれで一応できるようになってました。

 スピードスティックはグラスで黒くて太くて重かったですが、当時はそんなもんだと思って釣ってました。

 バスもライギョも沢山釣りました。粘りがある感じでワームのテキサスリグとかライギョ釣りではフッキングがユルめになる傾向がありましたが、まあそんなモンでしょう。

 

 #1−26HOBBは、実家の方の釣具屋でエグりました。トップのプラグ投げるのに良いかなと思って買いましたが、今使うと重くて1、2度使っただけです。

 お蔵入り

 

○エビス ミスタードン スタンプヒッターSH58

Sダム50UPギプスはめて釣り行ってました

 初めて使ったカーボンロッドでSICガイドのついた竿でした。それまで使っていたスピードステイックが粘っこいアクションだったのでなおさらそう思ったのかもしれませんが、カッキーンとハリのある、背筋の通ったようなアクションはワーム使っているときのあわせが決まりまくりました。竿一本だけ持って釣りしていたので、ワーム以外にももちろんいろいろ使ってました。

 カーボンの反発力のおかげで飛距離が出ていたのだと思いますが、当時はSICが付いているのでよく飛ぶのだと信じてました。

 80年代当時、製造元のエビスはアブの輸入代理店でもありミスタードンはアンバサダーやカージナルを前提に「アブにはやっぱりミスタードン!」とかいうキャッチフレーズで売っていました。

 しかし、人気はスミスのスーパーストライクなどには負けていたように感じます。

 今ではほとんど忘れ去られていますが、私の世代にはそれなりに想い出深いシリーズではないでしょうか? 

 右の写真はちなみに、左の手のひらの骨を体育の時間に骨折して、医者に親指と指先が出るようにギプスで固めてもらい、親指でロッドのバットをはさんで釣りしてたときの写真です。アホやなぁ。古いバス釣りの写真見ていると泣けてくるぐらい懐かしいです。

  

○スミス バトラックスウォーカー 60ML

N池40UPビニールボートでバス釣り

 東京に就職が決まり、駐車場事情等を考えるとどうも車も手放さざるをえず、釣りに行くのもバイクか、電車ということになりそうだということで、2ピースのバスロッドで何が良いか行きつけの釣具屋さんで聞いたところ、おすすめがこの竿でした。

 継ぎ部分も強化されていて頑丈で、軽くて取り回しの良い長さ。パワーもアクションもミデアムで何にでも使えそうな使い道の広さも好み。しかもガイドはハードガイドで値段は抑えめというなかなかのお買い得ロッド。

 とにかく、センター2ピースは1ピースより持ち運びが楽で、しかもそれまでのミスタードンより格段に軽い。特に強度や感度に不満はなく「継ぎ竿良いじゃん」ということを認識しました。この竿以降は1ピースの竿はほとんど買わなくなりました。

 良くできた継ぎ竿は、1ピースロッドと釣り場での性能に差がほとんど無く、かつ、つり場以外の移動時や保管時には格段に扱いやすく、その竿を持って釣りに行く気にさせる効果もあると思います。

 

○オフト ヒロナイトウ トラベラー70 

 バスロッドでウォーカーよりもう少しパワーがあって、大きめのナマズ狙いや海外遠征で使えるようなものをと探していて、なかなか2ピースのが無かったのですが、オフトからトラベラーの名前で2ピースのシリーズが出ていたので、そのなかでベイトの長めのものを選びました。内藤氏はこれで南米遠征とかかましてました。

 軽くて、パワーもあって長めで飛距離も出て何にでも使えて良い竿なのですが、1点強度にやや不安があります。パワーの割に軽いなと感心していましたが、ある時ゴミ袋を引っかけてぶら下げた時に、もう少し限界まではあるかなと感じていたときにあっさり折れました。限界を超えたらしい瞬間にティップセクションが3分割に。もう少し軽さを犠牲にしてでも粘りが欲しいところですが、重い竿は売れないのでしょう。当時はまだ売っている竿だったので保険で新しいティップセクションと交換できましたが、今は折れたらそれでおしまいです。

 まあ、限界が頭に入っていれば実用強度的には問題なく、シーバスなどライトなジギングやアイナメ釣りから船でのカレイ釣りなど今でもいろいろと使ってます。

三陸ネウ

 

 私のベイトロッドの今時点での好みをいえば、2PCで強めで何でも使える竿ですね。ヒロナイトウにもうちょっと丈夫さがあるとベストです。そう思ってアグリーターガーを改造したヤツもナマズ用としてこの他に持ってますが、ちょっと普段使いには重いのが難点。あちら立てればこちらは立たずで、理想のロッドというのはなかなか難しいモノです。

 

(2009.1)

 

プロ4

 会社畳んだウエダの竿が中古市場にドカッと出ているときにプロ4スピリッツピッチンスティックを買った。さすがに巻物用のヒロ内藤より先調子でワームのあたりが取りやすい。パワーもちょい強めでアイナメ釣るにはちょうどいい。この手の竿でセンター2ピースがなかなかないのでいい買い物だった。ヒロナイトウそろそろ腰抜けてきていてデロデロだったのでタイミング的にもバッチリだったかも。

(2014.1)

 

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