○レッドペッパー ティムコ 

レッドペッパー

 私よりちょっと上の世代なら、このサイズのバス用ペンシルは、まずザラでその次がビックラッシュぐらいだと思います。逆にちょっと下の世代になるとドックXやサミーになるでしょう。

 でも私はペンシルといえばまずこれです。発売当時はそのキリキリ舞いするようなアクションに痺れたものです。それまでペンシルといえばドックウォークやスケーティングといったテクニックで思うように操るのが上級者の証というか、なんかちょっとエラそうな感じだったのですが、このルアーは操りきれないイレギュラーなダートやダイブ、きりもみが得意技で、魚だけでなく人間にもかなり新鮮に映りました。

 私もよく使いましたが、釣友ケン一がこれを得意としていて、人にゴムボート膨らまさせておいて見えバスをレッドペッパーで狙い撃ちしたりしてやがった記憶があります。

 

 シイラ釣りでも効果的なルアーで、昔はバス用のルアーだったので裏技的に使われてましたが、その後メーカーからもソルティーレッドペッパーとして、海を意識したカラーと太めのフックで売り出されました。写真にも何本か入ってます。

 

 ちなみに一番上の頭に穴を開けた跡のある個体は、ロングキャストのためにガン玉を仕込んでスローシンキングにしてあります。

 

 サイズもちょっと小さめのJr、小さめのベイビー、凄く小さめのマイクロ、大型のマグナムといろいろ出ていて、いろんな魚種に対応してます。

 

 ライバルとしてはダイワのTDペンシルという大名作があるのですが、私は優等生のTDペンシルより、予測できないような動きをしてくれるレッドペッパーを愛用してます。

 

(2008.12)

 

 

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