○ラパラ 

 「ラパラを数えるときは何個かではなく何キロかで数えろ!」とはラパラ解体新書の著者でもある楠瀬直樹氏の言葉である。

 その言葉にしたがって数えてみると。

 いろいろラパラのダンボール詰め合わせ、

 箱入りラパラ

 乗せることのシャッドラップラパラ箱、

 シャドラップ

 加えて、その他マグナム系、

 マグナムラパラ

 合わせて秤に乗せてみると合計で2,913g!約3キロ所有です。

 

 ダンボール箱の重さや新品のBOXもあるので多少増えてますが、これらはストック用なので現役選手はタックルボックスの中にあり、その分と相殺するとだいたいこんなもんかなと思います。

 

 あっ!そういえばこんなもんもあります。

 F100

 「ジャイアントラパラF100」フローディングなのでそんなに重くないですがこれだけで2,3キロありそうです。まあ実釣には使えそうにないので、数えないでおきましょう。我が家ではアクセサリーやハンカチやら手紙やらのハンガーとして活躍しています。

 

 何でこれほど沢山ラパラがあるかというと、「好きだから」に決まっているのですが、なぜ好きなのかというと、.好織鵐澄璽匹淵襯◆爾任匹海任眷笋辰討い銅蠅貌れやすく、改造などの工夫がしやすく、なんといってもよく釣れるという3点が主な理由でしょうか。

 

 ルアーで、手に入りにくいものはあまり好きではありません。ルアーはガンガン使うので壊したり無くしたりします。そのときに補充が効かないようでは釣りに支障が出てきます。そうならないためには、ラパラのようなスタンダードな昔ッから釣具屋の棚にあって、これからも釣具屋の棚に有り続けるようなルアーか、思いっきり流行っていてどこの釣具屋でも手に入るようなルアーを選ぶことになります。流行のルアーは流行るだけあって良くできていて釣果も手堅い気がしますが、スタンダードなルアーの底力は侮りがたく、長年の競争をくぐり抜け釣具屋の棚のスペースを確保しているのは伊達ではないと思い知らされることが多いです。

 特にラパラは生産工場をフィンランドからアイルランドに移したりして、コストダウンを図ったにもかかわらず、相変わらず製品の丈夫さや安定感は健在なので道具として信頼できます。某アメリカの巨大ブランドのように塗装がガタガタで泣けてきたり、塗装が綺麗になったと思ったら、プラの素材の問題なのかねじが抜けやすくなっていたりと、イマイチ信用がおけないのは困りものです。

 困るといえば、中古釣具屋でお気に入りのタイプが売っているのを見つけると必ずカゴに入れてしまうので困ります。

 

 改造については、ラパラはバルサ等の木でできているという、その素材の特性から穴をあけて重りをねじ込んだりしやすく、また、ボディーも含めた全体の微妙なバランスでアクションしているルアーではなく、主にリップが大きく水をつかんでブリブリとアクションするルアーなので改造してもしっかり動いてくれるのが有り難いです。

 重りを入れる改造では、ナス型重りをこれでもかというぐらいフローティングマグナムの腹にぶち込んで、重りのおしりがボコボコ腹側に出ている「乳牛チューン」が、強風をものともせずにぶっ飛んでくれて、かつその重さでアクションしてくれたので感心しました。

チチ牛チューン(これがチチ牛チューン!)

 ラパラFマグナムの改造重量アップ ←クリック、クリック

 実釣で一番お世話になった改造は、バチ対応ラパラF改です。これはラパラのリップを切り取って、重りを埋め込んでスローシンキングに調整したものです。フックにもちょっと細工がしてあります。

 さすがにリップレスにすると動きませんが、ちょっと昔、東京湾でまだバチ抜け時期のシーバス釣りといえばフライマンの独壇場で、バチ用ルアーもほとんど売られていなかった頃、私のへたくそなフライでは攻めきれないのでバチフライの吸い込まれやすさ、フックの掛かりやすさを取り入れて自分なりに工夫した改造でした。

 バックスペースがないところではフライではロールキャストで近距離を狙うことになりますが、このF改はフライより飛距離が稼げて重宝しました。見た目釣れそうにないので一緒に行ったフライマンが「何でこんな変なルアーに釣れるんだ?」と首をかしげていました。

F改にて(F改は今でも結構使います。)

 

 改造なしのラパラにもずいぶんお世話になりました。特に渓流のF7とオカッパリシーバスのCD7とシャッドラップラパラが実績高いです。

 F7については、軽くて飛ばないのが欠点ですが、小渓流をつり上がるようなときはその軽さが生み出す、動き始めの早さや下流へ引いたときでもキビキビ動く動きの良さが好釣果に結びつきました。逆に淵などで一旦下流に流してから逆引きする時にもバランスを崩さず流れの中で安定して魚を誘ってくれました。欠点を充分補う働きをしてくれます。カラーは黒金とニジマスカラーがお気に入りです。

イワナヤマメ(F7にてイワナとヤマメ)

 オカッパリのシーバスでは、とりあえずCD7を投げていました。シーバス釣りの定番です。小ぶりな割に適度に重量があって扱いやすいルアーです。シーバスのポイントはこのルアーを持って開拓していました。カラーはピンクヘッドパールと青銀が好きです。

cd7(昔釣ったシーバス) 

 最近は港湾や運河の足場の高いところではシャドラップラパラが足下まできっちり引けてお気に入りです。カラーは火虎(ファイヤータイガー)と銀黒を多用。

シャドラップでスズキ(シャドラップラパラでシーバス)

 

 この他のタイプでもバスやらニゴイやらも釣っていますが、沢山持っている割にはマグナムではほとんど釣った実績がありません。じゃあ何で沢山持っているかというと、ドラド釣った先輩から、「ワイヤーリーダー付けてもちゃんとアクションするのはラパラのFマグだけだった。」とか聞いたり、海外の釣りの本のでっかいマグロがCDマグをくわえているのを見たりすると、私もそのうちマグナムラパラ持って、デカイの釣りに行かねばなるまいと思い、おもわずせっせとストックしてしまうのです。

 ラパラは買っておけばそのうちいい仕事してくれるでしょう。

 

 なんだかんだいっても、ラパラはバルサミノーの元祖的存在でオリジナリティーの権化のようなルアーだし、適度にリアルで適度にデフォルメされた感じも今時のリアルミノーみたいなあざとさが無くてセンスいいと思います。いいルアーです! 

(2008.4)

 

○ラパラの血筋

 最近のラパラは「Xラップ」をはじめとする新製品をアメリカ市場を中心にバンバン送り込んできていました。
 日本でも、どこの釣具屋でも売っているほどよく売れています。

 しかしながら、これらの新製品は良くできているかもしれないけれどあまり「ラパラ」を感じさせてくれる製品ではなかったと当方は思っています。

 フローティング(F)やシャッドラップのキビキビ感や、カウントダウン(CD)のヌルヌルとした動きなど、バルサでないと出ない動きこそ「ラパラ」だと感じるのは当方だけではなかったと思います。

 そんな中で、ラパラが「CDのような名作になるという自信」を持って送り出したのが、写真のフラットラップです。

 まだ数回しか使っていませんが、そのうたい文句に偽りはないかも、と感じ始めています。

 初めて投げたときに、予想外に飛ぶのにまず驚かされます。最新の重心移動搭載ミノーには若干劣るかもしれませんが、きれいな飛行姿勢を保って気持ちよく飛んでくれます。
 Fの飛ばしにくさを知っている当方には感動ものでした。空中でバランスを崩しがちなCDよりも軽いのにむしろ飛びます。

 以前から「固定重心でも飛行姿勢さえ安定すれば飛距離は出る。」というのが持論ではありましたが、それをフローティングの軽いミノーでデザインしてくるとは恐れ入りました。
 浮く姿勢を見るとやや後方重心で、リップも小さく抵抗のない形が工夫されています。
 単に飛距離を出すためなら、重心移動システムを搭載すればいいのですが、そうするとバルサ製ミノーの反応の良さや、不自然な音の少なさが損なわれてしまいます。
 バルサ製で重心移動システム搭載のラパラロングキャスト(LC)はあまり評判良くなかったのか廃盤になったのもうなずける話です。

 そして動きは、Fに相通じるキビキビとした動き。この動きの立ち上がりの良さ、反応の良さはバルサならではなのでしょう。
 当方、シーバスの近距離戦ではF9を多用しており、その食わせる能力は他のルアーよりも優れていると感じていますが、その系統の動きを備えて遠投製も併せ持ったルアーが出てきたのですから、当方としては使わざるを得ません。

 すでにラパラはストームやブルーフォックス、ルーハージェンセン、フックのVMCを傘下に入れ、工場をロシアやエストニアに持つ世界的な企業ですが、このフラットラップにはラウリラパラ親子が中心になってフィンランドからオリジナルフローティングやシャッドラップを世界に向けて売り出していたころに通じるものを感じます。

 由緒正しき「ラパラの血筋」を現代に受け継いだミノー。そんな感じがします。

 惜しむらくは、空気抵抗を減らすために先端部に取り付けられた小さなリップ。先日、海底にこすった際にアタリと間違えてフッキングをかましたところポロッと取れてしまいました。浅い溝で取り付けられていてやや強度不足かもしれません。まあ通常の使用では大丈夫だと思いますが、改良してもらえるとなお良いと思います。

 これからもバリバリ活躍してくれるものと期待して投げます。

(2011.1.30のブログ再掲)

 

フラットラップが蝶番に 

2011.1.22 フラットラップ10赤金にて

 

○22マグナム

 

44個ぐらい余裕であるかと思ったけど、18センチとかの大型は蔵の奥に入っていたりして最近使ってるFマグ11センチ中心だとこのくらいしかなかった。堪忍してつかあさい。

 44個の意味が分からない人はググってください。ついでにクリントイーストウッドの出世作「ダーティハリー」を観ておきましょう。

 FマグもついでにCDマグも調子イイ。
 
 フライングダイバーの後継にあれこれルアーを試していたが、なぜもっと早くFマグという解答に行き着かなかったのか、自分のバカさ加減が悔しいがまあいい。今生産していないようでCDマグは海外大手通販でも手に入るがFマグはカタログ落ちしている。ラパラジャパンのカタログには残っているので、生産の端境期かもしれない。新品は売っていないが中古市場にはまだ弾数豊富にあるようなので、ヤフオクで片っ端から落として補充している。

 Fマグの11センチはフロントフックのちょっと後ろに茄子型オモリを2個埋め込んでやるとキャスト時の姿勢が安定して良く飛ぶ。1号だとギリギリのフローティング、1.5号だと割とストンと沈むバランス。1.5号だとちょっと出っ張りが大きいボイン仕様で、沈みが早すぎる気もするのでボインを削って調整しても良さそう。アマゾネス仕様というところか。
 アマゾンの語源になったアマゾネスという伝説の女戦闘部族は弓を射るために邪魔な片方の乳房を切除していたとか何とか読んだことがある。

 でも1.5号2個ぶち込んだボイン仕様でも問題無くアクションする。昨日もバラしたが2匹かけている。
 なぜ当方が、フライングダイバーやらCD11やらFマグやらの古くさいようなルアーにこだわっているのか、おそらく「そういう趣味」なんだと思われているんじゃないかと思うが、実はこの3号の錘背負ってもアクションする、アクションの確実さを実は買っているという面もあるのである。もちろん趣味もある。

 フライングダイバーもFマグもオフセットの前方に突き出したリップが付いていて、リップが水を掴む面積は広い。だからこそFマグにはチチ牛のように茄子型錘ぶち込んでもアクションするのである。このことが、アマモを拾いがちな干潟の杭まわりでは結構重要なのである。アマモの葉っぱの切れっ端が掛かったぐらいならアクションをし続ける確実さが頼もしいのである。
 今時の、空力を考えてリップの小さいボディーバランスも含めてルアー全体で繊細なアクションをする、ジャパニーズ高性能ルアーはゴミ拾うと動かないのである。

 ただ、リップがガッチリ水を掴むぐらいデカいと空気抵抗が大きくキャスト時クルクル回ったりしがちである。CDもCDマグもその傾向がある。
 その点、Fマグは空気抵抗少ない前に突き出したリップ形状なので飛行時の姿勢は安定する。古いFマグはCDと同様ボディーから突き出したリップだったが、オフセットのリップに変更した意味は十分あったんだと思う。

 カラーは割とどうでも良いと思っているが、やはりラパラの銀紙仕様の黒銀や青銀はどうにも好みではある。使っていると右端下から2番目の個体のように銀紙が腐食して木目が見えてくるが、この状態でも釣果にはそんなに影響がないので気にせず使っている。むしろ傷ついたボロボロの小魚っぽくて良いんじゃないかと思っている。

 CDマグもベイトリールでサミングして調整しながら上手く投げると回転せずにキャストできる。しばらくCDマグ13センチも投げてキャストの楽しみを味わいたい。コスタリカのターポン用にと考えて中古屋で放出していたのをまとめ買いしたのだが、14センチではなく13センチでちょっとスリムな形で、昔はCDマグもバリエーションがあったのかもしれない。

 ラパラマグナムは「そのうち使う機会が来るだろう」と買い込んでいたけど、今一使ってなくて蔵にため込んでいたが、これからはバリバリ1軍で使いまくりたい。

(2013.11.17のブログ再掲)

83

2013.11.16 Fマグ黒銀11センチ重量アップ「微乳」チューンでスズキ83センチゲット。

 

HOME