○アニメ・映画など日記

 

 一部、「読書日記」コーナーでアニメ・映画を紹介していたが、さすがに「読書じゃないだろ」と思うので、こっちのコーナーで今後は展開する予定。こっちも「読書日記」同様、ひっそりと黙って更新していきたいと思います。

(2012.4.18)



<2022.6.6>
 ○NHK「ヒューマにエンスQ”自由な意思”それは幻想なのか?」 NHKのヒューマニエンスシリーズは人間について、医療から心理から進化から最新の科学的知識を元に専門家を交えて雑談する番組なんだけど、毎回とても面白い。ただ今回の”自由意志”についてはちょっとショックを受けた。番組内では司会の織田裕二さん始め専門家以外の人達がこぞって、物事を決定するときに「無意識下で脳がほぼ決めてから後付け的に”意思”が生じる」という脳生理学的な実験結果に基づく説明に驚いていたけど、その程度のことに人は驚くのかと逆に驚いた。当たり前じゃん。何もないところから意思が生じているとでも思ってるのかこの人達は?最後の方でいとうせいこう氏が色んな人や物事に影響を受けてきて人と違う自分があるということが大事だろう的なまとめをしてて安心したけど、まるで先天的に”意思”そのものがあって物事を決めていると多くの人が思ってるらしいというのは近年まれにみるぐらいの他人と自分の認識の差を感じざるを得なかった。科学者が分かりやすく、氷山の例えを出して海の下に沈んでる氷山の一部が海上に出てきた時にその部分が行動を決めている的なことを仰ってたけど、それを聞いて開高先生の表現論の一説を思い出した。「よく表現の直接的な”動機(モチーフ)”ばかりが取りざたされるが、重要なはずの”静機(キエチーフ)”が問われることは少ない、キエチーフとは我が国では馴染みの薄い概念だけど、例えるなら”海で魚が跳ねた”というのがモチーフならなぜその魚が跳ねたのか、イルカに追われたのか、体が痒かったのか、そういう背後にあるハズの部分であるキエチーフがはるかに大きく重要であるはずだ。」とか書いていて、まんま今回の”意思”決定の過程にもあてはまって、その時の人間の思考なんてのは魚が跳ねた程度の些事で、意思決定に至るまでの膨大な知識や経験の蓄積や自動化された反応などの”無意識”下の脳の働きなどの背景があって、今日昼飯にラーメン食うかカツ丼食うか、我々は意思決定してる。それこそがまったくもって”自分の意思”というものの有り様で、それをもって、”人間には意思がなくて脳が勝手に決めている”と感じてしまう感性がちょっと信じられなかった。それにしても開高先生は鋭いと改めて敬服。


<2022.5.9>
 ○2022春アニメ
 「SPY×FAMILY」は今期覇権候補だそうで、最近ジャンプ系列はアニメに金をかけるのは良い投資だと気付いたのか、金かけて”当て”にきてるのが目に見えるかのごときデキの良さ。要人暗殺任務で名門校に娘を潜入させる任務を受けた凄腕スパイが、人の心が読める少女と殺し屋稼業の女性と”家族”を演じるという筋なんだけど、脚本も良いし、映像も良いし、実にウェルメイドな感じに始まってる。アニオタじゃなくても家族みんなで見て楽しめそうな良作。でも、オタク的には今期の今のところ一番の注目作品は「パリピ孔明」で間違いないところ。なぜか現代のハロウィンで馬鹿騒ぎ中の渋谷に転生してきた諸葛孔明が、ひょんなことから歌手志望の女の子に拾われ、彼女が働くクラブ(DJがいて踊るところ、昭和で言うとディスコみたいな方で銀座にあるホステスが居る方じゃない方)の三國志オタの店長に仕事をもらいつつ、彼女の”軍師”として腕を振るうという、中国本国でも賛否両論巻き起こってるらしい問題作。まあ中国の皆さんこのぐらいで目くじら立てなさんなって、織田信長なんて何回女体化やら転生やらさせられてるかってぐらいで、孔明ぐらいの人気キャラクターはこのぐらいいじられるのは有名税みたいなもんですよ。クッソ面白いのでゆるしてやって欲しい。
 あと「まちカドまぞく2丁目」は魔法少女ものの2期目なんだけど、牛肉の登場時の”バァーン”っていうのがツボって、1期も探して視聴。バカバカしくて実に良い。
 二期ものではネトフリが「タイガー&バニー」「ウルトラマン」の二期をぶっ込んできててウルトラマンの方は6話すでに視聴済み。ネトフリオリジナルは侮れん。「本好きの下克上 2期」も安定の面白さ。
 その他、「勇者、辞めます」「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」「魔法使い黎明期」「骸骨騎士様、只今異世界へお出かけ中」「であいもん」「くノ一ツバキの胸の内」「処刑少女の生きる道」「阿波連さんははかれない」「RPG不動産」「薔薇王の葬列」あたりも視聴中だけど、5つめまで異世界モノなんだけど微妙に設定とか似通っててたまにゴッチャになって、あれコイツ島の開発で金持ってたんじゃなかったっけ?とかこのヒロインが正ヒロインじゃなかったような?とか混乱する。主人公の顔だけ出されてどの作品か当てろと言われれば骸骨騎士だけしかわからん自信がある。とはいえ骸骨騎士様もオーバーロードとゴッチャになりそうだけどな。
 まあ、そういうのも含めて今期も楽しもう。



<2022.4.9>
 ○2022冬アニメ感想
 今期一番楽しめたのは、「錆食いビスコ」でジャンプでマンガ原作してた舞城先生がオープニングの絵コンテ描いてたのでジャンプマンガと勘違いしてたけど、掲載誌ヤングガンガンだったようだ。失礼しました。話としては巨神兵みたいな兵器を使って文明崩壊させた戦争の後の”錆”に汚染された世界で、生き残った人間が相変わらず権力闘争とかに明け暮れる中、錆を浄化するキノコの胞子を矢で打ち込んで回る”錆食い”の物語っていう、まあ最終兵器が巨神兵オマージュなのも含め「風の谷のナウシカ」の、何番煎じかわからんぐらいに描かれてきた題材・世界観の作品なんだけど、そんなもん基本書式が一緒でもその中でいかに面白くしてくかってのが、腕の見せどころで、面白ければ何番煎じだろうとかまわんって話で、すごぶる面白かったので今期一番にあげておく。何が良いってまず登場人物が魅力的、個人的にはサブヒロインの剛力美女パウーの格好良さを絶賛したい。ただ、正ヒロインは弟のミロに完全に持ってかれている。弟なのに正ヒロインとはいかに?って感じだけど観たらご納得いただけるだろう。話の作り自体は正しく少年マンガノリって感じで、ビスコとミロの友情努力勝利的な感じだけど、脇役達もいい塩梅でアニメとしての映像美もあって極上のエンタメとしてキッチリ大団円に切って落とされていて観終わって爽快だった。エンディングがまた良い「この世の全ては朝焼けに映る」って歌詞のもとは朝露だろうけど、朝焼けの方が確かに世界観に合ってる。そのへんの細かい所のセンスの良さが積み重なって良い作品ってのはできているんだろう。
 今期2番を選ぶなら「その着せ替え人形は恋をする」か。少女マンガ原作かなと思ってたらこれもガンガン系の少年誌で最近のガンガン系マンガはやりおるなという感じ。少女マンガ原作かなと感じたのは、内向的な主人公がクラスの人気者とひょんなことから接近してっていう書式が少女マンガの基本書式だなと感じたからなんだけど、今作では主人公はひな人形職人を目指す男子で、コスプレ趣味の陽キャなギャルに惚れられるっていう、一般的少女マンガとは逆パターンだけど今時の少女マンガならありだろうなと思ってたけど、逆に今時の少年マンガなら少女マンガ書式もあり得たっちゅう話。まあガンガンなんてぶっちゃけマイナーな漫画誌読んでるオタクは総じて内向的なオタクである傾向にあるだろうから、そういうオタクにも意外と陽キャなギャルは偏見なくて優しいっていう都市伝説はあって、そうあって欲しいオタクの願望的なお話しでコリャ受けるわなと思ったけど、でも主人公高身長イケメンで夢に向かって頑張ってるって、なにげに良い男でそこらのマンガ読んでるだけのボンクラとは違うぞと夢の無い指摘はしておきたい。 
 あと「ハコヅメ」は原作の良さを充分楽しめる良い感じだったけど、ドラマ化に今回のアニメ化と大ヒットと言って良い状態で、原作始まったときにものすごい自分好みで面白い作品だとは思ったけど、読む人選ぶ万人向けじゃない作品だと思って、この大ヒットぶりが予想できなかったのが悔しい。
 「平家物語」は涙なくしては観てられないどうにもこうにもな良作だった。”平家にあらずば人にあらず”という隆盛を極めていたおりに、平氏の兵の狼藉で父親を切られた琵琶弾きの少女”びわ”を”平家の良識”的な重盛が拾って物語が始まる。重盛とびわには未来視的な能力がある設定で、平家の滅亡に至る不吉な未来視を覆せない重盛もびわも苦悩するなかで、びわはその知ったこと見てきたことを伝えていきたいと誓うっていう話なんだけど、まあ平家物語自体まさにそうやって琵琶法師が口伝で伝えてきたものが基本になったはずだったよね。最終回の筋を幼い安徳天皇が「波の下にも都のさぶろうぞ」と婆ちゃんに抱かれて三種の神器とともに海に沈むっていうのを知っていると、母親である徳子の慈愛とかがどうにも涙を誘う。平家物語、冒頭あたりと扇の的のくだりを教科書で習ったのの他には、諸星先生の「海竜祭の夜」の見開きドーンのトラウマシーンがどうしても思い出される。そういやオタク的には”ヤシマ作戦”もあるか。ああ諸行無常。
 その他継続視聴中は、これまたジャンプマンガじゃなかった「シャーマンキング」に「進撃の巨人ファイナル後半」「怪人開発部の黒井津さん」「薔薇王の葬列」あたりで「ジョジョ6部ストーンオーシャン」は12話以降の続きが配信されるのは決まったようでこれも楽しみ。
 終わったのでは「ルパン三世6」「ヴァニタスの手記2期」「暗界神使」「東京24区」「失格紋の最強賢者」「天才王子の赤字国家再生術」「賢者の弟子を名乗る賢者」あたりも面白かった。
 「スローループ」は最初の1話ほどダメな回ばかりではなくそれなりに楽しんだ。主人公の少女が渓流でイワナをリリースするのを結局は自分がまた釣りたいからという”エゴだ”と理解しているところはなかなかに鋭かった。
 今期のではないけど、ネットフリックスでお薦めされてきた「アクダマドライブ」も良かった。AIに認定された「アクダマ」たちの、ぶち切れた行動の痛快さに加え、巻き込まれヒロインが最後根性見せるところと運び屋がプロの仕事やり切るのが気持ちよかった。


<2022.2.3>
 ○2022冬アニメ
 今期はなんといっても自分的には電子版のモーニングで楽しみにしている「ハコヅメ」がドラマ化に続いてアニメ化して嬉しい。公務員って嫌われがちだと思うけど、そんな彼ら彼女らの愛すべき実態が赤裸々に。どこの組織でも抱えるような問題も抱えつつ、等身大の警察官たちが時に命懸けで働いてくれているという事を、その警察官は我々と同じ喜んだり悲しんだりする人間だって事を、時にコミカルに、時に格好良く描いてくれる。原作大好きなのでアニメも面白いのはわかりきって視聴。
 今期というか、ここしばらく調子良いのが”ジャンプアニメ”で今期始まった「錆食いビスコ」もなかなか良さげなんだけど、オープニング絵コンテが”舞城王太郎”となってて驚いた。舞城先生マンガも描けるそうな。「鬼滅の刃 遊郭編」も戦闘シーンが格好良く描写されててそれだけで見る価値ある。「ジョジョ6部ストーンオーシャン」はネトフリ配信で6話まで視聴、はよ続きが観たい。「シャーマンキング」もいかにもって感じの少年マンガのりでなかなか楽しめてる。ジャンプが採用しなかった逸話が有名なマガジンアニメ「進撃の巨人ファイナルシーズン後半」もいよいよ大詰めでややこしい感じでジャンプ勢に負けずに盛り上がってきた。
 継続モノでは「ヴァニタスの手記2期」「暗界神使」「ルパン三世6」は楽しく視聴中。
 ほか、「東京24区」「怪人開発部の黒井津さん」「失格紋の最強賢者」「トライブナイン」「天才王子の赤字国家再生術」「賢者の弟子を名乗る賢者」あたりはとりあえず3話観て続きが気になったので視聴。フライフィッシングが題材の「スローループ」も突っ込み入れつつ視聴中。「地球外少年少女」はネトフリオリジナルで6話完結まで既に視聴してしまったけど、そこはかとなく電脳コイル臭がして良い作品だった。
 「平家物語」「薔薇王の葬列」はそれぞれ平家物語とシェイクスピアを題材にしていて、なかなか出だしから見せる重厚な作風で面白い。
 そんな中、今期の自分的大穴は「その着せ替え人形は恋をする」で、ひな人形とか作る人形職人を目指す内向的な少年と学内の人気者で社交的だけど、実はオタク趣味にこだわりがあってコスプレをしてみたいと思ってるヒロインが、まあどちらも良いヤツでコスチューム制作を通じて接近していくっていう話なんだけど、2人とも自分の好きなモノに一生懸命でかつ良い奴らで観ていてほほ笑ましい感じ。恋愛モノ苦手だけどこれは楽しめそう。
 って感じで今期も沢山観る。


<2022.1.19>
 ○2021秋アニメ感想
 秋アニメで面白かったのは「鬼滅の刃 無限列車編」はまあ期待通りで「遊郭編」も楽しみに継続視聴、「ルパン三世パート6」と「暗界神徒」「シャーマンキング」も継続視聴中。
 自分的に今期良かったのは「テスラノート」「86 2期」「白い砂のアクアトープ」「ジャヒー様はくじけない」「最果てのパラディン」「無職転生 2期後半」「異世界食堂2」「世界最高の暗殺者、異世界に転生する」「ムテキング・ザ・ダンシングヒーロー」「逆転世界ノ電池少女」「月とライカと吸血鬼」「ブルーピリオド」あたりで、「テスラノート」は王道スパイモノ路線で良かったし、「86」はグチャグチャとしたSF的哲学問題を孕みつつ死地に向かうそれぞれの心情とか信条とかで濃いめの味で楽しめた、「白い砂の」はお仕事モノで水族館モノだけど、最初CG作画の魚が見るに耐えん動きをしててなんだかなぁだったけど、登場人物達の成長と共にCG作画の魚も格段に成長を遂げて2層構造で楽しめてお得。「ジャヒー様」はまあ異世界からやってきた居候(今作下宿だけど)が巻き起こすドタバタ劇という”ドラえもん書式”で描かれているけどバカバカしくってアハハと気楽に笑えて実に良かった。他も楽しく視聴できて沢山見る作品あって今期も楽しめた。


<2021.12.26>
  「ワンナウツ」アニメ新作以外で面白そうなのがあったので見たら2日掛けて全話見てしまった。野球モノで個人タイトル総なめにしつつもチームの優勝には縁がないプロ野球の強打者が、優勝するために必要なモノをみつけたいと自主トレに行った沖縄で、投手とバッターの2人で金掛けて勝負する「ワンナウツ」という賭博で400戦無失点の投手とひょんなことから対決する。最初あっさりと討ち取られて大金巻き上げられて、心理戦で負けたのが敗因と考えて心を無にして復讐戦に望むべく、ひたすら薪割りトレーニングに励むが手首を痛めてしまう。実質片手で望む勝負、2ストライクと追い込まれて3球目見送れば負けが確定という時に・・・って感じで何とか勝ちを拾って、勝ったら「ワンナウツ」で投げることを辞めるという条件の勝負だったので相手が「折れ」と差し出した腕を取って、この腕でチームを優勝に導いてもらうと、チームに連れて帰る。そっから守銭奴のワンマンオーナーとの契約からして博打だし、対戦相手との勝負も心理戦で勝ちまくり、予想外の罠を張ったり騙しあいしたりと滅茶苦茶楽しめた。種明かし前の途中でカラクリが分かったときとか気持ちよかったけど、わからなくてそういう手があったのかって感心するのが多かった。野球モノだけどスポ根ではなくて賭博モノっていうあたりが既に心理戦を原作者が仕掛けてる感じでなかなかにやりおるという感じだった。
 「シャークハンター−命しらずな奴ら−」動画配信とレンタルマンガ・雑誌を合わせたようなサービス「U-NEXT」というところが、新規会員獲得のため怪我でタイトル返上してた堀口選手が再挑戦する米国老舗総合格闘技団体「ベラトール」バンタム級タイトルマッチを餌に1月無料視聴キャンペーンを張ってたのでベラトール見たさに無料視聴。ついでに面白そうなドキュメンタリーとか視聴。BBC製作のアッテンボロー先生ものが安定して面白かったけど、南アでホホジロザメ釣ってタグ付けて放流するというドキュメントが予想と違う方向で面白かった。同じような題材でメキシコのグアダルーペ島でのドキュメンタリーを観たことあったので同じような感じかなと思ったら、やろうとしてることや使ってる機器とかは同じ感じなんだけど、まったく練度がなってなくて、最初背ビレに位置情報とかを発信するタグを固定するボルトとナットがサイズ合わずに装着できないとか、アホかと唖然とする。観ていくと、サメを舷側の水中に沈めたリフトの台に乗せてからリフト上げて作業に入るんだけど、毎回まだサメが泳げる水深のうちにブレッドが飛び込んでサメの掛かったロープを引っ張ってリフト内に誘導する。危ねえっての。釣るときもまだ走る気満々の200キロとかの魚が掛かった状態でロープを手に巻いて綱引きしたり、寄ってきて思いっきり口の届く範囲に手を出して追加のブイをロープに付けたり、そもそも甲板で作業するときに誰一人として、救命胴衣も付けてなければヘルメットも被ってない。仕事で船に乗る機会もあったのできちんとした船が、船長の号令下いかに安全に素早く作業できるかという観点で管理が徹底されているかを知っていると、ハッキリ言って指揮系統すらハッキリしておらず、研究者と捕獲チームの意思統一が図れてなくて、サメの居る海よりもズタボロな安全性の船上の方がよっぽど恐ろしかった。案の定、サメに噛まれた人間は出なかったけど、時化たら港に帰っとけよと思うんだけどなぜか沖でアンカー打ってて判断も遅くて、判断するときにはアンカーウィンチぶっ壊れて、一旦ブイ付けてアンカーロープ切るしかなくてっていうのは、航海士でも何でもない人間でも分かるのにとにかく判断が遅くて、結局大波食らってアンカー切断作業中に破断して1人アンカーロープに跳ねられて落ちかけて、当たり所良くて打撲で済んだけど、ヘルメットも被ってないし金属ワイヤーのアンカーロープが1000トンクラスの船が波で揺られる加重を耐えきれずに切れてムチのように吹っ飛んでくるってのは死んでてもおかしくない。サメのタグアンドリリースプログラムを仕事でできるなんて夢のようだと憧れてたけど、あの船上なら悪夢のようだ。同じアメリカ系の研究機関でもメキシコでやってたチームとまったく違う。ケン一とみてたけど二人して笑うやら呆れるやら、ともあれ楽しめた。U−NEXT継続契約するかって?堀口選手8割方勝ちかけてたのにこれまた悪夢のようなラッキーパンチで負けて胸くそ悪かったので契約なんかしてやるもんか。

<2021.11.1>
 ○2021秋アニメ
 今期アニメで注目は「鬼滅の刃 無限列車編」で間違いないんだろうし、自分も楽しみに観てるけど他にもコロナ禍の巣籠もり需要もあってか沢山アニメ作られていて観るもの多くて楽しみ。本命鬼滅なら対抗は「ルパン三世パート6」だろうか?次元の声優さんが前作あたりさすがにフガフガと滑舌悪くなってて交代だそうで永らくお疲れ様でした、で0話が多分前の声優さんの最後の登板だったのか次元回で、1話から交代してるんだと思うけど違和感なくて0話から交代してたのか?って思ったぐらいだった。長寿アニメの声優交代とかの話題を目にすると日本式アニメの歴史もそれなりに長くなってきたなと感慨深い。
 そんな中で企画広報に日本の会社も噛んでるけど、制作はほぼ中国というアニメも散見されるようになってきてて今期は「暗界神徒」「闘神機ジーズフレーム」というのが面白そうなので視聴する。前者は金かかってそうなフルCG作画の中国の神話上の魔物とかが跋扈する異能バトル系で、後者は宇宙からの侵略生物と古代兵器に乗った少女達が戦うという、まさに日本式アニメ(ジャパニメーション)という様式美を踏襲した作品で、エンディングで少女達の日常を切り取った1枚画が流れるという”カロリーの少ない”作画でセンスを見せるというお約束も踏まえてて、いつも小うるさい先輩がカラオケではっちゃけてるのとかクスッとさせられて良い感じ。確実にあの国は我が国文化に毒されております。ざまみろシューキンペー!!表現者の牙は弾圧されればされるほど研ぎ澄まされるというもので、中華アニメはディズニーや手塚治虫のような天才が現れれば、一気に突き抜ける可能性がありそうで空恐ろしい。最近はギャラが良いうえに原画もデジタルでネットでやりとりできるので日本の原画マンは中国からの仕事で稼ぐことも多くなってきたそうな。日本のアニメ仕事は中間搾取が多すぎて現場の原画マンにまで金まわんねぇんだと。
 そんな日本でいまだ衰えることがなく多産されているのが”異世界モノ”で、ある種「異世界」を題材にどういう切り口で話が作れるか?っていう”大喜利”状態だと揶揄されるぐらいで、今期視聴予定のものだけでも「「最果てのパラディン」「ジャヒー様はくじけない」「無職転生 2期後半」「異世界食堂2」「世界最高の暗殺者、異世界に転生する」「進化の実」と5作品もある。どれもそれぞれ異なる趣向で楽しめそうだけど「最果てのパラディン」が長大な”サーガ”の序章のような出だしでちょっとワクワクさせられている。ただユルくてバカバカしいジャヒー様も楽しくて良い。みんな違ってみんな良い。
「ムテキング・ザ・ダンシングヒーロー」「逆転世界ノ電池少女」は昭和のオッサンホイホイな感じの作品で特にムテキングはタツノコプロのタイムボカンシリーズでもお気に入りのアニメだったので、”バンクシーン”で当時の主題歌が流れるのにオッサン胸熱である。
 ネトフリオリジナルも相変わらず質が高くて「範馬刃牙」「極工夫道」配信分は楽しく視聴した。
 他に面白そうなのは「テスラノート」「86 2期」「白い砂のアクアトープ」「月とライカと吸血鬼」「シャーマンキング」「サクガン」「ブルーピリオド」「古見さんはコミュ症です。」あたりで、美少女スパイもの「テスラノート」はなかなか良い、エンディングでシルエットで踊らせるセンスも嫌いじゃない。「86」は人間に反旗を翻したAI兵器軍と戦う”86”と呼ばれて人間以外扱いされる若年兵達とその指揮官の苦悩と戦いみたいなラノベ原作にしては重めの題材で2期に入って盛り上がってきて本格SFの範疇に突入してきた感じ。
 結局、質の高いモノが産まれるには、圧倒的な才能かあるいは圧倒的な数の試みが必要で、日本のアニメ業界には、そのどちらもまだまだ健在で日式アニメの牙城は簡単には崩せないゼと頼もしく思う。日本のアニメが衰退するとしたら勘違いして芸術家気取りで作品を作りだした時か、目先の金に目がくらんで付和雷同的に市場に迎合した作品を作りだした時だと思ってて、主流を外れたサブカルとしての矜持と反骨心が削がれれば、薄味のどーでもいいような代物に成り下がるだろうと思う。



<2021.10.4>
 ○2021夏アニメ感想
 今期も沢山の作品を楽しんだ。「小林さんちのメイドラゴンS」はさすが”京アニ”という感じで文句の付けようがない100点満点のデキでとにかく「お帰りなさい京アニ!」って感じで感慨深かった。
 とはいえ、表現物の世界では100点満点を越えてくる作品ってあるもので、少女マンガ原作で宝塚歌劇団をモデルにした「かげきしょうじょ」が今期自分の中では185点ぐらい取ってぶっちぎりに面白かった。歌劇団の養成学校に入学した少女達の青春群像劇っていう、文化系青春スポ根モノという今までも様々描かれてきた題材だろうとは思うけど、それぞれの登場人物の掘り下げから立ち上がる個性、魅力的な脇役達の活躍、ライバルでもあり友でもある仲間達との友情努力勝利的な物語構成、と目新しくはないんだけど、これぞ王道という本格派の面白さ。今作を観れば少女マンガの、アニメや歌劇等の関連作品も含めた、文化としての到達した高み、重ねてきた歴史、関係者の研鑽、「りぼん」を「なかよし」を「ちゃお」を「マーガレット」を「花とゆめ(原作はここの派生誌メロディ掲載)」を、その他モロモロ少女マンガを楽しみ支持してきたパトロンたる少女達の選球眼の良さ、それらに心底敬意を抱かずにおられず、よくぞここまで育て上げてくれたと感謝に堪えない。モデルとなった”宝塚”の大ヒット演目に少女マンガ原作の「ベルサイユのばら」があって、本作でも”オスカル様”を演じるトップスターになるっていうのが物語の重要な構成要素になってるんだけど、エンディングでちゃんと”ベルばら”作者の池田理代子先生のところの会社が特別協力となっていて、少女マンガにおいては”ベルばら”はシェイクスピアの”ロミジュリ”以上の教養であり古典となって敬意を払われていることがうかがえる。他に少女漫画的教養としては同じ演劇モノの「ガラスの仮面」ネタもちょくちょく出てきて、プレゼントの”赤い薔薇の人(元ネタでは紫)”とか、役に入り込もうと練習する主役2人(多分公式見解では「さらさ」が主人公だけどアニメでは「愛」視点での進行が多いので一応2人を主役とみなした)が、なぜか白目を剥いてしまうとか、「ガラスの仮面」も読んでない、少女マンガはそれ程は読んできていないオタク野郎でも元ネタが分かるぐらいには一般教養化している。マンガに限らずで今作なら歌舞伎やらも含めてだけど、そういう過去の作品に影響を受けて学びより良いモノを作り出そうと積み上げて積み上げて積み上げてきた、その一つ一つの切磋琢磨こそが物語を素晴らしいモノに磨き上げたのだと心底思う。日本のマンガアニメが金になるようだからと”クールジャパン”とか言って、上っ面の美味しいところだけさらって泡銭儲けようとするような軽薄な行いとは概念的に対照的なモノだとこき下ろしておきたい。美術蘊蓄マンガ「ギャラリーフェイク」でプロフェッサーフジタがそういう行為を痛烈にこき下ろしていたけど激しく同意する。だいたいヨソ様から”クール”って褒められるのは誇らしいけど、自ら”クール”って喧伝するのはまったくもって日本人的感覚としてクールじゃないと思う。謙譲の美徳っていうことのクールさを金に目がくらんでお忘れか?少女マンガはただひたすら少女のために描かれるべきである。そうすればワシのようなオッサンでも楽しめるような傑作が間違いなく今後も産まれてくるだろう。それだけの文化としての蓄積が既になされているからこその今作の面白さなんだろう。
 筆(キーボードだけど)が乗ってきたので、もうちょっと書くなら今作の自分の”推し”は前にも書いたけど祖母も母も娘役という家に生まれて、重圧に苦しみ2度受験失敗した苦労人の”薫”。他人に厳しく自分にはもっと厳しい口やかましいキャラクターなんだけど、以前も書いたけど恋人の優しい共感とか蹴っ飛ばして”願う想い”をかなえるべくひたむきに突き進むのが格好いいのよ。アニメ最終回はお客さん入れての発表会的な催しでもある上級生主体の文化祭で下級生もチョイと”ロミジュリ”を演じることになり、そのたった4名の選考の結果発表になるんだけど、薫は選に漏れる、メインの登場人物で選ばれたのは幼い頃に抱いたトラウマ的にどうしようもない嫉妬の感情を呼び起こし圧巻の演技力を魅せつけた”さらさ”と歌の才能を音楽担当の先生に見いだされた”山田さん”なんだけど、山田さん演技も頑張ったけど基本歌が上手いってのの1点突破な子で座学の成績は最下位だし精神的にも繊細と言えば聞こえは良いけど撃たれ弱くわりとポンコツ、ってのもあって結果が張り出された廊下で聞こえよがしに「まさかコネ?」とか呟かれてしまう。この時の薫が男前で、今言ったのは誰と詰めより「コネが通じる世界ならロミオは私だわ」と山田さんの実力だと切って落とし、その場で悔しさで号泣するとともに山田さんを抱きしめて祝福する。オレも泣けるっちゅうのそんなの。前に書いたけど8話の薫回の”特殊エンディング”は最終回まで観るとまた味わい深さが増してくる。エンディングって基本、走ってるとかの単純な動きの繰り返しとか、止めた絵をパーンさせるとかで作画を楽してセンス良く仕上げるっていうのがアニメ制作者の腕の見せ所でもあって、今作のエンディングも歩いてくる下半身、キャラクター達の描かれた1枚画の横スクロール、美しく少女漫画的な止め絵をキラキラさせつつパーンっていう”経済的”な作画なんだけど、特殊エンディングは薫版、双子版、山田と委員長版と3つあり、エンディング無しで山田さんが歌うシーンで終わる回を除いてエンディングは通常版含め全部で4パターン用意されてるんだけど、通常版が主役2人さらさと愛であるのも含め、1人だけのバージョンは薫版だけで、エンディングの入りは他は2人の歩いてる足で始まるんだけど、そこからして薫版はたった1人で歩いていて薫の孤高の気高さが感じられるセンスの良い仕上がりになってて、階段でマントひるがえしてる短髪バージョンの薫の1枚画の美しさとかも含めて眼福としかいいようがないんである。まだ原作連載中で1巻だけ買ったけど、続きもこのアニメ制作陣が作ってくれるなら待った方が良いのかなと原作読むのをためらうぐらいにアニメとしてのデキが良い。細かい所にも手を抜いておらず、水族館のシーンが妙にリアルでエイの尻尾が切ってあるとか細けぇなぁと観ていたら、協力に「すみだ水族館」となっててホンの数秒のシーンのための取材を怠ってないってところにも感心した。製作会社「PINE JAM」というところだそうだ。憶えておこう。
 ながくなったので”巻き”でいくと、あと面白かったのは「迷宮ブラックカンパニー」「出会って5秒でバトル」「転スラ2期」「ぼくたちのリメイク」あたりで「平穏世代の韋駄天達」「ジャヒー様はくじけない」は楽しみに継続視聴中。秋アニメも始まったのでまた何を観るか楽しく選定作業中というところ。


<2021.9.26>
 ネトフリオリジナルのドキュメンタリーが相変わらず面白い。以前見た「ラストバレー・レストーラー」が面白かったので、同系統の「カー・マスターズ」っていうアメリカの車のカスタムショップの奮闘ぶりを追ったシリーズを観たんだけど、これがまた面白い。ラストバレーの方は脱サラして車マニアが始めた素人臭さが良い味だったけど、今回はもっと”本職”ッポイ感じで、安いボロ車を修繕して目当てのブツと交換して、最終的に1点モノのコンセプトカーの再現とかのデカい仕事に繋げるという”ワラシベ長者”方式が面白くて、技術屋連中も個性的で面白いんだけど、交渉役のショーンが切れ者で、ネットの海をさまよい、実際に足を運んで現物を見て、時には顧客になりそうな層と知り合うために飛び込み営業ぶちかましたり、複雑なパズルを解くように、かつ針の穴を通すような綱渡り的交渉を成立させていくのが痛快だった。最終的に格好良く仕上がった車を顧客が気に入るかどうかなんだけど、だいたいエンジン回した時点で決まるのがおかしかった。やっぱり道具には音って重要でとくに乗り物ならエンジンは心臓部だから、お好きな人にはその鼓動にやられてしまうというのがあるのだろう。車繋がりで「最速の称号」も面白かった、2期あってどっちも面白かった。アメリカで盛んな直線短距離勝負のいわゆる”ドラッグレース”なんだけど、基本電子制御でアクセルベタ踏みで良い”スーパーカー”とアメリカンだったりなんだりの旧車を土台にしたドラッグレース用の”チューニングカー”が対立する見せ方になってて、どちらかというとスーパーカーが悪者役なんだけど、チューニングカーがニトロとかも使って稼ぎ出した早さで勝つときもあれば、青信号になったらアクセル踏むだけのスーパーカーがぶっちぎるときもあって、実際のレースまでの準備期間や出場者の背景に迫る”煽り”の上手さもあって毎回4台のどれかに感情移入しながら楽しめた。加速勝負だと意外に軽い車が勝つときがあって日本車ではシビックが予選で快勝していて嬉しかった。
 アマゾンプライムビデオでもなかなか面白いドキュメンタリーがあった、「ガニー軍曹のミリタリー百科」は、銃器とかの武器について興味があるけどそれ程詳しくない人間にはちょうど良い”授業”という感じで、機関銃なら機関銃の歴史をふまえて代表的な機種を実際にスイカとか撃ちまくって解説してくれていて分かりやすく楽しめた。「キングオブペイン」は思わぬ拾いモノっていうぐらい面白くって、色んな毒やら牙やら持ってる生物に実際に攻撃させて、その痛みを、各種昆虫に刺された時の痛さを身をもって調べたジャスティン・スティミット博士の評価方式を改良して、強度、持続性、ダメージの3項目の合計点で評価するという「絶対に真似しないでください」な実験ドキュメンタリー。本家シュティミット博士は昆虫学者であり昆虫がほとんどだったけど、この番組では蜘蛛ムカデなど蟲はもちろん、毒魚とか爬虫類まで試してて、悪趣味ではあるけど最高の見世物になってる。まあ爬虫類はさすがに”秒殺”系の毒蛇とかは除かれているけど、それでもアミメニシキヘビに噛まれるとか頭おかしいレベルのことはやってて見応えは充分すぎる。タランチュラやらサソリやらドン引き系の毒虫よりも、断然ミノカサゴやオニヒトデとかの海の生物がヤバいというのは釣り師としては肝に銘じておかねばならないところだし、1センチにも満たないようなちっぽけな昆虫にも関わらず最強レベルの点数をたたき出したインドネシアのハネカクシがどう見ても、日本でも珍しくはないアオバアリガタハネカクシにしか見えないという恐ろしい事実。帯状疱疹に罹った時、あまりの症状の酷さにハネカクシ系の毒虫を疑ったけど、あながち的外れではなかった気がする。被験体はワイルドな感じのイケメン2人なんだけど、症状に差があったりして同じ毒とかでも個人差ってのはあるんだなというのもためになる情報だったけど、同じ痛み苦しみを分かち合う2人の間に回を重ねる毎に”相棒”としての絆のようなモノがはぐくまれていく様子はみててホッコリさせられた。滅茶苦茶しんどい苦難でも、軽口を言い合ったり時に感情をぶつけあったりしながら2人でやり遂げる姿は”男の友情”ってやつだなぁと感じた。怖い物見たさの全ての人に強くお薦めするけど、”生もの”でかけ算できる腐女子の皆様にも密かにお薦めする。


<2021.8.22>
 「かげきしょうじょ」第八幕「薫の夏」 高飛車お嬢キャラ星野薫回。祖母も母も娘役というサラブレッドでプライド高く自分にも周りにも厳しく口やかましい薫の、そうなった、そうあろうとした背景に迫るエピソード。単に記号的にそういうキャラクターとして描いたとしても、ありがちな描写にしかならない。サラブレッドとして期待を受ける重圧、才能ある天然モノに先に行かれる屈辱、気を使い優しい言葉を掛けてくれる祖母の言葉も、同じ悩みを共有する恋人の想いも、泣きながら蹴飛ばして自分が自分であるために自分の思いを叶えるために、オノレをひたすら厳しく律していく。そういう重ねるエピソードがキャラクターに抗いようのない魅力を与えていく。今まで嫌なヤツだなというぐらいの感じで観ていたけど、滅茶苦茶格好いいと理解した。男役トップを目指すということは、主人公の相棒である「さらさ」(群像劇で主人公あんまりハッキリしてないけど一応主観視点の多さから愛ちゃん主人公か?物語の中心はさらさではあるのか?愛とさらさの”ダブルメインキャスト”と整理するのが妥当か?)のもろライバルなわけでどうなることやら、アタイ続きが気になって気になって、っていう感じ。でもって「エエ話や今回神回だったな」と思ってエンディングに入ったら、いつもと同じ感じで始まったんだけど、なんか歌詞が違う、背景絵もいつも愛とさらさ主体なのに薫がバーンって感じで、「アッこれ特殊エンディングか!」と気づく。これがまたすんごい良いのよ。薫のストイックな格好良さと切なる願いが歌詞に乗る感じでかつ”ベルばら”の主題歌へのオマージュにもなってて、もう鳥肌もんで、何度もエンディング再生し直して観てしまった。「かげきしょうじょ」ちょっとどうなってるんだってぐらいに面白い。


<2021.8.5>
 ○202夏アニメ
 今期観るのはだいたい決まった。とりあえず「小林さんちのメイドラゴンS」が始まったのが感慨深い。それだけで嬉しい。出来ばえが安定の京アニ品質なのがまた嬉しい。原作者のクール教信者先生は多作な売れっ子だけど最近原作ものも多いというのを今期のアニメ2作品「ビーチボーイリバーサイド」「平穏世代の韋駄天達」の原作に名前を見つけて知って驚いた。全然違う絵柄の人に芸風違うような物語描かせても面白いっていうのは驚愕。前者は異世界モノで後者はバトルモノ。
 2期以降ものでは「魔法科高校の優等生」「転スラ2期後半」「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝2nd」は堅いだろうから観る。
 新規モノではアニメ製作ネタでタイムリープ物「ぼくたちのリメイク」、吸血鬼もの「ヴァニタスの手記」、今期の異世界モノは「精霊幻想記」「月が導く異世界道中」「迷宮ブラックカンパニー」の3つを観る、「白い砂のアクアトープ」は水族館もの、ガンツ形式の超能力バトルモノの「出会って5秒でバトル」も面白そう、ネトフリオリジナルの「週末のワルキューレ」は6話観たけど続きが待ち遠しい。でも新規でいまのところクソ面白いのは宝塚をモデルにした歌劇団員養成所を舞台にした「かげきしょうじょ」で、最近少女マンガ原作は”当たり”が多い。少年マンガほどアニメ化の機会が多くないのでアニメ化される作品はその時点で精鋭なのかも、青春群像劇と見せかけてコテコテのスポ根で、なにげに”心は乙女”な音楽教師の男気あふれる優しさが胸に来た。最後まで楽しめること間違いなし。

○2021年7月17日土曜日ブログ再掲

お帰りなさい、京都アニメーション!

 京都アニメーションが好きだ!もう一度言うオレは京都アニメーションが好きだ!!

 あの惨劇から久しぶりで京都アニメーションが深夜枠のアニメシリーズを製作した。原作ファンとしても、放映予定が吹っ飛んでしまっていたのを首を長くして待っていた”メイドラ”の第2期である「小林さんちのメイドラゴンS」が7月から放映開始、すでに第1話は放映済みで楽しく視聴したところである。

 生き残ってたデータとかを復旧させて劇場版作品とかは何本か発表していたけど、本来の主戦場である深夜アニメに”京アニ”が帰ってくるとあっては、オタクなら女房を質に入れてでも視聴せねばなるまい。

 久しぶりのTVアニメシリーズ、原作の巻末でも作者さんが「アニメ2期もよろしく」と紹介していて、それだけで胸が熱くなる想いだったけど、実際始まってみるともう、導入の部分から、オープニングに入って、アニソン歌ってるのも同じ人だし明らかに前作の味わいを丁寧に踏襲・再現してみせていて、「京アニ品質は健在ですよ、ご安心下さい」って言ってくれてる制作者側の意図が見て取れるし、じっさいもうそれは”京アニ健在”をオノレの目で感じずにいられない出来映えで、目頭がうるうるしかかっていたところに「アニメ製作:京都アニメーション」とテロップが流れたときには、今年50になるオッサン、恥ずかしながら声出して泣いてしまいました。ワシの大好きな京アニが帰って来てくれた。もう、それだけで色んな感情があふれ出してしまうのを止めることができない。仲間を職場を焼かれたとしても、京アニの表現者達は表現を止めることはなかった。死んだ人はどうやったって帰ってこない、その傷は深くずっと残り続けるだろう。でもそれでもそのことに負けてしまうような我らがオタク達の”京アニ”じゃないってことよ。心の底から敬意を表したい。あなたたちは最高だ!!

 「小林さんちのメイドラゴン」は簡単に説明すれば、「ドラえもん」型の別の世界から、ドラえもんだと未来の世界だけど、「ウメ星デンカ」なら宇宙から、「おばけのQ太郎」なら霊界から、「ジャングル黒べぇ」なら未開のジャングルからっていいうように、異界からやってきた居候が周囲に巻き起こす笑いあり涙ありのドタバタ騒動っていう、正しく日本のマンガ、アニメの伝統的なお約束的書式に従って描かれた原作マンガがあって、まあ今時のマンガなので、やってきたのは未来の世界の猫型ロボットではなく、剣と魔法のファンタジー世界、いわゆる”異世界”からやってきたドラゴンで、情報産業底辺のシステム関連技術者であるOLの小林さんのところに、メイドとして、女の子型に変身して居候して巻き起こる悲喜こもごもという感じになってる。今時の”萌え”もキッチリ押さえつつ、ホノボノとした笑いから、永遠にも近い命をもつ種族が短命な人間に対して感じる愛情とそれ故の寂しさとか、なかなかに深掘りした題材にも切り込みつつ、もろに現代社会で課題となっている、異文化、異なる多様な価値観との衝突、共存というところを一つの大きな題材として、アハハと笑って楽しんでるだけでも良いけど、割と重いテーマも考えさせられたりもする、原作からして良い作品なんである。

双葉社「小林さんちのメイドラゴン」5巻より
 そのままアニメ化して原作準拠ですすめていけば、面白くなるのは間違いないんだけど、京都アニメーションの丁寧な仕事がその面白さに拍車を掛ける。何しろ京都アニメーションの作画陣は腕っこきである。それぞれの登場人物が動きを伴って非常に魅力的に描かれる。それだけで原作ファンは丼飯何杯もおかわりできるくらいだけど、京アニはまた細かい所の表現も上手くて、原作にはない動きのある中でのアニメ的表現の上手さにいちいち感心して楽しめてしまう。たとえば、近所にメイド喫茶が開店して、自分を差し置いて”最高のメイド”とか誇大広告も良いところで許せないと、”メイドラゴン(メイドのドラゴン)”のトールはクレーマーと化して突撃するんだけど、なぜかその場で”採用”されてコック長として働くことになる。その時の、トールの働きっぷりの手際の良さを表すシーンが、原作では引用させてもらったシーンになるんだけど、このシーンがアニメになると、オムレツをフライパンの柄をトントンと叩いて振動させることで回転させて柔らかいオムレツの表裏に火を通すって技は見たことあると思うけど、アレを大きなフライパンの上で三つのオムライスで同時に、なんというかマツダのロータリーエンジンを彷彿とさせるような感じでトントングルグルと回転させて仕上げて、フライパンから飛ばして皿に盛り付ける、という派手な演出になっていて。トールのフィクションならではの超絶料理技が、それだけで見ていて楽しいシーンになっている。ああっ眼福眼福!

 そういう細かい表現が冴えている他に、”萌え”的表現は京アニ伝統芸ですらあるけど、意外に魔方陣とかバトルシーンとかの動きのあるダイナミックなシーンも当たり前に上手い。まあ”萌えアニメ”のイメージが強いけど、フルメタ2期みたいなロボアニメもスピードみたいなスポーツアニメも製作してたぐらいで、なにやらせても全体的にとにかくアニメ作るのが上手だとやっぱり感心するのである。

 ジブリやら、あるいはディズニーやらの作るようなアニメみたいな家族向け全年齢向けって感じではないけど、オッサン向け、あるいは腐女子向けといった隙間産業的にオタク向けのアニメを作らせたら、ちょっと抜きんでたアニメ製作会社だと再確認した。こういう我らオタク向けのアニメは欧米では作れないだろうし、今、原画制作とかの下請けで力をつけてきている、台湾、韓国、中国あたりのアニメ制作者は、すでにジャパニメーションの手法、文法でアニメを作り始めててなかなかにできも良いんだけど、まだそれらの国には、手塚治虫も宮崎駿も京都アニメーションも生まれていないようで、追いついてくるにはいますこし時間が掛かるだろう。

 とにもかくにも、今期「小林さんちのメイドラゴンS」は超楽しめること請け合いだし、今後も再始動した京都アニメーションは、オタクどもが喜ぶような良い作品を作ってくれるに違いない。そう確信を持って期待している。




<2021.7.9>
○2021春アニメ感想
 「メガロボクス2」がとにかく渋くてよかった、前半戦、移民のオッサンの闘いを手伝うことによって自らも励まされまた立ち上がるジョー、オッチャンの死を境に仲違いしてしまっていたサチオたちとまたチームを組んで闘う後半戦。ラストも1期よりも味わい深くて感動的で切なくてとても良かった。沢山配信されるアニメの中に、こういう渋いのがあっても良い。っていうか自分的には今期一番だった。
 「ましろのおと」は原作大好きで、原作の雰囲気壊さず実際に三味線の音が鳴ってっていうのがとても楽しめた。高校生編で今期は終わったけど、民謡酒場修行篇とかもやってくれると嬉しい。
 あと面白かったのは、みてるとカブ欲しくなる「スーパーカブ」、良い塩梅のギャグがさすがの「戦闘員、派遣します!」、西尾先生原作、新房監督は堅い「美少年探偵団」、女子サッカーで王道のスポ根モノ「さよなら私のクラマー」、異世界モノで少女マンガっぽい「聖女の魔力は万能です」、ネトフリの「極道主夫」「B:2期」は面白いんだけど続きはまだか?という感じ。「蜘蛛ですが、なにか?」「シャーマンキング」「ダイの大冒険」は継続視聴中。
 「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」は、保護した女子高生と結局デキちゃうっていう最低の話じゃないだろうなと思いつつ見たらそうはならなかったけど、最後そうなりそうっぽい引きで、この手の話でそれをやっちゃあ台無しだと思うんだけど、「うさドロ」「高杉さんちの」はやっちまってる。源氏物語の紫の上の昔から日本人はそういうロリコン精神が伝統なんだろうか、「レオン」のリュックベッソン監督の爪の垢を煎じて飲むべきだと思う。自分が保護した少女を後に娶るとか、保護したという善行ぶちこわしの気色悪い行いだと反省するべきだ。そういうお話しが描かれてある程度受け入れられている我が国の風土に気色悪さを感じる。それは違うだろ!


○ NHKとネトフリのドキュメンタリーは相変わらず面白いの多い。ネトフリではアッテンボロー先生の「生命の彩り」が面白くって、いろんな生き物の”色”についてっていう視点で迫ってるんだけど、哺乳類ってご先祖が恐竜に隠れて夜コソコソ生きてた影響だと聞いているけど、その後森に進出して花と木の実の色を見分けられないとオマンマ食い上げのサルとか例外除くと、ある種の色盲で虎のオレンジ(明るい茶色か)は草食獣には草の緑と見分けがつかないとか、そういうまさに面白い視点もよかったけど、それにもましてアッテンボロー先生の90歳越えても生き生きとした知的好奇心旺盛な人柄に敬愛を感じる。
 NHKでは人間についての最新の科学情報を紹介する「ヒューマにエンス」シリーズが超面白い。母乳は元々は卵の表面を除菌する汗のような液体だったので、免疫には大きな役割を持つとか、妊娠の際の胎盤における非自己である胎児を攻撃しない仕組みは、免疫系を騙くらかすための仕組みをウイルスから取り込んだらしいとか、レム睡眠中に人間は短期記憶の取捨選択をしていると同時に記憶を強化していたりもするらしい、とかとか一番身近な生き物である人体もまた不思議に満ちあふれている。
 ネトフリはアニメも充実で「劇場版マジンガーZインフィニティ」はバックで流れている劇中歌のメロディーに頭の中で勝手に歌詞が浮かんできたりオッサンにはたまらんもんがあったし、「ゴジラS.P」は過去現在未来の絡まった関係から、人類が生き残る可能性に収束させていく的な割と小難しいSFで、でもなかなかにいいキャラクターのAI達とかの活躍もあり、難しい理屈は全部はわからんだにしても楽しめた。「映像研には手を出すな」はアニメ製作における表現者の情熱と葛藤とが上手く表現されていて、かつテンポ良く楽しい作品だった。


2021年5月29日土曜日のブログ再掲

夢にまで見るふるさとは

  NHKオンデマンドを契約したときに、ざっとどんな番組が観られるのかなと眺めて、お気に入りに登録して、それでもなかなか視聴できないでいたNHKスペシャル「被曝の森」シリーズを、「被曝の森2021」が来てたので、精神的に傷を負いかねないような重い内容だろうことを覚悟して「被曝の森(2016版)」「被曝の森2018」とあわせて視聴した。

 チェルノブイリ原発事故の跡地でも、野生動物が元は街だったところにまで進出してきていて、放射性物質の悪影響よりも人間活動が無くなったということの利点の方が野生動物達には大きいという事実に驚かされた記憶があるのだが、福島の帰宅困難地域等でも、人間が居なくなった集落には、イノシシがニホンザルがアライグマがネズミが事故後ほんの5年で我が物顔で棲息するようになっていた。元の住民達は一時帰宅の許可を得るたびに荒らされていく我が家に危機感を覚え、除染が進んでも野生動物をどうにかしないと生活していけないと不安を抱えているという。

 そういう状況の中、ある科学者が「こう言い方をするとわるいけれども、(”フクシマ”は)放射能汚染の壮大な実験ほ場なっている」とあえて不謹慎ともとれる発言をしているけど、放射性物資の挙動や被曝の動植物への影響を科学者達はあきらかにしようとしている。そこから見えてくる事実をNHKも長期にわたって追いかけている。

 科学的にあきらかにされた事実として、多くの生物が放射性物質で汚染されていて、放射線の影響を受けて松が上に伸びずに根元近くから枝分かれしてたり、禿げちょろけのウグイスが多く見つかったり(因果関係は継続調査中)、アライグマで染色体にも被曝の影響の可能性が高い異常が増えたりというのが見つかってて不気味なんだけど、それ以上に驚かされる事実が生き物たちの生命力の強さで、最も放射性物質が溜まりやすい地表の土に生活の場を置くアカネズミが染色体とかには異常は多くなく割と平気なようにみえたり、被曝したニホンザルで骨髄の造血組織がスカスカになってるにもかかわらず、血液自体の異常はみとめられないというなんでやねん?と首をかしげざるを得ない事例が出てきたりして、まあ野生生物の場合は沢山産まれてくるなかで、たとえば放射線によって致命的な染色体的異常を抱えて産まれてきたヤツは淘汰されて死んでしまうので科学者の目にも触れないってこともあるんだろうし、まだ長期的な影響は出るかどうかも含めて分かってないって話もあるんだろうけど、それが10年経って、世代交代の早いアカネズミには精原細胞を増やして精子の受精能力を補って保つようになっているように見える事例が出てきたり、ニホンザルでは染色体の異常が蓄積するのではなく回復する傾向がみられる場合があるとか、放射性物質による汚染、放射線被曝にさえ適応してきているように見える生き物の”強さ”に驚愕する。

 そういう強い野生生物をどうにかしないと、除染が進んで帰宅がゆるされても帰れない。猟友会が定期的に”駆除”してもとうて追いつかないようで、住居などをビリビリッとくる電気柵で囲って、人が檻の中で暮らすような状況に陥っていると除染が進んだ地域で帰宅の準備をする住人はため息をつく。10年経ってもともと居なかったツキノワグマさえ姿を現しているとのこと。

 故郷離れて5年の猟師のジ様が柿干しながら「夢で見るよなふるさとは、夢に見るよりまだ遠い」と哀切のこもった良い声で歌うのを聞いたときには、視界が涙でにじんじまった。


 明らかになった事実の一つとして、水源の川は汚染されていないというのも意外だった。森の土が放射性物質のダムとなって貯め込んでいるってのもあるとのことで、水が汚染されていないこと自体は喜ばしいことだろう。ただし、半減期が30年と長い放射性セシウム137などに汚染された土が残り続けることで、別の場面では悲劇的な状況を生んでいるようだ。

 セシウムは植物に重要な栄養であるカリウムと性質が似ていて、植物がそれを取り込むことにより、植物が放射性物質に汚染され続けているらしい。そして、植物を餌としてあるいは巣として利用したりして動物も汚染されつづけ内部被曝に晒されつづけている。生態系の中で”被曝の循環”が起こっているとのことである。植物は特に動物達の餌になるような花や実に濃くセシウムを取り込んでいくらしい。

 林業家が科学者からその報告を聞いて、”間伐”で線量をさげようとしても土壌のセシウム汚染がある限り難しいと知り、諦めたような力の抜けた声で「オレらの(林業の)時代は過ぎちゃったな」と呟いていて、その悔しさ無念、いかほどのものであったか、それでもオレらの時代は無理でも次の世代には何とかしたいという気持ちも見えて、涙なしには観ていられなかった。田畑なら別の土地から土を持ってくる”客土”もあり得るかもしれない、でも山林規模ではそれは無理というものだろう。無理を承知で東電が政府がやってあげろよと、責任取れよと思ってしまう。でも現実には線量の多い山林は除染の対象である復興拠点からも外されてしまっている。どっかの”賢い人”の”効率的な判断”なんだろうけど、ひたすらひでぇ話である。さらに完全に被曝の森の中だけで放射性物質が循環しているとは限らないようで、夏に大気中のセシウム濃度が高まるようで、原因としてはキノコの胞子が疑われるというのも不気味である。

 ただ植物が放射性物質を汚染された土から取り込むということについても、10年経って「被曝の森2021」では新しく芽生えた木が意外に放射性物質を取り込まないということが明らかになってきたと報告されていて、林業者はいつか豊かな森に再生することを願って、植林地の手入れを再開していた。次の世代に引き継ぐために。


 ふるさとに帰ることができる日を、願いながらもなかなか思うようにいかない福島の避難区域の人々。避難指示が解除されればすぐ元の生活に戻れるってわけでもなく時間がかかる、野生動物や除染、汚染土の処理の問題にどう対応していくのか、時に避難している住民達は”妥協し”お国の方針に翻弄され、諦めたり、それでも諦めきれなかったり。避難解除になって前向きに復興に向けて動き始められた人はまだ救いがある。でもまだ避難解除にならない地域もあり、人はいつまでも待つことはできないし老いるし病にも倒れることもある。そんな中で病気などを苦にして一時帰宅したふるさとの我が家で自殺した人がいたとのことで、哀しいことだなぁと感じたけど、その自殺方法を聞いて心に強く衝撃を受けた。”割腹自殺”だったそうである。彼が何を思って腹かっさばいたのか、分かった気になるのも失礼だけど、それでもある程度は誰にでも分かるコトだと思いたいけど、分かってしかるべき、今回の事故において責任を取らねばならぬはずの人々、世が世ならテメエらが責任とって腹切る話だろ!って思う、東京電力の当時の偉いさん、原子力政策進めてきた政府の官僚や政治家達には”分からない”んじゃないだろうか?って不安でならないので、あえて不粋にも彼の心情を推し量ってみるなら、当時のワシも含んだ都会の人間とかがジャブジャブ電気使って便利に暮らすためや、自分たちが直接働いてるわけじゃない企業が工場動かしたりするために、電力会社が国や自治体と一緒になって安全神話を信仰のよりどころのようにして、時に地域に補助だの地域経済の発展だのなんだの甘い餌をちらつかせて騙くらかして原発おっ立てて、地震の巣の上に住んでるような日本で”想定外”とかクソ間抜けな言い訳しか出てこない悲惨な人災が起きて、その結果、父祖より引き継いだ田畑山林が場所によっては100年からを越えて使えないほど汚染され、健康被害は”直ちにはない”と言われてもそれって長期的には分かってないってことだよねって不安でならないだろうし、地域の社会は避難でちりぢりになり分断され、自分は避難先の慣れない生活で心労も重ね、病に苦しんでいる。誰が責任を取ってくれるんだ、誰がこの責任を取れるというのか、取れるはずもないけど取ろうともしていないようにしかみえない。裁判所(東京地裁)さえ、旧東電幹部の責任を全面的には認めず無罪判決をだす始末。福島第一原子力発電所の事故で踏みにじられた人間の”やってられるかよ”というような強い憤り怨嗟、抗議、怒り、悲しみ、喪失感、無力感、後悔、絶望、あれやこれやが、割腹自殺と聞いていやがおうにも”そりゃあったんだろうな”と心に突きつけられた気がした。それらについて、電気ジャブジャブ使って便利に暮らしている自分たち含め、今一度思い、考え、理解しようと努力して、何を自分たちが求めるべきなのか心に問うべきだと強く思わされた。今の時代に”割腹自殺”ってよっぽどのことだと、それ程の思いを原発のせいで酷い目にあわされた人が胸にしているというのは思い至っておらず、自分の浅はかな無関心さや電気ジャブジャブ使ってきた罪を深く反省させられた。心から申し訳なく思い、ご冥福をお祈りするしだいである。


 何度も書くけどワシャ”原発反対”である、何度も書くけど、電車の発着時間が世界最高程度に正確だってくらいに細かい性格の我れらが日本人が管理してさえ、我が国で過去に2回も臨界事故を起こしている。チョロっと”お漏らし”程度の人的ミスは数え上げるとキリがないだろう。人間は失敗するウッカリする上手にやり損なう。上手に管理するので大丈夫です、っていうならなんで2回も事故ってるんだって話で、核分裂自体が管理がそもそも難しい現象で、原発っていうのは発電方法として管理がしきれないものだ、というのが分からんのだろうか?爺さんボケ始めて交通事故2回起こしたら、だれでも免許返納するべきって思うだろってのと一緒っちゃうの?どう考えてもあぶねぇって分からんのかね?

 じゃあどうするのか、一つには日本も世界の工場の座は中国始め新興工業国に取って代わられてしまって、もう電力需要自体が景気よくモノ作ってた時代ほど大きくないから化石燃料使う火力発電でも二酸化炭素排出量自体はある程度削減できちゃうんじゃないかという気はする、その上で、今はあんまり上手くいってない持続利用可能エネルギーを使った発電方法に切り替えていくっていうのだろうって思う。現実的には風力発電は鳥の衝突やら振動による周辺生物への影響とかの問題を抱えていて、太陽光発電は二酸化炭素排出削減しましょうって趣旨で推進してるはずなのに山の木を切って”メガソーラー”とか本末転倒な事例がでてきて自治体も対策で条件つける条令作り始めたりと黎明期の混乱的な状況にあるけど、技術的、制度的に改良しながらそういった発電方法を推進していくってのが取り得る手段だとやっぱり思う。”フクシマ”で米作るのを諦めた田んぼでメガソーラーっていうのは事ここにいたってはそれはそれでありかもなと、ちょっと感心した。田んぼの持ち主からしたらずっと稲育ててたかったんだろうけどね。メガソーラーのパネルから妖怪”泥田坊”が「田〜をかえせ〜」って湧いて出てきそうではあるけど次善の策ではあるのかなって思う。

 NHKはよく”偏向報道”とか言って叩かれてるけど、報道番組はみてないのでそっちはよく知らんけど、ドキュメンタリーでこういう現行政権が推し進める政策に真っ向から疑義を呈するような番組の視点って、報道機関として当然あるべきものでそれが務めだろって思う。完全な中立なんてあり得ないわけで、観る人の立ち位置によっては左に寄ってたり右に傾いてたりするんだろうけど、報道機関が政権与党の大本営に沿ったような報道し始めたら世も末である。第二次世界大戦中の日本やらSF小説「1984年」の世界である。ワシャ左利きの右翼を自称する人間だけど、NHKの硬派なドキュメンタリー番組には金払ってオンデマンド視聴しているパトロンの一人として満足している。報道する側の言いたいことってあるんだろう、それを読み取った上でどう判断するのかは、視聴者の責任だと思う。アホみたいに垂れ流された情報を鵜呑みにすることを前提にした批判はアホのすることだと正直思っている。情報の取捨選択や裏付けの確認とかは、この情報化社会を生きる人間の必須技術だろうと思っている。完全に正しい情報なんてのは視点が違えば解釈も違うので有り得なくて、そんなものの入手はまず無理にしても、「NHKは現政権には批判的だな〜」ぐらいの予備知識を持って、それ差し引いて物事を考えるなんてのは、よっぽどの馬鹿以外は普通にやってるでしょ?ッテ話。

 NHKには引き続き、”フクシマ”の事実(とNHKが考えるもので良いンです)を追いかけて報告してもらいたいと期待している。ワシもせめてそれを観てこの悲劇について考え続けていきたい。




<2021.5.19>
  「格闘DREAMERS」、アベマの格闘技企画では往年の名選手が監督になって発掘した新人を闘わせた「格闘代理戦争」シリーズも面白かったけど、今回は芸能プロダクションが総合格闘技の選手を育てる事業に手を出すとかでそのオーディションを番組にしてて、これがまた面白い。若者たちが世界最強の夢を持って、オノレの体一つで死にものぐるいで頑張る。頑張ってもそこはそれ勝ち負けという結果がついて回る格闘技の世界。勝つヤツもいれば負けるヤツもいて、そういう世界でメシ食ってきてた高谷監督が”合格”としたのはたった2人だったというのが、生半可な世界じゃないなと改めて思わされる。でも温情措置でプロダクション側からの提案だと思うけど5人追加で”仮契約”となって、半年ぐらい視聴してきた自分もホッと胸をなでおろすのであった。格闘技経験なんて高校の体育の柔道ぐらいしかないオタク野郎からしたらあんな殺し合うぐらいの気持ちで怖い相手が待ってる檻の中に入っていける野郎共に、タレントの一人が言ってたけど「男として尊敬の言葉しかない」って感じがする。新人の登竜門の時点でこの厳しさ、プロとして世界の舞台で闘って、チャンピオンになるっていうのは本当にスゴいことなんだろうなと思う。世界の総合格闘技団体の大手3強のうち、一番の老舗団体であるUFCの日本人チャンピオンはまだ出ていないので、こういう若い選手達が近い将来そうなって欲しいと期待する。 


<2021.5.5>
 春アニメだいたい観るの決めた。今のところ「メガロボクス2」と「ましろのおと」「スーパーカブ」が自分的3強。「メガロボクス」は「あしたのジョー」のオマージュ作品で1期は昭和すぎてオッサンしか観てなかったんじゃないかと思ってたけど2期作られたってコトは評判良かったのか?また昭和のオッサン大歓喜な感じの渋い展開で、どうやらオッチャンを死なせる原因を作ってしまい、落ちぶれて地方の地下拳闘をドサ周りしているジョーが、移民のオッチャンメガロボクサーと知り合ってオッチャンの闘いを助けるって前半戦で既に渋くて面白い。後半ジョー自身の闘いに突入していくんだろうけど期待せざるを得ない。「ましろのおと」は原作大好きな三味線マンガ。音のないマンガでも三味線の音が胸に迫るように思ってたけど、アニメだと実際に三味線の音が響くので「こういう曲だったんだ」とまた違った面白さ。演出も渋め路線で三味線は吉田兄弟と気合い入ってて原作で筋は知ってても超楽しめる。今期は高校生編ぐらいやるのかな。「スーパーカブ」はオッサン趣味を女子高生に、というお決まりの設定だけど、孤独な少女がスーパーカブを手に入れて少しづつ自分の世界を広げていく様が描かれていてなにげに良作。スーパーカブ欲しくなる。他に新作では、「このすば」の人の原作「戦闘員、派遣します!」が得意の畜生系主人公で笑える。「美少年探偵団」は西尾維新先生原作で原作未読なので楽しみに観る。あとは「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」「MARS RED」「86」「やくならマグカップも」「さよなら私のクラマー」「ドラゴン、家を買う。」「Vivy」「聖女の魔力は万能です」「極道主夫」ぐらい。継続もの、2期ものでは「憂国のモリアーティ2期」「転スラ日記」「蜘蛛ですが、なにか?」「B:2期」あたりで、「B:」はネトフリオリジナルで1期クソ面白かったので期待。新作じゃないけどネトフリで配信始まった「映像研には手を出すな」も観始めたら面白い。アニメ製作ものでは「シロバコ」という傑作があるけど、もっと技術論的なところを登場人物達が熱く語る感じでなかなかにお勉強になる。
 コロナ禍で巣籠もり需要あるからアニメ業界は稼ぎ時なのか、観るもの沢山ある。楽しんで視聴しよう。


<2021.4.13>
 「ダーウィンが来た!」、漁師だけが見てきた海の壮絶な伝説の中でも超弩級のものが映像に収められた。ドローンで空から撮影されたそれは、まさに漁師が語る「シャチはシロナガスを狩るとき、群でのしかかって窒息させて仕留める」というのが本当だったと証明していた。近年のドローン撮影による海洋生物の生態の報告には目を見張るものが多いけど、その中でもこれは間違いなく最高のものだと確信する。長さで倍以上あるシロナガスに頭突きを食らわせて減速させると、嫌がって潜ったシロナガスの上に群でのしかかって呼吸をさせない。執拗に追いすがるシャチに、シロナガスはその巨体と力をもってしても息継ぎがままならず消耗していき水中では既に大きく肉を食いちぎられているのか海に太い血の川が流れるのが見て取れる。断末魔に尾鰭を水面上に出して振り回し沈んで行くシロナガス。水中にカメラを投じた先には、口周りをボロボロに噛み切られた哀れな姿が映し出される。なんという壮絶で厳しく哀しくも素晴らしい映像。しかしその海の最強ハンターであるシャチもヒレナガゴンドウの大群に獲物を仕留めたのを聞きつけられて、子供を守るためか食事を切り上げて逃げざるを得なかったというのがまた野生で生きる厳しさを突きつけてくる。ウイルスが免疫系統を騙くらかして変異を続けながら猛威を振るうミクロの闘いから、シロナガス対シャチという究極の巨大生物肉弾戦まで、生き物が生きていくっていうのは常に闘い、生き残りを賭けてしのぎを削るということなんだなと改めて胸に刻まれる。なんなんだこの胸を突く激しい感動は!NHKオンデマンド、金払って観る価値は充分以上にある。素晴らしい仕事だとパトロンの一人として褒めてつかわす。たぶんいま”ダーウィンが来た!チーム”が狙ってるので海洋ネタの大物としてはクロマグロの大産卵があるんだろうけど、是非それもワシに見せて欲しいと期待している。

<2021.4.10>
○2021冬アニメ感想
 視聴する数が多すぎて「進撃の巨人ザ・ファイナルシーズン」「約束のネバーランド第2期」とかまだ最後まで見きれてない。盛り上がってきて絶賛継続視聴中のが「呪術廻戦」「転スラ第2期」「ログホライズン第3期」「無職転生」「怪物事変」で、特にジャンプマンガ原作の「呪術廻戦」は鬼滅に続いて大当たりで話題になってるけどオッサンにも分かりやすい能力バトルもので、今時の切れの良いアニメ描写が超良い感じでジャンプマンガアニメ化のコツを集英社見つけた感じがする。「おそ松さん第3期」「ゆるキャン△SEASON2」「Dr.STONE第2期」「BEASTARS第2期」「ワールドウィッチーズ発信しますっ!」「ウマ娘プリティーダービーSeason2」「のんのんびより のんすとっぷ」あたりの2期以降モノは安定して面白かった。ウマ娘はゲームの方も好調なようでオタクの間に競馬ブーム到来しているらしい。「蜘蛛ですが、なにか?」「ラスダン」「裏世界ピクニック」「弱キャラ友崎くん」「天地創造デザイン部」あたりが新規モノでは楽しめたけど、「弱キャラ友崎くん」が特に良かった。友崎くんは文武両道の陽キャな「強キャラ」のヒロインが陰キャなゲームオタクの主人公に”人生というゲーム”の攻略法を指南するっていう筋書きなんだけど、本心を隠して「強キャラ」を演じるべきか本心で飾らずに行くべきかとか「人間失格」的な要素も孕んでいてなかなかに考えさせられる。
 でも今期一番面白かったのを選ぶなら、苦手な恋愛モノで、切るかどうか迷って見続けてたらすっかりハマった「ホリミヤ」。大ヒット少女マンガ原作のようで、ヒロインが眼鏡取ると美人パターンの逆で教室では根暗な男子が学外ではタトゥーにピアスの別人のような見た目で、かつ中身はなんかいいヤツという設定で、まあくっつくんだけど、青春群像劇的に話が展開してオッサンも超楽しめた。青春だなあって感じ。


<2021.2.26>
  ネットフリックスとNHKのドキュメンタリー系が今年も良い!ネトフリでは「カラーで蘇るWW供廚箸いΔ里、どこからこんなに映像集めてきたんやっていうぐらいの映像資料を色付けてデジタル修復。真珠湾に始まって、ノルマンディー上陸作戦やらの軍事的な分析も面白く、ドイツの収容所の衝撃は今でも破壊力充分に胸が苦しく耐えがたいほどの迫力で迫ってくる。最後は原爆投下なんだけど、比較的”反省”視点で描かれていて落とされた国の人間としても何とか見ることができたけど、それでも涙を我慢するのは難しかった。貴重な映像満載の超硬派な見応えのあるドキュメンタリー。他にも「スパイ技術の極意」とか、今時の電脳戦で実際にインドで都市機能を麻痺させられた事件があるっていうことが、ほとんど日本じゃ報道もされていないっていうあたりに、日本のそのあたりの危機意識の無さや間抜けぶりにガッカリする。単純な暴力・武力なら米国が世界1位なのかも知れないけど、情報戦、謀略にかけては、歴史の中で営々とそういう技術を培ってきた、ロシア、中国が2強だなと思い知らされる。嫌な国が隣にいるものだ。大口のお客さんとしては魅力的なだけに尚更たちが悪い。
 NHKで出色の面白番組をみつけて「植物に学ぶ生存戦略」っていうんだけど、HNK教育の昼にやってる誰が見てるのかわからんような専門的な事項についてその道の研究者が淡々と説明する番組があるんだけど、そのセルフパロディーで、枠組みは植物の生態についての解説なんだけど、解説してる内容は真面目なんだけど、その手法表現比喩誇張が真面目にふざけてて腹抱えて笑える。
 他にもNHKスペシャルの「日本人はるかな旅」とか「日本人はどこから来たのか」あたりは、我々はどこから来てどこへ行くのか?のどこから来てあたりにググッと迫った力作。後者は台湾と与那国の間に横たわる”大河”黒潮を越えるのに、葦船、竹舟と失敗して、いよいよ丸木舟で研究者達チームが満を持しての挑戦。疲労困憊の中、進路が把握できなくなり、ここまでかと支援チームにあきらめが漂う中、航海チームは大胆不敵にも体力回復のために寝る。これが寝ているあいだに状況好転して正しいルートに乗ってしまうという幸運で与那国まで渡りきってしまう。実際のご先祖達の航海でも、優れた航海技術や知識の他に幸運にも後押しされて黒潮を越えてきたんだろう。ご先祖の航海にも今回の試験航海にも胸が熱くなった。


<2021.2.4>
 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝−永遠と自動手記人形−」
 テレビシリーズで人気を博した同作の劇場版で、放火事件で尊い命が奪われた京都アニメーションの作品。映画館で見たかったけど見逃していて、ネトフリにあったので心身共に良い調子の時に万全の状態でしっかり楽しもうと取っておいてあったのを、アジ釣り好釣で不調に一息つけたので視聴。分かっちゃいたけど感動してちょっと涙ぐんだ。今時の視聴者には小馬鹿にされてもおかしくないぐらいのコテコテ王道の美しい物語。それが陳腐に落ちずに美しいモノとして50間近のオッサンの心にも響いてくるのは、京都アニメーションならではの美しいアニメ描写とか登場人物の細やかな表情で表す感情の揺らめきとかが、ささくれだって堅くなったオッサンの心にもなんか浸透するものがあるのだろうか?その名を口にするだけでその関係は永遠に心に温かいものを与えてくれる。そんな美しい名前にオレは巡り会っただろうか?多分意識していないけど誰でもいくつも持ってるはず。ヴァイオレット・エヴァーガーデンでは”言葉”は重要な意味を持つことが多く、アニメ制作陣の力量も素晴らしいとおもうけど、原作者の言葉を丁寧に扱ってる気持ちもとても好ましくも感じる。ええもんみせてもらいました。


<2021.1.28>
○2021冬アニメ
 今期絞り切れてない感じで観てるのが多い。
 継続視聴組の「呪術廻戦」「おそ松さん第3期」に加えて、2期目3期目とかでまあ観るよねってのだけで「進撃の巨人ザ・ファイナルシーズン」「Re:ゼロ第2期後編」「ゆるキャン△SEASON2」「Dr.STONE第2期」「転スラ第2期」「ログホライズン第3期」「BEASTARS第2期」「約束のネバーランド第2期」「7つの大罪 憤怒の審判」「ワールドウィッチーズ発信しますっ!」「ウマ娘プリティーダービーSeason2」「のんのんびより のんすとっぷ」「はたらく細胞!!」「はたらく細胞BLACK」と多い。「ログホラ」と「ウマ娘」が特に期待。その他も面白いはず。
 新しく始まったので今期の異世界枠として観るのは「蜘蛛ですが、なにか?」「ラスダン」「無職転生」「裏世界ピクニック」あたり、「蜘蛛ですが」が転生したら蜘蛛型モンスターだったという設定自体はもう何でもありになってるので驚かないけど、主人公のやけくそな感じの開き直った言動がなかなか気持ち良い。
 その他面白そうなのは「バック・アロウ」「弱キャラ友崎くん」「怪物事変」「装甲娘戦機」「天地創造デザイン部」あたりで、「装甲娘」はワールドウィッチーズもあるのにままた島田先生新しいシリーズ始めたのかと思ったら無関係のようだ。美少女が拡張型の武器パーツを生身にまとって闘うのって島田先生の専売特許じゃないのか?あと「怪物事変」の男の娘にオジサンドキドキしちゃう。緊急事態宣言もなんのそのオタクな独居老人の日々は平和です。

○2020秋アニメ感想
 オリンピックを当て込んだ「いわかける」「体操ザムライ」はオリンピック関係なく良いスポ根モノだった。キッチリやるべき仕事を関係者たちはやりきっただけだろうけど立派。
 「呪術廻戦」はまだ序盤で盛り上がってきたところ、いかにもジャンプマンガの主人公っぽい直情さが眩しくて良い。
 「戦翼のシグルトリーヴァ」は期待以上に面白かった。オッサン達の献身と覚悟がなかなかに良い香辛料として美少女達の活躍にパンチを効かせている。
 「無能なナナ」は分割2期か?中途半端なところで止まっている。潜在的に危険とされる超能力者達を暗殺する任を受けた主人公の葛藤とか面白くなってきたところなので続きも観たい。
 「神様になった日」はヒロインの声が一緒っていうのもあるんだろうけど途中からなんとなく「シャーロット」が思い出されるなと感じてたら案の定麻枝監督作品だった。独特の味わい深さがある。
 「憂国のモリアーティ」「神達に拾われた男」「くまクマ熊ベアー」「秘密結社鷹の爪〜ゴールデン・スペル〜」「魔王城でおやすみ」あたりも楽しく視聴できた。
 「ストライクウィッチーズ ロードトゥベルリン(3期?)」は既にどんな内容だったか忘れてるけど面白かったという感触だけ残っている。
 「魔法科高校の劣等生 来訪者編」はさすがに心の準備ができていたのであまり驚かずにすんで普通に楽しめた。
 「おそ松さん 第3期」はそれなりに面白くてダラダラと継続視聴中。
 途中から追加視聴した「IWGP」は原作小説既読で好きな作品なのでちょっとキングとか見た目が思ってたのと違ったけどそれはそれで楽しめた。

<2020.10.23>
○2020秋アニメ
 コロナ禍も我が国では沈静化してきて、深夜アニメも通常営業で今期は沢山始まってて3話まで見てだいたい見るの決めた。東京オリンピックがなくなってもおかしくない情勢で正直ザマミロと思ってたけど、濡れ手に粟で金儲けてやがる建設業界とか箱物はもう作ってあるわけでダメージ食わなさそうで、そうなるとせっかく内定とか決まってた選手が可哀想なだけだなと思い至ってちょっと反省している。冷戦下に直前でボイコットが決まって途方に暮れたモスクワオリンピックを経験して次の五輪で怪我抱えながらも金取った柔道の山下選手のような例もあるので腐らず次をと言うのは簡単だけど、そんなもんできたら伝説になるッテ話で死にものぐるいで何とかもぎ取った内定がポシャったら次などあるわけないってのが普通だろう。本当についてない。アニメでもそういうついていないのが今季2本あって、「いわかける」「体操ザムライ」はそれぞれスポーツクライミングと体操をネタにしたスポ根モノで、思いっきり五輪の盛り上がってることをアテにして放送するつもりで製作したのにこの始末。どちらも王道のスポ根モノとして面白そうな滑り出しなのでなおのこと制作陣の胸中お察しする。でもオレは観るから力一杯やってくれ。
 アニメでは今「鬼滅の刃」が劇場版映画が大入りのようで、作者も戸惑うぐらいに流行っている。テレビ版のアニメ観ただけで原作読んでないけど少年ジャンプの人気マンガってだけで、ある程度の面白さ万人受けは保証されたようなモノだろうとは思う。それでも受けるか受けないかは分からないモノでこれまた時の運も必要だと感じている。ジャンプマンガのアニメ化って最近はいまいちだった気がするけど「鬼滅の刃」テレビシリーズは面白かったというかアニメとして良いデキだったと思う。要するに鬼退治という名の超能力バトルモノだったけど、その戦闘場面の描写が今時の映像技術でキレッキレで格好良かったってのがまずは大きかったと思う。アニメが評判取れば”原作ブースト”がかかって売り上げ伸びて、良い作品なら多くの人の目にふれれていけば自ずと評価はされるということだろう。
 ということで今期の少年ジャンプマンガ原作アニメは「呪術廻戦」。内容はあれだ今時の「地獄先生ぬ〜べ〜」っていう感じで、主人公の高校生が呪物である”両面スクナ(ぬーべーにも出てくるので知ってたけど、元ネタ”記紀”らしい)”の指を食って体にその力を宿し、新米呪術師として”呪い”と闘うっていう話なんだけど、これが集英社は2匹目のドジョウ狙ってるのがありありな感じでアニメに力入ってて滑り出し快調で今期楽しみの一つになっている。戦闘場面が格好いいのも、主人公が身体能力異常に高い設定なので良く映えるけど、細かい所も丁寧に作ってるのが見て取れて好印象。2話の引きで紅一点がやってくる場面で乗ってる新幹線が赤色のコマチ系?で盛岡で東北新幹線の緑の車体とガションと連結するところをキッチリ描いていてそれだけで紅一点は秋田方面から出てきたんだなと分かる。ってな具合。まあ作画に”鉄ちゃん”がいただけかもだけど。
 2匹目のドジョウ狙いという点では、既に何発も先例があって屍累々な”ガルパン”の2番煎じ的な美少女+軍事+地域興しな感じの「戦翼のシグルトリーヴァ」はこれはなかなか良い感じ。館山が舞台で上空から基地が見える場面になると、一部基地の中を白線から出ないように通らせてもらって行く堤防とか、懐かしくて泣けてくる。ただ水上艇が飛び立つ水路は幅も深さもショボくて実物とは違うな、とかも楽しんでる。
 原作未読で面白そうなのは他に、最初視聴者が騙される心理戦バリバリの超能力バトルモノ「無能なナナ」、本当に地球が滅びるのか何なのか謎が気になる「神様になった日」、探偵ホームズの仇敵モリアーティの若き日のちょっとサイコな活躍を描く「憂国のモリアーティ」あたりと、今期異世界転生枠は「神達に拾われた男」「くまクマ熊ベアー」を観てみる。バカ枠は「秘密結社鷹の爪〜ゴールデン・スペル〜」「魔王城でおやすみ」か。
 続編モノでは、久しぶりに観るとやっぱりパンツいっちょとかで魔法道具はいて空を飛ぶ魔法少女達が頭オカシイとしか思えない「ストライクウィッチーズ ロードトゥベルリン(3期?)」はでも絶対面白いので観る。俺ツエー系ラノベの代表作の2期「魔法科高校の劣等生 来訪者編」もまあいろんな角度から楽しめるだろう。「おそ松さん 第3期」はさすがにバカな勢いも3期も続かないだろうと思ったけど意外にまだまだイケる。
 今期視聴数多めでセッセと視聴していかないと追いつかない感じ。良いことだ。


<2020.10.16>
○2020夏アニメ感想
 「魔王学院の不適合者」はクッソバカバカしいぐらいの中二な作品だけど振り抜けてる感じに割と面白かった。「異常生物見聞録」も楽しく視聴、最後のデフォルメキャラのコーナーが割りと好き。「Re:ゼロから始める異世界生活 2期」は異世界モノとしてはシリアスすぎる気がするのと、一期もそうだったけど全然終わらないで”引き”で終わったのでモヤモヤする。「とある化学の超電磁砲T」は面白かったけど唯一の不満は最終回で佐天さんがバット持って暴れなかったことか、そこの様式美は押さえておいて欲しかった。「SAOアリシゼーション後半」も原作既読だけど楽しめた。我が家にも良い感じのAI積んだ美少女ロボット一台配送されてこないかしら?「天晴浪漫」はアメリカ大陸横断で大団円の良くできた物語。「デカダンス」もSF的な中にも自由や人が生きることの意味やらメッセージ性があって良作だった。でも今期は「放課後ていぼう日記」がなんと言っても出色のデキで感動モノだった。

○最近見たドキュメンタリー
 ネトフリとNHKオンデマンドのドキュメントモノが金払ってみる価値あるのが多くて楽しめている。ネトフリオリジナルの「ラストバレーレストーラー」がクソ面白い。カナダの乾燥した谷に車が錆びにくいので中古車屋が集まってる場所があるらしく、そこに趣味で400台からのボロ車を集めた不動産屋さんが脱サラして始めた自動車レストア屋の奮闘記なんだけど、これが収集癖のあるオタクの常で”売るより買う方が多い”悪癖全開でまったく儲からず収拾つかなくなって迷走していく様が自分を見るようで身につまされてクソ笑える。いま3期が来たので楽しく視聴中。1匹のタコを南アの自然環境下で追った「 オクトパスの神秘」も面白かった。タコって賢いとは聞いてたけど人に懐くんだ!NHKでは、グレートネイチャーSP「アマゾン天空の密林〜新種発見に挑む〜」がアマゾンの中に孤立した山系に軍の協力を経てヘリで運んでもらって科学者達が調査に入った様子を撮影してるんだけど、なんというかダーウィンの時代の未開の地で新種をバコバコ発見したような興奮がまだ残ってたんだなという驚き。研究者のノリノリの興奮具合が好ましい。「ワイルド東京」のカラス対オオタカとか新しい環境に適応しだして常に進化し続ける生き物のたくましさに感動すると共に、ビルの屋上にアジサシの仲間の繁殖地を作るっていう面白い取り組みが始まってたりすることに感心したりした。

2020年9月19日土曜日ブログから再掲
 「予想外の面白さ」
 今回、サイトの方の「アニメ・映画など日記」の出張版でお送りいたします。
 日本の深夜アニメにおいて、女子高生になんかやらせるっていうのはすでにある種の様式となっており、女子高生にオッサンの趣味をやらせるというのももはや定番で驚くには値しない。例をあげると女子高生がキャンプする「ゆるキャン△」、女子高生がエアガン使って”サバゲー”する「さばげぶっ!」などである。まあ「さばげぶっ!」の原作マンガが少女マンガ誌の「なかよし」掲載だったていうのは、今時の女子はなんちゅうもんを読んどるんじゃ!と驚いたけどな。
 そんな中で、前期に始まったけどコロナ禍で製作が一時止まってて今期続きが始まった「放課後ていぼう日誌」は女子高生が主に”釣り”をするというマンガ原作のアニメで、正直あんまり期待しないで視聴し始めたんだけど、コレがなかなかどうして面白いっていうか、ハッキリ言って「釣りキチ三平」以降最高の釣りマンガ・釣りアニメだと現時点で確信している。
 釣りマンガとかって、一般的な釣り人レベルの作者が描いたところで、内容が浅すぎてつまんない。それは、技術的なレベルの話では全くなくて、何というか釣り人の精神的な部分の高い低いの問題だと思っている。プロの釣り師が技術監修したところで、細かい釣りの技術なんてのは時代と共に変わっていくような表面的なもので、あんまりそこが細かく詰められていたとしても本質的な面白さには関わってこないと感じている。逆に作者の釣りの技術がそれ程ではなくても、釣りという世界にドップリはまり込んでいて、沼の底から書いているような作者の作品は多少技術的に荒唐無稽な描写となっていようがどうしようもない面白さが湧いてくる。マンガじゃないけど開高先生も技術的には”職業釣り師”的な上手さはないし、夢枕漠先生も映像見る限り自己流で失礼ながらあんまり上手ではない。しかしながら両先生共に”釣りっていうのがなんなのか”っていうそれぞれの哲学がしっかりとしていて、かつドップリと沼に沈み込んでどうしようもなくなっているのが手に取るように分かる作風で、読んでいて身につまされるし面白い。
 釣りマンガでコレまで読んで面白かったのって「釣りキチ三平」を除くとあんまりなくて「おれはナマズ者」「釣り屋ナガレ」あたりがまあまあ面白かったなというぐらいしか記憶にない。多くは作者があんまり釣りのこと分かってなくて、適当なグルメマンガ要素でお茶にごしているにすぎず、まあ日本の釣り人の一般的なレベルってそんなもんなんだろうなっていう感触で、沼の底に沈んでるような釣り人を対象とした作品書いたところで読んで理解できる人間が少ないから仕方ないって話だろうと諦めていた。マンガは描くのに特殊な技術が必要なので沼の底の釣り人が直接描くのは難しいけど、文章はそれなりに誰でも書けるので沼の底からの濃厚な出汁の出た報告とかは書籍でもネット上でも読めるのでそういうのを楽しんでおけば良いと思っていた。
 ところが「放課後ていぼう日誌」は例外的なぐらい面白い。海辺の高校に通う女子高生が堤防で釣りしたり干潟であさりを?いたりという活動を部活として行う”ていぼう部”に入って釣りを楽しむっていう、設定聞くだに駄作っぽい香りが漂ってくるんだけど、これがなかなかに鋭い鋭い。釣りの技術的には「釣りキチ三平」のような奇想天外な策略も出てこないし、釣りのプロ様が監修したような今時の技も出てこない。初めて釣りをする主人公に部員達が教える形で技術的には基礎の基礎的な部分の解説とかが割と多い。ただ基礎っていうのは一番大事な部分だから”基礎”たりえるわけで、そこがしっかり押さえられているのはむしろ好感度が高い。部活モノのアニメで”プール回”があるのはお約束としてもそれが”着衣水泳”の練習回だなんていうのは最も大事な基礎である”安全第一”っていうのが分かっている釣り人じゃないと描けないはずである。それを堅苦しくなく女子高生のキャッキャウフフな部活風景の中で描いているのである。鋭いぜ。
 その鋭い作品のなかでも、原作者分かってらっしゃるなと特に感心した話を上げるとすると、主人公の相棒が、釣りって同じようにやっても釣れないことがあってそれも含めて面白いと思うんだけどね、っとか言っちゃうところとかも大きく頷かされたけど、直近2話の”アオサギ回”と”のべ竿回”が著しく鋭くてほとほと感心、脱帽である。
 アオサギ回では主人公がリリースしようとしたガラカブ(カサゴのこと。言葉遣いで九州熊本あたりが舞台と分かる)をアオサギにかすめ取られてムカつくんだけど、その足に釣り糸が絡まっているのを見つけていたたまれなくなって、結局そのムカつくアオサギを捕獲して釣り糸を外してやることにする。それだけならありがちな陳腐な描写になるのかもしれない、ただ今作では、救助目的でも野鳥の捕獲には許可が必要なので先輩が役所の許可を取ってからとっ捕まえて糸を外してやる。コレって実際にやったことある人間かやろうとした人間じゃなければ知り得ない知識であり、原則的には狩猟免許が必要なのかな?ぐらいに思ってたけど、ワシも恥ずかしながら正式な手続きはそういう段取りなんだと初めて知った。救助目的の特例的な許可があるんだな。勉強になりました。ちなみにワシは過去無許可で勝手に捕まえている。鳥の足に釣り糸が絡まっている。可哀想だなと思う。多くの人がそう思うだろう。ただ面倒くせえ手続き取ってまで捕まえてでもどうにかしてやろうと思える人は少ないだろう。それだけで尊敬するに値する。釣り場に平気でゴミを捨てていく輩と真逆の高潔さを感じたと言ったら大げさだろうか。自分も根掛かりで釣り糸を釣り場に残すことがないわけじゃないので、その罪深さを改めて認識させられたお話しで、やっぱり”根掛かり覚悟”なんて釣りは下策で避けなければだし、釣り場のゴミは拾いきれないくらいだけれど、明らかに釣り人が原因で下手すると100年単位で環境に悪影響を与え続ける代物であるラインゴミぐらいは回収できるだけ回収していこうと、ここに新たに誓うぐらいに心に訴えるものがあった。
 のべ竿回では、アジゴ(小アジ)をのべ竿に浮子仕掛けで釣る。アジゴはコマセサビキで主人公が初めて釣った魚であり、その後も何度も釣ってるので最初他の魚が良いって言ってたんだけど、いざ釣ってみると柔くて良くしなって直接的な手応えの延べ竿の釣り味にすっかり魅了される。”のべ竿の釣りは独特の面白さがある”っていうか超面白いっていうのはワシ40年から釣りしてきて割と最近になってやっとたどり着いた境地である。まいりましたと言わざるを得ない。原作者ものすごく心根のしっかりとした程度が高い釣り人であるとお見受けする。それは技術的に上手とかそんなことよりずっと価値のある素晴らしいことだとワシャ思う。
 っていうのべ竿回であからさまな間違いをみつけてしまいオッサンちょっと安心した。あんまり完璧すぎるのも何だしまあご愛敬ってところだろう。小さい緑色のベラが釣れて逃がしてあげる場面があり、そのベラがキュウセンの雄だとされてたんだけど、普通の釣り人なら「ベラの仲間は性転換する種が多くてキュウセンは小さいうちはみんな雌」っていう突っ込みを入れるところなんだろうけど、それでは突っ込みとしては甘くて間違っている。キュウセンには実は小さいときから雄の個体が少数ながら存在する。ならアニメの描写は正しいのでは?となるけど、そうはならないのがキュウセンなんていう身近な魚の実は面白い生態。小さいときから雄の個体は緑の”アオベラ”じゃなくて、小さいときには色は黄色オレンジに黒ラインの普通は雌の”アカベラ”の色をしているのである。だから正確には「小型のキュウセンには雄であっても”アオベラ”の色をしたモノはいない」と突っ込むのが正しい。小さいときから雄の個体は、雌の体色で雄が引き連れる雌ハーレムに紛れ込んで産卵行動に参加すると聞いている。アカベラの見た目の雄は人間の目には外見上雌と見分けが全くつかないのだけど、同種の雄には一緒に飼育して産卵させようとすると追い払おうとする行動が見られるので、どうもじっくり時間を掛けると理由は分からんけどバレるらしく、ハーレムの主に隠れてバレないうちに卵に精子をかけなければならないとかの都合上か、コイツらの精巣は大きく、大型化して本来の雄の体色である”アオベラ”化しても精巣が雌からの性転換組と比べて大きいので最初からの雄だと区別ができる。ついでに雄に性転換せず雌のままの一生の雌個体もいる。「キュウセンなんて外道」とか言って食味の良さも知らないような釣り人はこういう面白い話にたどりつけないだろう。どんな魚でもつまらない魚なんていないんである。
 なんにせよ放送終わったら原作マンガの方も買わなければならんなと思っている。釣りする人もしない人も楽しめる作品だと思うので超お薦めしておきます。


<2020.9.4>
 NHKオンデマンド優秀すぎる。BSアンテナなしでもBSでやってた番組も観られる。「BS世界のドキュメンタリー」ってシリーズがあるようで、どんなのあるのかなと題名見ていったら、社会的問題とか科学技術関連とかが多いけど「サメ700匹!狂乱の狩りを撮る」ってフランスで製作されたのがあったので観てみたらクッソ面白かった。元植民地繋がりだろうけどタヒチの沖合の環礁の水路にクロヘリメジロザメの大群が居るところがあって、そいつらの行動を科学者と撮影チームが協力して、最新技術の映像解析やら位置情報を得るタグやら駆使してあきらかにしていく。夜に群れで狩りをする様子は観察されていたので何らかの社会性が有るんじゃないかと考えられていたんだけど、それが調べると単に群れで餌の魚を追いまわせば1匹の攻撃から逃れられても他の個体に食われるっていうだけではなく、群れの中でも特に2匹が対になって狩りをしていて、その2匹組は一夜の関係で次の夜には別の個体と組むとか、クロヘリメジロザメ同士だけでなく、サンゴの隙間に頭を突っ込んで後ずさりもできるネムリブカが追い出した魚を狩るとか初めて聞くような驚きの事実が目白押しで、グルッと半円上の枠に何台ものカメラを並べて撮った3次元的に同じ瞬間の状態を回転させて別角度から確認できるっていう「これをCGじゃなくて実写でやるのかよ」って映像の迫力やセンスのよさもあって、フランスもやりおるわいと感服した。  

<2020.8.18>
○2020夏アニメ
 今期やや少なめで、コロナ禍で製作本数自体少ない印象
 新しく始まったので面白いのは、「魔王学院の不適合者」と「異常生物見聞録」で前者は、俺ツエー系ラノベの行くところまで行った作品としてネットで話題になってた作品のアニメ化、主人公は最初のザコキャラを心臓の拍動だけで攻撃不能に追い込むとかに始まり、よくそんなアホな話を思いつくものだと感心する世界観。これが結構面白いんだから不思議。後者は萌えキャラ化した狼男(狼娘)と吸血鬼がヤレヤレ系主人公が管理人を務める下宿に入居してきてっていうこれまた聞いたことあるような設定だけどなかなか面白いなと思って観始めたら、この作品中国の作品でちょっと驚く。もろに日本の深夜アニメの文法にのっとって制作されていて、ちゃんと”萌えアニメ”になってる。日本のアニメの原画下請けとかで技術磨いてきたからか、絵柄とか違和感なくて米国産のジャパニメーション的作品の「RWBY」よりもっと日本式。原作もあっちの人っぽくて中国にもラノベ作家って居るんだなと、日本のサブカルが世界で注目されるようになってそれなりに月日も経つから考えてみれば当たり前だけど日本でも”サブ”カルチャーとして日陰者な萌え的文化が世界に広がっていく様を目の当たりにして、方向性それでええんか?と不思議な気がする。
 「Re:ゼロから始める異世界生活 2期」「とある化学の超電磁砲T」「SAOアリシゼーション後半」はまあ有名どころの続編なので手堅く面白い。
 「放課後堤防日記」「天晴浪漫」は前期に始まったんだけど3話までで制作止まってたのが再開された。どっちも面白いけど「放課後堤防日記」が女子高生の釣りモノというケッていう感じの設定なんだけど、意外にちゃんとしてて最新話で主人公の友人が、釣りの同じようにやっても釣れなかったりする、そのことも含めて面白いと思うって言ってるところなんて、原作者さん実に良く分かってらっしゃると頷くところである。

 ※「デカダンス」追加視聴。AIが生身の人間を操って?ゲームとして楽しむ未来。「バグ」と呼ばれるAIが操っていない生身の人間であるヒロインとAIを管理する体制に反旗を翻すオッサンの活躍的な物語。

 
○NHKオンデマンド「まるごと見放題パック」、今期アニメ観る本数が減ってるのはNHKオンデマンドが「まるごと見放題パック」を大幅値下げして月額990円とお安くしてくれたのでしばらく前から契約してドキュメンタリーとか観まくってるからってのもあると思う。ワイルドライフシリーズの「ミズダコ」「スクイッドラン」「ゲッコー」「オオサンショウウオ」「セーシェル」回とか面白かった。特にセーシェルのセグロアジサシの雛を襲うロウニンアジとオオサンショウウオが水面のカエルをバフッと喰らう場面が「このパターンで釣りになるんじゃないか?」って興奮させられた。オオサンショウウオとか特別天然記念物で釣っちゃダメだけどな。世界一番紀行の「クリスマス島」編は2度訪れたことのあるかの島の歴史とか勉強になった。クレートネイチャースペシャル「ブラジル 森と漂流者たち」のガリンペイロと熱帯魚ハンターのさすらいの人生の悲喜こもごももなかなかに見応えあった。NHKの報道とか永いこと見てないのでどう偏向してるのか知りようもないけどドキュメンタリーには金払って視聴するだけの価値がある。


<2020.7.27>
○2020春アニメ感想

 魚釣り全力投球状態で、アニメも見る予定のを全部見ている暇がないぐらい。

 今期一番楽しみにしてたのは実は、バカバカしくも楽しい「邪神ちゃんドロップキック’」。その次が着ぐるみに変身した主人公に女の子が入って戦うというのが妙に淫靡な超能力バトルモノ「グレイプニル」。その他、面白かったのはフルCGで中身はまさに攻殻って感じの「攻殻機動隊SAC_2045」、正しく妖怪バトルマンガっぽい「継つぐもも」、異世界で本を作るという異色の異世界サバイバル系「本好きの下克上2期」、「波よ聞いてくれ!」あたり。

 コロナ禍で、「超電磁砲T」「ギャルと恐竜」「天晴浪漫」「放課後ていぼう日記」は製作遅れまくっててまだ見終わってないので続きを待っている。

 苦手の恋愛モノ「イエスタディをうたって」は最後まで視聴できたけど、途中グチャグチャ面倒なこと言っとらんとサッサとくっつけと思ってしまいやっぱりイラついた。でもまあそれも含めて面白かったかな。

 今期も楽しかった。夏はどんなの観ようかな。



<2020.4.23>
○2020春アニメ
 コロナ禍で始まるの遅れてた作品もあるようだけど、だいたい第3話まで来て今期視聴する作品を決めた。
 人気作品の二期目とか外伝系とかが結構多い。「新サクラ大戦」「サイコパス3(の後半)」「邪神ちゃんドロップキック’」「超電磁砲T」「7SEEDS2期」「継つぐもも」「本好きの下克上2期」「攻殻機動隊SAC_2045」あたりがそれで、邪神ちゃんがなにげに面白くてアマゾンプライムで全11話既に公開されているので10話ぐらいまでもう観てしまった。異界からやってきた居候が日常に巻き起こすドタバタというドラえもん型のギャグマンガ原作なんだけど、邪神ちゃんが押し入れで寝起きしているあたりの様式美とか細かいネタの仕込みの丁寧さとかに並々ならぬ力量を感じる。あと攻殻機動隊の新作はネトフリオリジナルでフルCGの描画が金かかってんナァって気合いの入り方で中身も面白いんだけど、少佐の造形がちょっと美少女っぽすぎる気がするところはイマイチ。メスゴリラというあだ名に相応しくもう少しマッチョ格好いい系に寄せて欲しかったところ。
 マンガ原作では、原作愛読の「波よ聞いてくれ!」は主人公の口上の気っぷの良さが自分の脳内で想像していたとおりな感じでハマってて実に良い。「イエスタディをうたって」は評価高いマンガが原作だけどグチャグチャした恋愛モノで正直苦手な分野、何とかついて行けるところまで観てみようと思う。「放課後ていぼう日記」は原作読んでなかったけど、割とちゃんとした釣りアニメになってて感心する。オッサンの趣味を女子高生にやらせるというコレまでも様々やられてきたパターンだけど、初心者に投げ方教えるとき先輩の握りがちゃんと基本のサムオントップになってるとかしっかりした助言者がいるのか原作者が相当な釣り好きか、楽しみに視聴したい。「グレイプニル」も原作マンガ未読だけどなかなか面白そうな超能力バトルモノなので観る。でも今期マンガ原作で一番の期待は「ギャルと恐竜」かも、一話観てすぐに「ポプテピピック」作ってたところだなと分かる独特の作風。原作マンガのアニメ化部分もほのぼのとして良いけど、実写部分とかクレイアニメ部分の馬鹿臭さがそれ以上の魅力。今期のハドラー推薦作でもある。オリジナルアニメではトリガー制作の「BNA」とアメリカ横断モノの「天晴浪漫」が面白そうなので観る。
 今期も面白いの沢山あってありがたい。


<2020.4.15>
○2020冬アニメ感想
 今期は推理モノが多くて「ID:INVADED」が以前書いたように衝撃的に面白くて、最後のほうやや難解なSF設定をグチャッと終息させたあたりがついて行ききれなかった感があったけど、それでも抜群の作品だった。「虚構推理」もなにげにクソ面白くて、怪異に”知恵の神”として相談役、調停役を委ねられる隻眼義足の美少女が、怪奇現象の始末をつけるため、物語の中では実際に怪奇現象が起こっているのにその事実を上回る説得力をもつ虚構の現実的な解釈を提示して事件解決を図る、というなかなか凝った設定。登場人物も魅力的で思わず原作小説の続きを買ってしまった。
 「ドロヘドロ」はメタクソ面白かったけど途中で終わったので2期に期待。
 「FGO7」のギルガメッシュ王の演説は胸に来た。「たとえ死するとも、子を残せずとも、人は人の中に意思を残す!それこそ人の持つ力の粋!!」荒唐無稽なファンタジー世界を描く娯楽作品の中で人間真理のど真ん中を射貫く言葉の矢が突き刺さる。
 「無限の住人」は原作途中まで読んで放置してたけどアニメで最後まで楽しめた。
 「空挺ドラゴンズ」「へやキャン△」「異世界カルテット2」「ビースターズ」「歌舞伎町シャーロック」「宝石商リチャード氏の謎鑑定」 「ダーウィンズゲーム」「異種族レビュアーズ」あたりも楽しく視聴完走。
 コロナ禍で製作遅れてまだ終わってないのか元々2期なのか「超電磁砲T」「マギアレコード」「7つの大罪」は視聴中。
 とはいえ今期一番を上げるとしたら97話で完結した「6鬼太郎」。長期にわたって高水準の物語をありがとうとお礼を言いたい。



<2020.3.2>
 「ID:INVADED」がなんというか衝撃を受けるぐらいに面白い。もともと推理小説畑出身で純文学系で評価の高い舞城先生が、日本の深夜アニメならではのややこしくて中二臭くてらいのないSF設定で推理モノの脚本書いたらこんなに面白くなるとは想像だにしてなかった。ただ、おそらくこのアニメはそれ程評判を取れないだろう。この面白さが理解できるにはSFと推理モノと日本の深夜アニメについての”教養”がないとついていけないハズで、推理小説は多少読んだ程度だけどSFはアニメマンガではかなり親しんでるし、深夜アニメについてはそこそこ観る目があると自負している。まさにそういうオレ向けの尖った作品なんだけど、そうだとしてもこのアニメが評価されないとしたらオレは悔しい。舞城先生を芥川賞に強く推した夏樹先生、詠美先生の「なんで他の委員はこの作家の才能が理解できないの?アタイ悔しい!」っていう嘆きにやっと共感できた気がする。純文学はあんまり素養がないので舞城作品読んでも「まあまあ面白いな」ぐらいで自分は正当な評価をできるほどの能力がなかったんだろうと恥ずかしく感じる。まだ9話だけどこの勢いのままキッチリスッキリな謎解きをして、他のボンクラどもがどう評価しようが知ったこっちゃねェ、オレを最高に満足させてくれ!!それはたぶん期待して良いんだろうと思う。


<2020.1.27>
○2020冬アニメ
 「ドロヘドロ」がメタクソ面白い。原作マンガ面白そうで読む候補にしたまま放っておいたらネトフリオリジナルでアニメ化したんだけど、題名通りのドロドログチャグチャの混沌とした世界観のダークファンタジーで登場人物が魅力的で一発で引き込まれた。とくに女性陣が良い、開幕直後、主人公の相棒のニカイドウちゃんのカンフー技が決まった後のクルッと回って”残心”とか超格好良く決まってるし、敵側のNOIの荒っぽく力強い言動と魔法の文献調べるときの知的な服装の落差とか、心わしづかみにして持ってかれた。映像も良いンだけど、ちょっとサイケで懐古的な主題歌も餃子作るニカイドウちゃんの包丁が冴えてて実に良い感じで今期一番の期待作。
 原作既読の「空挺ドラゴンズ」や人気作の外伝系の「超電磁砲T」「マギアレコード」「へやキャン△」「異世界カルテット2」あたりと継続視聴中の「ビースターズ」「6鬼太郎」「FGO7」「7つの大罪」「SAOアリシゼーション」「サイコパス3」「無限の住人」「歌舞伎町シャーロック」あたりも手堅く楽しめると思う。
 その他で面白そうなのは今期は推理モノが結構多くて「ID:INVADED」「虚構推理」「宝石商リチャード氏の謎鑑定」とどれも面白そう。特にIDは脚本書いてるのが舞城王太郎先生で、同じ推理小説誌デビューのラノベ方面での活躍が多い西尾維新先生とは対照的に純文学方面での評価が高く舞城先生は池澤夏樹先生が芥川賞に強く推していたぐらいなんだけど、実は西尾先生も文学的素養がものすごくあると私は思ってる。そして逆にアニメの脚本舞城先生が書いても中二な面白い物語になるっていうのが、2人とも互角の才能を持っていることの裏証明になってるんじゃないかっていうぐらいに面白い。西尾先生の方が好みだったけど舞城先生も見直した。
 「ダーウィンズゲーム」はバトルロイヤルモノの超能力バトルモノでなかなかに良さそう。今期のバカ枠はファンタジー世界で異種族風俗嬢をレビューするという「異種族レビュアーズ」、人間化した動物たちも通う学校モノ「群れなせ!シートン学園」の2つ。という感じで結構沢山見ることになりそう。


<2020.1.18>
○2019秋アニメ感想
 継続中をのぞくと一番面白かったのは、アニメ版もやっぱり超名作「ヴィンランドサガ」、ではなくて「ハイスコアガール2」。なんちゅうか他人から見たらしょうもない”ゲーム”に情熱を燃やす主人公の少年の不器用なひたむきさと青春の恋の純真さがゲーム全くといっていいほど熱中しなかったけどそれでも胸にジンときた。
 「ヴィンランドサガ」はNHKでここまで人の首が飛んだりしたアニメは初めてじゃなかろうか?終わりの映像で農奴篇と行商?編の登場人物がチラッと写ったのは2期フラグとみた。農奴篇は絶対にNHKで地上波で流すべきだと思っている。
 「ストーンワールド」も良い感じに”文明化”してきて盛り上がってきたところで2期に続くな感じで一旦終了。「本好きの下克上」は「ストーンワールド」と今の知識を持って便利な機械のない世界でのサバイバル系という共通した題材だけどこっちはこっちで面白かった。
「旗揚!けものみち」は今期のクソバカ枠で楽しかった。
「超人高校生」「特七」も楽しく視聴。
 あと、継続もの「FGO7 絶対真獣戦線バビロニア」「ゲゲゲ6鬼太郎」「歌舞伎町シャーロック」「ビースターズ」「無限の住人」「AOアリシゼーション後編」「サイコパス3」「七つの大罪3」は引き続き楽しみに視聴中。
 ネット配信のみでとっても楽しめたのがアベマTVでやってた「細かすぎて伝わらないオーディオコメンタリー 荒野のコトブキ飛行隊」と「レビウス」で前者は「コトブキ」の飛行機の考証担当とアドバイザーの曲芸飛行パイロットの人とを迎えて各話の細かい解説やら豆知識やらを映像流しながらダラダラ話してるんだけど「滑走路を進む戦闘機が蛇行するのは陸上では機首が上を向いていてキャノピーから前が見えないので横から視界を確保しつつ進んでいる」とかナルホドナと感心しつつ楽しんだ。
 「レビウス」はネトフリオリジナルでマンガ原作らしいけど、機械で補助された肉体で戦うボクシングっていう「それなんてメガロボクシング?」な感じの設定なんだけど、なかなかにボクシングマンガの王道を行くような良い作品だった。
 てな感じで、活字本やらマンガ読む時間は実生活(主に釣り)の忙しさで削られているけど、アニメはメシ食いながらとか毛鉤巻きつつとかダラッと見たりもできるので今期も堪能した。


<2019.10.24>
○2019秋アニメ
 今期は超人気作の続編が多い「SAOアリシゼーション後編」「ちはやふる3」「サイコパス3」「ハイスコアガール2」「七つの大罪3」はまず外さないだろう。「FGO7」も人気シリーズのアニメ展開で堅いところ。
 前期から継続視聴中の「ゲゲゲ6鬼太郎」「ヴィンランドサガ」「ストーンワールド」もガチガチ鉄板の面白さが期待できる。
 新規ものでは相変わらず多い異世界モノでクソバカバカしい「旗揚!けものみち」が若干マンガの「ライドンキング」とかぶってるけど割と好みと思ったら多分原作者が「このすば」の人だ。「超人高校生」は異世界行って俺ツエーモノ、「本好きの下克上」は異世界行って”本を作る”っていう目標に向かう、文化的生活を構築し直す話のようでストーンワールドの文系編みたいな感じでなかなか面白い。
 その他異人種有りの世界の刑事物「特七」の相棒感、「歌舞伎町シャーロック」のちょっと捻った推理モノは期待できる。
 でもなんといっても今期期待は原作マンガ衝撃的に面白い「ビースターズ」。お父ちゃんのバキの流れかネトフリオリジナルで、もう主題歌流れてるときの人形劇の映像だけでコリャ良いアニメ化だなと確信が持てる。本編も金かかってそうなCG描写で良い塩梅かつレゴシのレゴシっぽさが良く出てて演出も良い。金払う価値がある。ハドラーもお薦め。
「無限の住人」は原作途中でほっぽってあったけどこれもアマゾンオリジナルで凝った作りのアニメ化で良い感じに癖のある作品世界に入っていける。
 今期も楽しみに見よう。


<2019.10.19>
○2019夏アニメ感想
 一期モノで特に面白かったのは、「ダンベル何キロ持てる?」と「彼方のアストラ」でダンベルのほうは原作既読だけどアニメ化良い感じでバカバカしさが増量されてる感じで笑えた。筋トレするとき脳内でエンディングテーマがエンドレスで流れる。筋肉はマッソーッ!!
 「彼方のアストラ」は、今期多かったサバイバルモノは他の「ドクターストーン(継続中)」「7SEEDS」「そうなんですか」どれも面白かったけどなかでも出色の出来。マニアックなSF好きがいちゃもんつけてるらしいけど、そんなこと言い始めたらスターウォーズで翼の付いた宇宙で戦う戦闘機Xウィングとか空気ないのに意味ネエジャンとかつまらんことなるっていう話で、つっこみの内容詳しくしらんけどどうせそういう不粋なことしか言ってないんだろうことは想像に難くない。クソ面白いし筋が凝っててオオッてなる伏線回収とかあって上手い。と思ったら原作はこのマンガが凄いで1位だとか。納得。
 久しぶりにネトフリオリジナルで当たりを引いたのが「キャノンバスターズ」で、ロボ足す無国籍ガンアクションって感じだけど、ヒロインのアンドロイドや主人公の車の変形ギミックやら武器やらが凝ってて、タイムボカンシリーズと攻殻機動隊とガンダムを掛け合わせて昇華させたような良い塩梅でオッサンの心を鷲づかみ。続編ありそうな終わりかたなので期待。
 「コップクラフト」「ロードエルメロイ鏡い了件簿」「とある科学の一方通行」「BEM」も面白かった、コップクラフトはもうちょっと惜しい感じがしたけどまあこんなもんか。BEMも今時っぽいリメイクで楽しめたけど、なんと言っても同じ妖怪アニメリメイクで継続モノの「6鬼太郎」がクソ面白くて大逆の四将編が終わって最終回かと思ったら、ぬらりひょん編始まってまだまだ続くようで嬉しい。不気味だったりいい話だったり寓話的だったり不条理だったり、毎回楽しませてくれる。
 継続モノでは「ヴィンランドサガ」も原作に負けない面白さで、特にヴァイキングの集落襲撃シーンとか残虐で飛ばすんじゃないかと思ってたけど、流石に直接的なハラワタ描写は無かったけど斧で叩き切るシーンとかも描いていて、NHK良くヤッタと拍手喝采。あの人間本来のというべき残虐さがあるからこそ、対比で命の尊さやら平和を願う人の心の気高さが描ききれるんだと思う。指輪を盗んだ少女の心にある葛藤や罪悪感、背徳の喜びと神の教えや道徳への疑問は誰しもの心にやどっているんじゃなかろうか?この調子でよろしくNHK。



<2019.7.23>
○2019夏アニメ
 原作好きな作品がいくつかアニメ化の運びとなり嬉しい。
 「ヴィンランドサガ」 ”NHKアニメにハズレなし”と何度も書いてきたが、そのNHKアニメで最高の作品はというネット上の話題で必ず名前があがってくる「プラネテス」の幸村誠原作の傑作マンガがNHKでアニメ化放映開始となれば大傑作は約束されたも同然だろう。血生臭いヴァイキングどもの血湧き肉躍る戦闘から、さらに血生臭い政治陰謀策略史実に基づく緻密な物語構成、人という争うことを宿命づけられた種族の血塗られた運命と、そうであるからこそのそれに逆らう気高さを持つことや、どんな状況でも人を大切に思うことができるという、それもまた人だ、とガツンと心に戦斧を叩きつけられるような作品である。「ヴィンランド」とはコロンブスやらアメリコベスブッチ以前にアメリカ大陸に渡っていた欧州人であるレイフ・エリクソンが作中でアラスカあたりのアメリカの地について名付けたもので、海の向こうのここではないどこかにある良く戦った戦士でなくても行けるヴァルハラのような約束の地である。多分一期ではそこまでいかないだろうけど、将来的には”農奴篇”が観てみたい。農奴篇はNHKじゃないと作れないはずだ。
 「コップクラフト」 賀東先生の原作ものではこれが一番アニメ向きな気がしてたけどやっとアニメ化。先生のラノベ新作出ないと思ってたらフルメタ4期の他にこっちもあったのね。先生アニメの脚本も書く人なので原作アニメ化すると自分で脚本書くから多忙なんだろう。異世界モノで刑事物だけどご本人が後書きで書いてたようにマイアミバイスとかの80年代アメリカ刑事ドラマ的なノリがオッサンにはたまらん作品でアニメも超期待して観る。
「ロードエルメロイ鏡い了件簿」「とある科学の一方通行」は人気シリーズの外伝的作品。このへんはハズレはないだろう。
「ダンベル何キロ持てる?」は原作割りと好きな筋トレネタのギャグもの。同じ原作者の「ケンガンアシュラ」も始まるようなので観る。
「炎々の消防士」は少年マンガ原作でどんなもんかお手並み拝見。少年マンガ原作では「鬼滅の刃」も継続視聴中。
「BEM」は妖怪人間ベムのたしか2回目のリメイクで、ツンデレなベラに愛想のないベロ、イケメンなベムがちょっと格好良く決めるダークファンタジーな雰囲気でなかなかに楽しみ。鬼太郎も絶好調だし(鳥取回は現代版「1984」といえるだろう、おもいっきり笑った)、前期のどろろも良かったし、あと夏休み妖怪アニメ特集的にはえん魔くんがあれば完璧か?えん魔くんもリメイクは「めーらめら」が既にあるからこの機会に観るか。
 今期というか最近のアニメマンガ業界で流行となってるのが「サバイバルもの」で、今期アニメで視聴予定の中にも、文明崩壊した遠い未来でのサバイバルを少年マンガの世界観で描く「ストーンワールド」と対照的に少女マンガの世界観で描く「7SEEDS」、サバイバルなのに女子高生の日常系「そうなんですか」、SFな宇宙でのサバイバル「彼方のアストラ」と同じテーマでも切り口色々で楽しませてくれそう。小馬鹿にして観始めた「そうなんですか」が、火を熾すのに定番描写のきりもみ方式じゃなくて、海岸でもどこでも簡単に透明な樹脂が手に入る現代ではより現実的なレンズを使った太陽光での着火を選択しててやるなと思ったら原作者山賊ダイアリーの人だった。さすが。ちなみに今期の”ハドラーお薦め”でもある。
 今期も表現者達が力入れて作ってくれた物語達を心してお気楽に楽しみたい。

<○2019年7月18日木曜日ブログ再掲>

私は京都アニメーションが大好きです!!

 嫌な気分がぬぐえない、この憤り悲しみをどうすれば良いのか?

 ”西のジブリ”とも例えられることもある老舗アニメーション製作会社の京都アニメーションが放火され多数の死傷者が出ているとのニュースの見出しが目に飛び込んできて、ニュースのたぐいは見出ししか見ない私が久しぶりにニュースサイトあちこち情報探ってしまった。

 ”西のジブリ”といってもジブリが劇場公開アニメを主に作っているのに対して”京アニ”は深夜アニメ中心に劇場版も作ってるという感じの会社で、芸風は違うんだけど多くのアニメーション作成会社が”アニメーター”と呼ばれるアニメの絵を描く技術者を外注していて、昨今では人件費の安い隣国へと発注することも多く、日本のアニメーターはそういった安い労働力と薄利多売で闘わなければならない黒い職業だと聞いているが、京都アニメーションではアニメーターを自社で育成・雇用してアニメ業界の見本となるような優良企業としても知られている。
 芸風として特徴的なのは、いわゆるオタク文化の”萌え”を00年代の代表作「らき☆すた」「けいおん!」「涼宮ハルヒの憂鬱」あたりで盛り上げた功労者で、特にテーマもなんにもなくても可愛い女子がキャッキャウフフしてる様を描写するだけでもアニメは面白かったりするっていうことと、逆に可愛い女の子をキャッキャウフフさせながらも、深いテーマやらハードSFに突っ込んでっても面白いアニメは成立するってあたりの相反する要素をもってたり持ってなかったりする作品を世に問うてきた。
 最近では腐女子人気もガッチリ取り込んで可愛い男子がキャッキャウフフしている「Free!」なんていうヒット作もあるけど、基本アニオタ向けの良作を作ってきた会社で一般の人は代表作聞いても今一ピンときてないだろう。
 ただアニオタにとっては重要欠くべからざる会社で、例えば私のここ5年ぐらいの年末恒例ベスト3エンタメ編のアニメ部門において、2017年「小林さんちのメイドラゴン」1位、2016年「響けユーフォニアム2」1位、2015年「響けユーフォニアム」2位と年間何十本って観るアニメの上位に高確率で入ってくるぐらいで、オタク御用達のアニメ製作会社なのである。「響けユーフォニアム」は原作書ける表現者を育てるためっていうのもあって自社で立ち上げたライトノベルレーベルから原作者でてきていて、”クールジャパン”とか軽薄な言葉と対局にあるような、本当にオタク文化の根っこの方から貢献してきた会社なんである。
 「響けユーフォニアム」もそうだけど、京アニの描く学園物アニメからたちのぼる青春の香りがどうにも好きだ。「涼宮ハルヒの憂鬱」「氷菓」「中二病でも恋がしたい!」忘れちゃならない「フルメタルパニックふもっふ」。

 こういうときにファンとして何かしてあげることがないのかと思うけど、何ができるって訳でもなく無力感にさいなまれる。
 でも、以前も紹介したけどジジイなので何度でも同じことを繰り返すと、スピルバーグ監督が取材に答えて「オレはディズニーに神聖な負債がある。だから映画を撮り続けなきゃならんのだ」という格好いい表現し続ける動機を語っておられて、それに倣うなら、微力なれどお気楽ブロガーも表現者の端くれとして何か書くべきだと思ったのである。それぐらいしか今はできることがない。
 面白くねぇことも多いこの世の中で、京都アニメーションのくれた楽しいひとときは何物にも代えがたく、オレも京アニには神聖な負債があると思うので京アニへの思いを書き記しておきたい。

 私は京都アニメーションが大好きだ。
 オレの魂の恩人達に降りかかった大きな不幸にお見舞い申し上げます。
 亡くなられた方のご冥福と、怪我をされた方の回復を心からお祈りします。

 最大の侮蔑は無視だと思うので犯人については何も書いてやる気はない。



<2019.7.15>
○2019春アニメ感想
 今期も堪能。
 「さらざんまい」は相変わらずわけ分からん幾原監督作品で変身バンク?の様式美とか妙な中毒性がある。それでも今回はテーマも物語も比較的分かりやすかったかも。
 「ULTRAMAN」も昭和のオッサンにはまた味わい深い作品だった。
 「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!」「異世界カルテット」「超可動ガール」あたりはバカバカしくも楽しかった。
 「鬼滅の刃」「群青のマグメル」はジャンプマンガらしい少年マンガ感が堪能できた。鬼滅の刃は継続視聴中。
 「ゴールデンカムイ2期」「ワンパンマン2期」「進撃の巨人3期」「ジョジョ5部」は高値安定っていうかゴールデンカムイは1期より格段によかった。満足。
 継続視聴中だった「鬼太郎6期」「どろろ」「からくりサーカス」のうち鬼太郎も現代っぽく正義が揺らぐ感じとか日曜朝の子供アニメなのにゾクゾクするほど良いし、からくりサーカスも濃くてクドくてでもそこが良かったけど、なんといっても今期は「どろろ」が良かった。最高としかいいようがない。原作が手塚神なのでテーマも登場人物も最高なのは当たり前だけど、原作では打ち切りエンド的なやや尻切れトンボの物語をしっかり補完した素晴らしい脚本で、何もかも奪われて生まれてきた百鬼丸と何もかも持っているはずなのに決定的な何かを喪失している多宝丸のそれぞれの正義、それぞれの欺瞞、それぞれの憎しみ、それぞれの愛が、どちらも矛盾をはらみつつどちらにも感情移入せざるを得ない、目が離せない、引き込まれる。その構造はほぼ人間社会のこれまであまた繰り返されてきた対立構造に相似していて、現代においては多宝丸をグローバルスタンタード側の人々、百鬼丸は途上国やイスラム諸国、あるいはグローバルスタンダード側の貧困層の人々を暗喩しているという不粋な見方もできるっちゃできる、というかそういう思いが振り切ろうとしても頭にちらついてうっとうしかった。
 以下ややネタバレ注意。
 そんなこたぁはどうでもいいんだと思う。百鬼丸の手に生えていた刀が肘より上に柄の部分が収納されていて切り結ぶ際にはやや伸びる設定で、以外に難しい腕が刃の登場人物の剣劇を素晴らしく描いていて、かつその短かった間合いが手を取り戻したことにより伸びたのを多宝丸が利用して勝機をみいだそうとする所とか、作画チームとことん百鬼丸を格好良く戦わせることにこだわってるのが手に取るように分かる映像美で感服としかいいようがない。製作「ツインエンジン」とかいうところだけど「からくりサーカス」の戦闘シーンも格好良かった、やるぜこの会社と認識せざるを得ない。それだけで丼飯おかわりできる。そのうえ登場人物が魅力的というか手塚キャラの色っぽさが映えていて、百鬼丸、多宝丸、陸奥、兵庫その他もろもろそれぞれゾクッとするほどの色気を感じる場面があるんだけど、なんといっても「どろろ」の茶目っ気のある可愛らしい色気にはほとほとまいってしまう。盗賊の子供で手癖が悪く最初百鬼丸にも金づるとみて近づいてくるけど、だんだんとその純真さ天衣無縫な言動で、百鬼丸をそばで支えるなくてはならない相棒になっていく。その図々しくも憎めない基本善性が根底にある様は人間の優しさや思いやりといった人の美しい面を象徴する存在なのではないだろうか。最終話で目を取り戻した百鬼丸は「空、綺麗だ」と言ったあと「どろろ、綺麗だ」とのたまいどろろを大テレさせるんだけど、見てる側も百鬼丸に大いに同意するところである。
 アニメ「どろろ」はどろろの可愛らしさを愛でて、百鬼丸の剣劇シーンの格好良さにシビれるっていうのが正しい鑑賞姿勢だと思う。
 結末も、お気楽なみんな幸せ大団円じゃないけど、苦みのきいた中に暖かな希望と覚悟がみてとれる終劇で良い塩梅。脚本家だれなんだろ?小林靖子さんって人らしい。ウィキったら大御所だなこの人、ジョジョとか進撃の巨人のアニメもこの人の脚本のようだ。
 ゲゲゲもクソ面白いまま放映中だけど、とりあえず完走した「どろろ」が傑作確定。アマゾンプライムでも全話視聴可能なのでまだ見てない人は視聴必須である。家族みんなで観てもオタクが引きこもって一人で観てもそれぞれに楽しめる要素があり全方位的に楽しめることを保証する。娯楽作品として完成度が高くかつ芸術点も高い。再度書くけど最高。




<2019.4.28>
○2019春アニメ
 お作法通り3話までみてどれ観るか決めた。
 「さらざんまい」はピンドラの幾原監督なので期待せずにいられない。人の欲望と河童のもの語りって相変わらずわけが分からんけど素敵。
 「ULTRAMAN」はハヤタ隊員の晩年の子が戦うCGアニメなんだけど完全なオッサンホイホイ。変身バンクの効果音とかデユワッって感じのとか懐かしすぎる。ハヤタ自身も戦うんだけど昭和のプロレスストロングスタイルでオッサン随喜の涙。ネトフリオリジナル。バトルの動きがキレてる。
 「ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!」「異世界カルテット」は既存の人気作の登場人物を使った緩い日常モノで馬鹿臭くて面白い。
 「鬼滅の刃」と「群青のマグメル」は少年マンガ原作で中二臭くて良さげ。
 「超可動ガール」は原作結構好きなマニアの家に意志を持って動く美少女フィギュアがやってきてというドタバタモノ。
 今期少な目な気もするけど継続視聴中のもあるのでまずまず楽しめるだろう。
 とはいえ実は一番楽しみなのは、アベマで配信してくれることになった「ゴールデンカムイ2期」で1期で不安定だった絵柄がテコ入れあったのか格段に安定していて実に良い。



<2019.4.20>
○2019冬アニメ感想
 今期終了したので特に面白かったのは、「風が強く吹いている」「荒野のコトブキ飛行隊」「私に天使が舞い降りた!」「臨死江古田ちゃん」がオレ的4強か。「風が強く」は小説原作の箱根駅伝を舞台にした王道のスポ根青春モノでベタだけどやっぱり心動かされた。「コトブキ飛行体」は”空のガルパン”を目指したんだろうなと思って観てたら監督一緒でやっぱりなという感じ、隼とか古い戦闘機の戦闘機動とか妙に良くできてるCG描画で特に先尾翼機がこんな風に飛ぶんだって感じで感心した。「わたてん」は最近ちょっとだけ流行ってるかも知れないお姉さんと幼女のいわゆる”オネロリ”ものでナニも考えずにアハハと笑えて楽しかった。「江古田ちゃん」が逆に毎回作ってる人間が違っていろんな方向で攻めててなかなか深みがあってこれまた楽しめた。
 他には「約束のネバーランド」「SAO3期」「転スラ」「とある3期」「ブギーポップ」「ピアノの森」もそれぞれ楽しめた。
 「ジョジョ」「鬼太郎6期」「どろろ」「からくりサーカス」「賭けグルイ」は次期も継続視聴決定なんだけど、「どろろ」と「6期太郎」がバカ面白い、どろろ優勢かと思ってたら「鬼太郎」ラスボス”名無し”編を終えて大団円かと思ったら、多分予定変更の引き延ばしだと思うんだけど新章突入で鵺野先生みたいな”鬼の手”使うライバルキャラも現れて悪逆妖怪4天王編?に突入なんだけど、6期ではツンデレお姉さんキャラの猫娘が幼女化とかしてアニオタ騒然となってたりあざとさもナニもかも全開で全力で絶好調な感じになってきた。「どろろ」も後半入ってきて人間とは自己同一性とはとかいう難しくもオイシイ部分に突入なので目が離せない。ちなみに5期太郎もアマプラで見終えたけど100話で打ちきられててズッコケた。
 今期大注目だった「ケムリクサ」と「けものフレンズ2」の一騎打ちは、個人的にはどちらもそれなりに面白かった、ってぐらいの落ち着いた感想である。ケムリクサはSF終末モノとしてありがちな感じっちゃそうなんだけどそれでも”たつき監督”独自の感性が光る秀作だったと思う。もともと習作だったようだしな。けもフレ2は最初子供向けに振ったかなというほのぼのした感じを、後半やや難解で不条理かつ投げっぱなしのSFっぽくなったのは狙ったのかたんに破綻してたのか、いずれにせよアンチが騒ぐほど悪くもなかったようには思う。アンチガ騒げば騒ぐほど角川的には注目を集められて商業的には成功だったんだろうな。角川さんさすが商売上手。っていうか同じ時期に放送して話題作るあたりはプロレスだったんだろうなという気もする。



<2019.4.10>
 最近TV放送後の何話かがネット配信になってることが結構あって、のほほんとしていると見逃す世知辛い世の中である。ネトフリが優秀で結構配信してくれていて「新着エピソード」マーク付けてお見逃しないように配慮してくれるので結構追っかけていけている。「ダグ&キリル」「ハイスコアガール」「ポプテピピック」をそのパターンで抜かりなく楽しんだ。多分昔はこの手の特典映像は円盤買ったガチオタのモノだったんだろうけど、金払ってるんだもんワシも楽しませてもらって悪いわけないやね。


<2019.3.18>
 ネトフリのドキュメンタリーが面白いの結構ぶっ込んでくる。「ルーザーズ」はスポーツの敗者、トラブルとかに焦点をあてたドキュメンタリーで、フーリガン対策の警察犬が選手噛んじゃって、そのおかげかチームが一致団結してリーグ残留を決めたとか面白い話も挟みつつ、審判の主観的な基準で最も難易度高いワザで優勝できなかったフランスの黒人フィギアスケーターや何度も2位になりながらも暴漢に襲われるアクシデントに見舞われたりもして運にも見放されたような犬ぞりレースの選手やら「ルーザーズ」の奮闘ぶりが胸に刺さってくる。勝負において勝つことはとても大事だ、でも負けたからといってその人間に、やってきたことに価値がなかったなんてことはないはずである。勝利には届かない、それでも輝くような素晴らしい敗北もあると思うのである。


<2019.2.20>
 「どろろ」がクソ面白い。天国で手塚神が水木神にドヤ顔してるのが目にうかぶようだ。「ケムリクサ」と「けもフレ2」の対決はまあ予算限られた中での若手の表現者の新人賞争いみたいなもんだけど、かたや民放日曜朝アニメの「ゲゲゲ6期」にかたや虫プロも入っての主題歌映像だけで金かけてるのと神への敬意が見て取れる「どろろ」の対決は、横綱どうしのがっぷり四つの様相だ。何が良いってまず登場人物の造形が良い。手塚キャラの可愛らしさや色気をしっかりと残しつつも今時の流麗な描画で魅せてくれる、特に色気に関しては水木作品にはないというか、手塚作品独特の「ジャングル大帝」でケモナーを「アトム」でショタコン・ロボフェチを「リボンの騎士」で男装女子好きをと古来あまたのオタクどもを数々の特殊性癖へと導いてきた実力を遺憾なく発揮している。動きがまたイイ。アニメ作成会社の「ツインエンジン」は今期「からくりサーカス」も創ってるけど戦闘場面の描写がどちらもキレまくってて見応えがある。とくに百鬼丸の両手が刀というのは一見二刀流で格好良く闘わせられそうでいて、手首の分関節一つ足りないうえに刃の長さがないのでそのままだと動かしたときに意外に陳腐になる。その辺うまく高速で刃を振り抜いていて”見えない”ことで上手く描いているのと回転する動きを多くとって小さくなりがちな刃の動きを補強しているとみた。お見事。原作の内容は出てくる”あやかし”も既にマイマイオンバくらいしか憶えてないぐらいだけど、こんな面白かったっけと驚いている。今”絡新婦”回観たところだけど、良い話すぎて泣けてきた。手塚作品なので救いのない落ちかもと期待してたこともあって不意打ち食らった。続きもどう締めくくるかも楽しみでならない。



<2019.1.25>
 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」 庵野監督は天才だというのをまた再認識させられた。観たハズなんだけど面白かったという記憶しかないありがたい状態でアマゾンプライムで見放題になってたので視聴したら、そんじょそこらのアニメとは桁が違うと思わされる。オマケの予告ですら面白くて、TVシリーズのセルパロディーでかつ「Q」も観てると全くの嘘予告だと分かるのでなお笑える。「Q」は賛否両論のどっちかというと否が多かったようで、庵野監督キツい批判とか目にして自殺考えたとかインタビューで語ってて、いかに芸術とか表現物を理解できないバカどもが害悪かというのをまざまざと見るようである。庵野監督の天賦の才が、そんなクソどもの無責任な言葉で萎縮してしまうようなことは、日本の文化における多大な喪失であり、多くのオタクどもの楽しみの欠落を意味すると知れ。庵野監督を讃えよ!「Q」が面白くなかったとか言ってるバカどもは自分の感性の貧困をこそ問題とせよ。特撮でもアニメでも庵野監督にはご機嫌で(ってわけにはいかなくて魂削って精神病みながらなんだろうけど)創り続けてほしいものである。エヴァの新作できたら映画館に頑張って見に行きます。
 

<2019.1.23>

○2019年冬アニメ
 平成最後の四半期、今期は何を観る人ゾ。
  「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」「ソード・アート・オンンライン アリシゼーション」「とある魔術の禁書目録掘廖嵒が強く吹いている」「からくりサーカス」「ゲゲゲの鬼太郎6期」「転生したらスライムだった件」は継続視聴中。「ツルネ」が終わってNHKの深夜アニメ枠は「ピアノの森」2期が始まるので当然見る。二期モノでは「賭けグルイ××」も堅いだろう。
 最近の傾向としては、名作を再映像化とか古い作品の発掘とかがけっこうあって、ゲゲゲ6期が絶好調で妖怪大戦争編をキッチリ今時バトルアニメで楽しませてくれたと思ったら、皿小僧回では子供達に人の欲望の不条理さを突きつけるようなトラウマ回だったりという時期に、マンガの神様がゲゲゲ人気に嫉妬して書いたという裏話が有名な「どろろ」がアニメ化。両手刀の戦闘シーンが格好良くて、アクセルワールドのブラックロータスって百鬼丸が元ネタにあったのかもと思ったりした。原作は尻切れトンボな終わり方だったはすなのでアニメでは良い塩梅に落ちを付けてゲゲゲに一矢報いて草葉の陰のマンガ神に捧げて欲しい。
 「ブギーポップは笑わない」も古い名作ラノベ原作でアニメ化2度目だけど原作もやや難解で「ワシ頭空っぽにして楽しみたくてラノベ読んでるのに何でこんなに難しいねん。でも面白い。」って感じだったけど、原作の雰囲気良く出てて原作の内容自体はすっかり忘れてるので楽しめること間違いなし。
 「臨死!江古田ちゃん!!」はなんで今このマンガをという感じのショートアニメだけど、毎回ちがった味わいの演出で楽しませてくれる。昔住んでた街なので3話エンディングの江古田駅とか懐かしかった。
 「荒野のコトブキ飛行隊」はあれだ、隼とか昔の戦闘機と美少女が出てくる空戦版ガルパンというかなんというかな作品。とりあえず観てみよう。
 「私に天使が舞い降りた!」は最近こういうの流行なのか?な百合ロリもの。前期の「うちのメイドがウザすぎる!」が面白かったのでその流れで視聴。
 「約束のネバーランド」は原作マンガがかなり話題になっていて、アニメ化するようだしアニメ観て面白かったら原作買うかと観始めたけど、こりゃおもろいわ。孤児院の子供達が実は人外に提供される高級食材で、その秘密を知ってしまい全員脱出をもくろむ天才児達と管理者側のハラハラドキドキの心理戦で、例えば2話目の管理者がカマかけてきたのを上手くしのいだように見えて多分その時点でバレたのとか伏線あちこちに張り巡らされてる感じで期待するしかない上々の滑り出し。
 とはいえ今期一番楽しみなのは、「ケムリクサ」と「けものフレンズ2」の一騎打ち。「ケムリクサ」は「けものフレンズ」1期で絶大な支持を得たたつき監督の新作で終末モノ、そのたつき監督が内輪もめでのけものにされた”けものフレンズプロジェクト”のけもフレ2は、オモロなかったらくそみそに貶したるねんと手ぐすね引いてるアニオタどもを相手にどう立ち回るのかお手並み拝見といきたい。どちらも序盤はそれなりの滑り出し。

 ハドラーの今期のお薦め「ガーリー・エアフォース」はコトブキとモロかぶりでチェックしてなかったけどちょっと配信探してみるか。


<2019.1.9>

○2018年秋アニメ感想

 「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」が正しくラノベのお作法にのっっとった学園SFファンタジーモノだったけど素晴らしかった。青春の日々の青く切ない感情。

 これと「うちのメイドがウザすぎる!」が最終回むかえた作品では2強だった。父一人娘一人の家庭にレズでロリコンでマッチョな元自衛官がやってきてという変形ドラえもん型のドタバタコメディーでバカバカしくってよかったやね。
 
 ハドラーお薦めの「やがて君になる」はむせっかえるほどの百合臭さでお腹いっぱいになるときもあったけど、背徳的な恋の行方もからみつつ自分が何者か的な青春の悩みを描いて美しくそして時にエロくておもいのほか楽しめた。女子高生同志が舌からませての口づけとかオジサン股間がふっくらしちゃう。こりゃハドラー指はおられんで済んだだろうけどバーン様変な方向に目覚めてないか心配である。

  「ダブルデッカー ダグ&キリル」「となりの吸血鬼さん」「転生したらスライムだった件」「ゴブリンスレイヤー」「BANANA FISH」「バキ」あたりも最後まで楽しく視聴。

 「宇宙戦艦ティラミス供廚里泙気の2期もダラッと楽しめた。 


 「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」「ソード・アート・オンンライン アリシゼーション」「とある魔術の禁書目録掘廖嵒が強く吹いている」「ツルネ−風舞高校弓道部−」「からくりサーカス」「ゲゲゲの鬼太郎6期」は楽しみに継続視聴中。特に暑苦しいぐらいの濃いマンガ原作の「からくりサーカス」とますます絶好調の「ゲゲゲ6期」が実にいい。


 「ゴールデンカムイ」2期放送終了したのでどっか加入してるサービスで見られる所を探して観ねばなるまい。

 今期もなんだかんだでいっぱい観て楽しみました。




<2018.11.15>

 ハドラーおすすめの「やがて君になる」ともいっちょ「ダブルデッカー ダグ&キリル」を追加視聴。ダブルデッカーは80年代アメリカ刑事ドラマ風味のタイガー&バニー臭も漂う作品とおもったらスタッフ一緒らしい。ネット配信あると話題になってきた作品とか追加視聴がすぐにできて便利。ネトフリけっこうカバーしてて優秀。

 「ゴールデンカムイ」2期がほかとかぶった都合でTV放送視聴できず。ネット配信は放送局のオンデマンド配信独占で他のネット配信は終わってからということで歯がゆい思い。待って一気見か。

 

<2018.10.24>

○2018年秋アニメ

 今期もお作法に従って、だいたい3話まで見てどれを視聴するか決めた。

 原作ファンの「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」「ソード・アート・オンンライン アリシゼーション」「とある魔術の禁書目録掘廚麓蠏いところだろう。GIOGIOは主要メンバーの名前忘れてるぐらいなので新鮮な気分で楽しめるだろう、逆に禁書目録は登場人物多いのもあるけど2部から間空きすぎで見てて「あれこれどういうつながりだったっけ?」な感じがちょっとして不安。

 原作読んでないけど最近アニメ化連続している藤田先生の「からくりサーカス」も暑苦しいまでの少年マンガノリは相変わらずで楽しめそう。「宇宙戦艦ティラミス供廚里泙気の2期もダラッと見よう。

「となりの吸血鬼さん」は日常系、「転生したらスライムだった件」と「ゴブリンスレイヤー」は異世界系でそこそこ面白そう。小説原作の「風が強く吹いている」は箱根駅伝モノということで王道スポ根モノなのか、「ツルネ−風舞高校弓道部−」はNHKアニメでまだ1話の段階でスポ根なのか腐向けなのかで今後の視聴を決めよう。

 今期原作未読で期待大なのが、「うちのメイドがウザすぎる!」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」で、前者はユリでロリな変態2階級制覇(今時ユリぐらいで変態って書いたらLGBTの権利にうるさい人(多くはLGBTの人と一致しない気がしている)に怒られるか?)な元航空自衛官がロシアハーフの美少女の家に家政婦としてやってきてというドタバタギャグでなかなか楽しい。青春ブタ野郎は認識されないと消えてしまうとか「中二」な設定が実際に起こってしまったりする学園モノで青春してて良い感じ。

「ツルネ」が同じ枠で始まったということは「進撃の巨人 シーズン3」は一旦終わったのか?

「BANANA FISH」「バキ」「ゲゲゲの鬼太郎6期」は楽しみに継続視聴中。

 ハドラーお薦めの「やがて君になる」はチェックしてなかったけどウーン百合モノかぁ、吸血鬼さんとうちのメイドで百合成分お腹いっぱいな気もするしどうするか思案中。

 

<2018.10.16>

○2018年夏アニメ感想

 「邪神ちゃんドロップキック」はユルいドタバタギャグが良い塩梅で期待以上に楽しめた。

 「ハイスコアガール」も魅力的な登場人物達の青春感のある物語で多分続きもアニメ化するだろうけど楽しみに待つ。

 「ペルソナ5」「ルパン三世パート5」の両作はさすが人気シリーズという面白さ。特にルパン三世はパート4からそうだったけど今時の高度情報化社会ならではの怪盗像を格好良く描けていて、懐かしいだけじゃなく今時な感じのアニメに仕上がっていてお見事。

 「プラネット・ウィズ」「殺戮の天使」「はたらく細胞」「深夜!天才バカボン」「オーバーロード掘廖屮筌泪離好好瓠.機璽疋掘璽坤鵝廚△燭蠅發泙△泙⇔匹った。

 「あそびあそばせ」はギャグが濃いめでだいぶ笑わしてもらった。

 「シュタインズゲート0」がどうにもやっぱり心をえぐってくる感じに良い。後一話残ってるけど多分今期一番。

 「BANANA FISH」「進撃の巨人 シーズン3」は終盤にさしかかっている、「バキ」「ゲゲゲの鬼太郎6期」とともに継続視聴中。鬼太郎は妖怪大戦争編に突入してて、ちゃんと今時のバトルアニメしててさすがに休日朝アニメという感じで気合いが入ってる。楽しみでならない。

 

<2018.9.10>

 ネトフリでオリジナルもの含めドキュメンタリーがどうにも面白い。

 「ハッピーピープル タイガで暮らす一年」はミュージックボックス社というあまり聞き慣れない映画製作会社作成のロシア版「氷点下で生きること」みたいな感じなんだけど、これがまた実に渋くていいドキュメンタリーで同じ氷の世界で暮らしていてももろお国柄が出てて、アラスカじゃ先住民のオカーチャンがゴアテックスの防寒服を格好良く着こなしてたりしてて、そのあたりアラスカも米国なんだなと感じたりしたんだけど、同じようにスノーモービルやら銃器やらの文明の利器は導入しつつも、シベリアの猟師のオッチャン達は第二次世界大戦の頃の軍用の防寒着みたいな化繊じゃないのを愛用していて、これがまた髭面に似合って実に渋くて様になってる。最高級毛皮のアーミンになるクロテンとる罠がゴールデンカムイでアシリパさんが仕掛けそうな自然の木を使ったモノだったり、オホーツクのコマイ漁と同じ手法で川面の氷に2カ所穴開けて刺し網張ってパイクやらカワミンタイ漁ったり、ロシアと北海道って狩猟文化的には関連深いんだなとしみじみ思い知らされた。これはアラスカとも共通だけど極寒の地で肉体的にはきつい生活のハズなのにメチャクチャ充実してて楽しそうで、猟師のジ様が「おらは集団農場でも働いたことあるけど、猟師がやっぱり天職だ。誰にも指図されずにすむ」と語ってるのとかちょっと格好いいんですけどどうしましょ?って感じだった。判断誤れば生きてさえいけない中で、自分の責任と裁量で勝ち取った輝かしい自由に強く強く憧れちゃう。

 「ドープ」は真逆の物質文明の闇というべき麻薬など薬物汚染を題材にしたネトフリオリジナルもの。川の魚がコカイン中毒になってるって報道を目にするぐらい、先進国での薬物汚染は深刻らしいのに日本じゃ普通に暮らしているとあまり遭遇しないのでピンときてなかったけど、米国の汚染されっぷりには、演出で濃いめに味付けしてあったんだろうけど驚かされた。ヘロインにさじ加減間違うとすぐに致死量越えるような合成麻薬混ぜたのが効き目が良くて人気だそうで、過剰摂取による薬物中毒死が激増してるとかも、そもそもアヘンから生成したモルヒネをさらに桁違いの効き目にしたヘロインより強いのやってるとかアホかと思うぐらいだけど、もっと地味に怖かったのが、死ぬほど働くのが好きな我が国が開発し、戦時下で軍需産業用や兵士のドーピングにつかわれてた覚醒剤(シャブ)が、超格差社会の敗北者たる貧しい人達に大人気らしいということである。今日覚醒剤なんてのを好むのは現実が酷すぎて一時の逃避を切実に欲する北朝鮮人民ぐらいだと思ってたけど、米国の貧民も切実に現実逃避の手段を求めているらしい。産業が撤退し荒廃したゴーストタウンで電気も水も来てないような廃墟に勝手に住んで、男は盗みか強盗で女は体を売って得たなけなしの金であっちじゃ格好良く「クリスタルメス」とか呼ばれている覚醒剤買って何の希望もないままクスリで縮めた寿命で死ぬまでをただ生きている。同じ米国でもこんな悲惨な人生をおくる自由もある。っていうか効率的に勝った企業が大儲けして、敗者は這い上がるチャンスもろくに与えられないで底辺にへばりつかざるを得なくなるような社会って、社会全体としてそれが経済的に勝利していても何の価値があるのかと気分が悪くなる。「チャンスは平等にある」とか言われたって、貧民街で親戚一同売人家業とかに生まれてどこにチャンスがあるっていうんだろう。日本でも経済界やら政治家やら、格差社会でテメエが下には行かない目算がある輩は平気でそういった「先進国」の格差社会的な経済構造を持ち込もうとしてるのは火を見るより明らかなので、そういうバカどもに簡単に追従しないようにしなければと思うんだけど、そういう流れにあるんだろうなと、なかばどうしようもなく感じる。

 

<2018.9.6>

 「氷点下で生きるということ」 ネトフリオリジナルのドキュメンタリーがかなり面白い。「オーストラリアに棲む危険生物72種」とかのシリーズがバカバカしくもちょっとヤル感じだったので、他のも見てみたけど結構面白いの多くて話数も多くてじっくり楽しめる。いくつかシリーズ並行して観ているけど「氷点下で生きるということ」は特に面白くて観終わった。アラスカの原野で生活する何組かの家族や個人を追っかけてるんだけど、先住民族に婿入りして一緒に伝統的な猟とかを家族で受け継いでいたり、原野に製材機械持ち込んで家から温室から作って開拓者魂をみせてる夫婦、猟と狩猟案内で生きていく若者とか、皆それぞれが力一杯の「フルライフ」を生きている感じがして羨ましくなった。

 

<2018.7.27>

○2018年夏アニメ 

 今期観るアニメもだいたい決まった。新しく始まる奴で原作未読とかでコレはと思うようなのは少なめか。「邪神ちゃんドロップキック」と「ハイスコアガール」が今のところなんとはなしにいいかも。「邪神ちゃん」はまあクトゥルフの邪神とかを萌えキャラ化という今日日ありがちっちゃありがちなネタアニメなんだけど、名状しがたいおかしさが這い寄ってくるように思う。ザザースザザースナスナザース。

 「ハイスコアガール」はスト兇箸懐かしい時代のゲームを題材にしたボーイミーッガールモノ、なのか?無口な暴力ヒロインがなかなかにいい。

 「プラネット・ウィズ」はアニメオリジナルらしいけど原作者の水上先生のマンガ「惑星のさみだれ」「スピリット・サークル」結構好きなので期待して観る。

 「殺戮の天使」はゲーム原作のホラーアクション、「はたらく細胞」は人体内の細胞を擬人化したお勉強アニメで楽しくお勉強できそう、「あそびあそばせ」は萌えアニメと見せかけたきつめのギャグアニメ。

 「BANANA FISH」は吉田秋生先生原作の往年の名作少女マンガをアニメ化。吉田先生今時のホモホモしい腐女子受けするマンガを何十年も前に書いている。原作でベトナム戦争だったのが湾岸戦争になってたり登場人物が普通にスマホ使ってたりするところに時代の移り変わりを感じる。まあ原作連載時に読んでたわけじゃなくて「海街ダイアリー」読んでから遡ったニワカファンなんだけどな。

 「深夜!天才バカボン」は企画的には「おそまつさん」同様赤塚先生の作品とキャラクターを使って遊んでる感じで二番煎じ感はあるけどそれなりに楽しめそう。

 「バキ」ネトフリのオリジナルアニメが最初期待したほど傑作連発とはならなかったけど、さすがにネットでもネタにされることが多い板垣先生の名作マンガの2回目のアニメ化ということでこれは期待。

 今期は3期め始まった人気作も多く「進撃の巨人 シーズン3」「オーバーロード掘廖屮筌泪離好好瓠.機璽疋掘璽坤鵝廚牢僂襦

 とはいいつつ、今期何といっても楽しみなのが前期からの継続の「シュタインズゲート0」と「ゲゲゲの鬼太郎6期」で特にシュタゲはオタク向けに振りまくった作品なので絶対にリア充どもには分からん楽しみを特権的に楽しめている。継続視聴中のは他に「ペルソナ5」「ルパン三世パート5」があってコレも楽しみに観る。

 今期ハドラーお薦めの「中間管理録トネガワ」は今一自分の感性とあわんかったので観ない。せっかく薦めてもらったけどハドラーごめん。

 

<2018.7.13>

○2018年春アニメ感想 

 「ヒナまつり」「ゴールデンカムイ」の原作大ファン二作品はどちらもまずまず合格というかんじで楽しめた。ヒナまつりは覇権候補にも数えられるぐらい健闘しているけど大ブレイクとはやっぱりいかないようで残念。ゴールデンカムイはアイヌ文化方面でかなり評価も高くアイヌの人たち胸がすく思いで観てくれてたようでファンとしても嬉しい。狐目系ヒロインのインカラマッちゃんが出てきたところで続きは秋からのようだ。最初作画がブレてたので秋には後半の感じで頑張ってほしい。「GGO」も良い感じのアニメ化。

 原作好きな作品では「フルメタルパニック・インヴィジブルヴィクトリー」も一旦終了だけどシリアス多めのためかあんまり話題になってなくて悲しい。シリアス多めで今一話題になってないのは「シュタインズゲート0」もで、シュタゲ0は1作目好きには、こんなに素晴らしい作品はそうはないって感じるぐらいに楽しめている。切なくて哀しくて苦しくて愛しくてとか、そういう普段あんまり使わない感情を使いまくり。主題歌のイントロのチクタク音でもうパブロフの犬みたいに胸が締め付けられるようになってきた。サブカル好きじゃないとちょっとキツい作風だけどハマれば最高に素敵な作品。

 「ひそねとまそたん」はなかなかに小味の効いた小憎い演出で楽しませてもらった。

 「ウマ娘」は予想外にスポ根してて面白くってかつ、オタク層にも萌え萌えしたウマ娘たちは受けたようで今期の覇権大本命らしい。モデルになった実在の競走馬の映像や逸話をまとめてニコニコ動画に上げている人がいて、競馬のお勉強しながら視聴してたけど、競走馬の世界もなかなか面白かった。アニメの方でもトレーニング中に碁を打ってたりする自由奔放なキャラクターが楽しかったゴールドシップが実物もゲート開いたのにフェラーリ状態で暴れたりと自由奔放で笑えた。

 「メガロボクス」もオッサン最高に楽しめた。でもオチはさすがに本家と比べると予定調和にすぎるか?まあ本家はなかなか越えられないにしても21世紀のジョーも熱かったぜ。

 古い原作ものでは永井豪先生原作の「キューティーハニーユニバース」がバンバン人死にまくったり敵が寝返ったり百合百合しかったり今時の脚本だなと思ってたら、むしろこの筋は原作準拠らしく、豪先生の開拓者っぷりを改めて思い知らされた。画業50年だそうだが50年は先を行ってたということか。

 原作バカバカしくて1巻読んで放置していた「宇宙戦艦ティラミス」は短いアニメなので箸休め的にバカバカしくも楽しく視聴できて意外といっては失礼だけどけっこう楽しめた。ハドラー指折られずにすみそうかな。

 「ゲゲゲの鬼太郎6期」がほとほと感心するほど面白い。オッサンだから楽しめているのかと思ったけど、全年齢対象で面白いようで視聴率も稼いでるようだ。妖怪ウォッチとかで油断している今時の子供たちにも見えない世界の恐怖をたたき込んでやって欲しい。他にも継続視聴のとともに引き続き楽しみに視聴する。

 で、今期一番を選ぶならシュタゲ0とゲゲゲが継続なので「ダーリンインザフランキス」かなと、いろいろと突っ込みどころはあるかもだけれど、それでもなお随所に痺れるような面白さが散りばめられていてオッサン久しぶりにロボアニメを堪能した気がする。

 夏アニメも始まったし、また面白いアニメに出会えることだろう。

 

<2018.5.14>

 「ゲゲゲの鬼太郎 6期」が想定外に面白い。設定やら登場人物やら水木先生が創造した基本の部分だけでもある程度面白くなるのは分かっていたけど、今時のちょっと冷めた鬼太郎が今までの鬼太郎とはまた違って面白い。6話の「すねこすり」回は思いっきりいい話で、すねこすりが自ら悪役を買ってでてカーチャンと息子の仲を取り持つんだけど、大好きなカーチャンのために悪役になったすねこすりが可哀想だと不憫に思っていると、ちゃんとカーチャンは全部分かったうえで芝居に乗ってて、すごく救いのある脚本で涙腺絞られまくるのである。でもって次の「幽霊電車」回では日曜の朝に妖怪ウォッチ見るぐらいのつもりで見てる子供達にトラウマ植えつけるような落差のある恐怖を醸し出してくる。5期も並行して見てるので幽霊電車回の比較もできるんだけど、6期の方がより今時っぽい演出になってて、ブラック労働とかいじめ問題に対する痛烈な「人間」批判も含まれてて一緒に見てる親御さんも考えさせられるような寓話になっている。どんな人が脚本書いてるんだろうと気にしてエンディング見てたら、回ごとに違うようで、おそらく別の回の脚本家に、さらにいうなら過去の鬼太郎に負けまいとしのぎを削って切磋琢磨している様が見えてきてなかなかに感慨深い。「ゲゲゲの鬼太郎」なんていうのはもう古典である。その古典をいかに新しいモノとして再創造するかというのもなかなかに挑戦的でこれまた面白いモノだと感じさせてもらっている。

 

<2018.4.26>

○「血煙の石川五右衛門」 ルパン三世新しいテレビシリーズ見てて結構面白いので触発されて、まだ見てなかったルパン三世50周年作品だかの本作もネトフリにあったので視聴。五右衛門メインなんでチャンバラシーンが見せ場なんだけど、もう時代劇もなかなか流行らん時代になって殺陣とかできる役者も減ってくだろうけど、アニメならまだまだ行けるゼと感じさせてくれる素晴らしく格好いい映像。良いもん見せてもらいました。

 

<2018.4.20>

○2018年春アニメ

 まずは原作大好きな2作品「ヒナまつり」「ゴールデンカムイ」の祝放映開始という感じで、やや知る人ぞ知るヒナまつりの方はこれを機に人気爆発してほしいと思っているんだが、既に人気爆発のゴールデンカムイの方がちと立ち上がり作画がもうちょっとという感じで、何とかならんのかと。作画崩壊というほどではないけど微妙にアシリパさんの顔が一定せずぶれる。狩りや戦闘場面での凛々しいアシリパさんの表情があればこそ、グルメシーンや杉本のオソマを期待するとき等の変顔が落差で腹の底から笑えるので、もう少し頑張ってほしい。アシリパさんの「リ」はアイヌ語の発音表記的には小さい文字でどう発音するのかと疑問だったけど、だいたい想像通りだった。

 「フルメタルパニック」は、原作完結しているラノベの4回目のアニメ化で今回最後までいきそいうなので、結末知ってるけどそれでもなお楽しみ。

 「ソードアートオンライン オルタナティブ ガンゲイルオンライン」長い題名でも話題になったラノベが原作、SAOのアニメ2期目の時に銃器考証で参加したキノ旅の時雨沢先生が、作中の五感を使える仮想現実世界の銃撃戦ゲーム「GGO(ガンゲイルオンライン)」という設定を川原先生から借りて、ペンネーム自体シグザウアーというスイスあたりのメーカーの銃由来というガンマニアの実力を遺憾なく発揮しノリまくって書いたシリーズ。原作は一気読み必至の面白さでアニメ化も出だし好調。

 「異世界居酒屋のぶ」は最近よくある異世界に日本人が店を構えてというグルメマンガ。原作面白いので観る。

 「ひそねとまそたん」は戦略航空機として龍が運用されている世界の自衛隊の話。割と面白そうで期待。エンディングとか洒落ててなかなかヤル感じ。

 「ウマ娘 プリティーダービー」はオッサンの趣味に美少女をぶち込むという最近ありがちな手法の作品で、実在の競走馬をモデルにした美少女「ウマ娘」たちがレース場で走る。馬鹿臭いけど普通にスポ根ものでちょっと面白いかも。

 「宇宙戦艦ティラミス」は原作読んであまりのしょうもなさに放置していたが、アニメ化とは驚いた。ハドラーのおすすめだが指を折られるのでは?

 「ピアノの森」は今回もNHKアニメにハズレなしだろう名作マンガのアニメ化。

 「ペルソナ5」「シュタインズゲート0」はゲーム原作の人気シリーズの何回めかのアニメ化でこれまでのは面白かったので期待。中二病を卒業した岡部のいる世界線。

 「ゲゲゲの鬼太郎 6期」は猫娘出世中で今時の萌え美少女っぽい見た目でツンデレお姉さんキャラ。夢子ちゃんポジションの少女よりネット上話題を集めている。あの世で水木先生も喜んでおられるだろう。併せてアマゾンプライムビデオで5期が視聴できるのでチャンポンで観ている。子供向けアニメだけどオッサンが観ても楽しめる。

 「ルパン三世 パート5」も安定の面白さで安心して観られる。

 「メガロボクス」は「あしたのジョー」50周年だかで身体能力強化の外部補助機器を纏ったボクサーが闘う話で、ちゃんとオッチャンは隻眼だったり随所にあしたのジョーの匂いがする。21世紀のジョーの闘いに期待せざるを得ない。こんなんオッサンしか観んぞと懐疑的に観始めたけど、かなり良い、すごく良い。

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」「バジリスク〜桜花忍法帖」「七つの大罪 戒めの復活」。も引き続き観る。ダリフラ盛り上がってきてドキドキするぜ。

 という感じで今期も毎日見る作品があって、ネトフリオリジナルアニメとかも良さげなのあったら観なきゃだし楽しみだ。

 

<2018.4.14>

○2018年冬アニメ感想

 「ポプテピピック」今期一番の話題作はいろんな趣向で楽しませてくれた。元ネタが分からないと楽しめないかもだけどオッサンにはちょうど良かった。あとボブネミミッミのAC部が異彩を放ってた。円盤の売り上げ的には覇権もとれず大コケもせずという感じに終わったようだけど、こういうシュールなギャグはあんまり売れないのか。
 そんな中で今期覇権といっていい売り上げを叩き出したのが「ゆるキャン△」で、女子高生にオッサンの趣味をさせるというあざとい作品だけど、シリアス要素も恋愛要素もいらん、萌えさえあればいいというオタク層に一番受けたようだ。ただ、萌えのなかにも割とやりこんでないと分からないようなキャンプネタがちりばめられていて、キャンプ経験豊富なオッサンにも楽しめた。祖父から譲り受けたテントがモンベルムーンライトとか懐かしい。
 「宇宙よりも遠い場所」も人気あったけど、ちょっとシリアスなシーンが多いぶん敬遠されたか。女子高生が南極とかなめんなよと思って観始めたけど今期の1期ものでは一番面白かった。4人組の1人が母の眠る南極の氷の上に第一歩を踏み出して叫んだ言葉が「ザマアミロ」というのが痛快だった。自分じゃなにもしようともしないくせに他人の夢を馬鹿にしておとしめるような輩に腹の底から叫んだ感じが胸に熱くきた。かつての基地で母のパソコンを見つけてベタなら母からのメッセージを見つけてというお涙ちょうだいのところを、そうくるか!という変化球で切って落として涙腺絞ってくれやがる。そして最後にストレートで空振りという感じか。素晴らしいと認めざるを得ない。
 涙腺絞られた系では「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も結構絞られた。こっちは王道直球勝負で京都アニメーションならではの美しい映像とも相まってとても美しい物語だった。あんまり日本じゃ話題にならなかったけど海外では評判とったようだ。今時深夜アニメも英語版同時配信とか普通にある。
 まあでも、この花粉症で体液不足する時期に、これでもかと涙を搾り取ってくれたのは「3月のライオン 第2シリーズ」で、2期めで秋からの継続ものだけど、今期一番は迷わずこれ。いじめ問題とか原作者自分の心の傷から流れる血で描いてるだろってぐらいの胸を締め付けられる展開で、表現者としての才能と力量に敬服せずにいられない。島田八段がまた負けて敗者の美学を見せてくれてるのも観ててつらい。そういう素晴らしい原作を、美しい映像と独特の間を駆使する新房監督のアニメで楽しめることの幸せを感じざるを得ない。NHKアニメにハズレなし。
 「りゅうおうのおしごと!」は同じ将棋を題材にしつつ、もっと軽めに萌え萌と楽しくも、勝負の世界の厳しさも描いていてこれまた面白かった。
 「ハクメイとミコチ」は原作ファンだけど、なかなかに原作の雰囲気を再現していて納得のアニメ化だった。
 「刻刻」が予想以上に面白かった。止まった時の中での超能力バトルものということで、どんな知略策略で楽しませてくれるのかと思ったけど、じいちゃん以外能力について知らない一家が闘いに巻き込まれて日常の延長戦で敵側の複雑な思惑とかも絡んで展開していく先の読めなさに毎回楽しみに観ざるを得なかった。
 「博多豚骨ラーメンズ」は人口の数パーセントが殺し屋という架空の博多が舞台で「博多ディスってるんか?」と不愉快に感じたけど、観始めたら博多愛にあふれた作品で、ハカタンモンの人の良さとかなにげによく描けてて楽しめた。主人公のスマホの着信音がホークスの応援歌なのが当時ダイエーで流れまくってたメロディーなので懐かしくクスっときた。ちょっとハマトラ臭もした。
 「Fate/エクストラ」は今回、電脳世界での闘いで赤いセイバー。シャフ度で振り返る登場人物とか犬カレー劇場とか、まごうことなきシャフト臭さで楽しめたけど、やや筋が難解で半分理解できんかった。 
 牙の鋭い方が勝つ、それが「キリングバイツ」ってな感じで、殺戮の得意なフレンズたちが闘う今作は単純明快な馬鹿ノリで実は今期もっとも楽しみにしてた作品の一つ。おしえチャンも面白かった。こういう馬鹿っぽいのも楽しいやね。
 「オーバーロード供廖屬世しかし2」「おそ松さん2期」の2期ものは安定して楽しめた。
 「妖怪人間ベム」は50周年とか聞いて歳食ったもんだと実感。
 「ダーリン・イン・ザ・フランキス」「バジリスク〜桜花忍法帖」「七つの大罪 戒めの復活」は春に続いているので引き続き楽しみに観る。

 

<2018.3.09>

「B:The Beginning」 見終わったけど、これはやばいことが始まってるってアニオタのみんなは気がついてるんだろうか?「BLAM!」も「デビルマン」も面白かったけど、原作が傑作なのでまだ想定の範囲内にはあったように思う。「B」は完全アニメオリジナルでこの完成度。全く想定の上をぶっ飛んで行ってくれた。いったいどういう製作体制なのか、制作費はどうなってる?ってちょっとググってみたら、ネトフリも日本市場を足がかりに世界市場も視野に入れつつ力入れてて、噂では通常の深夜アニメの10倍以上とかいう制作費を突っ込んで、基本口は出さずに金を出す方針で「餅は餅屋」と制作陣にやりたいように創らせているようである。今の深夜アニメで制作費限られ、円盤も売らなきゃで萌えも流行もぶち込まなきゃってあれこれ縛りがあるなかでしのぎを削って研鑽重ねてきた制作者達が、戒めから解き放たれ思いっきりやりたいように力を発揮しまくってるのがありありと想像できる作品の出来映え。金払ってる利用者としてもパトロン冥利に尽きるというものである。この水準のアニメがこれからも連発されるとは到底信じられないんだけど期待して良いんだろうか?既に新作「A.I.C.O」が配信始まってるのでコレも視聴せねばだし、「B」も12話の最後見るとシリーズ化しそうで次期も必見で待ち遠しい。ジャパニメーションの大きな転換期を目の当たりにしているという興奮が、作品見終わった興奮に被さって襲ってきている。鳥肌モノである。

 

<2018.3.08>

「B:The Beginning」 紙の新聞が読む前にトイレットペーパーに交換した方がマシな紙に成り下がり、テレビが断末魔の悲鳴を上げて斜陽化する中、ネット映像配信サービス各社がしのぎを削って覇権を目指しているとちょっと前に書いたところだけど、もうこれはゴールドラッシュ状態でいち早く金鉱を掘り当てた業者が富を得るのは当然として、そのおこぼれにあずかることができる人間も多くて、我らアニオタも存分に恩恵を楽しめそうだ。ネトフリオリジナルで新作アニメシリーズが配信されたので早速チェックしてみたら、デビルマンといい今作といい、この水準のアニメが毎月のように追加されるのなら月々650円なんて全くもって安すぎると実感。超能力バトルモノと刑事モノのチャンポンしたような物語なんだけど、少年マンガのような中二なSF設定で思いっきり頭使った推理で捜査を進めていくハードボイルドな話で、コレまでにもそういうのはあったといえばあったけど、どちらかといえば少年マンガよりの作品が多かった、逆にSF色強いのは洋画とかには普通にあったけど、日本のマンガアニメに親しんだ人間からすると、SF的超能力においては日本のマンガアニメの方が多種多様で想像力豊で面白いと感じていた。そのあたりの日本のマンガアニメの超能力戦の面白さはそのままに良い塩梅に渋いオッサン達が活躍するというオレみたいなオッサンのアニオタにド直球に面白い作品なのである。ああっクソッなんでこんな中二臭いアニメがこんなにも格好いいんヤ?12話中8話まできてそろそろ終幕向けて盛り上がりまくりで一息ついて、ちょっと驚きを書き記してみたところである。

 

<2018.1.26>

 今期観るものいっぱいあってたいへん。

「ポプテピピック」まず大注目をあびてるのがシュールな4コママンガが原作の実験的なギャグアニメ。今時の不条理ギャグにはついていけないことも多いけど、コレは楽しめている。その期一番の人気を得たら「覇権」とかいうんだけど、覇権とるという公言もあながちネタってわけじゃないような勢いで、ネット上でも「クソアニメ」「さてはテメーアンチだな」「これは良いクソアニメ」等盛り上がっている。クソアニメであることは否定できないようだけど、力一杯創ってるのが見て取れるし面白い。ボブネミミッミが個人的につぼっている。今期のダークホース。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はハドラーもお勧めの大本命。京アニって立派で自分ところでアニメ化する原作書く作家を育てるレーベル持ってて賞も出してる。その大賞をとった作品ということで番組宣伝から気合い入った美しい作画を見せつけていた。主人公の少女は感情さえろくに持たない戦闘マシーン的な兵士として戦場で運用されていた。戦争が終わり少女の上官であった少佐に少女を託された友人は自分の会社で手紙の代筆者として働かせる。もう原作読んでなくてもわかるけど筋は少女が様々な人や出来事に会い成長し、少佐が最後に言った「愛してる」を知ることになるというコテコテのお涙ちょうだいものである。逆に少佐が生き返って再び戦場に向かい本格バトルものになるなら観てみたいくらいだが、たぶんそのコテコテの王道で京アニはオレの涙腺絞りにくるはずである。ハードルは上がっているけど京アニなら余裕で越えてくると期待している。

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」もエヴァのガイナックスの流れをくむトリガーとかが中心となった制作陣が創るロボアニメということで覇権候補に上がってる注目作。アニメオリジナルでどうなるかまだ分からんけど期待できそう。少年少女が2人1組でロボに乗り込むんだけど、女の子の背中にモニターとか配置されてるコックピット内でかつ、操縦だのなんだのが性行為を連想させて(蘇る金狼の風吹ジュン思い出したりして)、どうにもいやらしくてけしからんゾもっとやれという感じでつかみは上々。

「バジリスク〜桜花忍法帖〜」は秋葉原観光中のロシア人オタクも覇権はこれと推していた。山田風太郎の忍法帖シリーズをマンガ化したのが原作のシリーズで前作も面白かったのでまず堅いところだろう。2期もので堅そうなのは他にも「オーバーロード供廖◆屬世しかし2」、「七つの大罪 戒め復活」とか視聴決定で、すでにシリーズ何作目かよく分からんぐらいつくられている「Fate」シリーズの新作も遅れて始まるようなので観るだろう。

 新規もので他には、

「ハクメイとミコチ」は原作マンガ好きだけどあの緻密な世界観をアニメで再現できるのかと不安に思ったけど、結構良い感じで始まっている。

「宇宙よりも遠い場所」は南極探検もので、深夜アニメなんで行くのは女子高生4人組ってところが南極舐めとんのか?という感じだけど見始めたら結構面白いんでやがんのこれが。

「刻刻」は止まった時間の中での超能力バトル。原作マンガ面白いと聞いてたけどまだ読めてなかったのでアニメで楽しむ。まだ設定説明的な導入部だけどすでに面白い。決着は止まる時よりも早くつくだろう、的な知略策略ありありの展開を期待する。

「ゆるキャン△」は女子高生がキャンプする話でケッと思いつつも、焚き付けに松ぼっくりが良いとか、キャンプは夏は暑くて虫が多くてあんまり向いてないとか作者は結構分かってるっぽいので観る。ゆるふわの使い手か?

「りゅうおうのおしごと!」は将棋モノで押しかけ弟子が小学生の女の子というロリコン向けの作品だけど、これがなかなかに勝負の世界に生きる棋士たちの熱さとか描けていて面白かったりする。3月のライオンとはまた違う深夜アニメらしい面白さ。将棋ブームきてる。

「からかい上手の高木さん」はデコ好きで有名なマンガ家の代表作アニメ化でデコが怖くてヘラ釣りやってられるかってんだ、なので普段みないような話だけど観る。学園ラブコメ的な作品。

「キリングバイツ」は殺戮の得意なフレンズが跋扈する異能力バトルもので頭の悪そうな中二なノリは嫌いじゃない。

他に継続視聴中の「妖怪人間ベム」「3月のライオン第2シリーズ」「おそまつさん2期」も楽しみ。ベムは昔のの再放送の後にショートアニメがおまけ。

覇権がどうとかホントはどうでもいいことで自分が面白いと思うかどうかなんだろうけど、そういう「本編」の外でも、この作品が面白いだの、あれはクソだの盛り上がってるのも今時のアニメの楽しみかたの一つだったりすると思う。

 

<2018.1.25>

「デビルマン クライベイビー」 永井豪先生のマンガ版デビルマンで深く刻まれたトラウマ。そのかさぶたが剥がされて、傷がより深くなり今まさに血が噴き出している。今見終わって涙を拭いて書いている。筋書きは知っていたので登場人物にあまり感情移入しないように気をつけていたつもりだった、無理だった、明が大切な人を守れなかった例の場面で涙をこらえられなかった。最終話はむしろ大丈夫だろうと思っていたけどいい大人がしゃくりあげながら泣いてしまった。湯浅監督はじめ創ってくれた人たちありがとう。もちろん豪先生にも改めて感謝。アニメ版に親しんで、マンガ版を少年の日に読んで大人になってからも文庫版で読み返して、その度に深くなり自分の中の大切なものだと感じていたトラウマを今日またさらに深くえぐってくれた。

 

<2018.1.25>

○金なら出してやるっ!(2018年1月14日日曜日のブログから再掲)

 年が明けるとアニオタ4半期に一度のお楽しみの番組改正でテレビ放送の新作アニメが始まる。今だいたい1回目の放送が終わったところ。3話ぐらいから話が転がり始めるので3話まで観て視聴継続か「切る」か決めるというのがお作法なので、放送始まる前にアニメ情報サイトとか参考に今期はまずどれを観るべきか録画予約していくのがいつもの作業になっている。たぶん今期も50作品ぐらいは始まるので最初からかなり絞っていかないと収拾がつかない。

 録画予約していて困るのが放送時間がぶつかることで、できるオタクなら一度に複数録画も可能な機器を用意しているんだろうけど、我が家のパソコンテレビにはそんな便利な機能はついてないので「グハッ!3月のライオン2期とダーリンインザフランキスかぶってもうた!どないしょ?」とか焦るわけだけど、おちつけもちつけまだ慌てる時間じゃない。

 ネット配信のアベマTVかGYAO!で同時配信か見逃し配信あるかチェックである。ダーリンインザフランキスはGYAO!で2日遅れで見逃し配信があってことなきを得た。あとは情報サイトとかで2日間ネタバレ記事を読んでしまわないように注意するだけだ。

 という感じで今期もなんとかなりそうな感じだったのだけど、1作品だけそもそも1月5日からスタートと情報出てるのに録画するにもなぜか番組表に出てこない作品があって、どうしても観てみたい作品なので困った。公式サイトで放送局を調べてみたらネット配信のみで、有料で動画見放題の「Netflix(ネットフリックス)」独占配信となっている。

 確かにいわれてみればあの作品を原作準拠でアニメ化したら地上波ではグロすぎて放送してくれないだろう。飛び散る血しぶきと臓物で「人間」とはなんぞやという根元を鬼才天才永井豪先生が描きまくったマンガ史に残る大傑作「デビルマン」のアニメ化である。

 しかも監督は「ピンポン」アニメ化とかの実力派湯浅政明監督ときた日にゃあ、こりゃあ女房を質に入れてでもネトフリ契約せにゃならんですゼ。ということで「でもお高いんでしょう?」と調べてみたところ月額650円とお安い上にお試し期間一月無料となっていて、こんなんデビルマンだけ観て解約したらタダじゃん、としっぽ振って契約した。

 それがネトフリ側の撒く餌で撒き餌だけ食って食い逃げなどさせてくれるほどネトフリ甘い釣り人じゃないということを思い知ることになるのだが、ともかく「デビルマン クライベイビー」を観始めたところ、今全10話の4話まで観たところだけどこれは面白いわ。

 デビルマンって昭和のテレビアニメ版が一般的には有名だけど、今でいうところのメディアミックス作品で、豪先生がデーモン族の裏切り者であるデビルマンが戦うという基本設定とかだけ決めたうえで、アニメはアニメ制作陣が創ると同時にマンガ版は豪先生本人がマンガ雑誌に連載開始ということでマンガ版とアニメ版では別作品なんである。

 アニメ版も昭和のオッサンである私など、初めて哀愁という感情を覚えたのはアニメ版デビルマンのエンディング曲にだったんじゃないかってぐらいで、実に裏切り者の悲哀が染みた素晴らしいアニメだったと思う。でもマンガ版はアニメ版の脚本家だったか監督だったかが「今までのアニメやマンガにない新しいヒーローを創ってやると意気込んで創って出来映えに満足して、自信満々にマンガ版を読んだところ「これは負けた」と悔し涙を流した」とかいう話が文庫版デビルマンの解説で紹介されているぐらいに豪先生のマンガ版デビルマンは衝撃的な作品である。

 私も高校生のとき再版かかってマンガコーナーで平積みされていたのを「おっ、デビルマンの原作か、懐かしやン」と手にとって、前半シレーヌに尽くすカイムの純情あたりに娯楽作品として滅茶苦茶上手いなと感心して「アニメ版とぜんぜんちゃうけどめっちゃオモロいやん」と引き込まれて全巻むさぼるように立ち読みしてしまい、それがまた豪先生の撒いた餌で後半のすざまじい展開と描写に「マンガでこんなことまで描いてええの?」とドタマでっかいハンマーで横殴りに持ってかれたぐらいの衝撃を受けた。今でこそ世界を終わらせるような最終戦争の物語ってありふれてて当時も平井和正先生原作の幻魔大戦がアニメ映画化で「警告!ハルマゲドン接近!」とかやってて、ハルマゲどんって鹿児島出身っぽいなとかくだらないネタを思いついたりしてたんだけど、そんな物語は豪先生がとっくの昔にとんでもない完成度で描いてやがったのである。初めてマンガで芸術点の高い作品が描きえるということを強く認識された作品でもあった。

 まあ「デビルマン後」に生まれた作品にも面白いのいっぱいあるけどね。

 でもって今回のアニメ化、舞台は現代に持ってきてて、明とミキちゃんにからむヤンキー少年がライム踏んでからんでくるラッパー少年になったり、タレちゃんがタロちゃんになったりしてるけど、大筋は原作の通りでなかなかに上手いと原作ファンも納得できるうえに、昭和のアニメ版への敬意も、例えば「デビルマンの正体は誰にも知られちゃいけないんだ」という飛鳥了の台詞とか随所に感じられてアニメ版が好きでマンガ版も読んだというような人間が嬉しくなっちゃうような小粋な演出なんである。

 でもって登場人物とかの絵柄も今時風のすっきりした格好いい感じになってるんだけど、それでもデビルマンの目がまごうことなくマンガ版で豪先生が描く狂ったようなつり目なところとかがまったくもってデビルマンなんである。

 なんちゅうかみんな違ってみんな良い的にどちらの作品も良いのに、マンガ版ばかり持ち上げる識者とかの意見には鼻持ちならんものを感じる。大学時代に学祭で漫画研究会が展示会場のゲートの左右にマンガ版とアニメ版のデビルマンの等身大看板を立てていて、うちのガッコの漫研にはそのへんよく分かってる奴がいるなと安心したのを思い出す。

 

 続きも既に全話公開されていて一気に観ちまいたい気もするのだけど、後半戦の展開を知っていると相当覚悟してちょっとずつ観ざるを得ない。あらすじ知っててもたぶんまた衝撃を受けて精神的にかなりやられることは目に見えている。一話ずつ間をあけてじわじわと楽しんでいきたい。後半湯浅監督がどう料理したのか期待してお手並み拝見である。

 という感じでデビルマンだけ来月までに観て食い逃げしようと思ってたんだけど、契約してアカウント作成時にあなたの好きな作品を3つ選んでくださいってのにポトポチっとしてお薦めされてきた作品見ると、弐瓶勉先生の出世作「BLAME!(ブラム)」のアニメ版があるっ!これまたネトフリオリジナル独占配信である。「シドニアの騎士」アニメ化の時のポリゴンピクチャーズがブラムも3DCGで劇場版アニメ化したとは知ってたけど映画館以外ではネトフリ独占配信だったんだ。と、喜んで視聴。

 原作マンガは結構難解なハードSFでたぶん半分ぐらいしか理解できてないんだけど、アニメ版はだいぶわかりやすいアニメオリジナルの脚本で「サナカン(註:ヘラ餌のサナギ感嘆ではなくそういう登場人物)そっちかよ!?」とか割と大胆にいじってて(追加註:調べてみたら多分原作準拠なんだけど原作ストーリーろくに理解できてないので驚いたというハードSFに向いてない頭の悪さを露呈)、別作品としてみた方がいいのかもしれないけど、アニメ版はアニメ版で1時間半ほどの作品としてきっちり娯楽作品としてわかりやすく落としていてこれまた実にいい感じで楽しめた。3DCGもシドニアよりも進化してる感じでレベル高くて眼福だった。金掛かってんじゃなかろうか?

 ネットの動画配信事業って、今まさに開拓時代で各種サービス業者が儲かる仕組みを作りつつ、顧客を囲い込もうと必死になっていて、各社今だけの出血大サービス状態になってるように感じる。

 アベマTVとか番組表の時間帯に視聴すればタダで観られるってぐらいの大盤振る舞い。

 ネトフリの戦略としてはアニメとドラマに力入れてオリジナル映像独占配信でオタクな客とかを釣ろうとしているんだろう。まんまとハリを掛けられた感触がある。

 アニメ産業の今後を考えると、特定の信者からまさに「お布施」として高額な円盤やらグッズの代金を集める「カルト化」した現状より、ネット配信の薄利多売の方が安定して発展していけるのかもしれない。いろんな手段があって多様化していけばいいんだと思うけど、アニメは観たいけど高価な円盤買うのはためらっていた私のような軽めのニワカアニオタからすれば、いままで、円盤買ってくれてる濃いめのオタク様達の恩恵で新作アニメもタダで拝見させていただいていた心苦しさがあったけど、ネット配信なら大した金額じゃないし喜んで払わせてもらいたいし、パトロンとして大手を振って口を出していける気がする。まあ私からの注文は「あんた達が良いと思う作品を力一杯創ってくれ」ってことだけだけどね。

 ということでネトフリ継続契約していく方針なんだけど、アニメとか映画とかは充実してるけど、ほかに観るものないだろかと思って眺めてみたら生物もののドキュメンタリーも老舗英国はBBC放送の割と新しいシリーズとか日本語訳付きであったりして、これが面白いの面白くないのって、滅茶苦茶面白いんである。

 BBCネタだけで紹介したい話が山ほど出てきたので、今回「アニメ・映画など日記」出張版でアニメネタだったけど、次回は生き物ネタ「陽気なカエルがサンバを踊る」でお送りいたします。

 この次もサービス、サービスゥ!

 

○BBCにようこそ(2018年1月21日日曜日のブログから再掲)

 BBC(英国放送協会)はその名の示すように英国の「NHK」のような公共放送局で、賢明な読者のみなさんなら「ナマジそれ逆!」ってつっこみ入れてるところだと思うけど日本の公共放送局であるNHKがBBCの真似なんである。なにせ世界初のテレビ放送を1936年に開始したっていう老舗中の老舗放送局である。

 そんなことはどうでもいいんだけど、我々昭和世代の生き物好きならBBC作製の映像は脳裏に刷り込まれているはすで思い入れも深いはずだ。

 「見た憶えないんだけど?」と首を傾げている方も生き物好きなら「野生の王国」はます間違いなく見てたはずである。私もテーマ曲の「パーパッパパパパー」「トゥートゥトゥトゥトゥ トゥトゥットゥットトゥ〜トゥ〜」てな歌詞(若い人ポカーンかもしれんけどマジでこんな歌詞なんです。嘘やと思ったらユーチューブとかで聴いてみてね)と全力で飛び跳ねるカンガルーが蹴っ飛ばした石がオーストラリアの赤い大地の砂埃をまとってミサイルみたいに飛んでいくスロー映像が脳内自動再生余裕なぐらい刷り込まれている。

 その野生の王国の見城美枝子さんと専門家とかがしゃべって解説入れてた映像の結構多くがBBC作製だったんである。延々とオーストラリアの珍しい猛禽類とか流してる回とかあって、なんでそんなマニアックなところを特集するんだろうと思ってたんだけど、今思うと元植民地の大英帝国つながりだったんだろうな。

 マニアックさではネズミの死体にウジがわいてきれいに骨だけにされるまでを超早送りで映しだした映像とか当時はそんな映像初めて見たのでその技術力の高さにびっくりしたものである。

 とにかく滅茶苦茶高い技術で撮られた映像がしかも美しくって、日本の映像技術は当時それほどじゃなくて日本の動物を撮った国内制作の映像とかの回は子供心にショボいと感じてしまったほど差があった。

 というのは昔話で、、今じゃNHKも結構やるときはやる感じになっていて、東京海底谷とかダイオウイカとか深い海からすごい映像撮ってくるしダーウィンが来た!なんていう子供から楽しめる娯楽番組でも目から鱗の面白さを連発してくるしで、NHKに受信料払ってるパトロンの一人として、最近はうちの局もけっこうやるんですよフフフ、と余裕の笑みを浮かべていたのである。

 その笑みが次第に凍りつき、悔し涙に変わるまでそう時間はかからなかった。

 我々のNHKは、報道とか見ないので知らんけど、生き物の映像において過去のBBCになら勝てるところまできたということは身贔屓除いて正当な評価だと思う。それは誇れることだ。でもBBCも先に進んでいるんである。いつまでたっても追い越せないアキレスの追っかけた亀みたいに。

 今回観たいアニメのために見放題系有料動画配信業者のNetflixを契約して、ついでと思って観たBBC作製のドキュメンタリーで改めてその実力を思い知らされることになったのだけど、実はそれ以前にもBBC作製の映像は結構みていて。その時はそれほどすごさを感じてなかった。具体的には当のNHKが日本語のナレーション入れて放送している「地球ドラマチック」がそうだし、アマゾンプライムにもいくつかあって観ている。地球ドラマチックは基礎的なことを分かりやすくという感じでそれほどすごみを感じなかったし、アマゾンプライムの方は今思うと2000年代とかのちょっと古い作品だった。プラネットアースとか観たことあったよねっていう既視感なのか本当に観ているのか分からないぐらい、よくありそうな自然の美しさを楽しめる映像だった。悪くはないけど今日その程度なら既に見たことがある映像だ。

 これがネトフリで観た今時のBBC作製の映像は、なんというか「日の沈まない国」と呼ばれるほど植民地をかかえ隆盛を極めた帝国の末裔の、中世の博物学とかから連なる科学の歴史の重みとか凄みを感じざるを得なかった。例えるなら「ダーウィンが来た!」と嬉しがっている国とダーウィンを産んだ国の差のようなものを感じたのである。

 別にBBC作製の映像が学術的に専門的高度な内容だったわけじゃない。楽しく学べる娯楽性の強い番組だったし、分かりやすく時にやりすぎ感のある演出もありがちな感じであった。でもその随所に、かの国が積み重ねてきた学術的な叡智の裏付けと、そういう叡智を享受し受け入れて慣れ親しみさらに上を求める一般の視聴者の肥えた目を感じずにはいられなかった。

 完敗を認めよう。そしてまた明日から上を向いて歩いていこう。アキレスは亀を追い越せる。いつまでも勝てると思うなよ、と負け惜しみを吐いてから。

 まず観たのは「デイビッド・アッテンボローの自然の神秘」というシリーズ。アッテンボロー博士はBBC作製の生き物番組ではお馴染みの名案内役なので聞いたことある人も多いだろう。個人的には日本語訳付きでテレビで放送された「地球の生きものたち(題名調べてみたけど自信がない)」が忘れられない。魚類、両生類、爬虫類、ほ乳類そして人間というように進化の道筋をたどるように毎回その分類ごとの生き物の特徴や生態について豊富な美しい映像をふんだんに用いて紹介しつつ、生命の進化やその歴史についてまで博士が分かりやすく案内してくれた。中学生ぐらいだったけど教科書なんかよりよっぽど理解が深まり、かつ心の底から面白かった。

 当時で既に初老の域にあったとおもう博士がご健在でかつご高齢にも関わらず相変わらず情熱的で、楽しくて仕方がないという感じで生き物の生態についてやその魅力について語っておられて、少年の日と変わらず生き物のお話を心ときめかせながら視聴させてもらった。

 今作では、特徴的な生き物を毎回2種ぐらい取りあげて、生物の進化とその研究の歴史も紐解く5回シリーズとなっていた、もう、番組を収録している場所が英国自然史博物館っていう、大英帝国がイケイケで世界中の珍しい生き物を集めまくっていた時代の膨大なコレクションを母体にした博物館であり、説明する結構レアだったりする動物の標本がいちいち出てきたり、研究の歴史を紐解くときにはまさにその研究者が使った標本まで出てきたり、そういった研究の発端には王族やら貴族やら金持ちがパトロンだったり、珍しい生き物を収集していたりということが大きく関係していたりして、その貴族のペットを画家に描かせた絵画なんてのも出てきたりして、ああ、今に連なる生物学とか進化の研究とかって源流は英国とか欧州にあるんだな、かの国ではそういった興味が科学者だけでなく王室含めた広く一般にまで根付いているんだなと思い知らされた。我が国も皇室は生物関係の学者様を多く輩出していて、図鑑の執筆者に漢字2文字の名前が並んでいて、一瞬中国出身の研究者かな?メイ・ジン博士って読むのかな?とか思ってよくよく見ると天皇陛下で、だから名字がないと気づいて自分のあまりの不敬さに深く反省したぐらいである。

 でも、教科書に載ってるような今につながる「進化」なんていう概念を登場させたのが自国の研究者であるダーウィンとウォーレスであるとか、彼の国では思いっきり幕末もののドラマの登場人物並みに親しまれていそうで、かつ、世界中に植民地があって世界中からもの集めまくっていた結果の収集物を実際に展示している博物館が生物史博物館だけでも超弩級なのに、今回調べて別物だと知って個人的に驚いているいわゆる「大英博物館」が別にあって、さらに植物も当然集めまくってたんだけど「王立キュー植物園」まであって、ロンドンっ子ならそういう科学の歴史が作られたときの証拠となったような標本の現物が見られるのである。

 分かりやすい例をだすなら、「生物は多様性を持つ」なんていう事柄は自然史博物館の本当に膨大な量の蝶のコレクションとか見たら物量で体感的に分かるんじゃないかと思う。

 番組でも科学者間にツギハギの偽物か実在の生き物か論争になったカモノハシとか、ホイホイと当時オーストラリアから送られてきた標本そのものが出てきたりして、これは説得力がある映像だと感じさせられた。

 お金持ちのコレクターやらに採集してきた珍しい生物を売って探検旅行に行ってた探検家兼科学者ってウォーレスやベイツに代表されるように生物学に多大な貢献したわけだけど、ベイツっていったら毒のある生き物に似せた模様とかに進化した「ベイツ型擬態」に名を残してるんだけど、そのベイツが南米で採ってきたベイツ型擬態をする蝶は、擬態の元になった種が地域ごとに模様が差があるのに対応して同じように模様を変えているなんてのを、アッテンボロー博士が標本箱からヒョイヒョイと実物の標本つまみ出しながらホラネッて感じで示されると、もう多分このことは忘れることなどないだろう。おそらくこの驚くべき真似ッコぶりはどこかで知識として目にしていたかもしれない、でも現物示されて上手に印象的に説明されると、本当に自然の仕組みの巧妙さに驚くとともに心に刻まれるのである。

 シマウマはなぜ縞模様なのかというのもやっていて「それならダーウィンが来た!でもやってたから知ってるヮ、虫除け説が有力なんやろ」と安心したんだけど、結果は眠り病を媒介するツェツェバエに刺されにくくするためであってたんだけど、その解明に至る道がもう歴史ロマンですよこれが。まずは、アフリカでなぜか馬やら人は刺されるのにシマウマが刺されないというのが知られるようになって、シマウマが調教できたらアフリカ開拓が捗るだろうということで、なぜか銀行王国のロスチャイルド家の変わり者がシマウマを調教しようとして何とか馬車を曳かせるまで行ったんだけど実用化普及するまでにいたらなかったとかいう、面白うてやがて哀しきお話も出てきたりして、やっぱりくそ面白いんである。

 ぼろ負けの中で、唯一の救いはカタツムリの話のなかで、左右非対称のカタツムリを食べるために片方の顎だけ歯が発達した蛇がいるという話が出てきて、たしか日本にも1種先島のほうにそんなのいたよな、と思っていたらまさにそのイワサキセダカヘビがカタツムリを襲っている映像が流れて、これが詳細に調べた日本人研究者の撮った映像だったことで、日本の科学者はやるときはやるんですよ!と溜飲が下がった。ちなみにカタツムリふつう左巻きの種が多いのに、カタツムリ喰いの蛇がいる地域では右巻きの種の方が多くなるそうで、左巻きのカタツムリをサザエの壺焼きから爪楊枝でクルンッと身を引き出すように食べるために特化した歯をもった蛇は右巻きのカタツムリを上手く食べられない。生き物って面白い。

 まあ、最初の1シリーズで打ちのめされて、これは最近のBBCものは期待して良いなと2つ目はもいっちょアッテンボロー博士の「極楽鳥の世界」を視聴したらまた最高で、実はアッテンボロー博士人生で一番情熱を費やしたのは極楽鳥で彼らとの出会いが人生を変えてしまったというほどの極楽鳥マニアで、もう博士ウキウキのノリノリで絶好調。

 原産地のニューギニア島から東南アジアを経てヨーロッパにもたらされた極楽鳥の標本が死後の極楽の世界で霞食って生きていて地上にはおりてこないので足さえ生えていないという伝説上の生き物として珍重されてきた歴史やらから始まって、ご自身が若いときに現地人以外で初めてその生態を目にすることになるニューギニア島へのカメラマンを連れての探検の旅の様子とか、今でこそニューギニア島には日本の釣り人もパプアンバス釣りに行ったりして多少馴染みはあるけど、白黒映像の時代には当然のごとくまだ首狩りの習慣とかも残っていたはずで、ものすごい冒険的な旅だったのだろうと思う。当時の現地の人たちの祭り装束の各種極楽鳥の羽を使ったきらびやかさが、白黒なのにアッテンボロー博士の熱のこもった解説で色を帯びて蘇るようだ。

 やはり素晴らしいと感嘆していると、現在極楽鳥の保護のため繁殖について研究している研究施設を博士が訪れるのだけど、これがアラブのお金持ちの私設の研究所のようで、いつの時代にも科学だの芸術だのを支援するお金持ちってスゲーとこれまた感嘆させられた。

 という感じですっかり負け戦なんだけど題名が「サメ」というのを見つけて「サメならワシちょっと自信あんねン、日本の研究者もがんばりまくってるし、ヒラシュモクが斜めって泳いでるのとか日本人が明らかにしたんでっセ。歴史も文化も鮫皮を刀の握りにしたり下ろし金にしたりしてきた文化の、っていうか日常的にサメの干物食って育った人間やぞ。ちょっとやそっとでは驚かんから覚悟しとけヤ!」と闘いを挑んだ。

 いうてもアッテンボロー博士が面白いってだけで、BBC自体はそれほどでもないってこともあり得るだろうと、一縷の望みを抱いて観ていくと、最初南アの「サーディンラン」という大量のマイワシの仲間が沿岸沿いに北上していくのをサメからマグロから鳥からイルカクジラホモサピエンスまでが追っかける大饗宴になる現象が知られてるんだけど、その映像の紹介でマイワシをカタクチイワシ(日本語訳がそうなってるのに加えアナウンサーも英語でアンチョビーと言っている)と間違えていて、おいおいそんなんで大丈夫かBBCさんよぅ、とちょっとほっと胸をなで下ろしコレは勝てるかもと思ったんだけどティータイムのスコーンとクロテッドクリームの上に乗せるジャムより甘かった。

 ちょっと演出過剰気味でかつ欧米風の動物保護団体臭さも鼻についたりもするんだけど、それでも至る所にこれでもかというぐらいに知の美が夜空の綺羅星のごとくきらめいていた。興奮させられた。

 イワシの大群に群がるカマストガリザメの大群に続いて、いろいろな生態のサメの紹介が続いて、底棲性のサメとして、髭モジャの上から押しつぶしたようなサメが映し出される。「アラフラオオセ、英名タッセルドウッビーゴングとはまた渋いところを持ってきたな、でもそのぐらい知ってるデ」と思いつつアナウンサーがタッソードウビゴンって言って字幕にアラフラオオセと出るのをホッとしつつ視聴していた。アラフラオオセはその名のとおりオーストラリアからインドネシアのアラフラ海に棲む日本にも棲んでいてみなさんおなじみのオオセの仲間である。オオセとの違いは髭モジャ具合が激しく枝分かれしているので見た目ですぐ見分けられる。底棲性のサメって比較的飼育しやすくこの種もたまに観賞魚ルートに乗るので学生時代観賞魚専門誌で読んだのを憶えていた。

 オタクの定義に「興味のあることは一度目にしただけで記憶して忘れない種族」というのがあるけど、若い日の私の記憶力は魚オタクの名に恥じぬものだったと自負している。それが最近ときたらもう・・・グチりたくなるていたらくだ。

 珊瑚礁の海底で見事にコケの生えた岩のように擬態して小魚を補食した映像が流れて、次のサメにという流れなんだけど、なぜか餌がこなくて場所移動したアラフラオオセをカメラが追っていく。まだ何かあるのか?と怪訝に思って視聴していると、岩陰に入り口を頭に定位したアラフラオオセがしっぽをユラユラとゆらし始める。解説によるとしっぽで小魚が泳いでいる様を擬態し、岩陰が安全な隠れ家であると見せかけて餌を誘っているんだそうな。確かになまめかしくうごめく尾鰭は単独でベラの仲間のような背鰭がつながった小魚に見える。オオセの仲間は海底にへばりついて餌に奇襲を食らわせる戦略が硬骨魚類のアンコウ類と収斂進化しているとは感じていたけど、餌の小魚をおびき寄せるルアーを持つところまでにているとはアラフラオオセ恐れ入った。小魚を小魚の仲間で呼ぶのでルアーというより鮎の友釣りに近い技か?クッソこんな面白い話初めて目にしたぞ。

 やられた感ありありでその後もワクワク視聴していくと、ニシオンデンザメが出てきてさすがにコレはオレもそれなりに詳しいはずと思いつつ、解説の、最近まで犬の餌として利用するイヌイット以外には知られてなかった、あたりに「たのんまっせBBCさんアイルランドでは昔から漁獲されててくさやの干物みたいな激臭干物ハカールが伝統食として残ってるぐらいでイヌイット以外でも知ってまっせ」とつっこみつつみていると、非常にゆっくり泳ぐとか、それ日本の研究者が報告してまっせな情報を挟みつつ顔が大写しになった。かわいそうに目玉に寄生虫がついていて、この手のカイアシ類系の外部寄生虫ってヌメリゴチの仲間の目玉にもつくよねと思ってたら、この寄生虫ニシオンデンザメの目しからしか発見されていないようで、しかもニシオンデンザメのほとんどの個体が寄生されていてニシオンデンザメ盲目だということである。ほとんどの個体は嘘だろと信憑性を疑うが、ちょっとネットで調べてみても目に寄生されてる画像が多い。有名な話で、イヌイットは氷に穴をあけて木の棒の単純なルアーで穴の近くまでおびき寄せたニシオンデンザメを銛で突くという漁法があるんだけど、盲目だとすると音とか水流の変化でルアーを追っているのだろうか?謎が謎を呼ぶ神秘の巨大ザメである。

 サメ好きなら誰しも思うだろう疑問、サメ類最速の泳者であるアオザメは実際にはどのくらいの早さで泳いでいるのかというのにも果敢に挑戦していた。水中カメラを高速小型ボートで引っ張って興味もって追尾してきた速度を測るという単純明快な作戦。好奇心旺盛なアシカやイルカが追いかけてくるのはあるだろうけど、アオザメ追ってくるかいな?と懐疑的に見ていたけどなんとアオザメ追ってきた。しかもサメって水面のルアーに食ったところを何度か見ているんだけど、静かに体全体をくねらせるようにして泳いでくる印象があったんだけど、さすが高速遊泳に特化したアオザメ、紡錘形の体の体幹部分はブレずに固定したまま、マグロのように尾鰭だけを高速で振って高速遊泳していて痺れた。計測結果は45キロまで測ったところでボートのエンジンがオーバーヒートで煙はいて終了。最高速は「不明だ」という粋な結果。

 ほかにも、ニシレモンザメが胎盤とヘソの緒を有する胎生だというのは、サメの仲間では同じような胎生の種が結構いるので驚かなかったけど、胎生でヘソの緒があるので当然ニシレモンザメにはヘソもある。という豆知識には言われてみれば当たり前だけど、なるほどなと妙に感心してしまった。

 自分の得意分野のサメについても知らなかったことばかりである。こういう面白楽しい知識を英国民は公共放送で享受しているのかと思うと、アタイ悔しくて悔しくてッ!という感じだけど、改めて自分がものを知らないということを知ることの大事さを思い知らされた。それは自然やこの世の摂理というような人智を越えるものについて人間が知っていることなどたかがしれているということと、素人が多少知ってると齧った程度の知識で思ったところで専門家やらもっと知ってる人は世の中にごまんといるわけで、ユメユメおごらず謙虚に知識を求め続けていかなければいけないということ両方の意味においてである。孔子様ごめんなさいと謝っておこう。

 あと単純に映像が美しいというのもやっぱり評価を高くつけざるをえない。大海原をゆくヨゴレのきりもみジャンプを水中からとらえた映像とか、海山の上をゆっくりと羽ばたくように泳いでいく巨大なオニイトマキエイとか画的に迫力あって感動する。

 最近はNHKに限らず日本の撮影者も素晴らしいのを撮ってくるようになっているので負けてはいないと思う。「サメ」観てからダーウィンが来た!観たらホッキョクオオカミの生態を追った回で、北極の厳しく雄大な自然が美しくて、ほらねNHKだってやるときはやるでしょと思ってたら、撮影チームはドイツ人2人組だそうでギャフン。

 まあ、敵は強い方が燃える的に、お手本のレベルは高けりゃ高い方がいいだろうからNHKも負けずにいい番組作ってくれと願うのみである。勝ち負けつくような単純な話でもないだろうしね。

 ここまで読んで前回予告の「陽気なカエルはサンバを踊る」はどうなったんだとお怒りのみなさん。

 フッフッフ引っかかったな、これぞ忍法偽予告!

 さすがにカエルはサンバ踊ったりしませんゼ旦那。

 とはいえ全くの嘘偽りかというとそうでもなくて、最後にちょっと「自然の神秘」の中で考えさせられた話を紹介しておきたい。

 サンバガエルの話である。リオでは陽気なカエルが軽快なリズムに乗って腰をフリフリ情熱的にサンバを踊る、ってもうだまされる人もいないと思うけど一応しつこく繰り返すのも芸のうちなのでネチっこくいってみました。

 ほんとはオスが腰に卵をくっつけてオタマジャクシが生まれるまで世話をする「産婆蛙」なんである。オスだけど。

 スペインとかの欧州原産で古くから研究対象になっていて、比較的乾燥した森の中とかに棲んでいるので両生類では珍しく産卵を水中ではなく陸上で済ませメスが生んだ卵をオスが腰のあたりにくっつけてオタマジャクシまで育てて、オスが川とかまで運んでいって放すという変わった生態を持つ。

 産卵が水中ではないのでふつうのカエルのオスが水中でメスをつかまえるために前足にある滑り止めのツブツブの突起がこのカエルには見られない。

 ところがある研究者が、このカエルを何代にも渡って水の豊富な環境で累代飼育したところ、卵を水中で生むようになりオスがメスを抱くための突起も発達した、しかもその子供世代にもその形質は受け継がれたという報告をする。

 要するに環境によって生物の歴史から考えれば極めて短時間で進化が促進さるということが実験室で起こったのである。加えて獲得形質が次世代に引き継がれているように見える。高いところの木の葉を食べようとしていたらキリンの首が伸びた要不要説を支持するような結果でもある。

 時代はおりしも世界大戦前夜という空気の中、生物は新しい環境に適応してより良いものに変わっていけるという発表は、超人類の出現をも期待させ、国威発揚の流れの中、研究者は賞賛されるとともにあちこちに講演を依頼され時の人となる。

 ところがこの研究は大きな疑惑に巻き込まれていく。匿名の内部告発者が現れ、実験結果はねつ造である、オスの前足の突起も色素を使って作ったものだと主張し、マスコミはじめいつの時代でもそうだけど手のひら返して叩きまくり、研究者は失意の中「あなた方にいまさらなにをいっても聞いてもらえないだろうけど誓って私は不正などしていない」と書き置きを残して自殺してしまう。

 科学の世界で捏造事件なんていうのは古今東西数限りなくあって、昨年も我が国の最高学府でデータの改竄が問題になっていたぐらいにありふれた出来事である。まあ嘘ついても追試して再現性がなければバレるので何でそんなアホなことに手を染めるのかよくわからんけど、成果に対する重圧とか名誉欲とか科学者だって聖人君子ばかりじゃないのでいろいろあるんだろう。

 この事件もそういったありふれた捏造事件として記録に残っていたはずである。それを今わざわざ取り上げるところのアッテンボロー博士の鋭い感性と知りたがりな旺盛な知識欲に心底敬服する。

 この事件は、最近の生物学で熱い分野となっている遺伝情報の「可塑性」という概念が頭にあると、世紀の冤罪じゃないのか?という疑いが頭をよぎって背筋が寒くなるのである。

 今時の進化論の基礎には、環境に適応して新しい形質を収得しても遺伝子は変わらないので子の世代にその形質は受け継がれない、親が筋トレしてマッチョになっても、その子供はマッチョで生まれてこない。遺伝子が突然変異など変化して生まれた沢山の子供たちのうちに環境に適応したものがいたらそいつが生き残るという適者選択という概念がある。

 でも収得形質は遺伝しないに例外はあって、単細胞の生物とかならウイルスとかが運び屋になって新しい遺伝子を得て収得した形質があったら単細胞なので次の世代にもその遺伝情報が引き継がれる。生殖細胞が特別あしらえになっている多細胞生物では同じことは起きないけど、多細胞生物でも共生していた生物を取り込んで新しく得た能力とかは引き継がれていく。ミトコンドリアだの葉緑体だのである。とかが目にしたことがある例外。

 その他に、最近注目されているのがさっきの「可塑性」の「表現型の可塑性」と呼ばれるやつで、遺伝子が同じでもそれが発現して現れる表現型には、一卵性の双生児でも違う人間になるように遺伝子以外の要素で変わる幅があるという現象に関連して、遺伝子以外で何らかの遺伝情報が親から子に引き継がれ、例えるならマッチョが有利な環境下ではマッチョが生まれやすいというような現象が報告されてきている。収得形質が引き継がれることがあるようなのである。

 その知識を持って件の事件を見てみると、サンバガエルは遺伝的に表現型の可塑性を持っていて、おそらく先祖がそうであったように水中で産卵しオスの前足の突起も有する表現型になりうる要素をその遺伝情報の中にまだ持っている。でも水が少ない環境下では遺伝子以外の要素が働いて陸上で卵を生むし突起もできない。その遺伝子以外の要素は親が受けた環境要因で変化しかつ子世代に影響する。逆も真なりで水が多い環境にさらされると、遺伝子以外の要素が関係して水中型に変化しその子供世代にもそれは引き継がれる。なんてことが充分あり得るじゃないかと思えてくる。

 アッテンボロー博士も同じ疑問を持ったのだろう、実はサンバガエルには自然界で水中型が見つかっていることや、実験の追試は行われていないことを紹介して「事実は謎のままです」と締めくくりつつも、水槽に石で足場を作った水の多い環境でサンバガエルを飼っているように映像では見えて御歳90を越えても、真実を求める心にいささかの衰えもみえず実に正しく科学的なんである。

 最後にこの話を紹介したのには、あまりにも世の中「科学的」じゃないと思うからということがある。科学は万能じゃない、分からないことも多いし、今日の科学的常識は明日に陳腐なデマに変わり得る。でも今分からないことがあればなにが分かっていないのか明らかにし、分かっていることはどの程度確かなのか根拠をもとに示し、新しい知見が古い常識を覆したら知識を更新していく。そういう態度こそが「科学的」だとアッテンボロー博士がお手本を見せてくれているように思うので紹介したしだいである。

 「科学的に証明された効果」をうたう新商品は、100%正しいような誤解を招く表現であり、どの程度の確からしさなのか示していない時点で全く科学的ではない。アホなペテンにチョロく騙されるなって。

 「自分の目で見たものしか信じない」とかいう、手品師に速攻でだまされるような間抜けな価値観は全く科学的じゃない。ドイツのマックスプランク研究所だったかが、大規模な実験でなんか量子が光りより早いとかいう測定結果が出たときに、本当なら今の物理学をひっくり返す大発見だけど、理屈に合わないので自分たちの「科学的」な観測にどこか誤りがあったのかも知れないので、条件データ開示してどこが間違ってるのか指摘してくれみたいな発表をしたことがある。例え最新鋭の機器がはじき出した観測結果でも、理論から他の実験結果から総合的に勘案して論理的に疑わしかったら疑ってかかるというこの態度こそ科学的だと思うのである。目で見て脳が画像処理した程度のいくらでも誤りが紛れ込む過程を絶対的な根拠にする人間には爪の垢をせんじて飲んでほしい。マックスプランク研究所が爪に垢ためてるか知らんけど。

 ということで長々書いてみたけど、まあめんどくせえこと考えなくても面白いし、お試し一月は無料なのでNetflixお薦めします。

 別にネトフリにお金もらってるわけでもないのに2週にわたって宣伝くせえことを書いているなと思う。

 映像っていう芸術というか文化が、大企業様がパトロンになってた景気の良かったテレビの時代から、ネット配信含め多様化の時代に向かっているようにみえ、金払うオタクやら生き物好きやらもパトロンとしての役割が大きくなる時代を迎えようとしている。これまで大企業様の意向に合うようなクソみたいな大量消費礼賛の垂れ流しの番組を見させていただいてたのが、やっとオレらも堂々と意見を言う権利を得てオレら好みのモノを作ってもらえるような時代が来ているように感じている。

 でも自由と責任がセットなのと同様に権利と責任もやっぱりセットで、ちゃんとパトロンとしての責任果たさないとつまんねえことになるぞと感じているので、有料ネット配信を応援しつつちょっと一言書きたいというのもあった。

 単刀直入に書くと、ネットに違法にアップロードされた動画とか見てタダで済んだとか喜んでんじゃねえゾって話。ちゃんと苦労して創った人間が報われるような仕組みにしていかないと、面白いモノが創られにくくなると思うのである。

 購買は選挙なんかよりよっぽど直接的な「一票」入れる意思表示だと思うので、自分の好きなモノはちゃんと買い支えていくぐらいの度量がないと王侯貴族が果たしていたようなパトロンの役目は果たせないと思う。

 現代社会において私は奴隷で王様だ。

 

<2018.1.12>

○2017年秋アニメ感想

「宝石の国」原作の段階でワシ何で気付かんかなって何度もグチってしまう素晴らしさ。映像も物語も美しい。今期一番というか今まで観た深夜アニメで最も映像美的な素晴らしさがあった。評判も良かったようで2期作られるだろうから楽しみ。

「少女終末旅行」は原作ファンも納得のアニメ化。行き着くところまで行き着いた文明が崩壊して数少ない生き残りとして食べ物探して明日をもしれずさすらう少女二人。でも悲壮感とかなくて静かにほのぼのと旅は続いていく。雨垂れのリズムからのエンディングとか素敵すぎる演出だった。音楽の概念すらあやふやな二人が行く、終わりつつある世界だからなおさら胸に染みる。こういう素晴らしいアニメも楽しめる現実世界もいつか終末を迎えるのだろうか。ま、終わるまでは終わらないんだから別にいいのか。

「三月のライオン第2シリーズ」NHKアニメにハズレなし。これはNHKじゃなきゃできん。将棋マンガ原作の2期目なんだけど、今シリーズでは高校生プロ棋士の主人公の熱い戦いぶりのほかに、イジメ問題が真っ向から扱われていて、滅茶苦茶心をえぐってくる。たぶん原作者はこれだけの物語を描けるぐらいに才能あふれ、それ故に欠けた部分もあっただろうと失礼ながら想像しているが、そういう人間が、ひどいイジメにあったかどうかは定かじゃないけど、他人から妬み嫉みやらを向けられたり疎外感を感じたりしたことぐらいはあったはずで、そういう加害者が悪いことをしている意識もなく簡単に行う行為が人を深く時に取り返しもつかないほど傷つけるというあたりの本当っぽさが恐ろしくて胸が張り裂けそうになる。人間は社会的な動物ってことになってて、集団内での異質な者を時に優遇しつつも排除しがちで、おそらくイジメなんてしたことはおろか見たこともないなんて幸せな人間はほとんどいないだろう。いるとしたら常に無意識で当たり前に人をイジメていたようなすくいようのない人間じゃなかろうか。自分のことを省みても、加害者になった経験もあれば被害者になった経験も、なにもしない卑怯な傍観者にも、勇気を持って踏み出して何とかしようとしたこともあったように思う。加害者や傍観者だった自分を思い出すと自分を許せないような気持ちになる。一度でも何とかしようとしたことは結果はあんまり格好良くいかなかったけどそれでも自分の心が救われる気がする。自分がいつも下劣で卑怯な人間だったわけじゃないと言い訳ぐらいはできる。主人公がお世話になっている家の三姉妹の中学生の次女がイジメに巻き込まれ、いじめられていた友人は学校に出てこれなくなり転校してしまう。あれこれ手を尽くしてイジメを止めさせようとしていた彼女は結局何もしてやれなかったと無力感に泣くが、話を聞いた主人公は友達のために精一杯戦った彼女を見て、かつて学校に居場所もなく疎外されていた自分の過去が救われたと感じ、彼女を恩人だと感じる。観ている側も主人公に共感せずにいられない。放送は年明けも続くんだけど、その後、学校ではイジメのターゲットが次女に移って、主人公の熱戦のあいまに、また心をグサグサえぐられる話が続く。観てて精神的にダメージを食らうんだけど目をそらしてはいけないような迫力のある直球の物語でどうなることか目が離せない。新房監督ならでは、という感じの美しい映像と登場人物の感情が伝わってくる演出の上手もさすがと思わされる。こういう上質の物語を力一杯世に問えるのはスポンサーとか売り上げとかと基本気にしなくて良いはずのNHKの良いところかなと思う。

「おそ松さん2期」「鬼灯の冷徹第2期」「血界戦記&ビヨンド」は一期ほど盛り上がってないだけど安定して面白かった。「キノの旅」も原作好きなので楽しめた。

「インフィニTフォース」が、昭和のタツノコヒーローズが今時のヒロインである小生意気な女子高生と世界を救うべく戦うんだけど、他の3人が割と今時のイケメン青年キャラに設定されている(あの濃い顔だったテッカマンの中の人もシュッと知的な青年になってる)にもかかわらず、ガッチャマンだけ見た目は平井堅っぽいいい男だけど、中身は昭和感むき出しのオッサンで何かにつけてヒロインと衝突する。でもその暑苦しいまでの昭和のヒーローの正義感がオッサンの胸には結構来るモノがあって楽しめた。この世に絶対的な正義なんてないってみんな薄々知ってる時代だけど、昭和のタツノコヒーローには絶対的な正義があったのかも知れないと懐かしく思った。

「フェイト/アポクリファ」「十二大戦」は異能力バトルモノでありがちっちゃありがちなんだけど、流石その筋では老舗のフェイトシリーズと西尾維新先生原作という感じで安心して楽しめた。

「大人の一休さん」が今期のダークホースでここでもNHKアニメにハズレなしを実感するのであった。トンチ小僧じゃない史実に基づいた一休さんの「禅」というある種の哲学を巡る闘いをコミカルに描いて深く考えさせれらた作品。一休和尚は後継者を作らなかった。酒を杯から杯に注ぎ渡していけば、どんなに丁寧にやっても目減りしていく。だからそういうことはせず禅とは一からその人間がまた創りあげるべきである。とか、なるほどなぁという感じである。目減りした分以上に注ぎ足せば良いジャンって考え方もあるけど、そっちの方が既にあるモノに縛られたりして現実には難しくて一から自分が作り直すぐらいのつもりで行くべきだとやっぱり思うのである。

 今期も堪能しました。

 

 

<2017.11.12>

「シン・ゴジラ」地上波初放送で視聴。ほんとに庵野監督は凄い!なにが凡百の駄作とこうも違うのか、理由は分からんけど、とにかくゴジラの咆吼やビル街を焼き切るシーンとかの鳥肌モノの迫力とか、自衛隊の武器のマニアックな感じがもたらすリアル感やら、絵空事の物語をそれでもどこか迫真に迫らせる説得力があった。ゴジラ近所の武蔵小杉のビルぶちこわしながら多摩川渡っててそのあたりもウケた。日本のお家芸「特撮」健在を証明する傑作。

 

<2017.10.26>

○2017年秋アニメ

 作法通り3話までみてどれを視聴するか決めた。2期目がやや多めか、面白かった作品の2期目は手堅い感じ。

「3月のライオン第2シリーズ」はまず間違いのないところ。勝負の世界に生きる棋士達の胸の内や如何。

「おそ松さん」の2期は腐女子人気爆発だった1期と比べると静かだがなぜだろう、それなりにだらっと観られてハハハと笑って次の瞬間忘れていいようなお気楽な作品。

「鬼灯の冷徹第2期」も観る。

「キノの旅」は2期というか2回目のアニメ化。原作ラノベ好きなので観る。割と黒い寓話が多い短編連作形式。

「血界戦記&ビヨンド」は2期にあわせて1期の期間限定無料配信があったので観たら面白かったので視聴決定。原作者曰く「技名を叫んで殴る作品」の異能バトルもの。

「インフィニTフォース」はタツノコ版アベンジャーズと紹介されていたりするが、ガッチャマン、テッカマン、ポリマー、キャシャーンが自分達のいた世界を滅ぼした敵と戦うオリジナルアニメで金かかってる3DCGで描かれるヒーロー達がなかなかに良い。破裏拳ポリマー大好きだったオッサンは観ずにいられない。変身前のイケメンなキャラクターデザインは腐女子人気ねらいか?いずれにせよ気合いが入ってる感じ。

「十二大戦」は西尾維新原作ということで観ねばならんだろう。十二人の戦士が闘って勝ち残ったものの願いが何でも叶うという設定は「それ第何次聖杯戦争?」という感じだが、そこはそれ原作の西尾先生は独特の味わいで楽しませてくれそう。今期のハドラーお勧め。

「少女終末旅行」は原作大好きなのでうれしいアニメ化。終末もので人類がほとんどいなくなった世界の巨大構造物を行く旅路というと「BLAM」のようなハードSFを思い浮かべるかもしれないが、設定はSFだけど味わいは少女二人の日常ものでほのぼのと楽しめる。たまに深い。

「魔法使いの嫁」は原作途中で放置してあるけど、前期そのパターンでメイドインアビスが面白かったので、アニメで面白さが分かることを期待して視聴。人身売買で買われてきた少女が主人と恋に落ちていく、その最初の絶望と恐れが変化していく様を描く、というコテコテの少女マンガの系譜だと思ってみればいいのかもしれない。

「宝石の国」も同じパターンで原作途中で投げてた。遠い未来、鉱物が命を持った世界で宝石の少女達が月人と戦うという設定やらなにやらがちょっと難しくて、なにをやってるのかいまいち理解できてなかったけど、今時の3DCGで描かれたその世界は「強くて脆くて美しい」のキャッチフレーズ通りにそれぞれの個性も物語もすごく魅力的で、なぜこの面白さに原作で気づけなかったかと反省する。今期一番楽しみかも。

「大人の一休さん」「将国のアルタイル」「フェイト/アポクリファ」も引き続き楽しみに視聴。

 

<2017.10.8>

○2017夏アニメ感想

「プリンセス・プリンシパル」おおっ円盤売れてるやん。途中経過だけど5000枚以上売れてるみたいで、2期作られる当確ラインとかいわれている7000も見えてきた。イベントチケット付きの作品やまだ出てない作品とか除いて実質今期暫定1位的な位置につけている(アビスと本作が今期2強か?)。ブログで紹介したあたりまで、面白さの割にあまり話題になってなかったように感じたけど最終回まで見てやっぱり売れなきゃ嘘だと思う面白さで、見てた人数はそれほど多くなかったのかもだけど、金出して円盤買うパトロン様は派手な宣伝とかなくても意外によく観て良い作品に金落としているということかもしれない。

「サクラクエスト」これはまあ売れるような作品じゃなかったけど、ネット上でもオタク受けするような作品じゃないけど後半面白かったよ、という意見が散見されて、商業的には力入れた割にヒットしなかったのかもしれないけどそれでも制作者たちはきっと良い作品作ったという自負を感じているだろう。

「リクリエイターズ」でもって、本作。自分的にはすんごく面白かったと思うんだけど、まったく受けてないというか不評の嵐で頭にくる。オタクどもがこの作品を評価しなくてどうするんだよと怒りさえ覚える。こんなに世間の評価と自分の評価が違うのはヴァルヴレイヴ以来だ。マンガやアニメ、ゲームの登場人物が現実世界に現出し、二陣営に分かれて世界の改変をかけて戦うというと、放映時期かぶってるFateシリーズと重なる部分もあって、原作がブラックラグーンの広江先生というのもあり、たぶん視聴者の多くが期待したのはFateみたいな群雄相打つ異能バトルものだったのだろう。そういう部分もない訳じゃなかったけど、むしろ主題は表現者の業とか表現物とその楽しまれ方との関連性とか、割と堅くて重い内容を魔法少女や女騎士、超能力少年やロボットパイロット、それらが登場する物語の作者たちの群像劇として描いているのである。主人公の一人である少年が、好意を寄せる少女が二次創作の世界で評価を得たときに覚える嫉妬や、一転して彼女がネット上で叩かれてつるし上げられた時に感じた暗い喜びと、その後の後悔。自分に大した才能もないと薄々知っていて他人に嫉妬してしまうことを止められないような、モニターの前のオレたちのような登場人物にオレたちのようなオタクどもが共感してやらなくてどうするんだと言いたい。制作者は気合い入れて世に問うたのにも関わらずコケてめげてるかもしれないけど、適当に受けそうなありがちなバトルものにせず挑戦したことにネットの端っこで拍手を送りたい。マガネちゃんの能力発動時のキメ台詞「嘘の嘘、それはクルリと裏がえる」はいつか使ってみたい台詞リストに加えておいた。

「18if」も、攻めまくってて、毎回違う他人の夢の中に主人公が入っていくんだけど、正直なに言ってるかわからん回も多かった、でも目を離せなくて最後まで見た。

「リフレクション」はアメコミを日本で作ったって感じの作品でこれまた挑戦的な試み。NHKアニメも攻めてるゼ。ぜんぜん話題にもなってなかったけど、シンプルなジャパニメーション的な絵で描かれててもアメコミの文法で作られてるのでどうにもアメコミなのが興味深かった。大人の事情っぽい4人組のあつかいどうするんだろうと思ってたら最終話で突然ぶっ込んできてアメコミにいきなり魔法少女が乱入した感じのシュールさも味わい深かった。

「RWBY」は逆に、格闘ゲームのようなフルCGで描かれたアメリカ製の本作が、いろんな武器と特殊能力で戦う少年マンガ的ノリとか、どうにもジャパニメーションの文法で描かれていて対照的で面白かった。アメリカのギークどもも「萌」っていうものが分かってきたなと、主人公のルビーちゃんが走るときに振る腕の振り方とかに感じた。でもこれ続き物のようで今期最後すんごくスッキリしない終わり方で、はよ次のシーズンも放送してほしい。

「ナイツ&マジック」は良くも悪くもよくある異世界転生もので、まあ小難しいこといわずに楽しめた。

「賭ケグルイ」これも小難しいことは抜きで面白かった。博打ってやっぱり「滾る」よね。

「大人の一休さん」がまた、NHKのアニメ力の高さを見せつけてくるショートアニメで、パンクな破戒僧である大人な一休さんの格好良さに学ばされること多し。もうちょっと続くのか?

「異世界食堂」は、やさしい世界観でほのぼののんびりと楽しめる良作だった。尖った作品もみたいし、こういう作品も悪くない。

「神撃のバハムート バージンソウル」1期目予想に反して面白かったダークホースっぷりを見せつけた本シリーズ、提供のゲーム会社は景気よく金も出したんだろうけど柳の下のドジョウを得るべく、女の子主人公にして恋愛要素も入れろとか、驚くような展開にしろとか、腐女子人気は堅いので引き続きイイ男は忘れるなとか、口も出したはずである。そのへん受けそうな要素てんこ盛りにしてもとっちらかった感じにならずにきっちり面白いエンタメに仕上げてくる、さとうけいいち監督の職人芸に感服。以下ちょいネタバレ。 途中やや中だるみ感があったとか、「ここはお任せしていいですか、私を先に行かせてください」と部下に掟やぶりの逆死亡フラグを立てられるとかカイザルの扱いがひどいじゃないかとか思ったりもしたけど、こまけぇこたーいいんだよって感じで、最後は光を失った王と声を失ったヒロインが無言で踊る美しい終幕に感動。と思ったらエンドロール後のCパート、ネクロマンサー(死人使い)なゾンビ少女リタのカイザルに対する深い愛がうかがえる落ちもついてどうにもお後がよろしいのであった。

「メイドインアビス」ンナァ〜!度しがたいグロさ。原作マンガ途中で読み進めるのがしんどくなったほどのグロさはアニメでも健在。なんちゅうか単に人が派手に死ねばグロいでしょ?ってのとは次元の違う精神的にくるねちっこいグロさ。でも原作準拠の緻密で美しいジブリを思わせるような大穴の中の異世界がアニメで美しく描写されていて、ドン引きしつつも楽しみに視聴せずにいられなかった。ロリショタケモリョナ以外帰ってくれな感じのマニアックな作品だけどオタクには大受けしてた。ハドラーもバーン様に薦めていて指を折られないか心配したけど、最終回まで観てもらえていれば大丈夫だろう。続きもアニメで観たい。

「Fate/アポクリファ」「将国のアルタイル」は来期に続く。まあ手堅く面白いので引き続き楽しみにみる。

 

<2018.9.26>

 「けもフレ」2期からたつき監督がのけものにされたという情報がネットに飛び交い始めたけどマジで?!角川の判断らしいけど、ネットの得意なフレンズ達野生解放して群れの力で角川不買運動しそうな勢いで暴れてる。なんというか金になりそうだからと、最大の功労者から大人が子供のおもちゃを取り上げるように作品を取り上げるって、大人の世界ってホント腐ってる。金かけてヒットする作品にしたとしても、絶対あのショボいCGアニメのもつ良さは作ることなどできない。出る杭が打たれるホントクソしょうもない世の中だ。たつき監督はもう大手の入った製作委員会のバックアップなんかなしで、ネットで出資金集める方式ででも好きなアニメを作った方がいいよ。こんなことで若い才能や新しい表現の可能性が潰されていくなんて悲しすぎる。アニメはいまだ健全なサブカルチャーだと思ってたけどそろそろ金の腐臭がただよい始めたか?金になるとなれば臭いを嗅ぎつけて有象無象が群がってくるから、深夜アニメは小商いのオタクだけが楽しむぐらいの規模であり続けて欲しい。

 

<2018.9.13>

 「ヒナまつり」2018年春アニメ化の情報がネットに飛び交い始めたけどマジで?!コレまで知ってるマンガ読みには知られてるギャグマンガだったけど、これを機に人気爆発してくれると、宇宙兄弟、ゴールデンカムイに続いて連載当初で馬鹿当たりを予想したマンガ3連勝になるので期待したい。まあ、そういうよこしまな虚栄心ぬきに純粋にアニメ化楽しみである。

 

<2018.9.9ブログ再掲>

○アニメで学ぶ民主主義と多様性

 「多数決で物事が進められて、それが誰かの犠牲の上に成り立つものだったら、それはもう町おこしじゃありません!ただの開発です。だから押しつけではなく商店街の存続のためにひとりひとり何ができるのか、それをみんなで考えませんか?」

 こういっちゃなんだけど、かわいらしいオネエチャン5人組が活躍する深夜アニメのヒロインごときに、自分の積年の思いを、素晴らしく的を射た台詞で射抜かれて、オジサンちょっと感動で目頭熱くなっちゃったよ。

 以前にも書いたけど、私は多数決が嫌いだ。だって俺ってだいたい少数派になっちゃうんだもん。イヤになっちゃう。

 だから、前回そのあたりをグチったときには、選挙とかの多数決が、今の大きく複雑になった社会の中ではほかにあまり選択肢のない方法なのかもしれないけど、昔の日本には合意に達するまで、とことん集落内で話し合うなんていうのもあったんだよ。最後多数決にするにしても合意に達するまでの議論が大事なんだよ、てな説教クセえことを偉そうにいけしゃあしゃあと書いてしまった。

 そういう古きよき時代の民主主義が、実は少子高齢化、人口の都市集中とかで、過疎ってしまっている地方では今現在でも実はできるんじゃないかと、「住民が主役」とかいう極めて嘘くせぇ政治家の考えた安っぽいスローガンが、実は都会じゃ複雑になって時代が変わったなかでも、変わらず良くも悪くも「村社会」な地方では、やりゃできるんじゃねえの?とアニメ観てて蒙を啓かれる思いがしたのである。

 まあ現実は厳しくて物語の中のように都合よくはいかないとしてもだ。

 アニメの名は「サクラクエスト」。春から始まっていま2クール目で終劇に向かって俄然おもしろくなってきたところ。

 舞台はとある地方都市、観光協会の企画「チュパカブラ王国」の国王に就任した主人公と4人の大臣が町おこしのために奮闘する。という割と硬派な社会問題を題材とした「お仕事アニメ」。

 とはいえ、日本の深夜アニメの「とりあえず女の子はいっぱい出す」という伝統様式にのっとり、主人公たち5人は就活うまくいってなかったり、夢をあきらめかけてたり、ネット弁慶だったり、天然だったり、不思議ちゃんだったりそれぞれ一癖ある若い女性で、パッと見華やかで萌え萌えとした作品でもある。

 でも、ある程度物語に現実味を持たせるとなると、「町おこし」って、そんな簡単なら日本全国津津うらうら誰も苦労してないってぐらいで、序盤はなんか町の人ともうまくいかなくて失敗も多くモヤモヤとした感じで正直あまり面白くなかった。前半戦最後の山場の野外フェスに連動したイベントも、客観的には「上出来」という結果に終わるも、当事者たちには苦い思いを残す結末で、同じ「P.A.ワークス」制作の「お仕事アニメ」の金字塔「シロバコ」が前半山場、最終回のどちらも観てる人間ですら達成感と解放感を感じるような脚本だったのと比べて今一かと感じていた。

 まったくもってそんなことはなかった、後半、辛酸くぐって成長した主人公たちが、こつこつ築いてきた信頼関係を、地道にあれこれ失敗しながらもめげずに企画してきた取り組みを布石に、胸のすく活躍を見せ始め前半で切らずに視聴を続けてよかったと快哉を叫ぶ面白さ。

 冒頭の台詞は、町を出て成功を収めた洋菓子チェーンの経営者から、リスクは承知の上で故郷に店を出して恩返しをしたいという申し出を受けて、いわゆる「シャッター通り」と化しつつある商店街で、借りる店舗を探すなか、閉めてる店舗が多いから家賃収入が得られる渡りに船の話で簡単だろうと思っていたら、地方の商店街の店って店舗の2階が自宅になっているので、老後の生活に困ってもいないこともあり誰も貸したがらないという、たぶん現実にもあるんだろう問題に直面して、商店会の緊急会合に国王も同席したときのものである。

 会合で皆は、洋菓子店の出店は好機ととらえるも、実際に店を貸すのは渋りぎくしゃくとしたイヤな雰囲気に。

 つきあいの永い町の中なので、店と別の場所に家を建てて隠居している人物に対し皆が、直接、間接に「なぜお前が貸さない、町のためになるだろう」と重圧をかける。

 その中でのヒロインが国王として意見を求められての台詞。

 ヒロインの台詞を受けて、一人貸したくなくなる事情を知らされていた商店会会長が腹を決めてその話をする。

 皆その話で「それは仕方ない」と納得して、洋菓子店出店はあきらめるか、となりかけたけど「そういう事情なら仕方ない、自分が貸したくない理由なんてどうでもいいようなことだ」と一人が申し出て物語は大円団に向かうのである。

 一定の信頼関係の元に、皆で集まってあーでもないこうでもないと議論しつくして、皆が納得して物事が進む。実に美しいやり方だと思う。

 多数決で決めるのは効率的で合理的なのかもしれない、でも時間をかけて議論を深めるのは絶対無駄じゃない。たとえ結論を得られなくて最終的には多数決に頼るにしてもだ。と思う。

 ヒロインが意見を求められたときに、とにかく数の力をもってして、渋る人間を従わせるようにし向けることもできたように思う。「村社会」の怖いところで、同調圧力をかけまくって「村八分」的な制裁をちらつかせて承諾させてしまうことは、現実世界でも同じような場面ではあり得るように思う。

 それでも、結果は「町に洋菓子店が出店する」ということのみをみれば同じかもしれない、でもそのために誰かの気持ちを犠牲にするなんて美しくないし、わだかまりも残るだろう。議論に時間がかかってもみんな納得していったほうが美しく幸せだと思う。

 前回ボヤいたときに、良いリーダーに従うってのも、民主主義じゃないかもだけど、ありなんじゃないのか?とも書いた。

 国王の台詞もだけど、商店会会長の臨時会議を開いたり、黙っておいてほしいと言われていただろう約束を反故にして事情を説明したりした、タイミングの見極めというか政治的判断もなるほどなと思わされる感じで、やっぱり良いリーダーは重要だなと思ったり、深夜アニメみていろいろ考えさせられた。

 生きていく上での主義主張や哲学について、表現者が世に問う。なんていうのは、古くから文学が担ってきた役割で、戦時の国威発揚なんてのに見られるように近代では映画なんかもそういう役割も持った媒体として機能してきた。

 今の日本では、アニメ観て育ってアニメを作る技術がある表現者がいて、当然のごとくアニメでそういう硬派な題材に挑戦する場合もあるということなんかをご紹介しておきたく、サイトの方の「アニメ・映画など日記」の出張版でお届けしております。

 とはいえ、深夜アニメがそんな挑戦的・実験的なものばかりというわけでは全くなくて、くそバカバカしいネタアニメやら「また主人公が異世界に転生するのかよ!」というマンネリ定型的な作品もごまんとある。まあ異世界転生ものの「ナイツアンドマジック」とか観てるし面白いけど。

 今放送している深夜アニメだけでだいたい毎週10本以上観ている。テレビで毎週放送しているアニメは新作だけでたぶん50〜60本あるといわれていて、どっかの大学にアニメを専攻する研究室ができて、そこの先生が担当する講義に出席するには最低週20本は視聴するようにとのことである。私ぐらいのニワカオタク程度では「アニメ学」落第するようである。

 ってぐらいに、いろんなアニメがたくさん作られてて、劇場公開アニメや最近ではネット配信のみ、なんてのも出てきて、ありとあらゆるジャンルや作風のアニメが作られている。

 ネット配信アニメってどんなもんかいな?と「ガンダムサンダーボルト」というのを観てみたら、なるほどこれは地上波じゃちょっと無理、という感じの「R指定」な感じのグロい描写があって、パイロットの四肢切断して切断面から直結した神経やら筋肉で直接モビルスーツを操縦するというのとか、昔の名作横スクロールシューティングゲーム「Rタイプ」の設定を思い出してウヘェとなったけど、でも面白かった。

 この玉石混交ありとあらゆる作品がある多様性こそが、とっても大事だというのは、たくさん作品を見ていると何となく感覚的に分かってくる。

 これだけ沢山作られてると、どうしようもなくお粗末な作品もあったりするし、ぜんぜん良さが分からん何をいいたいのか分からん作品もある。でもそういう作品を評価している人もいたり、逆にすごい自分の好みで面白いのにぜんぜん人気がない作品もあったりして、評価自体が完全に客観的なものなどなく、観る人の数だけ楽しみがあってしかるべきだと思えてくる。「クールジャパン」とかワケ分からんこといって、世界市場で戦えるように市場分析とかして戦略的にとか狙い始めると、たぶんハリウッド映画の2番煎じみたいなのとかディズニーアニメの劣化版みたいなのとかに成り下がるのが目に見える気がする。

 制作者たちがオノレの信念にもとづいて、面白いと思うものをとにかく作って世に問うというのが何度も繰り返されていく中で、結果としてヒットするものもあれば、誰かの心に響くものも作られるということだろうと信じる。

 日本のアニメは、ネット有料配信とかの重要性が増えてきて転換期にあるのかもしれないけれど、たった3000枚、コアなオタクにブルーレイ、DVDやらの円盤を売れば採算がとれるとかいうショボ目の小商いなビジネスモデルが成立していて、スポンサーの意向やら売り上げ至上主義的な重圧から比較的逃れられ挑戦が許されているという、いまだ健全なサブカルチャーの側面を残していると思う。思うんだけど、とはいえやっぱり商売として成り立たせるための大人の事情やら制約やらはあるようで、「日本の深夜アニメのとりあえず女の子はいっぱい出すという伝統様式」にのっとって作れというのは、企画を通したりスポンサーを説得したり、売り上げを伸ばしたりするのに直結してるようで、まあ最近は腐女子受け狙って男の子をいっぱいという作品もあるけど、基本深夜アニメには萌え萌えとした美少女が目立つのである。

 円盤買うぐらいの、アニメのパトロンたるコアなオタク層が総じて二次元美少女好きなのでいたしかたあるまいて。

 実写映画にアイドルが出るのと同じような大人の事情で、それでもそんな制約のある中でも面白い作品は面白いので「なんかアニメって意味もなく女の子が多くて気持ち悪い」と敬遠される貴兄のお気持ちは全くよく分かるのだが、その辺を「お約束」だと割り切ってとにかく沢山観ていると、美少女出てくるけど「萌え」だけじゃないという作品にも必ず出会えるし、だんだん慣れてくると、むしろ「萌えって結構重要なことだと思うのよね」という気持ちも湧いてくるというものである。

 脚本はよく練られてて上手いし、作画は流麗で美しいし、演出はスタイリッシュで格好いいし、その上美少女が可愛いとなったら、何を文句をいう必要があるかというものである。

 今期まさにそう思って視聴しいているのが、美少女スパイアクション「プリンセス・プリンシパル」。東西に分断された架空のロンドン舞台に、今作でも女の子5人が活躍します。

 スパイものなら普通にオッサン出したらどうなの?というご意見もあろうかと思うが、そういう貴兄には「ACCA13区監察課」という作品をおすすめしておきつつ、何が良いかって語らせてもらうと、なんちゅうか「キノの旅」の黒星紅白先生のキャラクター原案によるちょっとボーイッシュでキリッとキュートな主人公のアンジェがハードボイルドで格好いいんである。

 「嘘つき」というのが重要なキーワードになっていて、亡命を希望した科学者を匿っている時に、科学者に「嘘をつくのはスパイだから?」と聞かれて、「本当のことは面白くないもの」と答えてたりするんだけど、科学者も嘘つきで実はスパイをあぶり出すための敵側の罠だと判明して銃で殺すことになる。

 アンジェは「殺すのか僕を?」と聞かれて、

 「いいえ」バンッ・・・「いいえ」バンッ「いいえ」バンッバンッ

 と、実に嘘つきでクールな仕事ぶりなんである。

 痺れる第1話のこのシーンで「アッこれは当たりかもしれん」と感じたんだけど、想定以上の当たりっぷりで後半第8話でびっくりする嘘が明らかにされると、いやはや脚本の上手さにメロメロお手上げ降参脱帽状態。

 内容確認するために第1話をもう一回観たら、もう、気づいてなかった伏線だらけでプリンセス最後の「嘘つき」のつぶやきにはそういう意味もあったのか!とか鳥肌もの。

 やばいぐらいに面白いのに、それほどにはネット上とか盛り上がってはなくて、まあサクラクエストの方はちょっと堅くて難しい題材なのでそれほど人気爆発はしない作品だと思うけど、プリンセス・プリンシパルはエンタメアニメとしての完成度高くて、人気爆発してくれなきゃ嘘だろと思うのだが、人様の評価と自分の評価とはまた違うものだと思い知るところである。

 深夜アニメは爛熟期を迎えていて、沢山作られてるけどつまらなくなったとかいう意見も目にするけど、そんなこたなくて面白い作品はいっぱい作られていると感じている。

 最近は放送時視聴し損なっても、ネットで一定期間見逃し配信とかしてたりして、話題になってきた作品でチェックし損なってるのがあってもDVD出るまで待たなくても最悪1話300円ぐらいの有料配信ですぐ視聴できる。

 紹介した作品とか興味を持っていただけたなら、ネットで検索して観ていただけるとうれしい。ハマれば膨大な「お楽しみ」の鉱脈が眠っていることに気づいていただけるだろう。

 今の日本に生きて、アニメ楽しまなっくてどうすんの?TV放送時に観るか録画しておけばタダでっせ、もったいない。ぐらいに常々思っている。

 タダで視聴できるのは誰のおかげかとつらつら考えると、円盤買ってる現代の王侯貴族である濃いオタク様たちのおかげであり、パトロンの嗜好にあわせて多少オタくせぇ萌え萌えとした作風になってるぐらいは至極まっとうなことであり、ありがたく拝見させていただくことが民草の喜びというものではないだろうかと思ったりするのであった。

 

 

<2017.8.18>

「楽園追放」 クッソ面白い最高の娯楽作品。劇場版アニメで一般的にはあんまり話題にならんかったけど、ネットのオタク達に面白いSFアニメを聞くと必ず上がってくるような作品で、そのうち観たいと思ってたらアマゾンプライムで視聴可能だったので観たらもうノンストップの面白さ。虚淵玄先生の脚本ということで、登場人物死にまくりのグロい話かと期待したけど、良い意味で期待を裏切られた。人死なん話も書けるンや虚淵先生。地球環境が荒廃した後に人類の多くはデータ化した存在として宇宙空間に進出して生きていて、システムに管理され社会貢献に応じてデータリソースの割り当てを配分されているという世界を描いたディストピアモノ。その人類の多数派を管理するシステムにハッキングかましてきた犯人を突き止めるためにシステム管理外の僻地となりはてている地球上に派遣されたヒロインが、地上の案内人とコンビを組んで、前半戦は犯人捜しの相棒刑事モノのように、後半戦は管理システムに対する反逆の戦いを描くロボモノとしてテンポ良くけれん味もたっぷりに物語が展開していく。お話というかテーマ自体はシンプルで、与えられた幸せを甘んじて受け入れる管理された奴隷のような生き方などくそ食らえ、体制に一発ぶちかましてやるゼ!的な直球王道なノリなんだけど、脚本は上手いし、メカとかのギミックとかも凝ってて格好いいし素晴らしいの一言。でも一言で済ますのもなんなので例えば脚本、指令を受けたヒロインは通信回線使ってシステム本体の演算処理の支援を受けて、音速で動く標的でも動きを予想して命中させるような火器システムを積んだロボに乗って地上にやってくるんだけど、「ハッキングされてるシステムに繋がったロボなんて敵に行動筒抜けやンけ」と思っていると、ちゃんと切れ者の案内人が有無を言わさずアンテナぶっ壊してスクラップにしてしまい、ロボモノと思ってたら足を使った刑事モノ路線に突入していくのである。この辺の、最初ロボを見せといてからの意表を突いた展開とか上手いし、視聴者に分かるような判断ミスをヒロインにさせといて案内人がそれを指摘することによって「なかなか分かってるやないか」と思わせるところの視聴者を手のひらの上でコロコロしている感じとか実にヤルんである。例えばメカのギミック、後半のロボバトルで、ヒロインが地上に戻るための大気圏突入時、システムからの追撃のミサイルを、まだ地球の影にある時点でレールガンで撃ち落とすのとか、打ち出した弾が重力に沿って曲折するのを見て直進しかしない光線や熱線的な兵器じゃなくて、かつ打ち出す装置がカニのハサミみたいになっているのとあわせて、2本のレールから電磁誘導で弾を高速で撃ち出すレールガンだと解説されてなくても分かる人間には分かる丁寧で細かくかつ極めて中二的に格好いい作り込み具合なのである。こういう面白い作品が作られてるからオタクな楽しみは止められないというものである。

 

<2017.8.9>

「心が叫びたがっているんだ」 エエ話やないか。めっちゃ青春感。実写化にあわせてアニメ版の地上波初放映録画してあったので見たけど、予想外に面白かった。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のアニメスタッフと聞いてたので見たいとはおもってたけど、劇場用アニメって深夜アニメノリよりはリア充向け家族向けっぽくなりがちなので、どんなモンかなと思ってみたけどオタクなオッサンでも誰でも楽しめるド直球の青春ドラマ。最近劇場版アニメ地上波で結構流してくれるのでうれしい。

 

<2017.7.24>

2017年夏アニメ

「ナイツ&マジック」 主人王の少年がカワイイというのが、この作品の95%ぐらいを占めるのではないか?異世界ロボもの。今期もっとも期待する一つ。

「プリンセスプリンシパル」 美少女スパイもので、魔法もありの世界観なんだけど、妙にハードボイルドで格好いい。アニメオリジナルでどう話が動いていくのか続きが気になる。

「Fate/アポクリファ」 伝説の英霊を召還して闘わせるシリーズの今回は団体戦です。裏切りあり策略ありな感じでまあこれは手堅く面白そう。

「賭ケグルイ」 カイジのような賭博譚を美少女でという感じだけど、賭けグルッてる登場人物がなかなかよい。話題作。

「将国のアルタイル」 マンガ原作、中世以前ぐらいのファンタジー戦記もの。

「RWBY」 アメリカ産だけど、ジャパニメーションの文法で作っている感じの超能力バトルもの。どんなもんかみてみよう。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」 成績やらでその月の使用できる電子マネーが決まる学校で、最低成績のD組はいかにして生き残るか的な話なのかな。

「オトナの一休さん」 実際にはかなり破天荒な破戒僧だったらしい一休さんの史実に基づくエピソード。

「異世界食堂」 「異世界食堂のぶ」ともろかぶりだけど大丈夫なの?という感じ。まあ面白そうだけど。

「バチカン奇跡調査官」 奇跡はあるのか、奇跡にまつわる事件の謎を解くミステリー。

「メイドインアビス」 好評なスタートを切っている、ファンタジー冒険もの。原作途中まで読んだけど、カワイイ絵柄でグロい話をつっこんでくるのでちょっと苦手。アニメは多少マイルドに作ってくれるだろうか。ほのぼの冒険物語的なアニメだと思って視聴していると衝撃を受けるかも。

「18if」 夢の世界で、魔女がでてきて闘わなかったりなんだったりという不思議な世界観。とりあえずみよう。

「リフレクション」 NHKアニメにはずれなしと思っているのだけど、和風の切り絵っぽい絵でアメコミヒーローがドタバタ暴れているだけで、いまのところ面白いのかどうなのかわからない。とりあえずしばらく視聴。

「Re:クリエイターズ」「進撃のバハムート ヴァージンソウル」「サクラクエスト」は昨期から引き続き楽しみにみている。

 

<2017.7.9>

○2017春アニメ感想

 ネットのアニオタの間では「けもフレロス」とかもささやかれていたけど、今期も結構面白いの多かった。

 中でも1番楽しめたのは、前期からの2期モノの「リトルウィッチアカデミア」で、もう王道の魔法学校モノなんだけど、アニメーションの動きの良さ、キャラクターの魅力、丁寧に練られた脚本、それらを積み上げた総合力で勝負というアニメ制作においてもド直球王道をいく作品で、この作品を高く評価せずしてなにを評価するという力作。作中の「夢見たものが手にはいるんじゃない、一歩ずつ積み重ねたものが手に入る」という「言の葉」を地でいく。文化庁メディア芸術祭アニメ部門って、お堅い役所主体の賞の割に、渋いところというかオタク受けするような作品もちゃんと見てるんだなという過去の受賞作で、評判とった劇場版アニメや見たことないけどたぶん芸術的な小作品が大賞取ってたりする一方で深夜アニメもちょくちょく受賞している。直近では「魔法少女まどかマギカ」が取っててなるほどなと納得いく感じ。「リトアカ」もひょっとして取るんじゃないかという気がする。話題性と革新性で「けもフレ」が取っても面白いし本命は海外でなんかの賞取った「ルー」なのかもだけど。「リトアカ」は最初文化庁の若い世代を支援する制度かなんかの支援を受けて始まって、海外で評判を呼びクラウドファウンディングで制作費を集め映画化、満を持してのテレビシリーズということで文化庁としても成功例として賞取らせたいんじゃないかという大人の事情も読んでの予想である。最初のバージョンも収めた映画版のDVDも注文したので観るの楽しみである。物語は終盤お気に入りの毒娘スーシィの出番が少なかったのでやや不満だったけど、腰痛めているときにもう一度全話見直したら、最初の頃の何気ないシーンがこれもそうだったのかという感じの伏線になってたりして、あらためて良くできた脚本に感心した。素直に観れば最後も激アツの展開で2回目はいたく感動した。でも回収していない伏線が気づいただけで2つあって、伏線回収しないタイプの面白い作品もあるけど、本作はそうじゃない気がするので、これは続編とかあると期待していいんじゃなかろうかと思っている。地上波放送されていない地域向けにはネットフリックスで有料独占配信とか、ビジネスモデル的にも新たな試みの試金石となっているようなので観てない人は是非観てほしい。特に娘がいるお父ちゃんは娘と観るように。楽しめること間違いなしと推薦しておく。主人公のアッコ(うわっ今書いてて気づいたけど主人公の名前は秘密のアッコちゃんへのオマージュか)は、素敵な魔女を目指しているくせに魔法が苦手で(しかしこの設定もちゃんと重要な伏線だったりする)ネット上では「フィジカル特化型魔法少女」とか「得意な魔法は物理攻撃(魔法とはいっていない)」とかボロカス書かれて愛されているけど、唯一カッコ良く決める技、魔力の矢を射る「シャイニー・アルク」の発動時の「ノット・オーフェ・オーデン・フレトール」の呪文は、コーヒーショップで唱えるべき呪文を憶えなかった私も憶えてしまった。

 今期1クールモノで一番面白かったのは、自分でも予想外だけど「フレーム・アームズ・ガール」という割と萌え萌えとした作品。プラモの美少女達が仮想空間で闘うというバトルアニメとモエモエした美少女達のキャッキャウフフな日常アニメの両面をもつ作品だけど、どちらも楽しかった。特にバトルシーンがフルCGなんだけど、世界観によくあっていてなかなかにカッコ良かった。武器装着のバンクシーンとかもなかなかにテンションあがるんだけど、そのバンクシーンでいろいろ遊んでいたりしたのも楽しい。観ていると「コトブキヤ」から出ているプラモが思わず欲しくなるんだけど、この手の美少女フィギュア系は1体買うととめどなく増殖するらしいので思いとどまった。でも、世のオタクどもで思いとどまれなかった輩は多かったようで、コトブキヤが今回のアニメ化企画にあわせて増産かけたプラモの在庫の8割が既にはけたとか、コトブキヤしてやったりのウハウハ状態のようである。

 今期のアニメ全体としてCG作画の採用が時代の流れ的で印象深かった。一部利用している作品からフルCGまでいろいろあったけど、だいぶCG作画にも慣れてきたのかあまり違和感感じなくなってきた。

 「正解するカド」と「ID0」はSFな世界観とCG作画の雰囲気がマッチしていてなかなかに良かった。

 「ベルセルク2期」が逆にダークファンタジーな世界観とフルCGの作画がいまいちあってない気がしてやや違和感感じたけど、それでも物語の面白さが加速してきて続きをアニメ3期を待つべきか原作マンガ読んじまうか悩ましい。

 「進撃の巨人2期」「有頂天家族2」も前期同様ハズレなしという感じで楽しめた。2期はある程度堅い気がする。

 「アリスと六蔵」「武装少女マキャベリズム」「アトムザビギニング」「つぐもも」「エロマンガ先生」も面白かった。「つぐもも」特におっさんが安心して楽しめる昭和味な妖怪バトルモノでこれも原作読むべきか悩む。「エロマンガ先生」は「バカ!ラノベ主人公!」という罵倒が秀逸。

「進撃のバハムート・バージンソウル」「サクラクエスト」「Re:クリエイターズ」は2期モノで引き続き楽しみに視聴。「Re:クリエイターズ」の総集編ワロた。

 昨秋からの3期で最終回を迎えた「タイガーマスクW」がダークホースだった。こんな古くさいアニメのリメイクなんてオレみたいなおっさんが見てやらなければ誰もみんだろう、絵柄も古いし、と見始めたけど、予想外に面白かった。男の友情あり熱い闘いあり恋あり笑いあり。なかでもヒロイン?のハルナちゃんが超魅力的なキャラクターで、最終話を待たずしてタイガーマスクの闘いが決着して「ンンッ?来週なにやんの?」と疑問に思ったら最終回でまさかのハルナちゃん回で、なんとものの分かった制作陣かと感心した。新日本プロレスの放送の後に同団体の提供でやっていたのでプロレスファンは結構観ていたようだけど、アニオタどもは見逃していたかも。観てないアニオタどもは観るように。そしてハルナちゃんに萌え死ぬがよい。

 

<2017.5.08>

○「おおかみこどもの雪と雨」 最近金曜ロードショウはアニメ映画多くて楽しみ。初めて見たが、もっと一般受けしそうな作風かと思っていたら、割とオタクなおっさんが観ても感動する良作。ケモ耳の登場人物とか一般の視聴者でも違和感ないのだとしたら、日本のアニメ文化も思ったより濃いめに一般に浸透してきたのかもしれない。まあテーマは親子の愛とか子供から大人への成長という感じの普遍的なものだけど、表現としてそれをケモ耳という下手するとコスプレ臭くなるような造形で物語るというのが、オタクな人間ならすんなり落ちるけど皆オタクっぽくなってきてるのか?独特のゴチャゴチャしていない絵も個性的で美しい世界を作っていると思う。

 

<2017.4.19>

○2017年春アニメ

 前期の「けもフレ」で「アニメは切るなら3話まで見てから切れ」という教訓が身にしみたので、とりあえず一話を見てみようと思った作品はしばらく見てみることとする。深夜アニメは爛熟期なのか数が多い。とりあえず見ようと思うのをピックアップするだけで結構な数になる。あんまり円盤の売り上げ延びなくなってきたとも聞くが、ネット配信とかの売り上げとかも出てきてビジネスモデルも転換期にきているのかもしれない。せっかくだからブラックだと噂のアニメーター達にもお金が行き渡るようなビジネスモデルにしていって欲しい。

 「進撃の巨人」は2期目。まあ手堅いところでそれほど期待をはずさないだろう。

 「神撃のバハムート−バージンソウル−」も2期目でこれまた手堅いところだと思っているが、一期目は「ソーシャルゲームのアニメ化は絵が綺麗なだけで面白くない」という定評を覆し、金のかかったグラフィックに王道をいく脚本でやるやんけと思わせたダークホースだった。今期もさらなる驚きを期待したい。さとうけいいちを信じろ。今期はアフロの兄ちゃんから主役交代で竜に変身する惚れっぽい女の子ニーナが活躍する模様。竜だけあってめちゃくちゃ力持ちで運動神経が良い。最近ひそかに身体能力高い系ヒロインというのが流行なのかと感じるところ。リトアカのアッコ、けもフレのサーバルちゃん、タイガーマスクWのハルナちゃん、メイドラのトールとか。主人公女の子の場合、物語を回す都合上元気なキャラクターというのが多いがその発展系か。

 「ベルセルク」これも2期目。最近のアニメの潮流として大きなものに3DCGによる作画がある。一回3Dモデルを組んでしまうと作画作業が省力化できるんだそうで今後もますます流行りそうな勢い。戦闘シーンやEDだけとか部分的な使用もあれば、本作のようにほとんど3DCGで描かれている作品もある。まあどのみち今の日本のアニメのキャラクターデザインとかも見慣れているから違和感無いだけで10年もたって流行が変われば変な絵だと感じるだろうってぐらいで、3DCGも慣れてしまえば良いんだろうけど、慣れるまでは上手く今のアニメ絵との乖離を埋めていくセンスが求められるとともに、作品ごとの相性というモノもあるのだろうし個人の好みもあるだろう。正直本作のおどろおどろしい雰囲気にはいまいちあってないような気がしなくもない。

 「正解するカド」は逆にCGの良さが出ている。異世界からの使者と日本の内閣やら官僚機構やらが交渉する物語のようだが、異世界人が乗っている構造物の変化し続ける異様な細かい模様とか手で描いてたら発狂しそうな感じだ。官僚モノというのも「新ゴジラ」からの流行か?

 「有頂天家族2」も2期目。狸と天狗が出てくる独特の物語世界は1期同様楽しめそう。

 「アリスと蔵六」は、原作マンガが話題になっていたときに爺さんと孫のホノボノ日常系かなと思ってあんまり興味ないなと無視していたが、只で見られるTVアニメ化とあってまあ見てみるかと見たら、超能力バトルモノのようだ。面白そう。

 「サクラクエスト」PAワークスの作るお仕事モノならシロバコみたいに面白いだろうと期待。地方の村おこしモノ。ハドラーもバーン様にお薦めしているし要チェックだろう。

 「エロマンガ先生」はラノベ原作。一つ屋根の下にすむ血のつながらない兄妹がラノベ作家とイラストレーターといういかにもラノベな設定だがとりあえず見る。

 「笑ゥせぇるすまんNEW」は、懐かしい藤子先生原作のマンガの再アニメ化。とりあえず見とけだろう。

 「アトムザビギニング」は、NHKアニメに外れなし、は最近鉄板なので見とけと。アトム前夜のエピソードらしいが若い天満博士がイケメンでNHKさんも腐女子人気の取り込みには抜かりはない模様だがどうなるか。

 「武装少女マキャベリズム」は学園バトルモノで主人公が学園を牛耳る少女たちと戦う、という頭悪そうな中二な設定が割と面白そう。

 「クロックワークプラネット」は時計仕掛けの世界で機械仕掛けの美少女と主人公たちがなんかするんだろう。とりあえず歯車のごちゃごちゃした作画が気合い入っているので見てみる。

 「終末なにしていますか、忙しいですか、救ってくれますか」は、原作ラノベ読みかけて挫折してたのがアニメ化したのでとりあえず視聴。ラノベのタイトルが長いのは海外の翻訳者もぼやくぐらいだそうだが、海外でも日本のラノベが読まれていること自体が意外だ。

 「ID−0」は、意識を取り出して作業用ロボットに移植する技術が実用化されている世界の宇宙資源探索の話なのか今後展開していくのか、これまた3DCGの描写が気合い入っているので視聴。

 「つぐもも」はマンガ原作らしい妖怪バトルモノ。なんというか昭和を感じさせる古くさい設定やギャグが、割と難解なひねった作品も多い昨今においてかえって良い感じ。オッサンだからそう感じるのか?

 「フレームアームズ・ガール」オープニングのいきなり「出パンツ」にキャラクター原案の島田フミカネ氏の縞パンへの並々ならぬ思い入れがうかがえる。変態め!手のひらに乗るようなプラモデルの美少女を武装させて戦わせるということで、萌えアニメとして21世紀に形を変えて受け継がれた「プラレス三四郎」か、という内容のようだが、ムムッそれって似たようなのなかったっけ?と思い出してみると「武装神姫」というのがあった。ネット上でも「武装神姫の2期か?」という疑問が呈されていたが、武装神姫はコナミから、フレームアーム・ガールズはコトブキヤからプラモというかフィギュアが出てて系列違う臭い。ともあれ今のところ萌えアニメとしてもドタバタコメディーとしても非常に良くできてて、戦闘シーンは今作でも3DCG採用なんだけど武器装着バンクとかも格好良くて非常に良い感じ。しょうもないといえばしょうもないのだがバカっぽいのもまた良いものだ。けっこう楽しみかもしれん。謎のコトブキヤニッパー推し。

 「リトルウィッチアカデミア」は後半に向けて物語りが動き始め面白さは増すばかり。「タイガーマスクW」も安定して面白い。

 前期ほどの話題作や超期待作はないかもしれないが、なにげに見たい作品は多くて今期も地味に豊作かも。

 

<2017.4.6>

○2017冬アニメ感想

 今期は個人的にはまれに見る豊作。

 「小林さんちのメイドラゴン」 面白い作品いっぱいあった中でも今期1番は自分の中では今作。何というかドラゴンの顔のアップの時に瞬膜がゆっくり横にスライドする様とか、いかにも大型爬虫類っぽい演出だなあとか、とにかく細かいところまで画も話もネタも作り込んでいて感心する。「萌えアニメにシリアス要素なんかいらんのじゃ」という意見もあるが、何気ない日常や面白いギャグがあるからこそ、シリアスな要素が落差で刺さってくるというのがあると思っていて、そのあたりの原作にあった良さが丁寧な作りだからこそよく映えていたように思う。

 「リトルウィッチアカデミア」 今季1,2を争うぐらい面白かったが、嬉しいことに2期ものでまだ半分しかきていない。とにかくよく動くアニメーションが魅力的で王道の面白さ。もともと劇場版が公開されているシリーズのテレビアニメシリーズで劇場版は海外であっちのギークどもの人気をかっさらったらしい。たしかにディスニー、ピクサーのアニメのようなアニメーションの動きの良さがある。深夜枠でやっているが、内容的にも休みの日の朝か夕方にやっていてしかるべき水準にあって、ネットでも「NHKが買い取って明るい時間に再放送すべき」とかいう意見が散見されるが全く同意。後半戦も楽しみだ。

 「けものフレンズ」 今期、個人的には種々意見はあるだろうけど、客観的に一番話題をかっさらい評価に値すべき仕事をやってのけたのは「けもフレ」で異論は少ないだろう。週に5日は仕事でCGアニメを作り残りの2日は趣味でCGアニメを作っているという「たつき」監督を中心とした少人数のスタッフが、あまたの話題作、意欲作、お金をかけた自信作を蹴散らしてビックヒットを飛ばしたダークホースっぷりには驚かされた。最初見たときに安臭くショボいCGのキャラだなと思ってしまったが、後半にはもう安臭くてショボいCGじゃないと満足できないぐらいにハマっていた。マンガ版とか読むと「違う!サーバルちゃんはこんな顔じゃない!」とか思ってしまう。金かけた美麗なグラフィックじゃなくても動きも表情もカワイさも工夫次第で充分描けるということか。実は1話で切っていて話題になり始めてから見直したのだが、なぜあのまだ話が動いていない伏線張っている段階の1、2話をみて継続視聴組は視聴を決めたのか、ある者はエンディングの背景の荒廃した遊園地の映像をみて「これは何かある」と視聴決定したそうだ。オタクは細かいところまでみている。今回メディアミックスでゲームアプリは芳しくなく既に終了、マンガ版も連載終了という中でアニメチームは敗戦処理のような状況だったように聞く。だからといって彼らは手にしたチャンスをぞんざいに扱ったりはしなかった。プロデューサーからの注文は「疲れたサラリーマンとかがみるだろうから癒やしてあげてね」だけだったそうだが、癒やされる優しい世界観の中に、いろんな伏線や仕掛けを張り巡らせ、動物について調べてキャラクターに反映させ、タイアップ企画のような大人の事情もそつなく消化し、丁寧に力一杯作った様がありありとうかがえる。たぶんオタクじゃない人間が視聴しても「なにこの子供向けアニメみたいなの?」としか思えないだろう。でもオタクなら、オタクなオッサンであればこそ楽しめる挑戦的な試みに満ちた作品だったと思う。後半ネット上では「たつきを信じろ!」が合い言葉のようになっていたが、信じたとおりの大団円で終了した。たつき監督が作る次回作も期待してみなければならないだろう。

 「この素晴らしい世界に祝福を!2」 楽しくバカバカしい面白さは1期同様。同じ制作会社のディーンで同時にやってた「落語心中」のほうに作画の人員を使いすぎたのか、作画がとろけそうになるときがちょくちょくあったが、この作品ではそれもお楽しみの一つである。しかし、「このすば作画班」もやるときはやるぜ、メグミンの爆裂魔法の時とか妙に気合いが入っている。さらに今回海外でも「さすがジャパンのアニメ」と話題になってたシーンが、温泉回のカズマが盗み聞きしているのを、メグミンがチョムスケ投げて、ダクネスが仕切板を蹴飛ばすというシーン。このメグミン、ダクネスの全裸のアクションのあるシーンで無粋な「不自然な光」を一切使わず、乳首、大事なところを上手く互いの手足などで隠して動かして見せた。あっぱれな職人芸。ベテラン投手が手を抜くところは抜きつつ要所を締めて6回を2失点ぐらいで試合を作るようなそんな感じか。

 「幼女戦記」は、今季の話題作で前評判に違わぬくらい充分面白かったと思うのだが、他に面白いのが多すぎて埋没した気はする。

 「亜人ちゃんは語りたい」は、なにげに良作。異なる個性の人々がどうつき合っていくかとかいうのは、コミュ障な人間の個人的悩みから、グローバルスタンダード様とイスラム社会的な大きな問題まで関係するテーマだろう。人が皆今作の登場人物のようにやさしければ良いのだが、現実はそうでないところが辛いところ。

 「3月のライオン」後半の島田さんの激闘が胸に刺さってきた。勝負の世界に生きる人間の厳しいひたむきな思いと覚悟。アンチハッピーエンドなところがなおさら刺さる。負けてなお魅せられる敗者の美学。

  「ACCA13区監察課」 後半の盛り上がりと、最後の鮮やかな幕切れ。すんばらしい脚本というか原作のストーリー。タバコが鍵になる小物として出てくるのだが、最近タバコは健康に悪いだの、クソみたいな理由で表現物からもタバコを締め出そうとしている魔女狩り野郎どもがいるので、カッコいいタバコシーンが多かったのも良し。タバコなんて分煙できてれば吸いたいヤツは吸えば良い。タバコを締め出すやつは次にアルコールを(「ハーモニー」では次にカフェインだった)とかくだらねえことをいい始めるに違いないので気をつけておきたい。表現の自由と「健康を損なう自由」は守られるべき自由だ。

 「昭和元禄落語心中-助六再び篇-」は、アニメで落語というのを、ジャジーな音楽に乗せてちょっといい感じに描いてみせたセンスの良さがあるんだけど、こういう渋いのはあんまり円盤売れないんだろうか。芸術と人の有り様と、なんてテーマを扱うのは文学が担っていた役割だったかもしれないが、マンガでもアニメでもやれるんですというところ。

 「鬼平」は、時代劇チャンネル提供で、これまた渋いところを持ってきた作品。割とかなり面白かった。殺陣とかできる俳優いなくなったらアニメで時代劇はありかもしれん。

 「タイガーマスクW」は、アニメファンの間ではあまり話題になっていないが、プロレス中継の後に放送していることもあって、プロレスファンは結構見ているようで深夜アニメの割りには視聴率良いそうだ。そりゃそうだろうだって面白いんだもん。脇役のハルナちゃんやら「ふくわらマスク」が実に良い味出してる。

 「オールアウト」は視聴してたの書き忘れてたが、後半怒濤の盛り上がりで、王道のスポ根ものを堪能した。最初は愛想の悪い感じのコーチがチームを引っ張り上げて成長させていく様が描かれて感動する。

 という感じで、いろんなタイプのアニメを楽しむことができた。この、時代劇見ても良いし萌えても良いしというような多様性、チャレンジが許される気風が深夜アニメの良いところだと常々思うところ。制作の現場は結構ブラックでハードだとは聞くが、力一杯己の作品を世に問うて欲しい。日本のオタクはまだかろうじて円盤やグッズを買って買い支えるだけのパトロンとしての力を持っているように思う。

 

 

<2017.3.9>

 「ノーゲームノーライフ」 引きこもり気味な日々。マンガ読むのすらかったるくなってくると、てきとうに評判のアニメなどだらっと視聴。本作は放映時に、無敵のゲーマー兄妹がゲームがすべてを支配する異世界に召喚されて、という荒筋を読んで、いわゆるゲーマーじゃないと楽しめない種類の話だと思って視聴していなかったけど、どうも評判を読むとゲームと言っても、TVゲーム的なモノだけではなく、チェスやカード、ジャンケンまで含めた賭け事全般含んだ「ゲーム」で、早い話がJOJO3部のダービー兄戦の様な心理戦が、異世界なので魔法とかまで何でもありありの中で行われるという内容らしいとわかり視聴。以下ネタバレ。

 もう、最初のジャンケン、主人公が「オレはパーしか出さない」あたりから、頭に多少なりとも勝負事用の回路がある人間なら、勝負の行方を必死に読み始めて「なるほど引き分け狙いか」ぐらいまで読むけど、そのうえをいかれて、物語にギュッと掴まれてしまう。圧巻は天使っぽい種族との「具象化しりとり」。しりとりでその場に無いものをあげると現出し、その場にあるモノをあげると消失する、というなかで深夜アニメの自主規制で「女性の乳首とかは規制」というのを逆手にとって、乳首を消した後に衣服を消すというしょうもないメタネタで視聴者サービスしつつ、現代人の科学知識を使ってたたみかけるように、あるべきモノを消していき、最終的には「クーロン力」なんてモノを消してしまって超新星爆発を起こして勝利する。もっと若いときに見たかったと悔しくなるような中二な勢いのある展開に全12話2日で見てしまった。へんに大人になっているので「クーロン力」無くなったら重力ですべてのものが「落ちて」圧縮されるんじゃないかとか気になって楽しみがそがれた気がする。ちなみに調べてみたら超新星爆発でも重力でものすごく縮んだ後なんで爆発するのかよくわからんらしいので、厳密にいうと間違ってるのかも知れないけどまあアニメ的にはこのぐらいはユルされる気がする。

 頭に勝負事用の回路がある人間なら楽しめること請け合いの策略戦、心理戦の連続。その手ので印象に残っているのは、JOJOの他には「極黒のブリュンヒルデ」の対スカジ戦と「フルメタルパニック」のマデューカス中佐の魚雷戦とか。ハラハラしつつ読んでて結末読んだときに声が出た。「ノーゲームノーライフ」もこれからは加えておこう。アニメは途中で終わっているので、続きを原作ラノベで読んでしまうべきか2期を待つべきか迷ってしまうところ。

 

<2017.2.27>

 待ってました!リトルウィッチアカデミア第8話はスーシィ回で「眠れる夢のスーシィ」。2期ものなのでそれぞれのキャラクターを掘り下げるエピソードは必ずあるはずと待ちわびていたところ。キノコパワー爆発!な感じのぶっ飛んだ展開で、内容も人間の潜在意識や自我といったものについての、クソ笑わせられつつも思わず考えさせられる良い脚本。今回の脚本担当はスペースダンディーでもぶっ飛んだ脚本書きまくってた人らしい。ネット上では今回「よく分からんかった」と「最高」に評価が分かれたようだがもちろん後者に1票。しかしスーシィ・マンババランは良い毒娘である。毒舌で、自分本位で、邪悪でいたずら好きの策略家、毒とキノコを愛し、そしてちょっとだけ友達思いなところも今回明らかとなった愛すべきキャラクター。リトルウィッチアカデミアはアニメオリジナル作品で1票入れたいのだが、円盤以外で何か公式のグッズでも買おうかしら。エンディングでスーシィがキノコの輪っか(キノコが円形に発生するのを英語でフェアリーリングとかいうやつ)の中心にスッと立ってるイラストがあるんだけど、そのデザインのTシャツとかあったら是非買いたい。トリガーさん一つよろしく。

 

<2017.2.23>

○アニメにおける釣り具の表現

 今期アニメはクソ面白いのが多くて楽しめているが、ちょっと気がついたアニメの中での釣り具の表現について、ひとくさり書いておきたい。

 だいたいにおいて、アニメでもマンガでも釣りをするシーンが出てくると、現実にはあり得ない構造の釣り具になっていたりして釣り人としてはちょっと興ざめすることが多い。まあ、釣りしない人からみたらそんなもんだろうなと思うのだが、スピニングリールのラインがラインローラーのところにかかってなかったりなんてのはありがちである。

 まともな釣り具が出てくるのは「釣キチ三平」とか「つり玉」とか釣りを題材にした作品を除くと記憶にある限り「トムとジェリー」ぐらいで、トムさんが使ってたリールは投げるときにダイレクトにハンドルが回る両軸リールのいわゆるケンタッキーリールと呼ばれるやつで、タックルボックスにはジタバグやハワイアンウィグラーぽいルアーが入っていたりして「トムさんアーボガスト使いか、渋いな」と釣り人としてほくそ笑むところ。立ち入り禁止の釣り場に忍び込んで釣りするところとかも釣りが分かってる感じだ。ちなみにライブベイトとしてはジェリーを用意している。トムとジェリーは古い作品で新作とか除くと著作権が切れているのでユーチューブで視聴できるが、古さを感じさせないアニメーションの動きの良さとか今みても感動する。釣り回は「変な魚釣り」というタイトルなので是非みてほしい。

 でもって今期視聴中のアニメなんだが、まともな釣り具が出てくる作品が2作品あった。

 開講先生が良い映画はちょっとした小物にもちゃんと気を配っていると書いていて、例としてドイツ軍ならタバコ吸うシーンで使うライターがイムコでアメリカ軍ならジッポとあげていた。「神は細部に宿る」とか、アニメでも同じことが言えると思うのだがどうだろうか。

 「リトルウィッチアカデミア」では、魔法学校の先生に「金魚鉢の中の魚」の先生がいるのだけど、その先生を主人公が下水に流してしまったときに、しばらくごまかすために主人公の指導担当の先生が黒板消しに魔法をかけてルアーにして金魚鉢にぶち込むのだが、このルアーがヨーズリのデメキンの琉金バージョンみたいな感じで、制作会社のトリガーの担当者だかは「ヨーズリマニアか、ご愁傷様だな」と釣り人としてほくそ笑んだところ。他にも魚の先生が流れ着いた湖で密漁者が使う籠がいわゆる「カニ籠」で実際の物と同じ構造で主人公が「ひらけごま」の魔法を唱えるとパカッと真ん中からオープンしており、そういうの好きな人間がいるのか考証担当が調べたのか、いずれにしても細部まで詰めてあるなと感心したしところ。

 もう一つは「小林さんちのメイドラゴン」。海に遊びに行っての水着回でだが、小林さんがドラゴン形態のトールの背中で魚釣りをするのだが、この時の道具がいかにも海近くの釣具屋とかでセットで買ってきたような、安っぽい針金2重巻きのガイドが付いたパックロッドのスピニングタックルで、ちゃんとベールを起こして投げているし、ラインローラーでラインを拾って巻き取っている。何度か静止画像で確認していたらトールの背中には釣り竿セットが入っていたビニールパックも置いてあり、トールがなにげに翼で小林さんの日除けをしていたりするのとかとあわせて、実に細部まで丁寧に描かれていることが分かる。さすが京都アニメーションと唸らずにはいられない。絶対作画か考証か担当した人間が本物の「釣り具セット」を買って調べているはずだ。じゃないと、ビニールパックのリールと小物が入っている部分が膨らんでいる形とかまで描けるハズがない。最近はいい加減な描写ではネットのうるさ型がゴチャゴチャ言いかねないので考証は丁寧にせざるを得なくなっているという事情もあるのかも知れない。実際オタクな釣り師がこうやって静止画像チェックしているのだから。だとしても、こういっちゃ何だけど、たかだか深夜のアニメのエンタメ作品に対して、そこまで丁寧に作り込むか?と驚くぐらいに、きっちり真面目な仕事を積み重ねているからこそ、たかだか深夜のアニメのエンタメ作品が、待ち遠しくて木曜の朝早起きしてしまうぐらいに魅力的になっているのだろうと思う。尊敬に値する仕事だと思う。

 ついでにもういっちょ、釣り描写の出てくる作品が「このすばらしい世界に祝福を!2」、で1期の時も今期もエンディングで牧歌的な歌が流れるなか、主人公が魚釣りをしているのだが、これが延べ竿で竿より仕掛けが長いいわゆる「バカ」が長すぎる状態で釣っているのだが、これはこれで主人公の釣りの素人臭さがでてて牧歌的な雰囲気にもマッチしているような気もして、基本的にゆるくて楽しいこの作品には相応しいように感じる。「このすば」は予算が限られていると噂に聞くけど、メリハリ付けて手を抜けるところは抜きながらも、低予算ならではのチープな雰囲気のなかで、それでも面白いと楽しまずにおれない作品に仕上げている。金がなくたって手元にあるカードでキッチリ勝負している感じはこれまた賞賛に値する仕事だと思う。

 たまたま自分が詳しい釣り具が出てきたので、そういう部分も今期は楽しめている。

 

<2017.2.8>

 「けものフレンズ」を視聴追加。一話見た段階でCGはショボくて一昔前のゲームみたいな動きだし、話のテンポも悪くて「これは見なくて良いな」と思っていたけど、3話目ぐらいから久しぶりにネットが騒がしくなるぐらいの注目を浴び始めたので改めて見直すと、2話目以降はフレンズと呼ばれる動物を擬人化した登場人物?も毎回増えてテンポ良く、どうも何らかの災害の後、長い間放置されたアミューズメントパークじゃないかと思える謎めいた舞台設定もいろんな憶測を呼び気になる展開。ではあるものの、基本的にはとぼけた味わいの時にシュールな可愛いキャラクター達のドタバタ騒ぎに、見ていると単純に作中キャラと一緒に「たーのしー!」という感じで視聴できる。完全に今期のダークホースで超楽しみになってきた。

 今期は見てるの面白いのが多くて嬉しい。特に「リトルウィッチアカデミア」が予想以上に素晴らしい。ストーリーも良いけど、アニメーションの動きの良さが抜群。昔のトムとジェリーを彷彿とさせる。あとスーシィ始め登場人物がみな魅力的すぎる。一方、ちょっと挑戦してみたアイドルアニメ「バンドリ」は俺には難易度が高すぎたかも。3話まで頑張ってみたところだが、ちょっと耐え難くなってきた。

 

<2017.2.5>

 「電脳コイル」 NHKアニメにハズレなしと何度か書いてきたが、アニメ情報提供サイトなどでちょくちょく「NHKアニメの名作といったらなに?」的な話題が上がることがある。評価が高いのはだいたいいつも「不思議の海のナディア」「プラネテス」「電脳コイル」「カードキャプターさくら」あたりで、たしかに「ナディア」と「プラネテス」は素晴らしく面白かった。「CCさくら」はもろ女児向けっぽい感じでやや敷居が高い。「電脳コイル」はいつか見なければいかんなと思っていたのだが、自宅療養中の暇を利用してGYAO!ストアで全26話を視聴してみた。確かにこれは名作だ。今でいう「拡張現実(AR)」機能を持たせた「メガネ」が子供達中心に大流行した街で、電脳世界と現実世界にまたがって、少女少年が謎の事件に巻き込まれて成長していく様を描いているのだが、脚本も設定の作り込みもすべてが上質。以下ちょっとネタバレ。

 終盤キーマンである「イサコ」の意識が電脳世界から戻ってこれなくなった事故をうけて、大人達は「手に触れて暖かさを感じられる物だけが本物なのよ」と子供達からメガネを取り上げる。でも、主人公の「ヤサコ」は手に触れることはできないけど、確かにそこにある「胸の痛み」に導かれてイサコを救い出しに行く。最終的にはイサコが自身の心にある傷や嫉妬や大切な者との離別と向き合う苦しみを乗り越えて、助けに来たヤサコと現実世界に戻るのだが、なんだか流れる涙をとめることができなかった。NHKアニメにハズレなしとまた書いておこう。

 

<2017.1.20>

 「ユーリ!!!on ICE」は1月13日現在の2016秋アニメ1巻売り上げで62,673枚を売り上げて、秋アニメトップを独走している。ここ数年来の傾向でボーイズラブ大好きないわゆる「腐女子」に人気が出ると売り上げが爆上がりする。「FREE」とか「おそまつさん」とかが代表例。あからさまなホモ展開があるというよりは仲間やライバルとしてカッコいい男の子達が複数出てくるストーリーなら、スポ根モノですら腐女子達は勝手に頭の中で「かけ算」したり腐らせたりして楽しんでいるようなのである。この腐女子達の購買意欲が非常に旺盛で、売り上げ上位はそういった「腐向け」要素のある作品が占めていたりする。男のキモオタどもはもっと頑張って円盤買わんかいと反省を施す次第である(テメーで買えよ!って)。「腐女子」は芸術のパトロンとして非常に正しい。これだけ買われるなら「腐向け」要素を入れた作品が作られる機会は増えるだろう。秋アニメであからさまな腐向けじゃないのはドリフターズの4位10,818枚、5位響けユーフォニアム2の7,814枚ぐらいが上位で、あんなにネットのオタクどもにはウケまくっていた「競女」は715枚しか売れてない。ドリフターズには若干腐にウケる要素もあるので、ベスト4まですべてが「腐女子」パワーの恩恵を受けているといって良いかもしれない。

 深夜アニメのビジネスモデルは3千枚だかを売り切れば採算取れるとかもいわれるなか、いろんな挑戦的な企画も行われ、売れないけれど面白いと感じる作品も多く作られている。そういう健全で挑戦的な気風が失われて欲しくないと思うところだが、同時に「腐向け」の作品にも単にカッコいい男の子をいっぱいそろえましたというだけじゃない、物語の面白さを孕んだ作品とかが当然あるだろうということで、評判高い「ユーリ!!!on ICE」をアマゾンプライムにあったので遅ればせながら視聴してみた。

 あざといっ!!まあストーリーは王道のスポーツものなんだけど、出てくるライバルやらのキャラが色とりどりで、それぞれの友情関係やらコーチとの師弟関係やらとにかく「男同士」の絡みが豊富で、氷上での演技もそうだけど、それ以外の日常パートでもいちいち腐女子ウケしそうなホモホモしい色気に溢れている。もう、てらい無くそういうの狙って作っているのがいっそすがすがしい感じに突き抜けていて結構楽しい。こりゃ腐女子人気爆発するわけだわ。なにげに主人公の出身地のモデルになった街が九州時代何度か釣りに行った川のある街で背景の景色とか懐かしく、スケートリンクに「牧のうどん」の広告があるのとか細かいネタもこれまた楽しかった。腐女子じゃなくても楽しめました。

 「腐向けに美男子キャラクターを沢山入れよう」「萌え豚用に美少女いっぱいだそう」という市場に迎合した方向性は、一見つまらない似たようなモノが量産されてしまうようにも危惧するが、昔、アダルトビデオも無い時代、映画監督は低予算で盛んに作られていたポルノ映画で「裸だけだしておく」という枠組みの中で、様々なテーマを持たせてみたりして技術を磨いたと聞く。今のアニメの世界でも、一見市場に媚を売っているようにみえて、その実、制作者達が魂を込めているような作品はあると思っている。そういうのを見逃さないように、とりあえずいろいろ何でも見てみようと思う。深夜アニメの安っぽさ安さの中にある自由さ独創性、多様性はなかなか今の時代他に類をみないモノではないだろうかと思っている。

 

 

<2017.1.16>

 

○2017年冬アニメ

 今期も面白そうなの多い。

 「小林さんちのメイドラゴン」 原作マンガ大好きで、それが京都アニメーション制作でアニメ化と聞いたときには「勝ったな」とほくそ笑んだモノである。今期オレ的一番期待作。ストーリーは一人暮らしのシステムエンジニア「小林さん」のところに、ひょんなことからドラゴン(メイドスタイルに変身)がやって来てという「ドラえもん型」のドタバタコメディーなのだが、何というか社畜の悲哀とかオタクの喜びとか、そういう描写も味があるし、なんといっても長命なドラゴンが、彼らの感覚ではあっという間に老いて死んでいく人間に対して抱く愛情という「ポーの一族」的な切ないテーマにも心揺さぶられる。京都アニメーションならアニメオリジナルのアレンジとかも期待できるので、可愛らしいキャラクターを愛でるだけに終わらない作品となることを確信を持って期待している。

 「この素晴らしい世界に祝福を!2」一方、待ってましたの「このすば」2期は可愛いキャラクターを愛でてアハハと笑い飛ばしていれば良いお気楽な楽しさに満ちた作品。原作ラノベも既に読んでいるけどもう面白いのがわかりきって視聴できる。相変わらず予算が限られているのか今時のアニメとしてはショボ目な作画もまたご愛敬といったところ。

 「幼女戦記」は、今期一番の話題作だろうか。小説原作で既にマンガ化が先行していてマンガ版も話題になっていて見始めた。まあこれはあれだ、「オタクって戦争もの好きだよね、それから幼女も好きだよね、じゃあそれを混ぜちゃおう。」という感じなのかな?ただ、幼女といっても中に入っているのは非情なリストラ敢行していた日本のエリートサラリーマンの魂で、幼女の見た目で第2次大戦下のドイツっぽくもある魔法のある異世界で強力な魔法を駆使し冷徹に敵を蹴散らすシーンとか、ギャップがなかなかに不気味な格好良さを醸し出していて痺れる。実に良い感じだ。

 「リトルウィッチアカデミア」は、魔法学校で魔法少女が友情努力勝利というテンプレ的なストーリーのようで、まああれだハリポタからなにからこれまでそんなんいっぱいあったと思うけど、それでも2話見た時点ですれたオッサンにもこれは面白そうだと思わせるに充分な「王道」の魔法少女モノっぽい。ハドラーがバーン様にお薦めしていたので試しにと見てみたが思わぬ拾いものかも知れない。魔法少女モノということで主人公達3人娘から先生から魅力的なキャラクターが沢山出てきて、ネットではこれから誰が一番可愛いか?だのといった議論にも花が咲くのだろうけど、おそらく3人娘の1人毒娘のスーシーが本命、対抗はライバルキャラのツンデレ優等生ダイアナちゃんとみた。主人公はあんまり人気出ないのがお約束。キャラクターデザインそれ程萌え萌えとした方向に振っていないけど可愛く魅力的に見える良い塩梅。

 「亜人ちゃんは語りたい」はマンガ原作でマンガは電車の広告とかでも推されていて話題にもなっていたので視聴。人型の怪異である亜人(デミヒューマン)がいる学園ものということで、可愛らしい萌え萌えとしたバンパイヤ娘や雪娘を愛でて楽しむほのぼの日常系という認識であってるんだろうけど、なにげに異なる個性をもった人とのコミュニケーションの方法というようなところもテーマっぽく、コミュ障気味な当方的には学ぶべきことも多いかも知れない。

 「南鎌倉高校女子自転車部」なんか前期も自転車部モノなかったっけ?な感じだが今流行なのかも知れない。とりあえず見てみる。

 「ACCA13区監察課」と「カオスチャイルド」は謎解きモノかな?続きが気になるのでこれも見てみる。

 「昭和元禄落語心中-助六再び篇-」はアニメで落語というなかなか渋いところを狙って好評だった作品の2期目でこれまた楽しみに見る。

 「鬼平」は、時代劇をアニメでという意欲作。名作時代物原作なのでストーリーは安心してみていられるし、今時のアニメ技術で描く殺陣がなかなかに格好良い。

 「バンドリ」は実はまだ放映始まってなくて見ていないのだけど、自分が見ないアニメの分野でオタクどもに人気で円盤の売り上げがすごいものにアイドルアニメとでもいうのがあって、具体的には「アイドルマスター」とか「ラブライブ!」といったところなのだが、ちょっとニワカレベルの自分には敷居が高い感じなのだが、それ系の新しい作品が始まるようなのでちょっと挑戦してみようかと思っている。バンド少女ものだそうだ。どうなることやら。

 「3月のライオン」「タイガーマスクW」も引き続き楽しみに視聴。

 

<2016.10.15>

○2016年秋アニメ感想

 今期1番は「響けユーフォニアム2」をあげたい。ジョイナス先輩の進学問題とかを中心に、熱い部活モノのなかにも、それぞれの悩みや願いなんていうのが丁寧に描かれていて、やっぱり京都アニメーション作成の学園モノには、胸を締め付けてくる「青春」感が色濃くにおう。

 「3月のライオン」もNHKアニメはハズレなしを証明する良作。新房監督らしい映像美で描かれる川沿いの街が釣りで良く行くあたりなのも、見ていてその描写に魅入らされた遠因か。複雑な生い立ちの主人公の将棋に向かわざるを得ない心境とその覚悟のあたりが胸を打つ。年明けも引き続き視聴。

 「JOJO4部」はわかりきっているとおり面白かった。凝った色彩の背景美術とかもいかにもジョジョらしくて良かった。

 「ドリフターズ」は、途中キリの良いところで終了で、原作ストックたまったらまた続きをみたいところ。動く豊久とか格好良かった。

 「ブレイブウィッチーズ」はストライクウィッチーズの伝統を引き継いで、熱い魔法少女バトルモノでこれまた楽しめた。ツンデレ菅野ちゃんがよい。

 「終末のイゼッタ」も魔法少女モノだけど、最後の魔女であるイゼッタが姫のためにすべてを賭けて戦う様がなかなかに百合百合しくもりりしくけなげで堪能できた。

 「タイガーマスクW」は、これがなかなかに昭和臭の漂う古くさい感じのなかにも、可愛いマネージャーやらレスラー同士の友情やら、なんだかんだあってなかなかに面白い。年またぎらしいので引き続き楽しみに視聴。

 「競女」は今年最大の馬鹿アニメ。プールに島を浮かべての尻相撲で熱いバトルをとか、心の底からバカバカしく声を出して笑わされた。尻関係のはじめて聞くような用語が頻出して、ネット上では同じ日に放送あった「舟を編む」で作っている辞書「大渡海」に掲載すべき、とかもりあがっていた。魔法少女がパンツ丸見えで空飛んでるブレイブウィッチーズが至極まともに見えてくる怪作。

 「舟を編む」長い期間と手間のかかる辞書編纂にまつわるドラマを丁寧に描いている。主人公と西岡の補い合う友情関係や、尊敬できる先生との死別等々、心理描写もなかなかに泣かせるモノがあった。良いアニメでした。

 「奇異太郎少年の妖怪絵日記」はまあ動くすずちゃんがみられただけで良し。

  「バーナド嬢曰く」は、原作同様に超楽しめた。台詞の多い主人公の早台詞、長台詞をよどみなくあてていた声優さんに脱帽。

 

 

<2016.10.15>

○2016年秋アニメ 今期は面白そうなのが多い。
 とりあえず「JOJO4部」は面白いのはわかりきっているので引き続き視聴確定。
 「ドリフターズ」は楽しく読んでるヒラコー先生の漫画原作。異世界に歴史上の人物が飛ばされてというありがちっちゃありがちなお話だが面白い。先日渋谷のHANDSに行ったらコラボ企画で登場人物の1人である島津豊久のコスチュームが飾られていた。原作完結してないのでどのあたりまでやるのか、どう締めくくるのかその辺も楽しみ。
 「響けユーフォニアム2」は1期がめちゃくちゃ面白かった吹奏楽部モノで好評を受けて待ってましたの2期であり、これも面白いのが保証されているような作品。
 「ブレイブウィッチーズ」はストライクウィッチーズの3期にあたるのかな?魔法少女がパンツいっちょで航空機みたいな飛行ユニットを履いて敵と戦うと書くと馬鹿っぽいが、これが前2作はなかなかに熱くて面白かったので、今作もまず面白いだろうとみている。このあたり4作品はもう面白いのは分かっているつもりで観る。
 「終末のイゼッタ」は、これも魔法少女モノのようで導入部観て面白そうなので視聴してみる。国名が架空だけど第2次世界大戦のヨーロッパ戦線に魔女が対戦車ライフルに跨がって参戦と書くとブレイブウィッチーズとモロかぶりしそうだが、もうちょっとシリアスよりで芸風は異なる模様。
 「3月のライオン」は漫画原作の将棋モノ。将棋全然分からんが導入部からして面白そう。NHKアニメはここのところハズレなしだし期待する。新房監督らしい映像美も魅力である。世間では「君の名は」の新海監督がアニメの監督としては注目浴びてるけど、劇場版アニメよりも深夜帯のテレビシリーズアニメの方が作品数多く発表されているしオタク的には主戦場だと感じている。監督名なんて特に気にしてなくても、面白かった作品何作かに同じ監督名が出てきたりすると自然と名前も憶えてくる。新房監督とさとうけいいち監督、幾原監督は結構好みかも。
 「タイガーマスクW」は、映像も筋書きももろに昭和臭の漂う古くさい感じだが、でもなんか面白い。ちょっとチープなぐらいの味わいをもし狙っているのなら天才だ。
 「競女」は今季最大の馬鹿アニメ。「ドキッ水着だらけの芸能人水泳大会!」とかでやらていたプールに島を浮かべての尻相撲が公営ギャンブルになった世界観で熱いバトルをとか、だいぶ頭が湧いている。こういうバカバカしいのはとりあえず観ておく。
 「DAYS」はサッカーモノで引き続き視聴。
 「ALL OUT」はラグビー人気を反映してか、漫画原作のラグビーモノ。ラグビーのルールとかこれで憶えてしまいたい。
 「舟を編む」は本屋大賞だかとってた小説原作。辞書編纂のドラマ。こういう実写ドラマでやるような話をアニメでやるというのもなかなかに面白そう。
 「バーナド嬢曰く」「奇異太郎少年の妖怪絵日記」は原作面白かったショートアニメ。
 けっこう観る本数があるけど楽しみに観ていきたい。

 

<2016.10.8>

○2016年夏アニメ感想

 今期は今一楽しめなかった気がする。JOJOは面白いけどその他はダラッと観てた。秋はどんなもんだろうか?

 

<2016.7.27>

○2016年夏アニメ

 今期は比較的少なめ。「JOJO4部」「DAYS」「アルスラーン戦記2期」「アクティブレイド2期」「甘々と稲妻」「バッテリー」「ベルセルク」ぐらいか。アクティブレイド除くと評判作ばかりでもうちっとマイナー味のきいたのもおさえたいところだがビビッとくるのがなかった。

 

<2016.7.8>

○2016年春アニメ感想

「JOJO ダイヤモンドは砕けない」はやっぱり4部は良いエピソード揃いで良い。

「フライングウィッチ」はほのぼの日常系でなにげに今期楽しみだった作品。

「鋼鉄のカバネリ」は絵が綺麗でアクションも良かったがストーリーがやや尻すぼみ感。

「文豪ストレイドックス」は、ネタモノとしてみていたが割と評判良く2期もありそう。

「ばくおん!」「坂本ですが」と「とんかつDJアゲ太郎」が今期のギャグアニメでは笑えた。

「ハイスクールフリート」は海のガルパンとまでは行かなかったけどそれなり。

「ビックオーダー」は独特のセンスで意外に面白かった。

「暗殺教室」「うしおととら」は最終回まで視聴。楽しみました。

 

<2016.4.19>

○「ブラックホークダウン」戦争ものはグロくてもだいじょうぶと思っていたが思いあがりだった。ソマリアのモガディショって高野先生が取材してたところやン。と軽い気持ちで見始めたが、すさまじい戦闘シーンにちょっとオシッコちびりそうになった。手足吹っ飛び内蔵漏らし血が滝のよう。今時の戦争がたとえ市街地の局地戦であっても、ヘリの映像衛星画像を本部で統合し駆使した情報戦だというのがよくわかって興味深かった。そのヘリが「ダウン」してしまった後の泥沼の戦闘。出撃時の、一時間で終わる作戦だから「水はいらない」「暗視装置はいらない」というのがことごとくフラグであったことよ。ちょっときつかったが面白かった。 

 

<2016.4.15>

○2016年春アニメ

「JOJO ダイヤモンドは砕けない」は待ってましたの4部開幕。今回キャラクターデザインがシンプルな感じになってて、かつ背景が荒木先生っぽいというかちょっと昔のキューティーハニーみたいな感じになってて、独特の世界観を作ってて映像的にも楽しめている。もちろんストーリーもグレートですよこいつはァ。

「鋼鉄のカバネリ」は超期待。技術水準が明治くらいの日本を舞台にしたゾンビモノ。アクション迫力あって絵が綺麗。

「文豪ストレイドックス」は、出落ちにちかいが、超能力探偵ものなんだけど登場人物が文豪由来で、超能力も縁のものが設定されていて、元文学青年としてはクスッと観ている。

「ばくおん!」は「けいおん!」のパロディーの女子高生バイクモノ。原作も読んでるけどSUZUKIの迫害のされ方が納得いかんです。

「ハイスクールフリート」は海のガルパンになれるのか?女子高生と戦艦を混ぜた作品。

「フライングウィッチ」はほのぼの日常系だけど主人公は魔法使いの少女。ポヤーンと気を抜いて観る。

「ビックオーダー」は原作が「未来日記」の人ということで楽しみ。

「迷家」「ジョーカーゲーム」は推理モノなのかな、それなりに面白そう。

「坂本ですが」と「とんかつDJアゲ太郎」が今期ネタ枠か?

「暗殺教室」「うしおととら」「マギ」は2期目で引き続き楽しみに視聴。

 

○映画もダラダラ見ている、バックトゥーザフューチャーは2、3も超面白かった。トランスポーター2、3もよかった。後長年頭に引っかかっていたゴットファーザーも1を観た。重厚でなかなか渋くて格好いい映画だったけど、マフィアの血で血を洗う抗争は正直ちょっと怖かった。ホラーとか戦争モノは平気なんだけどなぜかダメだった。2、3は血を見る覚悟ができたらまた観てみたい。

 

<2016.4.2>

○2016年冬アニメ感想

 「この素晴らしい世界に祝福を!」は久しぶりに原作ラノベ買おうと思うぐらいに面白かった。最初ノーマークで途中から話題になってたので見始めたがギャグのセンスがオーソドックスなんだけどでも良いあんばいで、登場人物がそれぞれ魅力的。「我が名はメグミン!」の詠唱の際のBGMがふとしたきっかけで脳内自動再生されるぐらいに面白いシーンは繰り返して見てしまった。くだらないっていえばそうだけど正直今期一番楽しめた。

 「灰色のグリムガル」も結構面白い異世界モノで、地味ーな展開に心理描写を軸に、というこんな手もあったんだという切り口。

 「僕だけがいない街」は主人公の声に慣れたら原作同様超楽しめた。ただラストまでまだ原作最終巻出てないので原作読んでからにしようと最終2話分は録画見ずにとっておいていある。

 「ディメンションW」は逆に原作大好きなんだがちょっと端折りすぎの感じで、ヒロインのアンドロイド娘とついでにモグラ娘が動いてるのを愛でてるだけで終わった。

 だがしかし、「だがしかし」を見てると、ヒロイン可愛いだけで別にいいじゃないかという気もしてくる。オタクどもにもヒロイン2人は大人気で特にサヤちゃん人気爆発。茶髪にピアスで黒目の小さい田舎ヤンキーっぽいオタク受けしなさそうな見た目なのだがなぜかキュート。

 「ヘヴィーオブジェクト」は近未来的な世界の戦争を描いてるんだけど設定がガバガバだという批判を浴びたり、そこが気楽に楽しめて良いんじゃないかと評価されたりしてたが、後者に同意する。原作の蒲池先生のノリは細かい設定どうこういうべき代物じゃないだろと思う。テキトー感じの勢いを含め楽しめば良いと思う。まあゆでたまご先生のキン肉マンの細かい設定の矛盾が作品をダメにしてるかっていったらそうでもないでしょ、その辺にあーだこーだいいながら楽しむのが乙ってもんでしょ。

 「おそ松さん」はなんと、3千枚強円盤売ればペイすると聞く中で10万売れてるとのこと。やりたい放題の実験的なギャグは「スペース☆ダンディー」を思い出させるが、正直なぜこんなに受けてるのかよくわからん。面白いけどそれほどか?

 「無彩限のファントムワールド」は、出落ちに近く、最初のチチ揺れで話題になったがその後はボチボチという感じだった。

 「昭和元禄落語心中」はなかなかに渋い人間ドラマで楽しめた。良作。

 「GATE」「暗殺教室」も前期から楽しく視聴し。

 「機動強襲室第八係」が途中から見始めたら意外に面白いロボ刑事ものであった。

 今期は豊作豊作ゥ

 

<2016.3.16>

 自宅療養中で、死ぬほど寝ているがそれでも24時間寝ているわけにはいかず暇である。マンガや小説も読んでいるが、最近、アマゾンがおもいっきり他のサービスをつぶしに掛かるような攻勢をかけていて、その一つにプライムビデオというのがあって、プライム会員には見放題の映画とかのサービスを提供している。見放題の映画サービスとしてはYAHOOのGyaoもあるが、品揃えがアマゾンプライムビデオの方が段違いに良い。007シリーズとかけっこう好きなので飛行機乗るときにあれば見ているけど、ショーンコネリー時代のからそろってるので見逃してたようなやつも観られる。バック・トゥ・ザ・フューチャーなんていう往年の名作も見逃してたので観たが、30年前の映画で去年作中の未来の年がきたそうだけど、名作っちゅうのはいつ観ても面白いね。3まであるそうなので続きも楽しみに観る。他にもタクシーシリーズの新しいのとか、ゴットファーザーシリーズとか観たかったのがあるのでダラダラと観ていきたい。映画はあんまり熱心には観てこなかったので名作傑作見逃しまくってるはずなのでザクザク面白いのが掘り出せるはずだ。

 

<2016.2.4>

 ちょっと話題になってる「灰色のグリムガル」と「この素晴らしい世界に祝福を!」を追加視聴。どちらもファンタジーの世界に放り込まれた主人公達を描くという、良くあるラノベアニメのテンプレート使用という感じであるが、それでもそれぞれ面白い。両作とも俺ツエー!な主人公の活躍を描く作品ではなく、最初装備も無いところから雑魚キャラ相手に苦戦するという様が描かれる。グリムガルの方はゴブリン狩るシーンとか割とリンチ殺人?っぽいリアルに寄せた表現で陰惨。そういった苦戦の中での仲間との人間関係やらを割と丁寧に表現している情感のある作品、展開遅いしスカッとするシーンは少ないしだけど、そういう作品を作ろうとしている意欲が読み取れて悪くない。対してネット上でも良く比較されている「このスバ」は馬鹿っぽい楽しさ満載。ファンタジーの世界に来たのに最初仕事が左官とか土木とかただのガテン系バイトで、募集掛けて集めたパーティーメンバーは爆裂魔法しか使えない魔法使いとか、Mっけのきつい変態剣士とか、気軽にアハハと笑って楽しめる内容。爆裂魔法最初は「ナントカカントカエクスプロ−−ジョン!!」って気合い入れて唱えてたのに、何回もやってると「ジョン」とかいい加減になってきて笑えた。声だして笑えるレベルの正しい馬鹿アニメ。

 「僕だけがいない街」の主人公の声に感じてた違和感は「そういうしゃべり方」だと認識されてきたのか気にならなくなっている。ストーリーは良い感じに展開してきて面白くなってきた。声優棒読み系でも慣れると案外平気というのはそういえば「それ町」の歩鳥でも感じたことだ。

 

<2016.1.11>

○2016年冬アニメ

 今期のアニメがだいたい出そろった。ちょっと面白いのが多い。
 2期目の、「うたわれるもの」、「GATE」、「おそ松さん」、「ヘヴィーオブジェクト」、「暗殺教室」は引き続き楽しみにみるんだが、新しく始まったのにも期待している。
 特に良さそうなのが、無彩限のファントム・ワールド、昭和元禄落語心中、ディメンションWの3つ。

 「無彩限のファントムワールド」は京都アニメーションのファンタジーものということでどんなもんかなと、見始めたが「京アニのおっぱいアニメかよ!」という感じで、ネット上も早くも騒然としている。京都アニメーション「萌え」とか「学園モノ」のイメージが強く、賀東先生が自身の原作「甘ブリ」アニメ化の時に登場人物のおっぱいを揺らすべきだ!とかなり強く主張したにもかかわらず、あんまり揺れんかったというのをどっかに書いていたが、今作1話目からオッパイ揺れまくってます。あとヒロイン?また回ってます。つかみはOKだけどこれどうなっちゃうのと不安でもある。刮目して観たい。

 「昭和元禄落語心中」は原作マンガは話題になっていて、そのうち読まねばと思っていたらアニメ化したので、面白かったら原作も読もう、ぐらいの様子見感覚で1話観たら、ちょっとどうなのよこの引き込まれる面白さ。ジャパニメーションは「萌え」だけじゃねえんだぜ、ということをみせつけてくれるんじゃないかという確信に近い期待を持った。落語と人間関係の機微っていうアニメで表現するのが難しそうな、下手すると陳腐化するような題材をアニメならではという感じの見せ方で魅せる魅せる。

 「ディメンションW」は原作マンガは既読で面白かったのでどんなもんだろうと期待していたが期待以上のすべりだし。OPで主人公踊るのかよ!と小ネタもちょっと受けた。異次元から無限のエネルギーを得ることができるようになった近未来を描くSFマンガなんだけど、主人公の相棒がキュートなアンドロイドで2人?が最初反目しつつも、だんだん相棒になっていく系の物語でもある。原作読んでるので話が面白いのは知っていたが、今時の「作画が良い」アニメ映像の技術がばっちりはまって近未来での戦闘シーンやらメカメカしたギミックやらがなかなかに格好良くて眼福。良いアニメ化になりそう。

 他にも原作既読ものでは、「だがしかし」と「僕だけがいない街」があって、だがしかしはまあ、ヒロインのキュートさだけ愛でていれば他はどうでも良いような作品なのでダラッと見るが、「僕だけはいない街」はまだ完結していないタイムトラベルモノのミステリーなので、結末どうすんのよ?という心配といまいち主人公の台詞が棒読みでしっくりこないという不安要素がある。まあみるけど。

 あと、1話みてちょっと面白そうだったのが、謎解き吹奏楽部モノ「ハルチカ」、ゲーム制作モノ「少女達は荒野を目指す」あたり。


 楽しみだ。

 

<2015.12.28>

○2015年秋アニメ感想

 「終物語」はダラッと見てた、神原選手が忍を言い負かすあたりが面白かった。

 「ヘヴィーオブジェクト」、「うたわれるもの」はコンスタントに面白い。年またぎ来期も視聴予定。

 「ワンパンマン」は戦闘シーンが迫力あってよかった。無面ライダーの男気も良い。

 「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」「すべてがFになる」はそこそこ楽しめたが、やや消化不良。

 「ヤングブラック・ジャック」原作読んでていまいち乗れないパターンだった。

 「ルパン三世 新シリーズ」安定のおもしろさで安心してみていた。

 「おそ松さん」が今期一番の話題作だったかも。毎回いろんな趣向で楽しめた。来期も視聴。

 「進撃!巨人中学校」「北斗の拳 イチゴ味」はダラッと見てた。

 「おりりかじり虫 第4シーズン」見るの忘れてた。

 「うしおととら」は途中尻切れトンボでセカンドシーズンに期待。

 

<2015.12.10>

○「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 最近映画館で映画を見なくなって久しいが、コマーシャル映像とかみて、モヒカン達(今作ではスキンヘッドが多かったが)が改造車とかに乗ってヒャッハー!!な世界観がどうにも面白そうなので観たいと思いながらも機会を逃していたが、街に出たときにネットカフェで「配信中」のポスターが出ていたので観た。もう映画のほとんどの時間を、主人公達が乗って爆走する大型トレーラーを改造したウォータンクとヒャッハー軍団との死闘でこれぞジェットコースタームービー的な息つく暇のない展開。ヒャッハー軍団楽団も乗せていてメタルっぽい激奏が笑える。エンジンへの吸気に燃料混ぜるというアフターバーナーじゃなくてビフォアバーナー的な技術でウォータンクがスピードアップするんだけど、口でガソリン吹いてたりするローテクなのも受けた。3のサンダードームから27年ぶりの新作ということだが、「北斗の拳」はじめその後の作品に影響与えまくってきた傑作オーストラリア映画の最新作として文句のつけようのない面白さ。おっさんファンとして唯一不満を述べるなら、主人公マックスがメル・ギブソンじゃないくらいか。もう歳だし仕方ないけどね。

 

<2015.12.03>

○Yahoo!のトップニュースに「シュタゲ再放送で新たな展開」となっているのをみて「??」と思って読んでみたら、今再放送しているアニメ「シュタインズゲート」で再放送のはずなのに23話が新作になっていて、ネット上で「現実に世界線が変わったのか?」とチョットした祭りになっていたという話題だった。まあ、原作ゲームシリーズの新作の出るタイミングの再放送での出来事なので、Yahoo!ニュースで取り上げられるところまで含めて新作ゲームのプロモーションかなとヒネた大人の見方をしてしまったが、それであってもなかなか作品内容とリンクした面白い企画である。前回放送時の録画は残ってなかったのでたまたま今回の再放送も録画して見ていて、今見ると流石に当時のネットスラングとか「痛め」だなとか懐かしく飛ばし飛ばし視聴していところ。話題の23話はまだ見ていなかったのだが、さっき見たところ前回すっかりどんなだったか忘れていて「最後の方がチョット変わったのかな」ぐらいしか分からなかったけど、最終回の鮮やかな幕切れは憶えているので最終話まで新たな楽しみを持って視聴したい。

 

<2015.10.25>

○祝!ジョジョ4部andフルメタ、アニメ制作発表 ジョジョ4部は3部までも円盤売れていたので既定路線だと思うけど、フルメタは原作完結から何年か経ってしまったしもうアニメ化はないモノとあきらめていたが嬉しい限り。ジョジョは3部までをみているとあまり削ったエピソード無いので、4部で楽しみにしている「ネズミ狩り」エピソードはまず間違いなくやるだろう。ネズミの臆病さ狡猾さと不気味さがイイ。フルメタは4度目のアニメ化だけどまだ情報が断片的でどこからどこまでやるのかひょっとして「フモッフ」なのかわからんが、完結している原作があるので是非終わりまでやって欲しい。ソースケの「雑菌だらけのクソを塗りたくってやる」とかあたりの、やってることは「囚われのお姫様を救い出す」コテコテな話なのに応えるヒロイン含め無茶苦茶な台詞回しの迫力のある面白さを是非アニメでも堪能したい。

 

<2015.10.10>

○2015年秋アニメ

 今期これはという期待作はないが、終わってみれば面白かったとなることを期待。

 「終物語」「ヘヴィーオブジェクト」は原作既読のラノベアニメ化。西尾先生、鎌池先生はアニメ化するのが追いつかないぐらいブッ書きまくってます。原作読んでるので「そこそこ」面白いはずという予想。

 「うたわれるもの」はゲームと同時展開のようで注目作なのでとりあえずチェック。

 「ワンパンマン」はネットマンガをもとに絵の上手いマンガ家が商業誌連載しているのをアニメ化という出世作。原作初めの方読んだことあるがそれなりに面白いのでそれなりに期待。

 「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」「すべてがFになる」はミステリー小説のアニメ化らしいが一話見たらどちらも面白そう。

 「ヤングブラック・ジャック」は原作マンガ結構好きなので期待。

 「ルパン三世 新シリーズ」は、気合いが入った今時の技術で描く昭和の香りのするルパンでなかなか良い感じ。今期一番の話題作かも。

 「おそ松さん」は赤塚不二夫生誕何十周年だかの企画だそうだが、初回は腐女子向けアニメのパロディーネタで結構笑えた。毎回どんな趣向で楽しませてくれるのか。

 「進撃!巨人中学校」「北斗の拳 イチゴ味」はスピンオフのギャグ4コマのアニメ化、イチゴ味のサウザー様ネタは結構笑える。

 「おりりかじり虫 第4シーズン」今期一番の衝撃。まさか4期まで来るとは。

 「うしおととら」は面白くなってきたところで前期から引き続き視聴。

まあ、こんなところかな。

  

 

<2015.9.29>

○2015年夏アニメ感想

 やや調子が悪く、床に伏せるここ数日。熱の中で見る夢の気持ち悪さはなぜ起き抜けの精神をああも蝕むのだろうか?キモチワルイ。悪夢の内容はなぜか自分が学生で大学の単位が全然足りないというもの。なのに何も最近単位を取るための勉強なりレポートなりをした覚えがないというもの。当たり前だ。現実ではもう勉強もレポートも必要とされていない(まあ、学べねばならぬことは多く会議でも出張でも報告は必要だが)。大学の勉強なんてここ20年はご無沙汰なのに、なぜか夢の中ではその期限が迫っている。脂汗カキまくりの嫌な悪夢である。似たような悪夢をらも先生が書いていたような気がする。最近、「自炊」ついでにらも先生モノの再読も続いていたので影響されたか?

 アニメは今期もとても楽しめた。アニメ楽しめるだけでも現実は悪夢ではなく楽園に近いと確信する。

 今期、視聴していたアニメでは「監獄学園」と「シモネタという概念が存在しない退屈な世界」が話題を集めていた、どちらもてらいのない下ネタ剛速球で、土曜の朝「監獄学園」日曜の朝「下ネタ」という流れは、剛速球投手の投げ合いを連想させるいずれ劣らぬクソ下品な面白さに歓喜して視聴していた。監獄学園が最終回サヨナラで逃げ切ったぐらいの僅差の下ネタ名勝負だった。

 でも、今期オレ的一番を上げるなら迷わず「シャーロット」。超能力バトルモノでタイムリープもので、最終的に覚醒した主人公が世界を救う「世界系」という、これまでもあったようなといえばそうなんだが、主人公の、窮地に陥るたびに頭をもたげるゲスな感じが、仲間達のささえでそっちに落ちてしまわず、覚悟を決めて成長していく感じがとても良かった。ヒロインのツンデレ具合も良い塩梅だし、そのあたりの友情やら恋やらも味わい深かったし、でてくる食い物からして旨そうだった。やさぐれた主人公が横ぐわえにするみたらし団子、ヒロインがウキウキで買い物するBBQのトウモロコシ、主人公と相棒の青春の味牛タンカレー、思わずみたらしはマイブームになってしまったし、牛タンカレーも作ったし、トウモロコシも食った。いろいろとストーリー上のアラもあってネット上でも賛否別れる意見があったが、そんなコマケーコタードウデモイインダヨ的にメチャクチャ良かった。オレが面白いと思ったからオレの今期一番は文句なしに「シャーロット」。

 「ガッチャマン・クラウズ・インサイト」は何気に民主主義の愚衆政治の限界とかそのあたりをテーマにしていて考えさせられた。

 「電波教師」「ベイビーステップ2期」は一応最終回。楽しめました。

 「オーバーロード」「のんのんびよりリピート」「GATE」あたりもよかった。

 「うしおととら」は面白くなってきたので引き続き期待。

 来期はどんなのが放送されるか今から楽しみである。

 

<2015.7.16>

○2015年夏アニメ

 今期観るアニメ選定中。昨期のユーフォニアム、シドニア、ジョジョみたいな私的超ヒットは無い感じのなか、面白くなりそうなのをとりあえず観ている感じ。

 継続ものの、「電波教師」、「ベイビーステップ2期」、「長門有希ちゃんの消失」は引き続き視聴。

 「電波教師」は大人の事情で主人公の妹の声をアイドルがあてててヘタクソとか作画がイマイチ安定しないとかで叩かれているが、なにげに話は2クール目に入って面白くなってきた。やりたい事しかできない病「YD」を自称する主人公の型破りな教師もの。少年漫画原作らしい勢いとテンポの良さ。

 「ベイビーステップ2期」は、主人公がヒロインなっちゃんとつきあい始めてネット上「スポ根もののつもりで見ていたのにラブコメだったでござる」とか「マルオ(主人公)爆発しろ!」「オレもあんな青春をおくりたかった」とか良い塩梅に盛り上がっているところ。まあ基本は理屈っぽいスポ根ものとして安定して面白い。

 「長門有希ちゃん」は平行世界のユキが帰っていって「良い最終回だった」とおもってたら次の週も普通に放送していて驚いた。12話でおさまらなかったのね。

 「シャーロット」は超能力バトルものっぽいが、つかみはOKな感じで今期スタートのなかでは一番期待している。主人公の能力は短時間他人と意識を入れ替える事ができる「オレがお前でお前がオレで」的なわりとショボい能力なのだが、これをどう使って闘うか「その手があったか」と唸らせてくれくれることを期待。

 「GANGSTA」も一種の超能力バトルものか、能力を強化された人間が出てくるガンアクション+チャンバラ系。ブラックラグーンをちょっと思い出させる。暗めの絵柄が雰囲気出してる。

 「オーバーロード」はゲームの世界に取り残され系で早速SAOのパクリとの書き込みがネット上踊るが、こんなもん何番煎じでもおもろければOKなので、面白さで外野を黙らせてくれるような展開を望む。今のところちょっとエロ有りで設定も面白くてテンポもイイ感じ。

 「のんのんびよりリピート」は田舎生活の日常系、まあ1期もほのぼのした良作だったので見る。

 「乱歩奇譚」は江戸川乱歩生誕50周年記念作品だかで、乱歩の作品を題材に現代風にアレンジした明智探偵と小林少年の活躍を描くらしいが、まあほぼオリジナルアニメっぽい。

 「うしおととら」は往年の名作マンガのアニメ化だが原作未読なのでどんなもんか楽しみ。

 「GATE」は、賀東先生の「コップクラフト」とかと同様、異世界と現代世界を繋ぐゲートが開いてファンタジー世界の住人と自衛隊が戦うのかどうするんだかという作品。古くは戦国自衛隊とかからある設定だが(もっと昔からあるか?)、今作はどんなもんだろう。

 「プリズンスクール」原作マンガは1巻だけ読んで、まあいいやと放置したが、アニメの動きがあるなかで見るとバカバカしくて結構良い。シモネタ系学園もの。

 「シモネタという概念が存在しない退屈な世界」高度に情報管理された社会での思想言論の自由を求めるレジスタンス達の活躍を描く、と書くとテーマとしてはオーウェルの「1984年」とかと同じだが、まったくクソバカバカしいシモネタ剛速球。「幻パンティ」「変態仮面」の系譜を受け継ぐパンツマスクがオゲレツで良い。何度も書いているが、深夜アニメにはこういうアホなのも必要なんですアーッハッハッハー。

 

 

<2015.7.2>

○2015年春アニメ感想

「シドニアの騎士−第九惑星戦役−」今期も文句なし。2回ぐらいづつ見てた。3話ぐらいのクローン姉妹の光合成覗いちゃってドアごと蹴り飛ばされてグシャッと倒れる主人公とか、フル3DCGでそんなに丁寧に描くなよというぐらいのクオリティーで笑える。人外ヒロインつむぎちゃんの、人と話す時につかう触手の新幹線ぽい感じのSEとかモキュモキュいうSEとかもハマっててたのしめた。さいごアニメオリジナル展開もメカとか格好良くて大満足。期待通りの2期でした。

「ジョジョの奇妙な冒険SC」は約束された面白さ。分かっていても最後のDIOとの決着はスッキリした。これまた期待通りの面白さ。4部をクレイジーダイヤモンドがでてくる4部を是非にという感じだ。ネズミ狩りエピソードが見たい。

「響けユーフォニアム」は、1話3回づつぐらい見てしまった。京都アニメーションの学園モノでは涼宮ハルヒとか氷菓とか中二病とかが好きだが、学校の校舎に照り返す夏の日のあつさとか、そういうのを想い出さずにいられない空気感というか雰囲気を醸し出してくる。恋愛要素少なめの激熱の部活モノなんだけど、主人公練習に夢中で水も飲まず鼻血吹くまで熱中しても、それがコンクールでは使ってもらえなかったり、シビアな世界が描かれていて、それでも仲間の「月に手を伸ばしたそのことが尊いんです」という慰めに、そうなんだよね叶わぬと分かる高い目標にも果敢に手を伸ばし取りに行ったその挑戦が、今ここでではなくてもいつか何かに手を届かせてくれるはずだよね。と目頭熱くなるのである。いろんな思惑のぶつかり合いとか、仲間を想う優しさとか気遣いとか、そういう力一杯若さを謳歌している登場人物達のありさまに、心をとらえられて仕方なかった。目のチョットした表情や拳あわせるさりげない仕草に気持ちが表れていてその辺の表現も巧いなと感心してみていた。ジョイナス先輩の最終回の表情は謎だった。あとは音楽が格好良くて説得力があった。マーチングのイベントに出た時に滝先生の猛練習で実力を上げたさまを「見せつけて」くるのだが、選曲がYMOの「ライディーン」とかチョット格好良くて繰り返し聞いてしまった。シドニアと迷うが今期一番だったとおもう。期待以上でした。

「長門有希ちゃんの消失」は後半パラレルワールド的SFネタできたが、なかなか切なく胸を打つ学園SFものになってて楽しんだ。

「Fate/stay night UBW 後半」最後、前回版の放送時にセイバーとシロウが惹かれあうという結末だったと思っていて、遠坂さんとシロウが仲良くなっていくたびに、セイバーとはいつくっつくんだろうと見ていたが、これ、ルート違いってヤツで「遠坂エンド」ってやつなのねと気がついたのが、セイバーラス前で聖杯ぶち壊して満足げにあっさり消えていったところという、お粗末な状況。まあ楽しめました。

「ベイビーステップ2期」は期待どおり安定の面白さ。

「攻殻機動隊ARISE」もそれなりに楽しんだ。

「電波教師」ノーマークだったけど観てみたら面白かった、2クールモノで引き続き視聴。

「アルスラーン戦記」もとりあえず注目作品で視聴中。

「てさぐれ!部活もの すぴんおふ」は今期バカ枠、前2期に勝るとも劣らぬグダグダのバカバカしさだった。

「暗殺教室」「黒子のバスケ」のジャンプ原作モノも一旦終了。面白かった。

 

<2015.5.27>

「響けユーフォニアム」第8話、1,2話見ただけでただ可愛い女の子がキャッキャするだけの「萌え豚の餌」ではなさそうだなと、熱めの部活モノっぽいなと思っていたが、期待以上にクソ面白い。「萌え豚の餌」どころかむしろこの夏の人間失格側の野郎共の推薦課題作品だわコレ。キャラクターそれぞれ魅力的なんだが、特にジョイナス先輩の空気読まずに音楽のために突っ走る感じとか、主人公のチョット冷めてて性格悪めで、でもホントの意味で性格悪いってほどじゃなくて、いらん失言で人を傷つけて後悔する感じとか、そしてなんといっても謎クールなトランペット吹きコウサカさんの中二病全開の「他人と違うことがしたかったの」「私興味ない人とは無理に仲良くなろうとは思わない、誰かと同じで安心するなんて馬鹿げてる」「自分は特別だと思ってるだけのヤツじゃない、本物の特別になる」とか、自分も言ったことが思い当たるというか、いまでもチョット思っているような痛すぎる台詞がグサグサと突き刺さってきたりして最高に楽しめている。そういう絶妙なキャラクターの台詞や設定とか配置のバランス感覚とか、小説原作っぽいので原作者何モンだとウィキったら、現役大学生だそうだ。栴檀は双葉より芳しか。原作読みたいと思ったがキンドル版出てなかったので紙で買うか迷ってしまう。面白い、シドニア、ジョジョをおさえて今期一番面白い。

 

<2015.4.2>

○2015年春アニメ

だいたい観るアニメを決めた。12作品ぐらいあるのでもうチョット絞るかも。土曜の夜が特に多く時間がかぶるのをネット配信で追っかけたりというのがめんどくさい。

「シドニアの騎士−第九惑星戦役−」もう、待ってましたの二期目。世のオタク共よ人外ヒロインつむぎちゃんで「萌え」は一切の垣根や制約を超えることを思い知るが良い。シドニア血線虫の気色悪さとかアニメ版ならではという感じで、原作とちょっと違っている部分も楽しめているのだが、唯一不満をあげるとすれば、オペ子がアニメ版では仮面被ってるところで、原作のオペ子のメガネでおさげの地味なルックスのくせに妙に女子力高い系の台詞を吐いてくるキャラクターにいつもクスッとさせられているので残念である。まあ些末なところだ。今期も超楽しめることは間違いない。

「響けユーフォニアム」は、京都アニメーション作成の音楽アニメということで、「けいおん!」を連想せざるを得ない。メインキャラ4人らしいというところもそのへんセルフカバーっぽいが、内容紹介みると、「萌え」だけじゃない熱めの部活モノのようである。主人公の顔がクルクル回る映像はこれまた「中二病でも恋がしたい」のセルフカバーだな。面白そうである。

「長門有希ちゃんの消失」本編の涼宮ハルヒシリーズの続編をアニメ化して欲しいところだが、スピンオフ作品である今作がアニメ化。本編は思いっ切りSFなんだけど、そのSF設定を取っ払って学園ラブコメものにしているようである。最後まで視聴できるか不安だがまあ観てみる。

「Fate/stay night UBW 後半」「ベイビーステップ2期」は期待は外さないだろうと安心。

「攻殻機動隊ARISE」攻殻もなんだかんだで終わらないコンテンツで何度目のアニメ化か忘れたが楽しみ。

「プラスティックメモリーズ」「電波教師」あたりが、ノーマークだったけどチョット観てみたら面白そうだった。

「アルスラーン戦記」もとりあえず注目作品で観てみる。

「てさぐれ!部活もの すぴんおふ」は今期バカ枠、前2期はツボにはまるバカバカしさだった。ドンチキドンチキとかパティーンとか懐かしい。

「ジョジョSC」「暗殺教室」「黒子のバスケ」も引き続き視聴。

 

<2015.4.2>

○2015年冬アニメ感想

 「SHIROBAKO」にはやられた。働くって、モノをつくるって、というテーマで激熱。今期一番は寄生獣、ジョジョ3部をおさえて、オレ的には今作で問題なし。主人公含む5人は高校のアニメ研究会の先輩後輩だった女の子達で、主人公はまあハードワークを厭わない「デキる」人なので、制作進行方面で悩みつつも仕事は充実したものになっている、イラストレーターとCGデザイナーの2人も挫折を経て成長していく。特殊なマニアックな視点で突っこんでいくディーゼルちゃんは、その特殊さゆえに飯が食えるところまで行ってしまうところがなんとなくオレと似ている気がして応援してた。もう一人の声優志望の子が、これがなかなか芽が出ない。他の仕事は実力があればイヤでも仕事は降ってくるけど、声優なんてのは人気商売で実力あってもほんの一握りのあるかないかのチャンスをモノにできるかどうかという話で、2期24話のラスト前までオーディション受けては落ちての繰り返しで、まあこれが現実というモノで、あんまりこの子までご都合主義で合格させても嘘くさいかとおもっていたが、最後にお話全体のピンチが伏線になってチャンスがめぐってくる綺麗などんでん返しの脚本で、彼女の声優初録音中にそれまでの苦労を知っている主人公が、感極まって録音ブースのガラス越しに台本で顔を覆いながら号泣しているシーンでもらい泣きした。仕事していく上では、意見の対立もあれば、変なヤツや使えないやつもいて、困難やトラブルが当たり前にのように降ってくるけど、それぞれいろんな人、変なヤツも含めての力が絡み合って機能して一つのことがやり遂げられていくんだなというのが、40過ぎのオッサンだからよく分かる。ええモン見せてもらいました。

「寄生獣 −生の確率−」も文句なし。あんまり冒険しなくて原作どおりだったけど、母親の死、カナの死、田宮の死、村野さんにミギーがとどいていたラストシーンあたりはやっぱり泣けた。ゴトウにとどめを刺すクールさと「地球は何もいわない」あたりの考え方って、たぶん原作読んだときの自分が大きく影響されたと思う。今の時代にアニメで初めて見た人も何かを感じただろうか?

「ジョジョの奇妙な冒険SC2期」これまた楽しんでまっせ。引き続き視聴

「暗殺教室」も独特の味わいが楽しい。引き続き視聴。

「ユリ熊嵐」訳が分からんかったが、それでも面白くて見てしまった。半分も理解できてないかも。

「純潔のマリア」はイスラム国とかがいるこの時代に見るべきアニメ。別にイスラム国が悪いと単純に思ってはいないが、神(作中キリスト教)の傲慢に、マリアの個人的な希望が立ち向かう様が心地よい。

「夜のヤッターマン」やや中だるみだったが、端々に面白いところがあったりして、まあ楽しんだ。

「黒子のバスケ 3期」楽しく視聴中。ジャンプのスポ根モノは熱くるしくていいね。

「山賊の娘ローニャ」は特別面白いというわけではないが、ユルユルと楽しめた。

「7つの大罪」も原作に追いついたようで一旦終了。面白かったので2期を期待したい。

「ログホライズン2」はいよいよ大詰めか。まだ継続視聴中。

 

<2015.3.13>

 「かぐや姫の物語」 地上波初公開ってことで、なんかアカデミー長編アニメ部門もとれんかったみたいだし、最近ジブリもそれほどでもないような気が2代目のそれなりなデキのTVアニメ見てると思えてきてて、それほど期待せずに見たが、ジブリ・イズ・ノット・デッドを思い知らされる面白さだった。竹取物語なんてオチとかストーリーとか知ってるのに、それでもこんなに面白いってどうなのよ?デジタル処理もしてるんだろうけどそれでももの凄い量と質の手書きの絵を使ってるはずで、映像美だけでもジブリでないとできない贅沢な映像になってた。眼福。SIROBAKOの劇中劇で戦闘機のコックピットにうり坊がマスコット的に乗ってるんだけど何でうり坊っていうチョイスかと思っていたが、ネタ元これか。惜しむらくは尺が長すぎて観てて疲れた。日本昔話なら15分で切って落としてたところだ。などと、あんまり褒めすぎるのもなんなので言い掛かりをつけておく。

 

<2015.2.28>

 寝る寝る〜な〜ってエンディングを口ずさみつつ、繁盛している仕事でテンパッた脳みそをクールダウンしている昨日の明日深夜0時半。SIROBAKOおもしれえ。アニメ制作の現場の締め切りパツパツの修羅場を描いているんだけど、働くってなんぞやってのを考えさせられる味わい深い作品になってる。まあ、パロディーネタとかのギャグも好みなんだけど。特に今見た第20話では、直接的にそういうテーマで登場人物達が語っており、「生活のため・・・なら別の仕事でも良い」とか「好きだから」「自分の居場所を」「なんとなく・・・でもやめられないんだよね」「明日の締め切りこなしてたら何十年ってたっちゃった」「刺激」「面白い」などなど、どれもなるほどなるほどという感じでたしかに仕事ってそういうものかも知れないなと思わされる。特に「私には物語が必要」というディーゼルちゃんには自分とかぶるキャラを感じてがんばれって思って観ている。オレもまた来週からがんばろうかなと思った。今週はよく働いた。

 

<2015.1.18>

○2015年冬アニメ

だいたい観るアニメを決めた。今期は少なめかなの10作品。

「ジョジョの奇妙な冒険SC2期」待ってましたの3部後半、エジプト上陸イギーも合流したよ!ということで盛り上がってきました。エンディングがいつもなつかしめの洋楽なのだけど、今期のパットメセニーは今一しらん人でいまYOUTUBEで勉強しながら書いている。

「暗殺教室」ジャンプの人気連載アニメ化だそうで期待してみる。謎の超生物「殺センセ−」が良い味出してる。

「ユリ熊嵐」ピンドラの監督さんがまた訳の分からんアニメを始めよった。刮目して見ねば。

「純潔のマリア」はもやしもんの作者の漫画原作で原作最後まで読んでないのでアニメでラストまで楽しもうと思う。

「夜のヤッターマン」ヤッターマンのその後的エピソードで主役はドロンジョの末裔の少女というか幼女。オッサン世代のオタクなら観ざるをえないのだろうな。

「黒子のバスケ 3期」ダイヤのAが展開遅くてだれてきたので今期の部活モノ枠はこれで。

ほか、継続視聴中の「寄生獣 セイの確率」は引き続きもう正座して見るぐらい気合い入れて見てる。「山賊の娘ローニャ」も最初どうなることかと思ったけど3DCGのキャラにも慣れてきて面白くなってきた。「7つの大罪」も楽しく視聴中。「SHIROBAKO」アニメづくりの現場の臨場感とか凄く楽しめている。

※絶好調の「ログホライズン2」忘れてた。11作品とまあ今期も豊作かな。

 

<2014.12.27>

○2014年秋アニメ感想

「寄生獣 セイの確率」シンイチが寄生獣ミギーと融合の度合いを増していく度に、シンイチは「強く」なると同時に悲しみの涙や儚いものへの哀れみなどの感情を失っていく、その過程でいちいち「人間とはナニか」という問いを視聴者は考えずにいられない。そして人間性を失っていくシンイチに恋人村野さんとともに深い哀しみを覚える。シンイチ自身も苦悩する。自分に想いをよせるカナが殺されても涙が流れない自分に不安といらだちを覚えて頭を立木に打ち付けて流れる血が赤いことを見て、自分が人間なのか既にバケモノなのかを思い悩む様とか、なかなかに切ないものがある。年明けに続くので引き続き楽しみだ。

「甘城ブリリアントパーク」12話で良い感じに大円団むかえたと思ったら、最終回じゃなくて13話蛇足かなと思って最終話も見たが意外にバカっぽくて面白かった。遮光器土偶キャラの妙な間と存在感に爆笑。メインヒロイン(だよね?)のイスズは妖精の国出身で人間じゃないときの見た目はピンクのカッパという原作での設定だがイラスト化されておらず、アニメではミドリのカッパはチョロッと出てきて、アレのピンク版かと思いながらみていた。アニメ化で原作売り上げが急増する現象を「原作ブースト」というらしいが、かなりブーストかかったらしく実際に電車でとなりの兄ちゃんが読んでたのを目撃した。ラノベは挿絵のイラストがあるので、チラッと見ただけでもなに読んでるのかわかるのである。アニメ版は適度にアニメオリジナルなストーリーで原作ファンも2度美味しかった。

「サイコパス2」期待以上、期待以上にグロくてサイコに怖くて、OPの「エニグマッ!(謎めいた)」という歌詞がまさにピッタリの不可解でスリリングな展開。飛び散るハラワタと血煙の中から描き出す罪と罰と人間社会のグチャグチャとした不気味さ。まさにこういうのが見たかった「2」だった。

「Fate/stay night−UBW−1st」評判と期待にそぐわぬ高レベルの面白さ。文句なし。前回のアニメであらすじ知ってたけど、何で二次創作とかでも定番のネタにされるぐらい、セイバーがシロウの手料理腹すかして食うシーンが多いのか今回やっと理解した。シロウが魔術師として半分シロウトなのでセイバーに魔力供給できないのでセイバー飯食って家で寝て魔力回復・温存という一見ニートみたいな生活してたのね。あと高速戦闘シーンの目にも止まらぬ剣劇。たまにスロー再生的なシーンも挟みながらホントに目にも止まらないぐらいのスピードでキャラクター動かしているのに、それでも何とかどういう攻防かわかるギリギリの見せ方をする演出で痺れる痺れるという感じだ。年明け後半放映も楽しみ。

「進撃のバハムートGENESIS」全く期待していなかったダークホース。でも途中からネットでも評判になりだして「金の力すげー」という意見を散見した。金がすべてじゃないと思うが、金で何とかなる部分もあるという当たり前のことか。面白いエンタメというのはどういうモノかよく分かって作っている感じのする面白さ。聞けば監督がタイガーアンドバニーというこれまた全くのノーマークから大ヒット飛ばした作品も監督した人だそうで、なかなかやりおる監督さんなのかもしれない。まだ最終回むかえてないので引き続き視聴。

「ログ・ホライズン第2期」2期も期待通り面白かった。年明けも楽しみにみる。

「おしりかじり虫 第3シリーズ」3期も期待通りどうでも良いぐらいくだらなかった。

「山賊の娘ローニャ」は期待したほどではなかったけど、まあそれなりに名作劇場的な面白さが出てきた。

「テラフォーマーズ」は途中で視聴取りやめ。替わりに「ディアンヌちゃんがおっきくてかわいい!」と評判の「七つの大罪」を視聴開始。なかなか面白いファンタジー冒険モノ。おっきなヒロインって「カボチャワイン」のエルの昔から最近じゃ「ウイッチクラフトワークス」のカガリさんまで連綿と続いてきた系統だが、ディアンヌちゃんはちょっと今までにないぐらい大きくて、有り体にいうとファンタジーの世界の巨人の娘さんなのである。コレがなかなかチャーミングでよいキャラクターになっている。ファンタジー冒険モノなんて星の数ほど書かれていて少年マガジンは同じジャンルの連載2本抱えるのがいつものパターンであるとはいえ、現時点でマガジン内でも他に「フェアリーテール」なんてのもあるぐらいに少年漫画ではありふれたジャンルとなっているが、それでもいろいろ新しく面白い物語は紡がれていくのである。

「俺、ツインテールになります」期待通りのバカバカしさ。ただ、作画が途中崩れまくってそれはそれでネタ的には面白おかしくネット上話題になるほどだった。「SIROBAKO」が同じ日に放送されていて、アニメ作製現場の修羅場を描いているので、まさに「万策尽きた〜」な状況だったのだろうなとちょっと違った角度でも楽しめた。ネット上でも同意見多し。

「SHIROBAKO」はアニメ制作現場のリアルな実態とか人間関係とか社会勉強的に楽しめた。なんと2期で年明けも続くようで楽しみ。前半戦クライマックスのベテラン作画マンの格好良さに痺れた。ロッキーチャックなつかしい。版権あるのでタイトル名とか変えてあるけどオマージュがギリギリ攻めまくってて面白い。イデオンをイデポンにしたのは版権元にダメ出し食らったようだ。庵野監督(作中カンノ)そのまんまやんけ!声あててる人超上手い。

「SAO供廛泪供璽坤蹈競螢編は哀しくなっちゃう話だと知ってたので、オープニングのユウキの超絶剣技の再現シーンとかで既に泣きそうになった。ベタなお涙頂戴モノといっちゃ失礼だが、それでも泣ける。主役置いといてヒロインメインであるアスナの女の友情エピソードだが、現実世界ではハムより薄いといわれる「女の友情」のそこはかとなくユリユリした感じも伴う美しさに心揺さぶられる。女の友情の物語としては「まどマギ」が出色の作品だが、SAOのこのシリーズもなかなかのモノだと思う。剣劇シーンも派手でがんばった感がある。派手なアクションシーンを上手く見せるのが今時のアニメのすごさで楽しみな要素だと思うが、今期その点では抜群のデキを見せつけているFateと比べると1枚落ちる気がするが、それでも、個人的な好みも当然あるし、必ずしも金かけた作画が良いという訳じゃないし、デスガン編のシノンの落下しながらの狙撃シーンの鬼気迫る表情とか、アニメの動きの良さを評するときに使われる、いわゆる「ヌルヌル」という感じで動いているわけではないけど迫力あって良かったとおもうし、総合的に見てアクション面でもかなり良かったんじゃなかろうか。堪能した。

「ダイヤのA」は決勝戦時間かけ過ぎでややだれてる。「毎度!浦安鉄筋家族」はショートアニメでサクッと楽しめた。

 

<2014.10.18>

○2014年秋アニメ

1話2話みてだいたい観るアニメを決めた。今期も多い。

「甘城ブリリアントパーク」フルメタの原作者である賀東先生の書く原作ラノベは既読で超お気に入り。フルメタのアニメ化(フモッフと2期)やら脚本参加(涼宮ハルヒやら氷菓やら)などで縁の深い、深夜アニメの名門「京都アニメーション」でアニメ化と来れば、これは勝利は約束されたも同然と今期一番楽しみにしている。出だしは上々。原作では割と地味な扱いの4精霊が、アニメだと見目麗しい女性の姿であり目を引く存在なので出番が多く、エンディングでも抜擢されている。ラノベで経済モノってこれと「狼と香辛料」ぐらいしかしらんけど、どちらもラノベらしい「萌え」にあふれているが、それでも経済モノという切り口も斬新で面白い舞台装置となっている。面白いとわかりきって視聴できる高品質エンタメ。

「寄生獣 セイの確率」はアニメ制作発表の時にキャラクターデザイン見て一回期待値をガックリと落とした後、1話みて居住まいを正して観ねばと思い直したのは既に書いたとおり。新しい「寄生獣」を観られるかもしれないという期待に胸高まる思い。

「サイコパス2」脚本が虚淵先生からマルドゥックスクランブルの沖方先生になって、さて「2」はどんなモンだろうとみはじめたが、これまた面白くなりそうである。期待してまっせ。

「Fate/stay night−UBW−1st」伝説の英雄を召還して、何でも願いが叶う「聖杯」の争奪戦を行うというシリーズの、だいぶ前にアニメ化されている話のリメイク。前回も観ていて面白かったので、今回あらたに今時の映像技術でリメイクされるということで楽しみ。今期一番の評判作だと思うが、まずは期待を裏切らない滑り出し。

「進撃のバハムートGENESIS」昨今、家庭用ゲーム機はあんまり流行らなくて、ネットに繋いだパソコンやらスマホでやるゲームが人気でそっちの業界がサブカル系では一番儲かっているらしい。今作も原作はソシャゲだそうだ、ゲームあんまり馴染みないのでソシャゲ(ソーシャルゲーム)の定義もよく分かってないが、課金制度のあるゲームの宣伝もあって、ゲーム会社がスポンサーで大金ぶち込んで作っているらしいので、「金だけ突っこんだって面白いのができる訳じゃないゼ」とやや批判的な視点で覗いてみたら、まあ金かけてるだけあって映像が綺麗なのは当然として、話もそれなりにというか、今のところかなり面白い。思わぬ拾いモノかもしれない。剣と魔法の世界のファンタジー冒険モノ。

「ログ・ホライズン第2期」待ってました。NHKのアニメ枠は最近ハズレ無し、今期も1期を見れば外しようがないとわかるログ・ホライズンの2期。

「おしりかじり虫 第3シリーズ」そしてまさかのおしりかじり虫の第3期、NHKのアニメ力恐るべし。ショートアニメなので気が向いたときに観る。

「山賊の娘ローニャ」でもって、そのアニメ力の高いNHKが天下のジブリと組んで、ファミリー向けのテレビアニメシリーズを作ると聞けば、大名作の期待をせずにいられない。いられなかったんだけど、正直ちょっとそこまでは面白くなるか微妙な感じ。「シドニアの騎士」ではあんなにハマって素晴らしい作品世界を構成していたポリゴンピクチャーズ社の3DCGのキャラクターデザインが、ジブリの世界には違和感感じちゃうのはどうしたモノか。

「テラフォーマーズ」も今期評判になっていて、原作は読んでてそれなりに面白いと思ってたけど、アニメはネット上騒然とするぐらいに残酷描写の黒塗り自主規制が多くて正直興ざめした。最後まで観るか微妙。

「俺、ツインテールになります」はネット上「今期のバカアニメ枠はコレ」という意見が多いがオレもその意見に1票入れます。主人公であるツインテール好きの「少年」が、ツインテールの「美少女」戦士になって闘うというバカバカしさ。こういう作品観るのも楽しいんです。ちなみにツインテールというのは髪型の呼称でポニーテールを両側でやってるというか「お下げ」なのかよくわからんが、セーラームーンとかアスカとかの髪型なんだけど、ツインテールって聞くとオッサンどうしてもウルトラマンに出てくるグドンの餌怪獣のシャチホコ立ちしたエビフライのような姿が脳内スクリーンに映し出されて困る。本来釣り人ならミスターツイスター社のワームを思い出すべきかもしれない。

「SHIROBAKO」はアニメ制作現場モノでなかなか興味深い。

 継続視聴中の「SAO供廖屮瀬ぅ笋裡繊廖嵋菘戞浦安鉄筋家族」も含めて14作品だと毎日2作品観ないと追いつかない。セッセと観ていきたい。

 

 

<2014.10.9>

「寄生獣-セイの確率-」第1話 原作大ファンなので、正直言って制作発表あって主人公のシンイチのキャラクターデザインが原作のちょっと無骨な感じから、メガネのひょろい小僧に変えられていてムカついていた。あまり期待せずに、あれだけの名作マンガをクソみたいなアニメにしよったら今回ばかりは全力で叩きまくるぞ、というぐらいの気持ちだった。主題歌の後ろで流れる映像で、キャラクターデザインの意図がわかった。なるほどそういうことか、という感じ。高速戦闘シーンもチラッと流れたが、これは普通に期待できそうな感じ。原作連載時のアニメの技術では今作の戦闘シーンは上手く表現できなかっただろう。今の時代にアニメ化する意味は十分あるのかもなと思う。本編の演出もいい、捕食シーンのグロさも最近規制がうるさいなか「音だけ」とかも上手に使って不気味に仕上がっている。ジョーズ1でスピルバーグ監督は当時の特撮の機械仕掛けのサメのデキが悪すぎてあまり画面に出せないのを逆手にとって、サメの全体を見せずに不気味な恐怖を描き出したというエピソードを思い出させる。唐突なラッキースケベシーンが出てきて一瞬イラッとしかけたが、これもすぐに「そういうことか」と納得。これはよく考えて、原作かなり読み込んだうえでアレンジ加えて制作している気配がしてきた。今期視聴するアニメを選定作業中だが、今作は刮目して視聴したい。できればNHKアニメ版の「プラネテス」のような「原作とはまた違って2度美味しい!」的なアニメになってくれることを期待する。

 

<2014.10.5>

○2014年度夏アニメ感想

「SAO2」時間が早くすぎる謎現象は、後半犯人推理で会話シーンが増えると無くなったが、面白さは後半も持続していた。シリーズで一番好きかも。

「ばらかもん」時間が早くすぎる謎現象はいっこうに収まらず。ネット上でも5分間アニメとか書かれていた。なんで、深夜枠なんかでやるかなと、オタクだけに見せておくのはもったいない。NHKが買って明るい時間に放送するべきだと思う。近年まれにみる良作だと思う。「良作」カテゴリーでこの上をいくのが宇宙兄弟ぐらいしかない気がする。

「魔法科高校の劣等生」魔法と言いつつ要するに超能力バトルものなんだけど、超能力バトルものの魅力って、ジョジョシリーズにみられるように、絶対的な強力な能力の敵に対しても、もてる能力をフルに生かしてトリッキーかつ頭脳的に勝利するのが醍醐味だと思っていて、後出しじゃんけん的に「実は主人公にはこんなすごい能力があったんです」というご都合主義的な展開はつまんねーと思っていた。今作を観てそれが浅はかな偏見であり思いこみであったと深く反省するしだいである。もう、主人公であるお兄さま単に主人公補正という言葉ではすまされないめちゃくちゃな「さすがお兄さま」という後出しじゃんけんな能力の連発である。狙撃されて弾丸胸を貫通しても治癒魔法で致命傷にいたらずとか、もうここまでくると「さすおに」と感心しつつ楽しく観ざるをえない。「さすがお兄さま」の略である「さすおに」と引くぐらいのブラコンの妹を表した「キモうと」は今年のネットスラングランキング上位に来るとおもう。

「暴れん坊力士!松太郎」昭和テイストの緩さ豪快さを満喫したが、最後どうにかならんかったのか?。

「ベイビーステップ」NHKのアニメ力を見せつける安定のおもしろさ。ちょうど錦織フィーバーでテニス盛り上がってるときのテニスアニメということで、タイミングにも恵まれた気がする。とりあえず終了だが2期も来そう。来期同じ枠はログホライズン2期目でこれまた楽しみだ。NHKアニメは視聴料払う価値がある。ベイビーステップのエンディング、夕焼けを歩くヒロインの後ろ姿を背景に「放課後とオレンジの空」という歌詞が来るとなぜか毎回泣きそうなぐらいの切なさに襲われる。オレの軟式庭球時代にはそんな切なくて甘酸っぱい思い出などなく、持て余す若い衝動のままに、空を見上げて「オリオン座ー!」「つきー!ムーン!」とか吠えていたというバカな思い出しかないはずなのに、ないはずの思い出が胸を揺さぶる感じがする。

「ダイヤのエース」今時の野球マンガという感じで緻密な技術描写とかよかった、展開が遅いのが難点でじれったかった。

「さばげぶっ」「なかよし」連載ってまじかよと何度も思わされた。ゲスな主人公やカモノハシ、カニ、唐揚げレモン氏、CPLな後輩などわき役陣も笑わせてくれた。今時の女の子もこんなん読んでるかと思おうと油断できんな。モデルガン装着シーンがヒーローものの変身シーンのようないわゆる「バンク」の映像が流れるのだが、これが妙にかっこよかったり細かいところの作りも丁寧。なにげに上質。

「スペース☆ダンディー2」スペースダンディーという枠組みを使って、週代わりの制作陣がおもいっきりやりたい放題していて、突き抜けた面白さを創り出していた。わかる人にはわかる感じではあるが、ちょっとすごい作品だと思っているのはオレだけか?3が創られることを期待するジャンよ。

「浦安鉄筋家族」安定のばかばかしさ。好きです。

「Reハマトラ」時々おもしろいのでだらっと見てた。

「ハンターハンター」一旦終了。原作ストックからいってアニメ続きは難しい状況。原作者の富樫先生遅筆で休載が多いので有名。早く続きもアニメ化できるだけ描いてくれ。

「プリズマイリヤ2」ちょっとオレのような「にわか」には難易度高かった。途中脱落。

「残響のテロル」爆弾テロものの心理戦が結構おもしろかった。音楽もいい。

「ペルソナ・ザ・ゴールデン」ギャグ回がツボった。全体の流れも最期まで観るとある程度わかったけど原作ゲームやってないとやや難しかった気がする。超能力バトルものだけどなにげに青春している感じが1期も今期もいい感じだった。

「六畳間の侵略者」主人公のところにドンドコいろんなヒロインが集まってくるという、「学園ハーレムもの」のテンプレ的な設定の作品だが、もうなんというかそういうジャパニメーションのお約束的な展開は一種の様式美を獲得しつつあるのではないかという気がしてきた。主人公の下宿する部屋にいろんな思惑やら事情やらで集まってきたりなんだりするヒロインを列記すると、同級生で下宿の管理人さん、部活の手芸部の先輩、まではオタクでなくてもまあすんなりわかるだろう。その後、地縛霊、魔法少女、地底人、宇宙の皇女と続くのだが、これでも今時のオタクには「どっかで聞いたような」と思うぐらいに「学園ハーレムもの」は種々作られている。この程度では「シドニアの騎士」で二瓶先生が両性具有者、クローン、不死者、クマ、宇宙生物との融合個体、人工生命体とこれでもかと人外系ヒロインをぶちかましてくれた時のような衝撃はない。ないんだけどどっかでみたような設定も先が読めるような展開でも、それでもバカバカしくも楽しく面白いんである。常々主張しているが、深夜アニメには絶対こういうバカバカしいノリのものもあってしかるべきだと思う。オレは肯定するね。

「人生」これまた学園ハーレムものだが、こっちも面白楽しかった。アホの子体育会系ちゃんがとってもキュート。 

「ジョジョ3部」分割4期で前半終了。エジプトまで来た。後半も待ち遠しい。

 

 

<2014.9.5>

 エヴァQ地上波初登場ということでわくわくして視聴した。

 一応説明しておくと90年代に放映されたエヴァンゲリオンTV版はアニメとしてはヤマトやガンダムに並び評されるぐらいのその時代を代表する作品である。劇場版も作られ庵野監督の名を不動のものとした。TV版放映10年をすぎて(始めて視聴したのは10周年記念での無料配信だった)、劇場版新シリーズを作成するに当たって庵野監督は10年たってもエヴァを越えるような作品が出てきていない、ならば再度エヴァを作って我々がエヴァを越えてみせるという旨のことを言ってた。すげー自信だなと思うと同時に、まあエヴァを越えるようなアニメ作品は主観的に個人の中ではいろいろあっただろうと思うけど、客観的にはなかったというのは正しいように思う。その後出てきた「魔法少女まどかマギカ」は良い線いったかもしれないと感じるが、エヴァ新劇場版シリーズスタート時にはまだ放映されていなかった。「涼宮ハルヒ」シリーズ、「化物語」シリーズは比較の俎上には上げていいかもしれない。

 で、新シリーズが始まって地上波放送時に見てるんだけど、エラそうな(なんて書くオレがエラそうだが)事言っただけのことはあるなと得心させられるデキだった。「序」、「破」と若干新メンバー追加とかありつつも基本TVシリーズのリメイクだったがそれでも痺れるぐらい面白かった。その後を受けて「急」ではなく新劇場版第3弾の「Q」はガツンと勝負にでて全くの新しい脚本、のっけから「Q」のキービジュアル的な存在である「眼帯アスカ」がなんだかわかんない状況で特殊装備の2号機で派手に暴れ回るシーンで一気につかまれる。途中いつものグダグダのシンジ君のターンはややダレたが後半戦闘シーンはやっぱり大興奮の面白さ。CM中断がうざくて映画館でみとけばよかったと正直思った。映画館汗くさいオタクどもがフーフー興奮してて暑苦しそうに思ってためらってしまったが、自分もオタクのくせに気にすんなやというところか。過去の同シリーズを横に並べて比較すれば越えたと思う。でも時代に与えた影響とか考えるとやはり旧作のほうが高く評価されるのかもしれない。まあそんなことはどうでもよくて面白かったと素直に楽しんでおけばいいのだとも思う。オマケの「巨紳兵東京に現わる」のデキの良さにも驚愕した。2015年にシリーズ新作でるみたいだけど映画館でくっさいオタクどもの1人となってこようかと思ったりしている。「Q」はオタク共の評判は必ずしもよくなかったのでDVD借りてまでは見てなかったがやっぱり他人の評価と自分の評価はまた違う、というのを再認識させられた。

 

<2014.8.31>

「フルメタルジャケット」ベトナム戦争物の小説を読んでいるので、そういえばみたいと思っていたベトナム戦争物のこの映画も見たくなって、最近YOUTUBEでも有料コンテンツにリンクされている作品が増えてきたんだけど、初めて利用してみた。DVDのようにポストに返却する手間もいらず、配送されるのを待つ時間もなく便利。中身は前半、海兵隊の養成施設でのしごきやいじめの描写、後半は戦場での戦闘の描写とそれぞれ重いテーマでうならされれるのだが、それ以上に賀東先生のラノベでパロディーネタにされている、ランニングの時の歌(ファミコンウォーズCMでのパロディーが有名)の歌詞とかが人種差別ネタとかブラックな味わいと下品さ全開で笑えて仕方なかった。「エス○モーのマ○コは冷凍庫〜」とかほんとに怒られるからやめとけって、という感じだ。1粒で2度おいしい作品だった。

 

<2014.8.29>

 一週間の仕事も終わり一息ついて録画してた昨晩のアニメなどみていたら、ペルソナ4ザゴールデンがクソ面白かったので書き留めてみる。ついでに夏アニメ中間報告。ペルソナ4ザゴールデンは2期目で原作ゲームやってないといまいちわかりにくいのかな?と思っていたが、まあアニメ単体でも終盤伏線回収して最終的にはそういうことか、となるんだろうと見続けていたが、今回時期はずれでクリスマス回でギャグ回だったんだけど、神がかって笑えた。積み重なった伏線が連鎖反応してバシバシ畳みかけるようなオチの連続でしばらく声だしてワロタワロタ。いやいや楽しませてもらいました。

 今期も楽しみまくっているが、2作品で不思議な現象が起こっている。「ばらかもん」と「SAO供廚澆討襪隼間が異様に早くすぎる。面白ければアッという間に時が過ぎるという効果はあると思うけど、ことはそう単純ではなさそうで今期一番面白いと思っている「スペース☆ダンディ2」はそういう現象は起きない。あと「ばらかもん」はネット上でもアッという間におわるという意見が多く30分の放送だけど15分アニメとか言われているので、どうも多くの人がおなじように感じているようだ。テンポの良さとかだろうか?謎現象だが楽しく視聴できているのは間違いないので引き続きみる。あとネット上で「○○待ったなし」というフレーズがちょくちょく使われ始めてネットスラング化しそうでしなさそうな微妙な感じになっているが、これは「暴れん坊力士松太郎」みてるオッサンが書き込んでるなと見つけるとフフフと笑っている。今期のアニメからのネットスラングでは圧倒的に「さすおに」が目にする機会が多い。「劣等生」2チャンネルのアンチスレ数が「SAO」のそれを抜いたとかなんとか。まあアンチが沸くのが人気作のさだめ。さすがはお兄さまです。アンチとファンのネット上の匿名ゆえのいっさい手加減なしの罵りあいはなかなかに見応えがある。そういうのを楽しむのも今時のサブカルの楽しみ方なのかなと思う。一方、ケナされるのが許容できないぐらいの好きな作品については、精神的に大ダメージ食らうぐらいのケチョンケチョンのケナされかたしてたりすることもあるので、ネット情報は気をつけて見たり見なかったりするようにしている。

 あと、どうでも良いネタだが、SAO兇離轡離鵑寮射イ気鵑化物語の神原選手と同じで、体育会系変態馬鹿ノリの神原選手のイメージが最初どうにもチラついて、クールなシノンのキャラと違和感があったが、ウィキってハンタのクラピカ君と宇宙兄弟のせりかさんも同じ人の声だという情報を頭に入れて何とか収拾がついた。

 

<2014.8.16>

「電人ザボーガー」 まいった、くっそ面白い。70年代のマイナー特撮もののリメイクだけど、2011年公開。古いアニメとかのOP・EDをYOUTUBEで連続再生していたら、なんか妙に変身シーンがよくできた映像が流れていて何ぞこれ?とググってみたらリメイクされてた。動画配信サイトhuluが無料お試し期間中で宣伝がうざいくらい表示されていたので試しに検索したらあったので視聴。バイクが変身してザボーガーというロボットになって闘うんだけど、バイクから主人公が飛び降りてポピッ「チェンジマシンザボーガー!」でバイクからの変身がいまどきの特撮技術でガシャガシャッと決まってカッコいい!でも70年代の暑苦しいのりはそのままで主人公の父親の竹中直人の怪演とかもイイ。ハリウッド大作みたいなゴージャス感はなくて所々チープなんだけど、それもまた昭和臭さを演出していていい。爆発の煙とかいいあんばいだ。脚本も悪の女幹部と恋に落ちて苦悩する主人公とか、後半糖尿病でインシュリン注射しながら闘う主人公を吉本芸人の板尾が好演してるのとか、警察クビになった3人組の部屋に警察のマスコットキャラ「ピーポ君」人形が置いてあるところなんかの細かいネタも丁寧にまじめに作ってる感じがして楽しめる。ギャグもあり感動もありでいわゆるB級映画なんだろうけど最高のエンタメだった。金かけた大作やら賞取った傑作だけが映画じゃないゼ。

 

<2014.7.28>

 「スペース☆ダンディ2」が神がかって面白すぎるジャンよ。3話の不条理SF回もどうにもこうにも面白かったが、4話のアメリカンな青春ハイスクール系ミュージカル回がまたすざまじく面白かった。ダンディ宇宙の一匹狼的なキャラクターからして90年代テイスト漂う作品なんだが、今回ミュージカルネタでは90年代ぐらいの映画とかのパロディーがメジロ押しで、こんなんオッサン悶絶しそうなぐらいに楽しめるジャンよ。アナ雪も意識してのミュージカル回なんだろうけど、途中作画がショボかったけど後半巻き返して、CG使ってないのに何でこんな深夜の低予算のアニメにこんなに気合いの入った絵を描くかな?というクオリティに脱帽。オタクなオッサン達は満場一致で「アナ雪より面白いジャンよ!」と絶賛していると思う。日曜の夜にダンディあると思うと楽しみでサザエさん症候群もしばし忘れてダンディ見てから寝るジャンよ。制作陣も何でもありで好き放題思いっ切り楽しん作っている感じがするジャンよ。来週は「釣り回」らしいので超楽しみジャンよ。

 

<2014.7.14>

○2014年度夏アニメ

「ソードアートオンライン供廖仝矯邊読。今回デスガン編はミステリ的謎解き要素もあるが、SAOのクールビューティー担当、颯爽登場シノンさんだー。今編では出番少ないメインヒロインのアスナを差し置いて渋く決めます。主人公キリトは銃での戦いがメインのゲームの中で剣で弾丸切りまくります。んなアホなという感じですがラノベの主人公だから良いんです。

「ばらかもん」 原作マンガ既読。自分の作品を批判したえらいさんぶん殴って、頭冷やしてこいと五島に島流しにされた若い書家の、芸術家としての葛藤と周りの人達との交流を通じての成長、なんてのもテーマにはあると思うが、ぶっちゃけ幼女からJCから男子高校生から、オッサンおばさん婆様まで、田舎の島のゆるい日常風景が良い塩梅の良作。JCコンビのメガネの方の腐りっぷりさえなければ日曜の夕方やっててもおかしくない安心の品質。サブカル者ではない一般の人にも強くお勧めする。

「スペース☆ダンディ2」 2期もあいかわらず無駄にカッコ良かったり、バカバカしかったり、不条理SFしてたり、とても好みの作風ジャンよ。脚本描く人が何人もいるようで毎回ストーリーは味わいが違っていたりして飽きが来ないジャンよ。なんなんだろうこの面白さは。

「人生」 放課後、部室に集まって何かする系の話。今作は人生相談します。適当に面白くてアハハと笑って忘れて良いような作品。こういう作品も必要です。

「さばげぶっ」 「なかよし」連載というのを知って驚愕。今時の少女漫画はどうなってるんだ?と良識を疑いたくなるバカとシモネタのオンパレード。嫌いじゃないです。

「毎度!浦安鉄筋家族」 浦鉄アニメ化前無かったっけ。ドイツW杯優勝おめでとう。

「プリズマ☆イリヤ2wei!」 女児向け魔法少女モノの体裁をとったロリコン向けアニメといえばその通りなんだが、でもギャグとか切れてて面白いのでオッサンも1期からみてる。主人公の相棒のクレイジーサイコレズっぷりが笑える。アイスの味見で「あーん」ってしてもらった木匙を思いっきり吸ってます。

「ペルソナ4ゴールデン」 1期と同じ世界の2周目以降だそうで、ゲームあんましやんないのでイマイチ理解できてないけど、まあ楽しめるだろう。

「リプライ ハマトラ」 制作スタッフが変わったようで1期にホモ回で崩壊してた作画は飛躍的に向上しているが、中身は相変わらずのグダグダで今期のネタ枠。とりあえず見よう。

 引き続き視聴中は「ジョジョ3部」「ハンターハンター」「魔法科高校の劣等生」「暴れん坊力士!!松太郎」「ダイヤのA」「ベイビーステップ」

 今期も楽しみに見る作品が多くて幸いである。

 

<2014.6.29>

○2014年度春アニメ感想

 今期はホントにオレ的豊作で幸せなサブカルライフをおくることができた。

 「シドニアの騎士」はここ10年で観たアニメで一番面白かったかもしれない。視聴しながら戦闘シーンとかで「オオッ!」とか「うぉっっし!!」とか唸ってしまっていた。マニア向けな部分はあったけど評判も高く、なんと最終回に「2期作成決定」の情報が!待ち遠しいぜ!基本原作ベースなんだけど、上手く枝葉刈りそろえてちょっと端折って12話の脚本に収めている。細かなところではアニメオリジナル展開もあってそのへんも楽しめた。1期最後は予想どおり「紅天蛾との決着」だったんだけど、仄シリーズに「姉妹の敵を取って」と託された弾の使い方が「こんな手が、残っていたとは」な感じで最高に痺れた。あと印象的だったのはイザナ君のふくれっ面の3DCGによる再現が爆笑モノだったのと、過去のシーンを割と丁寧に描いていたので艦長とララァが自分たちの愛した男のクローンである主人公に対して、それぞれ形は違うけど母のように、それでもどこかそれ以上の愛しさを感じている様が見て取れたのとか、味わい深かった。普通になにげないシーンも良い塩梅で、ユハタ、サマリ、セイイの「デキる」脇役陣のカッコ良さもイイ感じだったし、主人公とともにギャグ&鉄拳制裁(受ける方)担当のツルウチの良い具合の存在感も原作以上に味が出てた。毎話2回か3回ずつ見ちゃったッス。

 先ほど最終話見終わったところだけど、「極黒のブリュンヒルデ」もメチャクチャ面白かったのだが、まあ削るならストーリーの伏線的には独立してるからそこしかなかったんだろうけどスカジ編を端折ったのと、最後上手くまとめ切れなかったようで、12話におさまりきらず13話になってるんだけど、それでも後半駆け足っぽくてちょっと脚本がバタついてた感じが惜しい感じ。ラストはたぶんアニメオリジナルで、これからむかえるであろうマンガ版のラストよりはかなり「甘め」だろうなという感じで、ホッとしたような物足りないようなな感じであった。マンガもこの程度のハッピーエンドにおさめて欲しいような、涙流してしまうような思い切りキツめの悲劇が読みたいような複雑な心境である。

 「ジョジョ3部 スターダストクルセイダーズ」はもう、予定どおりの面白さ。今さらオレが書くとなどあまり無い約束された名作。

 「ピンポン」が、実写映画も観てるはずだし、原作も確か読んでるはずなんだが、全くストーリー忘れてて、全く新しい作品として楽しめた。今さら「ピンポン」とも思ったが名作は時代を超える。原作の絵を生かしたイカしたキャラクターデザインはじめ映像演出のすばらしさ、ストーリーの熱さ、登場人物それぞれの成長や挫折やらの人間くさい物語。今期オレ的にはシドニアは別格として、極黒、ジョジョ、ピンポンはどれでも今期一番をとっておかしくないぐらいの面白さだった。

 「魔法科高校の劣等生」も、まあ評判作だけあって普通に面白い。

 「それでも世界は美しい」はちょっとオッサンには乙女チックすぎてついて行けない部分もあったが、それは少女漫画原作だしそういうものだろう。イヤならオッサンはみなきゃいい。それでも、登場人物は魅力的だし、ギャグも切れよく、楽しみに視聴し続ける面白さだった。少女漫画も面白いのあるなァ。

 「ハンターハンター」引き続き楽しく視聴中。キメラアント編終了で次のシリーズ突入だが、楽しみにまた視聴しよう。

 スポ根ものは「ダイヤのA」、テニスもの「ベイビーステップ」も楽しく視聴中。

 今なぜアニメ化なのかと書いた「暴れん坊力士!!松太郎」。ピンポンもそうだったけど名作にはそんなもん関係無いということがよく分かった。原作読んでたのは松太郎ベテランになったあたりで、今回相撲を始めるあたりからで、その破天荒なクズっぷりを堪能している。

 「監督不行届」も毎回笑わしてくれたが、庵野監督が若かりし日に自主制作で撮った「ウルトラマンになった男」の現物映像が流れてオタク的には感涙モノの眼福であった。

 

<2014.5.20>

○極黒のブリュンヒルデ第7話

 「シドニアの騎士」も結構話題になっているが、いろいろと「マニア向け」っぽいという感じの評価だけど、ブリュンヒルデはアニメ好き全般方面で「面白い」という評判が立ち始めた。「だから面白いって言ったでしょ」という感じで自分の好きな作品が評判になるのは別に自分の手柄でも何でもないのだが嬉しい感じだ。アニメ版で特にいいのが、カズミの声優の人の関西弁。原作でもいつも主人公にエロいこと言ったり暴力的なツッコミを浴びせているくせに、みんなに隠れて涙していたりするギャップがグッとくるちょっと不憫でけなげなキャラクターなのだが、7話でもまさにそういうシーンがあって今回カズミ回といって良い回だったけど、もう素晴らしく愛すべき関西弁キャラになっている。気になって調べたら声当てている声優さんはMAOさんという大阪出身の人のようだ。ネイティブじゃないとあの関西弁はやはりできまいて。当方の出身地の方言は関西弁と名古屋弁の中間+αぐらいでイントネーションは完全に関西系。関西系の人間共通の感情だと思うが、関東出身の俳優さんとかの「違和感」ある関西弁には異様にすわりの悪い気持ち悪さを感じる。背中に虫ずが走るほど気持ち悪く感じるときがあるのだがアレは何なんだろう。その逆で魅力的に響くカズミの関西弁聞くためだけでもブリュンヒルデはみる価値がある。

 

<2014.4.19>

○シドニアの騎士第2話 ネタバレ注意。

 1話観て、山野の訓練生合格を街をあげて祝うシーンは端折っていくんだなと思ったが逆だった、2話でギッチリ走馬燈状態の山野の心象風景描かれていて、散りゆく花の最初の一輪であるヤマノ殉職シーンが心理的にもエグってきたし、映像的にも触手でとらえられてバックリいかれるシーンはエグかった。生体尿管カテーテルシーンはマンガだと割と淡々としたそこはかとないフェティッシュでエロスなシーンだけど、アニメ版はもっときつめに特殊エロっぽいシーンになってた。仄シリーズと星白が頬染めてたりしてオジサンちょっとやりすぎだと思うな。でもまあ絶好調に面白い。ラッキースケベも1発目発動でシドニア名物「仄鉄拳制裁」が主人公に炸裂。3話目が待ち遠しい。

<2014.4.13>

○2014年度春アニメ

 録り貯めていたアニメをダラダラとみて、今期の視聴アニメの選定をだいたい決めた。

 「シドニアの騎士」は既に書いたとおり超面白い。今も主題歌のところを繰り返し再生しながら書いているのだが、「打っち砕っけ〜 ナイッ オブ シィドニア〜」という宇宙生物との戦時下のこの物語に良い感じにマッチした感じで「軍歌」テイストのこの曲がしばらく頭の中で鳴り続けそうな感じだ。最近原点回帰なのかアニソンは作品の内容を反映したモノが多い気がするが「誰がために散りゆく花」という歌詞は、ああそういうことを暗示してるんだよねと原作既読なので味わい深く楽しんでる。隅から隅まで目一杯楽しめそう。

 「ジョジョ3部 スターダストクルセイダーズ」も期待通りというかそれ以上。ここまで2作品とも金曜夜というか土曜早朝の放送なので、今期土曜の朝が楽しみでならん。

 「魔法科高校の劣等生」は年に1本はそう言われてアニメ化する作品があるような気がするが「ラノベ界の最終兵器」だそうである。原作読んでないけどとりあえず面白そうなので視聴継続。魔法モノだけどまあ魔法モノって結局超能力モノの一種だなと最近思う。いかに持っている能力を上手く使って敵を出し抜いて勝つかという手に汗握る駆け引きの面白さ。ラノベの主人公は、巻き込まれ型とチート無双型に大きくわけるとパターン化できる気がするが、今作はチート無双型っぽい。ジョジョと今作が萌え萌えした作品群除くと前評判高い作品だ。どうなるだろうか楽しみに視聴する。

 「極黒のブリュンヒルデ」は原作既読。登場人物は「魔法」と言っているがこれまた超能力モノ。主人公は「魔法使い」じゃないんだけど頭脳戦得意なタイプで、これがなかなかかなり面白いんだけどジョジョや魔法科高校ほどは前評判高くない。「シドニア」と今作には下馬評ひっくり返して目にモノ見せてやって欲しいと思っている。ひっくりかえらんかったとしてもオレは面白いとわかりきって視聴する。ちなみに極黒は「ごくこく」と読むとアニメ化して初めて知った。「きょくこく」と読んでました反省。超能力モノは今時のマンガアニメで星の数ほどあるけど、つまらんのモノから痺れる最高に面白いモノまであって、これだけ書かれていてもまた新しい面白いのが出てくる。今作の前評判の中に既存の作品の「パクリ」という声が散見されたが、既存の作品に似たような設定の作品が既にあるという意味ではその通りかもしれないが、で「パクリ」の何が悪い?と思う。基本設定がどうのこうのいい始めたら、超能力バトルモノの古典と言って良いジョジョでさえ、サイボーグ009やバビル2世のパクリといえばパクリだし、さらに遡れば海外SFとかのパクリだと言えるかもしれないが、それがどうかしたのか?という気がする。2番煎じ3番煎じおおいに結構。ただし面白かったら、とオレは思う。安易な劣化コピーのような作品は確かに面白くもないし褒められたモノでも無いだろうけど、そう感じるか、既存の作品を作者なりに消化して新たに面白い作品として再生産していると評価できるかは受け取る側の感性によるところが多いと思うが、自分の知ってる作品に似ている作品が出てきたら鬼の首でも取ったように「パクリ」を連呼するしか能のない程度の低い「にわか」にはウンザリさせられる。そういう「にわか」が元ネタと指摘している作品だって、実は過去の作品の影響をやっぱり受けていて愛あるオマージュやパロディーにあふれていたりするのを知っていたりすると鼻で笑いたくなる。オレもあまりオタクとしては濃くなく「にわか」レベルに違いはないと思うが、どこの世界にも人のふんどしと稚拙な知識でエラそうなことを吐くやつは居てムカつく。オレは少なくともふんどしは自前で自分の感性を信じて作品を楽しんでいるつもりだ。ちなみにブリュンヒルデってなんぞ?と思って調べたら北欧神話のワルキューレ(戦乙女)の一人のようだ。なるほどねタイトルそういう意味だったのね。今作「魔法使い」は皆美少女でこれまたハーレムモノでもあったりする。今期そこまで行くか分からんが主人公に対してヒロインの一人カズミが言った「あんたが今持っててどうせ捨てるもんをひとつ欲しいんや」という台詞は秀逸だと思った。かませ犬キャラで死亡フラグ立ちまくりだが死ぬなよカズミ。

 「それでも世界は美しい」は少女漫画原作。タイトルにシンプルかつ力強い魅力があって良いなと思って試しに視聴してみたら、これが今期の大穴かもしれない。人様による前評判という他人のふんどしだけ気にしてたらこういうの見逃しまっせ。これまた魔法モノで雨を降らせる巫女のような能力を持つ小国のお姫様が、雨の降らない晴れの国の即位3年で世界を征服した「太陽王」に嫁ぐというストーリーだが、魔法モノだが世界観の独特さとかが面白いし、登場人物も魅力的。特に太陽王は腹黒く冷酷な一面もあるけど、まだ幼い少年とあって、我に封印せし「ショタの血」が制御できなくなるのではないかという予感がある。たとえショタキャラに萌え死ぬとしても観ざるを得ないのだろうな、それが運命なら。運命は中二っぽく「さだめ」と読んでネ。

 「ハンターハンター」も超能力バトルモノの代表的ヒット作だが引き続き楽しく視聴。

 スポ根ものは大好物なので今期も「ダイヤのA」は継続視聴。新規のバレーもの「ハイキュー」、テニスもの「ベイビーステップ」もとりあえず観る。そして、「ピンポン」が今なぜかアニメ化。松本大洋先生の独特の絵柄を生かしたアニメ映像はなかなか良い。漫画の実写化って屍累々だが実写版「ピンポン」は面白かったような気がする。そしてピンポン以上に今なぜアニメ化なのか「暴れん坊力士!!松太郎」。力士で松太郎で、ひょっとして千葉先生の”のたり松太郎”か?と思って視聴したらやっぱりそうだった。どういう層をターゲットに設定して日曜の朝アニメに持ってきたのか不明だが、昭和生まれのオッサンは観てしまう。相撲漫画といえば「のたり松太郎」「うっちゃれ五所瓦」「ああ!播磨灘」の3強だと思うぐらいの名作だがこれの円盤買う層はまったく想像できない。思い出したので思わず「うっちゃれ五所瓦」はキンドル版買って読んじゃった。

 「監督不行届」は原作既読だが、まさかアニメ化来るとは思いもしなかった。エヴァの庵野監督の嫁御の安野モヨコ先生が書くオタクな夫婦の日常エッセイ系漫画なのだが、鷹の爪団とか創ってたカエル男のフラッシュアニメで描くチープなショートアニメとしてつくられているんだけど、原作読んだ時も声出してワロタがまた笑う。オタ嫁教育の最初に「まずは諸星大二郎全巻制覇」とかいきなり濃すぎて吹くし、2話目のネタのコロコロポロンの主題歌がエンディングになってたり、オッサン世代のオタク達は笑い死ぬ。

 今期も豊作、豊作。

 

 <2014.4.12>

○シドニアの騎士第1話 ややネタバレ注意。

 見るアニメ選定作業中だが、今期注目の2本柱の1方のジョジョ3部も激熱で2話目でお披露目となったオープニングのスタプラのオラオララッシュの映像とかもう、カッコ良すぎて長生きしてお目にかかれてほんとに良かったと思うぐらいだが、もう一方の期待作、シドニアの騎士第1話がそれにもまして良すぎてこまる。ネットでの下馬評はそれほどでもなかったけど、これは今期一番の話題をかっさらったりするんじゃなかろうかと、ちょっと1話のネットでの評判を覗いてみたが、概ね好評ではあるもののそこまで盛り上がってはないように感じる。シドニアは資源採掘用に小惑星くっつけているような巨大な宇宙船で、中には街があって、安住の地を求めて千年から旅していて、主人公ナガテは100年前の敵宇宙生物との戦いでの撃墜王のクローンで食いしんぼうだが、他の人は光合成もできるように改良されていてあまり食事をしないですむ、なんていうハードSFな設定が「難しくて良くわからんかった」という意見が散見された、中には「フルCGはいいんだけど同じような顔のキャラが多くて見分けがつかん」と書き込んでる人もいて「それクローンだから」と総突っ込みうけてたりしている。クローン姉妹の仄シリーズは11人いる!

 まあ、SF設定がややこしいのはやや敷居が高いかもしれないが、原作読んでると分かるんだけど、この作品はハードSFな設定を盛り込みつつも、ヒロインいっぱい出てくる学園ハーレムものの要素もあり、かつ、妙にマニアックでフェティッシュで健全なエロ要素も盛りだくさんで、1話目から女子光合成室シーンとかサービスシーンもキッチリ入っていて、今後主人公のラッキースケベ炸裂がお約束のように出てきてそういうコメディーっぽい楽しさは加速していき、ハードSFな世界観とのギャップで実に良い塩梅になるので、そういう「萌え」を求めるオタク達にも充分受けると思う。

 原作の感想書いた時に、この作品の良いところとして、細かいゴチャゴチャとしたSF設定に基づく世界観とヒロインのかわいさの2点をあげたが、世界観は今時のフルCGの映像技術が良くマッチしてスンバラシイ作品世界をつくっていると思う。ロボットの宇宙空間での挙動やら敵生物のスピードある触手の動き、吹っ飛ぶ建造物の塵から居住区の猥雑さや主人公がほうばるおにぎりまでも、その映像が美しい。脚本のアレンジも上手い。原作何周も読んでるから分かるけど、削ったところの処理の仕方とかが上手くて、分かりにくいという意見はあるけどそれでも難解な設定を短い1話のなかでスムーズに処理していると思わせられた。例えばロボットの操縦士訓練生は選りすぐりのエリートでというような設定を原作では、訓練生山野の心象風景として出身地の街に「祝!訓練生合格」というような幟が上がっているエピソードが描かれていたりするのだが、アニメでは、世話焼き女房タイプのヒロインであるイザナ君から主人公に対してさらっと言葉で説明させている。その分、アニメならではのシーンは追加されていてメリハリ効いている。例えばロボットの出撃シーンは原作では特に描写がなかったけど、照明が流れるトンネルを加速して宇宙に飛び出すお約束感のある実にいい出撃シーンになっている。お約束の描写でも映像が綺麗なんでいちいち興奮する。

 一番心配したのは、今回制作会社がハリウッド作品のCG映像も手がけているCGが得意なポリゴンピクチャーズという会社ということで、当然3DCGのアニメになるのだが、フルCGのキャラはアルペジオでイマイチ馴染めなかった前例があるので、ヒロイン達がかわいく感じられなかったらどうしようというものだったが一安心、全く大丈夫だった。だいぶCGのキャラにも慣れてきたのかもしれないし、今回のデザインが馴染みやすかったのか、いずれにせよ良い感じのキャラクターデザインだと感じている。星白は原作でも見た目からあからさまにかわいく描かれているのでかわいいデザインにするのも簡単だと思うけど、イザナ君はどちらかというと美形キャラではなく見た目はノッペリとした感じのキャラなので、これがかわいくなるかどうかはおおいに不安だったが杞憂におわった。やたら萌え萌えとした媚びた外見にアレンジされると逆に良さが消えるのだが、原作の味わいを生かしたノペッとしたキャラクターデザインにしていて、その辺のさじ加減的にも良い感じで納得。世話とヤキモチ焼かせたら今時の漫画アニメヒロインでイザナ君に勝てるヤツはそうそうおるまいて。原作未読でアニメから入ったオタク共よイザナに萌え死ぬがよい。

 期待以上にデキが良いので、すんごいヒットするんじゃないかと思う反面、SFも好きで今時アニメの「萌え」もオッサンにしては「いける口」の人間だから、双方の要素が融合したこの作品と相性が良いだけかもという気もしている。いずれにせよ続きが楽しみ過ぎる。原作も最終回むかえていないのでどっかキリの良いところでアニメオリジナルな感じで最終回をむかえなけなければならないんだろうけど、その辺脚本がどうなるかも期待してみよう。

 

<2014.4.6>ブログの字数制限でだいぶ削ったので全文をここに。

○星屑十字軍

 メチャクチャ楽しみにしていたジョジョ3部のアニメがスタートした。

 1話目、傷害事件で留置所にぶち込まれた承太郎を迎えに行くママンの脳内の想い出シーン。幼少期のかわいい承太郎、知的で礼儀正しい少年の日の面影ときて、次のターンでドオォーン!と、詰め襟に金のぶっとい鎖ぶら下げた改造学ランで、「やかましい!うっとうしいぞこのアマ!」と鉄格子ごしに母に毒づく迫力ある現在の姿と来て、落としかたの間の上手さに笑わせてもらった。オラオラ無駄無駄!なスタンドバトルシーンも魅力の3部だが、このアニメスタッフは細かいギャグのセンスもオレ好み。

 1部、2部も面白かったので、同じ作製陣がつくるこの3部も面白いハズとは思っていたが、期待を裏切らない好調な滑り出しだ。

 原作もジャンプ掲載時に読んでるし、3部はオリジナルビデオがだいぶ前に出ていてそれも見ているのだが、それでも新しい最新の映像技術や新しい脚本アレンジで描かれると、また違った面白さがあり何度でも楽しめるのである。期待ッ、せずにいられないッ!

 最近のアニメの映像技術はちょっと見惚れるぐらいの時があって、今期、原作大ファンでこれも期待している「シドニアの騎士」が、原作好きなだけに、絵柄とかイマイチ気にいらんかったらどうしようと不安に思っていたけど、番組宣伝の映像が公式ホームページにアップされているのをチェックしたら、はっきり言ってすごくイイ!

 もう、ゴチャゴチャとした宇宙船内の光景とか、ロボットの動きとか原作の雰囲気がそのままに上手く今時の綺麗な描画技術で描かれていて、宇宙空間のシーンとかももの凄く綺麗。ドキドキするぐらい放送が待ち遠しい。

 他にもいろんなアニメが4月になって始まり春シーズンスタートでどれをみようかいろんなアニメ情報サイトを参考に1話目チェックしながら検討中だが、なかなかチェックしきれないぐらい、今期放映アニメ数が多い。週に50本ぐらいあるんじゃなかろうか?

 今期は多めの気はするが、でも異常というほどではなく、あまりアニメ見ない人は知らないと思うけど、いま地上波のアニメって深夜枠中心に週に普通に数10本放送されているのである。

 アニメにそんなにスポンサー付くの?とか疑問に思われるかも知れないが、実は深夜アニメのTV放送は昔の夕方のアニメのようにスポンサーが付いて、玩具メーカーとかがグッズを売って、というのとは商売の仕方が根本的に違っているのである。

 有り体にいって深夜アニメにスポンサーは必要ないようだ。だいたい提供のテロップにはそのアニメ作っている制作会社とか主題歌関連の音楽配信会社ぐらいが流れるだけである。

 じゃあどうやって制作費やら儲けやらのお金を稼いでいるのかというと、基本的には「円盤」といわれるDVDやブルーレイを売って稼いでいるのである。

 その採算ラインが、まあ映像に凝ったりして制作に金をかければ変動するんだろうけど、ネットでは2300枚売れば採算とれるとまことしやかにいわれている。2300枚ってたいした数字じゃない。

 当方のようなライトな「にわかオタ」階層は放映時に見て録画すればDVDまでは買わないが、DVD買うレベルのオタク野郎共2300人に支持を得れば商売成り立つとあれば、それほど難しいことではない。

 なので、深夜アニメは活況を呈しており、沢山つくられれば当然なかには良い物も出てくるのでチェックせざるを得ないと思っている。

 ようするに、今の「円盤」を買うオタク共は昔の王侯貴族がお抱えの絵師やら楽士のパトロンとなっていたように、というかバブルの頃に景気よくスポンサーとしてお金を出していた企業に変わって、アニメDVDを買い支えることによってジャパニメーションという分野の創造者達を支えているのである。

 オタク達の要求は大手スポンサーのように「より多くの人にウケるように」というものではなく「おれが面白いと思えるモノをつくってくれ」という性格が強い。それが集合してより多くのオタクがDVD買ってくれればそれに越したことはないが、根本的には「大衆」ではなく「個」の楽しみがベースにあるように思う。そういう要求にこたえるため、採算ラインも低く、チャレンジが許される中では、様々なスタイルで様々な試みがなされもの凄く自由な創作が行われ、多種多様なアニメが市場に出る。そのことは、とても健全であると思うし、視聴者としてはありがたい限りである。

 深夜アニメは採算ラインが低いことに加えて、当たるとデカイという面も持っていて、原作漫画が売り上げ激増したり、登場人物の美少女フィギュアとかのグッズが売れたり、ゲームになったり、パチンコになったりというメディアミックスと言われる展開で、もの凄い稼ぎが生じたりもする。今時は日本の深夜アニメも放送の次の日には、英語、ロシア語、フランス語、スペイン語あたりの翻訳字幕付きで各国のインターネットの動画サイトに違法にアップロードされるぐらいで、魅力ある作品なら世界にもっていっても世界にもオタクがいるから売れるのである。

 そういう動きをとらえて、金儲けの好きな人種が「クールジャパン」とかいって、またぞろデカイプロジェクト化して金を稼ごうとする動きが見られるようになってきたが、オレは深夜アニメはそういうビックビジネス化せずに、オタク達のために創り続けて欲しいと思う。 

 昔はサブカルチャー、カウンターカルチャーの代表だったロックが音楽産業界のビックビジネスに取り込まれて、なんかよく分からんJ−POPになりはてて、マーケティングに基づいているんだかなんだか似たような薄味のモノに成り下がり、デジタル化が進んだ昨今タダで落とせるからと音楽が売れなくなったと聞く。

 釣り場に向かう車でラジオ効いてたら山下達郎氏がそういう状況について、「原点に戻って、ライブでお客を呼んで稼げば良いんです。」と力強く語っていて、何百人か聞きに来てくれるファンがいればビックビジネスではなくなっても、音楽は無くなったりしないんだなと当たり前のことを思わされた。

 深夜アニメは、泡のようなビジネスチャンスのために巨大な産業構造に巻き込まれて薄味になったりせずに、2300人のオタクのために作品を作り続けて、健全なサブカルであり続けて欲しいと思う。

 「円盤」買わない当方としても、古いアニメや劇場版は合法有料サイトで視聴して、原作漫画やラノベはガンガン買ってパトロンの役目を果たしていきたい。

 

<2014.3.30>

○2013年度冬アニメ感想

 今期は結構面白いの多かった気がする。

 「スペース・ダンディ」は期待以上だった。基本1話ごとに別の話で、ゆるいユーモアを基調として、ウルッと来るような人情ネタもあれば、クソバカバカしくて笑えるギャグ回も、シュールなSF展開もありで最後まで楽しめた。一旦終了だけどセカンドシーズンもあるようでまた楽しみだ。

 「世界征服−謀略のズヴィズダー」も良かった。テンポ良い展開で飽きることなく楽しみに見続けることができた。

 「銀の匙第2期」が面白いのは原作既読でわかりきっていて今期も楽しんだけど、農業高校モノの対抗馬「のうりん」が、最初は単なるくだらない萌えパンツアニメかと思っていたが、非常に良くできた馬鹿ノリの笑って見終わったら忘れて良いような、正しく楽しい面白アニメだった。銀の匙とはまた違う面白さ。海に行く予定が台風上陸で洪水状態の校庭での水着回とか、もう最高にバカバカしくて良かった。たまに真面目なネタも放り込んでくるが、真面目ネタでは農業経済のスペシャリスト「マネーさん」の話が格好良くて良かった。俺的今期一番は今作かダンディかで迷うところ。

 セカンドシーズンの「生徒会役員共*」も相変わらずの徹底したシモネタ連投を楽しんだし、「中二病でも恋がしたい!戀」も面白かったがリア充爆発しろ。

 「ハマトラ」は作画崩壊回が笑えたけど、その後ちょっとイマイチだった気がする。

 「鬼灯の冷徹」「ウィッチクラフトワークス」、「隣の関君」は、原作既読だったためかイマイチ集中してみられなかった。原作既読モノでもアニメはアニメでまた面白く感じる作品もあれば、そうじゃない時もあり実に微妙なモノである。ウィッチクラフトワークスのEDは中毒性があって一時脳内ヘビロテ状態だった。タンポポ一味が拷問受けてる映像が笑える。

 「黒子のバスケ2期」「はじめの一歩 Rising」はキリの良いところで今シーズン終了。楽しめた。はじめの一歩は原作は板垣の覚醒あたりまで読んでマガジン買わなくなったのでキンドル版出るのを待っている。

 「ダイヤのA」「ハンターハンター2011」は長期放送中で楽しく見ているが「マギ2期」は途中で登場人物が多すぎて分からなくなってきてついて行けなくなった。

 「宇宙兄弟」「ログホライズン」が最終回むかえたのは寂しい限り。宇宙兄弟は原作がキリの良いところまで進まないと続きつくんないんだろうなという感じだが、ログホライズンはかなり評判良かったらしく秋からセカンドシーズン放送がもう決まったようだ。また楽しみに見よう。

 

<2014.3.16>

 石ノ森大先生の「サイボーグ009」は昭和のカラーの方のアニメを見ていたけど、原作マンガを通しで読んだこと無いのでキンドル版がでるのを待っているところだが、「009Re:Cyborg」というのがキンドル版で出ていて、なんじゃろこれ?と調べてみると、2012年に劇場版の009の新作アニメが出てて、そのコミカライズらしい。そういえばその頃に人材派遣会社のCMでフランソワ(003)が無駄に能力の高いOLとして働くというネタを見たような気がする。映画は今時の映像技術駆使した全くのオリジナル作品で面白そうなので視聴してみた。

 完全なオッサンホイホイである。ストーリーはまあ謎の敵と戦って謎の残る思わせぶりな「割と普通」な感じなんだけど、9人のサイボーグ達が今時のアニメ映像の技術で格好良く描かれていてオッサン超楽しめた。フランソワが昔のアニメでは遠くのモノを見たり聞いたりという割と地味な能力だったけど、今作では、武一先生の「ゴクウ」とか攻殻の少佐みたいに、今時っぽくスパイ衛星の画像をハッキングしたりしてて、記憶を封印されて東京にいた009を見つけて飛行機からダイブして強引に記憶の封印をこじ開けるんだけど、東京の夜景をバックに落ちてくるフランソワを加速装置つかってバンジージャンプしながらキャッチする009のシーンとかとても映像が綺麗で映画館で見てもこういう映像美だけでもまあ元とれただろうなという感じ。フランソワの勝負パンツは黒。あと、ジェット(002)の靴を含む足が変形して空を飛ぶギミックのシーンとか理屈抜きで無茶苦茶格好良かった。当方が一番好きな00ナンバーサイボーグである全身武器庫のハインリヒ(004)が、自分の武器はオリジナル物で弾薬の確保とかが大変で、もう戦闘マシーンとしては一線を引いているとかぼやいてるのもワロタ。ギルモア博士よ004をNATO弾仕様に改造してやってくれ。唯一不満があるとすれば他のサイボーグ達は今時風に能力使って格好良く活躍するシーンがあるのにピュンマ(008)だけ得意の水中戦闘シーンがなかったことぐらい。初めて見た若い人がどれぐらい楽しめたかちょっと疑問だが、オッサンなら見て損はないと思う。CGのキャラだったけど割と違和感なく見られた。

 

<2014.2.7>

 超能力探偵モノ「ハマトラ」を追加で視聴中だが、5話みた今深夜0時過ぎ、久しぶりにクソくだらなくてオモロイモノを見た暁光に笑いがとまらん。温泉回だったのだが、今時のアニメはCG処理とか金も技術もかかってて良くできた映像多いんだけど、そんな時代のアニメ映像にあるまじき作画のみだれっぷりというか会話シーンで下半身しか写ってないぐらいで作画もクソも画いてないやんケ、全然スケジュール間に合ってなかったんだろうという、のちのち話題になるレベルの映像を、まあ録画だけど準リアルタイムで見ることができたのは得難い経験だった。内容も温泉回なのに、湯気に自分の汗を混ぜると他人がコントロールできるホモの超能力者が延々腹筋してる映像とか、もうシュールでバカ臭くて最高に面白かった。個人的にはナディアの回想回に次ぐ作画崩壊回として後々まで記憶に残ると思う。深夜の仕事でささくれだった神経がスパークするようなハイな気分を味わっている。作画崩壊といえばネットでは「ヤシガニ」と「ガン道」が良くあげられているがどちらも見ていないので、ハマトラ温泉回は見られてよかった。伝説の生き証人になった気がする。

<2014.1.26>

 ズヴィズダおもろい。3話、なんか分からんけど喫煙者のマナーの悪さと、それに対する行きすぎた喫煙者狩りを風刺していてクールだった。ズヴィズダーの首領である幼女の変身シーン、良くあるバンクシーンっぽいけど構成員がコスチューム身につけさせてるだけで、その辺の「お約束」に対する突っ込み気味のネタも楽しめるし、首領の能力名が「変異抜刀征服術」なのは白土三平ファンなら片ほほに笑みを浮かべるところだろう。

 

○<2014.1.19>

○2014年度冬アニメ

 継続で視聴しているのもあり、やや多いので絞り込みたいが、そう言いながら前期は毎朝毎晩セッセと見続けたような気がする。今期はどうなるか。

「スペース・ダンディ」は今期一番期待できる。コブラとかクラッシャージョウとかの90年代の宇宙の一匹狼モノのテイストでかつ小気味の良いギャグ。オープニングテーマが岡村靖幸っぽくてこれまた90年代っぽいと思っていたら本人だった。岡村靖幸がアニソン歌う時代である。ちなみにケン一は岡村靖幸高く評価していたがオレはあんまり好きじゃなかった。高校生だった。

「世界征服−謀略のズヴィズダー」は大穴かもしれん。アニメオリジナルで先が読めない訳の分からない感じがちょっとピンドラを思い出させる。楽しみに視聴しよう。

「中二病でも恋がしたい!戀」は1期クッソ面白かったので絶対見なければなるまい。2期も出だし快調。ちなみにヒロイン小鳥遊六花はドクペ愛飲者。っていうぐらいサブカル界隈では人気の中二な飲み物ドクターペッパー。なにげに職場の自販機で売ってるのでたまに飲む。小鳥遊とか四月一日とか勅使河原とか安心院はオタクなら読める難読名字。四月一日さんが、アニメかマンガの脇役の女の子で知った名前のハズなんだけど、検索かけるとホリックの主人公しか出てこない。何だったっけ?

「銀の匙第2期」は、農業高校青春もの。原作読んでるけど結構しんどいエピーソードに差し掛かるところ。これも見逃せまい。

「のうりん」も農業高校もので銀の匙にぶち当ててきたからには相当な自信作かと期待して見始めたが、ウーむ、いまのところ単なる「おパンツアニメ」のような気がする。まあしばらく見続けよう。

「ロボットガールズ」はあれだ、「オタクって永井豪原作のロボットもの好きだよね、それから萌え美少女も好きだよね、じゃあそれを混ぜちゃおう。」と考えたのかどうなんだか、マジンガーZとか機械獣とかアシュラ男爵が萌美少女化されてるというネタアニメ。オッサン豪先生好きなのでしばらく観てみる。

「生徒会役員共*」は、シモネタオンリーのギャグアニメ。ナックルボールしか投げないナックルボーラーのようなすがすがしさがあって1期も楽しんで観ていたが、2期も観る。2話が沖縄修学旅行編だったのだがちんすこうネタやマンタネタをやっておいて、ラムサール条約にも指定された○△湖ネタに触れなかったのには多いに不満がある。沖縄でシモネタといえばそれしかないと思うのだがどうだろう。標準語では英語のFワードに匹敵する放送禁止用語筆頭単語だが、沖縄ではただの「地名」ということでラムサール条約登録時にはテレビでキレイなアナウンサーがモロに読み上げたとかいう伝説のシモネタである。ローカルニュースでは「○△湖公園で小学生が写生大会」とかスザマジイことになっているとかいないとか。あんまりストレートだと無理やり曲げてシモのほうに持っていく面白さがないのでダメだということか。

「鬼灯の冷徹」はモーニング連載中の漫画原作で楽しみに観る。1話のエンディングが日立の「この〜木何の木」のパロディーで笑った。「ウィッチクラフトワークス」、「隣の関君」も原作読んでるけどとりあえず観る。

「黒子のバスケ2期」「はじめの一歩 Rising」「ダイヤのA」「マギ2期」「ハンターハンター2011」「宇宙兄弟」「ログホライズン」の長期継続ものも観なければならないのでやや多すぎなきもするが、面白ければ観続けるだろうし、つまんなければ観ないだろうし、まあ時の流れに身を任せる。

 

<2014.1.6>

○2013年度秋アニメ感想

 「ログホライズン」は、オンラインRPGの世界に囚われてしまった主人公たちの物語ということで、始まるときネット上では「ソードアートオンライン(SAO)のパクリ」という声が大きかった。確かに設定は似ているというか同じような感じ、でもこの時期にあえてNHKが漫画原作のこの作品をアニメ化したのは、「SAOがヒットしたからこれも行けるだろう」という安易な方向性ではないとみて視聴した。NHKアニメは結構オタク受けする渋いのからファミリー向けまで割と名作多いし面白いの作ってくる。見たら、今季これが一番面白い。ネット上の「パクリ」との声を面白さで沈黙させた感がある。ソードアートオンラインの主人公キリトはモロに主人公主人公したヒーロータイプで、ゲーム内でほぼ無敵の剣技で切りまくって胸のすく活躍なのだが、今作主人公シロエは「腹黒メガネ」と呼ばれるぐらい知略、策略が得意で頭脳戦でアッという感じの展開に「こんな手が・・・」とコブラにやられたクリスタルボーイのセリフのような感嘆を覚えずにいられない。あと正ヒロインのアカツキちゃんがかわいいのもポイント高い。長期モノで年明けても放映続いてるので引き続き楽しみにしたい。

「<物語>シリーズ2ndシーズン」も、とても楽しめた。最初のシーズン以上に動きの少ない会話劇というか貝木泥舟一人語りが多かったが、西尾維新の会話劇は言葉遊びのシャレのきいた感じも、独特の中二な哲学やダメなやつらへの優しさというか連帯感を感じさせる語り口もどうにもやっぱりオレ好み。最終回の貝木のセリフで「オレは金が好きだ、金はなんとでも交換できる、物も、人間も心も」的なのがあって、そういう考え方はオレは大っ嫌いで、確かに、人身売買なんてのまであるこの世の中で、ある程度真実そうなんだろうけど、でも金で買えないものだってあるさと思っていて、リングにかけろの剣崎の「金で買えねえものが3つある、愛と友情とチャンピオンベルトだ!」なんていう車田節が好きなんだが(今ググって調べたら剣崎の台詞じゃないジーザスの台詞だった、あと友情じゃなくて命だった、記憶は案外当てにならない)、でもそのあとに続く貝木の「金はかけがえがないものじゃないところが好きだ」というようなセリフで、一気に貝木の変なカッコよさにしびれてしまうのである。金なんてかけがえのないものじゃないから、失ってもかまわないから好きだということは、かけがえのないものを失ってきただろうから吐くセリフだと思うと、そこにしびれるほどに中二なカッコ良さを感じてしまうのである。 

「黒子のバスケ2期」「はじめの一歩 Rising」「ダイヤのA」「マギ2期」「ハンターハンター2011」「宇宙兄弟」の人気漫画アニメ化ものはやっぱり安定して面白い。

「青き鋼のアルペジオ」は、原作大ファンで今期一番の期待だったが、フルCGのキャラにどうにも馴染めず、戦闘シーンの圧倒的な格好良さは認めるけどなんか違和感あって、最後の方のアニメオリジナル展開のあたり集中できずに今一理解できなかった。慣れの問題でフルCGだからダメってわけじゃないと思うんだけど、なんかボカロかゲームキャラのように見えてしまった。こういう新しいものを評価できないのって明らかに老害っぽくて自分でも自分に幻滅だが、オッサンには難しかったのは正直に認めざるを得ない。

「革命機ヴァルヴレイヴ2」は、1期同様ぶっ飛んでて面白かった。伏線張りまくって回収しないタイプの作品。ネット上では「ギャグ」「ネタ」のレベルだ、といわれてもいたぶっ飛び設定・展開だが、オレには割と真面目にSFものとして良くできていたと思える。ヴァルブレイヴは情報をエネルギーに生きている宇宙人を動力源に無敵の戦闘力を誇るロボットなんだけど、その情報として人の記憶やらが一番燃料として優秀なのでパイロットは闘っていると記憶をドンドン失っていくという切ない設定。なんてのが「ネタ」だといわれてるんだとおもうんだけど、物理の世界で「情報が仕事をする」てな現象には「マックスウェルの悪魔」なんて名前が付いているぐらいで、割と真面目に面白かったと思うんだけどどうなのよこの「ネタアニメ」扱い、失礼しちゃうわと思ってたりする。サンダーの男気とかエルエルフが大事な人守れなかった悲しみとかカッコイイじゃんよ。夢のエンジンとしてロボットに良く乗ってるのは「ブラックホール縮退炉エンジン」だったりするけど「マックスウェルの悪魔エンジン」だってアリだと思うのさ。

「インフィニット・ストラトス2」は、1期があちこちでネタに上がってくる話題作だったので、主人公がヒロイン沢山に囲まれる「ハーレムもの」の代表作ということで、この機会に1期も見てから見てみた。まあ、あれだ、くっだらないんだけど、ヒロイン毎回増えてくぐらいに幼馴染みから、ツンデレから、おとこの娘から各種いっぱい出てきて正直面白かったッス。でも2期はちょっとダレたかな。

「アウトブレイク・カンパニー」「勇者になれなかったオレは渋々就職しました」の2作品はラノベ原作の魔法の世界のファンタジーもののちょっとひねりのきいた感じの作品。可愛いヒロイン達、適度に面白いネタ、サクサク「ああ面白かった」と気軽に楽しめる良い塩梅。

「のんのんびより」は日常系アニメの現時点最高到達点という高評価を目にしたので、視聴してみた。そこまでいうほどではないかなという気はしたが、面白いのは確かだった。

「おしりかじり虫2期」は安定のばかばかしさ。NHKのアニメ力の高さをここにもみる思い。

 

<2013.12.8>

○「<物語>シリーズ2ndシーズン」第23話 くっそわろた。ガハラさんメインのエピソードの3話目でオープニングがガハラさん仕様のものになったのだが、90年代テイストあふれるワタセセイゾウというか気まぐれオレンジロードというか、そういう感じのガハラさんと貝木のラブストーリーモノのOPのような明確に狙った「オープニング詐欺」的な爆笑モノに仕上がっている。草不可避。

「アウトブレイクカンパニー」はパロディーネタ満載だが、「ウーラウラウラウラウラ、ベッカンコー!」というのの元ネタを今時のオタク達は知ってるのだろうか?ていうか作ってる人オッサンか?

「機巧少女は傷つかない」「COPPELION」「ガリレイドンナ」の視聴を途中でやめたけど、「のんのんびより」「勇しぶ」追加視聴中。Gyao!で「コードギアスR2」も視聴中。

 

<2013.10.27>

○2013年度秋アニメ

 見る候補多すぎて決め切れてない。「黒子のバスケ2期」「はじめの一歩 Rising」「<物語>シリーズ2ndシーズン」「ダイヤのA」「マギ2期」「機巧少女は傷つかない」「青き鋼のアルペジオ」「ハンターハンター2011」「COPPELION」「ガリレイドンナ」「革命機ヴァルヴレイヴ2」「インフィニット・ストラトス2」「アウトブレイク・カンパニー」「ログホライズン」「宇宙兄弟」そしてまさかの「おしりかじり虫2期」、1日2本は見きれないのでもう少し絞る予定。「<物語>」と「青き鋼」と「ハンタ」と「ヴァルヴレイヴ」と「宇宙兄弟」が当確だな。

 それより何より、ジョジョ3部「スターダストクルセイダーズ」が来年放送決定というのが、ジョジョファンが待ち望んだ発表だった。つくるんだろうという終わり方だったが、やっと正式に決まって「ヤレヤレだぜ。」という感じだ。待ち遠しい。

 

<2013.9.29>

○2013年度夏アニメ感想

 夏アニメでは「ローゼンメイデン」と「私がもてないのはどう考えてもお前らが悪い!」が特に面白かった。世間ではドラマ「あまちゃん」「半沢直樹」が大ブームで、職場でも話題になるぐらいだったが、全く見ておらず、深夜アニメばっかり見ている。まあぶっちゃけ、流行のドラマやらはリア充どもにくれてやって、オレらサブカル野郎共はアニメ見とけばいいんである。

 「ローゼンメイデン」は以前のテレビシリーズは日常ドタバタコメディー要素が多い萌えギャグアニメという感じで、今回割とシリアスなオリジナルストーリーだと思っていたのだが、こっちのほうが原作に忠実らしい。原作も読みたくなった。主人公ジュン君は中学生の頃から、服飾デザインとかに非凡なセンスをもっているんだけど、そのデザインスケッチを教師が善意からみんなに公開してしまい、学校に居づらくなって引きこもる。引きこもってから生きた人形「ドール」達に出会った「巻いた世界」のジュン君のお話が前作までのドタバタコメディーで、「ドール」達に逢わずに「巻かなかった世界」のジュン君のお話が今シリーズっぽい。巻かなかったジュン君は大検受けて大学行って一人暮らしして、バイトして生活しているが、大学にもバイト先にも親しい友人もなく、その「世界からつまはじきにされたような孤独感」が、もの凄く非リア充側のオタク野郎には身に覚えがある感じ。巻いた世界のジュンやドール達の巻き込まれた禍に手を貸してやる過程で主人公が悩みつつも少しづつ前進して、自分の居場所を勝ち得ていく姿に拍手したくなるような、「よくやった」とねぎらってやりたくなるような、そんな気分になる。こういう面白い作品が楽しめるというのはオタク冥利に尽きる。

 「私がもてないのはどう考えてもお前らが悪い!」の主人公は非リア充、人とまともにコミュニケーションがとれないオタクな女子で。いつも妄想の中では理想の自分を思い描くが実力は伴わない。弟や従姉妹には強気の発言で虚勢を張るが、幼い従姉妹にさえ情けをかけられるほどの情けない実情。唯一の親友を心の中で「ビッチ」呼ばわりして、下品な懸想をもよおすなどゲスな性格で、いつもその痛い行動がまねく惨事が話のオチになっている。コミュ障なオタク達には身に覚えのあるようなオチが結構あって、見ていて痛くて辛いというネット上の評判もなるほどという感じ。原作既読なのだが、アニメははっきり言って脚本とか演出とかがとても上手くて、原作より数段破壊力のある笑える作品になっていた。ちなみに今作は主人公全く成長せずゲスなままであるがそれもまた良し。リア充共にはこの面白さは分かるまい。

 「銀の匙」は原作既読の良作だが、とにかく見てると学校で作った作物を食べるシーンが美味そうで腹が減る。深夜リアルタイムで見ているオタク共には「夜食テロ」と言われていたのも納得。

 「げんしけん二代目」も原作どおりという感じで楽しめた。最終話だけオリジナルネタでそれもまたよし。

 「Fate/カレイドライナー プリズマ☆イリア」は、意外とメタネタとか細かいギャグが多くて楽しめた。

 「進撃の巨人」、評判作だけあって面白かった。たぶん原作進んだら2期もやるんだろうけど、芋食う娘にもっと出番をくれてやって欲しい。あとアルミンくんがかわいい。

 「とある科学の超電磁砲S」も普通に面白かった。超能力バトルモノなんだけど、最終話、1期最終話と同様、超能力の使えないサテンさんが金属バットで暴れまくる展開でなんと無くお約束化してきた気がする。3期もあれば最終話ではサテンさんに金属バットを持たせて欲しい。

 「有頂天家族」も独特の世界観で楽しめた。弁天が色っぽくてヤサブロウくんが可愛い。 

 「ハンターハンター」、「宇宙兄弟」、「物語シリーズ2ndシーズン」は来期も引き続き楽しみに見る。

 夏アニメも堪能した。 

 

<2013.7.12>

○2013年度夏アニメ

 2話ぐらい見て、だいたい見る候補を決めた。

 「進撃の巨人」、「ハンターハンター」、「宇宙兄弟」、「とある科学の超電磁砲S」は、すでに書いたように春から引き続き放送されるので楽しみに見る。あと「ガラスの仮面ですがZ」もか。 

 「物語シリーズ2ndシーズン」原作のラノベは既読。お気に入りのシリーズなのでメッチャ楽しみ。妖怪モノ。

 「げんしけん二代目」アニメで最初のほう視聴。その後原作読んだ。これも楽しみ。

 「Fate/カレイドライナー プリズマ☆イリア」、シリーズ前作は、伝説の英雄を魔法で呼び出して戦うダークファンタジーで楽しめたので期待していたが、今回、どうも女児対象魔法少女モノのような気配でちょっとどうするか様子見。魔法少女モノでもマドマギとか大魔法峠、ドクロちゃんあたりはオッサンでも楽しめるというかむしろオッサンなら楽しめる作品だけど(上記3作品をレンタルビデオ屋でパッケージみて女児が借りた場合、心に深い傷を負うかオタク道に堕ちるかどちらかだと思う)、プリキュアとか女児向けのものは「大きなお友達」といわれる一部熱狂的なマニアが存在するようだが、さすがにオッサンにはちょっと無理な気がする。偏見だろうか?みたら面白かったりして。

 「有頂天家族」、現代の京都の狸の人間世界に混じっての物語のようで、じょしらくの久米田先生がキャラクターデザインというのと、独特の味わいが面白そうなので視聴。

 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」は原作マンガ既読。原作なかなか面白いので、取りあえず見る。

 「Free!」は、イケメンな男子水泳部員がいっぱい出てくる「すまない、ホモ以外は帰ってくれ」な感じのアニメで、ちょっと様子見かな。

 「銀の匙」も原作マンガ既読。原作メッチャ面白いので期待。農業高校の青春モノだけど、生産した農産物食うシーンが多く観てると腹減って仕方ない。

 「ダンガンロンパ」はゲームのアニメ化らしいが、バトルロワイアルもの。ダークなルール説明兼監視役の「モノクマ」の声が大山のぶよ先生で何とも懐かしい。メインヒロインはこの娘かなとおぼしき2名が早々に死亡退場。なかなかスリリングな展開。

 「ローゼンメイデン」 ジブリの新作が制作されると、一般紙でも特集組まれたりする。エヴァの新作が作製されるとこれまたヤフーニュースなんかで特集されたりしてオタクども中心だけど一般人も巻き込んでちょっと社会現象っぽくなる。でも、そういう一般の人には全く興味を抱かれないけど、アニメ放映決定とかになるとオタクどもが「ザワザワッ」とする作品がある。今作はそういうアニメだ。過去3度アニメ化しており、今回4回目のアニメ化と終わらないコンテンツ化しておりオタクどもの支持を集めている。内容は、伝説の人形制作者ローゼンが作った魂を持ち動く人形7体がゼンマイ巻いた契約者からの力の供給を受けて最後の一体となり究極の乙女「アリス」となるために戦う、というバトル要素もあるんだけど、基本、7体の個性的な人形達の耽美で時にコミカルな魅力を味わうドタバタコメディーという感じでもある。人形の少女を愛でるというピグマリオンコンプレックスとロリコンの「け」のある人間を対象とした作品という側面もあるのだが、まあ面白いので過去3作は楽しく観た。今作はちょっとシリアスな感じのオリジナルストーリーのようで、最近アニメの映像技術が確実に向上していて、昔の作品より美しい映像も楽しめる要素だ。「すいせい」と打って漢字変換して「翠星」と1発変換されるなら、そのパソコンのユーザーはオタクとみて良いのデス。

 「空の境界」はちょっと中二っぽい感じの、魔法とかの出てくるファンタジーモノのようで、いまんところ謎な感じのすべりだしでなんか面白そう。

 15作品は多すぎて観てる暇がないかも、原作既読のいくつかは切るべきか?

 

<2013.7.8>

○2013年度春アニメ感想

 春アニメも堪能した。

 「進撃の巨人」、「ハンターハンター」、「宇宙兄弟」、「とある科学の超電磁砲S」は、夏も引き続き放送されるので楽しみに見る。

 「ちはやふる」は「2」が終わってしまった。つづきをアニメ「3」まで待つべきか、原作少女マンガで読んでしまうべきか、いずれにせよまだ連載中なのでつづきが待ちきれないもどかしさを味わわざるを得ないようだ。少女マンガの王道フォーマットを踏襲しつつも激熱のスポ根系。

 「波打ち際のむろみさん」「這いよれニャル子さんW」は面白いんだけど、後半遠征だなんだで見そびれてウダウダとなった。まあ暇な時にハハハと笑いながら見ればいい種類のアニメだと思うので、まあいいことにする。

 「翠星のガルガンティア」はさすが脚本虚淵玄という感じで、「神とは」てな哲学的なテーマと人は何のために生きるのか的な幸福論的なメッセージもあり、大円団のストーリーも結末も良くできてて文句なしな感じなんだけど、この人の書く脚本は良くも悪くもウェルメイドな感じでキッチリまとまっているんだけど、そこが今回ちょっと物足りなくも感じた、もっと破綻したような、訳の分からんところまで突き詰めたような話がみたいとも思う。贅沢か。良くできてる物語を楽しんだ気持ちと矛盾した気持ちが併存する。

 「はたらく魔王様」はほのぼのとした貧乏暮らしの日常描写を楽しめた。なかなかオリジナリティーある作品だった。

 「革命機ヴァルブレイブ」は今期の大穴だった。毎回ぶっ飛んだ展開でクソ面白い。ロボットのパイロットになるとどうも人間ではないモノになってしまうようだが、登場人物の1人が200年後に生きているような描写がたまに挿入されるので、どういう経緯でそうなるのか続きが気になる。分割2期だそうで後半は秋のようだが、忘れず視聴せねばなるまい。

 ネタ枠の「ガラスの仮面ですが」は、なんか単館上映のようだが映画化もされたようで、このクソしょうもない予算もろくにかけてなさそうなフラッシュアニメの意外な展開ぶりに驚かされる。クソしょうもなくて毎週楽しく見てしまう。まだ続くような気配だ。どうなっていくのだろうか。不安だ。

 夏アニメも、今どれを見るか選定作業中だが結構面白そうなのが多い。楽しみだ。

 

 <2013.6.15>

○「ちはやふる2」第23話 齢40を越えてショタ(少年愛)に目覚めつつある自分に不安を覚えるが、それでも「ちはやふる」の太一君は「これは良いものだ」と思わざるを得ない。

 ちはやふるに出てくる高校生男子達は脇役の机君、肉まん君でさえかなり良いヤツなんだが、少女マンガの王道展開として、ヒロイン千早と恋に落ちそうな「いい男」はちゃんと2人用意されていて、1人は当方お気に入りの太一くんで、もう1人は千早と太一が「競技かるた」を始めるきっかけになった新くん。

 太一はガリ勉タイプの机君をおさえて学年1位をとれる秀才の上に、スポーツも万能、ルックスも今時のイケメンで、言い寄る女子はかるた部後輩花野さんはじめ多数という、本来ならクソムカつくキャラのハズなのだが、これが器用貧乏というか、ホントに欲しいヒロインの恋心が、ヒロイン「かるたバカ」で恋愛感情に乏しいとはいえ全く勝ち取れないのと、ホントに勝ちたい「かるた」の才能が残念なレベルで、耳が良くて、2字決まりのはずの札の1字目の読み手の発声の微妙な違いを聞き分けられるような「感じ」の良さをもつヒロインに全く勝てないのは当たり前として、努力に努力を重ねて実力はそれなりにあるのに勝負所で勝ちきれない「弱さ」が目だつという不憫キャラ。

 一方、新くんは福井弁でしゃべるメガネの木訥な感じの少年だが、こと「かるた」となれば、永世名人だった祖父仕込みの相手のいやがるような戦略的な駆け引きと、強さがもたらす落ち着いた精神力で無双する強者。特に現役最強の、本来「むすめふさほせ」7枚のハズの1字決まりの札が28枚あると豪語する周防名人の圧倒的な対局を見ても、「かるたが「感じ」の良さを競う競技なら勝てるわけはない、でも、かるたは札を先に取ることを競う競技や。それやったらいくらでも勝ちようはある。」と言い切るクールさは、そこに痺れる憧れるゥと思わざるを得ない強烈な格好良さ。千早は好きな人を聞かれて指導を受けている原田先生をあげるぐらいの恋愛能力の低い女子だが、太一と新を比べたらやっぱり新を選ぶだろうというのは太一も激しく意識していて全国高校大会で新と会えることを喜んでいる千早を見て複雑な感情を抱いたりしている。

 で、昨夜放送分は太一くん回であった。以下ネタバレあり。

 全国高校大会、千早の指負傷という代償を払いながらも団体戦優勝した後の個人戦決勝。階級別に行われる決勝のAクラスは千早が目標とする高校生ながら現役クイーンでもある若宮さんvs新くん。B級は決勝はこれに勝てばA級になれるという太一vs千早同様「感じ」の良い才能に恵まれた選手。他の部員達は当然、昇格のかかった部長でもある太一を応援しようと考えるが、かるた歴の長い太一と肉まん君は、当然のこととして千早に目標であるクイーンの出場するA級決勝をみせるべきと考え千早もそうすると考える。ところが千早は太一の応援に来てしまうのである。結果、太一は「早く勝って千早にA級決勝を見せなければ」と焦ってお手つきを繰り返しさらに焦るという悪循環。しかし途中気持ちを切り変えて、「千早にいつか才能で劣る自分が勝ちたい」という決意を胸に新にしながら、考え続けてきた、細かい戦略の一つ一つを丁寧に確認し直しながら、相手の良さをつぶしミスを誘い、守り、相手選手の指導者に「鍛えてある、才能と闘う覚悟がある」と思わせるような渋い「勝ち」を拾う。B級の優勝って、まあぶっちゃけたいしたことではないのかもしれないけど、それでもオッサンいつも不憫な役回りの太一君が彼なりの「勝利」を得たことに、ちょっとウルッときかけるぐらい感動した。努力が報われるってこういうことだよね、努力もしてプラス才能あるヤツには結局勝てないかもしれないけど、それでも自分がちょっと昨日より今日進めたら、それはその人間だけのもの凄く価値あることだよね、とあらためて思った。けど、このぐらいで休みの朝から泣いてたら40すぎのオッサンとして恥ずかしいかなと思ってグッと我慢した。

 太一は自分の勝利の余韻もそこそこに、激戦必至のA級決勝を早く千早に見せなければと千早の手を取って立たせようとするのだが、千早は立とうとしない、「ナニ、ボヤッとしてるんだ」と苛つく太一が千早を見ると、千早は太一の優勝が嬉しくて泣いているのである。太一も泣いた。オレも泣いた。

 千早は太一に恋心など持っていない。純粋に一緒にやってきたかるた部の仲間として喜んでいるのである。そんなことは太一も百も承知だろう。それでも、自分の苦悩や努力を見てきたはずの自分の好きな女の子が、応援に駆けつけてくれて、その目の前で勝ち、彼女は自分の勝利に涙しているのである。「報われた」というのはこういうことをいうのだろう。けっこうシビアなこの物語で太一くんは、周防名人を破って名人位に付くこともなければ、新にも勝てないだろうし、千早にも勝てないかもしれない。だからといって彼が努力することの価値は全く貶められることはないはずだ。今回のような「勝ち」があるのなら「報われること」があると言って良いとおもうし、「報われない努力」の美学だってあるとオレは信じる。ちょっと不憫な太一くんには「萌え」ざるを得ない。といいつつもかるたでは報われることの少なそうな太一くんも恋では報われる可能性は十分あるとオッサンは思っている。この物語は少女マンガ原作である。少女マンガにおいて、ヒロインが王子様とくっつかずにいつも見守ってくれていた男とくっつくのは、ベル薔薇はじめ少女マンガでは王道である。原作もまだ連載中なので結末は分からないが、そうなって欲しいと太一くんを応援するオッサンである。まあ、王道行くんだと思ってるんだけどどうだろうか?同人誌ではヒロインなんか捨ておいて太一と新がくっつくんだろうけどね。 

 

<2013.6.08>

 昨年は「映画を観よう!」ということで暇ができれば映画を観ていたが、今年は時間的な余裕がなくて、2時間映画を観る時間が取れてなかったが、遠征のためにガリガリ仕事を片付けたらやっと余裕ができて久しぶりに映画見た。アニメ映画だけど。

○新海誠「秒速5センチメートル」 劇場用のアニメ映画である。同監督の新作が封切り間近らしく、GYOで期間限定で無料で公開されていたので、ネットでは面白いという評判をちょくちょく目にしていたので視聴した。一応恋愛モノらしいので恋愛モノ苦手意識があったこともあり有料で見るところまでは食指が動かなかったが、無料ということならば、最近そんなに恋愛モノ苦手でもないんじゃないのオレという気もしてきていたのでみたのだが、なかなか楽しめた。恋愛モノを観るとき独特の「ケッ」という感じが頭の隅の方に無くもなかったが(恋愛モノが苦手と言っているが要するに恋愛自体が苦手ということで、そういう同類の人間ならこの感じは分かってくれると思う)、ちょっと初恋の切なさとか、青春の香りとかそのあたりの雰囲気にジンとくるモノがあった。オレより若いぐらいの若い世代の監督さんらしいけどなかなかやるじゃんという感じだ。

 

<2013.4.21>

○2013年度春アニメ

 春アニメも2話、3話と放送され、見るのをだいたい決めた。

 「進撃の巨人」は、「このマンガがすごい」とかで注目を浴びていたので、本屋で試し読みをペラぺらっとしてみたけど、今一入り込めなかったので読まなかった。でも、アニメ見始めたら結構面白い。巨大な「人間」に生活を脅かされ、高い壁の中で生きている人々の戦いを描くSFものなんだけど、3話目にして登場人物達が出そろい始めて面白くなってきた。バカ枠腹ぺこキャラの娘がなかなかに良い。

 「波打ち際のむろみさん」は人魚と釣り人の交流。割と腹黒く下品な人魚でギャグアニメ。

 「翠星のガルガンティア」はちょっと雰囲気ジブリっぽい感じで、一度氷河期を迎えた時に捨て去られた地球に、宇宙で謎の生物と戦っていた兵士が、乗っていたロボットごとワープに失敗して落ちてきて、氷河期を生き残った人類の船団と接触、ふつう女の子が空から降ってきて物語は始まるものだが、今回男の子が降ってきた。脚本虚淵玄ということで期待大。出だしは上々の面白さ。

 「這いよれニャル子さんW」は2期目。あいかわらずバカノリで面白い。

 「はたらく魔王様」は、ファンタジーの世界から現実世界に魔王と従者と勇者がやってきて、魔力も使えないので、印鑑作って部屋借りてバイトして暮らしたり苦戦しつつも、妙に現実世界に馴染んで、バイト先のファーストフード店では勤務態度優秀でバイト仲間の女の子に好意を持たれたりとユルユルの堕落した魔王ぶりで面白い。

 「革命機ヴァルブレイブ」は中2っぽいロボットモノ。敵機が手は武器持ったりするのでついてるけど、足が無く推進装置が付いているだけという、「足なんて飾りです」的なデザインで割といい。

 「とある科学の超電磁砲S」ジョジョ3部に突入せず、超電磁砲の2期が始まった。超電磁砲も超能力バトルモノで面白いからまあいいけど、ジョジョ3部も必ず作って欲しいものである。

 「ハンターハンター」「宇宙兄弟」「ちはやふる2」は引き続き視聴。楽しみに見ている。

 「ガラスの仮面ですが」が今期のネタ枠か。「ガラスの仮面」読んでないけど笑えるパロディーモノ。

 毎朝見てもおつりが来る。

 

<2013.3.31>

○2012年度冬アニメ感想

 今シーズンも楽しめた、特に面白かったのが「サイコパス」「新世界より」「ガールズアンドパンツァー」あたりで、長期モノで今盛り上がってるのはなんといっても「ジョジョ」で「宇宙兄弟」も熱い。 

 「サイコパス」最後綺麗にたたみすぎのような気もしたが、哲学的でハードボイルドで暑苦しくてどうにも好みだった。脚本書いてる虚淵先生ものはジャンル違えどだいたい楽しめる。春にもロボットもののアニメの脚本書くみたいなので要チェックだ。

 「新世界より」は毎回、怖くて気持ち悪くて観るのがしんどい感じがあったけど、それでも逃げられないぐらいにおもしろかった。遺伝子操作でつくられた不気味な生物がいろいろ出てくるんだけど、それ自体が怖くて気持ち悪いんじゃなくて、そんなモノを作ってでも、恐ろしいことを平気でする社会構造を作り出してでも生きていく人間の怖さと気持ち悪さだった。その恐ろしいことに気付きもしない鈍感で愚かな人間性も含め妙に納得する人間の怖さがあった。

  「ガールズアンドパンツァー」はネタアニメだと思って見始めたけど、スポ根モノの王道のノリで面白かった。ちょっと間をあけて、最後の決勝戦2話を3月にやったんだけど時間かけただけあって良いできだったと思う。作中の「戦車道」は敵のフラッグ車を撃破すれば勝負ありというルールの戦車模擬戦で、参加させる戦車の数や能力も自由っぽいんだけど、戦車数の差が決定的な戦力の差にならない策略、逆転、情報戦ありありの戦い。最終回、数に差のある相手に対して、フラッグ車同士の一騎打ちに持ち込む作戦で、姉妹で市街地での一騎打ちになるんだけど、このときの戦車の砲台視点というのだろうか、進行方向とは関係無くグルグルと回る映像が、ビルの影から敵が見えたり消えたり、すごく臨場感あって感心した。気合い入れて作ったんだろうなと思う。こういう予想外に面白いのも出てくるのでジャンルかまわずとりあえずチェックしたくなる。

 「ジョジョ」面白すぎるほどヒート。3部以降の「スタンド」が出てくるあたりからが面白かったような記憶があったが訂正しなければなるまい。1部も2部もクソ面白い。DVDの売れ行きも好調で、駅伝選手が「ジョジョ立ち」披露して話題になったり、ちょっと社会現象っぽくなってる。2部そろそろラストだが、これは3部以降も引き続き作るでしょう。見ずにはいられないッ!

 「宇宙兄弟」はいま、新田兄弟編でそれまでムッタを弟ヒビトと絡めて皮肉るようなちょっと嫌なヤツだった新田のことをスッゲー良いやつジャンと大好きになるエピソード。宇宙兄弟観てると泣きそうになることが結構あって、耐えたつもりでいると、ほほに一筋流れるモノがあって「これは涙、泣いているのは私?」というような感じで泣かされたりしている。

 春アニメにも期待してみる。

 

<2013.2.18>

○2013冬アニメ(2012年度冬アニメなのかな?)

 1シーズンおきに、沢山観るアニメがあるシーズンとそうでもないシーズンが交互に来るようなパターンになっている。今シーズン始まったので視聴しているのは、「絶チル」の外伝である「THE UNLIMITED兵部京介」とラノベ原作の「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の2つだけ。あとショートアニメの「いしだとあさくら」か。まあまあ面白いという感じでだらっと見ている。

 でも、引き続き見ているのと2期目が結構あって、「ジョジョ」「ちはやふる2」「新世界より」「僕は友達が少ない2」「おしりかじり虫」「マギ」「宇宙兄弟」「ハンター×ハンター」「絶園のテンペスト」「サイコパス」と毎朝見てもおつりがくる。特に「ジョジョ」は第2部突入なのだが、3部以降はある程度覚えているけど、ちょうどストーリー忘れきっているあたりなので、めちゃくちゃ楽しめている。「ちはやふる2」も激熱な感じで毎週楽しみ。「サイコパス」はなにげに哲学的で考えさせられて面白い。長期モノをこれだけの本数見ているなかで、次期春シーズンがパターンどおりで良いのが沢山あると見るのが追いつかない状態になりそう。まあ面白いのは全部見るんだけど。

 

<2013.1.8>

○踊る大捜査線ザ・ムービー 「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きているんだ!」という決め台詞が好きで、仕事携帯の着信音を劇中事件発生時に流れるジャンジャッジャッジャジャジャンパラリロリーパラリロリーという例のメロディーにしていたことがある。というとファンなのかと思われるかも知れないが実はドラマも映画も見たこと無かったのであるが、正月休みにテレビでやっていたのでたまたま見たら面白かった。ドラマも見たいところだ。

○2012秋アニメ

 そろそろ、冬アニメ新番組が始まっている。終わった秋アニメの感想など。

 「中二病でも恋がしたい」は、ギャグパートでは笑いまくったし、シリアスパートではちょっとしんみりさせられた。良いアニメ。とても楽しめた。

 「サイコパス」もとても面白い、全身機械化した人間の哲学やら、ヒロインの苦悩やら、ヒロインと組む執行官のハードボイルドな感じとか、ストーリーも結構深くエグってくる感じでいろいろ考えさせられる。過去の文学作品などへのオマージュも思わせぶりで良い感じだし、エンディングの「攻殻立ち」もちょっと格好いい。まだ終了していないので引き続き楽しみに視聴したい。

 「絶園のテンペスト」は、中二ぽさ全開だけど、逆転逆転の頭脳戦で味方同士でもそれぞれの思惑があって化かし合っていたりして面白い。これも未終了なので最後まで楽しみだ。

 「ブトゥーム」はとにかく「ボイーン」なシーンが良かった。気持ちの良い名シーンが1発来たので、見続けたかいがあるというもの。

 「ヨルムンガンド」も最後まで楽しめた。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は暑苦しいぐらいに燃え尽きるぜヒートな1部から、ちょっとクールなジョセフ・ジョースターと柱の男がでてくる2部に突入。あいかわらず面白すぎる。2部も内容忘れていて、リサリサ先生が出てくるぐらいしかおぼえていないので全く新鮮な気持ちで楽しめている。ジョジョをネタにしたギャグとして強烈に記憶に残っているのが2ネタあって、一つは、エンドコイチ先生が「勝手にとんちんかん」でジョジョ1部での名台詞「震えるぜハート、燃え尽きるほどヒート」に続けて「修学旅行だキョート」とやっていたのと、大学のM井君がいきなり叫んだ「ドイツの科学は日本一〜」である。一瞬の間を置いて皆大爆笑。元ネタは2部のシュトロハイムの決め台詞「ドイツの科学は世界一〜」である。もうこのまま、このスタッフで7部ぐらいまで一気に作っちゃって欲しいくらい良い感じのアニメ化である。

<2013.1.9>つづき

 「新世界より」は怖くて魅力的な独特の世界観に引きずり込まれて見てしまう。まぁ、細かいところまでキッチリと設定をつめまくっている原作者の力の入りっぷりに感心することしきりである。人が「呪力」と呼ばれる超能力を身につけた未来を描いたSF超能力モノなのだが、これが通常の「超能力モノのお約束」を取っ払った、超能力がもしあったらという架空の世界をリアルに構築していて唸らされる。ようするに超能力なんてあったら、人が人を易々と殺しまくれてしまう、あるいは事故が多発して人が死にまくるという、通常の超能力モノでそんなこと突っ込んだら無粋というようなところに思いっ切りこだわりまくっている。ようするにお約束のある超能力モノでは、001はグズッて念動力で部屋の家具やら本やらを飛ばしまくったりするけど、なぜ都合良く無意識に正確に家具や本だけ動かせるのかという話で、無意識に念動力を周囲にバラまけば当然部屋の中にランダムに力が加わって、本がちぎれたり家具が壊れてしかるべきだし、部屋の人間の脳なり脊椎なりに力が掛かれば人死にがでて当たり前の能力である。同様に瞬間移動能力者(テレポーター)の野上葵は敵を倒すのにテレポート究極奥義を繰り出して虚数空間に吹っ飛ばしたりする必要はまるでなくて、小石でもゴミでも敵の心臓の中にでも放り込んでやれば事足りるのである。電気使い(エレクトロマスター)の御坂美琴は膨大な電力を使う超電磁砲(レールガン)なんて必殺技出さなくても、核兵器の起動装置に電気を流してやれば地球をも滅ぼせるのである。そうならないのは、防御がある程度できるとか、正確に攻撃できる能力があるという設定もあるけど、ぶっちゃけそういうお約束なんである。そこを取っ払って、「呪力」はコントロールできないと事故が起こりまくる、人に対して使うと簡単に死にまくる、という前提の元にこのお話の世界は成り立っていて、「呪力」のコントロールを身につけるために、幼い頃から徹底的に訓練を積む教育システムを設け、人を攻撃しないために、遺伝子に性的コミュニケーションで争いを避けるチンパンジー「ボノボ」の要素を組み込み、人への攻撃性の発動の要素が見受けられた児童を容赦なく「選別」し間引いていくという、人への攻撃を抑えるために人を殺すという矛盾した制度を設け、攻撃衝動が抑え込まれていて人を殺せない大人に代わって間引いた子供を殺処分するための「バケネコ」や「バケネズミ」という存在さえも造り出している。でも、大きな呪力をコントロールできないケースや人への攻撃を全くためらわない人間も人が呪力を経てからの数百年の歴史の間にはでてきていて、一種の病気として前者を「橋本・アッペルバウム症候群」、後者は「フォックスインザヘンハウス症候群」と名付けられ報告されていて、主人公達の所属する集団ではそそれぞれ「業魔」「悪鬼」と呼んでいる。なんていう細かい細かい設定がそれっぽくてたまらなく魅力的。「フォックスインザヘンハウス」なんて言葉は初めて聞いたけど、たぶん英語の慣用句でそういうのがあるのだろう。「めんどり小屋の狐」というぐらいの意味だけど、狭い空間に大量の餌と共に捕食者を入れると、捕食者は攻撃衝動を止めることができないでキリングマシーンと化してしまうというケースは生物学的には結構普通にあって、その典型例である狐が食いもしないのに小屋のめんどり全滅させてしまうという事実に基づいた英語の慣用句があって、それを攻撃衝動を抑えられずに呪力でたやすく人を殺しまくる人間の様を表すのに例えて病名にしているのだろうというのが分かると、すごく味わい深いのである。とても楽しめるのである。そういう凄くいびつな世界で、主人公の少女は好意を寄せあっていた少年を業魔化で失ってしまったり、とても恐ろしい自分たちの生きている世界の仕組みの秘密を知ってしまったりして、結構悲しい定めを生きていくんだけど、それでも冷静さを失わない強さに凛々しさを感じるし、ボノボ由来の濃密なコミニュケーションが独特のホモホモユリユリした背徳的な美しさを生んでいるし、まだ長期で放送するようなので中盤なんだと思うが、最後まで楽しんで視聴できることは間違いなさそうだ。惜しむらくは、制作スケジュールがキツキツなのか、ちょっと作画が安定しなくて、見ていて違和感感じるくらい主人公達のデザインがブレるときがあって、ネット上でも何とかしろとうるさ型のオタクが吠えている。正月休み明けは割と綺麗な絵に戻ったので、時間的な余裕が必要なのかも知れない、こういう作画の乱れはDVD版では修正入ったりするらしいのだが、当方は放送したのを見ているので、途中総集編とか入れて時間稼ぎしても良いので綺麗な絵でみせてほしい。服装やらのデザインも凝っていてオリジナリティーあって見た目も結構重要な要素になっているアニメだと思うので頑張ってもらいたい。楽しみに引き続き視聴継続する。

 「マギ」は、安定して面白い。少年マンガの王道を行くがよい。

 「ガールズ&パンツァー」は、結構ネタアニメと思って見始めて、確かに戦車マニアがもの凄い精度で作中登場した戦車の解説やらうんちくやネットで披露していて、そういうマニア向けなアニメであることは間違いないんだけど、けっこう友情努力勝利的なスポ根モノとしても割とちゃんとしたデキで、普通に面白いんである。寄せ集めの新設戦車道部が戦車道全国大会に出るんだけど、展開はまるっきりスポ根。個性豊かなメンバーを主人公がまとめ上げて、勝利を重ねて団結していく王道ストーリー。ロシア軍ぽい高校との準決の、敵の戦車達が雪原を進軍しながら景気づけに「オーラァ!」と雄叫びあげてロシア民謡「カチューシャ」を歌いだすシーンが、なかなかに格好良くて、そのシーンだけ何回か繰り返してみてしまった。一旦「私たちの戦いはこれからです!」とテロップが入って放送終了になったので、「打ち切り:俺たちの戦いはこれからだ!エンド」かと思ったら、3月つづきを放送で分割二期という形のようだ。3月になったら忘れず録画して見よう。

<2013.1.10>つづき

 「おしりかじり虫」はお尻とかおならとか小学生がキャッキャと喜びそうなネタ満載の、くっだらない感じが実に良いのだが、オチも何も無しに強引にお尻囓ってみんなで踊って強制終了という、シュールな味わいの回もけっこうあって、なかなかに侮れない実力派なのである。

 「ソードアートオンライン」は、原作ほど楽しめなかった気がする。原作の人気や前評判ほどはヒットもしなかったようにみえる。ほぼ原作に忠実で絵も綺麗で、できは良いとおもうのだが、何かが足りない感が微妙に漂う。悪くはないのだが不思議なモノである。

 「宇宙兄弟」は、原作同様とても楽しめている。ストーリーも憶えていて、そのあたりの条件はソードアートオンラインと同じなのだが、なにがちがうのだろうか?

 「ハンターハンター」は、イチ押しキャラのクラピカくんが活躍するオークション編が終了して、ゴンとキルアのコンビがゲームの中に入って冒険するグリードアイランド編がスタート。しばらくクラピカくん出番がなさそうなのが残念。オークションの行われたヨークシンシティーで別れるときに、オッサンキャラのレオリオがクラピカくんの相棒の旋律ちゃんに「クラピカをよろしくな」と頼んでいて、レオリオとは他人の気がしない。いつもスーツにネクタイ丸めがねなので中年のオッサンかと思っていたら、まだ10代でこれから医学試験受けて医者になるとか。ふけ面すぎだ。

 「武装神姫」は、もっと血湧き肉躍るファイトを期待していたが、バトルシーンもなきにしもあらずだったが、むしろ日常アニメのようなユルーイ展開が多く、期待はずれといえばそうなんだが、まあそれなりに見てしまった。たまにはこういうのも良いやね。 

 

<2012.12.14>

○「BTOOOM!」11話 次週最終回をむかえるここに来て、それなりに面白いと思って見てきたこの作品で会心の一撃的ワンシーンを目にすることができた。制作側も最高のシーンだという確信があったのだろうけど、来週の予告のあとの提供各社のテロップが出る時間にそのシーンを3度繰り返した。このアニメは孤島で爆弾を使って殺し合うバトルロワイヤルモノなのだが、主人公とヒロインが罠にはめられて、主人公が爆死っぽい状態で、敵が主人公から奪ったゴルフボール大の爆弾をヒロインめがけて投げつける。が、ここでヒロイン爆死したら最終回を前に話が終わってしまうので、視聴者は、爆弾は爆発しないはずと悟り、爆弾は元の所有者が死なないと所有権が奪った者に移らず起爆しないという設定を思い出し「主人公生きてる!逆転や!」と心の中で快さいを叫ぶのだが、次の瞬間、その爆発しなかった爆弾がヒロインのチチチチチチチェリーボム!な感じの乳にポヨンとめり込んでボイーンと跳ね返るのである。最高。オッサンうけまくり。こういう健全なハレンチ感は実に良いものだと認めざるをえない。

 

<2012.11.29>

○「中二病でも恋がしたい」9話 くっそ主人公のユータ君がうらやましいぞ!ネット上は「壁もってこーい(腹が立つので殴る壁が必要ということらしい)」というオタクどもの憤りで騒然としている。おじさんももう少し若かったら壁ドンするところだが、拳の皮が剥けると治りも遅い年頃なので「壁殴り代行業」にでも壁ドン依頼しようかしら。やっぱ恋愛モノは苦手かもしれんと思ったりもするが、でも楽しめている気もする。

 

<2012.11.24>

○2012秋アニメ途中経過

 3連休、最終日が天気良さそうなのでカヤック出す予定だが、カヤックシーズンもラスト近づくと、例年のことだが、結構体に疲労が蓄積してくる。仕事も忙しかったしで腰も痛いうえに集中力もなく、まとまった休みに読もうと買ってあったデビルマン全5巻に手が伸びない。マンガ版デビルマンはめちゃくちゃ残酷で重い内容なので読めば確実に心にダメージがあるので読むのにちょっとした覚悟が必要だ。しばらく「積ん読」にしておいて、昨日今日と出張中の分も含め撮りためていたアニメみて寝てという怠惰な日々である。

 今期のアニメは当方的には豊作である。最初に報告した16作品のうち1作品だけ切ってしまったが、他は楽しく視聴している。まだ途中だが、「中二病でも恋がしたい」と「マギ」がめちゃくちゃ面白いので忘れないうちに感想書いておく。

 「中二病でも恋がしたい」はとにかく、中二なヒロインの言動が面白くてツボにはまって大笑いして見始めたのだが、終盤向けラストスパートに入った7、8話で「ええっ!ヒロインの中二病の背景にはそんな理由があったのか」と驚くと同時に感心してしまうようなシリアスなエピソードに突入。ネット上では「シリアスパートなんていらんのじゃ!」という声も多々聞こえているが、オッサンにはシリアスとネタの落差が味わい深いし、ヒロインの中二な言動の背景を踏まえたうえで元中二病患者として思いやりと理解を示して接してあげる主人公の人の良さの感じとか、そういう主人公の人の良い優しさにヒロインが恋に落ちていく感じとか凄く丁寧に描かれていると思うし、よくわかる気がして、「オレって結構恋愛モノも味わえてるジャン」と「恋愛モノ苦手意識」がちょっと薄らいだ気がするのである。考えてみれば、コジャレた流行の恋愛モノに当方のようなオタク野郎が全くリアリティーも共感も憶えないのは当たり前だけど、かといって当方が愛を知らないかわいそうな人というわけでもないだろうと思いたいので、まあこれからは恋愛モノというだけでパスするようなことはなく幅広めにチェックしようと思うのであった。シリアスパートでもネタはしっかり仕込んであって、そこはブレずに最初からずっと笑わせてもらい続けている。もっと若い時に観たら当方も多くのオタクどもと同様「シリアスパートなんていらんのじゃ!」と思ったのかも知れないが、トシ食って多少は人の心の機微なんちゅうものが分かるようになってきているのであれば嬉しい。

 「マギ」は王道冒険ストーリーもので、「ワンピース」7巻で挫折した時に、今時の少年が楽しんでいるその感性について行けなくなっている自分を感じて寂しかったのだが、「マギ」は楽しめててマス。素直に面白い。オレもまだまだ少年マンガの世界を楽しめるゼ、若いモンには負けはせん、と嬉しくなる。まだ始まったばかりだけど特にしびれたのが、紅一点のモルジアナの「覚醒」シーン。少年漫画アニメ史上最高クラスのカタルシスを伴う名覚醒シーンじゃなかろうか。モルジアナは「暗黒大陸の覇者、最強の戦闘民族ファナリス」の女の子なんだが、幼い頃に奴隷狩りで暗黒大陸から連れてこられて領主である嫌な主人に用心棒としてこき使われると共に虐待を受けつづけて心に深い傷を負っている。アラジンとアリババの活躍で奴隷の身分からは開放され、行商のキャラバン隊に拾われて故国を目指すも、奴隷時代の悪夢に悩まされ消えない足かせの痣に心曇らせたりしている。キャラバンの行く手を阻む盗賊団のアジトに単身乗り込んで圧倒的な身体能力で盗賊団の荒くれどもをノシていくが、ファナリスの商品価値に目をつけた奴隷商人の放った毒鳥の爪にかかり、とらわれてまた足枷、後ろ手錠をはめられてしまう。同じ牢に入れられていた少女に自分の過去を重ね、ここから助け出すと約束するが、熱を出した少女は商品価値がないモノとしてモルジアナへの見せしめのためもありハイエナの餌にされそうになる。くじけそうになるモルジアナの心に亡くなった奴隷仲間の声が響く「キミを縛っているモノは、もう過去の恐怖だけ。それは勇気で簡単に断ち切れるはずだ!」。覚悟を決めるモルジアナの心に「そうだ、もうキミを縛るモノはコノ世になに一つない」、モルジアナはその脚力で高台から見下ろす、少女が生け贄にされている場所に飛び降りると同時に足枷を叩きつけて粉砕し、気合いの息吹でハイエナを戦意喪失させ、後ろ手の手錠を引きちぎる。奴隷商が襲いかからせたサーベルタイガーも、誇りを取り戻した最強戦闘民族の早さ、鋭さ、強さの前にはなすすべもなく瞬殺。クーッ!たまらんかっこ良さ。こういう単純な身体能力の高さだけで、殴って蹴って敵を圧倒するキャラクターって格好いいと思う。ジョジョのスタープラチナを思い出させる。作中アラジンからは「もっさん」と呼ばれるが、坂本美緒少佐と混同するのを防ぐためかネット上では「モルさん」と呼ばれている。強くてクールで格好いいモルさんの活躍がこれからも楽しみだ。

 

<2012.10.25>

○オールドルーキー 昨日はここのところの忙しさがそろそろ体に蓄積してきたのか、朝から体調悪く、さいわい職場は休めそうな状況だったので、大事をとって休んで朝から寝ていたが、そう1日中寝ていられるわけもなく、起きて映画でも見るかと、いつものGyao!の名作大作セレクションからチョイス。主人公は不惑を過ぎた高校教師で野球部の監督。昔プロ目指してマイナーリーグ3Aまで行ったピッチャーだったが、肩を壊して引退、メスを入れた肩には足から移植した腱が入っているが、医者からもう全力で投げるなと言われている。でもまだメジャーリーグへの夢がその肩のあたりに漂っていて、夜、生徒達が帰った後でグラウンドで軽くボールを投げる日々。たまたまその姿を見た生徒に求められてちょっと力を入れて投げてみたら、自分でも予想外の良い球がいったのだが、年齢や家族を養っていかなければならないことを考えるとメジャー再挑戦など思いもしないことであった。でも、監督している高校球児が地区リーグ初戦あまりにふがいない大敗をくらい「簡単にあきらめるな、目の前の野球に真剣に取り組め。特待生で進学とかプロになるとかそういう話ではなく生き方の問題だ。」と説教するが、逆に生徒達に「夢をあきらめているのは監督じゃないか!」と反論され、チームが地区優勝したら監督はメジャーに再挑戦するということを約束させられる。その後の展開は予想どおりというかベタというか、実話に基づいた話らしいので最終的にメジャーで投げるのはわかりきっているのだけど、なかなかに小ネタやらエピソードやらも良くできていて感動してしまった。ディズニー配給のベタベタの感動系の映画など、ケッと唾吐いてやろうぐらいに思って観たのだが、今回は負けました。勝ち負けとかいう話ではないのだろうけどね。

 

<2012.10.12>

○2012秋アニメ

 そろそろ秋アニメも2話目に突入、まだ見るか切るか様子見の作品もあり絞り切れていないけど、結構面白そうなのが多い、今期のアニメのキーワードは「中二」かも知れない。

 最近、アニメやらマンガやらサブカル界隈では「中二病」というキーワードが結構目につく。「中二病」とはまあ、ちょうど中学2年生くらいの思春期の肥大した自我が、自分を特別なモノとして他者に認識させようとする、もしくは自身がそう認識して造り出される一種の精神状態を指しているのだが、軽いモノでは、のめもしない酒や煙草をこれ見よがしに嗜むといった「背伸び」程度のモノから、こじらせると、自分が魔法や超能力など神に選ばれた特別な力を持っている者だと主張するという、ほぼ精神病の一種と断定できる妄想じみたものまで様々存在する。後者の妄想を、まさに物語の主人公が体現しているような設定のアニメやらマンガやらをして「中二」臭いとオタクたちは批評し、時にその妄想じみた世界観に没頭して楽しみ、ときに笑いの種にしたり、自分の価値観と相容れなければクサしたりしている。

 「中二病でも恋がしたい」は、まさにその「中二病」発症真っ盛りのヒロインが、オタクなら笑わずにいられないどっかで見たようでありがちで典型的な妄想全開で、「中二病」をネタに思いっ切り笑える作品のようだ。ネット配信された先行ショートフィルム2本と本編2話だけで既に死ぬかと思うぐらい笑わされた。ショートフィルムのエンディングの歌詞とかもう、オタクなら、それだけで寿命が数年は延びるんじゃないかというぐらい笑わされる。ヒロインは悪魔とか邪神的な「闇の眷属」を「封印する器」として作られた存在で片手に闇の眷属を封印したため包帯を巻いていて、普段は眼帯で隠している「邪王心眼」は眼帯外すとカラーコンタクト装着で左右の瞳の色が違う、いわゆる「オッドアイ」になっていて、一般人は見ることができない闇の眷属を見ることができ、日夜「闇の眷属」と闘っている、という設定なのだが(なにを言っているのかわからん人にはさっぱり分からんと思うがそういうネタなんです)、プールに入るときは「濡れると重いから」と包帯外し、級友には「「闇の眷属」って言ってみたいだけなのね」と中二病を生暖かく見守られるぬるさで、我が顎門から「デュフフフフ」と思わずオタク臭い笑いが漏れるのを禁じ得ない。眼帯包帯少女というと一番典型的かつ代表例は「エヴァンゲリオン」の綾波レイだと思うが、このキャラクターも確か貞本先生だかが大槻ケンヂ先生との対談かなんかで、いくつかの原型をもとに造り出したと述べていて、その原型の一つにはオーケン先生作詞の「筋肉少女帯」の歌のフレーズ「包帯で真っ白な少女」があったと聞いて、オーケン先生「サブカル野郎冥利に尽きる」と感動していた記憶がある。最近のアニメでも眼帯少女は薔薇水晶、坂本美緒少佐、三崎鳴等々すぐいくつか思いつく、腕に人外を封印というのもオッサン世代ならぬーべーの「鬼の手」あたりがパッと思い出されるだろう、しかしながらどうも、綾波レイと三崎鳴の間にある沢山の眼帯少女のうちもっともメジャーなキャラクター(複数いるのかも)を当方は知らないらしいことが、今作を見ていると浮かび上がってくる。今作は一種のパロディーなのだが、パロディーの対象となった本家の姿が浮かび上がってくるぐらい上手にカリカチュアライズされている。本家を知りたければこういうサブカルネタこそネット検索との相性がよいはずなのだが、本家と偶然巡り会ったときの「この作品だったのか」という発見の喜びを得るために検索は控えておきたい。

 中二病を「ネタ」にしたアニメがある一方、モロに「中二」臭さ全開の設定と世界観でぶっ飛ばしてくれそうなアニメも結構あって、これがなかなかに当方の中二心を良い塩梅に刺激してくれてたりして面白そうだったりする。

 「サイコパス」は当代きっての中二な物語の語り部、虚淵玄のシナリオ。人の精神状態が完全に測定できるようになった未来で、精神鑑定により潜在的犯罪性を数値化して取り締まる警察組織の、新人女性監察官と取り締まり対象となるレベルの精神鑑定の判定を受けながらも、他の対象者を狩る猟犬の役割を果たす専門職たちの活躍が描かれるようだが、1話からドロドロとしていてこれから一ひねり二ひねりありそうな感じで期待大。

 「絶園のテンペスト」は、一族最強の魔法使いの少女が、無人島に島流しの憂き目に。一族はなにやら「闇の眷属」的な者を召還しようとしていて、主人公と親友が島から出られない少女と契約して超能力的な力で闘うようだが、1話から思わせぶりな伏線の多用といい、もう中二中二していて、なかなかに楽しめそう。

 「K」は登場人物もスカした感じで中二中二した超能力バトルもの、ちょっとついて行けないかも知れないが取りあえず視聴続行。超能力ものは好きなので面白くなってくれるのを期待。

 「コードブレイカー」も超能力バトルもののようだが、1話目からいきなりヒロインが死んだ感じのエンディングで気になる。これも面白くなってくれることを期待。

 「ブトゥーム」はあれだ、バトルロワイヤルと基本同じで登場人物の殺し合いサバイバルゲーム。作中の人気オンラインゲームと同様、各種爆弾をつかって無人島で生き残りを賭けて戦うという話。ありがちと言えばそれまでだけど、この作品ならではというような面白さがあれば何番煎じだろうとかまわない。とりあえず視聴。

 「ヨルムンガンド」は分割2期もので春期のつづき。若き女性武器商人に雇われた少年兵の話で、中二臭プンプンで前期は楽しめたので期待大。

 「ジョジョの奇妙な冒険」はレジェンドオブ「中二」と言って良いであろう少年ジャンプの往年の名作マンガが原作。今もシリーズは掲載誌変えて継続中のロングラン。1話目から伝説的名台詞「そこに痺れるあこがれる〜」というジョジョシリーズ最強の敵、ディオ・ブランド−を讃える三下達のシーンを拝聴することができた。アニメなのにこの作品ならではの擬音「バーン」とかのデッカイ書き文字が画面に大写しになって、この作品の中二臭さをちょっとネタにまで昇華しようとしている気配もうかがえる。一番最初のシリーズのアニメ化は初めてじゃなかろうか?ほぼストーリー忘れているので楽しんで視聴できそうだ。 

 中二アニメ以外にも今期は割と見たいアニメが多い。

 「新世界より」はSF小説原作らしいが、人類が「呪力」と呼ばれる超能力を得た未来の物語で、これを「中二アニメ」に分類しなかったのは、どうも超能力バトルものではなく、未来は明るいパラダイスではなく結構恐怖するような世界だった、という「ディストピア」もののようで、「呪力」を養成する学校では生徒が次々と間引かれていることを暗示しているエピソードがあったり、何らかの技術で人間から造り出されたらしい「バケネズミ」という不気味な存在がいたり、画面の端々にデカイ猫の影が映ったり、とどうもシリアスかつわりとハードSFな物語のようなのである。不気味な魅力と怖さとに惹かれる。もちろん作中ドボルザークの名曲が流れる。

 「マギ」は少年サンデー連載の王道直球系少年マンガが原作。アラジンの魔法のランプの物語を本歌に、主人公たちの冒険物語が始まる。原作未読だが、なかなかに面白そうだ。

 「ガールズ&パンツァー」はなんというか、漫画原作らしいけど、「オタクって戦車(パンツァーはドイツ語で戦車の意味だったと思う)大好きだよね、それから萌え美少女も好きだよね、じゃあそれを混ぜちゃおう。」と作者が考えたのか、「戦車道」という架空の女性のたしなみを設定していて、その「戦車道」部に入部したヒロインたちの日常を描く学園日常系アニメになっている。あいかわらず、何を言っているのか理解不能で「また出たよ!」と思われるかもしれないが、こういうネタアニメの需要は結構あるらしく、というか当方も嫌いじゃないので楽しみに見ていきたい。バカっぽくてこういうのも良いのである。

 「おしりかじり虫」はあまり期待せずに見たら、良い感じのぬるいギャグアニメでわりと気に入った。NHKのギャグのセンスは嫌いじゃない。アニメじゃないけど「サラリーマンNEO」とか結構好きだった。

 「ソードアートオンライン」「宇宙兄弟」「ハンターハンター」「聖闘士星矢Ω」は長期モノ二期モノで前期から継続放送中で引き続き楽しみ。

 「武装神姫」は、手のひらに乗るような、ちっちゃな人型の人工知能搭載のお手伝いロボットが実用化されている近未来の物語だけど、その人型ロボットが「萌え美少女」で「ご主人様」に好意を寄せて尽くすという、いかにもオタクどもが好みそうな、こう言っては何だが、ちょっとキモめのアニメなのだが、その人型ロボットを武装させて闘わせるというストーリーだと聞くと「それってようするに現代風に萌えアニメ化した「プラレス三四郎」だよね!」とオッサン妙に見る気が湧いてきたのである。「柔王丸」の時代には「光ファイバー」での情報伝達が未来の技術としてロボットに搭載されていたものだが、今ではこうやってネットに接続するための我が家の回線でさえ、当たり前に「光ファイバーコミニュケーション」だったりする。20世紀の我々が想像していた未来である21世紀を今まさに「回路全開」で生きていることを感慨を持って感じざるを得ない。

 今期も毎朝アニメを楽しめそうだ。

 

<2012.9.28>

○タクシー4 調子に乗って4も見た。引き続き面白い。主人公はスピード狂のタクシー運転手なんだけど、その相棒の警察官は右も左も分からぬぐらいの間抜け(間抜けの比喩としては適切でないと感じるかも知れないが、比喩ではなくよく右左を間違えるという事実に基づいて書いているのでご了解いただきたい)なのだが、その相棒だけでなくマルセイユ署は間抜け揃いで笑える。中でもトップクラスの間抜けである署長が、めちゃくちゃな釣りバカということが判明した、3まで気付かなかったけど、所長室にザンダーやらの写真があるし、ターポンのレプリカやカジキの頭の部分の剥製もあって、所長室の衣装タンスにはウェーダーが入っている。そういう細かいところのネタもフレンチな感じのエスプリが効いているというか、しゃれっ気があって面白いところだ。

 

<2012.9.28>

○タクシー3 スッコーンと面白い。最初にスタローンがカメオ出演というやつなのか、ちょい役で出てくる導入のつかみから一気に乗せられる。オープニングテーマの007のパロディも笑えるし、ちょい役でフランス人格闘家のシリル・アビディがでてくるので、そういやフランス映画だったと思い出すけど、良い意味ハリウッド映画っぽい超エンタメ。1も2も面白かったが3もよかった。このぐらい面白いと映画館で金払ってみても後悔しないと思う。まあ、Gyao!で無料だったんだけど。

 

<2012.9.26>

○2012夏アニメ感想

 数は少ないが、視聴したモノは皆なかなかに楽しめた。

 意外に面白かったのが、「超訳百人一首」で色恋沙汰の話など面白いと感じたのは久しく覚えがない唐変木だが、なぜか楽しめた。恋愛モノは苦手と思っていたが、必ずしもそうでもないのか?

 とはいえ、今期なんといっても面白かったのは春から2期でやっていた「氷菓」。米澤穂信原作の学園モノでミステリー。高校時代の青春の臭いというかそういう雰囲気がオッサンの胸を締め付けるし、謎解きも楽しめるのだが、なんと言っても特筆すべきは主人公の可愛さだと思う。ヒロインもまあ可愛いのだが、圧倒的に探偵役のオレキホウタロウくんが可愛い。

 ニヒルぶって「やらないで良いことはやらない、やらなければならないことは手短に」とか省エネ主義を標榜しているが、ヒロインであるチタンダさんの「私気になります」という好奇心に押しに負けて探偵役を努め、姉や「女帝」には良いように使われ、やらないで良いことをやりまくっている。とくにヒロインにぐっと詰め寄られ近距離で見つめられて押し負けて目をそらす時のドギマギする表情が良い。最終話でチタンダさんはホウタロウくんに祭りの手伝いを頼み、その後自分の家の近くで、自分が大きな農家の一人娘であり、その家で生きていくことになるが、それを束縛だとか嫌だとは思っていないし相応の役割を果たしていきたいと思っているというようなことを語り、その自分の場所を「オレキさんに紹介したかったんです」とほぼ告白と近似な台詞を吐くのだが、最終回だからかっこよくホウタロウくんもキメるのかと思ったら、そうはならす結局スットコドッコイで、本当に可愛い男子高校生ぶりなのである。

 おじさんこの年になってショタコンに目覚めたのかと疑いたくなる状況だが、「オッサンショタコン覚醒」を裏付ける恐ろしい証拠がもう一つあって、日曜の朝の「ハンターハンター」も長期放送モノだが楽しく見ているんだけど、ここでもオッサンが胸をキュンキュンさせるのは、以前にもちょっと書いたが、主人公の友達のクラピカくんだったりする。主人公のゴンくんや相棒のキルアくんも可愛い少年なのだが、クラピカくんは特に、どうにも可愛い。普段は冷静沈着なクールで理知的なキャラなんだけど、自分以外皆殺しにあった少数民族「クルタ族」の生き残りで、仇である盗賊団「幻影旅団」を追うためにだけに修行していたりするんだけど、「幻影旅団」が絡むとブチ切れて、幻影旅団に狙われる原因となった怒りで色が変化する瞳を真っ赤に染めて復讐に燃えるあたりにオッサンも萌える。クラピカくんの今の相棒となっているのが、女性なのだが、これが富樫先生もうちょっと小マシに書いてあげてよとお願いしたくなりたくなるほど、まあなんというか、見た目がよろしくない。一見して額のはげ上がった出っ歯で小太りのオッサンである。この不細工な「旋律」ちゃんがなかなかに実力者で、ハンターハンターは一種の超能力バトルものなんだけど、旋律ちゃんはその名が示すとおり音や音楽に関する能力者で、相手の心音で細かな心理状態を把握したり、奏でる笛の音で怒りに我を忘れるクラピカくんを鎮めたりしている。戦闘能力が高い不細工な女性キャラベスト3に入れてあげても良い。ちなみに残りの2人はスーザンアントン子とメガ姫。旋律ちゃんクラピカくんをよろしくね。ちなみにクラピカくんの能力は「鎖使い」。クラピカくん「女性説」もあるぐらいの見た目もキュートな中性的キャラクターなのだが、中性的キャラで鎖使いというと「アンドロメダ瞬」を思い出す。掲載誌も同じ少年ジャンプだしその辺は意識しているのだろうか。伝統なのかもしれない。今気付いたけどアンドロギュヌスなアンドロメダ瞬だ。偶然か?狙ったのか?

 この年になって少年を可愛いと思い始めたのは、内なる父性の発現か、それとも少年の日への郷愁か。いずれにせよ犯罪に走らないようにだけは気をつけておこう。まあこの程度の萌えかたでいちいち犯罪に走っているようなら、異性のことばかり考えていた思春期の頃、とうの昔に性犯罪者になっていたはずで、そのへんの自制心はちゃんとあるのでご心配なく。

 10月からの秋期のアニメはどんなのが始まるのだろうか、楽しみにして待ちたい。

 

<2012.9.8>

○スターリングラード

 第2次世界大戦の激戦地という認識だけはあった。ドイツが敗北へと向かうターニングポイントとなったんだっけ?戦争映画といえば、派手なドンパチで主人公が生きて帰ってハッピーエンドかもしくはドロドロの戦場の現実が描かれる鬱々とした展開かどちらかだとおもうが、見始めてすぐに後者と分かる。何しろ大敗を喫したはずのドイツ軍人目線の物語で、新米エリートとクセのありそうなベテランたちの小隊が主な登場人物。ソ連(今時の若い人に「ソ連」てつうじるかしら?)の戦場に向かう電車の窓から見送りに「結婚式には呼んでくれよ〜」とか早速死亡フラグを立てている。物語は大盛り上がりの大スペクタクルな展開はなく、淡々と激戦地で追い詰められつつ仲間を失いつつ、酷く悲惨な展開にズブズブとはまっていくのだが、隊員それぞれの心理描写だとか、敵方との交流とかが丁寧に描かれていて派手ではないけど引き込まれる。細かい点だけどポイント高かったのはドイツ軍の制服とか、雪原で戦うときに着る白いギリースーツとかがかっこよかった。でもまあ、「いやだな〜」という感じの戦争のリアルな描写が続く、人は死にまくる。戦死者が積み上げられて山になって燃やされているほどに。メチャクチャ感動とかそういう感じではないけど、ボディーブローのようにきいてくる映画だった。誰も戦争なんかしたくはないだろうけど(そうでもないのか?)、攻めてこられたら応戦せざるを得ないだろうし、それぞれの思惑とかあったりして、未だ世界中から戦火が絶えたためしはない。とりあえず日本は戦争していなくてラッキーだと思った。

 

<2012.7.16>

○レオン

 当方が、どっかで人生ベスト3映画に「ニキータ」「男達の挽歌」「ジョーズ」と書いているのを読んで、リュック・ベッソン監督の初期作品なら「ニキータ」より「レオン」じゃないの?と疑問に思った人もいるかもしれない。実は当方、「レオン」観たこと無かったのである。TAXIもトランスポーターも好きなので、名作の呼び声高い同監督の代表作「レオン」もきっと面白いだろうとは思いつつも、観ていないままだったのだが、今、40才の中年のオッサンとして観て、抜群のタイミングで観ることができたと思う。以下ちょっとネタバレ。

 ストーリーはジャン・レノ演じる凄腕の殺し屋レオン(リオンとしか聞こえないが)が、ひょんなことから少女を助けて一緒に住むことになり2人の心の交流を描いていく、という感じなんだが、少女マチルダは自称18才だがどう見てもローティーンで実際は12才とレオンに対して6つもサバを読んでいる。クスリの売人の父親はマチルダを殴るような最低な親で、継母やその連れ子の姉にも日常的に暴力をふるわれているようで、なついているおさない弟だけが心の支えだが、クスリをくすねたことが元締めにばれた父親含め、買い物に出ていたマチルダ以外の家族は皆殺しの目に会う。そのとき帰ってきたマチルダはレオンにかくまわれる、レオンは1人身となったマチルダを追い出すこともできずに奇妙な共同生活を始め、マチルダは不器用ながらも自分を守ってくれるレオンにメロメロに恋心を抱くようになる。12才の少女と中年殺し屋の恋の行方なんていうのが、ハッピーエンドで終わるはずもなく、レオンが死ぬのは既定路線だと思って観ていたが、中年のオッサンとして「少女」にいかに愛されようと、また自分も愛しようと結ばれるわけにはいかんと自制するのが「大人」というもので、その辺のレオンの葛藤と覚悟と、殺し屋としての凄腕具合がシビレる格好良さ。レオンの最期、凄く悔しい感じになったところで、「リングトリック」の伏線回収して鮮やかな幕引き。「さすがや!」とシビレさせる。脚本も上手いし、映像もきれいだし、マチルダ可愛いし、レオン役のジャン・レノもさすがという感じで名作の呼び声に偽り無しと思った休日の午後。

 たぶん、1994年の公開当時、若い時に観たら、レオンの渋さがこれほど共感を持って楽しめはしなかったと思う。若い頃に「ニキータ」観て感動して、中年になって「レオン」観て感動してというのは、ほぼ理想的な順番だったような気がする。人生ベスト3映画は思い出補正とかもあって、今後も変わることはないのかも知れないけれど、それはそれとして「レオン」も凄く良い映画だった。しかし、ジャン・レノまさか18年後に日本でドラえもんを演じることになるとはおもっとらんかったやろな。

 

○2012年夏アニメ

 そろそろ、第2話ぐらいまで放送されたので、どれを見るか決めたところである。

 「聖闘士星矢Ω」「宇宙兄弟」「黒子のバスケ」「ハンターハンター」「エリアの騎士」は長期モノで引き続き夏も見る。「氷菓」「アクセルワールド」は2期モノで春からのつづきでこれも見る。

 夏に始まったアニメで視聴することにしたのは「ソードアートオンライン」「超訳百人一首 うた恋い。」「人類は衰退しました」「じょしらく」の4作品。異常に多かった春に比べると少ないがまあこんなモンである。

 「ソードアートオンライン」は、「アクセルワールド」と原作者一緒で川原礫。元々はウェブ上で公開していたらしいが、アクセルワールドでデビューした時に、ソードアートオンラインの方も出版が決定。何というか、タダで読ませていたというのが信じられない良くできたライトノベル作品。原作はまだ続いているが既刊分は読んでいる。当方の好みは少年マンガっぽさがより強いアクセルワールドだが、今時の少年には「ソードアートオンライン」のほうがウケはよいようで、満を持してのアニメ化のようだ。バーチャルリアリティなゲームの中にとらわれてしまった主人公達の活躍なんだが、ゲームなんてほとんどやったことがない当方でも充分楽しめる面白さ。SFとしての設定がしっかりしているので少年マンガ系のノリはノリなんだけどSF好きの人がみてもそれなりに面白いと思う。

 「超訳百人一首 うた恋い。」は百人一首の選者である藤原定家がナビゲーター役で、百人一首に歌われた恋のエピソードを紹介していく、という形なのだが、いま地味に百人一首ブームが「ちはやふる」のヒットできているので、当方のように百人一首を久しぶりにひもといた人間は少なからず居るはずで、結構タイムリーな企画なのかも知れない。超訳というのでもっとぶっ飛んでいるのかと思ったが、結構真面目な内容で割と面白い。

 「人類は衰退しました」は田中ロミオのライトノベル原作。原作読んだことあるのだが、「妖精」と呼ばれる種族に地球の盟主の座を明け渡し、衰退の道をたどりつつある人類。その人類を代表し「妖精」との調停役を任務とする国連職員の活躍を描くSFハードロマン。というのはデタラメで、ユルーくかわいらしい存在の「妖精」さんと調停役の主人公達の日常やら妖精さんがらみの事件やらを独特の、皮肉とブラックユーモアをまぶして描く、ちょっと変わった毛色のライトノベル。が原作のアニメ。原作割と楽しく読んだ記憶があるが、あまり万人受けする今時風の作品ではないと思っていたので、アニメ化してビックリ。ネット上でもトンチンカンな批判が結構散見されるが、割と当方は評価する。オリジナリティーがあって面白いと思う。

 「じょしらく」は久米田康治のマンガが原作。久米田先生といえば「絶望先生」が代表作なのかも知れないが、オッサン世代にはなんといっても「南国アイス」だろう。オモロいマンガだった。今作は女子落語家の楽屋での会話劇なんだが、テロップで「このアニメは女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくアニメです。」と流れる。テロップに騙されてタダの萌えアニメだと思って油断して見ていると、たまに面白いネタがきたりして笑わされてしまう。エンディングの「寿限無」を聞くとばーちゃんを思い出す。ばーちゃん寿限無覚えてた。「パイポパイポ」のあたりで幼少のみぎりの当方はなぜか笑わずにいられなかった。

寿限無、寿限無
五劫の擦り切れ
海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
やぶら小路の藪柑子
パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助

 

<2012.7.5>

○ダークナイト 

 シリーズ新作公開間近ということであちこちで宣伝が流れているので、漫画家のとりのなん子が絶賛していて、誰か別の人が「女の子の「ローマの休日」に値するのが、男の子にとっては「ダークナイト」」と書いていたこともあり前から興味をそそられていたのを見てみようという気になった。そもそもダークナイトってバットマンみたいなアメコミヒーローだったっけ?と思って調べてみたら「みたいな」ではなくまさにバットマンだった。宅配DVD屋に注文して待つ間「クリムゾンタイド」みてから昨日今日で視聴。アクションもいかにもアメリカンな派手な演出で、バットモービルとかのメカ的なギミックもかっこよく、面白かったのだが、正直、評判ほどかと言われると、それほどでもなかったように感じた。ハードルあげすぎたかな?クリムゾンタイドで単純な勧善懲悪でないところが見応えがあった的なことを書いた、そのすぐ後にこう書いては全く自分の主張に一貫性が無くて正直恥ずかしいが、それでもあえて言うなら、アメコミヒーローモノにしてはシリアスすぎるように感じて、もっとわかりやすい勧善懲悪でスッキリさせて欲しかったと感じてしまった。何でだろうか?人が面白いと感じるその感性はじつに微妙なものであると思う。当方が渋好みでハリウッド製の大ヒット映画がイマイチ好きじゃないということかというと、全くそうではなくて「マトリックス」とか痺れるぐらいに面白いと思ったし、同居人が見たいというので、こんなしょうもなさそうな映画見たくないと正直思ってつきあった「タイタニック」で感動してしまったりもしている。でも、スターウォーズはSF映画の金字塔であるという評価は揺らがないと思うが、当方はまあ「普通に楽しんだ」程度だったし、アルマゲドンで感動して泣いたという人の感性が信じられなかったりもする。アルマゲドン単純明快で面白かったけど感動はせんだろ?と思うのだがどうだろうか。人の評判とかそういうのは参考にはなるけど、結局自分が面白いと思うかどうかは見てみないと分からないということか。まあまだ気になっている映画は沢山あるのでボチボチ見ていきたい。

 

<2012.7.3>

○クリムゾンタイド 

 今年は、映画を沢山見るぞと思ったのだが、春アニメが好みのが多くてチェックが忙しかったのと、仕事もそこそこ忙しかったのでぜんぜん思うように見られていなかった。

 しかし、春アニメも1クールものは最終回をむかえ、夏アニメは今どれを視聴しようか1回目放送を見ながらチョイスしているところだが、春ほど沢山は見たい作品はなさそうで、仕事も忙中閑ありな状態なので、「そうだ映画を見よう」と思い立った。のだが、宅配ビデオ屋は見たいときにすぐ見られるわけではなく配達まで1,2日かかるので、とりあえずあまり充実しているとは言い難いYAHOO!の動画サービスGYAO!で無料配信している中でよさげなのを見ることにした。

 だれかが、「Uボート(潜水艦)モノにはずれ無し」と映画論をぶっていたので、一本もUボートモノを見たことない当方は名作・大作セレクリョンに「クリムゾンタイド」というUボートモノを見つけてこれを見ることにした。クリムゾンは赤色の一種だとは知っていたのでもうちょっと突っ込んでみようとウィキってみたところ、血の色に例えられる赤で、カイガラムシの一種から生成される食品着色料のコチニール色素の色らしい。「血に染まる潮」的なタイトルだろうか。ロシアの反政府組織が核施設を占拠し、発射暗号を解読しアメリカと日本への核攻撃準備に入ったという状況下、潜水艦一筋25年の叩き上げ艦長と、新任のハーバード出のインテリエリート副長が、先制攻撃の命令の出た原子力潜水艦アラバマの艦内で、核ミサイル発射の判断をめぐって対立するという筋で、「現代の敵は戦争そのものだ」と核使用は破滅を意味すると考え、慎重論をとるデンゼルワシントンふんする副長を応援しながら見るのが正しいのだと思って見始めたのだが、これが、「命令あれば実行あるのみ」と最初は軍事バカっぽく見える艦長も、副長と戦争論やら馬の品種ネタで丁々発止のやりとりをしたりして「たたぎあげ」ならではの現場哲学のみならず並々ならぬ教養もうかがえて、通信機器が敵艦の攻撃で故障し、命令の続報が発射指示なのか中止なのか不明な状態で途絶えた中、核による先制攻撃が成功しなければ「100万人単位で死者が出る」という艦長の判断とそれに基づく行動も、あながち「悪役」では無いようにみえてくる。イケメンエリートの副長が勝利してハッピーエンドという単純なお気楽ハリウッド映画ではなかった。潜水艦内という特殊な閉鎖区間内で乗組員の中にも対立を生じながら、2人の対立はお互いを軍紀違反として逮捕監禁し、指揮権を奪い合いながらスリリングに展開していくのだが、その辺の駆け引きやら、心理描写やら、伏線の回収やらが面白くて実に見応えがあった。馬の品種ネタもしっかり伏線になっていて最後に回収される。なにげに見たが大変面白かった。「名作・大作セレクション」は「ニューシネマパラダイス」も「モーターサイクルダイアリーズ」も面白かったし要チェックだ。

 ついでに、見ていてアラバマに搭載されている核ミサイルの名前が「トライデント」というのを聞いて、アニメ「フルメタルパニック」の小ネタの元ネタが判明した。ヒロインの千鳥かなめの好物に「オハイオ屋のトライデント焼き」という円筒状のなぞの食べ物があって、主人公の相良ソースケが私費を投じて開発した戦闘用特殊スーツ「ボン太くん」の売れ行きが悪く負債を抱えて落ち込んでいるのを、かなめが慰めて「トライデント焼き」をおごってやるというエピソードがあったと思う。トライデントミサイルでピンと来てアラバマも州の名前だしオハイオも潜水艦だろうと「オハイオ 潜水艦」でググってみたら正解。アラバマも含めて同クラスの巡航ミサイル、核ミサイル搭載型の原子力潜水艦は「オハイオ級原潜」と総称されるようだ。どうでも良い知識だが地味に嬉しかった。

 

○2012春アニメ感想

 春アニメ、1クールのモノは7月を前にだいたい最終回をむかえた。4月の時点で視聴中と書いていた作品は残念ながら3作品を途中で見なくなったけど、それ以外は楽しんで見ることができたし、長期モノは視聴を継続している。

 特に面白かったのは、長期モノでは「宇宙兄弟」「ハンターハンター」「聖闘士星矢Ω」、1クールモノでは「つり玉」「謎の彼女X」「這いよれニャル子さん!」、春期途中から始まってまだ終わっていない「氷菓」あたり。

 「宇宙兄弟」は原作読んでストーリー知ってるのにアニメでもまた感動する。福田のオッサンの「私の夢は年をとっていない」にはまた涙腺緩んだ。「ハンターハンター」はさすがの面白さ、当方的には主人公の仲間の少年(性別が明らかではなく女性説もある)クラピカの可愛らしさに「ショタコン」という新たな性癖の目覚めを感じる。「聖闘士星矢Ω」は絵柄はプリキュアの人らしく今時っぽい絵なのだが、まごうことなき「車田正美臭」が漂っていてオッサン世代は随喜の涙。オープニングの「ペガサス幻想」が最初「しょこたん」のボーカルで入って、後半昔のバージョンにつながる感じも胸熱モノ。

 「つり玉」は釣りの描写があったのでなんと無く見始めたのだが、主人公のユキ君の成長物語と登場人物の友情物語に感動させられた。「謎の彼女X」は独特の世界をつくっていて正直春期で一番面白かった。ヒロインの「卜部さん」がミステリアスで魅力的。「這いよれ!ニャル子さん」は古いネタから新しいネタまでパロディーネタのオンパレードで実に当方好みだった。主題歌の「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!テッテテレテン レッツにゃー!」のかけ声は、視聴した朝の通勤電車で脳内ヘビーローテーション状態であった。「氷菓」は「省エネ」をモットーにする高校生の主人公が好奇心旺盛なヒロインのチタンダさんの「私、気になります」という台詞に振り回されるようにして様々な謎に向かっていくミステリーなのだが、最新のエピソードでは彼は謎解きに失敗していて、それが、彼の若さ故で、当方のような大人の視聴者なら分かるであろうところに気付かないというところが、逆にリアリティーを感じさせる新しい探偵像になっている。探偵物なんていうのはホームズの時代から既に書き尽くされているような気がする分野だけど、それでもこんな新しい探偵が生まれてくる。そして面白い。当方が新しく生み出される「物語」に期待を込めてチェックし続けているのは徒労などでは全くなく、とても充実した楽しみであると再認識した。夏アニメにも期待したい。

 

<2012.4.18>

○2012年春アニメ

 今期、春の番組改編で新アニメもたくさん始まって2週間経ち、だいたい見るアニメを決めたところだ。今期は放映されているアニメの数が異様に多いような気がしているのだが、そうなると当方が見たくなるようなアニメも必然的に増えていき、現在テレビ放送中のものだけで毎週20本ぐらい見ている。加えて、Yahoo!の動画サービスで昔のアニメ「スペースコブラ」「ベルサイュの薔薇」が毎週3話ずつ無料公開されているのでこれも見ている。

 毎朝、1本見ても全く追いつかない状態。毎日3本は見ないとダメだ。なので、帰宅後夜も飯食いつつ見たりしている。遅くまで見ていると遅くまで働いて帰ってくる同居人に「またアニメ見てやがる。このオタクめが!ニュース見たいからどいてくれ」と迫害を受けたりしているが、面白いので迫害にめげず見るしかない。

 

 「エリアの騎士」「ハンターハンター」「黒子のバスケ」「めだかボックス」は少年マガジン、ジャンプ連載漫画が原作。さすがにメジャー感があって、エリアの騎士とハンタは放送時間も深夜じゃない。今時の少年漫画だがオッサンでも結構楽しく見られる。

 

 「聖闘士星矢Ω」「ルパン・ザ・サード 峰不二子という女」「ゼットマン」あたりはオッサン世代をターゲットにしている気配あり。「聖闘士星矢Ω」は星矢の次の世代のセイントたちの戦いを描いていくようである。フェニックス一輝らしい、だいぶ歳食って固太りした指導教官が出てきたり、次週は紫龍の息子が出てくるらしかったりする。懐かしい。主題歌がアレンジは変わっているが一緒なのも懐かしく胸熱だ。

 「ルパン」はテレビシリーズとしては4回目かな?深夜枠で、不二子メインということもあり思いっきりアダルトな雰囲気でエロティックで格好いい。ちなみにジャケットは緑。

 「ゼットマン」はウイングマンとか電影少女が懐かしい桂正和の作品、古い作品かと思ったら調べたら今連載中のようだ。桂正和先生最近ではアニメ「タイガーアンドバニー」のキャラクターデザインで久しぶりに健在ぶりを目にしたが連載も持ってたんだ。基本アメコミテイストのヒーローもの。

 

 原作大ファンの2作品がアニメ化されたのも嬉しい限り。「宇宙兄弟」はモーニング連載中で今もっとも大好きな漫画。とにかく見てくれというか、読んでくれてもいい。

 「アクセルワールド」は川原礫のライトノベル原作。当方にクリスマス島行きを決断させた「クレバーな撤退など犬にでも食わせろ!」の名台詞はこの作品から。主題歌の映像で出てくる登場人物から、この台詞まで行きそうだと分かるので楽しみである。主人公ハルユキ君はアニメ主人公では「さすがの猿飛」主人公「猿飛肉丸」以来であろう丸い体型の少年。加速した仮想現実世界の中で自分の心の傷から作り出されたアバターを使って戦うという、謎の対戦格闘ゲーム「ブレインバースト」で主人公はバーチャルリアリティとの親和性から生じる速さと、豊富なゲーム経験からくる判断力、そしてアバター「シルバークロウ」の翼を武器に戦い、友情・努力・勝利的なストーリーが展開していく王道少年マンガ系のストーリーなのだが、主人公の師匠(と呼ぶキャラは別にいるのだが)である「ブラックロータス」が当方メチャクチャお気に入り。仮想現実上のアバターなので浮遊移動もありで歩く必要がないとはいえ、四肢すべてが剣でできていて、すべての攻撃はおろか防御も「切断」というカッコ良さ。アニメでのデザインはラノベの挿絵に比べると剣が短くやや「体は剣でできている」的な良さはスポイルされている気がするが、実際に動きを伴うとあまり長い剣はカクカクした動きになってしまうからその辺のバランスを見てアニメ用にデザインされているのだろうか、早く動くブラックロータスの戦闘シーンが見てみたい。しかもこのキャラは先の台詞でもその一端が分かると思うが、対戦格闘ゲームでは戦うことしか考えていないような「狂戦士(バーサーカー)」っぷりが気持ちいい。数人しかいない「レベル9」に達した「王」と呼ばれるプレーヤーの一人で、レベル10になってこのゲームの謎を知るには他のレベル9を狩って退場させるしかないと知り、他の「レベル9」たちは、ゲームを終わらせずに「レベル9」で満足しようと協定を結ぼうとするが、その協議の席でブラックロータスは懐柔のためにハグしてきた相手の首を落とし一発退場させ、「レベル10」を目指すことを宣言、他のレベル9たちに襲いかかり大混戦。さすがに他のレベル9を狩ることはできず「革命」は失敗に終わったが、逃げ延びて「賞金首」となりつつ隠遁の日々を送るも、主人公の才能を見いだし仲間とし、再びレベル10を目指して反転攻勢に出るという、まあ仮想現実世界とはいえたいがいにしとけよという性格である。ブラックロータス師匠現実世界では学校の副会長で派手な姉妹げんか?で親元から放り出され一人住まいの中2女子。見目麗しく成績優秀、品行方正を装っているが、現実にいたら「魔法使い級」と言われるであろうハッカーで、個人情報の表示をキャンセルしてあだ名である「黒雪姫」と表示させて本名を明かさないとか、メチャクチャ「中2」な言動。現実世界でもたいがいにしとけよという性格。自分が見いだした才能あるオタク野郎のハルユキ君には好意を寄せていて、何度も直球な告白をしているのだが、ハルユキ君いまいち女心が分からないというか、なぜ自分が好かれているのか戸惑うオクテぶりで、他の女の子からもちょっかいかけられる場面も結構あったりして「黒雪姫」苦戦中というところが、唯一女の子らしいところといえば女の子らしいか。基本、男前で中2なブラックロータス師匠の活躍は要チェックだ。

 

 「fate/zero」、「モーレツ宇宙海賊」は2クール目で前半から楽しみに見ている。

 

 「交響詩篇エウレカセブンAO」、は前作エウレカセブンの次の世代の物語。前作4期ぐらいの長期放送だったけど、まあまあ面白いロボットものだったので今作もとりあえず見てみる。

 「つり玉」は少年3人が世界を救うようなSF作品のようだが、とりあえず3人のうち一人が釣具屋の息子で「釣り王子」と呼ばれていて、1話からシーバス釣るシーンがあったりしたのでとりあえず見てみる。

 「ヨルムンガンド」は期待大。今期一番楽しみかも。少年兵が武器商人に雇われてという話だが、派手なガンアクション物ってなんでか知らないけど好きな分野だ。原作マンガは掲載誌が「ブラックラグーン」と同じサンデーGXだが、読者層いっしょだなと納得。ちなみにヨルムンガンドは北欧神話に出てくる巨大な蛇の怪物。ゲームやアニメの世界ではよくUMA(未確認生物)のモンゴリアンデスワームとミックスされたような外見を与えられている。モンゴリアンデスワームの生息地?としては鳥取砂丘が有名である。

 

 次の3作品は特殊性癖の持ち主をターゲットとしている気配があり、視聴するかどうか迷ったが、1話を見たら結構面白かったので視聴継続決定。

 

 「謎の彼女X」は、よだれフェチ御用達マンガが原作との前情報にやや引いていた。謎の転校生のよだれを舐めてしまったことから、主人公は熱病(謎の彼女曰く恋の病)に倒れ、なんだかんだあって付き合うことになるのだが、よだれを舐めたり舐めさせたりするシーンが妙にエロい。オレにはそんな性癖もあったのかと「覚醒」した自分に驚くしだいだが、そういう変なエロ要素を除いても、独特の空気があり、これがなかなかに面白いのである。今期期待度ベスト3に入るかもしれない。

 

 「サンカレア」はゾンビフェチ、「黄昏乙女×アムネジア」は幽霊フェチ御用達との前情報に幽霊は良いけどゾンビはちょっと、と引き気味だったが、今のところどちらも面白そう。メインヒロインがゾンビだったり幽霊だったり、いろんなニーズがあるもんだ。

 

 次に、オタク狙いのキワ物2作品。

 

 「うぽって!!」はなんというか、漫画原作らしいけど、「オタクって銃大好きだよね、それから萌え美少女も好きだよね、じゃあそれを混ぜちゃおう。」と作者が考えたのか、「てっぽう(銃器)」を萌えキャラにしているのである。その上で学園日常系アニメにしている。何を言っているのか理解不能だと思うが、中等部の仲良し4人組は、アサルトライフルを擬人化したキャラでベルギー出身のふんこちゃん(FNC)やら、アメリカ出身のイチロクちゃん(M16A4)やらが、授業と称して銃もって訓練したりしているのである。アサルトライフルは「突撃銃」なのかな、普通に歩兵がメインアーム(主力武器)として持たされるやつ。有名なのはカラシニコフ(AK47)とゴルゴ13も使っていたM16Aか。カラシニコフちゃんはまだ出てきてないがM16A4は前述のとおりメインの4人組の1人イチロクちゃんとして出ている。イチロクちゃんは、弾数節約のためフルオートが無くて3発ずつ撃てる3点バーストという機能が選べるという実銃の性能を反映して、ちょっと働いては休んだりしている。ちなみに銃底部のストックがお尻に相当するらしく、その部分のパーツが木製ではなく樹脂フレームでスケルトン仕様のFNCがモデルのふんこちゃんはTバックのパンツ愛用。ちなみに高等部はバトルライフル(使う弾が大きい)でメーカー一緒の銃は姉妹という設定。ばかばかしいが面白い。銃器の性能や機種ごとの特徴について楽しく勉強するには最適だ。そんな勉強する必要あるのかどうかはあえて問うまい。

 

 「這いよれ!ニャル子さん」はなんというか、ラノベ原作らしいけど、「オタクってラブクラフトのクトゥルー神話大好きだよね、それから萌え美少女も好きだよね、じゃあそれを混ぜちゃおう。」と作者が考えたのか、「クトゥルー神話の邪神」を萌えキャラにしているのである。これも何を言っているのか分からないと思うが、ラブクラフトという作家が書き始めた「クトゥルー神話」という架空の神話体系をベースにした小説群があって、ラブクラフトの弟子筋のダーレスが出版社を起こし、クトゥルー神話を広めるために、設定を使って勝手に書いてもらって結構的なことをいっていることもあり、いろんな人が書いていて「クトゥルー神話もの」という一ジャンルを作っている。まあ当方「クトゥルフの呼び声」ぐらいしか読んだこと無いのだが。その神話体系の末席に日本のラノベ作家が名を連ねたということか。メインヒロインがニャルラトホテプという邪神(実は宇宙人という設定)で、任務でやってきた地球での護衛対象の主人公に一目惚れするという、なんじゃそりゃな設定なのだが、随所にラブクラフトに限らずパロディーネタをちりばめた、テンポ良いノリでこんなバカバカしい作品で笑わされるのは悔しいが面白い。出だし好調で、原作ラノベも売れまくっているようだが、本家のラブクラフト本のほうもアマゾンランキングが急上昇しているようで、ラブクラフト先生も草葉の陰で喜んでおられるのではないかと思ったりする。

 

 というわけで、既に面白いのが分かりきってみているのが「宇宙兄弟」「アクセルワールド」「Fate/zero」、面白そうで期待大なのが「ヨルムンガンド」「這いよれ!ニャル子さん」「謎の彼女X」あたりか。これだけで6日分の朝見るアニメがあるという幸せ。

 

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