−リハビリ小遠征4月編−(2018.4.21〜4.22)
○4月21
正治さんと釣りに行くのも思えば久しぶりである。この前はニューヨークの時だったかとか道中話してて、それが10年近い昔のことなのに驚く。
正治さん、今東京を離れてとある港町に単身赴任中なんだけど、釣りするにも良いところなので、体調よくなったら遊びにきなよと誘われてたところで、ちょっと調子も上向いてきたことだし、距離も新幹線でビュッといけば1時間かそこらというリハビリにはちょうど良い距離なので、遠慮もいらん仲でもありご厚意に甘えておこうと。新緑もまぶしい良い季節にいざ出撃。
昼前に到着して新幹線の駅で拾ってもらい、そのまま釣り場へ。道中多少渋滞したものの、途中の海山の景色を楽しんでいればあっという間に到着して、はやる気持ちを抑えきれずあたふたと荷をほどいて用意して、岬の磯場に降りていく。磯の先端の波ぶち当たってるようなポイントにはグレねらいの磯師が陣取っているけど、湾処の奥まってるあたりは春の昼の引き潮ということで、潮だまりが良い案配に広がっていて、家族連れが磯遊びなどしている。
我々は、その間やや磯師寄りぐらいの位置取りで3.6mぐらいの小物釣りする延べ竿で、刺し餌沖アミで、ベラの類、木っ葉グレ、鯛と名の付く魚たち、フグほか、通常磯師の方々が「餌取り」と呼んで相手にしないような魚を来るもの拒まずで狙う五目釣りが目的である。
我らの辞書に「外道」という文字はない。
天気は夏日となり暑いぐらいだけどやや風があり、最初入ったポイントは仕掛けが吹かれて釣りづらいぐらいだったので、湾の逆がわの風裏に入り直して再始動。
撒き餌も撒いてないけど、すぐに浮子は動き出して結構餌とられるけど、程なくして1匹目。
可愛いベラで最初ホシササノハベラかなと思ったけど、よく見てるとオハグロベラっぽいなと見えてきて、後ほど正治さんが釣ったホシササノハベラと比べたら頭でっかちで背鰭の先が延びてて明確に違ってオハグロベラと同定。
その後も、磯際を意識して流していくと連発、5匹ぐらいまでは順調に数をのばすも、隣の正治さんがネンブツダイとかホンベラとかスズメダイとか五目釣りらしい変化に富んだ釣果なので、なんか違う魚もほしいなとちょっと沖めも狙ってみる。沖めっちゅうても3.7mの延べ竿なんでたかがしれてるけど、それでも釣れる魚は違ってきて、メジナというか木っ葉グレがヒット。フフフ、今日は地磯でグレ釣っちゃいましたよ。
浮子は作ってきた小さい方で「小物20」ハリス0.8号にオキアミ色のチヌ針。仕掛け軽いので、浮子が静水状態でトップ真ん中ぐらいから出るようにしてあったけど、波でシモると水中浮子になっている。トップが水面に出てくるとオキアミが落ちているという感じ。
その後も、しばらくは餌とられるのに苦労しつつも、ハリをコム2号ハリス0.5に落とす等しつつコンスタントに釣りつつホンベラ、スズメダイと魚種も増やしてつ抜け。
そんな雑魚ども釣って面白いんかと「本格的」な釣り人には馬鹿にされるかもしれないけど、申し訳ないけど面白い。足下のこういう釣りの面白さが分からないなんてだけど、まあそういう釣り人が多いから、我らのような隙間産業的な釣り人が美味しい思いをできるわけで、流行っちまったら難しくなっちゃうんだろうとは思う。
いろんな魚が釣れてくる、次の魚はなんだろうという期待感、小物にふさわしい竿と仕掛けで楽しむ、磯の魚の小気味よい引き味。木っ葉グレなんか掛けたひにゃ竿ギュンギュンですよ。
2時間ぐらい釣って夕方近くなると、潮の関係かなんなのかアタリが明確に減り、棚かえてみたり、ハリス詰めたり小さな岬の先から奥の方に場所移動したりしてポツポツ拾っていく。
今日は夕ご飯のオカズは釣った魚で賄うと決めているので、チッチャいホンベラとか以外は確保していく。
最後のほうで、下が砂地で白いところに餌を打つと、魚が寄ってくるのが見えて、フグ系のが2,3匹ホバリングしながら餌を消していくのが見えて、これを何とか釣ろうと躍起になる。餌消えるタイミングでアワセても乗らず、結局どっか引っかかって浮きが動くのにアワセるしかなく、なんとか掛けた。割と大物のキタマクラ。プヨプヨとした手触りが心地よいフグ感を堪能してさすがに命は惜しいのでリリース。
その後オハグロベラ追加して16時半頃そろそろ帰るかということで、「これが本当のあがりベラ」というネタを狙って磯際を流すも、今日一の引きであがってきたのはもいっちょキタマクラ。
楽しめました。ここのところ修行のような釣りが多かったので単純明快爽快軽快な釣りを心ゆくまで堪能。正治さんも、最初は息子さんたちに釣りを教えるのに磯遊びの延長でできて手軽でいいかなと始めたけど、自分がハマったといってたけど、これは確かにハマる。道具立ても特別なもの何もいらないし、餌も撒き餌なしなら重くもないし、リュックと小さいクーラーに収まるぐらいの荷物とあとは救命胴衣があればいいだけで手軽。
でもそんな雑魚ばっかりじゃ食えないジャン?と思うのが素人で、ベラに代表される一部地域を除いてお店で売ってない雑魚が、ちゃんと料理したら、自分が釣ってきたという満足感を差し引いてもとっても旨いんである。釣り人だけの特権に近い味わい。
ワシ、ベラの煮付けとか大好物なので、釣ってる最中からたまっていくオハグロベラ見ながらウッキウキだったぐらいである。
正治さんちには、皮目あぶるためのバーナーまで用意してあって半分刺身に半分は煮付けにしてもらって食ったけど、まあ釣り師の食う飯として自分で釣った獲物以上のものはないなというのはみなさんご存じのとおり。
木っ葉グレもスズメダイも、ササノハベラもオハグロベラもそれぞれ違ってそれぞれの良さ。
新緑の頃、楽しく釣りをして、古くからの釣友と釣果を肴にちょっと飲んじゃったりもして言うことなしの1日目。
2日目は、「江戸前小物釣り師、北限のミナミテナガエビに挑む」的な予定だけど、釣れなかったら漁港で小鯖という作戦会議などして床につく。
○22日
ゆっくり寝て起きて9時頃出発。いくつかグーグルアースで探しておいたテトラや石積みの中からまずは公園のそばの場所から入る。良い天気で清流に目に青葉な感じの新緑が鮮やかで、鳥たちの囀りも気持ち良い川辺。しかしここはミナミヌマエビっぽい小さいエビは確認できたけど、テナガは発見できず。
竿出さずに移動して小規模河川の河口近くのテトラ。駐車できる場所から接近する道がみあたらず断念して、正治さんが昨秋に何度かテナガを目撃したという3本目の川へ。ここでダメなら漁港でサバ釣りか今日も五目釣りに行くかと話しながら、河川敷に車を止めて歩いていく。
小さい子供2人連れてガサガサやってるパパさんがいて、テナガとれているか正治さんが見に行ったら、採れてるとのことだったので見に行って結構大きな赤ちゃん用のお風呂みたいな水槽に入ってたエビを見て、結構おっきいしなんか茶色っぽいなと見てたけど、なんか妙に挟み脚が太いなと違和感を感じた次の瞬間衝撃が走った。
「ヒラテテナガやんけ!!」
この辺、どのくらいの衝撃かほとんどの人が分からないと思うので例えるなら、シーバスの新しいポイント開拓しにいったら、生息地的に全く予想もしてなかった場所にアカメがいたとか、沖縄とかで立ち込んでフライでイシミーバイとか狙ってたらマルコバンがやってきたとかぐらいと書けば分かってもらえるだろうか。一気に脳内汁びゅるびゅるなんである。
もともと事前情報で、普通のテナガエビだけじゃなくてミナミテナガエビも混じって釣れてくるとのことで、ミナミテナガはこのあたりが北限らしいと聞いてたので、実家の方ではそれと知らずに釣ってたかもだけど明確には認識して釣ってないので、是非釣りたいと狙っていた獲物である。
でもミナミテナガとテナガが、見分けるのが難しいぐらいの僅差のエビで、ということは生息地やら生態も似通っているわけで、それほどテナガと釣り方も狙う場所も違わないだろうと予想していた。
しかし、ヒラテテナガエビはその名の通り挟み脚が平べったくて太くて、本州で一般的に見られる3種のうちでは他の2種とはちょっと毛色の違うエビで、他よりやや上流域に棲むと聞き及んでいた。平べったく太い挟み脚は清流渓流域の石の下に突っ込んで餌をとるための適応だろうか。テナガ師としてはミナミテナガや北限の尺テナガをやった後で狙うべき難易度高い獲物だと考えていた。ちなみにその次に狙うべきは日本最大種のコンジンテナガエビで再放流を条件に釣らせてくれる自然案内人が奄美とかにいるようなので費用と熱い気持ちがあればたぶん到達可能な獲物で、その次に狙いたいラスボス、オニテナガエビの野生個体がテナガ師究極の獲物だと思っている。養殖個体なら台湾方面とかで釣り堀があるので手軽に楽しめるけど、そういう出荷サイズじゃない、挟み脚を含めると60センチを軽く越えるという化け物をやっつけるまでには、たぶんこの人生ではたどりつけないと思っている。
話ちょっと脱線したけど、そういう挑むのはまだ先だろうと思っていた獲物に、まだテナガシーズン初期だしと選んだ一番河口近くのポイントで遭遇したのである。たしかに東京湾とかの内湾に注ぐ川のように河口に干潟があるわけじゃなくて直接砂浜に注ぐ川なので、河口のすぐ上から鮎が釣れそうな清流域だけども予想外だった。でも、この機会に釣るしかないだろう。初めて狙う獲物だけどエビはエビ、基本テナガの仕掛けでアメリカザリガニも釣れる。アメザリとテナガほどヒラテテナガとテナガは形態に差がないしいけるだろうと読んだ。稽古不足を幕は待たない、釣りはいつでも初舞台である。
ちなみにザリガニ釣りというとハリのない仕掛けでそっと引き上げてタモ網で掬うという印象だと思うけど、タナゴ針とか使うとちゃんとハリ掛かりして、テナガのクルクルエビバックとはまた違う、直線的なズココココッという太い感じのエビバックを堪能できます。結構面白いです。
というわけで、鼻息も荒くいつもの仕掛けにいつもの豚レバー餌の仕掛けで、いつもの作戦どおり深場を捨てて、浅い場所の足下石の下を中心に狙っていく。竿は1.2mと2.1mの2本で一本は放置で1本で探る。
結果から書くとスカ食いました。無念。釣れなかった悔しさもあるけど師匠として正治さんにエビバックを初体験してもらいたかったのに、良いとこ見せられずに不甲斐ない。
エビはいた。歩き回っている個体こそ見えなかったものの、写真のように何度か石の下から触覚と鋏が出てきたのも見てるし、1匹食わせて途中まで寄せて、ちゃんと掛かってなかったのかバラしてしまい、久しぶりに河原でわけのわからん叫び声をあげてしまった。
(ゴゴゴゴゴ)
パパさんの獲物は着実に増えて、小さいのも入れると10匹近く採れていたけど、かなり水温上昇に弱いようで既に何匹かヨタっているのを見て、これは本来上流域のエビだけあって高温酸欠に弱いんだと思って、瀬の下のあたりも狙ってみたけどエビ自体はどうも流れが緩い方が多そうな気配だった。
個体数少なくても見つけりゃまず食ってくるだろうという読みが全くハズレて見つけてもバラした1匹除くと触覚動かすけど全く食わない。テナガならそういう場合でも、餌置いて放置で食ってくることが多いけどダメだった。夏日で気温が高すぎたのが原因かと、飯食いにいって漁港のサバを探りにいって接岸してないので戻って夕まずめも狙ってみるけど不発。餌もレバ刺しはお気に召さなかったのか、でもオキアミもダメだったし、やっぱり今思うと水温かなと思うんだけどよく分からん。水温なら次回はもっと上流と朝一を狙うべきか。季節によって移動もあるかもで秋には下流にいる可能性も正治さんが昨秋歩き回ってるのみたとかから想定される。歩き回ってる状態ならさすがに餌探してるんだろうから食ってくるだろう。
という、エビ自体の渋さと真逆の、温度上昇によるのか高活性の生物にもだいぶ邪魔された。でもそのおかげでスカ食って悔しいけど、川辺での楽しい夏休み感のある一日を過ごせた。
その生物とは、ヌマチチブとスミウキゴリ(だと思うけどウキゴリかも)と人間の子供である。スミウキゴリはオレンジ色のガン玉はもちろん新作の小物浮子にもバイトしまくってくる高活性で、落としたい石の際に餌が落ち着いてくれない。そして、いい隙間に入れたと思ったらヌマチチブが食ってくるというのが何度も繰り返される。
(ヌマチチブ)
(スミウキゴリ、口でかい!)
そして、ガサガサに夢中になってるパパさんに飽きた子供二人が「魚釣って、エビ釣って!」と寄ってくるので、竿持たせてスミウキゴリ釣らせたりしてワシ、エビ釣ってる暇がないぐらい忙しい。
実は私は子供が苦手だ、ヤツらは結構あざとくて叱らなくていうことを聞いてくれる大人にすり寄ってくる。子供を育てたことのない私など、どのぐらい叱っていいのか、知らない大人に叱られたりしたら心に残る傷を作ってしまうんじゃないかと加減が分からずビクビクしているので如実におもちゃにされる。もちろん子供が可愛いと思う父性も自分の中にあることはあるんだけど、正直煩わしい。
でもそれとは別に、釣り場で子供に釣りを教えて欲しいと言われれば、絶対に教えなければならないとも思っている。道中ラジオからスティーブン・スピルバーグ監督が作成した映画の興行収入累計が1兆円を越えたというニュースが流れていたけど、スピルバーグ監督が「あなたはもう一生遊んで暮らせる以上に稼いだのになぜまだ映画を作るんですか?」というクソのような質問に対して「オレはディズニーに神聖な負債があるんだ、だから映画を撮り続けなきゃならないんだ」って答えてて実にクソな質問者と好対照の格好いい答えっぷりだと感心したことがある。スピルバーグ監督に倣うなら私にも、釣りを教えてくれた人達や釣りという文化を受け継いできてくれた先人達に神聖な負債があり、その負債の返済は次世代の釣り人に対して行わなければならないと思っている。だから私が子供に優しく釣りを教えているのを見たとしても、私が心の優しい人間だとか変な誤解をしないで欲しい。それはヒーヒー言いながら借金返している苦労人の姿だと思って欲しい。
私が優しい善良な人間じゃないのは犬猫からの嫌われッぷりが証明しているように思う。子供とは逆に私は犬猫は大好きなのにもかかわらずだ。ヤツらは人の本質を見抜くとか何とかだそうで、一緒に散歩に連れて行ったこともある友人の飼い犬に噛まれたり、同居人のお母さんの実家の犬が行く度に毎回尻尾巻いて犬小屋に隠れたり、猫を撫でようとしたら毛を逆立ててフシャーッと威嚇されたり、すっごく仲良くしたいのにと痛く傷つく我が人生。ちょっと偏屈かもしれないけど悪人ってほどじゃないつもりではいるんだけど失礼しちゃうワ。最近やっと餌で釣って膝の上に乗っかるまで懐いた野良猫が、先日は見知らぬ青年の膝の上に乗っており、酷く裏切られた気分を味わった。誰にでも媚びを売りやがってこのアバズレがっ!と心の中で罵ってしまった。そういう心の狭い底意地の悪さを彼女らは感じ取っているのだろうか。大いに反省すべきところである。
正治さんもほほ笑ましい光景だと思っていたようだが、心の中は「とーちゃん可愛い子供を怪しいオッサン二人組に任せてたら危ないだろ、ちゃんと面倒見ておけコラ、邪魔でしょうがないんじゃワシにもエビ釣らせろ」と切羽詰まってたのである。2時間ほどで疲れ果てて、私に子育ては無理だと実感した(でも遊んでくれてありがとね、オジチャンはツンデレだからなかなか素直になれないけどホントは楽しかったよ)。
というわけで、今年はこれまで修行のような釣りが多かったので、そういう難しい釣りじゃない釣りをしたいと思ってたんだけど、初日は正治さんのおかげで正にそういう釣りだったけど、2日目はまたもや色々修行の釣りだった。正治さんとも話したけど、釣りモノが一緒でも釣り場が変われば釣り方が違うぐらいで、ましてやエビの種類が違ったら最初から釣り方創っていくしかなくて、難しくて当たり前というものである。
奥底に流れる、エビを釣るための基本っていうのはあるんだろうけど、そこからの詰めは一発で決まるわけがなくて、スカ食いながら改良して改良して改良し続けるしかなくて、むしろそれこそが基本だろうとまた思い知らされた。
今年はそういう力一杯自分にとっての難しめのことに挑む年だと腹をくくって、次回はテナガシーズン真っ最中の6月に鮎の毛針釣りも解禁するので再訪を約束して撤収した。
ミナミテナガもテナガも居るはずなので、ミナミテナガももちろん釣りたい。テナガとミナミテナガの見分け方は、図鑑に書いてあるような見分け方より、とあるエビ師のかたがネットで紹介してくれていたものが素晴らしく分かりやすくかつ納得のいくモノで信用している。その見分け方は、テナガの方が挟みが毛深くて、歩脚の爪が長いというもので、模様の違いやらより形態の違いはもろに生態の違いに起因するだろうから信頼できる。おそらくテナガの爪の長さは河口域とかの干潟の葦に登ったりするのに適応していて、毛が長いのもそういう所で腐った動植物のような餌を拾うのに滑り止めになってるんじゃないかと想像している。となればミナミテナガエビはテナガエビとヒラテテナガエビの間のテナガ寄りという認識で攻め方を考えるべきかも知れない。形一緒で模様が違うぐらいにしか見えないウキゴリとスミウキゴリも混棲域でも明確に同種だけでペアをつくるようで、中間型がでてくるような、それって別種なのか?といちゃもん付けたくなることも多いハゼの分類において納得の生殖隔離具合で、実はスミウキゴリが河口近くで卵を産むので稚魚が育つ海までの距離が少なくお弁当でもある卵が小さく、それよりは上流で卵を産むウキゴリが子供に長旅のために大きなお弁当持たせて大きな卵を産むとか知ると、餌食ったり生活するには便利な同じ形でも、産卵の時には混じっちゃダメなので見分けが付くように模様だけ替えてるんだなと納得する。模様なんてただの飾りです、偉い学者さんにはそれがわからんのです、と思ってたりもしたけど、ウキゴリとスミウキゴリの違いをちょっとお勉強してみてつくづく納得した。
とまあ、久しぶりの小遠征は楽しくも、いつものように終わるのが寂しく、ちょっと悔しくもある充実の旅で、釣り以外にも美味しい地魚を食べさせてくれるお店やら変な魚が売っているスーパーやら地元密着の釣具屋やら、さすがに永いつきあいなので私の好みを良く分かってくれている案内人ぶりで、改めて正治さんにはお礼申し上げます。ありがとうございます。楽しませてくれた魚たち子供達、宿題をくれたエビたちもみなありがとう。
次回までには、もう花粉も一段落したしでジョギングで体力付けて早朝から深夜まで釣り続けられるぐらいになっておきたいと思いますので、また水辺でお会いしましょう。ヒラテもミナミもアユもそれまでせいぜい首を洗って待ってるんだな。と捨て台詞と共に去る。
←to be continued (ここで皆さんイエスの「ROUNDABOUT」を頭の中に流してください)