○スピンフィッシャー7500ssの逆転防止機構周りの修理

 

 2014年秋のクリスマス島遠征で、ロウニンアジ狙いのルアーキャスト時にベールが返ってしまい、逆転防止機構が故障して、クリックモードにしないとリールが逆転してしまうようになった。

 ペンスピンフィッシャーの場合、ストッパーが通常のサイレントモードとクリックモードと2つついているので、とりあえず通常のストッパーいかれてもクリックモードでは使えるが、換え部品持ってきているし後で部屋で直した。石垣島で同じトラブル起こしたときにフィッシャーマンの店員さんに教えてもらいつつなおしてもらった記憶がある。

 

 (以下、具体的な修理手順と逆転防止機構を解説)

 

 1.ローター部分を外して逆転防止機構を露出させる。

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 ◆.魯鵐疋襪魍阿掘▲椒妊ー左のプレートを外す。

  スプールを差し込む軸であり、真ん中に入っている心棒・主軸である「メインシャフトを」上下させるためにメインシャフトを固定している「クロスウインド」のネジを外し、メインシャフトを抜く。

 ぅ蹇璽拭湿緝瑤裡恭僖淵奪箸魍阿靴董▲蹇璽拭爾鮠紊飽っ張り外す。

必要な道具はマイナスネジとナットを回すレンチかスパナ

上記の作業で右下写真のように、逆転防止機構が露出する。

工具ローター内部

 

(2つの逆転防止機構)

 7500SS(6500SS以上の機体)には逆転防止機構が2種ついている。

 普通使うチリチリ音がしないサイレントモードのものと、カリカリ音がするクリックモードのモノの2種である。リールの背面ローター下部のつまみで、それぞれのモードに変更可能だが、クリックモードなんてやかましいだけで意味があるのかいぶかるところだが、2つはそれぞれ独立しており、サイレントモードの方が故障したときの予備としてクリックモードが使えるという実用的な意味がある。

 下の写真の,良分がサイレントモードに関係する「サイレントドック」など、△良分がクリックモードに関係する「ドック」などの部品である。

 単純に2つつけました、という以上に性格の違う2つの逆転防止機構をつけていることにも意味があると思っている。

 サイレントモードは昔のアンバサダーと同じようにギザギザの「ラチェット」という歯車を「サイレントドック」という部品の薄い金属の板ではさんで逆転時にはサイレントドックがラチェットと噛んでストップをかけるという、薄い金属を使ったやや華奢な仕組みである。

 対して、クリックモードの時は、写真下の方に写っているバネが常に一定の力でドックを引っ張って、ラチェットに押し当てているので、リーリング時にカチカチと音がするのである。この機構は非常に単純で故障しにくく、サイレントモードが故障して使えなくなっても、まず使用可能であり、確実に機能する予備のシステムとしては優秀なのである。

逆転防止

 ちなみに、第4世代の430ssgの逆転防止機構は下の写真のように、逆転しないベールベアリングが真ん中に鎮座しているだけという極めてシンプルな構造。

アンチリバース

 

2.サイレントモードの逆転防止機構周りのパーツ交換(サイレントドック、ドックスクリュー等)

曲がったサイレントドック

 ローターを外して逆転防止機構を点検してみると、「ラチェット」を挟む「サイレントドック」の金属板の下側が曲がっているのが確認できたのでこれを交換する。ついでに「サイレントドック」を止めているネジである「ドックスクリュー」も曲がったかもしれないので交換する。

 下の写真の下が交換用の新品パーツ、上が外したもので右の「サイレントドック」の金属板が曲がってしまっているのが見て取れる。この板で一方通行のギザギザの歯車「ラチェット」を挟まないといけないのでこれでは機能しない。

スクリュードック

 

3.部品交換、動作確認

スクリュードック

 「○」の部分「サイレントドック」と「ドックスクリュー」を交換したが、実は「これでOK」とならなかった。

 ベールが返って逆転して強い力がかかった時に、真ん中の歯車「ラチェット」の角がつぶれて平面上からはみ出してしまい、「サイレントドック」の挟む金属板に引っ掛かってうまく機能しないようである。

 というようにサイレントモードはわりとデリケートだが、そんなの関係なしにクリックモードは機能するタフさを持っていて、上でも書いているようにバックアップ要員としては好適なのである。

 

4.追加部品交換、動作確認

 ということで、追加して「ラチェット」も交換して無事復活した。

 下の写真の上が交換した「ラチェット」、右下が「サイレントドック」、左に転がっているネジが「ドックスクリュー」。

 写真の,「ラチェット」のつぶれて凸凹してしまった部分。△魯汽ぅ譽鵐肇疋奪の曲がってしまった薄板。

交換した部品

 以上で、修理の手順等の説明終了。

 

○参考までに、それぞれのパーツを注文するときの名前と型番(7500SSの場合)

 ラチェット:Ratchet 10-750      

 サイレントドック:Silent Dok 4A-750

 ドックスクリュー:Dog Screw 3-750

 

○パーツの注文は「Scott’s Bait & Tackle」が便利です。http://store.scottsbt.com/Default.aspx

 

(2014.10) 

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