2018年顛末記
○6月27日
梅雨の間って雨は降っても風は吹かないと思ってたけど気のせいか?今日から3日は雨なしで強風の予報。北海道日本海側に低気圧行ってる影響か?今年は風の日多い気がしてて、どのくらい風吹いたら釣りにならないか試す意味もあってシーバス釣りの時は暴風でも出撃してたけど、シーバスは風速10mくらい吹いてても割と釣れた。バチパターン除くと基本時化ると釣れる魚だから当たり前か。
はたしてアユはどうか?ライズ狙いの毛鉤流し釣りに関しては強風は風が吹くと桶屋が儲かる式に餌の流下が減って今一な気がするけど、実際みてみんとわからンので朝6時頃に近所のコイ釣りポイントに出撃。途中護岸高くて釣りにならない場所ではライズもあって意外に普通に釣りになりそうと思ったけど、いつもの釣り座につくと風が吹き抜けてて全くライズもなく多少虫は飛んでるけど意外なほどダメ。いつものチャラ瀬にアユが見えない。上流側で多少跳ねがある程度。
仕方なく対岸に渡って淵の水深あるところを餌かドブ釣りでもしてみるかと見に行くと、比較的浅い場所に結構アユっぽいの群れているしボラかもだけど20センチクラスがギラッと反転しているのも見える。デカいコイもボラもうろついている。
試しにシラスちょっと上流から撒いてみるも食ってくる気配はないので、餌はイマイチかなとダメ元でドブ釣りやってみる。オモリ2グラムの軽いのに変えて竿はやや強めの抜無双5.4m。
しばらく魚のいたあたりで誘ったりその場で待ったりと、どう釣るのか今一分からんながらも釣っていると、ゴンときた。あわせると結構大きい感触。っていうかデカすぎる。明らかにコイで、浅い場所だったけど水面風波でコイが来てるの見えてなかった。竿もいつもより長くて力もあるので何とかなるかと、また上げようとするも、結構頑張ったけど下流に走り出したのを止めきれずにハリス切れた。いっぺん0.4号ハリスで延べ竿で獲りたいんだけど無理だろうか?リール付いてれば普通に上がりそうなぐらい0.4号ナイロンハリスは強い。
今日もコイ暴れさせて場荒れさせてしまい反省する。一応もう少し粘ろうと毛鉤新たに付けて誘っていると食った。と思ったら腹に掛かったスレだったけど癒やしのゴクラクハゼ。割と居るようだ。その後は反応なく新たな展開も思いつかないので1時間ほどでサクッと撤収。
朝の方がユスリカとかの羽化が終わった後も明るくて、抜け殻やら落ちて死んだ成虫やらをダラダラ食ってる感じなので、餌をちょっとずつ撒いてアユをとどめられれば釣り続けられるんじゃなかろうかと考えてたんだけど、また風のない日に試そう。
風が強いのは、体力無い年寄り的にはありがたい気候で爽やか。ジョギングと筋トレして昼寝して毒くわば皿までで夕まずめもコイ釣りポイント様子見てみる。17時半頃上から覗くとポチポチという感じで岸際にライズが散見される。強風でも夕まずめのライズはあるようだ。降りていつもの位置に釣り座を構えて派手目4番目仕掛けで始める。
割とすぐに反応はあって、どうせ釣れないだろうと夕ご飯にと安かった宮城産マコガレイを煮付けてきたけど天ぷらの用意しとくべきだったかと思ったりもした。でも、流しきってゆっくり引き上げているとコツコツッとくるのだが小さいのか掛からない。1匹バラしてやっと獲ったと思ったら背中に掛かってたけど、間違いなく食いにきていると思うので数えることにした。スレを釣果に数えるかどうかに関しては自分の中で基準が一応あって、ヘラ釣りのように慣例上1ミリでも口から出ていたらダメな魚種を除いて、魚の方から寄ってきて掛かったと判断できる場合は数えて、単に泳いでるヤツのヒレに引っかかったとかは数えないことにしてる。判断難しいけど一応そういう基準。「鮎の友釣り」は釣りだと一般的に認識されているけど「ガラ掛け」は「釣り」じゃなくて「掛け漁法」と整理されているのと似たような整理だと思っている。
ボロボロになったので買い換えた金魚網の初仕事。
その後もアタリ自体はたまにあるけど掛からない。仕掛けせっかく作ってきたので7番目の伝統毛鉤版に変えて、大きな群れが来て活性上がってくれるのを待っていると、群れ自体は1度見える距離まで回ってきて居ることは居るようなのだけど、それなりに虫も飛んでるのに水面で食い始めるほど活性上がらなかった。
18時半頃、上流側対岸でややライズ増えたので振り込んで流して狙うけど、これまたアタるけど掛けきれず。食いが浅いのか何なのか?という感じで19時頃までやって終了。
10m近く吹くような強風の時は虫の羽化量が少なくて、水面ではあまり食ってこないような感触。まあ「誰も、同じ川に二度入ることは出来ない」ってくらいで、季節やらが違えば別の結果もあるかもだけど今のところそう割り切ってよさそうと判断。一つ一つ試して自分の中の基準を作っていかないとネ。
正直、進歩が少しずつで遅いことに焦りを感じている。今年のような遡上量が来年もあるとは限らず、今年の川は今年にしか流れない。今年の川が流れているうちに行けるところまで行ってしまいたいと思ってしまっている。始める前は鮎毛鉤釣りでなんぼか釣って楽しめればそれで良い、お金を掛けない友釣りとか、まあそのうち機会があればの遠い目標だ、と思ってた。でも、今年の川のアユの量を見ているとそこまですぐにも手が届きそうに思えるのである。追いかければ消える逃げ水のような幻影かも知れないけれど、今アユの群れが自分には見えている気がするのである。アユ釣りなんて楽しく釣る程度なら難しくもなんともないとエラそうに唾を吐かせてもらって目標上方修正。数釣りは一束釣ったのであんまり興味がないこともありとりあえず目標達成したと整理して、まずは釣り方何でも良いので20センチを越えたい。そして、そういう型の良いアユを釣ろうと思ったらやっぱり縄張りアユを狙うというのが正解の一つだろうから、ルアーでもナイロン仕掛けで金かけずにやる友釣りでも良いので、縄張りアユを釣るというのもちょっと本腰入れてやってみたい。友釣り以外でも大きいのを選んで釣る方法はちょっとありそうにも思うので、もちろん楽しめるだけ楽しんで、数釣りじゃなくて大物釣りの方向に重きをおいて秋の一発大物に向けて準備しておきたい。
マコガレイおいしゅうございました。
○6月25日
しばらく梅雨の晴れ間のようで、今日も暑くなりそうなので朝のうちに一釣り、ジョギングして昼寝して夕まずめもという予定で行く。
8時頃にオイカワポイントに入る。目の前のチャラ瀬に15センチ弱ぐらいのアユの群れが底の苔を喰みながら回遊していて、準備していると4.5mの射程距離内というか目の前3、4mにもやってきてドキドキする。小さい虫も飛んでいてたまに水面の餌を食う動きはしている。
黒っぽい線が全部アユなんだけどおわかりいただけただろうか。
こういう群れアユがぜんぜん毛鉤には食ってこないので、今回は餌も試してみるというか餌釣り主体で行く。餌としては定番のシラス干しと魚を狂わす魔性の餌オキアミを用意した。
早速、チンチン釣り仕掛けの一番下を金玉付き餌鉤にした「チンチン餌仕掛け」で釣り始める。が群れアユ完全無視。ちょっと餌撒いて餌に付かせるかとひとつまみずつ口に入れて噛み噛みしてペェッ!と撒き餌してみるが、流れていく撒き餌も完全無視。群れて苔食ってるアユはどうにもならんなということで、釣り座をやや下流の淵への流れ込みに移動して、ペッペッペと5分に1回ぐらい撒き餌しつつ仕掛けを打ち返して狙っていく。
15分以上しても、ライズはたまにあるので魚はいるようだけど反応ないのでダメかなこりゃと思い始めたあたりで、玉浮きがピョコッと動いて止まったのでアワせたらのった。抜き上げるとちゃんと一番下の鉤に食ってる。小さいけどこの際大きさ関係なしで喜んでたら、ポロッと落ちた。ガックリ。
めげずにアタッた流れ込みが護岸にぶつかっている辺りを流しているとまたピコッときたのでアワせて今度は抜き上げて即手元にたぐり込んでゲット。
でも毛鉤食ってる。とはいえ間違いなく撒き餌に寄った感じがあるのでさらに狙っていくとすぐ来た。
今度は餌の方を食ってる。ちなみに餌はシラスの頭だけちょん掛け。小さいけど一匹釣っておけば今度から餌釣りするときにも自信を持って手札として切れる。そういう心理的に大きい一匹。
しかし、この写真に偶然あるものが写っているのがおわかりいただけただろうか。
ケバ子味をしめたのかまた後ろで待ってる。だったらもう餌なしでもおさわりOKかと撤収時撫でようとしたら引っ掻きやがった。さすが猫様、天然アユの味は憶えていても受けた恩など憶えちゃいない。
記念すべき餌釣り1匹目のあと、すぐに一匹また落っことしたけど、あきらかに反応し始めていて、これはハマってくれたと鼻息荒く追加を狙っていたら、いきなり玉浮きにコイが襲いかかってきて慌てて仕掛けを上げたけど掛かってしまった。頭の良い釣り人なら即座にハリス切って場荒れを防ぐんだろうけど、頭の悪い釣り人なので上げようとしてしまう。0.4号ハリス結構丈夫なので可能性はあると思うけど、やっぱり無理でしばらく耐えてくれたけどハリスが飛んだ。
餌釣りするのにオキアミ釣具屋に買いに行って、刺し餌のパックにするかブロック買ってガンガン撒き餌するか迷ったけど、何束も釣ってことさら数を競うようなつもりもないというのもあったけど、撒き餌で寄せをかけ過ぎると絶対コイが寄ってくるのは目に見えてたのでブロックは止めておいたという経緯があった。撒き餌の量絞ってそこにいるアユだけ反応させるというつもりが、やっぱり匂いには敏感なコイも寄ってきてしまうのは避けられないようだ。シーバス釣ってるときのコイなら上がるので歓迎するが、延べ竿で0.4号とかのハリスの時は正直勘弁して欲しい。
気を取り直して再度同じ場所を狙うが、さすがに魚散ってしまったのか反応なくなり、ちょっと下流の方まで移動しながら探るも反応なく、あきらめてチャラ瀬の苔食ってるアユを今度はルアーで狙う。下流側に流して一カ所で止めて待ちたいので、ラパラF9をスズハンダで浮力調整して良い感じに底近くでとどまれるようにしてみた。
上流の平瀬の手前まで釣り上がってみたけどアユの反応は得られなかった。群れアユにぶち込んでアユが群れの仲間と密集して泳ぐのを利用して掛けるとかいう技術もあるようなので狙ってみたけど、群れアユの中にルアーが入っても寄ってくるというほどの反応は得られず掛からなかった。
途中ドボンという音がして振り向いたらカワセミだった。婚姻色なのか嘴の黒さが目立ついかにも雄な個体で「カワセミってこんなに大きかったっけ?」と思うぐらい近距離の木の枝に止まったので写真撮ろうとしたらどっか飛んでった。
あきらめて、10時頃なのでそろそろ上がる予定だったけど餌で釣れる感触は得たので延長して上流の平瀬への流れ込みを狙いに行く。釣れた二匹はこれだけ持ち帰っても仕方ないなと放生会。朝一見に行ったときには結構魚入っていた。その時間は平瀬の真ん中へんで操業中だったアオサギが、休憩かこちらもそろそろ場所替えなのか土手に上がって思案顔。
流れ込み、上流の平瀬から接近していくと平瀬の尻ぐらいに群れアユ発見。でも後で狙ってみたけど餌にもルアーにも反応せず苔ばっかり食ってるのよね。
とりあえず流れ込みから始める。餌はシラス使い切ったのでオキアミ。尾の身の半分位を丁寧に鉤に付けて余りは爪でちぎりつつ指先でぐちゃっとこねて撒き餌。餌付けと撒き餌が左手だけでできてヘラ釣りの技術が意外なところで役に立った。
わりと直ぐに釣れたのはチチブで、見えてるアユかオイカワっぽいのは反応しないのでやや釣り座を下流に移動して続けていると、浮子がピコッとなってカラぶったけど、流しているあたりに2、3匹やる気満々で撒き餌を拾っているのが見えたのでコレはもらったと狙っていくが、なかなか食わせ切れないけど時間の問題だろうと釣った気でいたら、またコイがやってきて撒き餌拾い始めたら本命どっか行ってしまった。
こうなったらとにかくコイも本命も寄せて、寄った中でコイにはそのままのオキアミ投げて追わせてその隙に本命に喰わせるというコマセワークをするしかないかと、ちょっと撒き餌のペース上げて左手の中でちぎってこねてグチャグチャにしたオキアミを投げて寄せに入るけど、これが本命寄ってこずコイが増えるのよね。しかも刺し餌食われそうになって引き上げてるのを追っかけてくるぐらいに活性上がってしまいお手上げ。風雲児さんの釣行記とかでコマセワークの知識はあっても実戦経験はほとんどないからこんなもんか。
しかし撒き餌にそのうち反応し始めないか気にしてた、流れがあたっている石のあたりのアユが盛んに苔を喰んでいるギラギラが目にまぶしい。群れで喰ってるけど15センチ以上ありそうな感じでそろそろオトリ追わんもんかね?とルアーを試してみる。ちょっと水深あるんでシュガーディープ7センチをスズハンダで調整してまさに苔喰んでるアユの群れに紛れ込ませて止めたりチョイチョイと誘ったりできる良い具合に仕上がったんだけど、アユはルアーの真横でも平気で苔喰んでるけど掛からず。でもルアーで狙う感じはちょっと掴めてきた。あとはアユが成長して縄張り作ってくれるのを待つだけか?天然遡上のアユが縄張り作るようになるのは関東だと7月入ってからだとかなんとか。
とりあえず、小さいの2匹と結果はショボいけど間違いなく前進していてかなり満足して正午前に撤収。暑くなってきて今日から長靴じゃなくてジャブジャブ入っていける水遊び用の靴だったけど、川に浸かっていると気持ち良い夏が来た気がした。
川に浸かってると気持ち良いんだけど、ジョギングするには最悪でちょっと身の危険を感じて途中で行程端折って戻ってきたけどクッタリ。それでもシャワー浴びて昼寝して17時頃再度出撃。
ジョギングの時に近所のコイ釣りポイントの状況見たら、群れはもう居ない感じで、チラホラと残ってる個体がライズしているという状況で雨で流されて下ったとも考えにくいので、そろそろ逆に上流へ移動したのかなという読みで、上流に向かう。途中降りられない護岸のあたりで分散してライズしているのも散見され読みアタリかなと目星付けてある降りられる3カ所を期待を込めて見に行くも、3カ所とも魚は入っていて特に一番奥とか魚止めになっているのか数は入っているんだけど、コイ釣りポイントの魚が上がってきたにしては小さい。コイ釣りポイントの魚どこ行ったんだ?と違和感があるとともに、夕方でチラホラ虫も飛んでるのに今日は全くライズがなく、アユたちは苔喰ってる。どうしたものかと思案の結果、思い切って時間は無駄にするけどコイ釣りポイントにとって返す。
17時半頃、釣り座を構える。虫は結構飛んでてライズもあるけど散発で、アユたちどこに行ったんだろうな?見えない深い所で縄張り作ってたりするんだろうか?と思いつつとりあえず派手目の4番目仕掛けで流していく。
反応イマイチで1匹釣ったけど後が続かない。
近場で釣れて楽しめたけど、今期は終わりかなと思ってたら、目の前の流れにデカい群れが苔喰いながらやってきた。しかし毛鉤は無視。サイズも15センチ近くなっていてライズしなくなったアユは次に群れて苔を食う段階に入ったようだ。大きく遡上とかしたわけじゃなくてこの辺りにとどまりつつ移動しながら群れで苔喰ってるのだろう。でもどのみち釣れないなら縄張り作り始めるまではダメかと思っていたら、18時近くなって群れの中から水面に餌食いにライズする個体が出始めて今群れがどこに居るのか分かる状態になってきた。
射程距離に入ったので狙って1匹釣り落として、2匹目ターンしてる最中に掛けたらやけに重くて顔こちら向けてもグネグネと抵抗する。大きなオイカワの感触と似ていたので大物オイカワだと思って喜んで寄せてきたらアユでかなりデブな個体だった。抜き上げてタモに入れようとするんだけど、疲れて集中力を欠いているせいか焦って上手く入れられずに落っことす。1匹落としていたので落としても拾えるように陸の上でタモに入れようとしてたから地面に落ちたんだけど、タモで拾おうとして上手くいかず暴れて跳ねて流れに帰ってしまった。
意気消沈。集中して上手くやっていれば獲れていた魚である。疲れていていようが何だろうが、釣り場に立てば集中しろよと情けなくなり、今期一番を逃した悔しさにとらわれさらに集中力が散漫になっていくのをありありと感じる。15センチぐらいでアユとしてはぶっちゃけそんなに大型って程じゃないし、これから成長していくアユを追うならもっと大きいのも釣るだろうと思う。でもそんなことは関係ない。たった今目の前で釣りたかった魚を逃したという事実のほうが断然重い。
それでもなんとか日没までは竿を振ろうと意地になって、回ってくる群れと定位している下流岸側のライズを狙って、ゴクラクハゼに癒やされてちょっと持ち直してポツポツと拾う。12、3センチの結構引くのも釣れてくるけど「でも落としたのよりは小さい」と死んだ子の年数えまくりの未練タラタラな始末でどうにもしまりがない。
落っことした時は、絡まないようにという意識が強すぎて糸を張りすぎて魚がタモの中に落ち着かなかったようにも思うので、意識して糸ゆるめたら絡まった。上手くいかねェ。すぐほどけたけど良い塩梅というのは難しい。
19時頃終了。大きいのだけ選んで塩焼きにしようかと思っていたけど気力が萎えて面倒になって放生会。
多分8匹だったように思う。多分というのはカウンターも出すの忘れてた。
そういう集中力を欠いた状態で釣りをしてはいけない、釣り場ではいつも集中できるようにしなければいけない、なんてことは今現在全く思っていない。非現実的でそんなことを目標にしても画に描いた餅でしかない。魚釣ってりゃデカいの掛けて慌てることもあれば、バラして落ち込むこともある、疲れた日にも釣りに行くし、釣ってて疲れてくることもある。
そんなとき頼りになるのは、身についた技術ときちんとした準備だと思う。
自分の心や知識はいざというときあんまりあてにならなかったりするのは見てのとおり。それでも魚を引っこ抜いてタモに入れて鉤を外してというのを、慌ててもライン張りすぎでタモから魚落っことしたりしないように普通に淡々とできるぐらいに体で覚えたなら今回みたいな失敗はしないだろう。失敗しないという意味ではない。失敗なんて絶対ある。でもちゃんとやることやって、それでもやってしまう種類の失敗なら悔しいだろうけど諦めもつく。そう思えるぐらいにアユ釣りの技術についても体に覚え込ませていきたい。ヘラ釣りの左手で餌を扱う技術が自分でも意外なぐらいに身についてたりして「雪国」じゃないけど、この指が覚えていたか、と感慨深かった。心や知識が私を裏切っても体が覚えたことは裏切らない。
きちんとした準備については、端的な例なら道具で、今回も「水の女王」が集中力欠けまくってても勝手に魚を掛けてきてくれた気がする。食ってきた7割がたこの鉤だった。頼りになりまくり。前回は夕方でもケツに付けた「借苦」系が効いたけど今回は「水の女王」だった。なんでだろ?不思議なモノである。
ふがいない思いもしているけど、それは必要な経験で着実に傾けた情熱分の進歩が得られている感触はある。一晩寝たら体もだいぶ回復している。この夏、全力でおもいっきりの釣りをぶちかましたい。
○6月22日
梅雨時だけあって天気はコロコロ変わる。昨日今日晴れて明日また下り坂のようで、昨日はまだ泥濁りだっったけど今日は病院の帰りに見ると濁りもとれてコイは水面で餌拾っている。
10時半頃始める。上から見たときにもライズしていたし、水辺に降りると抜け殻だけじゃなくて飛んでる成虫もいるしちょうど羽化するために水面貼り付いてる蛹も確認できた。サイズは1、2ミリで小さい。とはいえライズもあるし雨の後だし楽勝かと思ったらコレが激渋。雉主体の地味目の仕掛けで最後のハリを交換しつつ「借苦」の3タイプ、鮎毛鉤じゃない24番に巻いたミッジピューパとか試すもアタリ1回だけ。こういうときはアピール力かと派手なほうの仕掛けに換えるも反応ない。アユは見えていて群れで回遊しながら苔を食ってる動きをしつつもたまに水面にあがって餌食っている。目の前流し込んだら食うか?と流し釣りからチンチン釣りに換えて一番下の毛鉤は底を転がす感じで流すも不発。暑いし食ってくる気配ないしでめげて夕まずめ再出撃することにして正午頃戦略的撤退。
昼寝して、ライズしてるのに食ってこないのと、泳いでるのがいるのに食ってこないの、どちらも難儀な状況なので、新しいことを試してみるかと餌釣りの用意。といってもチンチン釣りの一番下を金玉付けた餌針にしてコンビニでカニカマ買って餌とする。アユの餌釣りではカニカマは定番のようだ。オキアミとか良いらしいけどちょっと試すのには釣具屋まで買いに行くのが面倒くせえ。
16時半頃から始める。小さい虫も飛んでいて相変わらすライズはしているけど、まとまった数の群れがチャラ瀬の中をグルグルと回りながら苔喰っていて、こいつら餌に反応させられないかなと、近づいてきたら口の中で細切れにしたカニカマをペェッ!と撒き餌してみるが至近距離を流れていっても全く無反応。なんでや?カニカマ撒き餌せずに飲み込みたくなるぐらい美味しいのに。
それでもしばらく粘っていたら玉浮子横流れしてアワせたらなんか掛かった。
近所ポイントの癒やし系ゴクラクハゼ。持ち帰って飼いたくなる可愛さだけど放流。
コイが寄ってくるのを警戒しつつも、もぐもぐペッペッと釣っていたが、その後全くアタリなく夕まずめくさくなってきて淵への流れ込みあたりで「コレは食うだろ」という感じの魚の数が多いライズが始まったので、流し釣り仕掛け地味目に換えて狙うとほどなくしてヒット。17時半過ぎのこと。
その後もポツポツ釣れてくるんだけど、夕まずめなのに食いかた渋くて一番後ろの「借苦角鴨」ばっかり食ってくるうえに掛かりが浅くて結構バレる。前の方の毛鉤で水面叩くようなメリハリ効いた動きでは食ってこないというかライズが後退してしまい、流し込んでジワッと待ってるときか、ライズが前進してくるまで放置してからのゆっくり逆引きでなんとか拾う感じ。
サイズも小さめで、これはいよいよ育ったヤツから苔専門に食うようになってきたのかなと思ったけど、12センチぐらいのは釣れたのでそうでもなさそう。
途中一番最後の毛鉤を「借苦角ズィーロン」に換えるも特に良くも悪くもならず、つ抜け時点で多分8匹一番後ろの鉤という状態で、正直「借苦」系は昼間の抜け殻食ってる状況用に作ったけど、小さいとはいえ成虫も飛んでる時間に効くとは予想外だった。まあ釣り場じゃいつも予想外のことが起こる。
18時半頃やっと上の方の毛鉤も食ってくるようになって、でもポツポツ拾ってぐらいの感じで15匹で終了。上の方のハリでは「幻影赤角雉」が良かった。写真でも青く光ってるけど「ミラージュ」のきらめきが今日は効いた気がする。
雨の濁りが取れた状況で、束釣りしたときのような高活性を期待したら意外に渋かった。でもまあ、スカ食わずにオカズぐらい釣れて、自分で巻いた毛鉤の予定外の効き具合とか確かめられて楽しめた。毛鉤がどれが当たるかは法則性があんまりないのかもしれない。すくなくとも今年始めたばかりの人間が流下する餌から推測する程度の読みでは当たらない。しばらくはマメに仕掛け交換と毛鉤交換を心がけてアタリ鉤を探ってみたい。あと、餌釣り結構難しいかも。このポイントなら赤虫か?
恒例の腑分け。左の小さい方は虫一杯食ってて、右の一番大きいのは虫出てこなくて苔ばっかり、かつ腹に脂が付いてきて指先がベトついた。苔喰ってる個体でも夕まずめ毛鉤食ってくるのはあるということだと思う。
小さいの放流してたら持ち帰り意外に少なかったので、カニカマで増量しておいた。カニカマ旨いのに何でくわへんかったんだろう?
○6月19日
月曜ちょっと降ったら火曜は午前中晴れ間の予報なので、洗濯してジョギングしてお使いすませてとしてたら、午後も全然降る気配がない。明日からまた雨のようなので夕方行っとくかと、また3時間の予定で4時頃出陣するも、近所のポイントにはコイ釣りのオッチャンがいるので別の場所探しに行く。オッチャンの釣りちょっと見てたらパンプカで流し込んだパンにコイが食った瞬間ビックリアワセしてスッポ抜けてて親近感覚えた。早いって。多分1、2匹釣ったら飽きて帰ると思うので、上流探りに行って良い場所なければ戻ってこよう。
上流は、前回とはだいぶ様子が違っていて、あちこちにアユが群れているのが確認できた。前回魚入るはずなのに居ないなと思ってたような場所にも入ってた。でも小さい。今遡上してきたばかりって感じの5〜7センチサイズ中心で群れて苔喰んでたりする。魚が入ったので捕食者も活性上がっていてアユの群れの後ろを40ないぐらいのナマズが追跡してたり要所にはサギも居たり。あと捕食者じゃないけどカルガモの雛が可愛かった。上流は葦が生えてたりして雰囲気は良いんだけど両面護岸で降りるところが限られているのが難点。3カ所ほど降りられる場所を確認。アユの型が順調に上がっていけば釣り場になりそうだ。
1時間ほどして近所に戻ってくるとオッチャンも居なくなってて、いつものチャラ瀬の上手に入る。すでに良い感じのライズが始まっていて、派手目大きめの毛鉤の5番目仕掛けで始めるとすぐ1匹釣れてきて爆釣かと思ったら、これが意外に渋くて、アタリも少ないしアタッても食いが浅いのか掛けきれなかったりバレたり。
しばらくやって好転しないしライズは激しくなって至近距離に寄ってきたので、2.7mに竿交換。今回はハゼ釣りに使っている風雅2.7。釣り味は、やはりこの長さはグラスの方がいい気がする。すぐに釣れてきてポチポチと釣れ始まるが意外と渋い。
流しきってしばらく待ってから、前の方の毛鉤を持ち上げつつゆっくり逆引きが反応良いように思ったけど結構掛けそこなう。
逆引きなら竿長い方が距離稼げるので4.5に戻してまた派手な仕掛けで行くと、すぐに2匹掛けできてちょっと釣れ続く。
ただ、大きいハリの仕掛けは明らかに掛け損ねやバラしが多い。でも夕まずめだし大きいのだけ選んで釣れたらその方が良いと、最後の鉤を派手な「火虎」にチェンジとか毛鉤の交換だけして粘ってみる。
18時20分頃つ抜けと時速10匹行かないペースで激しいライズのわりには釣れていない。数匹追加したけど今日は派手な鉤に爆発はないなとあきらめて雉中心の2番目仕掛けに交換して19時頃までに20匹まで釣って終了。
最終的に時速10匹はまずまずなのかも知れないけど、夕まずめで激しくライズしているからといって単純に派手な毛鉤が良いというわけでもないようで、今一パターン分からない。まあそんなもんか?
ちなみに胃内容物はこんな感じで、3匹分まとめてだけど虫以外に結構藻の繊維が入ってた。
週末まで雨のようなので、その間にお勉強と毛鉤の増産かな。季節の変化とともに刻々と釣り場の状況も変わっていくので、追いかけられるだけ追いかけたい。
○6月17日
日曜ちょっと晴れて、週明けから梅雨っぽい日が続くようなので、日曜は朝夕2回操業の予定で、朝は近所ポイントにフライロッド持って5時から開始。水生昆虫の羽化がありライズがさかんな状況では毛鉤流し釣りで良く釣れることは分かってきたけど、良く釣れる時に他の釣り方も試して手札を増やしておいてバチは当たらないだろう。
ライズは相変わらず多いんだけど、場所がいつもの釣り座前のチャラ瀬ではなくて、その上流の平瀬でライズが多く、下流の淵へのチャラ瀬の流れ込みでもチラホラライズしている。水面にはコナのようなのからもう少し大きいのまでユスリカ系が飛び回っていて、水面に着水した瞬間食われているのとかも見て取れる。
最初、大きな方の群れを狙おうと上流側のライズを狙うけど、これが全然食ってこない。躍起になって投げてるとそのうちラインの着水音を嫌うのかライズが遠くなる。この状況なら水面ボカッと浮かせるドライフライと浮力材を持ってきていれば結果違ったのかも知れないけど、ウェットフライのナチュラルドリフトではどうにも食ってこなかった。
仕方ないので下流、淵へのライズの流れ込みを狙う。最初対岸に投げて下流に流れてターンしたところで食ってきて1匹目。フライは20番に巻いたクイーンオブウォーターズがリードフライで先端、緑のソフトハックルのフェザントテールボディーがドロッパーで枝ス、というか「水の女王」と「赤角雉緑蓑毛」の金玉付いてない版のウエットフライ2本掛け。
その後もターンで食ってくるパターンでポツポツと釣れてきた。フライでもクィーンオブウォータースのオレンジは効くようで、明らかに下の鉤を食ってくるのが多い。上針の雉緑は今一かと食われている餌が小さいので24番のミッジピューパに変更。釣れるサイズは解禁日よりだいぶ育って10センチ前後あるので3番フライロッドでもそれなりに楽しく引き味楽しんでやりとりできる。
しかし、数匹で食わなくなりちょっと魚も下がってしまい苦戦の時間。あれこれ試してフライラインで水面叩くと群れが下がる気がするので、フライラインを流し込んで待つ感じで、一発掛けたけど後が続かない。
コレは仕方ないなと、上流のライズを狙うべく、川を長靴で渡って対岸上流から狙う。楽勝だろうと思ったけどそうでもなくて、ポロッと釣れただけで、釣れない時間がしばらく続く。
あきらめて元の釣り座に戻って流し込むも今一で、フライ換えてみるかと、そろそろシャックも流れてくるだろうと後ろのハリをズィーロン製シャックパターンウェット22番に換えてみる。最初パッとしなかったけど、回収時左手でチョイチョイと引いて間をとってまた引いてやると食ってくるという小刻みな逆引きが効いて、3つほど追加してやっとつ抜け。
引っ張って食ってくるということは流れてくる抜け殻の模造品として機能していたというよりユスリカ系の蛹の浮上の動きに合っていたということだろうか?
このパターンで釣り込めるかと思ったら、もう1匹釣ったら反応しなくなって、午後もあるしあまり疲れないように3時間ほどで終了。
7本毛鉤の仕掛けがいかに効率的にアユ釣るために最適化されているのか思い知った感じで、多分、今朝ぐらいの活性なら毛鉤流し釣りなら3、4倍は数が出せたと思う。でも、フライにはフライの面白さがあって、このぐらい釣れればオカズにもなるし悪くはない。最初高活性の時はターンさせているときに食ってきたし、その後の渋い時間に動かすと食ってきたというのは、どちらもユスリカ系の蛹の動きと連動しているんだろうし、その辺を意識して狙って動かして釣っていくなんてのは、毛鉤釣りでもそうなのかも知れないけど、よりフライ的な釣り方で味わい深かった。ぜんぜんフライでアユ釣るときの方法論って聞いたことないので、これからも機会があれば追求してみたい。とりあえず、沢山いないと食ってくる個体があんまりいないというのと、マズメ時の高活性時除いて流し込んだ後にじっと流しつつ待ってると食うっていうのが多い、というのがアユの毛鉤でも共通するフライへの反応の特徴だと感じている。
恒例の腑分け。予想通り小さい蛹やら成虫やら一杯入ってます。とはいえだんだんアユっぽい匂いが強くなってきてドブ臭さが気にならなくなってきていて、塩焼きで美味しかった。
仕掛け作って、飯食って昼寝して、夕方4時頃からオイカワポイントへ。
前回、苔喰ってギラギラしているアユが多く見えたので、ルアー釣りと友釣りで何とかならないかと挑戦してみる。
ルアーの方は、シュガーディープ7センチ9センチ、ラパラフローティング9センチを用意して後ろに付ける掛け針も用意した。ルアーで釣れるぐらいならここのアユはオトリを追うはずで、ルアーで釣れたらそれをオトリに友釣りもやってみようと、5.4mの渓流竿とナイロンラインで急遽作った友釣り仕掛けも用意した。午前中に釣ったアユで鼻管装着の練習とかも済ましており準備は怠りない。
淵につながるチャラ瀬にギラギラしてるのが見えるので、ここの護岸沿いにルアーを流し込んでみることにする。
結果から書くと、釣れなかった。1回明確にガンとアタったので確率ゼロじゃないみたいだけど、目の前の平瀬の浅瀬を群れで苔喰いながら泳いでいる15センチ前後のアユたちにルアー投げても嫌って逃げるほどではないけど寄ってもこなかった。
群れアユを釣る技術というのもあるようなんだけど、やっぱり友釣りやルアーで釣れるのはオトリなどにガンガン喧嘩しかけてくる縄張りアユが主のはずで、はたしてここのアユたちが縄張りを作るのか、ずっと群れで仲良く苔喰っていくのかまだ分からないという感じである。引き続き友釣りの可能性も探りつつ、餌釣りとかも試していきたい。
ということで、夕まずめも近づいてきて、毛鉤流し仕掛けで狙っていくけど、ライズはポツポツあるのに釣れてこない。抜け殻かなと試すもダメでっていうかユスリカ系とか飛んでるので活性は低くないと思うんだけど今一食わせられず少ないアタリは掛けきれない。
新しく用意した派手な大きめの毛鉤の5番目仕掛け(18番フック、「赤尻の御者」「幻影底烏荒巻」「赤金」「銀昼豚」「幻影赤角雉緑蓑毛」「水の女王」「白黄」)から、地味な雉系の仕掛け、沈めるチンチン釣り仕掛けと試して、18時頃、派手目の4番目仕掛けに交換したら、交換してるときから明らかに水面バシバシいってるなと思ってたけど、いきなり2匹掛け。
これは爆釣に突入かと思ったらそれ程でもなくて、ポツポツと4匹まで釣ってアタリが止まってしまう。
場所換えるかと、最初の淵の上のチャラ瀬から始めて淵への流れ込みを狙うとオイカワ2匹ゲット。うち一匹は太ってて良い引きしてくれた。このポイントはこういう太いオイカワが釣れるので通ってたポイントである。
このあたり猫が多いようで、今日はアイシャドー引いたようなケバ目の猫が後ろで待っている。前回のべっぴん猫と仲良くなりたかったのだが、「チェンジ」とかできるシステムではないようなので、仕方なくケバ目猫と遊ぶが、なかなかお触りとかさせてくれず、アユ4匹貢いで、草の先でジャラしてやっと頭をちょっと撫でさせていただくにおわる。
最後派手目大きめの仕掛けに変えて、猫と遊んでる間に「白黄」で1匹追加して5匹で終了。
群れアユはそのうち縄張りを持ち始めるのか、はたまた群れアユ自体を攻略する方法が餌釣りとか含めてあるのか、その辺も課題にしてアユ釣り楽しんでみたい。
とりあえす、友釣りならバコバコに釣れるようなチャンスが目の前に転がっているのに気付いていないとかいう状態ではないらしかったのでホッとした。
猫に貢いでしまったので今回は腑分けはなし。
○6月14日
梅雨の晴れ間は今日までで明日から週末にかけてまた雨の予報なので、連チャンで夕方出撃。今日はオイカワポイントの夕まずめを狙ってみる。数は出ないだろうけど型は良いだろうから5匹も釣ればオカズにゃ充分と今日は野菜はナスを買っておく。
ポイント周辺雨で垢が流された状態でどうなるか見て回ったら、前回垢腐れ気味だったときとはだいぶ違って、オイカワポイントだけじゃなく、その下流でも上流でも淵や早瀬への流れ込みにはアユがヒラうってギラついてるのが確認できた。アオサギも今日は上流で操業中。それ以上に違ってたのがオイカワポイントで、浅い瀬や渕尻にはちょっとスゴイ数がギラついている。
これはもらったと16時過ぎから上流のオイカワ釣ってたタルンと緩い流れの平瀬から始めるけど、意外なぐらい反応がない。たまに水面バシッと食ってるし水中にアユが居るのが見えてその頭上を流しているけど食ってこない。場所が悪いのかと下りながら前回アオサギが貼り付いていた浅い岩盤からの早瀬に移動して狙っていると、だんだんライズ増え始めて、派手目の4番目仕掛けの一番下を「借苦角ビニール袋」から黄色で目立ちそうな「教授」に変えて狙っていると、たまにアタるようになってくるけど対岸ちかくの流心に魚が居るので流し込んで下流側で放置という手が使えず今一掛けきれない。
それでも、なんとか流してターンしてる最中に掛けて1匹目。「仇虫」地味な見た目で地味に活躍。
ホッとして、さあコレから夕まずめだと思っていたら、何か寒くなってきたなと思ったら小雨がぱらついて、一気にライズがなくなる。そんな殺生ナ!
でも小雨の中でも釣れたことあるしと粘るも、今考えてみると小雨の中釣ったときは朝は晴れていて虫が羽化した後降り出していて、だから降り出したあとも抜け殻が上流から供給されてライズがあったから釣れたんだろうけど、夕方本格的な羽化の前に雨降り出して羽化中止になってライズもなくなったのならそれは流れてくる餌がないってことで釣れなくて当たり前だ。
全然反応しなくなってしまったけど、小雨はすぐ上がって時間は17時過ぎて、良い時間帯なので魚探りながら下って行って、前回釣った淵への流れ込みの早瀬を狙う。雨が上がったせいか期待したほどではないけどライズもたまにある。
やっと掛けたと思ったらチビオイカワ。ここのオイカワは太くてデカかった記憶があるのだが。
どうにも展開がなく、かつ底の方ギラついているアユは見えるので、いっちょ底狙いしてみるかと新作のドブ釣り仕掛けを投入。水深関係なく竿を水面と平行にして誘いかけるために道糸の長さを調整する調整器という糸巻きを仕掛けの上の方に付けて、自作の天秤に繋いだ毛鉤1本と天秤の上の道糸から枝スを出した毛鉤2本という構成。毛鉤は上から「パール玉サビキ」「赤角雉緑蓑毛」「閃光黄角うさ耳」。
しかし、タングステン3.5グラムのオモリが清流竿には重くてしゃくりにくいのと、意外に浅くてドブ釣りって場所じゃないのですぐにあきらめる。
仕掛けを地味目の2番目に換えて流し込んで待つ。べっぴんさんの猫が後ろで魚もらえるのを待ってた雰囲気だったが釣れたのはだいぶ時間が経って彼女がどっか行ってからだった。かいしょ無しでスマヌ。2匹目は「幻影赤角雉」で。
その後、18時半過ぎてちょっと水面反応出始めたなというタイミングで何度かアタって、1匹掛けたらオイカワだった。
19時前にもいっちょオイカワくさいのバラして撤収。
束釣りした次の日に魚は沢山居たのに2匹とか渋かったけど、まあ色々と情報取れたので良しとしておこう。スカ食ってなきゃ問題なし。
とりあえず魚探すのにライズしてるの見つけるのが手っ取り早く、かつ餌食ってるので釣りやすいというのもあって、水面狙いの毛鉤流し釣りを主にやっていたけど、ライズがなくて「水面で食ってこないけど魚はいるのが見える」というのはアユの場合ギラつくので結構ある気がする。その場合ちょっと沈めるチンチン釣りやら餌釣り、ドブンと沈めるドブ釣りやら、はたまた苔喰んでんなら友釣りか、なにか手札を増やしたいところ。ギラギラ苔喰ってる個体って群れてても友釣りの対象になるんだろうか?とか友釣り未経験者は目の前に楽園の扉が開いているのか閉じているのか判別できずにいる。
でもって恒例の腑分け。
左が大きい方で右が小さい方だけど、小さい幼虫っぽいのも見えるけど、特に大きい方ので顕著に腹の中が苔で一杯である。さすがアユ。
今夜の天ぷらはナスばっかり。
○6月13日
梅雨の晴れ間で、一昨日の雨の影響も落ち着いた感じで、雨降ったらアユどっか行っちゃわないかと気が気でなかったけど、ジョギング時に土手上から観察するとちゃんと居るようでライズもある。水面まで増殖していた藻も消えて川底綺麗になって良い感じ。今日も天ぷらか、と野菜天も食いたいなとアスパラだけ買い足して、夕方16時スタート。仕掛けは自作派手めの4番目で始める。
この時間ならシャック偏食してるかなと思ったけど、そうでもないようで一番下の「借苦角ズィーロン」じゃない鉤も食ってくる。
30分ほどでつ抜け。「水の女王」は上の方ホンテロンハリスと下から2番目ナイロンハリスの方も今日も安定して釣れる。完全に自分の中では自信鉤。
一番下の「借苦角ズィーロン」もポツポツ釣れているので、ビニール袋で作った「借苦ビニール袋」も試してみる。
釣れてくるけど、今日は他の鉤もアタッているので抜け殻意識したパターン試すにはあんまり良い日じゃなさそうで、偏食してるような午後の釣りの時にまた試したい。
21匹が17時前で時速20匹強の良いペース。一番下の鉤を、新作の「教授」に交換。黄色の鉤で良いのないかなと考えてウェットフライのプロフェッサーの配色をパクった。綺麗な配色。
早速釣れる。今日は増水中は虫の羽化もなかっただろうし、若干増水の影響で流下してくる餌は多くなっているのか活性高めで、派手な毛鉤が効いた気がする。
地味な鉤にもくるので、まあ活性高くてなんでも良かったのかも知れないけど。サイズは10センチ前後が多い。
20匹釣って良く釣れてるんだけど、数釣りにはあまり向いてない性格でオカズも確保したしで既に掛かりどころ悪いヤツ以外は放生会で釣ってるけど、ちょっと飽きてきたので、短竿を試してみる。タナゴ釣りに使うような2.7mのグラスのNew白滝で5本鉤の仕掛け、打順は「赤尻御者」「閃光うさ耳黄角」「赤角雉緑蓑毛」「水の女王」で最後がちょっと伝統的鮎毛鉤にも挑戦してみようと巻いた「白熊」。「熊」って名前に付く毛鉤は黒い胴に違う色で「二の字」が入る。頑張ってみたけどちょっと二の字斜めってルのはご愛敬。伝統的鮎毛鉤ではもっとも単純な部類だと思うけど難しいやネ。
短竿でも白熊でも釣れた。
魚の群れが短竿では狙いにくい位置に下がるときはあるけど、ちょっと待っていると戻ってくる。「長い竿じゃないと釣れない」「飛距離出さないと釣れない」というのは、沖に根でもあれば別なんだろうけど、じっと待ってれば解決することが多い。それをみんな揃って遠くへ遠くへと魚を追い払いながら釣ってるのが混雑した釣り場の実態だと思う。
やっぱり良く食ってくる「水の女王」。活性だんだん上がってきて、一荷で釣れたりもしてくる。
30匹は17時15分ころと、時速40匹ペースに突入。ということはこのペースが続けば、19時頃の日没までに100越える。グラスの短竿良い感じに10センチ前後の魚で曲がってくれて楽しいので集中力も持ちそうだし「いっちょ狙ってみるか」と1束に挑戦してみる。数釣るのにはそれ程魅力を感じていないけど1束釣っておけば書く内容にも箔が付くというモノであろう。ここは革命のための闘争のつもりで気合い入れて釣っていく。
とはいえ、基本高活性なので難しいことしなくても釣れてくる。だいたい流しきった直後ぐらいに食ってきて、たまにターン中に食ったりもあり、流しきって待っても食わなければ、前の方の鉤が水面叩くぐらいに上げて誘ってやれば食ってくる。
釣れてる時に釣って「この鉤は釣れる」と自信付けておくのは大事なので、シルバーヒルトンを元ネタにした「銀昼豚」でも釣っておいた。
大きいので12、3センチといったところ。
50匹は17時45分頃でペースは保っている。このまま行けるかと思ったら、ちょっと魚が下がり気味になりペースダウン。ただ活性は良いのでしばらく群れの先頭を釣っていたけど群れが上がってこなくなり、さすがにちょっと警戒されたっぽいので、このままのペースなら100行かず、ゆっくり待ってる余裕もなくなったので竿を4.5mに戻して、播州毛鉤職人謹製の仕掛けに換えて爆発力に期待する。
コレが大正解で、いきなり一荷で釣れ始まり、その後も3点掛けとかもあったお祭りワッショイ状態にしばし突入で遅れを挽回していく。伝統の鮎毛鉤が実力を発揮。
70匹が18時30分頃と回復後の高回転が保てるなら100が見えてきた。活性は相変わらず良い。80までの10匹は5分ぐらいで釣れた。
10匹が5分なら、あとは楽勝かと思ったら、90手前でライズがおとなしくなってしまい、明らかにユスリカとか水生昆虫の羽化が終わったくさい。それでも何とかまだライズしている下流側に流していると食ってくるので我慢して拾って18時50分ぐらいに90匹目。
19時には日没だったはずなので、ここで勝負と釣り座をちょっと下げて、ねらってたチャラ瀬が流れ込む淵頭でライズしている群れを狙う。これがハマってくれて5分くらいで1束達成。
でも、ちょっと小さいのでもうちょっとマシな大きさで終わりたいなと18時57分に101匹で終了。
なんとか一束の大台に乗せられてホッとした。朝からやっておけば楽勝だったのかも知れないけれど、「アユなんて近所の川で夕方3時間で一束釣れましたよ。」と偉そうにほざけるのは悪くないかも知れない。どういうときに活性上がるのか良く分かってないので、雨の後こんなに高活性だとは予想してなかった。でも来たチャンス逃さずモノにできて満足。
でもって恒例の腑分け。大きいのは13センチあって全体的に日々成長しているようにも感じる。
下二匹の胃内容物はこんな感じ。
苔っぽいのと小さなユスリカの蛹、抜け殻とまあ普通な感じだったんだけど、一番上の個体の胃袋の中身が割と重要な情報だった。
絞り出すほどの内容物なくて空っぽ。おそらくもう苔食ってる個体なんだろうけど、雨の増水で苔が剥がされて餌食えてないので、仕方なく夕方羽化が始まった虫を食いに来たとかじゃなかろうか?雨の後はチャンス!なのかな?これからもそのへんも意識しておいおい勉強していきたい。
釣りに行ってない日にもジョギングや自転車でアユ居る場所探しているんだけど、なかなか見つからないので、捜索範囲を広げてみようかと思っているところ。近所では夕方高活性時に伝統的鮎毛鉤に負けないような毛鉤を巻くことか、昼間の渋ーい時間に「借苦」の角はどんなのが良いかとか詰めたいし、あとフライでも良いサイズが釣ってみたいかな。
やること一杯あるので、しばらくアユにかかりっきりになりそう。ヘラとかやってる時間が作れなくて残念という贅沢な悩み。
○6月9日
明日から台風接近に伴い梅雨前線が活発化し大雨の予報。今日のうちに釣っとくゼ、と午前中新規開拓、夕まずめ近所ポイントでおかず釣りという1日2回操業。
朝はゆるゆると8時過ぎに出発して、シーバス釣りで探索に行ったサギ操業ポイントから、その上流のよくオイカワ釣ってたポイントあたりまでを探る。サギ操業ポイントまで15分ぐらいオイカワポイントで30分ぐらいの程良い距離。
サギ操業ポイント今日はサギおらず、川沿い上流へ、途中何度か魚種不明ながらもライズしているポイントを見つけたけど、数が少なくかつ長い淵を回遊しながら餌食ってる感じで狙いきれないと思いとりあえず場所だけ頭に入れつつ上がっていく。本命視していたオイカワポイントはオイカワの定位してのライズがなかったけど、逆に淵から流れ出す早瀬や淵への流れ込みの早瀬では底でヒラ打ってるアユっぽいのがいるし、平瀬や上の淵では少ないけどライズもある。とりあえずここはやることにして、一旦もう少し上まで見てくるけどめぼしい反応みつけられず戻ってくる。傾向としてはいかにも良さそうでも浅い瀬と小さい淵の連続はだめで、長い淵か長い平瀬の上下が要件かもしれない。小場所ではサギやカワウから逃げきれないか?
上流側の平瀬には黒雲のように稚アユかイナッコの群がいて時おりライズしながら移動している。
その平瀬からの流れ出しの浅い早瀬ではギラギラしている魚がいるがアオサギがその瀬の上で操業中で、どちらの魚も釣りでは狙いにくそうなので、先行者のサギに譲る。さすがに良いところに陣取ってて早瀬から平瀬に移動しようと思えばそこを通るだろうという場所で木化けしている。
下流の淵に流れ込む早瀬の中にこれ間違いなく苔喰んでんだろうという魚の煌めきがあり、流れ込んだ淵でもライズがある。
自転車とめてたら、猫がエサもらってた食べ残しのキャットフードをハシブトカラスが食べてたんだけど、飛んで川の方に行ったので「魚警戒させんでくれ!」と思ってみていたら、なんか妙なことをやっている。どうもキャットフードを水に浮かべてふやかしてから食べているように見える。美食家なカラスならやりかねない。
土手を降りていこうとすると、その時点でかなり距離があるのに早瀬の中の魚が逃げる。ちょっとやそっと距離とってもダメっぽいので、一旦逃げられてもそのまま石化けして待ってまた上がってくるのを待つ作戦で、上流の方から入って草の後ろから竿を出して打ち返し少な目でじっと流し込んで待つ。仕掛けは地味目の雉系中心の2番目。
早瀬の中の魚は逃げたっきり戻ってこないのか、食う気がないのかしばらく粘っても反応ないのでちょっと下って淵の頭のライズを狙う。
それほど多くはないけれどずっとライズしていて、食ってきそうなんだけど食ってこない。浮子のそばとかでもライズしていて射程距離には入ってるのにな?とややあきらめつつライズを撮影しようと股に竿をはさんで浮子周辺を撮影していたら、ファインダーの中で浮子が下流にすっ飛んだ。あわてて竿持って立てると結構重くて大型のオイカワが来たかなと上げてみるとなんと待望のアユ。しかも今まで釣った中では一番大きい。足下の水たまりで写真撮って放そうとしたら高水温には弱いようでクタッてしまい、タモに入れて放置して蘇生を試みたけど死なないけど泳げるほど回復はせず、結局お持ち帰りに。蘇生させている間に水面をユスリカの抜け殻が流れていくのが何度か確認できた。
ここではオイカワを狙ってさんざんフライロッド振ったけどライズしてるけどダメなことが多くて、ちょっと上流に比べると釣れないポイントだなと思っていた。けど、オイカワじゃなくてアユがライズしていて、しかも食ってるのが抜け殻とかで結構粘らないと食ってこないので今まで釣れていなかったけど、アユ釣るつもりで狙っていけば釣れるものなんだなと意外な発見。
ちなみに毛鉤は雉系の鉤だったけどすぐはずれて色まではわからなかった。
蘇生試みつつ、追加を狙う。かなり粘って一旦ライズ少ない場所を狙って床休め?してから狙ったりで何度かアタって1匹追加。これもさっきのよりはちょい小さめだけど明らかにサイズは近所より良い。「赤角雉黄色蓑毛」にて。
写真撮ろうとしたら日なたに置いていたカメラがいかれて動かなくなってた。帰ってバッテリー換えたら戻ったのでバッテリーが逝ってたようだ。
10時近くなって暑くなってきたこともあり朝の部終了で撤収。コンビニでかち割り氷を買ってアユぶち込んで帰る。
帰ってから、だんきちエバの腑分けコーナー(中部ローカルなネタでスイマセン)。
大きさは13センチで、胃の中は一見ドロッとした緑のモノだけで明らかに苔食ってる。よく見ると小さくて細い虫のようなモノも食っているけど、こういう苔食ってる個体でも毛鉤も食うというのは面白い。
このポイントはこれから魚が成長していったらサイズが良いのが期待できるとともに、ひょっとしたら友釣りも挑戦できるかもと考えている。数は少ないけどマズメ時ならもう少し楽に釣れるだろうし、周辺含め引き続き定点観測していきたい。
2カ所目のポイントが開発できて嬉しい。
昼飯食って、昼寝後急いで仕掛け作り。派手目の方のホンテロン道糸の3番目仕掛けがいまいちだったので派手目のナイロン道糸の4番目の仕掛けを作成。
打順は「赤尻の御者」「幻影底烏荒巻」「水の女王」までガラズビーズ金玉ホンテロン0.5号ハリス、「赤角雉緑簑毛」「仇虫」「水の女王」「借苦(レジ袋角版)」が樹脂製パールゴールド金玉、ナイロン0.4号ハリス。
17時前に近所ポイント到着すると、今日は下の淵に藻が水面に浮いていて暑くて酸欠なのか、ウジャっとイナッコなのかアユなのか浮いているので狙ってみるも酸欠で口上げしてるだけなのか食ってこず。ゴクラクハゼ一匹であきらめて、いつものチャラ瀬の上に釣り座を構える。仕掛けは新作の4番目。
ライズ少なくて最初反応なく。今日は暑くてダメかと思ったけど、一発目コイに「借苦(レジ袋角版)」をブッチぎられてムカついた後、「借苦(ズィーロン角版)」で何匹か釣って、こりゃ抜け殻意識した毛鉤効いてるんじゃないか?という感じ。
などと思ってたら時間も良くなってきたのかライズも増え始める。他の鉤にも釣れ始め、コンスタントに釣果を伸ばす。流している途中で勢いよく食ってくるのはオイカワが多かった。
6時頃から15分で10匹以上という入れパクに近い状態が始まった。30匹ぐらい釣って小さいのは逃がしつつオカズはすでに確保していたので、仕掛けをホンテロン道糸の3番目に換えて違いがあるか試してみる。
ちなみにそれまで良くアタってた鉤は、仕掛けを持ち上げて誘うパターンが多かったのでというのもあって下の方のナイロンハリスの鉤が良かったけど、特に聖地では今一で打線からはずした「仇虫」が汚名返上の良い働きをしてくれていたと思う。
ホンテロン道糸の仕掛けに換えたらアタリ激減、換えてから15分くらいで2匹しか釣れなかった。アタっても掛からない以前にアタリが少ない。アタリがでるのって鉤にちょっと掛かって魚が暴れたときだと思うけど、その前段階で食っても違和感感じて吐かれてる気がした。
せっかくの良い時間ライズも多いのにもったいないので、仕掛けチェンジで播州毛鉤職人謹製の仕掛けにしたら、アタリは少ないけど、釣れてくるのが、この場所では大きい方の10センチクラスがほとんどで、やる気のある良い魚を釣る能力に長けているようで、さすがと唸らされた。
19時頃42匹で終了。
暑かったしちょっと疲れたけど、絶好調と言って良いぐらいの釣れ具合で、特に数は少なかったけど、午前の新規開拓で釣り場が増えたのは手持ちの札が増えて意義が大きかったと思う。
でもって恒例の腑分け。最初に釣った奴を見分けられるようにしておけば良かったと後で思ったけど、腹割った2匹は抜け殻以外も結構食ってるようで、かつ苔っぽいドロドロも結構入っていた。そろそろ食性が植物プランクトン食になってきているのか。
雨の後状況がどうなるのか、全くいなくなるかもという怖さもありつつ、楽しみでならない。そろそろ友釣りのお勉強も始めるか?まずは、雨降ってる間に毛鉤の増産と開発かな。
○6月8日
梅雨入りしたらすぐ晴れて、明日土曜ぐらいまでは晴れる様子。台風来てるみたいだし、増水したら今いる近所ポイントのアユどっか行ってしまう可能性もコレあり、朝5時半頃に出撃。
前回まで良い仕事してくれた1組目は引退させて、仕掛け部分の道糸をホンテロンにした感度と絡まりにくさ重視の毛鉤流し釣り仕掛けを新たに用意した。竿は結局折れた4.5mを修理して投入。
打線は、上から「赤尻の御者」「赤角雉蓑毛オレンジ」「幻影底烏荒巻」「水の女王」「閃光うさ耳黄角」「水の女王」「借苦(仮)」上4本がホンテロン0.5号ハリス、下3本がナイロン0.4号ハリスかつ金玉をガラスビーズから軽い樹脂製のパール金色の手芸用ビーズに変更している。
「幻影底烏荒巻」はジョギング中烏の羽を拾ったので、暗い色の方のミラージュを下に巻いた上から、烏の羽毛を、チラチラ底のミラージュが見えるように隙間空けて巻いたもの。蓑毛はダークタン色の雌鳥の首毛。地産地消的な鮎毛鉤も良いんじゃないかなと巻いてみた。
「借苦(仮)」は前回、5ミリは超えるような割と大きなユスリカのサナギの抜け殻(シャック)ばっかり食っていたので、それっぽいのを巻いてみた。軽い化繊の「ズィーロン」を束ねて2本縒りにした透明でクシャっとした角をショートシャンクの22番フックから長めに垂らして、胴は雉で巻き、蓑毛は角の反対側を適度に広げてみた。本来浮く素材を頭に持ってきて水面にぶら下げるのがフライパターンだと定石だけど、鮎毛鉤の場合金玉あるので浮かせるために蓑毛をバンザイさせてるわけではなく、蓑毛で水流を受けてちょっとでも浮き上がってくれないかなと立たせてみた。普通に蓑毛寝かせた版も用意。「角」の部分の透明感とかスカスカクシャクシャ感とか縞々が重要なんじゃないかと思う。ケン一はビニールで、多分焼いた鉗子とかで挟んで焼き跡付けて縞々のを作ってた気がする。その辺もう少し工夫してみるつもりなので(仮)。
透明感の無い、中身の詰まったユスリカ蛹も想定して、クジャクの羽の毛羽を落とした芯で巻いた縞々の胴に、クジャクの毛羽有りの羽で胸を作ったミッジフライと蓑毛をこげ茶の駝鳥の毛で巻いた金玉付きの鮎毛鉤「孔雀駝鳥」を24番で作ってみた。とりあえず控えで「借苦(仮)」が釣れないようなら換えてみる。
おそらく晴れた日には、朝、1、2ミリとかの小さいユスリカとかが羽化して蛹と成虫が食われてて、そのあと日が高くなり羽化が減ると、上流域の静かな水面とかで羽化してた、大きめのユスリカの抜け殻が流れてきて食われているのではないかと予想。1、2ミリの鮎毛鉤は巻けないけど気持ち小さめの24番も試してみようかなというところ。
いつものようにライズは多い。
最初ポンポンと上の方の「赤尻の御者」「幻影烏荒巻」とか派手な毛鉤を食ってきたので今日は楽勝かと思うが、それ程甘くもない。流しきってだいぶ待ってコツンとくるぐらいの感じで手返しが悪い。
ただ、川に入らず、折りたたみの腰掛けに腰を下ろして姿勢を低く打ち返し少なめで石化け意識して静かに釣っているので、目の前2、3mの流れでライズしまくっている。
おわかりいただけただろうか?
思いっきり水面から顔出して飛んでる小さい羽虫食ってる。
コレは毛鉤浮かした方が良いなと思うけど、鮎毛鉤はドライフライのように浮かすようには作られていない。でも仕掛けを竿で引っ張り上げると上の方のハリが何本か水面に付いたり付かなかったりという状態を作れる。引っ張ると仕掛けが張って水面に近づく効果もあるんだろうし動きに反応もしてるっぽいけど、とにかく今日はその技が効いた。
「借苦(仮)」はアタらないので、今日は前回ほど方が揃わず、7センチぐらいから11センチぐらいまで混ざってくるので、小っちゃいのはハリ小さくすればバンバン釣れるんじゃないかとミッジフライに交換。とりあえず釣れるけど思ったほどバンバンとはいかない。
それでもつ抜けは6時15分頃で時速10匹以上釣れている。
今日は昼夜、鮎の天ぷらの予定なので網蓋付き布バケツを横にして浅瀬に転がしておいてチャックちょっと開けておき、そこからアユを入れていく。
12匹釣って、今一ライズの割にペースが上がらないので、仕掛け交換。2組目雉主体の仕掛けに換える。
換えたとたんに、2匹釣れてきてコレは爆釣かと期待したけど、そこまでではないものの、明らかにペースは上がる。オイカワなんかも釣れつつ20匹は7時頃。やっぱり毛鉤持ち上げて水面叩くようにする技が今日は効果的。
今日も大きいので11センチぐらい。
鉤はまんべんなくきてるようだけど、「赤角雉緑蓑毛」「幻影赤角雉」がやや良かったような気がするのと、オイカワ用に巻いて放置していた茶色のスレッドで胴を巻いてウサギで胸を作っただけの24番のミッジピューパがそこそこ釣れた。
30匹は7時半頃とややペース上がった。
しかしその後停滞ぎみ。それではと3組目に戻すけど、相変わらず「水の女王」は良い感じで完全に自分の中では「当り鉤」なんだけど、今一ペースは上がらない。アタリはあるけど掛からなかったりバレたりが結構あって、ホンテロン道糸部分に使った高感度仕掛けはアタリはじきやすいんと違うか?という疑惑が。次回同じような打順で道糸ナイロンの仕掛けを用意して確かめてみたい。
じゃああと残ってる仕掛けは市販のとチンチン釣り仕掛けだけど、チンチン釣りするほど水深のないチャラ瀬なので市販の毛鉤流し仕掛けを試したら、コレがウンともスンともという意外な結果。おそらく毛鉤流し釣りは活性高く水面を意識したアユを釣るための仕掛けというのが通常の位置づけなので派手な鉤が多くて、それが朝一ならともかく日が昇って停滞している状況では嫌われたのではないだろうか?
結局2組目に戻す。今日はこの地味目の鉤の多い打線が安定していた。そろそろ停滞し始めたということは飛んでる虫が減って、飛びつくようには追い回さなくなって、流れてきた抜け殻食ってるかもと、一番下を「借苦(仮)」の蓑毛通常版にしたら、そこそこ食ってきた。方向性としては良いのかも。
8時半前に40匹。アユは元気な魚で跳ねまくるので写真とるの苦労する。布バケツの中でもバンバン跳んでる。
9時前に、午前中に病院なので45匹で終了。
途中から掛かりどころの良いのは放生会してたけど、30匹ぐらいは確保しただろうか。
時速10匹ちょいぐらいで釣れ続けてくれて、なかなか楽しかった。ここ以外のポイントをと昨日ジョギング終わってから上流へ下流へと自転車走らせてみたけど、意外に固まってライズしている群れっていないもので、いくつかライズしている場所は見つけたけど、魚それ程多くなさそうで釣れるかどうか。明後日から雨なので、明日はちょっと自転車で遠乗りしてオイカワ釣ってたポイント周辺を探りつつ近所の夕まずめを釣ろうかというところ。
さて、お立ち会いで前回雨降ってるなかのライズで釣ったら抜け殻ばかりだったけど今回はどうか?
持ち帰った時点でひっくり返ってた小さめのと、大きめサイズの2匹を選んで腹割ってみた。まずは小さめ。
上の方に抜け殻の切れ端と小さい成虫が浮いているけど、基本的に小さい、1、2ミリのユスリカっぽい蛹とブヨっぽい体型の羽虫が主体。やっぱり朝は水面、水上の餌をくってた感じ。皿の大きさはこんな感じ。
といっても分からんと思うので、大きい方の胃内容物は物差しあててます。
こっちも似たような構成で、やや遅い時間に釣ったためか、大きめのユスリカ蛹の抜け殻もいくつか見える。状況としては小さい餌食ってても水面、水面上で動く餌食ってる時間帯は毛鉤への反応が良く、抜け殻しか流れてこなくなると水面ライズしていても食いは渋くなるということなのだろうか。
まあそのへんはおいおい勉強していくとして、今日は豪華に若鮎天ぷらを食っておこう。
天然アユなんていう最高の素材を、素材の味を生かすもクソもなく、お下品に大根おろしタップリの天つゆでいただきました。天ぷらに塩とか今一ピンとこないバカ舌でスイマセン。
まだ半分は保冷剤ぶち込んでブクブクセットした「生け簀」で泳いでます。至福。
○6月6日
意外に疲れが抜けず、晴れてるうちに近所のアユを毛鉤流し釣りで釣っておきたかったのだけど、昨日まではリハビリメニューこなすので一杯一杯。
午後から降る予報だったので、午前中に行こうと思っていたら朝から既にぱらつき始めているけど、しばらく降りそうで、増水したらその後アユどっか行っちゃわないか心配でもあり、小雨の中10時前に始める。
精魂3.7mに、「赤角雉」系主体の流し釣り仕掛け2組目で始める。遠征先でアユが病気でてたようなのが気になる。自分ちの近所に病気持ち込んだらまずいので帰ってきてから熱湯消毒できるものはやかんのお湯をかけて、竿とかラインとかあまり熱加えたくないものはシャワーの60度のお湯で洗ってから天日干し2日の日光消毒をしておいた。
雨降ったら虫の羽化が無くてライズしてないかもと心配したけど、虫は飛んでないけどライズはしている。なんでだろ?
何でも良いので釣れそうなら釣ってしまえと、対岸近くの群れの上流に投げて流しながら下流の群れの上に流し込んでターンさせてユラユラさせて待つのを意識して流していく。
ライズしてるし爆釣だろうと思ったけど、それ程甘くなく、しばらく粘ってやっと食わせた。下流側で流し込んで待っててクンッというアタリ。
アレッというぐらい前回のサイズより大きい。10センチぐらいある。その後もポツポツと釣れてきて半時間ほどで5匹まで釣った。サイズは今日はよくてみんな10センチ前後。毛鉤はまんべんなく上も下もという感じで、ミラージュ、エルクヘアのは釣れてない。
5匹から停滞して、前回より数は釣れなくてサイズが良いので、毛鉤小さいのを使えば数は行けるだろうと一番後ろを24番のエルクヘアのミッジフライに、2番目を派手なのということで「銀川螻蛄」に変更。しかし、あまり打開できない。
じゃあということで、成績良かった1組目の4本が「水の女王」になってる仕掛けに交換。
変えたら来た、と思ったらハゼだった。マハゼかと思ったら側面に真珠の輝きが入っててゴクラクハゼじゃなかろうかと思って帰って調べたらあっているようだ。初めて釣った魚種でこの川にこういう可愛いハゼもいると知って嬉しい。放生会。
なかなか来ないなとあれこれやってたら、横に流れているときでも流し込んで待っているときでも、ちょっと糸を張った瞬間食ってくるので、それを狙ってみるとポツポツ釣れだした。動きで反射食いしてるのかとも思ったけど、糸張って毛鉤が水面直下に来るのが効くのかも知れない。
「水の女王」は近所でも活躍。
他には「閃光うさ耳」と「赤尻の御者」でも釣れた。
つ抜けして終わりたいんだけど、雨脚が激しくなってきて、ゴミとか緑の藻が流れて引っかかって釣りにくい。でもなんか流下している餌があるようで、ライズは激しくなってきたのでライズしてる群れの真ん中に流し込んでじっと待つ作戦で、良い感じにアタり始めたので12匹まで釣って、1時間半ほどで撤収。今日はけっこう掛けてからのポロリもあった。
今日は食うつもりでアユは全部キープ。すぐ近くなのでブクブクもなし。
仕掛けは絡まないように発泡の仕掛け巻きに巻いてプラケースに収納。
さて、帰ってきて食べるんだけど、近所の川はお世辞にも綺麗とはいいがたく、どちらかというと街中流れるドブである。まずはひっくり返ってる3匹を塩焼きにしてみて、あまりにドブ臭いようなら残りの元気なヤツは放生会ということも考えねばなるまい。
とりあえず、1匹腹割いて胃内容物を確認してみる。
ユスリカ系食ってるんだろうと思っていたけど、この個体だけなのかいつもそうなのかとか追加調査が必要だけど、ユスリカでも蛹の抜け殻、フライフィッシングでいうところのミッジのシャックばっかり食っている。抜け殻入ってても本体も出てくれば胃の中で羽化している可能性が強いけど、これは明らかに抜け殻しか食ってなさそう。抜け殻意識した鮎毛鉤巻くか?あと前回飛んでた1ミリぐらいのユスリカとは明らかに別種で大きい。普通に赤虫ぐらいの大きさがある。雨降ってたのと時間が遅かったのとで前回とは流れている餌が違ったのだろうか。なかなかにためになる腑分けだった。
生の時点でアユの匂いがしていてそんなに泥臭くはないだろうと思ったけど、正直ちょっと泥臭さというか、シーバス釣ってるときの近所ポイントの匂いが漂う。でも大したことなくて塩焼きでも美味しく食べられたし、匂い気になるようなら唐揚げとか衣つけて天ぷらで天つゆとかなら気にならないと思う。充分美味しい獲物である。
今日の最大は11センチ。前回5センチ7センチミノーサイズだったのが、今回は9センチ11センチミノーサイズである。小さいフライで釣ったのと、標準的な大きさの鮎毛鉤で釣ったのの差なのか、今日居た群れがたまたまそういう大きさだったのか。しばらく雨で増水して釣りになりそうにないけど今後も追っかけて色々と明らかにしていきたい。
関東梅雨入りだそうです。
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○6月1日
祝鮎解禁!というわけで、朝起きて6時頃にサクサクッと近所のコイ釣りポイントへ稚鮎を釣りに。
朝から盛んにライズしているけど、この時点ではまだ「ひょっとして釣れないかも?」という不安があった。考えられる状況として、一つは岸部に立ったりフライラインで叩くことによって警戒してライズもなくなり口を使わなくなるのと、もう一つは小さい餌を食ってたりして餌の選択が厳しくてフライのサイズやら流し方やらが気に入らないと口を使ってくれないというのも想定していた。でも、さすがに解禁日であってもこの場所に釣り竿が林立することは想定していなくて、予想通り誰も居ない中静かに始める。
4番フローティングラインで、24番に小さく巻いたソフトハックルウェットなフライをハリスから枝ス出して2本、上はシンプルなフェザントテールアンドパートリッジ(雉の剣羽のボディーにウズラのハックル)、下はオレンジのハックルでゴムのボディーのミッジピューパっぽいの。
岸辺にしゃがみながら斜め下流にキャストしていく。ライズの上に投げて流し込むような感じ。最初数投でライズはなくならないのは判明したけど食ってこないので、コレは難しいライズなのかなと思い始めたあたりであっさり食った。
落としてゴメン。まあ小さいので引きはたいしたことないけど、そんなことはどうでも良いぐらいに気持ち良い。かつあんまり難しいこと考えなくても良いようで、その後もポンポン釣れてくる。ひょっとしてアタリとるのが難しいかもとか考えて浮子も用意してたけど、まあ予想通りといえば予想通りだけどほぼ向こうアワセでラインがビビビと引かれたら竿立てるとピピピピピッっという感じで掛かってて走る。ラインが流されてターン(ウェットフライではスイングっていうのか?)し始めたあたりで食ってくるのがほとんどで、ラインが引かれてフライが浮いたところを食ってるのかなと投げた直後に引っ張ってみたりしても今一で、ダラッと流して下流側でラインが張った段階を意識してアタリを取るというのが良かったように思う。まあウェットフライの基礎なんだと思う。
サイズはやっぱり5〜7センチぐらいで大きくてもこのくらい。30分チョイで20尾弱ぐらいは釣れた。フライは上のフェザントテールの方が良かった気がするけどどちらも食ってきた。
4番でも竿曲がんないぐらいで、次回からは鮎毛鉤仕掛けで小物用の延べ竿で引きを増幅して楽しみたい。今回全部逃がしてきたけど次回は食うために数釣ってみる。ちょっと小汚い街中の川だけど既にここより下流のハゼは食いまくっているのでかまいはしない。今手の匂い嗅ぐとほのかに青臭いのでドブ臭くはないだろうと思う。小鮎の天ぷらとか乙じゃん。
餌ナニ食ってるんだろうなと川の上から見てた時には分からなくて、ユスリカのサナギとか成虫かなと思いつつも、そんな鮎稚魚が豪雨のようにライズするほどユスリカ居るように見えなくて、ケンミジンコとか動物プランクトンかもなと思っていた。ケンミジンコも走光性があるので水面で食われていてもおかしくないように思う。でも川辺に降りて分かったけど、1mmぐらいのちっちゃいユスリカの類が粉が降ってるように川面に乱舞している。ユスリカ関係で主な餌は間違いなさそうだ。確保して食う時に胃内容物確かめてみたい。
こんなモンを偏食されていたらフライではとても大きさあわせられない。まあ、成長期の稚鮎だから流れてきた物を積極的に食ってるんだろうけど、それでも水面に浮き上がる動きとかに反応良いような気もしたし、とりあえず釣ってみて色々と分かって面白かった。極めて面白い。写真のユスリカとか見ていると、黒のボディーに白で鮎毛鉤でいうところの「二の字」が入っていて大きさはあってないにしても「白熊」と配色一緒やんヶとか、脚の白黒模様とかグリズリーハックルが良い線行ってると改めて認識させられたり、こういう水辺の発見が面白くなくてナニが面白いのかというぐらい楽しんだ。初挑戦の鮎シーズンさい先良い出だしである。
今日夕方発、正治さんところに前日入りで明日は本場で鮎毛鉤釣りに挑戦である。ヒラテテナガもリベンジマッチだし、自分の力を総動員してこの週末を楽しみたい。
○5月27日
土曜の夜に、管理池情報を探ってみるが今年は昨年よりもさらに渋くて、昨年なら20,30釣ってた玄人衆がやっとつ抜けとか日によるとデコ続出の時もあって「こらあかんワ!」という感じなので、季節も良しテナガに行っとく。
Kさん情報で近所ポイントの下流にもテナガの付き場があるようなので見に行くと、一人釣り人いたけど「まだ早いみたい」ということで釣れてなかったので、いつもの下流テトラポイントに。
テナガシーズ始まりましたという感じで釣り人増えてて、お気に入りの釣り座一カ所目は先行者有りで二カ所目に入る。
ちょうど底りからの上げの時間で、とりあえず小さいエビは見えているのでボチボチ釣れるかなと始めたら、いきなりラッシュで始まる。
一発目がいきなり右手一杯サイズ22センチのビックアーム!これこれこういうのを釣りたいのよ。
2匹目の21センチ含めほぼ2本の竿を交互にあげるたびにオスが釣れてきて6匹まで30分かかってない良いペース。
真ん中のブロック両脇水深30センチぐらいのところが熱い穴になってる。でも6匹釣ったら小さいのが釣れるようになって、その後は引っ張るだけで掛からないサイズしか反応しなくなった。基本大きいのから食ってくるので小さいのが食ってくるということは大きいサイズいなくなったとみて少し時間をおいて大きいのが回ってくるのを待とうと横移動。
2カ所目はタイヤの乗ってる斜面、影になってるところがなぜか良く釣れる。
最初食ってくるのは大きい。つ抜けは1時間ぐらいで。
その後はサイズ下がってポツポツと拾っていく時間がしばらく。
ちょっと遠目で大きめ。
20匹目がピント合わないような小型じゃ終われないなと最初の場所に戻って少し粘る。
サイズは大きくないけど壁面を歩いてくるテナガが見え始めわりと短時間で5匹追加で「今日はこのぐらいで勘弁しといたるわ」と終了。2時間半ぐらいで25匹でちょうど時速10匹とまずまずの釣果だった。大きいのが釣れるとやっぱりときめく。
今回「早掛けハヤスレ」という秋田キツネの形したスレ鉤を試した。餌落ちないかと心配したけど、ごくたまにしか落ちない感じで問題ない。スレ鉤にしたかったのはチチブとかに飲まれたときにリリース手間取ると浮いてしまったりして申し訳なくなるので導入してみたけど、エビの掛かり具合も悪くない感じで使えそう。
テナガは良いシーズン突入してます。良い天気で半日遊んで良い日曜。
○5月19日
連戦3日目の出撃はKさんと近所ポイント。予定では雨が降って良い塩梅になるはずだったけど、あんまり降らずに待ち合わせ時間まで日没前ぐらいに暇つぶしがてら排水ポイントと過ちポイント覗くけど、釣り人何人かいたけど、水も濁ってないのに何となくドロッとしていて魚の反応もない。
日が暮れて合流して2本目橋下、ハクはいつも以上にいっぱいいてちょっと期待できそう。
しばらくしたら案の定いつもの角のところで派手なボイル。その後やや上流や下流で散発的なボイルが始まって、これは今日も祭りかと気合いを入れて狙っていくが、2人とも攻めあぐねているうちに30分もしないうちに静かになってしまう。
まさかこれで終わりじゃないだろう?というすがるような願いもむなしく、しばらくしても変化なしで、このまま下げの良い時間まで様子を見るか、場所変えて下げを狙うか協議の結果、場所かえで下流へ移動。
シーバスねらいではきたことのないあたりを案内してもらうけど、要所要所釣り人はいるんだけど魚っけがごくたまに跳ねるボラぐらいでほとんどない。バチも抜けて良いような潮の効き方だけど抜けてない。餌が寄ってるような場所がないかテクトロしながら探すけどあきらめて、再度2本目の橋へ。
こちらもハクはいるけどボイルはなく、それではと排水ポイント、過ちポイントも探るけど、ハクは結構いるし灯りの下にもついてるけど、シーバスの気配がない。あきらめて22時頃に終了。
日が暮れてすぐの時合いで釣っとかねばならなかったのかと2人して反省するけど、あの短時間でなかなか食ってこないハクボイルを攻略するのは難易度が高すぎるというもの。
良い雨降ったら行くかもだけど、とりあえず近所ポイントの春のシーバスは終了かな。そろそろメインはテナガに移行して冬の練習の成果を無駄にしないようヘラもやらねばだし、鮎毛鉤釣りにも挑戦したい。
この春のシーバスは途中11連敗というドハマりはありつつも、全体としてはボチボチ釣りつつ、これまで全く攻略できていなかった稚魚系のボイルも1発獲れて、例年バチパターン崩壊後は全く釣れてなかったのが地形変化狙いも併せてそこそこ釣りになるようになった。一歩前進が感じられまずまず充実の春だった。サイズも数もしょぼいと言えばしょぼいかもしれないけど、こういうネタの仕込みが後々効いてくるはずである。
なんにしろ楽しめました。最後魚見失ってスカ食ってシーズン締めくくるのは基本かなと思っちょります。
○5月18日
朝起きたらどうにも悔しくて今夜もC川に。ダイキリさんにもメールしたら二つ返事で乗ってきた。そうこなくっちゃ。魚もこのくらい活性高く食いついてくれると嬉しいのだが。
昨夜よりは潮効き始めるのは遅くなるはずだけど、夕まずめの時間帯は潮関係なく食ってくることも多いので昨夜同様19時頃到着して、昨夜ライズしまくってた桟橋下流に入る。しかし河口方向からの風が強いこともあってザバザバという感じで激流気味に潮が上げている。これは下げるのは遅くなりそう。
とはいえ、暗くなって良い感じの夕まずめではあるのでお手元ルアー緑を投げつつ昨夜ライズのあった照明と桟橋の間を移動しつつ投げて行く。桟橋まで来て潮がガンガンと係船されてる船にぶち当たってるのを見て、潮上に魚ついてるんじゃないか?となんとなく狙ってみたらグッと重くなって、一瞬係船ロープに掛けたかと思ったけどグネグネしだしたのであわせると乗った。潮がきつくて落としダモが流されて手間取ったけど何とかさい先良く1匹目。バチパターンもライズもクソもない単なる構造物狙いだけどかまうもんか。40ちょいな。
しばらくして20時頃、まだ潮上げてるんだけどだいぶユルくなってきてそろそろ良い時間かなと思ってたら、足下近くでバコンとヒット。サイズは小さいセイゴだけど良い出方してくれて気持ちよかった。お手元白。
やや下流で釣ってたダイキリさんも同サイズゲット。一匹だけ春先のような長めのバチが泳いでてコレは良い時間突入かと期待したけどその後ウンともスンともな時間に突入で、流れが表層は風の影響で上げてるなか下層が下げ始めてクラゲが下ってく時間になってもライズ始まらない。コレはハズしたかなという感じになってきて、ダイキリさんは上流に移動。
移動したくなるのを今夜は始まるタイミングを逃さないために粘ると決めて、じっと我慢して桟橋と照明の間をルアー変えながら何往復もしていると、21時頃になってパシャッと始まった。コレはいただきだろうと昨日今日と良い仕事してくれているお手元ルアー白でモグラ叩きで狙っていくもコレが食ってこない。それではとルアーサイズ下げてクルクルスペシャルもたまにモソッと重くなってアワせるとゴミだったりクラゲなのかカラぶったり。後で上流行って気付いたんだけど桟橋のあたりから急に流れが弱くなってこの辺りゴミやらクラゲやらが溜まりやすく、おそらくバチも溜まりやすくて結果ライズが多いんじゃないかと感じた。
2センチぐらいの小型クルクルバチも流れ始めて、パチャッという可愛い感じのからバシーッっと鋭い飛沫を上げるシーバス臭いものまでライズは昨夜ほどではないけど多くなってきて、でも食ってこない。サイズは2センチクルクルスペシャルまで落としたけど、どうもこの2センチクルクルは釣れない気がしてきた。小さすぎてルアーの優位点である目立つ力が削られすぎてる気がする。逆にサイズ上げてとか水面引きでとかニョロ中、ニョロ小、ラパラF9改、F7改、お手元9センチ、セイゴスペシャルと投げていくけど不発。
電話して上流の状況聞いてみると、上流はライズは多くないけど出始めてでも食ってこないということだったので、やっぱりクルクルバチは難しいかとあきらめかかってたら、クルクルスペシャル黄色でヒット。やたら元気な個体で30ないようなセイゴだけどシュポーンという感じの高い跳躍を何度か見せてくれた。
正直今日はこの小さな一匹を釣りにきたと言って過言じゃない。なんとか苦しいながらもクルクルバチパターン攻略。昨夜の仇は今日取った。
なかなか難易度は高くて簡単には食ってこないけど、数が居るので粘っていればそのうち良いタイミングで魚の目の前ルアーが通って食ってくる感じか、もう一発明確なアタリがあったけど掛からず。
ダイキリさんから電話。ボラ1含め3連発とのことで、急いで上流へ。しかし良い時間は一瞬だったようで反応ないのでまた戻る。
ライズはおとなしくなってきつつも続いていたので、クルクルスペシャル黄色を上流側岸際沖目交互に投げてちょっと進むといういつものバチパターンの通常業務を続けていると数発アタリ臭いけどクラゲなのか掛からなかった後でヒット。今日も出ましたコノシロちゃん。
青魚釣れると反射的に旨そうだと思ってしまうのはなんなんだろう?昔温排水で釣ったコノシロは泥臭くて閉口したけど、本来小骨が多いけど美味しい魚らしい。まあ幼魚のコハダが握るとあれだけ美味しいんだから親も旨いんだろうな。残念ながら持ち帰る用意はしてないので江戸前のコノシロの味は分からずじまい。
22時半頃、そろそろライズもたまにしかなくなって反応もなくなったので撤収。
なんとか難しめのクルクルバチライズを攻略して複数ゲットで大いに溜飲を下げた。お手元ルアーとクルクルスペシャルはこの時期湾奥では良い仕事をしてくれる。贅沢いえばサイズはもうちょっと欲しいところだけど、難易度的にはこのぐらいが攻略しがいがあって面白いと思う。昨夜みたいにとりつく島もない難しさだと釣れなくて悔しいし、バカスカ釣れたら嬉しいけど簡単だと人山たってしまって面倒くさくなる。今夜は金曜で釣り人昨夜よりは増えたけどまだがら空きで好きなところで釣れる。何事もほどほどが肝要かと。
ダイキリさん連夜お疲れ様でした。おかげさまで楽しめました。
○5月17日
昼は夏のよな暑さでジョギングしたらめげた。夜はC川にダイキリさんと前回同様上流のポイントに。
19時頃薄暗くてまだ潮は若干逆流。桟橋のやや上流、ゴミが多くてミズクラゲが沢山いるあたりで始める。春の水温上昇と共に植物プランクトンが大発生するとケンミジンコなんかの動物プランクトンも増え、それを餌にクラゲも大発生という教科書通りの春期ブルームってやつか。
暗くなって潮がとまったあたりで1発お手元ルアーに食ってすぐバレたけど、こりゃ今日は魚一杯来てるんじゃないかと期待するもその後続かず、しばらくウンともスンともな時間が続くので上流へ探っていく。
ドン詰まりの橋の下流の灯りの影響する範囲でたまにパシャッとなっている。小さそうな気配だけどとりあえず狙っているとヒット。あれ、ゴミだったかなというクルクル回る抵抗感で上がってきたのは後ろの鉤が外れて前鉤だけで喉のあたりに掛かってる20センチないようなセイゴ。釣れれば何でも嬉しい。
その後もたまにライズするけど、ルアーあれこれ変えても食ってこず、一旦下がってまた上がって探ってたら、橋の灯りのやや下流側でヒット。ちょっとサイズはあがったなと感触を楽しみつつあげてきたらコノシロでした。サビキで釣ったことはあったけどルアーでは初。プランクトン食性だからクラゲ湧いてるような場所には多いのか。釣れれば何でも嬉しい。コイツ食ってるようなスズキならもっと嬉しいんだけど。
しばらくして、開始地点近くで水面パシャパシャ始まった。下流側で釣ってたダイキリさんとも合流して狙っていくけどなかなか食ってこない。バチは高速小型クルクル系がチラホラ。
ルアーをお手元と中ニョロからクルクルスペシャルに変えてやっとヒット。バシャバシャ暴れてそれなりに引く。まあ40チョイぐらいのレギュラーサイズだなと思いつつもライズ攻略できたので嬉しい。よせてきたらマルタだったけど釣れれば何でも嬉しい。
今日はお手元ルアーかクルクルスペシャルを上流に投げてゆっくりが良いような気がする。口の小さい魚にもバッチリ食わせられているので釣り方自体はあってるように思う。
しかし、その後クルクルバチは抜けてるのに水面ライズがなくなる。これは魚いるところ探さないと話にならないなと、下流へ移動していくと2本橋くだった桟橋の下流、照明の上手ぐらいでライズしまくってるの発見。
そこそこの大きさありそうな飛沫上げて捕食音たててるのからパチャッと可愛い感じのまで、岸から5m前後中心に沖目も足下もかなりの数の魚が居る。
だがしかしってやつで、この時期のクルクルバチのライズの難しさ全開で、ナニやっても食ってこない。クルクルスペシャル、お手元、中ニョロ、小ニョロあたりで、上流投げてライズしまくってるあたりを通しても、沖目遠投して流れ横切らせてみても、クルクルスペシャル小2センチとかで足下狙ったり下流に投げて流し込むように沈めたりしても全く反応なし。これは時間をずらして終わり際を狙うしかないなと、一旦下流に探りに行く。
下流も排水のある場所とかちょくちょくライズしているけど食ってこず。30分くらいして戻ってきて、ライズ少なくなって終わり際っぽくなってるので、根性で手変え品替え粘りまくる。かなりライズは続いて最終的には散発的になってかつ派手に飛沫を上げるようになったので少ないバチをわりと追って食ってる感じにはなったんだけど、それでもどうにも食わせられず、22時半ころあきらめて撤収。
ライズのある場所が前回ともダイキリさんが結構釣った日とも違ってて読めてない。良い場所の始まり際を捉えるのは難しい。そういう状況だから釣り人も湾奥にしては少なめ。ただ、今回大規模にライズしてた場所は桟橋と照明の間という良さげな場所なので要チェックだろう。
とりあえず、暗くなってしばらくの始まり際のタイミングで小規模にライズしてた魚には何とか食わせて3目釣ったのでなかなか楽しかったのは確かだけど、なんとかしてライズしまくってる大きな群れを攻略したかった。
6月前半は鮎毛鉤釣りに挑戦の予定なので、バチシーバスはひょっとして今期コレでおわりかもしれない。土曜はまた雨のようなので近所ポイントと上流に稚魚系の餌を追ってるシーバスをコレもそろそろ最終戦になると思うけど行っておきたい。
○5月14日
次はヘラ釣りと思ってたけど、まとまった雨が降ったので緊急出動。雨は朝にはやんでたけど下げ始めてる日没頃で良い塩梅の笹濁り。2本目橋下は2人貼り付いてて人山かと思ったけど、夕まずめやって帰っていった。その後対岸と上流に1名ずつ入る。
ハクは明るいうちから見えていて、暗くなって灯りがともるとスロープの上の浅場に例によって黒雲のように密集。
19時過ぎくらいに、スロープの角でボイル。始まったかと思ったけどその後は反応ないなと思ってたら、下流の護岸沿いに追い込んで捕食しているのがいたので狙いに行くけど不発。
その後は反応なくなり、期待したほどのボイルは起こらなかった。角もボイルしないので今日は魚つかなかったかと思いつつも、スロープ側のハクをルアーで追い出すといきなりボイル。おるやんケ。でも、セイゴスペシャルとかルアーで同じようなコースを引いても食わず。
20時頃一旦3本目橋下までチェックしに行くも特に反応はなく、凪の鏡のような水面に魚ッケもない。
移動して、過ちポイント周辺もハクはたまに見えているけど、ルアーには反応ない。濁りはそれなりにあって動きのないおとなしめのルアーが良いのか、派手目のが良いのか悩む。交互に投げてみるも反応ないので、21時過ぎに潮も引いたし、けもの道ポイントに移動。
とりあえずおとなしめのフッコスペシャルから入って、その後ミノーかなと河原に降りて、水際からやや離れたところから最初足下狙って、次の対岸上流狙った2投目、ピックアップ寸前の岸際でバシュッと食った。ビックリあわせ気味にあわせてしまい一瞬重さを感じたけど抜けた。クッソ!
もう一度食ってこないかと付近をしつこめに狙うも反応してこず。今日は掛かりやすさを犠牲にバレにくさを重視したねむったハリが裏目に出たか?
上流の流れが絞られているあたりまで釣り上がるも反応なく、戻りはミノー投げて、再度フッコスペシャルで釣り上がり、ザラパピーで釣り下がり、あきらめて22時頃撤収。
ハクボイルも居残り個体も、もう少し獲物の数がいてくれないと厳しい。そこそこ良い線行ってはいるけどちょっとチャンスが少なすぎたように思う。楽園への扉は簡単には開かない。
○5月12日
朝9時くらいに干潮が来るので、その前後2時間づつくらいテナガ釣って、20匹ぐらいでサクッと上がろうという感じで下流のテトラのポイント。例年GWぐらいには本格的に釣れ始まる。
だがしかし、釣り人少ないなと思ったら、エビも少なくて、2カ所ある好きなブロックのうち上流側でスタートすると、見えてるそこそこの大きさのは全く無視。影にぶち込んでおいたのにチョコチョコ釣れるけど、小さめのが多い。
この正面のブロックの左のブロックとの隙間と、右前面下の隙間で過去コンスタントに釣れた「穴」なのだが、何匹か釣ったら小さいのが引っ張るだけになったので多少場所移動しつついそうな穴を探す。ハリと餌小さくして小さいのハリ掛かりさせて数稼いでもしょうがないので、それなりのサイズだけ狙っていく方針。
超浅場の沈んだ枝の下でそこそこサイズ2連発するも後が続かず。
そうこうしている間に潮止まりで、場所変えてみるかということで2カ所目。潮が動いてないからか今日はそういう活性なのか、見えてるヤツがなかなか口を使わない。歩かずじっとしていてエサを落としてても反応しない。
抱卵し始めているメスも釣れてきて、良い時期になってるハズなんだけど今一な渋さ。
5センチ近くなったハクが潮かぶり始めたブロックの苔を削り取っているので、上げ始めの良い時間だろうと思っていると、ちょっと深めに置き竿していたのにヒット。
足下の穴でもいっちょ来てつ抜け。
いよいよ上げ潮ラッシュが始まったかと思ったけど、その後ウンともスンともなので3時間ほどで切り上げて撤収。
なんとも今一な活性の一日で難しかった。まあこんなときもあるか。メインの方の2.1mをカーボンの風雅からグラスのシラタキXに変更。風雅はカーボンで柔らかい調子に作ってあって軽くて釣り味が良く良い竿なんだけど、カーボンで柔らかい小物竿を作るとどうしても薄くなるようで、グラスの竿になれていると加減が分からず折ってしまう。ゴミや根掛かりで2回折って修理して使っていたけど、風雅2.1mは正治さんにテナガ用竿としてプレゼントして、今回から私はシラタキV210使ってみた。ややゴツすぎの感は否めないけど、グラスのティップはちゃんとエビバックでクルクル回るときには適度にしなってくれて悪くはない。そのうち尺テナガやコンジンテナガエビもやらなきゃなので大エビ仕様で慣れておくのも悪くないかと。
とりあえずテナガも始まりました。また雨のようだけど天気見てヘラも行っときたい。
○5月10日
2日雨が降って濁りが落ち着きかけたので夕方出撃。明るい間に排水脇ポイント、過ちポイント周辺狙って暗くなったら潮位が低くなってるのでけもの道ポイント攻めて、あげてきたら2本目橋の下でボイル待ちという作戦。ボイルは不確定だけど、けもの道ポイントの居残り組は堅いだろうという読み。
明るいうち、排水脇ポイント、過ちポイント、昼にもザッと降ったので濁りがあって良い感じなんだけどラパラJ9、フォルテシモで反応なし。
暗くなって、仕事帰りのKさんも合流。過ちポイント再度サラッと流して、潮位も低いし、さてお楽しみのけもの道ポイントいこうかと思ったら、なんと先行者ありでライトがついているのが見える。けもの道ルート工作したときには他に入ってる人間が居るような痕跡はなかったけどどこから入ったのか?ちなみにけもの道は道路側から見えないように入り口小細工してあるので使われたとも思いにくい。しばらく見ていたらライトが川を渡り始めた。そういうルートか!!浅い瀬のあたりを渡って対岸から上り下りしているとはなかなか気合いが入っている。さすがは端の方とはいえ首都圏、魚いる場所には人がいる。こんなポイント狙うの自分だけと思ってたけど自分が思いつくことぐらいは他の人間も思いつくということか。お見事、完敗。
移動して2本目橋の下はハクは今日もいたけど追われておらず、下流3本目橋あたりまで探りに行くも、べた凪の川面は鏡のようだけどたまにボラが飛ぶだけで異常なし。釣り人自分たちの他には件の一人だけで近所ポイントは居残り組除くと潮があまり差してこないと群れが入ってこないのかも。
帰り際排水脇ポイントと過ちポイントついでにちょっと探って排水脇フッコスペシャルでセイゴっぽい当りがあったのみで終了。
シーバス射程圏内に捉えてた感触あったので集中して狙ってたけど、ちょっとハズしてきた感じがあるので、次はテナガかヘラに行っておきたい。
○5月8日
前夜から朝までわりとしっかり降ったので泥濁りかなと思ったけど、昼過ぎにジョギングの時に見た感じだと増水もしてないし水もあまり濁ってない。もうチョイ濁り欲しいけど夕方からまた降るようなので期待して17時頃から出撃。
夕方干潮なので、まずは過ちポイントの上流の淵に干潮時にも居残り組が居るんじゃないかというのが気になってるので調べに行く。葦ッ原に下見の時にけもの道作っておいたので「忍びのテーマ」など口ずさみながら河原に降りて、干出したゴロタの上を歩きながら岸際のかけ上がりとそれに絡む障害物を狙っていく。少し段差になったところの下流、割と浅い所でフッコスペシャルを追ってきたけど食い切らず。食う間を与えた方が良いかとゆっくり沈むように調整した自作シンペンを投げてたまに止めてダートさせる。段差の流れ出しに投げ込んで足下近くの障害物の裏からボワンと浮いてきて食ったけど口に入りきらず。ちょっと食いが浅い感じで、明るい時間だしミノーの早引きとかで反射的に食わせた方が良いかなと戻りつつチームエスコ、ごっつぁんミノー、インビンシブルと投げてみるも不発。雨も降り出した。
一旦上がって障害物だらけになってる過ちポイント前後もスピナベとかで狙うも反応なく、排水脇ポイントではフッコスペシャルにセイゴが何度かギラッとしたのみで明るいうちに2本目橋の下に移動。
ハクも少ないけどいるなと思ってたら、暗くなったら岸際に一気にハクが集まって黒い雲のようになっている。
これは上げ潮に乗ってシーバス来たら必ずボイルあるなと期待して待つも音沙汰なく、雨はまだしも気温が低くて寒くて寒くて、冬用のインナー着てたけど念のためにと持ってきたダウンベストも着たけどまだ寒い。一回1本目橋の様子見に行って戻ってきたらハク追われている。よっしゃ来たとフッコスペシャル投げるけど、なんか追い方が大人しいなと思ってたら浅瀬に背ビレ出して突っ込んできてデカいコイだと判明。当然狙ったけど群れごとジュボジュボ吸い込んでるやつの目の前に単体のルアー入れてもダメか?という感じで無反応。しつこく顔の前通す感じで狙ってたらどっか行ってしまい、ちょっと寒くてめげてきたので満潮前後になったらシーバス上がってきてるんじゃないかと気になるけど一旦撤収。
部屋で風呂入って飯食って2時間ほどしてやっぱり満潮前後をチェックしてダメならダメとハッキリさせておきたいなと、フリースも着込んで23時頃再度出る。夕方からの雨でかなり濁りとゴミが出てるけどボイルはない。しばらく粘って過ちポイント狙いに行く。
濁りかなり出ててこれは釣れるだろうと、フッコスペシャル、ラパラJ9、ザファースト7で狙っていく。3回ポイント、過ちポイント魚ついてなくてちょっと潮位高すぎかと思ったけど、上流でラパラJ9水面引きにパコッと出たのでその前後で粘っているとヒット。
40ぐらいだけど無事ゲット、今日は魚の口の中にハリがなかなか入らない感じで苦労したけど何とかスカは逃れた。その後もしばらく投げて、0時半過ぎてそろそろ下げに入るだろうと2本目橋に戻るも反応なく、3本目橋あたりまで探りに行くも異常なしで、最後先日明るい時間に釣ったポイントだけチェックして終了。
雨降ったらハクボイル間違いなくあるだろうと思ってて、実際ハクいっぱいいてボイルもあったんだけどシーバスは来てなかった感じで今一読み切れてない。簡単に読めると人山たっちゃうので読むのが難しいぐらいが良いのかも知れないけど。ちなみに釣り人今日は1人も見なかった。それだけでも雨の中行く価値がある。
過ちポイント上流にはそれなりに居残り組がいるのは面白い発見だった。あとラパラJ9は水面引き波立てて引く「ウエイキング」にバッチリ対応できるのが分かったのも収穫。
2日降ったのでこの雨の影響のあるうちにもう一度出撃しておきたい。
○5月6日
GW中にテナガかヘラもやっておきたかったけど前回長時間の釣りの後力尽きてる間にタイミングを逃した。回復して日曜は午後から風が強い予報ということもあり近所ポイント、朝マズメが気になってたので、気合いで起きて4時スタート。
まずは手堅く過ちポイントで1匹釣ってと思ったけど、意外に反応なく上流側から釣り下って行って、ここでいなけりゃ移動だなと3回出たポイントにフッコスペシャル投げたら1発で食ってきた。今期この場所の魚の居る確率の高さは異様である。どうなってんのや?
暗いうちに2本目橋の灯り下に行く予定がカメラのフラッシュ焚かなくても暗く撮れるぐらいには明るくなってしまったのでいそいそと移動。
2本目橋はまだ点灯中で、ハクっぽいベイトがある程度固まった群れで泳いでいる。岸に追い上げられてるほどではないけど警戒はしているという感じか。と思ってたら沖目でボイル。フッコスペシャルで食ってこないので明るくなりつつあり朝まずめはトップだろとザラパピー投げてたら下流の護岸に追い込んで食ったっぽいボイルがあったのでアタフタと狙いに行く。下流に下りながら餌襲ってるようなので次のボイルの場所を読んで投げていくけど微妙にシーバスの移動速度の方が早く3回ぐらいハズしたら出なくなったのであきらめる。
その後はすっかり明るくなってボイルもないので大移動。サギ操業ポイントへ。浅瀬でバシャバシャやってるので興奮したがよく見たらコイがはたいてた。深みはカワウが操業中。なんかコイじゃないのがいると思って見てるとラージマウスバスで2匹でやってきたけど食わず。バス釣り場としては有名なのか2人ほどバスマンいた。3カ所ぐらい探ったけどセイゴが泳いでるの2回ほど確認できたけど食わせられず。
撤収がてら移動して排水脇ポイントと過ちポイント狙って帰ろうと思ったけど、排水脇にはボラ掛けのオッチャンが過ちポイントにはバスマンがいたので、潮位も高いしいつもより上流側に入って、明るい時間に付くならここだろうという場所だけ狙ってると2カ所目水中の丘のような変化と護岸の間、チームエスコを通したら護岸側からドカンと飛び出てきてバックリ食った。勝手に掛かってバタバタ首を振るのを取り込める場所に誘導して落としダモに入れる。
居付きなのか黒っぽい個体。サイズも久しぶりに50はありそうでなかなか楽しめました。
7時頃までの3時間でなかなかの好釣。今日は釣れたのは餌がらみじゃなくて地形変化狙いの接近戦だったけど、明日割とまとまった雨が降るようなので雨量見ながら濁りで活性上がってボイルするのを場所と時間読んで狙いたい。
○5月3日
前夜から降っていた雨はドチャ濁りになるほどではなく良い塩梅で午前にはあがって、15時前にKさんの車で拾ってもらってKさん選定の本命ポイントへ。
今日は10mを越えるような爆風だけど、フライマンに人気のポイントなので風で人いなければいいなと思ったけど、根性あるフライマンは風の中でも何とかするもので、今日も1人先行者ありで下流側に入る。
準備始めたら早速流心のあたりでボイルがあって、Kさん速攻で投げて食わせたようだけどバレた。ちなみにルアーはフッコスペシャルでダートさせて食わせたとのこと。今日は期待できるぞな雰囲気で興奮する。ちょっと興奮して騒ぎすぎたかフライの人帰ってしまってせっかくポイント独り占めしてたところ申し訳なかった。とはいえこれでポイント我々で占有で釣れる。しかし焦って準備していて愕然とする。なんということかリールを忘れた。もう耄碌ジジイで我がことながら嫌になる。Kさんに車を借りて取りに戻る。釣り部屋の荷物をまとめるあたりの畳の上にぽつねんと鎮座するリール袋。どうも道具いったん並べてチェックしてリュックに詰める段階でリュックを上に置いてしまったようだ。
1時間ほどで戻ったら2,3匹釣れてるだろうなと思ったら、意外に渋いようでボイルは散発的に続いているものの、最初の一発以降食ってこないとのこと。
うーむ甘くないか。餌の稚魚系は3種ぐらいはいて前回よりも多い。ボイルは前回同様定位しているわけじゃなくて移動しながらっぽい。夕方に向け活性あがって流れの強い上流側まで差し込んでくるのを期待しつつ、とりあえず下流側の緩い流れの中で待機しているシーバスを想定して今日は濁りがあるので、水面直下系でもいつもの動きの少ないシンペン系より引き波立てつつブリブリ泳いでくれるいわゆるウェイクベイトが効くかもと、いくつかそういう用途で使えそうなミノーとクランクを選んできていたので試投もしてみる。ラパラジョイントF9がナマジ的には最高だと感じた。
夕方になってきて、だんだんバシッというボイル音も増えてきたので、2人ともルアーとっかえひっかえ投げているけど食ってこない。トップから初めて、ミノーも各種、シンペンとフッコスペシャルももちろん投げて、サイズも小にょろやCD3まで試してみる。
上流の流れの狙える場所を譲ってもらってあれこれ試してみる。投げてないルアーはどれかとタックルボックスの底の方からシリテンバイブの5センチだかを投げて、流れの中を反射食いねらいで竿で引き上げて落とし込んでを繰り返して、流心はずれたので回収しようと早巻きしたら食った。40前後のサイズだけど嬉しいんですけど。遊泳力の小さい稚魚系食ってるのでトップで食わなきゃユルヨタ系のおとなしいルアーが良いかと思ったけどブリブリ泳いだ方がいいのかも。
という読みのもと場所変わってKさんもしばらくしてスーサンでゲット。ぜんぜんボイル狙いっぽくなくて普通に明るい時間帯のシーバス釣りじゃないですか、と嘆いてたけど、2人ともスカは逃れてこのポイント初釣果でご機嫌。
その後は対岸岸際でバスっぽいボイルとか出て夕まずめっぽい感じでザラパピー中心に投げてて、流れの早い浅い場所で岸際濁り水が流れている境目狙ってバシッと良い感じで出たけど乗らず。潮止まりとともにボイルもなくなり。昼の部終了。Kさんはもっとボイル祭りで魚の数が多くてバコバコ食ってくるのを期待していたようだけど、それなりに難しいなか何とか釣れたので結構満足というか割と最高。
移動して近所ポイント。今日は遅くまで粘るつもりなのでコンビニでおにぎりとか買って駐車場で食ってから夜の部スタート。なぜか風が止む。2本目橋の下、到着したらいきなりスロープの角でボイル。しかもスロープの上の浅い場所にハクが真っ黒の雲のように溜まっている。その溜まったハクを狙って角でボイルが定期的にあるのに加えて、沖目でもボイルしてるし、下流の護岸沿い思いっきり護岸に追いつめてボイルしてるのもいていきなり祭りの最中に出くわした。雨の後の適度な濁りもあってか入ってるシーバスの数が明らかに多い。しかも釣り人いない。
二人とも興奮して釣り始める。護岸沿い下流ザラパピーには後ろの方で本物食っただけだったので、ちょっと棚下げて水面直下系のラパラF9改を沖目に投げて流れ横切らせてたらバシャッと一発食ったけど乗らず。でも水面直下かなとしばらくF9改で粘るも食ってこないので、ルアーの大きさ下げるかと小ニョロ、セイゴスペシャルで狙うも不発。小さいルアーで狙える範囲に明らかに定位して流れてくる餌食ってる臭い魚がいるのに食わせられない。これは昼と一緒で動きのあるルアーとかがいいのかと、持ってきたミノー端から試して、昼釣ったバイブも投げちょっと深めをマリブで狙っても不発。かなりの時間ボイルに翻弄されて護岸を行ったりきたりで難攻不落のハクボイルの難しさを感じる。角の前に陣取ってたKさんも苦戦してるようで釣れてない。
ちょっとボイル落ち着き初めてルアー一周して、再度フッコスペシャル沖目に投げたらバシャッとバイトも乗らず。ボイル打ち用に掛け重視のネムってないフックのも用意しとくべきだったか?すぐにもう一回軽くあたったけど乗らず。
今日もダメだったか、どうやったら釣れるんだろうとボイルもおとなしくなってきたので、角のKさんの方に寄ってちょっと情報交換してなにげに投げたフッコスペシャルにヒット。やっと掛けた。スロープの浅瀬に横たえて無事ゲット。写真撮ってハク食い放題して帰れとリリース。
今期この場所で3度目のハクボイル遭遇でやっと一矢報いた。ちょっと感動。苦戦して苦戦してのこの僥倖の嬉しさが一緒に釣ってたKさん以外にも分かってもらえるだろうか?魚のサイズなんてこんな程度でもメチャクチャ楽しめる。
結構長い時間ボイルしてたけど、祭りも終わった感じになったので、下流の3本目橋と商業施設の明かり下を見に行くと釣り人橋に張り付いてたけど餌っけは全く少なく、再度上流に移動して1本目橋下流へ、こちらはたまにボイルしててしばらく粘るも反応思わしくないので、ちょっと早いかなと思いつつも排水ポイント過ちポイントへ。そこそこ良い感じの潮位になってて、排水ポイント反応無かったけど、過ちポイント下流いつもの岬の沖はやっぱり魚いて、Kさんがフッコスペシャルで私はゴミ多いので投げてたスピナベで食わせたけど2人とも掛けきれず。
上流の方でもたまに水面何か食ってるボイルあってKさん2回ほど食わせたようだったけど掛からず。今日は食い浅めか?深夜24時近くまで粘って終了。Kさんお疲れさまでした。
今日の大事なところをまとめると、雨の後は餌もシーバスも多いので狙っとけということと、風は風速10mぐらいでも何とかなるので釣り人減るしこれまた狙っとけ、あとややこしいボイルはとにかくいろんなルアーを投げて反応みながら粘れぐらいだろうか。
ルアーローテーションはこれまで割と極端に、地味なのの次は派手なのぐらいの割り切りで釣ってきたけど、サイズの違いとか棚の違いとか細かく試していけるようになったのはヘラ釣り始めた副産物かなと思う。たぶん次も同じルアーで釣れるかというと、条件一緒なわけないのでまた違ってくるだろうけど、またタックルボックスひっくり返しながら何とかしようとする姿勢はできてきたのかなと思うし、11連敗食らってしぶとく粘る根性が座った気がするし、体調明らかによくなってきてて粘れるしで良い感じ。
結果だけ取り出してみると、半日かかって二人で3匹40前後のが釣れただけだけど、常に射程距離内にボイルとか魚の反応があって、集中力切らさず楽しく釣りができた。そしてスカ食ってないというのはなかなかに素晴らしい釣りだったと自画自賛している。
○5月1日
晴れてるうちにとダイキリさんを誘って湾奥C川に遠征。もうシーズンまっただ中のはずなので割と上流のポイントに入ることにして、一区画下流から釣り禁止の看板とか確認しつつテクテクと集合場所へ。今のところ河口付近を除いて今日入ったあたりまでは特に釣り禁止にはなってない。
18時頃到着してとりあえず準備して潮もマッタリと止まった感じでこれから暗くなるにつれ良い感じに効いてきそう。ダイキリさんとも合流。
潮が動きだして沖目に白く泡が筋になって潮目っぽくなっていかにもその辺りでライズが起こりそうなんだけど、季節も天気も潮もばっちりのハズなのになかなか反応がない。とりあえずお手元ルアー7センチで遠投。やっと岸近くで何度かバチくったっぽいライズがあってここぞと5センチ弱のクルクルスペシャル投げたけどライズ自体セイゴっぽいショボい感じで4、5発で終わってしまう。まさかこれで終わりと違うだろうなと思うのだが、どうにも終わり臭くいかがなものか。
それでも粘っていたら、20時近くなって足下照らすと2センチぐらいの高速バチが泳ぎ始めている。そのわりにはライズしないなとライズ求めて右往左往していたら極たまにモコッとか食ってるっぽい反応出始めた。クルクルスペシャルでモグラ叩きしても食ってこず、バチそれ程多くないからアピールで食わせるかとニョロ中とラパラF9改を遠投して探るも音沙汰なし。小さい排水口の前後で定位して食ってるっぽいライズ発見。魚小さそうだけど岸際2匹ぐらいと沖目1匹ぐらい居るように見える。ここで釣らねば今日はもうあかんゾと気合いを入れて2センチぐらいのクルクルスペシャル小を超近距離でぶち込んでみるも食わず。クルクルスペシャルに戻して沖目も探るけど食わず。ダメだったかとあきらめかかりつつもちょっとサイズ上げて小ニョロ。小ニョロって6センチでたいがい小さいんだけど、その下に2段階あるっていう自分のセコさに感心する。クルクルスペシャルはその小ささでシーバスタックルでも投げられるように重めにしてるので若干沈み気味で小ニョロの方が水面に貼り付くようには引けるので大きさの変化とともに棚も変えられる。
小ニョロ1発で食ってきた。明らかに小さいんだけど引っこ抜いて落とすと泣けるので落としダモで取り込む。60の枠に80の網張ってあるタモに30ないぐらいのセイゴ。
でも、大きさじゃないんですよ魚の価値は。どれだけその魚を釣りたいと思ったか、そして全力で手を尽くしたか、その熱量が自分の中で魚の価値を決めるんですよ。今夜は十中八九スカだと思ってたので正直かなり嬉しい。
結局、ニョロニョロを岸際意識して上流に投げてゆっくり巻くっていう自分の中のバチパターンの王道が良かったのかと、追加を狙うもそんなに甘くはなくライズもなくなる。
どうにもこうにもなので、終了してダイキリさんと別れた後は、テクトロしながら行き来た道を下って、ついでにともう一区画下も見に行く。いつも釣り人並ぶ橋の前後、今日も5,6人並んでる。釣れてるのか?様子見ようと一番下流に入って中ニョロ投げてたら潮逆流し始めてるけど沖でたまにライズというか飛沫上げてボイルがある。稚魚系食ってるっぽい。皆大きめのシンペン遠投しているけどだーれも食わせられてない。小型バチか稚魚系か餌は小さくて難攻不落のボイルっぽいのでしばらく小ニョロ投げてみてあんまり粘らず撤収。
季節も良いし楽勝の日だと期待してたんだけど、何が良くなかったのか大苦戦。でもしぶとく1匹釣ってるというのは重要だと思う。ダイキリさんお疲れ様でした。また良い日を選んでリベンジマッチにいきましょう。
また嵐が来るようなので、近所ポイント増水時の爆釣期待して出撃予定。
○4月29日
昼干潮にあわせてテナガ釣りにいこうかと思ってたけど、昨日の釣りを踏まえて調べておきたいことが出てきたのでシーバス連チャン。昨日ボイルのあった夕方近くの時間帯に、ハクとかイナッコ溜まりやすい橋の下ポイントでボイルしないかと、過ちポイントと2本目橋の潮位が違う時間帯の様子を見てみたい。
ということで、夕方橋の下ポイントへ。過去夏にイナッコに付いたボイルがあったけど、その後はボイルに遭遇しておらず、かといって全くシーバス居ないかというとボイルなくてもたまに反応はあり、餌ッけはいつも割とあるという無視してよいのか微妙なポイント。今回も餌ッけはそこそこだったけどシーバスの反応はなく微妙。
移動して夕まずめ潮位の高いうちに過ちポイント、釣り人バスマンっぽいのが3人ほど居たのでもう少しすれば暗くなって帰るだろうと、一旦上流域のポイントを2カ所ほど探るけど、この時期にしては期待したほどベイトもいなくて反応なし。
暗くなって排水ポイント脇から入って過ちポイント周辺までフッコスペシャルで釣り上がるも、岸際足下でセイゴがパチュッとハクを吸い込んでたボイルが1回だけあったのでセイゴ以外もいるだろとスピナベとインビンシブル8も投げて粘るけど反応なく、一旦良い潮位に下がるまで2本目橋で時間潰そうと戻りがてら昨夜3回出て掛け損なった岬の沖に投げたインビンシブル8にヒット。行きにも狙ったので釣れると思ってなかった。風強い中でもそれなりに飛距離も出てインビンシブルやっぱり優秀。
追加はなく、2本目橋に移動するけど強い南風なので風表の方が良いかなと対岸側に入る。餌ッけ全くなく昨夜はたまたまで今日はハクついてないのかなと対岸に渡ると、こっちは灯りについてハクが護岸際角辺りに固まっている。
昨夜より時間はだいぶ早くて潮位もあるけどすでにハクはいて下には黒い影が3匹ほどうろついている。シーバスかと期待してインビン投げたけどコイで食ってこず。今日は捕食者はコイかとノンビリしてたらいきなり角で派手にボイル。見ていてもコイは影で分かるけどシーバスは灯りの下では保護色になってるのかどこから出てくるのか分からない。けど、同じ場所でたまにボイルは起こる。ルアーとっかえひっかえしてボイル直撃したり、ちょっと離れたところから突っ込んでくるのかと周りを広めに狙ったり、昨夜魚掛けた遠間の深めを意識してマリブ78を投げたりと半時ほど粘るも釣れる気がしないので、他にも灯りの下ならハク付いてボイルあるんじゃないかと下流、3本目橋、商業施設灯り下をチェックしに行くと餌ッけは多少あるけど追われてはおらず、商業施設の灯り下で1回セイゴ臭いあたりがあったのみ。
戻って2本目橋下は相変わらずハク居たけど釣れそうにないので潮位も引いて良い頃あいなので過ちポイントに戻る。
対岸から狙ったけど明暗のあたり向こうの岸際でボイルが何度かあるも食わせられず。あきらめて向こうに渡って地形変化狙いながら釣り上がる。釣り上がって反応なく戻ってくると、杭の周りでボイルあって狙うも食ってこない。
どうも今夜はグルグル回りながら餌を追ってるようで、ちょっと上流でボイルがあったと思ったら次は結構時間空いて下流で、さらに下流に、また上流でと1カ所にボイルがとどまらない。川岸を草かき分けてその度に右往左往して進行方向とかも予測しながらフッコスペシャル、インビン、スピナベと投げていくけどどうにもくわせることができず、結局ガッチリ引いてボイルなくなるまで追いかけて終了。ヘトヘト。思ったより潮が引いても魚は残るようでボイル自体はあった。
今夜もボイルには大苦戦で、手持ちの札も切り尽くしてあとは雨乞いぐらいしかやることがない気がする。風が強くて釣り人少なかったけど、ボイルあった場所には私が入った場所より上流側に1人づつ釣り人いて、分かってるヤツらは分かって釣ってるようだ。ワシャまだよく分からん。
とりあえず地形変化とかについてる魚は素直に食ってくるので、それでスカは逃れられている。あとは増水濁りで宴の幕が開くとかを待ちたい。その前に晴れてるうちにC川バチパターンの予定。
○4月28日
GW突入ということでウキウキする。心の中で「オマエ毎日休みやンけ」という不躾な突っ込みが入らんでもないけど、多少リハビリサボって釣りに行ってても世間様も休みだしと許されるような気がして清々しい。天気も快晴釣り日和って感じ。
この時期、釣りモノもテナガも良い時期だろうし、ヘラも釣りたいしで迷うけど、Kさん予想の爆釣期間に突入したので、二人して近所ポイントかわきりに稚魚系の餌を追って上がってくるシーバスを攻略しに行く。
昼過ぎに2本目の橋で待ち合わせして夕方近くのボイル予想時刻まで、過ちポイント周辺と最近探りを入れているサギ操業ポイントを下見に行ってからKさんが目星を付けているポイントに入る。
過ちポイントでは昼間居るならここだろうというところで、増産したフッコスペシャル無鉛ネムリ型を投げてもらってたら1回追いがあって、昼間潮位が低い時間帯は下流に下ってるのだろうと思ってたけど、居着いている個体も居るようで新たな発見だった。サギ操業ポイントはやや下流の場所で10センチぐらいのイナッコが何かに追われて浅瀬に逃げてきてるのが見えて、これはもらったかと思ったら追っかけてるのはカワウだった。割とのっぺりとした地形変化とかに乏しい護岸の多い場所なので鳥にとっては魚が隠れる場所が少なく操業しやすいのかもしれない。
Kさんが下調べして選んだ本命の場所、1カ所目は餌ッけもなく、あれっ?という感じだったけど、2カ所目はフライマン2人入ってて人山たってる感じで、下流側の釣り人ちょうどファイト中でコイかなとも思ったけど上がってきた魚見てたら銀色で、シーバスかと思ったらボラだった。下流側に入って様子見つつ場所取りがてら陣取る。ボラ掛けてた釣り人帰り支度始めたので話を聞いたけど浮子つけてミッジピューパでボラ狙ってた。確かにユスリカ飛びまくっている。シーバスは良い日に当たるとバシバシとボイルするけど、そんな日はやっぱり珍しくて今日はボラは良かったけどシーバスはあんまりでボイル1時間に1回あるかないかでシーバスは狙わなかったとのこと。でも今日もボイルあったんだと期待高まる。
足下、ハクとその他にも3種類ぐらい稚魚系の小魚が泳いでいて、Kさん予想はかなり良い線いってるっぽかった。
夕方にむけ潮位が上げてくるとともに小魚増えてきた感じで、マッタリと釣り話などしながら待っていたら水面バシッと食われ出した。
これは勝ちパターンかと思ったけど、それ程甘くなくボイルは散発的で少なく場所も一定せずシーバス移動しながら隙があれば小魚水面に追い上げて食ってる感じで、トップから始めて根掛かりしそうなストンと沈むシンキングペンシル以外片っ端から投げてみたけど私はノーバイト。Kさんバイトとったけど惜しくも掛からず。夕まずめもそれ程盛り上がらず日が落ちる前にボイル終了。
フライマンは潮が満ちるにつれて増えて入れ替わりで5人ぐらい来てて人気ポイントっぽい感じだった。ポイント的には当りで、もうちょっと餌が濃くなるとかシーバスの個体数が多くなるとかがあれば爆発してもおかしくないし、今日もチャンスは充分あったと思う。比較的狭い小場所で釣り座の確保が難しそうではあるけどちょっと定点観測気味に通って良い日を引き当てたいところ。
暗くなって、過ちポイントはそろそろ杭が見えて良い塩梅の潮位のハズなので移動。排水脇ポイントから入って釣り上がっていく。
排水脇ポイントは釣り人2名でちょっと離れて入ってしばらく投げるも反応なく、餌ッけも無いので移動して過ちポイント。
1匹、2匹は拾えるだろうという予想だけど、前回Kさんとの釣行時には魚横取りという案内人にアルマジロな鬼畜の所行をやってしまったので、先行してもらってたけど、過ちポイント昼居た魚もどっかいったのか反応なく今日は外したかと不安になった。けど、ちょっと上流の水中に島のような地形変化があるあたりでヒット。ルアーは不肖私めの作ったフッコスペシャル無鉛ネムリ型で良いとこかかってるので割と安心してタモを降ろす。自らタモに入ってくれて無事ゲット。50ちょいなぐらいのレギュラーサイズだけど良く食ってくれたと褒めてつかわす。
写真撮ってたらバシュッという捕食音2発ほど。餌何か分からないけど一匹が食ってかかって暴れたのに誘発されたボイルっぽく思う。「なんか餌食って追い回してるようなヤツがおるやんケ、ワシもにも食わせろヤ」と活性上がったのかそれとも暴れたシーバスにビビった餌の動きが乱れて捕食する隙ができたのか?という感じ。
「投げてください」というお言葉に甘えてスピナベ付けてたのをフッコスペシャルに変えて投げてたら、割とすぐに足下4,5メートルでヒット。コイツも口の横の良いところに掛かってて危なげなくタモに入る。
まだ釣れるかもと、Kさん上流に私は下流に展開するも反応なく、かつ上流には釣り人いたようでやはり魚入ってるところには人山が立つ感じ。
二人ともスカは逃れてホッとしたムードで帰りつつ、行きにも狙ったけど念のため岬の沖を狙ったら食った、けど掛からず。 Kさんに投げてもらいつつも「潮位下がったので矢板とかに当たったのかも」と言ってる台詞がおわらんうちにバシャッとバイト。でも掛からず、1投交替で行きましょうということで再度投げたらまた食ったけどまた掛からず。4回目はなかったけど3回も同じ場所で出てウケた。ハリが若干ネムッた形状のを使ってるので若干掛かりは悪いけど掛かると良いとこに掛かるという、ほぼ制作者の意図通りのこれまでのところの結果でなかなかに満足している。シーバス首振ってバレやすいので掛かりにくいという欠点よりバレにくいという長所のほうが大きいと私は思う。ちょっとでも触ったら掛かるような「掛け」重視のハリってシーバス釣りでは今一なんじゃないかと感じている。特に障害物とかに定位している個体は餌追って回遊してる魚と違って、食い損なっても同じ場所でまた食ってくる確率高いのでそういう接近戦用のルアーのハリはちょっとネムッてるぐらいがちょうど良いと今のところ思っている。基本タダ巻きを想定して作っているフッコスペシャルだけど、Kさんはダートさせても良い動きすると評価してくれたようで、釣り人違えば同じルアーでも違う使い方もあってなかなかに面白い。
2人とも魚釣って、私のお得意の接近戦はKさんには新鮮だったようで、楽しんでもらえて案内人冥利に尽きるというもの。ワシ、バス釣り出身やけん障害物際狙う接近戦は得意やケンね。
最後、戻りがてら2本目の橋を覗くと、釣り人一人貼り付いていて明るい場所ハクがかなり浮いている。情報聞くとハクが多くてボイルもたまにあるけど難しくってあきらめて帰るところなのでリベンジしておいてくださいとのこと。
この時間にボイルあるとは予想外だったけど、それは一発敵討ちしたらなあかんなと2人して入る。ハクがビビって水面逃げる動きもあって、魚種は分からないけど下に捕食者居る雰囲気だけど、ハクが餌だとやっぱり難攻不落でフッコスペシャルもダメでサイズ落としたセイゴスペシャルもダメ。トップ、ミノー、シンペン、バイブレーションあたりは先行者がさんざん投げただろうと考えて、シーバスマンが投げなさそうなモノをとスピナー投げるも反応なく、せっかくだし今日投げてないルアーも投げとくかと、深めを引けるバイブレーションぽい形状のシンペンであるトラヴィス7を投げてみる。ハクの下に付いてるシーバスの目の前ゆっくり流れてくるイメージで斜め上流に投げてラインのふけを取るぐらいの遅巻きで底についたら竿立ててゆっくり回収という感じでいわゆる「ドリフト」ッぽい釣り方に挑戦してみる。
何投かして結構沈むので底にあたるなと感じたけど、砂底なので根がかりもしないだろうと続けていると、着底直後に重くなって見込み甘くて根がかってしまったかと思ったらズズズと引っぱったので大あわせ。最初重くドラグ鳴らしてゆっくり走ったのでエイかな?とか思ってたら、一回止まってイヤイヤと首振ってから沖に走り出した。コイっぽい気もするけど、なにせ矢板とシーバスの区別がつかない釣り人の感覚なんて全く信用できないので、とにかくあげれば分かると気合いを入れて、でもとりあえずドラグ鳴ってる間はすることないので竿立ててドキドキしてたら、だいぶ走ってからポロッと外れた。クッソ顔見たかった。首振ってないときに外れたのはやっぱりコイのスレ掛かりで身切れしたと考えるのが妥当だけど、あげてみないとデカいシーバスだったという可能性は否定できない。よしんばデカいコイでも食いにきて掛かったッぽい頭の方に掛かった手応えだったのでそれはそれで釣れてれば嬉しい獲物である。
ハクの群れの下通すってのは、ハク食われてるのが水面なので今一やる気にならない方法だったけど、上手い人達が攻略法の一つとして紹介しているだけあって、試して損はない手なのかもと実感した。
ちょっと悔しくて底意識して流してたら今度は本当に根がかって切れたので終了。後片付けしてたらバシッというボイルが何度かあって後ろ髪引かれたけどどうにも食わせられる気がしないので撤収。
ボイルの起こるタイミングとかは結構潮引いてしまった後でも良いのか?とか良くわからん状態で謎が深まった感じはするけど、昼から夜までそこそこ射程距離内に魚をとらえてルアー投げてる感じはしてて、今後の展開に期待ができる1日だった。2人であれこれ意見交換しながらの両名にとっての新しい釣り方の開発はそれぞれの違った引き出しを持ち寄って良い方向に進んでる感じだし、道中やらボイル待ちの間のヨタ話も楽しくて実に良い感じで、GWはなかなかに充実のさい先良い幕開けになった。なにしろ1匹釣れてるのは良いことだ。Kさんとは雨が絡みそうなGW後半にも再度出撃を約束して20時半頃別れて帰宅。
雨が来る前にダイキリさんと湾奥C川のバチパターンもやる予定だし、その前にできればテナガかヘラにも行っておきたい。適宜体も休ませにゃならんし忙しい。潮時表と天気予報と過去データと玄人衆の釣果情報とその他諸々を睨みながら臨機応変に出撃して全力でGWの釣りを楽しみたい。
○4月26日
ヘラ釣り行くつもりだったけど、ちょっとまとまった雨が降ったので風も強い予報だし、近所にシーバス狙いに変更。雨止んだ昨夜に行くか迷ったけど、潮位が低くて今一だったので潮位のある朝にした。久しぶりの早朝スタートで4時頃暗いうちに過ちポイントから入ろうとするも、予想より潮位高くて杭の位置が見えないのでやや下流に入り直す。
小型の動きの良いミノーをと考えていて、新製品でもでてないかなとラパラジャパンのサイトを見てたら、今チームエスコは再生産しているようで、チームエスコなら蔵探せばいくつか出てくるなとひっくり返して用意していたので投げる。岬の肩に投げた開始2投目にヒット。しかしジャンプ一発でバレた。魚はいるなと気合い入れて下流に投げ下っていくけどその後反応なく、フッコスペシャル、スピナベも混ぜつつ再度釣り上がって過ちポイントとその上流も狙うけど異常なしで最初の1匹バラしたのが悔やまれる。チームエスコはCD7のボディーにシャローシャドラップのオフセットリップを付けたフローティングミノーで、要するにラパラF7が軽くて飛距離が足んない状況用だと思う。狙い通りのミノーになっているように思うけど、小さくて動きが良くて飛距離が出てという良いとこ取りのミノーにしようとすると、インビンシブルの5センチでもそうだけど、だんだんクランクベイトに近づいていってミノーっぽくはなくなる。それで良いのかどうかは投げてみなけりゃ分からないけど、長さだけ短くしても仕方ないようにも思う。
あきらめて場所変えて、3本目橋周辺から地形変化、構造物周りを狙いつつ釣り上がっていく。こちらの方が濁り強くて良い感じだけど反応なし。明るくなってこりゃダメだと2本目橋まで戻ってきたら、コンクリのスロープの角というか際でボイル発見。ハクが弾かれてコンクリに乗り上げたりしている。スロープ際はコンスタントにボイルするし、ちょっと沖目でもたまに不定期にバシャッとやってる。コンクリ際を重点的に沖目もたまに狙いながら、ザラパピーから入って、チームエスコ、フッコスペシャル、メップスミノーもどき、スピナベと良いとこ入れても無視されるので、ルアーサイズ下げまくって際の5mぐらいまで接近して立ち位置も変えつつセイゴスペシャル、インビンシブル5、ラパラF7、マスターと投げるも目の前で40チョイ位のがバコッとスロープに乗り上げるようにして2センチぐらいのハク吸い込んでるのにルアーには食ってこない。
ハクボイル分かっちゃいたけど難攻不落で、こんなもんもっと魚が多いか機嫌が良いかしないと釣りようがないというぐらいの完全無視。ルアーのサイズ下げても単体のハクじゃなくて群れに突っ込んでる感じなので食ってくる気がしない。
20分ほどでボイルもしなくなり、再度過ちポイント周辺見に行ったら昨日の今日なのに意外に水澄んでて濁るときもアッちゅう間だけど濁り取れるのも早い。
雨が絡むととりあえずチャンスはできると思うので、良い群れ入ってくるのを期待したい。あんまり簡単に釣れる状況だと人山たっちゃって釣りにくくなるので、1匹、2匹なんとか釣れる状況で待ってると、ドカンと当り日が来るというのが理想だけど、その1匹、2匹が難しいのよね。
○4月小遠征21日、22日←クリックしてください!
○4月19日
春の嵐の中の釣りの後も花粉症それ程悪化せず、そろそろスギ花粉も終息かなと1月ぶりぐらいでジョギングしたら結構ヘロヘロ。湾奥バチパターンも気になるけどまた雨が降って近所行っとけな状況で、雨が上がった夕まずめに向けて明るいうちから出撃。
多分この流れ込みはシーバス越えないだろうなという上流部からスタート。濁り入ってて良い感じで、ミノーの部分を自作したメップスミノーなど投げてみるも無反応なので、下流に下って排水脇ポイントから入って過ちポイントへ、インビンシブルと調整がてらフッコスペシャル無鉛ネムリ型を投げつつ釣り上がる。濁りは良い感じでたまにコイが水面で何か拾ってるような反応あるけどルアーには反応ないなと戻り始めて葦の島裏、インビンシブルに足下近くで食った、けどビックリアワセでスッポ抜け。それ程大きくないけど魚入ってる。
過ちポイントぐらいまで戻ったらシーバスマンと遭遇。平日にも釣り人いるってことは、やはりこの付近この時期明るい時間の実績あるとみて良さそう。ただ、あんまり広い場所じゃないので2人も入れば満員御礼という感じで良い場所入るのは難しいかも。
折り返してルアーあれこれ試しながら釣り上がる。インビンシブルの5センチが小さい割に良く飛んで使いやすい。太めでミノーというよりクランクっぽい。杭が多いエリア、根掛かり嫌なのでスピナベ水面直下引きしてたら食った、けど今度は伝家の宝刀抜かなかったけどシーバスの方が食い損ね。というか40くらいのシーバスの口にはバス用のスピナベ入りきらない感じだった。
活性高いなとその後も粘るけど、6時近くなって暗くなってもその後は反応なく、釣り人対岸にも入っていよいよ釣り場も狭くなってきたので移動。
2本目の橋から3本目橋下流商業施設の灯り下まで、ごっつぁんミノー89F始めミノー各種とフッコスペシャルで地形変化、構造物、ゴミを狙っていくけど、濁りは前回ほどではなく良い塩梅、ゴミも潮が効き始めたら釣りになる程度に薄くなり、釣れそうな雰囲気なんだけど反応がない。というか前回ワシャワシャしてたハクが全然少なくてどこ行っちまったんだという感じ。
20時頃に大きく移動して、前回明るい時間にチェックしたサギが操業してた場所へ。ここでシーバス止まるだろうという落ち込みの下から始めて、橋の明暗、橋桁とザラパピー、インビン、3Dインショアサーフェスミノー、フッコスペシャルと投げていくが、明暗で一度フッコスペシャルの後を魚が追ってきた波紋が出たけど食わず。なぜかここも今一餌ッけもないので下流に釣り下る。
この一帯はサギ操業ポイントあたりより下流は、両側護岸の何もないショボい場所で釣れそうにないんだけど、だからこそ何かあればそこに付くしかないと読んで、何もない流れに夜だけ現れる変化「明暗」だけに絞って4カ所ぐらいチェックしてみた。1カ所水面やや大きめの餌が泳いでてこれは来るかと期待したけど捕食者居なかったのか不発。ハクビシンと遭遇。
排水脇ポイントから過ちポイント上流部が魚ッケ一番多かったなと、21時過ぎ戻るけど、釣り人いなくなってるのは良いんだけど、いまいち潮引いてなくてまだ杭の位置とか見えない状況だったので1本目橋下で半時ほど時間調整。ここはハクっぽい餌ッけがあったけど平和な感じで泳いでた。
過ちポイントに戻って狙うも不発で、ちょっと下流排水ポイント上流部の岬の所から入って、岬の上流から岬の肩にサスケS75投げたら1発で食った。元気に走り回ってくれて無事ゲット。50真ん中くらいか。
これはこの辺りの地形変化を狙っていけば釣れるかなと思うも、それっきりで、しつこく23時近くまでルアーあれこれ替えながら粘るも追加できず終了。
餌の稚魚系の動向が安定しないというか少ないような気がする。明るい時間の好機を逃したのは痛かったけどスカ食わなかったのは上デキで、こんな感じでポロッと拾いつつ餌がどっと入ってシーバスが追っかけてくるのを待ちたい。
週末は天気良さそうで、順延になってた小遠征の予定。楽しみ。
○4月15日
週末春の嵐で小遠征順延となり、せっかく雨降ったので近所シーバスと、関連してSUZUKIさんの友人Kさんと共同戦線張って、稚魚系の餌を追って上がってくるシーバスの攻略をということで、雨上がった月曜ぐらいに行こうかなと思っていたら、日曜午前中に予報より早く雨上がってこれは次の日まで待ってたら雨の濁りもとれちゃうかもと午後から出撃。いつもより上流のエリアを見に行って、夕方いつもの2本目橋あたりでKさんと合流の予定。
15時頃グーグルアースで目星を付けていた一帯に到着。しばらく変化のないダラッとした護岸が続いている。濁りは結構あってこれなら昼間っから普通に食ってくるんじゃないだろうかという感じだけど、ボイルとかはなくて水面たまにハクだろうか餌ッけがあるけど平和な感じに泳いでいるので上流の流れが絞られる場所を目指す。目的地手前のカーブに2人ほどバスマンっぽい釣り人が貼り付いている。
流れが絞られたところはそこから浅い瀬の落ち込みと淵の連続で一番下の落ち込みのところにアオサギとコサギが陣取ってるので狙い所としてはあってそうな感じ。
操業中邪魔して申し訳ないけど狙わせてもらう。やや上の方から入って用意してきたルアーあれこれ試しながら釣り下っていくが、反応なく橋の下の橋脚脇とか昼間つくならここだろというところも反応ない。ルアーは餌がこの時期小さめということもあり7センチぐらいのトップとミノー中心に、ちょっと光りモノもとうことでスピナー、スプーン、スピナベも、それからフッコスペシャル無鉛ネムリ仕様の重さ変えていくつか。フッコスペシャル障害物周りで使うのに水面直下引きできるのが欲しいけど、前回使った5グラムのは軽いせいか早く引くとひっくり返ったりしてやや安定性に欠けるので6グラムのと逆に4グラムで重心バランス前に寄せたのを作ってきたけど、6グラムは安定するけどやや沈みすぎ4グラムはやっぱりちょっと不安定で良いとこ取りの塩梅は難しいもんだ。
あきらめて、別の場所見に行くかと自転車乗って移動し始めると前タイヤ空気抜けてる。見たら画鋲刺さってやがる。ツいてねえ。
おっきな通りにたしか自転車屋があったようなといううろ覚えの記憶を元に気温上昇するなか半時ほどヒーコラ自転車押してなんとか自転車屋にたどり着く。
1時間ほど時間食って新場所探索あきらめて、潮位が高いので橋の下ポイントチェックしに行く。2,3センチのハクは結構いて水面ワサワサしているので期待してしばらく粘るも反応なく、斜め護岸で片足水につかって釣ってたら何か冷たい。プロックスの長靴、防水布の後ろの縫製部分に1カ所目で見える穴が開いている。うーん良い買い物だと思ったけど耐久性は今一だったか。まあ穴ふさぐか。
もいっちょ気になってた排水脇ポイント見に行くと2人ほどシーバスマン。上流の過ちポイントにも1人。ひょっとしてこの時期実績あるのか?今日は増水もあってか潮位が高いので濁りの中、シーバス上がれるところまで上がっていると想定して、落ち込みが瀬になってコイが滝登りしているところまであがってみる。落ち込みの下流の淵は水面ハクがダラッと広く浮いていてカワセミが狙ってたけど水中には捕食者いないようで反応なし。
夕まずめになって2本目橋下でKさんと合流。濁りの中魚は入っているようでたまにハクが追われている。ハクはかなりたくさん入ってきた様子。けど、水面ゴミが多くてやりにくい。ゴミの島の際でバコッとかなったのでスピナベゴミの上にぶち込んで切れ目で落とし込んだりもしたけど不発。暗くなってきて下流へ移動しつつ要所要所狙おうという作戦だがどうにもゴミが多くてもう少し潮が効いてゴミが流れて行ってくれないとどうにもならないなと思いつつ水門。
下流側からKさん狙ってるのを見て良い濁りだし付いててもいいのになと思っていて、ふとゴミの筋が岸べったりからはちょっとだけ離れているのが見えたので上流からフラットラップ投げてみたら食った。人様狙ってるところの魚横取りで申し訳ない。元気に走り回って楽しかったけどいたたまれない気持ち。50チョイぐらい。
ゴミさえ流れてしまえば地形変化や構造物に付いている魚は活性高いのかなと3本目の橋、商業施設の灯り下ぐらいまで狙うもまだゴミが濃いうえに、予報より早く去ってくれたと思った春の嵐は雨こそ上がったものの風は予報通り爆風に近くなってきて、街中でやや風がマシだろう排水脇に移動しようと上がっていくと、ネット蛇篭のあたりゴミが少なくなり始めてたので狙ってみる。
風が強いの除けば良い塩梅なんだけど、ここでKさん携帯に呼び出しで離脱。魚横取りしてしまったので釣ってもらいたかったのにこのタイミングでとはなんと不運なと思ったけど、結果的には良いタイミングで上がれたのかも知れない。
これは釣れる時間帯だろうと粘るも、反応ないのは仕方ないとして風がシャレにならんぐらい強くなって、寒くて念のため持ってきたダウンベストを着込もうと地べたに置いたリュックが風で転がる。それでもアホは釣り人もいなくなるだろうしポイント独り占めでこりゃいいわいと、再度3本目の橋周辺、ひょっとして雨の影響もあって水門かと、珍しく対岸渡って水門2カ所と粘るも不発で、そろそろ潮も下がってきたし過ちポイント周辺良いだろうと転戦するも不発で、21時過ぎに今日はスタートが早かったり自転車押したりしたこともあってヘロヘロに疲れて撤収。
雨降ると活性上がることは上がるけど、秋もそうだったけどそんなに魚たくさん入ってくるわけじゃなく、爆釣に持ち込むにはやっぱりハクボイルなり稚魚系のパターンを攻略せねばならん気がするのでKさんと連携してこの春はちょっと頑張ってみたい。けど、湾奥のバチもこれまた気になるところでC川火曜日ぐらいに行きたかったんだけどまた雨の予報になってる。この春けっこうシーバス行こうとすると荒天の気がする。でもバチ以外の餌が多くなってきたので雨でバチ抜けないような日は近所で稚魚系のパターン攻略か。週末は小遠征だし、ヘラも釣っとけだし忙しいし目も痒い。
○4月10日
1日あけてちょっと腰痛が残ってるのが気になるけど、まあ公園池は魚それなりに濃いし、段底中心に練習してつ抜けしたあたりで昼飯食って帰ってくりゃ良いかとまた甘いことを考える。朝早く目が覚めて余裕の時間のつもりで録画してあったアニメでも1本見てから出かけるかとパソコンの前に座った瞬間、ピキーンと頭にイヤな予感が閃いた。公園池も4月から開場時間変更とかあるんじゃないか?ググったら予感的中で1時間早い6時開場となっている。泡食って早歩きで駅までと駅から公園まで急いだが着いたら6時半過ぎてた。でもここはだいたい暖かくなる9時頃から混み始めるのでベンチは確保できた。いつも端っこに入るけど今日はあいてた真ん中へん。
11尺出して段底高感度仕掛けから入る。パ80段底竹、フロロ道糸、ハリス0.4号50センチ、アスカ3号、餌はバラケはいつもと一緒で家で作ってきたのを小出しに、刺し餌は力玉、ハードU、サナギ玉、冷凍ウドンも前回のが余ってて既にのびきってるけど試してみる。
すぐにアタリ始めるだろうという予想に反して今一反応ない。ないうえにしばらくするとなじみ幅が出なくなる。餌付け丁寧にしてもよっぽど練って大きめに付けないと餌もってないようで、浮子が立つ前にジャミかヘラか不明だけどたたき落とされているような感じだ。最初棚か仕掛けがおかしいのかと思ったけど、ナイロンラインだと吸水して途中でオモリ調整しないと沈んだままというのはありがちだけどフロロだし餌もってないとしか考えられない。仕方ないのでバラケとしてはいかがなモノかという底釣りのダンゴ餌みたいなバラケでうっていく。
周りで「全然反応ない」というぼやきが聞こえ始めた頃、魚寄ったみたいでアタリが出始めた。なじんで戻してツンな感じの良いアタリがそれなりの頻度で出るので今日はこの仕掛けで行けるかと思ったけど、2回ほどスレてバラして、コレは食っただろうという感じのツンアタリで2、3回からぶって、仕掛け変更。
必釣体制、ナイロン道糸、ポ70底竹、ハリス0.4号55センチ。最初ゆるめすぎて全然アタリ分からず、ちょっとずつ浮子下縮めてだんだんアタるようになる。力玉がなぜかダメで吸われて餌落ちてるのかと上げてみるとまだ付いてたりする。意外といっては何だけど人間用のウドン良くアタる。ヘラってタピオカやらワラビ澱粉やらの「ウドン」は「これは本物のウドンじゃないよ」とか言っちゃういけすかねえこだわりのグルメなのか。
本物のウドンで1匹目と思ったら顔スレでガッカリしたけど、浮き下微調整しながら粘ってやっぱり本物ウドンでデコ脱出。8時半頃だから時速1匹行かないスローペース。周りも似たような感じでカラツンばっかりとボヤいている。
しかし割とすぐ2匹目。浮き下長めで這わせ気味にしてもたれたようなアタリを取ったらハードU飲まれてる。
その後カラツンに悩まされ、浮き下をどんどん伸ばしていったらアタらなくなり、再度浮き下調整しようとしたらナイロンが吸水してて餌落ち目盛りも狂ってて、そのへんから仕切り直しになったので一旦トイレ休憩床休め。しかしあんまり期待してなかったので本物ウドンが品切れしそうでまいったなと思ってたらピキーンと閃いた。人間用のウドンなんかそこらのコンビニでいくらでも買えるやんケ。10時前でちょっと早いけど昼飯休憩にして冷やしタヌキうどんとチャーハンおにぎり、甘シャリは桜餅という感じで本物ウドン問題解決。
再開後、やっぱりカラツン、スレに悩まされるも本物ウドンで1尾追加。
ここから、泣きそうな渋い時間が15時半くらいまで続く。まずはハリス45に縮めても改善せず。でも全くアタらないわけでもないので粘ってしまうけど反応なくなり。ハリ軽くハリス細くで吸い込み良くするかと0.3号50センチ、コム2号に落とすとなんとアタリ復活してこれで何匹か追加ともくろむもスレ2発ぐらいでまた反応なくなり、右隣がぼやきつつもメーター両ダンゴで渋くコンスタントに掛けだしたので、宙の両ダンゴは餌をあわせるのが玄人の技術なのでパスして、バランスの底にしてみる。餌作って持ってきたのしかないので、グルテン振って練って持ちよくして、グルテンも作って両ダンゴ、バラグル、ダンゴウドンと織り交ぜてやってみる。バラグルが比較的良い気がするけどアタリ少なめで、魚はいるようなのに今一掛けられないと思ってたら良いアタリがでて掛けたらコイで、何とか浮かせて隣の人にハリ外し借りて水面で外した。0.4号のハリスはなかなか切れない。
バランスの底も事態を好転させられず、午後は全体的に釣れてなくて、両隣の玄人衆が「餌が合ったと思って釣れても1、2匹で終わる」とぼやきつつも両ダンゴでポツポツ拾ってるのがさすが。15時過ぎてゆるふわ目標値の5匹は釣りたいなと、底釣りをあきらめて、かといってメーターの両ダンゴは全く自信もなく、8尺出して提灯風ウドンセット。浮子は04グ45に、もう使うこともないだろうと思ってた0.2号ハリス45センチのイズナ1号。最初はしっかりめに付けて、棚に入れて2、3回誘って戻してきたらちょっとまって打ち直しという感じから、徐々にバラケを手水でゆるめて抜きに近いような感じにしていく。割と直ぐにジャミ臭いピクピクが始まって一応あわせるけどモツゴがたまにという感じ。
水面近くで抜いてもあんまり反応ないけど、浮子がバラケの重さでなじんで1回誘うか誘わないかで抜けてトップが戻してきて待ってると良い感じのピコッというアタリが来る。気がする。本物ウドンと力玉がアタリ多め。でもたまにスレてバレて魚はいるのに掛けきれない。力玉がアタリもないのに消えるので、浮子のなじむスピードとかが変化したらアワせてみるけど上手くいかない。
15時半頃ハリスを60センチに伸ばしてみる。数投目、バラケが落ちてちょっと待っているとピコッと来て縦誘い気味に合わせたらのった。力玉で。
センターバッチリ。午後の釣れなくなった時間帯に何とか釣れたので嬉しい。0.2号なんて細ハリスもう使わんだろうと思ってたけど持ってきといて良かった。
これで何匹か追加できるかと思ったらそう甘くなく、たまにひっかく感触があるのでヘラ居るハズなんだけど掛けきれない。
ハリスを50センチぐらいに詰めて4時半頃本物ウドンで1匹。ゆるふわ目標値の5匹は達成した。もう一匹釣ってアガリベラとしたい。
ハリスさらに40センチに詰める。17時前バラケに食ってきて1匹追加。
もういっちょと狙ってスパンと消し込みアタリはスレで終了時間で撤収。
予定外に粘ってしまって腰が痛い。苦戦したうえに両隣に腕の差を見せつけられて釣ってる間はしんどかったけど、終わってみたら釣れてない午後から何とか3匹追加したし、本物ウドンが意外なほど使えるのが分かったのも収穫だ。力玉、サナギ玉、ハードUはプリッと弾力があってハリ持ちがそれぞれ違う感じだけど、本物ウドンはハリ持ちは中間的だけどネチョッと粘つく感じで食感が違いそう。違いの分かる食通なヘラにはお薦めなのかもしれん。ヘラ釣り行くときはコンビニでウドン買って行こう。昔使われてて良く釣れていて、今はなぜか使われていないモノってルアーでも秘密の裏技になり得るけど、本物ウドンは私の隠し球になりそうな予感。今日は釣れている人で多分20いかないくらいだったと思う。この時期にしては渋かったはず。トリプルスコアなら10倍差がついてたことを思うと上出来だろう。中流階級に復帰。結局、魚が居て釣れない状況なら釣れない方法を続けても事態が好転することはないような気がする。本当は段底なら段底の細かい調整で釣り続けたいところだけど、現時点では節操なく、やれる釣り方片っ端から試しておくしかなさそうだ。
今週末は小遠征の予定だけど天気がちょっと心配か。
○4月8日
管理池前回デコって、公園池で修行の回の予定だったけど、どうも4月に入ってちょっと釣れ始めたようで両ダンゴとかでも釣れている。玄人衆でつ抜けぐらいという感じで、昨年度実績から見ると玄人衆が20、30釣ってるときに2、3匹釣って喜んでたので、彼我の戦力差は10倍程度だったと考えられる。そう考えると1匹釣れるかどうかという状況で今ひとつな渋さといえばそうなんだけど、この池はだいたいこんなもんで、このぐらいで釣れなければ勝負にならんというのもこれあり、去年とはオレも違うゼ、戦力差ももうちょっと詰めたつもりだゼと管理池行っとくことにする。
8時前に到着したら、既に開場しててそういえば4月から休日は6時に開くのを忘れてた。出だしから抜け作である。桟橋は8分の入りという感じで日曜にしては空いている。いつもの桟橋奥の岸向きに入って釣り座を構える間に、竿曲がってたのは1人見ただけだけど、ほとんど竿の上下動が見られなかった前回と比較してアワセっぽい竿の動きが多くてだいぶマシな状況には見える。
まずは段底、パ80段底竹、フロロ道糸、ハリス0.5号50センチ、アスカ3号、餌はバラケはいつもと一緒、刺し餌は最近魚掛けてないシラタキ外して冷凍ウドンを使ってみる。ヘラ釣りのウドンって全然ウドンじゃないけど元々ウドン使ってたのが名前に残ってるんだろうし、今時の冷凍ウドンはタピオカ澱粉で腰を出してたりしてハリ持ち良いんじゃなかろうかと考えたけど、前夜に解凍して持ってきたら当たり前だけどノビた感じになってプリッとした感触がなくなってた。けどとりあえず試してみる。
2時間ほどほとんどサワリもなく、風が結構あって風流れでしもったりしてなじみ幅も安定せず、棚がおかしいんじゃないかと何度か粘土オモリで確かめてもちゃんと底取れてるし柔い力玉もそのまま帰ってくる。
あんまり釣れてないのは間違いないようで、便所休憩に来た人達が情報交換しているのを聞くと1匹釣れたかどうかという感じだった。そんな中で真後ろの釣り人が結構釣ってて8時過ぎの時点で4匹と言ってて、その後2時間で2匹追加していた。やっぱり段底のようだ。
最初はバラケしっかりめに付けてなじませて、反応ないのでだんだん抜き気味にしてたんだけど、そろそろ釣り方変えてみるかと痺れ切らしたあたりでナジミ込む途中でモニョモニョし始めた。バラケが落ちて餌落ち目盛りが出て待ってると動かないので、モニョモニョしてるのをアワせんといかんのかなと試してみるとしばらくしてモツゴが上針に掛かってきて、ジャミが寄ったんだなとガッカリして餌落ち目盛り出てからのアタリを待っていたら、良い感じのアタリが出始めた。けど3回ぐらいカラぶって、これは緩めの仕掛けに替えて必釣だなと、ナイロン道糸、ポ70底竹、ハリス0.4号55センチに変える。
風流れでシモるのもあってアタリが分かりにくい。まあそういう仕掛けだから仕方ないと、疑わしきをアワセていると割と直ぐに一瞬掛かってバレた。ヘラもやっぱりいるようである。でも、そこから刺し餌をローテーションしたり浮き下調整したりしてもたまにモツゴがスレるだけで打開できない。ちなみに冷凍ウドンでもそれなりにアタリっぽい動きは出る。モツゴ抱卵してて大量に釣って佃煮にしたら子持ちで美味しそうだけど、腹とかに掛かるとユリカモメの餌になってしまい申し訳ない気持ちになる。
11時頃あきらめてメシ休憩後、変えると来るを期待して8尺出して提灯ウドンセット。04グ45でハリス0.4号50センチ、コム2号。最初はトップ水没させて縦誘い3回ぐらいで抜けるように餌付け、だんだん手水打ってバラケをユルくしていくも反応ないので逆かなと小さくしっかり付けて縦誘い繰り返してたらジャミ臭いけどちょっとサワリ始めたので、餌供給減らしたら反応したってことはバラケに魚が近づいたかなとハリスを45センチに詰める。たまにモツゴが掛かるけどヘラが寄ってる気がしないので、また餌ゆるめて抜き気味にしてバンバン打ち返したら、ブクブク泡が出てきてヘラがよったっぽくなってきた。「泡づけ」というらしく「泡づけしてるのに全然食ってこない」というぼやきがそこかしこで聞こえてきたけど、その通りで食ってこない。底の方で落ちたバラケ食われてるかなと、ハリス60センチに伸ばしたり、そのまま浮き下ギリギリまで伸ばしてなんちゃって段底にしたりしてみても食ってこない。
正午過ぎ、両ダンゴでもボチボチ釣れてるって情報だったし、底にダンゴぶち込んだら釣れるんじゃなかろうかと、また10尺出してバランスの底。パ75竹、ハリス0.4号、43センチ50センチ、アスカ5号4号。バラケをそのまま練って、両ダンゴ、バラグル、変則的にバラケにウドンとか織り交ぜながら2時間ほど微調整しながら粘るも、なじんで戻してツンなアタリっぽいのは4、5回のみとなんとも厳しい。
集中力切れてきてアドレナリンが切れたのかクシャミも出始めて、ここらが潮時かと撤収。
また最下層のデコった組に転落の我がヘラ釣り人生。多分後ろの釣り人が撤収時点であと一匹でつ抜けと言ってたので、釣れてた組で10匹越えたぐらいという事前情報通りの釣れ方だったと思う。昼近くになるとみんな暇そうにしてたので平均組で2、3匹、デコった最下層民も少なくはなさそうだけど、このくらいの渋さ何とかできんもんかなと思う。そのために段底練習してきたんだろと。釣り座によって魚の濃い薄いはあっただろうけど、渋い中でも食わせてアワせてスレとか除いて10近く釣ってる釣り人の真後ろで、スレ1回ってのは寄せが甘いのか食わせる微妙なさじ加減が掴めてないのか、どうにも釣れてない側からは分からない。もう初心者じゃないと思ってるんだけど、さりとて経験豊富な玄人でもないので、とりあえず経験積んでくしかないのかな。次こそ何があっても公園池で練習。渋いときはやっぱり段底のような気がするので、釣れなくなった時間帯に何とかさじ加減でアタリを復活させるというのを意識して次は段底中心にやってみたい。
シーバス連敗止めたと思ったら、管理池連敗し始めてどうにも苦戦が多いけど、釣れるまであきらめなければ最後には連敗も止まる。今時根性論は流行んないけどそれでもファッキンガッツが重要な局面ってのもあると思う。
○4月4日
3夜め、今日も日没18時頃4本目橋下の砂州ポイント到着。いつもよりやや上流砂州の上を狙える位置に入る。
昨日より潮が効き始めるのが遅いとなると19時半頃になるかも、その時間には一旦5本目橋下のライズを狙いに行っておきたい、風がけっこう強いので場合によってはいつもと逆側の岸を探りに行くかも。バチ抜けないことも想定して、ちょっとボリュームのあるシンキングペンシル追加。CDL7とボイル用自作シンペン、フッコスペシャル大など。今日はライン細めの6ポンドで始める。帰りがてらには要所要所に投げて、昨夜良かった過ちポイント周辺は丁寧に狙う予定。
風が強くて釣り人も少なめで、見える範囲にはもう一人だけ。今日も暗くなる時間帯に潮も効いてないのに、水面コイが跳ねたり小さめの魚が何か食ってる気配があったりする時間帯があったけどおとなしめですぐに何もないマッタリとした時間帯に突入。風が南寄りで上流沖に向けての方向なので、風表の対岸の方が良いかもと橋渡って探りに行くけど特に反応なく、予定通り19時半頃潮も効き始めたので5本目橋の下流にライズを探しに行く。
ここのバチは潮より時間帯だと思ってるんだけど、これが今日は全くウンともスンともで20時過ぎにあきらめて移動。
砂州ポイントも特に変化なく3本目橋周りに移動。地形変化と構造物を狙っていくのでラインを8ポンドに替えてルアーも新戦力のごっつぁんミノーとか投げていく。稚魚系のベイトは結構いて捕食音も1回聞こえたけどルアーあれこれ試すも食ってこず。
テレテレとチャリトロなどしながら釣り上がっていくと、水門脇の岸際で何か追い上げて食ったのがいる。確か水底にゴミ沈んでるあたりなので水面系でとザラパピー岸際上流に投げてチョイチョイと首振らせつつ巻いてくるとバシュッと食った。けど伝家の宝刀びっくりアワセを抜いてしまい掛からず。しかし多分ゴミに付いてる魚だと思うのでまだ食ってくるだろうと水面直下引けるように軽めに作った大きめフッコスペシャルで狙うとゴミのあたり無反応で、1発だけだったかと思ったらピックアップ寸前にバコッと出てまたも伝家の宝刀抜いてしまい掛からず。お酒は二十歳になってから、アワセは重みが乗ってからとあれほど自分に言い聞かせたのにほんとに下手くそで嫌になる。
もう一回食ってこないかと上流から狙ったりもしたけど食ってこずガックリ。チャンス少なそうなので一旦蛇篭ネット狙いに行ってまた戻ってくるとかしつこく行ったけど覆水盆に返らず。
今日はスカ臭いなと思いながら、とぼとぼとチャリトロしながら上流向かっていると、2本目の橋下流のいつも入る場所あたりで、水面バシュッと何か食った音が。たまたまかなとは思いつつも投げていると、間違いなくなんか食ってる。21時半過ぎてバチが抜けてるのか?F9改を正面に投げてちょっと流してたらバシュッと食った。今度は重さを感じてからアワせたけど一瞬乗っただけで抜けた。でもバチ抜けてるのかそんなに多くないけどライズはあるので必死で狙う。けど食ってこない。上流側投げて流し気味に沖に投げて流れ横切らせて下流に投げて逆引きと色々やってみるけど食ってこず、ルアーニョロ中に替えても食ってこず15分ぐらいでライズも止んでしまった。早い時間から抜けてた訳じゃなさそうだけどこんな遅い時間に始まることもあるんだと良い勉強になったけど釣れなくてはむなしさが募るだけ。
22時頃で潮位もそろそろ良い感じなので昨日良かった過ちポイントへ移動する。でも昨日釣れたからって良いとは限らないし、今日はミスってばかりで釣れてない感じでとても釣れる気がしない。でもまあやれることはやっておこう。
ドラグ締めて過ちポイント。10センチ弱ぐらいのイナッコ居るけど案の定シーバスお留守のようでしばらくルアーあれこれ試すも反応なく、ちょっと下流から入って、昨日釣れた岬周り狙っても音沙汰なく、最後上流側も一応狙って撤収するかとトボトボと歩いて行く。
杭だの底の変化だので根掛かりしそうな場所でフッコスペシャル大軽で水面引きしていたらバコンと出た。ドラグ締め締めなのでダッシュして勝手に掛かった感じでバッタンバッタン飛び回ってる。35ぐらいの小型なので一瞬迷ったけど寄せてそのまま引っこ抜いた。
1匹釣れるってのは大事。ちっちゃくても嬉しい。
リリースして上流に探っていくと、割と直ぐにもう一発バコンときた。これもほぼ勝手に掛かって元気に暴れる。ちょっとサイズ上がって50前後。
その後は反応なく23時前に終了。例年は今の時期バチパターンが不安定になって崩壊するとハクについている難攻不落なボイルが始まって釣れなくなるけど、今年はハクが少ないせいか、昨年秋に付き場をだいぶ把握できたのが効いたのか、ミスりまくってスカ食いそうな夜でもなんとか釣れた。釣れやン時は何やってもつれないけど、釣れるときはこんなもんである。長い不釣のトンネルはどうやら抜けられたようだ。よかったよかった。そろそろ湾奥も良い時期だろうし、管理池のヘラもハタキ落ち着いて釣れ始めたようだし釣りモノ一杯で楽しい季節になってきた。右側から強風受けてたので右目が痒い。
○4月3日
2夜め、今日も日没18時頃4本目橋下の砂州ポイント下流部に入る。暗くなって3人ほど釣り人来たけど皆私より上流の砂州の真上に入ってる。このポイントでは浅い砂州の上に突っ込んできたやる気のある魚を狙うのが定石なのだろうか?
昨日はまずめ時には既に潮効き始めてたのに、今日は下流から吹く風に押されているのか暗くなっても下げ始めない。それでも暗くなるとたまに水面パシャッとなるけど、ごくたまにという感じでパッとしない。F9改、お手元5g、中ニョロとたまにルアー替えながら移動しつつ今日は沖に流れを横切る感じで真っ直ぐ投げて潮が効き始めるのを待つけど、19時頃やっと下げ始め、これでバチ抜け始めるだろうと期待するもそれっぽい反応が出てこない。この間、上流の釣り人も1人掛けた動きしてるなと思ったら「ボラスレ〜」という声が聞こえてきただけでどうにもこうにも夕まずめはハズした感じ。釣れてないときはこんなもんか。
19時半ころラインを6LBに替えて5本目橋下のライズを探しに行く。これが、水面何にも反応なくて、一応昨日アタッた下流岸際狙っていくも不発で、今日はアタリもカスリもしないのかと20時近くなってとぼとぼと上流へ戻りかけたら、橋の下流近くまできてバシャッとライズ。割と近かったのでモグラ叩きしてみたけど食ってこない、でも魚水面意識してるだろうと、F9改で珍しく50mぐらい遠投かましたら巻き始めてすぐ食ってきた。ガシガシとアワせるとあんまり大っきくないけどタッパンタッパンと元気に跳ね回ってる。やっぱりシーバスのライズだったんだ。バレてくれるなと祈りながらドキドキで寄せてきて落としダモに収める。
40チョイ位の大きさだけど、シーバス連敗を11で止めて感無量。チャンス少ないとは覚悟してたけど何とか今夜はものにできた。もいっちょぐらい釣れるかもと投げていくけどその後は不発。ライズ自体ほんの5分ぐらいしかなくて1匹釣っといて良かったとヒヤヒヤもの。
8時半頃砂州ポイント戻ると釣り人相変わらず貼り付いていて、ひょっとして待ってりゃ釣れ始めるのかと粘ってみるも特に変化なく、一旦下流の8本目の橋ぐらいまで見に行って異常なしで9時頃戻ってきたら、まだ釣り人居て、どうも私の苦手な「回遊待ち」の作戦なのかなという感じ。過去の実績とか情報とかあれば粘る気にもなるんだろうけど、ワシャつきあいきれん。ということで上流へ要所要所探りながら戻ろうとしたら、砂州の一番上流側4本目の橋のすぐ下あたり、10センチぐらいのイナが浅ーいところにたむろしていて沖側にはシーバス居そうな気配だったのでしばしルアーあれこれ投げて粘るも食ってこず、あきらめて上流へ。
商業施設の灯り下、3本目橋周り地形変化、水門、ネット蛇篭周り、2本目橋下流、1本目橋下流、排水ポイントとフッコスペシャル中心に投げていくけど灯りがあると稚魚系のベイトはいるんだけど反応なく、まあ今日は連敗脱出できたしめでたしめでたしだな、とお帰りモードで過ちポイント。ライン6ポンドで行けるかなと横着して8ポンドに戻さずドラグきつめにして自転車のカゴに引っかけてテストしてみて切れなさそうな感じだったのでそのまま行く。
餌ッけもないし今日も留守かなと明暗通すと、モゾッとアタった気がする、杭の間隔空いている隙間を通したつもりだったけど杭の位置間違えたかなと一瞬思ったけど水面モワンとなった。魚いるッ!
次の1投は反応なくチャンス逃したかと思ったけど、2投めで食った。アワセ食らわせて杭の横でグネングネン首振ってるのを強引にポンピングして杭から引っぺがして水面バッシャンバッシャン暴れるのを水深のある足下までとにかく寄せてくる。なるべく頭こっちに向けたまま落としダモ用意して良い感じに頭こっち向かせたままネットイン、とはいかなくてタモ入れ寸前頭向こう向かれて突っ込まれる。結構力あってなかなか再度頭を上げさせられない、きつめのドラグが底に突っ込むとチリチリ鳴って心臓バクバク。6LBでもドラグちゃんとしてれば切れはしなさそうだけど、あんまり無理もできず時間掛かると針穴広がってバレないかとヒヤヒヤ。でもなんとか水面顔上げさせてタモに頭から突っ込ませた。メチャクチャ気持ちよくて多分脳内いろんな汁がビュルビュルッと溢れてたと思う。
産後の肥立ちも良い感じの筋肉質な個体で、70はなさそうだけどと測ってみたら66センチ。文句ないッス。リリースしてもう一匹ぐらい居ないか狙ったけど不発。
でも、餌の群れに付いてたんじゃなくて杭に付いてた感じなので、これはこの辺りの構造物やら地形変化丁寧に狙えば追加行けるかなと、ちょっと下流の岬を狙いに行く。上流側反応なくそんな甘くないかと思いつつ、下流側狙うとアタったけどモワンと食い損ね。やっぱりおるやんケ、としばらく粘って1匹追加。
40ないくらいだけどサイズも魚種も釣れれば割となんでも嬉しい釣り人なのであった。
2匹とも最初食い損なってるのは、ルアーはフッコスペシャルなんだけど昨年の最後ぐらいから鉛不使用化のついでにフックを極端じゃないけどちょっとハリ先ネムッたハリに替えていて、春先で餌が小さくて食いが浅いとかもあるかも知れないけど若干フッキングが悪いのかも知れない。でもその分掛かりどころは良いように感じていて2匹とも口横蝶番にガッチリ掛かってた。餌について移動している魚は1発掛け損なったらどっか行ってしまうと思うけど、地形変化とかについて定位してる魚はフッキングしなければ再度食ってくる可能性高いと思うので「ちょいネムリ」ぐらいがちょうど良い塩梅の気がする。
その後、移動して上流も探ったけど反応なく撤収。
とにかく連敗止めたのが嬉しい。こんなにドツボにはまったのは久しぶりのような気がする。バチの抜けるタイミングとかはそこそこ読めてるので毎回釣れるつもりで行ってたのに11連敗ってどうなのよ?なにがいかんかったのか今一分からないけど、春先は迷いなく上流側に中ニョロ投げておけば良いというのが過信になってたとかそんなんだろうか?よくわからん。
3夜めもチャンス少なめだろうしスカ食うかもだけど、結局魚釣るには釣れる確率のある時になるべく釣り場に立っておけだと思うので行っときます。
○4月2日
桜も散り始め、近所ポイントもそろそろバチは終了する時期になってきたので、近所で連敗脱出するラストチャンスに祈りを込めて今日から3夜の予定。
作戦的には、4本目橋下流砂州ポイントを夕方から狙って、19時半頃に5本目橋下流の食ってこないライズ狙って、20時頃に上流のポイントの状況を見て撤収。上流まだ抜けてそうなら2日目以降は上流も視野にという感じ。
1日目、日没18時頃、砂州ポイント下流に入る。他に3名潮満ちて水没している砂州の上を狙ってる釣り人居て軽く人山。明るさ残るうちからコイが桜の花びらでも拾っているのかうろついてて良い感じだけど、暗くなってもパッとせず。ごくたまにバシャッとかやってるけど食ってこず。上流の釣り人がコイ1匹釣っただけで展開がない。ルアーは中ニョロ、お手元6g、F9改のローテーションでついでに多少なりとも吸い込まれやすいようにリーダーを4号から3号に落とした。バチは1匹確認できた。5センチぐらいでスピードはないけど上流向かって泳いでいた。あまりみたことないタイプ。
19時過ぎて5本目橋下に移動。しばらく日数空いたのでライズしないかもとも思ったけど、数は少なくなったけどライズやっぱり始まる。ラインを6ポンドに落としてF9改を中心に遠投する。でもやっぱり食ってこなくて、さっき見たバチが上流向かっていたので試しに下流岸際に投げて巻き上げてみたらバコンと良い音させて出たけどかからず。下流に投げると出るけどかからん状態か?でも反応させないことには話にならないので下流に投げつつ釣り下っていくと、もう1発出たけど小さいセイゴっぽくこれも掛からず。とりあえずこのポイントは下流に投げろ、かも。
20時近くなりライズもなくなったので、上流へ移動しつつ要所を探る。3本目橋稚魚系のベイトが灯りについていて1回ボイルがあったけど中ニョロぶち込むも食ってこず。バチは抜けてなかった様子。
ネット蛇篭周り、1本目橋明暗、排水横、過ちポイントと久しぶりにフラットラップとかも出しつつ探ったけど反応なく撤収。
明日も同じような攻め方で行く。今日よりはバチ抜ける量増えると読んでるんだけど魚は来るか?暗くなってすぐの砂州ポイントが勝負所で、ルアーは水面引けるF9改が良い気がする。下流に投げた方が出る気はしてきたけど、掛かりが悪いのをどうするか?小ニョロで吸い込まれやすくとかか?魚が居るところにそれなりに良い時間に入れてると思うけど、あとは魚のご機嫌しだいか。あと2晩、やることやってなんとか結果を出したい。
○3月27日
桜満開で春本番という感じになっている。1年で学んだ成果で昨年桜咲く頃に管理池初挑戦したときの屈辱感にまみれたデコスタートの雪辱を果たしたいところ。
なんだけど、状況全然よろしくない。まずは自分の体調が今一で花粉症もあってグダグダで前回も午後から集中力切らすような有様だった。そして肝心の管理池の釣れ具合だけど、ハッキリ言って釣れてない。もうノッコミ始まってて、日によってはハタいているような浅い場所で良い釣りした人もいるようだけど、安定的に釣れる状況にはほど遠く、玄人衆がデコったりしている。
おとなしく公園池で練習しておけという感じだけど、渋い管理池でデコ食らわないように段底中心にこの冬練習してたんだろ?と心の中で強硬派が管理池釣行を主張する。しかたない1回行っておくかということで、ハリスも一杯巻いて、DVDとかも見まくってできるだけの準備をして行くことにした。
釣れるなら朝いち魚が寄り始めた時合いだろうし、釣れる気配が無いなか1日集中力が持つとも思えないので、釣れそうになければ朝から2時間段底、その後2時間提灯ウドンセットで13時くらいに撤収という予定で行く。釣れてる状況ならここぞとばかりにぶっ倒れても夕方まで釣る。
開場ちょっと前に並ぶと、釣れてない状況を反映してか釣り人少ない。全くといって良いほど釣れない真冬でもそれなりに桟橋には人が並んでたのに、今日はわりと桟橋スカスカの人の入り。浅場にノッコミ狙いに行く釣り人もチラホラいたけど、今日はハタいていたけど全く食ってこなかったようだ。
桟橋奥の方の岸向きに入る。桜が綺麗で花見なら最高の日和だけど、はたしてヘラは釣れるのか。
釣り座構えて10尺出して段底。最初パイプトップのパ70段底竹で感度重視で魚の反応を探って、スレやらカラツン多ければムクトップのポ70底竹にチェンジしてゆるめにして小さくアタらせるという公園池で磨いてきた作戦。下バリはアスカ3号、ナイロン0.4号50センチ、バラケはダンゴA:ダンゴB:底釣り、1:2:1で刺し餌はハードU、力玉、サナギ玉、シラタキを適当に順番にとここでも一緒。
9時前に打ち始めて渋いはずという予想に反して10分とたたないうちにユラユラとサワリが出始め、何発かカラツン。コレはいきなり釣れるならここか?と気合いを入れると、なじむ途中のアタリは掛からないので、バラケが落ちて下バリ着底して軽い分で餌落ちの一つ下がでた状態からのツンアタリをアワせていると何か掛かった。モツゴだった。ジャミばかり寄ったのか?バラケが抜けるまでの不規則なトップの動きはバラケをモツゴが引っ張りまくってるように思うので、バラケ抜けた後のクワセだけで待ってるときのアタリにはヘラのアタリも混じってるんじゃないかとアワせていくけど、スレたりする感触もなく、たまにモツゴがスレ掛かりのみ。
9時半頃に、浮子交換しても小さくツンとかズズズと沈むとかの良いアタリがあってもカラツンになるかモツゴが付いてくるか。ヘラは寄ってないような気がするので、モツゴアタリでも積極的に合わせて餌切って餌打ちペースを上げて寄せを意識していく。
10時頃に、状況変わらないのでハリスを50から55に伸ばす。もしヘラが居てカラツンになってるなら、もっと吸い込みやすく緩めてという意図。でも、いい感じにちょっとムムッともたれたようなアタリにあわせると、しっかりモツゴ口掛かり。
10時半過ぎて、最後逆に道糸フロロの仕掛けで感度上げてアワセまくろうと仕掛け交換して浮子サイズアップのパ80段底竹。状況変わらず。
満開の桜が、風に舞って水面で漂う様など風情はあるけど、ヘラの反応はない。ないったらない。周りも全く釣れてない。
昼ご飯食べて、11時過ぎて8尺出して提灯ウドンセット。魚の型が大きめなので0.2号の細仕掛けとかは使わず、コム2号、0.4号45センチで始める。
ジャミっぽいアタリがたまにあるけど掛からない。1時間ほどで何か変えるならハリスかなと、60センチに伸ばしてみる。しかし反応なく予定通り13時頃撤収せねばならない状況。
餌を手水でだんだんビチャビチャにしていって早く抜けるようにしていったりも試したけどどうにもならず。最後これだけバラケ撒いたら底にたまってヘラが寄ってないだろうか?と思うも段底仕掛け出すのも面倒に感じる集中力の欠けた状態で、8尺60センチハリスでギリギリ底取れたような記憶があったので、浮き下を目一杯伸ばしてトップが竿先にあたるぐらいにしたら着底させることができたので、ちょっと変則的な段底で狙ってみるもジャミ臭いアタリを何度か拾っただけで終了。
13時過ぎに撤収。午前中釣れた人は両ダンゴの底釣りの1人だけだったようだ。2匹釣ったそうな。浅い場所の葦とかではハタきまくってたけどその周りでも全く食ってはこなかった様子。
ワシごときの技術でどうにかなる状況じゃございやせんでした。コレでもかってぐらいのオデコ。
雪辱失敗屈辱の返り討ち。まいりました。まだ公園池で修行が必要だなこりゃ。
○3月24日
桜の花もそろそろ見頃で、そういや去年の今頃ヘラ釣り始めたんだなと感慨深い。管理池で修行の成果を試したいところだけど、今一まだ釣れてないようで、浅棚用に新しい浮子も増産かけたので手堅く公園池で楽しむことにする。シーバス釣れてない分ヘラは釣らせてもらおう。
11尺出して、最初パイプトップのパ70段底竹で感度重視で魚の反応を探って、そのままいければ良し、スレやらカラツン多ければムクトップのポ70底竹にチェンジしてゆるめにして小さくアタらせるというここのところの必勝デコ脱出作戦。下バリはアスカ3号、ナイロン50センチ、バラケはダンゴA:ダンゴB:底釣り、1:2:1で刺し餌はハードU、力玉、サナギ玉、シラタキを適当に順番にといういつもと一緒。
5分とたたないうちにユラユラとサワリが出始め、何発かカラツンの後、1匹目は顔スレ。アタリはほぼ毎投近くあってアタリかたもツンと良い感じで絶対釣れそうな状態だけどスレ連発。あげたのだけでも3匹。浮き下調整しても今一で、ハリス45センチに詰めて8時頃やっとデコ脱出。力玉とハードUが反応良いけどハードUはスレばかり。
その後も良いアタリが出てるので引っ張ってしまったけど、これはこのままではダメなパターンかなと予定どおり浮子交換。しかしスレる。再度ハリスを50センチにして0.4号にあげる。1匹追加。ちょっと病気でてる。その後カラツンに悩まされる時間帯に突入。
餌絞りつつ浮き下伸ばし気味にして粘って9時半頃、よっしゃ理想的ななじんで戻してツンアタリ、をアワせたらバラケ食ってた。すぐにもういっちょバラケに食ってくる。片目。
完全にうわずってしまった感じ。バラケをさらに小さくしてしっかり練って付けるけど、どうにもならない感じでだんだんアタらなくなっていく。
10時過ぎて、隣に少年2人組が入って常連さんの浅棚ウドンセット講座が始まったので、段底もどうにも打開策が見いだせなくなってたので、これは良い機会だと聞き耳立てて便乗させてもらう。
とりあえず前回みたいにバラケ水足してユルユルにして着水後すぐ抜けるぐらいにユルく付けるならトップ短くて感度良い方がイイだろうと、短い0.8ミリのポリカーボネイトトップのポ30で始める。ハリス45センチ0.3号、コム2号。前回の感じだと直ぐにピコッとあたると思ってたけど反応無い。
常連さんが少年に説明するのを聞いていると「バラケは棚まで入れて棚でバラけさせるのが基本。トップになじみ幅が少し出るように餌付けするように。」とのことだったので、それなら1.2ミリストレートパイプのパ30でと浮子を替えて餌しっかりめに付けて馴染ませて待つもやっぱり反応無く、隣の少年達も今一のよう。
「今日は、バラケを棚に入れずに上から抜いてしまうと棚がボケて狙った棚に魚が集まらないけど、かといって堅い餌だとアタらない。柔いバラケをあまり力入れずに表面綺麗にならす感じで付けてちょっと馴染んでから抜ける感じ。」 という難しいことを仰る。1.2ミリでは柔いバラケが馴染んでるのか抜けてるのか分かりかねるので、0.8ミリパイプの08パ30に交換。ポ30はどうせバラケ抜いて「0なじみ」で使うだろうと目盛5つしかふってないのでなじみ幅が見づらい。目盛は細かくふった方がいい気がした。
この浮子交換は吉と出て、ピコッとあたったりユラユラ揺れたりで反応出始めた。ピコであわせてモツゴのあとスレが何回か、明らかに魚寄ってるけど決め手に欠ける。明確なアタリがないのに力玉が消え始めたのでブルッとジャミ臭いアタリをとりあえずアワせたら乗った。ゆるふわ目標値の5匹達成。今日はつ抜け目指すか。
これは小さいアタリをアワせた方が良いなと疑わしきは積極的に合わせて、ムズっと入ったのをアワせて割とすぐ追加。
これで釣れ続けるかと思うとそうはならずカラツンとスレの時間帯に。
12時頃、やっと掛けたと思ったらバラケ食ってた。魚が寄っているのは確かなのでハリスを35に縮めてみたら食ったと思ったらまたバラケ食ってた。
逆にハリス伸ばすかと0.2号50センチ、イズナ2号にするとアタリ遠くなる。40センチにするととアタる。今日は40から45ぐらいの間に正解があったのかも。でも釣れない時間が続いて、浮子ちょっと長さのあるトップを付けたポ35でなじみ幅を出すことを意識して丁寧めにバラケ付けてみるも反応薄い。
餌、特にバラケは要素が複雑すぎて今の段階では種類を増やすとわけ分からないことになりそうなのでしばらく今のままで行くけど、その分浮子を中心に仕掛けから策を講じられるのが浮子作る人間の利点だと思うので浮子は色々作って試してみたい。
打開策が思いつかないのでまた釣り方替えてみる。今日は午後に入って皆さん不調のようであまり釣れてない時間帯だけど、こういう時間帯に何とか釣りたい。8尺だして提灯ウドンセットっぽい浅棚ウドンセット。0.4ミリグラストップの04グ45に0.2号50センチ、イズナ1号。
ゆるめのバラケで丁寧めに付けてトップ沈没させて縦誘い1,2回で抜けて戻してちょっと待って2回ほど誘ってちょっと待って打ち返す。
変えると来るで、すぐにトップのなじみが止められるようになって、ピコッというのにアワせたらモツゴ。
寄ってるのはジャミかとがっかりしかけるけど、次のプルルッという感じのを縦誘い気味にアワせたら乗った。センターバッチリ。刺し餌はハードU。
もういっちょズルッと押さえた感じのアタリで追加。何とかつ抜け達成。
よっしゃ今日は提灯ウドンセットの日かなと思うもこれもまた続かず。しばらくしてツンという明確なアタリをとったらバラケ食ってた。ほどなくしてまたバラケ食ってる。
餌打って魚寄ってくると始めは明確なアタリを出すけど、そのうち地味にその場で食ってるブルッとか押さえるようなとかのアタリになって、そのうちバラケしか吸わなくなってユルいバラケが良い塩梅になった時に数回掛かって時合いが崩壊というのが3回繰り返されたように思う。なるべく時合いを続かせるように餌の供給量を絞ったり、浮き下やハリスを調整したりしてみたけど、なかなか寄り始めた活性良い魚以外を掛けることができてない。常連さんはそんな中でもなんとかかんとかアタリ出してペースは落ちても掛け続けているようにみえた。
14時半過ぎて飯休憩。疲れてきたのもあってグルテン作ってバランスの底でじっくり粘る。1時間ほどで2回スレた。
最後、段底でアガリベラといこうと集中力も切れかけながら釣っていく。16時頃魚が寄った時間帯があって、やっと掛けたと思ったら微妙な掛かりどころであげて確認しようとしたら網の中で外れてしまったので何かいまいちスッキリできなかったので勘定せず、割とすぐにもう一匹掛けてこれは口に掛かってるようだったけど水面でバレた。
結局17時終了まで粘って、最後きたと思ったらコイスレで水面まで上げたけど外れて仕掛けが絡まって終了。
なかなか一つの釣り方で釣果を伸ばすことができなくてそのあたりにも課題が残るけど、あれこれ考えながら手替え品替え楽しめている。半分クワセじゃなくてバラケ食われてるのはいただけないけど12匹は中流の上階級ぐらいの感じで匹数的には文句はない。渋い時間も段底でコツコツ釣り続けることができるようになると一日の釣りを作っていけるように思うので、さらに経験積んでいきたい。とにかくスレが多いのを何とかしたい。段底に関してはハリス伸ばすのはこれまでやらなかったので55センチ60センチも次回試してみたい。
シーバス4連チャンは結構限界近かったみたいで疲れが抜けてくれない。今日も暖かい日なたで座って釣ってただけなのに結構ヘロヘロになってしまってる。回復早くなってきてたように思ってたけどちょっと間に合ってない。でも間違いなく全力で釣りできている充実感。次は状況許せば来週早々管理池か。
○3月19日
4夜め。雨の予報だったのが結局夜遅く降るという直前の予報に変わって、釣ってる間ぐらいは持ちそう。下流の4本目5本目橋エリアのバチは雨が降るとてきめんにダメな泳ぎ回る種類のような気もするので雨ならいつもの場所と考えてたけど、降らないのなら下流へ。
18時日没ぐらいについて、一番良さげな砂州の終わるあたりに入れた。この時期中ニョロ以外ほとんど投げてなかったけど、久しぶりにルアー入れ替えして、水面引き波たてられるザラパピーとF9改も用意、追加で朝から急いで9センチぐらいで7グラムの中ニョロより軽めの6グラム、5グラムのお手元ルアーも作ってきた。
暗くなってすぐにバシャとか散発的なライズが始まって、良い時間突入だけどコレが食ってこない。沖目でもやってるけど岸際でもたまにやってる。釣れない時間が続いて、足下近くでコイが追ってくるのが見えたけど食いきれず。多分見えてないところでも同じように追いきれてないとか吸いきれてないとかが起こっているのだろう。とにかくゆっくりと、流すぐらいの意識で巻く。中ニョロ投げてお手元投げてF9改投げて。
そうこうしていると19時頃に雨が降り始めた。コイっぽいライズはあるけど明らかに反応減る。思い切って良い時間帯真っ最中に移動して3本目橋下へ。自転車必至で漕いで汗かいた。
雨でも、上流で抜ける長めでウネウネしながらゆっくり泳ぎつつ流されるバチなら抜けるはず。抜けてないか商業施設の灯り下でチェックしつつ投げてたら、水面なにか拾いながらコイがやってきた。狙ってみると追ってくるけどコイツも食い切れない。でも食う気はあるのでもう一度投げて目の前でライン緩めて流したら食った。しっかりアワせたら潜って走り出して、口に掛かってるのになかなか主導権とって頭をこちらに向けられない。バチたらふく食って水温も上がって状態良いコイは素晴らしく力持ち。時間かけてなんとか頭を上流向けてカニ移動しつつ寄せて、寄せてからも何度もライン出されて苦労しつつどうにかこうにか落としダモにぶち込む。またタモ枠の寿命が縮む重量。1匹バチ流れてるのも確認できた。
とりあえず完全ボウズは脱出。84センチと立派なサイズでなかなか嬉しい。シーバス釣りに来てコイで喜んでちゃいけないのかも知れないけど、釣れる魚は全部釣って楽しんどけば良いようにも思う。
ラインがドラグ出されまくりでチリチリにされたのもあって、6ポンド巻いたスプールに交換。しばらくバチ流下量増えてこないかライズ始まらないか投げていたけど反応無く、魚ッケ自体は下流のほうが多かったかなと再度移動。
19時半くらいになってたので一旦5本目の橋下流にライズを探しに行くけど反応無く、やっぱり雨が降ると抜けない種類のバチが抜けてたように思える。4本目下砂州ポイントに戻る。
砂州ポイント、たまにコイが餌拾ってるような動きしていて、こちらは雨でも抜けるバチもいるのかも知れない。しばらく粘るも食ってこないので、上流に移動しながら水面反応あったら投げてみる。4本目の橋上流何もないんだけどコイがライズしていて意外に魚ッケはあった。でも釣れず。
3本目まで戻って特段変化なく。再度魚ッケのあった4本目橋上流に戻るとコイのライズも終わってて、そろそろ終了っぽい。上流移動しながら橋桁とか地形変化とか狙いつつ1本目の橋まで探って9時過ぎ撤収。
4日間釣ってクタクタで今日は昼寝した後また眠くなって2度寝したほどだけど、とりあえず4日行ききって、ちょっとぐらい体力は戻ってきた。結局シーバスは10連敗。釣れなかった遠征後みたいに悔しさと体の奥に澱のように残る疲れと興奮とがごちゃ混ぜになってるけど、そういうのを感じられるぐらいに力一杯釣りきったという感じがして悪くはない。反省だの愚痴だの言い始めればきりがないけど、釣れやン時の釣りなんてこんなもんで、あまり気にせず次の釣りのこと考えろという感じか。次はヘラ釣りだけど2,3日はリハビリもサボって寝てたい気分。疲れました。お休みなさい。
○3月18日
花粉症は最初の酷い時期は越えたのか意外と平気になってきた。ちょっと痒い程度。3夜め行ってきました。風も思ったほど強くなく昨夜よりは暖かい夜。
今日は4本目5本目橋周辺に絞って、まずは4本目橋下流の砂州の終わりあたりに入ろうとしたら既に1人陣取ってる。やっぱり狙うならそこだよねということでやや下流の2番グリッドスタート。暗くなってしばらくしてコイが跳ねてるなと思ってたら、数は多くないけどバシャッとかやりだした。やや沖目なので中ニョロ遠投していくとグッと重くなってアワせたら乗ったんだけど、制御不能な引き方でコイスレっぽい感じ。何とか上流向かい始めたのでカニ移動しながら寄せてそろそろ顔が拝めるかなとこっち向かせようとしたらポロッと外れた。スレたということは吸い込もうと寄ってきて吸いきれずに頭とか背中に掛かってるんだろうから巻くのがやや早いのか。
ゆっくりゆっくりと言い聞かせるように丁寧に巻いてくるが、すぐに水面反応無くなる。コイと戯れてた時間入れても15分かそこらで終わりかよ、また流れ出すんじゃないかと待ってみるも反応復活しないので、5本目の下昨夜ライズあったあたりに移動するけど無反応で、もう一度戻るとすでに2番グリッドは入られていて、5本目の橋上流あたりに入り直す。4本目と5本目の橋の間に5人ぐらいは並んでるけどあんまり釣れてるような動きは見えない。しばらくしても反応無く、昨日ライズしてた19時半近くなったので再度5本目の下流に移動すると、ライズ始まった。
今日こそ釣るぞと中ニョロ投げていくけど、バシッとかいい音させて水面で何か食ってるんだけどルアーに食ってこない。食ってるバチが流れるカワゴカイ系じゃなくて水面泳ぎ回るタイプかも。それならそれで足下泳いでるの見えないぐらいの薄い量なので、早めに引いてやればルアー喜んで食ってきそうなモノだけど不発。ルアーも替えてお手元とかも試す。シビアなときはサイズダウンかなとラインも6LB巻いたスプールに交換して、クルクルスペシャルと小ニョロも投げるけどかすりもせず。終わり際のタイミングも食ってこず20時頃には完全沈黙。釣れやン時は何やっても釣れやン。
最後、2番グリッドが空いてたので砂州下流ポイントもう一度入る。風強いかもと用意していた大ニョロ遠投とかも試したけど特に異常なし。
帰りがてら橋桁とかネット蛇篭とか狙って終了。
魚は見えてるんだけど、今日もあと一歩が詰め切れん。悔しいし情けないけど、釣りのことだけ考えて力一杯いけてるということに妙な充実感はある。明日釣れなかったらシーバス連敗つ抜けしてしまうが、作戦考えて力一杯やって良い結果を出して気持ちよくヘラ修行に戻りたい。明日は天気は持ちそうな感触なのでちょっと疲れてきたけど行ける予定。
○3月17日
天気予報見ても、日曜月曜もいけそうな気もするし日曜は南の爆風で駄目になりそうにも思うし月曜雨の予報は雨量が読めない。所詮未来予知はできないし、とりあえず現在は確定していて釣りに行けそうな天気だしで、最悪ぶっ倒れるぐらいのつもりで4夜連続いきゃあ良いと割り切って今夜も出撃。
日没ぐらいにいつものポイントに入ると、さすがに土曜だけあって釣り人ちらほら。一番下流側ネット蛇篭のちょい上あたりでいつものように沖目岸際交互に投げて釣り上がって戻って時合いを待つ。
風が結構あって雨降ってた昨夜より格段に寒くダウンベストとカイロを追加。
19時過ぎても反応無く、こりゃ今夜もはずしたなと、今日は下流域をチェックしに行く。近所ポイントの川はバチ抜け暖かくなると下流側が良くなるような話を情報交換してると耳にするので、今夜は割と有名なポイントっぽい8本目の橋あたりまで見に行ってみよう。
途中、地形変化やら橋桁やらをねらいつつ下っていくと、4本目橋前後釣り人多かった。5人ぐらいいて軽く人山状態。下流の砂州はハゼもよく釣れた場所でバチは絶対抜けると踏んでたけど、秘密のポイントってわけじゃなさそうでちょっと残念。でもみんな全然釣れてなくて、ちょっと時期が早いと言ってる人もいて今年の4月は湾奥と平行してこのあたりねらってみようかなという感じ。
その後も釣り人要所要所にポチポチいて、情報収集しながら下って8本目の橋まで下がって、バチも抜けてないし釣れてないし20時近くなったしで帰り道。
5本目の橋下何にもない場所でバシャッと音がした。ボラでも跳ねたかなと気にせず通り過ぎようとしたらもう一回音がした。自転車止めて耳を澄まし目を凝らすと、沖目で散発的にライズがあり、岸際でもたまにやってる。しぶきあがるシーバスっぽいライズ。これは時合い到来、釣れるならここと気合いを入れて投げるも、バチ流れてるのは確認できず食ってきそうな状況なのにアタらない。
焦りまくる。これは場所がイマイチで砂州ポイントなら食ってくるかと急いで4本目下流まで移動するもライズ無く釣れてもいない。裏目に出たかとまた急いで5本目下流に戻る。
唯一良さそうな条件としては工場の看板の灯りが水面に落ちていることなのでその辺を狙ったけど、むしろ灯りの影響が収まるぐらいの上流側しかライズがない。しばらくライズ続いていたけど全くアタリなくて水面潮と逆流しているっぽいので下流側に投げた方がいいのかとか、ルアー変えたらどうかと、お手元ルアーとコモモ95スリムも投げてみるけど、この時期ルアー迷い始めるときはほぼ負け試合で食わせることができず、ライズも終わって終わり際という時間も過ぎてしまい、あと一歩が詰めきれずに涙をのむ。
とぼとぼと打ちひしがれて上流帰りながら要所要所コモモ95投げて、1本目の橋までチェックして終了。1本目の橋タヌキが2匹水面見ていたけどバチでも拾うつもりだったのだろうか?
悔しいけど足使ってチャンスは作れたように思う。疲れてきたけどちょっと根性出して連戦してみたい。
○3月16日
天気が読みにくい。日曜に嵐が来る予報だったけど今日になって嵐はどっか行ったようだけどそう思って油断してるとガッチリ降られて行く機会を逃すとか心配で、とりあえず今日の雨が増水するほどじゃなければあんまり条件良くないけど行くことにする。日中はパラパラッときた程度でそれ程降らず、今日は明るいうちから潮効き始めるはずなので暗くなる前に出撃。
これが、久しぶりにラングミュアー循環という海洋物理学用語を思い出すぐらいの強風で水面ゴミの筋ができてた。横風で上流側に投げる分には何とかなるんだけど、水面が風流れで潮と逆に流れていて、結果先に書くとバチ抜けず。近所ポイントはそろそろバチは終了かも。
バチも抜けそうにないし、小雨もしぶいてきたのでネット蛇篭から始めて、地形変化要所要所チェックしながら4本目の橋下流までチェックして戻って、1本目橋下流、過ちポイント、排水ポイント異常なしで終了。
この時期雨も風も花粉と比べれば屁でもなく快適に釣り自体はできた。日月と出撃したいけどお天気どうかというところ。
○3月13日
日曜1日外でヘラ釣りして、もっと花粉症酷いかと思ったけどそれなりで1日あけて火曜再度公園池へ。
朝一段底で5匹くらい釣って、午後風が強くなるようなのでできれば午前中、遅くとも14時頃には撤収という予定で昼食も買わずに始める。風の中でもヘラ釣りはできるけど花粉が耐えられん。
平日だけどご隠居勢が大半を占めるので今日も日が昇るにつれ満席状態で盛況。
餌いつものに加えてグルテンも一応作っておく。最初は高感度仕掛けでスタートという前回同様の作戦。パ80段底竹、道糸フロロ、ハリスフロロ0.3号50センチ、アスカ3号。
10分しないうちにトップがユラユラし始めなじんで戻してツンな良い感じのアタリが出始める。これは今日は活性高いのか?2,3回カラツンになったあと乗った。デコ脱出一番乗りかと思ったらホッペ。
その後もアタリは結構あってアワセで終われる感じだけど再度スレてバレたので開始30分しないうちに仕掛けチェンジ。魚が寄り始めてアタッてる間に釣ってしまわねば。パ70段底竹にして道糸ナイロン、ハリス0.3フロロ50センチアスカ3号。今日はこちらの仕掛けでもなじんで戻してツンという感じの明確なアタリが出る。割とすぐにデコ脱出。刺し餌忘れたけどどれでもアタってた。
これは決まってくれたかなとほくそ笑むのだが、そうはイカのなんちゃらで良いツンアタリでスレる。2匹顔に掛かって、これはもっと緩めた方が良いのかと浮き下伸ばすもアタリ減ってカラツンで、じゃあ居食いしてるような地味なしもったようなモニョっとしたアタリを取ろうと目をこらすけど今日はそういう動きを浮子がしないのか見えてないのか、たまにそれっぽい動きにアワせてもスレもしない。また浮き下戻すと、どうも戻しきらない途中でアタたるような気がするのでさらに浮き下詰めて戻しきる前のアタリをとろうとする。
1匹追加したけどバラケ食ってた。
バラケ食っててスレ掛かりが多いってことはひょっとしてウワズリか?と思ってハリス45に詰める。とアタリ減る。しばらく我慢して1匹追加。力玉が良くなってきた気がする。
この時点で8時半くらいなので、このペースでなんとか釣り続けたいと思うのだけど、予想してたけどだんだんアタらなくなる。
しばらくしてハリス詰める前のほうがアタッた気がしたのでハリス50センチに戻す。ちょっとアタリ回復したけどカラツンかスレバラし。
最初スレも含めて一番竿曲げてるくらいだったけど、そのアタッてる時間に3匹はちょっとデキが悪いし、だんだん周りも釣れ始め、やっぱり隣の釣り人はメーターウドンセットでユルいバラケを抜いて待ってコンスタントに釣り始めた。
隠し球のグルテンも思わしくなく。段底また分からんようになってきて浮き下詰めて仕掛け張ってもアタリも出なくなってきたので、10時頃、覚悟を決めてメーターウドンセット。昔作ったパイプトップの小浮子PT30でハリス0.3号45センチ、コム2号。今日は長さもひょっとして関係あるかもと11尺でやってみるけど、正直オッチャン達が名人芸で釣ってるだけで格好だけ真似しても釣れやンと思ってた。
バラケは思いっきり手水加えて摘まむと水分染み出るぐらいのベチャ具合。たまに振り込みで落として去年の桜の咲く頃を思い出す。全然進歩しとらんのと違うか?
ところがどっこいちょっとは進歩してるらしい。刺し餌付けてトップの1目盛だけ出すようにしてたんだけどなんか2目盛めが出始める。刺し餌落ちたのかなとあげてみると餌付いてて、ああこれ魚寄って「ウケ」てるンやと気付き釣れるならここと集中。
ウケてるところで待ってピコッと入るアタリが2度ほどカラツンになって、一旦1目盛まで沈んだトップが1目盛上がってからピコで乗った。
なんというか、お手本映像で見たとおりのことが起こって、ちゃんと映像で名手がやってたようにすれば釣れるんヤという前回と全く逆の感想。ちっちゃい魚だけどだいぶ嬉しい。
アワせて終われるようになって、餌打ちのペースも上がって浮子が揺れるサワリもでてカラツン多いけど1発上針アッパーのあと1匹追加でゆるふわ目標値の5匹を達成。
ここで10時半ぐらいで、このペースで釣れてくれたら「つ抜け」して帰れるかもというような干し柿の表面に吹いた白い粉よりも甘いことを考えていると釣れなくなる。
ウケないしアタリも少なくしばらく放置してたまにカラツンがある程度。隣もペースダウンしているので自分だけじゃないようではある。そろそろ釣れない時間帯か?その割に隣の隣の人がコンスタントに釣れている。隣の釣り人が「隣で長尺でバンバン餌打たれるから魚こっちに回ってこなくなったじゃないか」的な不平を冗談口調でボヤいていた。その時点では単なる冗談だと思ってた。
全くアタらなくなるわけではないので、0.2号の細ハリスにイズナ1号50センチ、45センチ、60センチとハリス調整していくけど何度かスレてバレたのみ。
お昼近くなって調子よく釣ってた長竿の人が休憩に入ったら、隣の釣り人が「チャンスだよアタリだすよ」と言ってくれたのも冗談だと思っていたけど、これがてきめんに浮子が動き始めて隣の釣り人はきっちり釣っていた。ここで釣れないのが未熟者よのぅという感じのスレバラしのみで、長竿の人帰ってきて餌打ち始めたら徐々に沈黙。ほんとかよという感じだが、こういうのをヘラ業界では「人災」とかいうらしい。いつでも長竿が有利かっていうと遠ければその分浮子も見にくいし餌の振り込みも難しくなるしだろうしでそうでもないんだろうけど、そういう時もあるようだ。勉強させてもらいました。
渋い時間突入している中でも何とか1匹釣ってアガリベラといきたいなと頑張るけど好転せず。13時近くなって最後30分段底して帰ろうとするも、朝のような活性はもうなく2度ほどスレてバレたのと、よっしゃコレは素直に上がってくるし口に掛かってるっぽい、と思ったら錆びた電池が適度に回りながら上がってきて、掛かってる魚種が分からんぐらいは仕方ないけど、いくらなんでもそれはないだろと自分でも思う。
13時半過ぎに終了。毎回毎回思ったようには釣れなくて状況も違って、経験値が圧倒的に足りてないのがもろに出てるけど、とりあえず魚は釣れているのでとても面白い。今日は段底がまた分からなくなったかわりに、メーターウドンセットで釣れるときにはどういう感じなのか、おぼろげながら分かったのが収穫だった。
週末はシーバスで、次ヘラ釣り行くときには桜咲いてて状況によっては「管理池」かも。とりあえずサドンデスルールは春までしのぎきった。この春「管理池」で、1年ゆるふわに修行してきた成果が出せるのか、返り討ちにあって嵐の前の桜花のごとく散るのか、こうご期待。
○3月11日
明日自分が生きている保証なんてないんだ。7年前にいやというほど思いしらされた。
明日死ぬとしたら今日は釣りに行きたい。7年前にそう思ったし今もそう思っている。スギ花粉ぐらい我慢しろと自分に言い聞かせて、朝から電車で公園池へ。
日曜日例会のようで、7時にスタートの合図があった。7時時点ではまだ混んでなかったけど日が昇るにつれ皆さん出勤されてほぼベンチは埋まる。
とりあえず11尺で段底スタート。最初浮子大きめ道糸ハリスフロロの高感度の仕掛けで入って、それで釣れればよし、寄ったけど掛からない状況なら、仕掛け交換という作戦。浮子はパ80段底竹、ハリスフロロ0.3号50センチ、アスカ3号、バラケはA:B:底釣り、1:2:1、刺し餌はいつもの力玉、さなぎ玉、ハードU、シラタキ。
暖かい雨も降って水温も上がったのか、10分もせずすぐに反応が出始める。なじんで戻してツンという感じで良いアタリが出るけどカラツンかちょっとスレてはずれる。刺し餌どれでもあまり差がない感じでアタる。半時間ほど餌締めたり浮き下調整したり粘るも掛からないので、まあここまでは予定どおりと仕掛け交換。
浮子を新しく作ってきたちょっと小さいパ70段底竹にして道糸ナイロン、ハリス0.3フロロ50センチアスカ3号にして浮子とオモリの間の張りをやや緩めたイメージ。引き続きアタるけどカラツンでちょっと焦り始める。いい感じにアタってるうちに食わせておかないとそのうち口使わなくなる。アタリが明確に出てカラツンになっているということは魚が引っ張って違和感感じて吐いてるんだろうから、むしろアタリが小さく魚が違和感感じず居食いになってるようなのをアワセるべきかと、ちょっと浮き下伸ばして仕掛けはわせ気味にして、アタったんだかさわったんだかわからないぐらいの小さいアタリをアワセたら掛かった。デコ脱出。刺し餌はさなぎ玉。
これは、小さいアタリを拾った方がいいなと、疑わしきはアワセる方針で行くと、すぐにヒットしたけどアッパー。その後もちょっとスレてはずれるのが続いたので、ハリス詰めたりハリサイズ落としたりしても好転しないので、何か変えようということで浮子を変えてみる。コレも新作で同じボディー長70ミリでトップをポリカーボネイト無垢で作ったポ70底竹。トップは1.2ミリから0.8ミリに細くなって、若干背負うオモリも軽くなる。ハリス0.3ナイロン50センチ、アスカ3号。感度悪くして魚に違和感感じさせない方向。やや風もあるので風流れでもしもってジワッとトップが沈んだりするけど、やっぱりツンという明確なアタリは掛からなくて、しもってるのかアタってるのかわからんような動きをアワせるとスレたりする。なんとかさなぎ玉で1匹追加。
始めて1時間ちょいで2匹釣れてるのでこのままのペースで何とか釣り続けたいけど、その後はだんだん反応なくなる。何とかアタリ復活させようと浮き下調整したり餌撒くテンポ上げたり、ハリス詰めたりハリ軽くしたり結構粘るも好転せず食わない時間が2時間ほど続く。打開策見つからず、隣の釣り人が11尺ぐらいの割と短い竿でメーターうどんセットでコンスタントにアワせているのでトイレ休憩後8尺出してうどんセット。
これが、何が違うのかまあ竿の長さから餌から仕掛けから違うんだろうけど釣れん。前回釣れたグ20、0.2号の細ハリスで縦誘いは浮子が立ち上がる前にモツゴにつかまってどうにも塩梅悪いので、グ45でそれなりにストンと沈めてやると、それでも上バリにモツゴが掛かってばかりでジャミアタリがかわせない。
それならとパイプの太めのトップがついてるマコちゃん浮子にしてハリスフロロ0.3コム2号にすると沈黙。隣はアワセて終わってるので、どうやってるのかジロジロ見るのも失礼だけど偏光グラス越しに流し目送って観察してみると、手水打ったりしてゆるめにしたバラケで小さめの浮子で抜いているようでトップ1目盛出しぐらいで待ってる。抜けずに水没したときだけ竿を手前に引いてバラケを落としている感じ。同じようにやってみるけど何が違うのか全然アタらない。
昼飯時になって一旦休憩。例会は午前中でトップは9匹だそうな。隣の釣り人も例会参加してないけどそのぐらい釣ってたと思う。他の釣り人も割と釣れてる感じだったので2匹は下位グループっぽい気がする。
飯後、久しぶりにグルテン作ってバランスの底釣り。パ75底竹、ハリス0.4ナイロン45センチ、50センチ、アスカ5号。団子はバラケを練り練りしてつけた。1時間ほどで2度ほどアタっただけでイマイチ。
再度、うどんセットに戻す。グ45、0.2号60センチ、イズナ1号で粘っていると、やっとなじみが遅くなって魚が寄った気配がしてきた。でもアタって掛けるとモツゴでモツゴが寄っただけかと思ったら、力玉でヒット。しかしバレたということはスレてたのか。でも釣れるならここだろと力玉連投で何度かアタったけど反応しなくなり、ハリス詰めてみたりしても好転せずどうにもうまく行かない。
もう変えると来るぐらいしか思いつかないので再度段底。ユルユルに方向性振って浮子さらに小さくしてポ60底竹。ハリス0.3号ナイロン、コム2号。それほど強風じゃないけど風が吹いたりやんだりで風流れでしもって戻してこなかったりトップの挙動が安定しないのでさすがにアワせようがない。しばらくやって、また浮子サイズを上げてポ70底竹。ハリもアスカ3号に戻す。これが一番良いような気がするけど、朝ほどアタらなくてやっと掛けたと思ったらスレ。
浮き下調整したり、ハリスやハリ変えたり、魚は間違いなくいるんだけどなぜ掛からんのかと平常心を失いつつあるのが引きちぎったハリスでお分かりいただけるだろうか。ハサミ使えよ!
アタらなくなったし帰るという釣り人も増えてきた15時半頃。アワセたときに魚が寄ってればちょっとスレる感触があったりするけどそれもなくなってきて、魚どっか行ったかなと思ったけど、刺し餌力玉の時だけ力玉が消えるので、どうもハリから落ちる柔い刺し餌だけ口に入れてる気配がある。魚類のくせに生意気な!
もっと柔い刺し餌ならもっと吸うかもと思ったけど、力玉が一番柔いんだよなと餌皿をふと見るとグルテンがあるやんケ!
小さく丸めたグルテンを刺し餌にして投入。なじんで戻して餌落ち目盛りが出て止まった。何を感じてアワセたのか、今思うと風流れもあるのに不自然に止まったのを見て脳のどっかが判断したのか、確信を持ってバシュッと大アワセ食らわせてた。
何時間ぶりかわからんけどやっと3匹目。午後の釣れなくなった時間に何とか釣りたかったので小さくてもうれしかった。
グルテン連投。わりとすぐにシュポッというかんじのデカいアタリがきてこりゃスレだなと思ったけど口がかり4匹目。
もう一匹釣ればゆるふわ的目標値の5匹になるのでさらに迷わずグルテン連投。割とすぐ来たけどスレ。
しかし、ここ一番の集中力でちょっとしもったぐらいのトップの動きにアワセて5匹目。アタリが小さい時は掛かれば口の中が多い。
これはこのままグルテンで釣れ続けるかと思ったけどそこまでで、やっぱりどうにも釣れなくなる。刺し餌変えるとちょっと反応あるので、仕掛けは変えずに浮き下微調整だけしながら粘る。16時半ごろ力玉で小さいアタリともいえないアタリをアワセて上がりベラと思ったらホッペ。今日は餌の量は絞りめを意識してたのが良かったのか、ハラビレとかのスレが少なくてウワズリは防げてた気がする。
そのまま17時終了。午後はあんまり釣れてなかったと思うのでたぶんトップで20いかないぐらい。平均5〜10というところか。中の下階級に定着してきた気がする。段底はなんだかんだいって手堅い釣りになってきたので良し。上位陣に食い込むには宙のうどんセットをもっと釣れるようにしないと難しい気がするけどどうすりゃいいのか。まあ試行錯誤あるのみか。
なんちゅうか、今時は勉強用の映像とかもあるしヘラ釣り上手くなるのもっと簡単だと思ってた。だって、映像の中で出てくる良いアタリなんて今日はほぼ口に掛からんアタリだったぐらいで、実際やってみないとなんにもわからない。当たり前か。隣は釣れてるし魚はいっぱいいるようだし釣れて当たり前だと思うけど、当たり前が普通にできるようになったらその時点で多分達人ぐらいにはなってる。
朝から1日釣ってつかれたけど、もうちょっとでなにか掴めそうな感触あるうちにもう一回行っときたい。
公園池にはアオサギが一匹棲んでいて弱ったヘラとか浮いてると飛び込んでとらえる。一本橋の上で優雅にモデル歩きを披露。
○3月7日
「自分に嘘をつくことはできない」
ンなこたぁねぇずら。人間なんて自分に都合の良いことしか信じないから、自分のついた好都合な嘘に騙されるし、それはきっと必要でもある。手に入らないモノに拘泥するよりは「あの葡萄は酸っぱいに違いない」という嘘に騙されておいた方が心穏やかに生きていける。
ここのところシーバス釣れてない。不調で不釣である。それでもいいんだと自分に嘘をついて騙しておきたいんだけど、疑り深いというか偏屈な性格なので「魚が釣れなくてもいいさ、水辺の自然の中で1日いれたらそれだけで充分」とかいうクソみたいな嘘には騙されてくれない。なので苦労して「オレはやることはやっている、やることやってればそのうち好機は巡ってくる。不調でも淡々とやっておくことが大事」とかいい聞かせ何とかかんとかだまくらかした。だまくらかしたんだけど「やることやってる」と自分を納得させるためには、ちょっと釣れてないからといってサボったりせず、花粉にも臆せず出撃せねばならず。今夜も行ってきた。
結果、今日もバチ抜けてませんでした。いつものポイントから3本目橋周り、4本目下流の砂州下流とチェックしていくも、潮は効いてるのに水面反応無くルアーにも何ら反応無し。
仕方なく、稚魚系のベイトもまだ少なくて餌ッケらしい餌ッケがないので、地形変化と構造物を狙うことにして水門、橋脚、粗大ゴミ、岬周り等投げていくけど反応無い。
一通り攻めてやることなくなったので、一度じっくりとやってみたかったネット蛇篭に乗っての釣りをやってみた。乗ってみると割としっかりした足場になっていて、数投してちょっと上流へという感じで移動繰り返しながら蛇篭際根がからせないように気をつけながら投げていく。
ゴミのように重くなってアワせたら、ネットに引っかけたかと思う重みだけど、ラインが沖に出始める。デカめの魚の重量感で下流に下り始めて目の前通過するあたりで追いアワセ食らわすとダッシュし始めた、と思ったらポロッとハリが外れた。コイのスレ掛かりだったかなと思ったけど、ルアーのフックに小さく細長い鱗が刺さってた。コレってシーバスの顔のあたりの鱗じゃなかろうか?
本日唯一にして最大のチャンスを惜しくも逃す。かかりどころ悪くてバレるのはどうすりゃ良いんだろ?
その後は反応なく。1本目の橋周辺もチェックして終了。
調子悪くても、バチ抜けの予想外しても、釣り場に出て投げてれば、交通事故みたいな好機も巡ってきたりする。今回それをモノにできなかったのがまさに釣れてない不調さを表しているけど、悪い時もあれば良いときもあるので、シーバス釣りはとにかく釣り場に行ってルアー投げとけ、ということにつきると思う。とりあえず明日からまた雨のようでしばらくシーバスお休みだけど、3日投げてやることやった気にはなれた。
○3月6日
5日は結構雨はガッチリ降って増水とか濁りがどのくらいか気になるところ。今日は晴れて天気が良いけど花粉が飛びまくってそうで腰が引けるのを無理矢理出撃。
風は北西で岸側にゴミが結構寄っている。増水はしてないけど濁りは秋なら活性上がりそうな笹濁りが残ってる。うーんコレはバチ抜けないかもという予想が当たってしまい、前回割と良かった3本目の橋下方面で潮が効き始めるのを待って、良い感じに流れ始めても何もなく、コイもうろついていない状態。一旦上流見に行ってから4本目橋の下流、ハゼ釣った砂州のあたりまでウロウロしつつ投げるけど全く無反応。バチも流れていない。排水があると稚魚系がウロウロしていたけど食われてはなかった。
バチパターンはハマりそうにないのでコモモ125で普通に地形変化でも狙っていくかと投げていると、なぜか高切れで飛んでいく。今日は何やっても上手くいかん。とはいえ考えられることはやっておこうと、フッコスペシャルで淡々と上流に戻りながら要所を探っていく。最後、稚魚系の餌ッけがでてきたのなら過ちポイントとかシーバス入ってないかと試して異常なしで終了。今日はどうしようもなかった。
近所ポイントは濁りが取れるのは早いので、明日も行けたら濁り取れたらバチが抜けるかだけでも確認しておきたい。けど、現時点で目が痒くて今夜も保冷剤で冷やしながら寝るようで、明日行く気力が湧くかどうか。明日行ってバチも抜けずかすりもしなかったら、そこそこの雨量の後はしばらく釣れないと見切れるので明日はボウズ食らっても行く価値はあると思うんだけど。
○3月4日
春の嵐以降めっきり春めいてきておかげで花粉症が酷い。シーバス釣行の計画立ててて日曜か月曜に雨が来そうなので日月行って余力があればもう一日ぐらいと考えた。雨の日は花粉飛ばないのでありがたい。と、思ってたら雨が想定していたより激しいようで増水するとさすがにバチ抜けしないだろうしそもそも雨は良いけど風がえらい吹くようで釣りにならないかも。ちょっと計画失敗かなと思いつつ、とりあえず日曜はまだ風もそれ程じゃなく雨も降らないので出撃。
17時半日没頃にいつものポイントに到着すると、予報では南西の風という沖向きの風なのであまり良くないかなと思ってたけど北寄りの西風でゴミも岸近くに寄っていて悪くなさそう。さすがに重ね着も6枚に減らしてたけどそれでも自転車漕いできたら汗ばんだので一旦ダウンを脱いで釣り始める。ここのところ釣れてなかったのか今日は3人ぐらいしか釣り人いない。広々としていて快適。
暗くなってきてちょっと冷えてダウンまた着たあたりでバチが1匹流れていくのがみえた。これは釣れるだろと気合いを入れていつものように上流沖目岸側交互に投げてちょっと移動を繰り返していくとしばらくして水面ライズ始まる。
けっこう食ってきそうな流下量少ない時間が続いたんだけど、意外と渋くて2回ほどカスッと弱いアタリとコンッという明確なアタリ2回。食いが浅いのか巻くスピードが焦って早いのか掛からず。そうこうしている間にバシャバシャあちこちでやり始めて食ってこなくなる。足下でも食ってるのでルアーサイズ下げて吸い込まれやすくしたら食ってこないかと珍しく小ニョロも投げてみたけど不発で、バチもかなり流れ始めてこれは食ってこない時間突入臭いなと思い切って下流に移動。
3本目の橋周りにつくまでいくつか地形変化等狙うも流下量は下流の方が少なくてライズも少なく無反応。3本目の橋下岬の沖を狙っていると目の前の4,5mのところでモコッと水面直下で食ってるようなライズが続くので定位して食ってる魚が居るなと、ちょっと下流に移動して上流側に投げて通してみると2投目ぐらいで食った。無事あげて1匹目はマルタ。マルタの口にちゃんと後ろのフックが掛かってるということは良いスピードで巻けてるはずだと思う。
しばらく粘って追加はなく下流でバシャッとやってるのでテクトロしながら下流に移動していくと食った。あからさまに重くてイヤイヤするような首振りはコイっぽいけど、自分が引きで魚の判別ができるほどの目利きじゃないことは思い知っている。まあ何が掛かってても基本やることは一緒でしっかりあげるだけ。口掛かりなのでダッシュ始まらないうちに頭こっち向かせて、上流に泳ぎ始めたのでカニ移動しつつポンピングで距離を縮めていく。足下までは無理なく寄った感じだけどダッシュされてない分そこから粘られる。スプール左手で押さえたりしつつあまり潜られて沈んだゴミとかに絡まないように浮かせ気味でやったとったしてあげてくるとでっかいコイ。水面で空気吸わせてからもタモ見るとドラグ鳴らして逃げ回って苦労したけど何とかタモにぶち込んだ。タモ枠の寿命が縮むような重量をエイコラとあげる。
今回、このあたりは草も生えてない護岸なので鯉師を見習って撮影時下に敷くモノをとゴミ袋を用意してきた。タモを水からあげる前にリュックの横ポケットから片手でサッと出して足で敷いてその上に魚をという予定だったが、片手ではゴミ袋広げるのが難しいうえに足下に置いたら風で吹けたりして上手くいかなかった。一カ所に釣り座を構える鯉師なら大判のシートを用意しておけるけど足で稼ぐシーバスマンには難しかったか。石ころでも入れて吹けないようにするか?
かなりひしゃげた楕円形のタモ枠を余裕で超えているのでメジャー出して測ってみたら83センチあった。自己記録はたしかフライで釣った84センチ(ホントはルアーで釣った85センチだった)なのでそれに迫るちょっと嬉しいサイズ。また一枚脱ぎたくなる熱いファイトをありがとうと川にお帰りいただく。
良い時間と場所をハメたかなと次は本命と狙っていくけどその後は食ってこず。バチ流しそうめん状態突入。
商業施設の灯り下で流下状況を見ながら時間潰して終わりのタイミングにそなえる。2,30分して20時半頃流下量が明らかに減り始め、しばらくおとなしかったコイがまた水面でバチを拾い始めたので、ちょっと下流側も探ってまた3本目の橋方面に釣り上がっていく。良い感じにたまにバチが流れてる程度の時間になってたまに沖目でバシュッとかいってるので狙うも不発で、完全に沈黙して帰りがてら要所要所投げていく。
前回、バチ抜けが終わったタイミングぐらいに1本目の橋下魚っけがあったので見に行くとやっぱりたまにバシャッとやっててバチじゃない小魚でも食ってるのかも。一応想定してコモモ125持ってきてたのでしばらく投げるけど反応ないので撤収。帰宅してアドレナリンが切れると目が猛烈に痒く保冷剤で目を冷やしながら寝た。
シーバスは釣れなかったけど、なんとかチャンス作って魚に食わせてるので悪くはない。丸坊主食わなきゃ上等ってもんでしょ。来た魚釣って楽しんで、やることやってればそのうち本命も食ってくるはず。月曜は雨風が激しくなければ出撃したいけど、暴風雨なら火曜だな。
○2月28日
明日は春の嵐がやってくる。ならば今日行かねばなるまいて。
朝から公園池に電車でゴー。駅に行く途中、近所の川にオオバンがワサワサと居てビビる。普段はもっと下流で潜水したりしてるけど、人気の少ない朝方には浅いところに来て藻だの苔だの食べてるのだろうか。オオバンの大盤振る舞いという感じであった。こういうオヤジギャグを書くたびに自分が年老いたことを心底思い知らされる。くだらねえ語呂合わせとか言うようなオッサンにはならぬつもりがなっていた。
7時半頃公園池に到着するとまだ釣り人もちらほらで、釣れてないのかなと思ったけど、みなさん三々五々出勤されて最終的には割と盛況。
端の方に陣取って、11尺段底から始める。取りあえずいつものポ60底竹でアスカ3号、フロロ0.3号50センチ。刺し餌はいつもの4種でバラケは前回の残りを冷凍してたのを解凍して来たのを取りあえず使って、後半A:B、1:1の今朝作ったのを使う。ちなみに解凍モノ特に問題なく使えた。
しばらく反応なく、今日も渋いのかと覚悟したけど、30分ぐらいで浮子の戻しが早くなってきてアタり始める。餌小さめ戻してから待ち時間長めで2,3投に1回ぐらいはムズっと入るような動きにアワせて終わる感じで、釣れそうになってきた。刺し餌はさなぎ玉以外は皆アタる。2回ほどスレがかりだったのかバラして、ちょっと浮き下詰めてライン張りめにしたら力玉でツンと入って1匹目。小さくて引っこ抜けそうだけど念のためタモで取り込む。
体高低くてヘラじゃないフナ。来る魚選ばないので何でもうれしい。
その後割とすぐにもういっちょ掛けて、今度はヘラだったけど惜しくも口の外がかり。
その後は、アタってもカラツンになるので、浮き下伸ばしてはわせてみたり、針を軽くしてコム2号にしたりしたけど打開できず。ジワッと押さえるような動きがあって魚はいる感じなんだけどな、と思ってたらモツゴゲットでジャミが寄ったのかもしれない。
しばらくしてもう一匹モツゴ釣って、ちょっとジャミがうるさい感じなので竿変えて、8尺出して浅棚うどんセット。
一番軽い「ポ15」は風呂場テストでは立ち上がったのに釣り場では寝たきりで立ち上がると沈む。「グ20」に変えるとかろうじて立ち上がってトップ先端付近で刺し餌だけの仕掛けを支えられる。
ハリス0.2号50センチ、イズナ1号、道糸0.5号の細仕掛け。しばらく餌しっかりつけて水没させて縦誘いを繰り返して、だんだん餌ゆるめにしていって一回誘ったら抜けるぐらいにして、抜いて待つ感じでいく。
トップのなじむスピードが遅くなって、魚寄ったなとドキドキしつつ待つもアタらないので上げたら食ってた。サイズ小さいけどヘラでセンターばっちり。居食いを拾うのは細仕掛けでは狙いのうちなのでうれしい1匹。
その後割とすぐに、ピクッとトップが振動して、思考より先に勝手に鋭くアワセ入れてて、右手にヘラの重みをズシッと感じているのに同時進行で「これはジャミ臭いアタリだな」と思っているという、思考が間に合わない電光石火のアワセを決めて、結構引くのを細仕掛けなので慎重にいなして無事ゲット。ちょっと型も良くなった。ちなみに2匹とも刺し餌はハードU半分に切ったの。
これは小浮子の浅棚うどんセット爆釣かと思ったらそんな甘くはなく、浮子サイズ25にあげたりハリス縮めたりしてもその後はウンともスンともになってしまい、正午すぎて餌ぶら下げながら昼ご飯すませる間、1回アタっただけだったので段底に戻す。
変えたら来るかと思ったけど、とんと反応ない。ちょっと手詰まりっぽくなっているので、せっかく浮子も作ったしと、1.2ミリパイプの段底用浮子「パ80段底竹」で道糸フロロ0.8号、ハリス0.3号フロロ45センチでパリッと張ってアタリを明確に出そうという方針でいったら、小さめの浮子使ってたときと全く違って、明確な食いアタリまでなかなか行かないんだけど、ちょっと押さえるような動きやスレてるようなサワリが出まくって魚は居るというのがよくわかった。でもたまに押さえるような動きにアワたときに一瞬掛かるけどスレなのかバレる。周りも釣れてないので反応あるうちは粘り時かなと浮き下伸ばしたり詰めたりしても食わせ切れず、スパッというアタリでスレてばらして反応もなくなる。
変えれば来るを期待して、6尺だして提灯ぽくしてうどんセット。浮子は「04グ45」。ハリス60ぐらいまで伸ばしたりして1時間ほどやるもアタリ2回と渋い。
15時過ぎたし最後段底で粘ろうと、小さい浮子の方から試して渋いので、16時頃大きい浮子の仕掛けに変える。こちらはややましでたまにアタるけどスレ1回で17時時間切れ。
常連さんたちが話してくれたところによると、昨日は釣れたのに今日は駄目だったとのことで、デコった人も何人かいたようだ。5匹も釣ってれば上位組で、3匹は平均組だと思う。
午後の渋い時間にも何とか拾っていくような釣りをしたかったけど、今日はデコらず複数釣果なら上出来なのかもしれない。渋い中で良い修行ができた気がする。
餌打ち始めて寄ってしばらくは食ってくるけど、その後だんだん学習するのか腹膨れるのかなんなのか、餌を口に入れなくなってくるので、サワリが出て食ってくるような時間帯の間に集中して釣ってしまえということなのかもしれない。渋い日に食わなくなった状況からアタリを復活させる技術はそう簡単には手に入りそうにない。
春一番も吹けば、一番厳しい厳寒期もそろそろ過ぎるだろうから、サドンデスからはなんとか逃げ切ってボチボチとデコ逃れつつ春を迎えたい。
○2月20日
そろそろ潮があまり動かなくなるので今夜出漁したら次はヘラ修行の予定。今夜も丸坊主だと悪い感触を引きずりそうなので魚の種類とかサイズとか贅沢いわないので1匹欲しい。でも贅沢いうならランカーシーバスを。
潮効き始めるのが20時前ぐらいかなというところなので、暗くなってからユルユルと出かけるとやっぱりまだ潮逆流中で、とりあえず下流へ下っていって3本目橋の周りの地形変化でも狙うかという感じでスタート。
橋脚周りとか狙ってたら、やや下流にいた釣り人が魚掛けてる。かつ見てるとデカそうなのでこの潮も効いてない時間にどうやって釣ったんだろうと見に行くと、ちょうどランディングしたところで馬鹿デカいコイだった。ネットがやたらデカいなと思ってよく見ると道具立てから座椅子から完全に鯉師の装備。話聞かせてもらったら昼から釣ってるそうで今釣ったのは90ぐらいあるとのこと。このあたりコイいっぱいいるけど見たことないようなサイズでやっぱり本職はスゴイと感心した。釣ったコイをコンクリの上に置かなくて良いようにシートも用意していてそのあたりもなるほどなという感じ。ゴミ袋でもとりあえず乾いたコンクリよりは良いかもしれない。なるべくクッションになるような草の上とかに魚置くようにしてるけど何もないとコンクリに置いてた。次回から見習おう。
「関西のご出身ですか」と聞かれてしまう。もう東京出てきてから20年以上、川崎に来てからも5年以上経ってるジャン、なんでバレたんやろ。
下流に移動して商業施設の灯り下、バチも流れてないし潮も効いてないなと適当に中ニョロ投げていたらコイがいたので狙ってみると割と食う気なのか後ろ付いてくる。でも中ニョロだと食わせようとスピード落とすとスッと沈んで魚が興味失う感じなので軽めに調整したフッコスペシャルで追わせて食わせの間をつくったらパクッといってくれた。それほど走り回らず無事ゲット。さっきの90UPを見たあとだと小物感が漂うけどハラボテで60弱ぐらいはあるので重い。とりあえず丸坊主は逃れらて正直かなり嬉しい。
しばらくして潮が効き始めたので、要所要所投げながら上流へ移動していく。今夜は3本目の橋前後を中心に狙おうかと思っていたけどライズとか始まらないのでいつもの場所へ移動。
途中ネット蛇篭のアタリで水面食ってる反応があり粘るも不発。さらに上流に行くといつものあたりでSUZUKIさんの友人が来てた。仕事後の釣りだそうだ。しばらく近くで釣ってたけどライズ始まらない感じなのでさっきライズしていたネット蛇篭を狙うことにする。潮のあたってる上流の角が狙いたいのでネット蛇篭の上に乗って沖目、岸際と引っかけないように注意しながら投げつつ角に寄っていく。角の沖は反応なく食うならここだろという岸際とおしたらグッと押さえ込まれた。アワせると良い感触。サイズは良い。重量感たっぷりに沖に潜っていく。追いアワセ食らわせるとダッシュが始まる。コイっぽいけどそう思ってるとシーバスかもとか思いつつ、水面近くの足場なので落としダモが使いにくいのでロッドしゃがんだ股に挟んで固定して魚走らせつつ、リュックからタモの柄を取り出してタモ枠にはまってたナットと交換して準備する。走り回らせたので結構素直に寄ってきたけど、寄ってからかなり抵抗。顔あげさせると後ろのフックが口の中、遊んでた前フックが頭に掛かったようで巨大バイブレーション状態。ちなみに魚種はコイ。ちょっと苦戦したけど前フックが外れてくれて空気吸わせて無事ネットイン。
力使って重ね着が暑く感じるぐらいの激闘でなかなかに楽しめた。きた魚は全部楽しむ。
もいっちょいるかと投げてみるも反応なく、護岸に上がって上流に行くとちょうどシーバス釣れてたところだった。50ぐらいのレギュラーサイズだけど渋めの状況の中やっぱり本命もきているということで気合いが入る。SUZUKIさんに魚の写真だけの無言メールを送るという焦がされそうなことをしてた。
その時間が短い時合いだったのか、その後はウンともスンともで、下流も見に行ったりしたけど反応なく21時過ぎぐらいに解散。
多分もうバチも抜けないだろうし帰り時なんだろうけど、なんか釣れそうな気がずっとしてて3本目の橋周り戻ってみたりしながら粘る。そういえば今日は1本目の橋方面行ってないなと上流へ移動。22時近くなってたと思う。これが、たまに水面バシャッとかいってて今日一の魚っけなんである。コレはもらったかもと気合いを入れて毎投次の瞬間に食ってくるような気がするのだけど、どうにも食ってこない。バチじゃないのか食ってこないタイミングなのか。30分ぐらいは続いたけど反応なくなってしまったので下流でももしかしてこの時間に何かあるのかもと、下っていくけど全く反応なしで商業施設の灯り下まで来てしまう。
最後にコイ釣ってあがろうかと探していると、何匹かみつけてやっぱり今夜は食い足りないのか割と反応良く、でもスパスパ手元にアタリ感じない状態で吸って吐いたりしてくるのを目で見てアワせて1匹ゲットして終了。
重量級の獲物をあげているのでタモ枠が早くも歪んできている。
本命シーバス釣れなかったけど、魚の引きは充分楽しんだし、2匹目は反応少ないなか魚を見つけて狙い通りに食わせていてなかなかに良かった。渋い中でも釣れる確率がちょっとでも上がるように頭の回転数は上げつつリールのハンドルは焦らず回転数ゆっくりでチャンスを作って、きた魚はキッチリあげて楽しむ。やらなきゃならないことは複雑じゃないはずで、この感じで次回シーバスは3月入って終盤戦のご近所バチ抜けしっかり釣ってみたい。その前に1、2回ヘラ釣りも行きたい。目が痒い。
○2月18日
怒りに我を忘れて2連戦。日没でまだ明るさが残るぐらいに到着したけど今日は心なしか釣り人少ない。昨日渋かった情報でも流れているんだろうか?
いつものあたりで割と広々釣り始める。昼頃暖かいように感じていたけど、部屋で昼寝してれば暖かくても外に出れば2月だし風も昨日ほどじゃないけどあって十分寒い。今日は7枚ぐらいに手加減していたが、合羽とダウンベスト出してきて9枚着て完全体に。
18時すぎたあたりで、水面反応出始めた。これは昨夜と違って魚っけありで釣れそうな気配ムンムン。ジュボッと湿った音のコイっぽいライズが多いけどどんどん反応は増えて、時々バシッとシーバスっぽい補食音も聞こえる。絶対食いそうなのになかなか食ってこない。バチはちらほら流れているけど、まだ流しそうめん状態ではなく良い塩梅のはず。
小さそうなコツッというアタリが2発ほどからぶって、上流側の釣り人がコイっぽいの上げて、下流の釣り人が良いサイズのシーバスっぽいのあげて、こっちにもやっときたと思ったら、コイスレのようでしばらく普通に泳いだ後、ダッシュし始めたらポロッとはずれた。ここで釣らねばと思うのだけどライズはしまくってるのに食ってこない。しばらく粘るも周りも釣れていないので釣れない時間に突入と判断して、下流を探りに行く。
途中、通り道に竿とタモ網放り出してる釣り人が居たので釣れてやがるなと近寄ってみると、痩せてるけど長いのが釣れてる。悔しさ我慢して良いサイズですねと賛辞を送ってみたら「80はなかったです」だと。ワシが嫉妬の炎で敵を燃やす能力者だったらアンタ今頃黒焦げだゼ。
ちょっと下流の水門付近で投げてみるが、ここもライズはあるけどどうにも食わせられない。ほかの場所も様子見に行こうと下流へ、3本目の橋の明暗には1人、下の岬の下流に入って岬の沖に投げる。スカ食いそうなところを何度か逃れた実績ポイント。でも不発でやや下流で投げてた釣り人があからさまにデカい魚をかけてたので、見に行ったらくそデカい腹ボテのコイだった。正直コイでも全く問題なく釣りたい状態。情報交換したら、シーバス4つ掛けて2つゲットとのこと。
焦げてしまえッ!
自分の心の狭さにはホトホトうんざりだが、心乱れて平常心ではいられない。
商業施設の灯り下に行くと、バチ流しそうめん状態でその中をコイがゆうゆうと泳いでいく。割と切実にコイ釣りたいと目の前中ニョロもっていくと一瞬見たけどプイッとしやがった。キィーッ!コイまでアタイのことをバカにするのね。アタイくやしいッ!!
スレ掛かるぐらいに魚の居るところを通しているのに食ってこないってのは見えてない水中でもプイッとされてるのだろう。オレ以外のルアーは食ってるみたいだけどな。
20時半頃たぶん終わり際になると予想して、また戻ってくることにして、大移動で1本目の橋下に移動。たまにバチは流れているしちょくちょくライズもある。これはいいタイミングで入ったかと気合いを入れて投げていくとググッと重くなってそのままジワッとアワセたら根掛かりだった。今年すべての釣果を叩き出していた中ニョロを失う。同じ色も予備持ってきてたけど気分を変えて蛍光黄色にして粘るも、水面反応あって魚っけあるのに食わせられない。
予定の20時半頃3本目橋に戻ると、釣れてたのか釣れてないのか2人粘っていて良いところ入れないので、上流へ要所要所投げながら移動していく。バチはもうほとんど流れてなくていい感じの時間だと思うんだけど21時すぎて2本目橋の下まで探って反応得られず。泣きそうな気分で終了。
なんというか、この時期のシーバス釣りなんてスカ食って当たり前でそんなにいつも釣れるわけがないとは頭では理解しているのに、それでも心の底から悔しくてならない。昨夜の渋さでスカ食うのは仕方ないと割り切れる。今日の魚っけの多さで食わせてチャンス作ることができてないていたらくが我がことながら腹立たしい。
他人の釣果に心乱されて、焦って巻きが早くなったり見切りが早くなったりということが生む、ちょっとした違いが食わせられない原因になっているんじゃないかと大いに反省する。こんな性格を直したい。広い心で良い魚釣った釣り人には賞賛を惜しまず、参考にさせてもらうような釣り人になりたい。いまさら無理かもだけど。
とりあえず反省の意味も込めて「今宵魚を釣った釣り人のみんな、おめでとう」と書いておこう。
さすがに2晩寒くて疲れた。明日の晩も行きたいけど無理っぽいので明後日雨降るかもだけど行けたら行こう。とにかく投げ続けてチャンスを作ろう。良い日もあれば泣きたくなる日もある。良い日に心から楽しんで泣きたくなる日にゃ泣けばいい。今宵は枕を濡らして寝よう。おやすみなさい。
○2月17日
ちょっと寒さが緩んだ日が続いていて、早速花粉症なのかなんなのかダルいしお腹壊すしでもう一回行きたかったヘラにも行けずに、シーバス行かねばな時期になってきた。平日混まない金曜夜か風が吹いてバチが岸に吹き寄せられそうな土曜夜か迷ったけど、北風はわりと釣れたような記憶もあるので風の土曜に決めた。
決めたのは良いんだけど、思った以上の爆風で10m近く吹いている。にもかかわらずいつものポイントは人山で間隔広めだけどまんべんなく人は入っていて、そのうちこっちに向かってくる2人組がいるなと思ったらSUZUKIさん達で、SUZUKIさんこの風の中フライロッド持ってる。まあ、海のフライマンは風ぐらい何とかしなきゃならんのかもしれんけど根性あるなぁ。
風さえ何とかしてしまえば活性は悪くないはずと、ちょっと岸際にラインが膨らむのも計算にいれて、いつものように沖目、岸近く交互に投げて前進を繰り返してたら、割とすぐにガツンとひったくるようなアタリがあってアワセ食らわせてる段階からドラグ鳴らしまくって突っ走る。口で食ったような気がしたんだけど引きはどう見てもコイのスレ。でもそう思ってあげてみるとランカーシーバスってこともあるかもと丁寧にファイトして、寄り始めたのでだいぶ上流走られたので蟹のように横移動しながらライン回収してそろそろ顔見えるかなというあたりでポロッと外れた。首振ってる感触もなかったのでやっぱりコイのスレだったのだろうか。まあ、魚がいることは間違いないのでまた前後移動しながら投げていく。
これが、今夜は全然水面で餌食われてる気配がしてこなくて、バチはたまに流れているので、少なくともコイはいつでも居るのでコイすら反応が見えないのは何でだろうと首をかしげつつ釣っていくも反応なし。そのうち流しそうめん状態に近く流れだしたけど水面反応はほとんどない。これは魚いないのかなんなのか始まりのタイミングを逃したかもと、下流の状況はどうかとチャリで見に行く。3本目の橋あたりまで見に行くもバチは抜けまくっているけど水面反応ないのは同様で元の場所に戻る。
下のポイント見に行った直後ぐらいに、周りで2匹ぐらい釣れてたらしい。移動が裏目で思いっきりタイミング逃してる。同じ場所で粘るべきか移動するべきかってのは考えどころだけど、自分のやり方は足使って探りまくる方法なので割り切るしか仕方ない。移動して釣った魚の方が多いと思いたい。
その後はバチは流れど食ってこずな時間が過ぎて、19時半頃からバチの流れる量が減り始め、釣り人も帰り始め、ここが終わり際のチャンスだろうと集中して投げるも反応はなく、20時頃撤収。
我々3人は友人の1バイトと私のコイスレのみという渋い一夜となった。まあ、この時期3連勝とかが異様なぐらいでこのくらいの渋さは想定内で、ちゃんとバチ抜けて魚も少ないけど回ってきた場所で釣ってる、ってのを続けるのが大事かなと思う。寒い中の釣りも鼻の頭がちょっと寒いぐらいで何とかなるし、ナイロンラインはライントラブル少ないので風の中でもそれ程グチャグチャにはなりにくい。2回ほど糸ふけ巻き込んでしまったけど、手すりにルアー引っかけてライン出してまき直して事なきを得て2個用意した替スプールの出番は今夜はなかった。
ということで、悔しいので明日も行きたい。今日バチ抜けまくってたらふく食った魚たちが学習して早いタイミングからバチ探してて活発に食ってくるとか、そういう都合の良い妄想を抱きつつ寝ます。おやすみなさい。
○2月9日
朝ゴミをだしに外に出たら風もない暖かな日で「これは釣りに行くしかない」と思ってしまった。シーバス年甲斐もなくハッスルしてしまったせいか今週前半はお疲れ気味で、ジョギングが途中で散歩になる始末でヘラ釣りは週末暖かい雨降るみたいだし来週だなと思って、木曜は電車で出かけたついでに新しい釣り場の下見に行ったところだったがいきなり翌日金曜行くはめに。
ヘラ釣り、初めての冬でもありどのくらい釣れるものなのかもさっぱり分からないので、その辺情報収集とお勉強のため「管理池」を主戦場としている玄人衆のツイッターとか参考にさせてもらってるんだけど、この時期さすがにというか管理池めちゃくちゃ渋くてたぶんそれでも30人かそこらは釣ってるであろう休日に、釣れた人2人とかの惨事になってて、玄人でもデコったと呟いてたりしている。でも、玄人氏次の日に池で唯一デコのがれてしかも2匹釣ってリベンジ成功したりしてて、競技会で勝つようなわかりやすい上手さとは別種の凄みを見せつけられて敬服した。
とはいえ、この時期さすがにデコが続くと玄人衆もメゲるようで魚のいっぱいいる釣り堀とかにも出かけている。今まで私が行ったことある「箱」以外にも電車1時間以内ぐらいに釣り堀がもう一軒とそれから公園の池にヘラブナ放流して無料開放されてる釣り場があるらしい。釣り堀の方は「箱」が気に入ってるのでまたの機会があればという感じだけど、公園の池というのはいかにも「ゆるふわ」でいいんじゃないかと行ってみることにした。なにもこの寒い時期に新規開発に行かなくてもとも思うけど、シーバスがこの時期の自分にしては異様なぐらい釣れてるので、ヘラでデコってもまあ良いかという余裕。でもサドンデスルールは「箱」だけにしておこう。
午前中病院行って昼前出発。電車は乗り換えなしでいけるけど、最寄り駅から結構歩くので、餌を家で作ったりして荷物をリュック1つにして行った。池を囲んでベンチがあるので椅子は持って行かなくて良い。お尻の下にひくマットは用意した。竿は8尺、11尺いずれも小継ぎの振り出しでタモの柄もグラスの3本継ぎのを自作、竿かけは以前作ったクランプ式でシーバスロッド入れてる書類ケースに長モノ全部突っ込んでリュックの横ポケットに刺して行けるようにした。
街中の公園の噴水池そのもので、なかなかにゆるい感じだけど、釣り人は平日でも結構いて、段底半分、浅棚うどんセット半分、たまに良グルテンの底という感じか。長竿振ってる人のスコープ備え付けてアタリ待ってる様とか柵に竿かけを取り付ける工夫とかゆるい雰囲気の中にもやはりこのクソ寒い時期に来る好き者たちの醸し出す熱気がそこはかとなくほとばしる。
前日の下見では、1時間ぐらい見てて3匹ほどあがってたけど釣れてた人は浅棚うどんセットで浮子がえらく華奢だった。底より宙かなと最初8尺だして浅棚うどんセット。水深1.5mぐらいなので提灯にならないけど柵の高さがあるので竿先を空中に出す形にすると竿先の真下を狙えるので提灯っぽい感じにはなって縦誘いもできる。
刺し餌はいつもの4種に、バラケはA:B:底釣り、1:2:1。ハリス0.2号50センチ、イズナ1号。しかしこれが、アタリが遠くて餌ばらまいても待ってみても、どうにも魚が寄ったような動きが浮子に出てこない。一人とばした向こうの釣り人が浅棚うどんセットで2匹連発とかしてたので浅棚うどんセットで良いような気がするけど、棚ちょっといじってみたり、餌抜いてみたりしてもウンともスンとも。
隣の段底の人もアタリはあるようでアワセはたまに入れているのに、こちらは2時間弱でアタリ2回とあきらかになんか違ってるようなので、11尺出して段底にしてみる。竿はヘラ釣りには初登場の「白滝U330」。ハリスフロロ0.3号50センチのアスカ3号。浅棚よりはましな感じでたまにサワるようになったので、やや待ち時間長めで我慢の釣り。
一発カラツンもらって、1発スレて鱗が上がってきた。魚はいる臭くなってきた。下張りとんとんでやってたけどスレたということは張りすぎで吐かれてるかなと浮子下2センチほど伸ばす。しばらく反応なくて、さっきスレたので魚どっか行ったかなという感じの中、また魚寄せるため早めに打ち返そうとあげたら掛かった。口に掛かっててくれと祈りながらあげてくると呑まれてやがる。ゆるめたのでアタリ分からんかったようだ。まあいいやデコ脱出は嬉しい。ここは魚は小さいのが多いようでこれより小さいのもつれていた。釣れれば小さかろうがだいたい何でもいい釣り人なので気にしない。
これは逆にハリス張ってアタリ明確にするべきかなと浮き下3センチほど詰める。しかしこの後ウンともスンとも。周りも爆釣してるような人はいないけど、ぽつぽつは釣れてる感じ。
15時すぎて後1時間かそこらだろうなということで、とりあえず変えると来るぐらいしか思いつかないので、また8尺出して浅棚うどんセット。ハリスを40に詰めてみる。箱に比べると魚が少なくて寄ってない気もするので作ってきた餌も余っているしでバラケ水加えてベチョっとゆるめて抜き気味にしてバンバン打ち返してみる。途中なじみが遅くなって寄ったかなという気配があって1回だけアタったけどそれっきりで16時。
もうちょっと何とかしたいなと再度11尺段底。しかしアタらず、それではと最後また8尺出してみるもこれも反応なく17時終了らしいのでその前に撤収。今日は暖かかったので7枚しか重ね着してなかったけど夕方はちょっと寒かった。
タモの柄は先2本が振り出しで手元が並継ぎで浮子入れも兼ねる仕様。タモの柄用なのか1本100円で売ってたグラスで作成。良いデキだと自画自賛。
周りでは7匹釣った人が賞賛されていたのんで、たぶん上位陣でつ抜けしたかどうかぐらいで、平均で3〜5匹ぐらいという感じか、デコった人は少なかったはず。また釣れてなかった下層に停滞だけど初めての場所なのでデコらなければ上出来なのかも知れない。
下見の時の華奢な浮子の印象があったので浮子もハリスもハリも細め緩め軽めの繊細な仕掛けを意識してたけど、割と今日釣れてた人は普通の大きさの浮子だった。アタリ明確に出すために浮子大きめでオモリ重めにして道糸張ってというのも試すべきだったかも知れない。あとバラケをバンバン打ったところで寄るってわけでもないようだ。適量があるんだろうけど難しいやね。
「箱」と「管理池」の中間ぐらいの池の規模と魚の濃さで修行にはちょうど良いかも知れない。魚寄せてアタリ持続させるという課題を意識して次回もこの「公園池」にしようかなと思う。デコったら「箱」ということで後この冬の間に2回は行けること確定。ヘラ釣りって数を競う釣りモノでこういう釣るかデコるかのハラハラを楽しむものではないと思うんだけど、数釣るより面白いような気もしてきている。
○2月5日
ちょっと疲れがたまってたけど、今日でしばらく休漁ということで気合いで、といいつつ潮が効き始めるのも遅めだし横着して19時頃ユルユルと釣り場へ。平日なのでさすがに釣り人減って5人ほど。
水面覗いてみると潮がタルンと動きだしたところでちょうど良い時間か。風はあまりなくて寒さはそれ程でもない。まだライズとかはないけどさっそく中ニョロではじめると割とすぐに水面小さめのライズが散見されるようになって、これは食いそうだなと思うのだけどなかなか食ってこず、かといってライズが増えるわけでもなくダラダラとした展開。
いつもの下流側で例によって、沖目岸際交互に上流に投げてちょっと進んで、上流の釣り人見えたら下ってまた上がる。3往復する間に小さめっぽいアタリが1回と、コイスレですぐバレたのが1回と渋め。シーバス少ないのかコイっぽい湿った捕食音と小さいライズが多い、と思ってたら8時近くになってガボッという感じの良い捕食音も聞こえてきたので気合い入れて投げていると岸際でヒット。飛ばないけど緩急のある突っ込み方でシーバスっぽいなと思ってたら正解。
60くらいだけど、片目が病気なのかブヨブヨふくれててキンメダイみたいな顔になってる。まあ、バチでも食って養生して欲しいとリリースしたら、1匹バチ流れていくのを確認。こういうバチの流下量少ない日はバコバコ食ってくるんじゃないのかと投げていくと、上流の釣り人見えてきたあたりでガガッと良い感じのアタリがあったけどスッポ抜けた。
期待に反して今一渋く、ライズは地味に続いているし少ないけどシーバスも居るようではあるので、このまま往復しつつ地道にアタリを拾っていくのが手堅い気はする。するけど、スカは逃れたし20時半ぐらいになって博打打ってみる。
まず、下流へ移動しつつこういう流下量少ない状況で沖目回遊しているのを狙っても薄いので、地形変化に付いているであろう個体を拾うつもりで、近所ポイント最大にして普遍的な地形変化である岸際に絞って、さらにネット蛇籠だの水門だのを重点的に探るも下流のほうはライズも極端に少なく、早々にダメだと見切って逆に上流へと1本目の橋下へ。こちらはたまにライズとコイっぽい水面の動きがあって良さげだったので粘るも不発で、ライズも少なくなってきてそろそろ終わり際の時合いかもと21時半頃に最初の場所に戻ろうとしたら、人気ポイント2本目の橋下は釣り人みんな帰り始めてた。
でも、まだたまにライズあってまさに終わり際の時合い臭くなってるので人少なくなって釣り場自由に使えるので、魚少なそうなこともあり広範囲に岸際だけ狙おうと右手に自転車のハンドル、左手にロッドでテクトロで下っていたら、やっぱり食った。一瞬重さがのったけど首振りでバレた。潮引いてだいぶ浅くなってきているので魚の暴れた飛沫が見えてたけど割と良いサイズだった感じ。惜しい。さすがに連日バチ食っててあまり強くは吸い込まなくなってきているのだろうか、良いアタリでも掛け損なう。
その後は、最初入った場所あたりまで行って戻ってウロウロ粘るも食ってこず、下流の3本目の橋見に行って異常なし、帰りがてら再度2本目橋下流投げつつ22時すぎに終了。
ちゃんとバチの抜ける日を読んで、チャンス作って魚掛けられている気はする。掛け損ないやらバラしやらはシーバス釣るのには税金みたいなもんだから、引き続き良い日になるべく多く食わせられるように淡々と狙っていきたい。でも次は今週末天気崩れそうなのでその前後あたりでいよいよ渋くなってきたヘラ修行かな。
○2月3日
今年の爆発予想日で天気も良く風もほぼない。ただ土曜日ということで人山は立つだろうなと、ちょっと早め明るいうちにいつもの2本目橋の下にはいると、下流側いつも入るあたりにすでに2人組が陣取っている。今日は下流側から釣り座が埋まっていったような感じだった。なんか情報流れたのか?
一番下流に陣取ってボチボチ用意してなんとなく中ニョロ投げていると後ろでボワッとなった。よく見ると水面直下で待機中っぽいコイがうろついている。今日は釣り人も魚も待ちわびた宴の晩だ。
明るいうちに隣の釣り人がコイあげて、メチャクチャ釣れそうな感じで日も暮れたのだけど、思ったほど魚の反応はなくて、いつものように沖目岸際交互に上流に投げて移動、上流の釣り人が見えてきたら下流へ戻るを繰り返してたら小一時間ほどして岸近くで食った。明らかにコイっぽい重量感の魚がグネグネ暴れている。ここのところの冷え込みで本調子じゃないのか、わりと大人しく寄ってきて空気吸わせたらシーバスみたいにエラ洗いしたけど無事ネットイン。もっと走り回られるかと覚悟してたけど拍子抜け。50ちょいぐらいか。とりあえず丸坊主は逃れた。
その後割とすぐにチョイ沖目で2匹目。良い突っ込みしたけど飛ばないのでマルタかなと思って寄せてくると正解。
良い時間帯突入したようでコイっぽいジュボッという感じの湿った捕食音が多いけどライズも始まった。
ここで釣らねばと、気合い入れて投げていくと沖目でヒット。しかし最初の水面首振りでバレた。ということはシーバスだったと思う。
まだ来るだろうと粘るけどその後はライズはあれども食ってこず。水面確認するとチラホラとバチが流れ始めている。
バチの流下が増えてきて、コイが頭出してのしかかるように食ってるのが見えるけど、ルアーには反応なくなって、始まり際の時合いは終わったくさいので、まず上流を見に行く。途中釣り人数えたら自分以外にちょうど10人居て、地面に魚を置いた跡があるのは半数ぐらい、コイとかもいたはずだから、多分始まり際でシーバス釣ってるのは2,3人ぐらいだろうか。思ったより釣れてない。
2本目橋の上流、コイが水面で食っているけど、ルアーには反応ない。1本目の橋の下には今日は2人貼り付いていて狙えなかったので、逆に下流を見に行く。どこもバチは流れていてライズはある。でもネット蛇籠周り、水門前、3本目の橋上流の岬と地形変化を中心に狙って行くも反応なく、3本目の橋下流と商業施設の灯り下には釣り人貼り付いていたので折り返す。バチも抜けまくってきてるけど釣り人も多くてなかなか良い場所には入れない。
とりあえず水門前がライズは多いので、コイに混じってシーバスも居るだろうと、コイがジュボジュボやってるのが、岸から4、5mくらいが多いようなので、そのあたりがバチの流しソーメン食い放題コースかなと狙ってみる。
3投目ぐらいで食った。重くて潜っていくので間違いなくコイだと思って、1匹目は拍子抜けするぐらいにあっさり寄ったので、走り回ってくれることを期待して気合い入れて2発ぐらい追いアワセくらわしたら、一気にダッシュして沖側へ、さすがの力強さでこの時期のシーバスより断然引きはコイの方が強い。ドラグの音を楽しみながらダッシュが治まったら力入れてポンピングで寄せる。ときおりドラグ滑らせつつも徐々に寄ってきて下に突っ込むのを何度か耐えて頭こっち向いたので浮かせたら銀ぴかでシーバスだった。しかも結構良いサイズ。ネットにぶち込むのに顔あげさせたら初めて首振ったけどそのままネットイン。
タモ枠越えててメジャー出して測ってみたら、70はないけど充分嬉しい67センチ。釣る魚を選べないどころか、掛かってる魚がなんなのかさえ分からんってどうなのよ?なにが断然引きはコイの方が強いじゃ。まあ結果オーライで本命もゲット。何でもいいから食ってきてくれた魚を楽しんで丁寧にあげとけってことだろう。
その後は反応なく、まだバチの流下は続いているので、どのぐらい下流まで流れているのか様子見に行く。4本目の橋ぐらいまでは流れてたけど、明らかにライズの数が少ない感じだった。
戻ってきて、3本目の橋周り、また水門前と投げていると、そろそろバチの流下も少なくなってきてライズも落ち着いてきたので、終わり際の時合いが来るかと最初に釣ってた場所に戻るけど、まだ今日はけっこう釣り人残ってた。釣れてる様子はないし、自分のルアーにも反応ない。今日はバチ沢山抜けたので魚も満腹して終わり際の時合いはなしだろうか?粘って確認するべきかなとも思ったけど、あまり釣れそうな感じがしなかったこともあり最後寄り道して撤収。
今日は3魚種釣ってるので、あとボラ釣ったらご近所グランドスラム達成である。っていってもボラだけ狙って釣るなんてどだい無理だけど、ボラが確実にいるのは排水前なのでわずかな可能性にかけて排水前で投げてみる。たまに背中にあたってるっぽい感触があるぐらいで異常なし。
9時前には撤収。バチが大量に抜けた割にシーバスは少なかったのか、思ったほど爆発はしなかった。でもバチ食ってるのはシーバスだけじゃなくてコイも釣ったしマルタも釣ったし本命シーバスも2回掛けて1匹は釣った。文句などあるはずもない。引き続き好釣で、体調次第だけど調子に乗ってもう1回ぐらい行っておきたいところ。1日休んで明後日の夜かな。
撤収作業してたら、タモ枠ポキッと殉職してた。コイとか重量級の獲物を入れたまま3点支持でロープで引き上げられたりとか、想定されていない使い方だろうから金属疲労とかだろうと思う。ながくおつとめご苦労様でした。
○2月1日
天気が読み切れなくて困った。金土と行きたいのだけど、木曜から金曜にかけてまたドカッと雪の予報もあり、それならそれで荒れる前の水曜と止んでから土曜という安全策も考えたんだけど、過去、夕方からチョロッと降り始めたぐらいの小雨ならこの時期のバチは抜けているので、雨でも釣れるというのが手札にあると、人山避けて狙う作戦がたてやすくなるので夕方降り始めの予報のあった木曜に出撃。
しかし、夕方からぽちぽち降り始めるはずが昼過ぎにはすでに降り始めていて、ちょっと予定より降りすぎか?降り終わった明日金曜は水量増えて悪影響でる可能性があり、今夜と土曜が妥当かなとおもうけど、確固たる根拠がない。まあその根拠の基になるように雨の中でかけるとする。今夜だめでも土曜には増水の影響も収まるだろう。今夜はとにかく雨の中の釣りのデータとりぐらいの感じで割り切って淡々と釣ろう。
17時半頃に2本目の橋下につくと釣り人ほかに1人いて、自分もだけど雨の中ご苦労さんである。ポイント選び放題だけど、結局いつもの下流の方から始める。風がそれほど強くなくて気温はそこそこなので思ったほど寒くはない。
30分位して、水面パシャッと始まってやっぱりこの時期雨降ってもバチ抜けるようだとホッとしつつ、良い時間に突入だと気合いを入れていつもの中ニョロ投げていくけど、散発的なライズはあるけど、ルアーにはどうにも反応がなく苦戦した。けど、ちょっとずつ上流に移動しながら投げてもう一人が見えたら下流に戻ってというのを2回繰り返したあたりで、コツコツとアタッた気がしてそのあたりで投げていると、やや沖目でヒット。あまり大きくなさそうだしジャンプしないので1匹目は例によってマルタかなと思いつつあげてみたらフッコでした。50ないくらい。やっぱり雨でも釣りになる。
その後すぐにヒットして、ちょっとサイズアップと思ったら確かにサイズは良くなってるけどマルタでした。今日も良い感じで魚掛けられている。
2匹釣ってしばらく釣れない時間がきたので、この場所で粘って終わり際のタイミング狙っても良いけど、せっかくなので他の場所も見に行く。上流見に行く途中でもう一人の釣り人も魚掛けてた。2月の雨の中くるような釣り人は来てる魚きっちり釣るぜというところか。
上流、1本目の橋の下から2本目の橋までの間、たまに水面餌食ってる反応あるので結構粘ったけど不発。思い切って要所を探りつつ下流へ移動。
ネット蛇篭反応なし、水門前、岸際2投ぐらい反応無く沖目に投げたらヒット。またちょっとサイズアップでシーバス臭い重量感だったけど跳ねないので大きいマルタかなと思ったら50真ん中ぐらいのシーバスだった。今日はシーバス跳ばない日か。バチ流れてるのは見えなかったけどシーバスの口の奥にはバチが見えててしっかり流れているようだ。
その後、3本目の橋周辺、商業施設の灯り下と探るもかなり潮がガンガンに効き始めいまいち攻めづらく、上流に戻って終わり際の魚を拾うべく岸際を丁寧に狙っていくも反応なく20時過ぎに撤収。
帰る頃になると気温も下がり始め、水面にもやがかかってスモークオンザウォータ〜な感じになっていた。雨も強くなってバチバチいい始めてたのでみぞれになってたのかも知れない。手袋がネオプレン性なんだけど指先出せるように切れ目が入っててそこから雨が入ってきてやや冷たかった。もう一つ買って濡れたら交換とかすれば完璧かも。他は防水も防寒もバッチリで寒くないわけはないけど3時間ほどの釣りの間は快適に釣りできた。
なにしろ雨の釣り場は釣り人少ないっていうのが、手先が濡れてちょっと冷たいのを差し引いても快適で、人山状態の混む時期に増水しない程度の雨や雪の晩があったら狙っても良い気がする。
4月5月の港湾のバチ抜けは雨降るとてきめんにダメだけど、もともと塩気の薄いやや上流の近所ポイントでは雨降ったところで塩分濃度とか変わるわけでなしバチは予定通り抜けるということなのかなとか思っている。
帰り道、排水溝からは濁流放出中で、明日は水温ぐっと下がったりして悪影響ありそうに思う。次はその影響も納まるだろう土曜の夜に出撃予定。
○1月30日
今季のシーバスは好調な滑り出しをみせている。大変良いことだけどこういう調子良いときにこそ次のネタを仕込んでおきたい。既に人山大盛況状態のポイントでは今後もさらなる混雑が予想され自由に投げられるような釣り座が確保しにくいだろう。混雑する人気ポイントは限られるので場所をずらして対応もできるけど、いっそ日時がずらせられれば楽である。
ということで朝に潮が効く時間帯がくる今朝様子見てきた。どこでも当てはまるパターンじゃないけど朝バチパターンは存在するらしい。ということで起きられたら出撃というゆるい意気込みで床についたけど不思議と起きられて出撃。
結構風あってさみい!2本目の橋下流、潮は良い感じに効き始めたところだけど水面ライズ等なく、とりあえず中ニョロ投げつつ、バチ抜けてなくても潮にのってポイントに入ってきていれば地形変化とかについて餌待ってるんじゃないか、と移動しながら秋に良かったネット蛇篭ポイント、3本目橋周りと探るが不発。帰りは水面反応無いのでちょっと深め意識してマリブ78投げつつ戻る。
空も明るみ、魚の気配も感じられなかったので最後排水前によってボラとコイが泳いでるのを確認して終了。
新規開発なんてのは10やって1つ何か成果があれば上出来というくらいで想定の範囲内のスカ。
次回、風さえなければ雪の中の釣りを狙っている。雪なら人山たたんだろさすがに。
○1月27日
週の初めにドカッと雪が降ったと思ったら、その後間髪入れず都心でも−4度とか記録モノの寒波が来て積もった雪がとける暇がない。土曜はちょっと緩んで気温も朝は氷点下だけど日中8度ぐらいまではあがるということで、来週はシーバスいかねばの娘なのでどれだけ渋いのか怖いもの見たさもあって「箱」詣で。
7時開場は流石に寒い。みんな日が昇ってからの出勤でスタート時3人。でも休日ということもあって日なた側はそれなりに並んで10人ぐらいと、この寒いのにと、自分のことを棚に上げて思ってしまう。
いつもの角に入って段底から始める。角にチョロチョロ流れ込んでいる水が温かいことを祈るばかり。
10尺だして、ポ60底ポ、下バリはアスカ3号、フロロ0.3号50センチ、バラケはダンゴA:ダンゴB:底釣り、1:2:1で刺し餌はハードU、力玉、サナギ玉、シラタキを適当に順番に。
渋い、いつもなら15分かそこらでサワリ始めるのに、ウンともスンともな時間が続くけど、周りも同様なのでとにかく寄せようとなじんで戻したら20秒数えて切って打ち直す。
しかし、今日は空気乾燥してるなァ、バラケの乾燥防止に掛けてあるぬれタオルがカラカラのパリパリに乾いてるやん。と思ってなんか変だなとよく見ると凍ってる。まだ氷点下。デコ脱出できるんだろうか?
ピクとも動かん、という嘆きが聞こえる中、1時間ほどすると戻しが早くなったり風もちょっとあって見づらいけど風以外でも揺れたりとサワリ始めた。コレは今日の1匹目はいただきかもと思うけど、なかなかサワったあと落とさない。サワリが出るまでは餌保ち重視でハードUにしていたけど、力玉かと替えてみても不発、サナギ玉、シラタキも同様。浮子下長くして這わせ気味にするとサワリが分からなくなってるのか反応消えるので、むしろ張るべきかと詰めると、アタリ始めたがカラツンになる。ハードUがどうもあたるのでハードU多めに打っていくと、ちょっと大きくシュコとあたってシッポスレで走り回られる。アタリがデカいということはもう少し張るべきかと張ってみるも今一でそれではと緩めるとスレて、えらい勢いで走られたけど切れずにシーガーR−18強いなと感心してあげてみたら上針にスレてた。うわずってますね多分。
餌を小さく締めて、ちょっと餌打ちペースも落として待ってみると今度はあたらなくなる。魚どっか行ったのかと思うと餌切るときにスレて鱗だけあがってきたりして魚は寄ってるようだけど刺し餌食ってないかアタリ出せてないか。
とりあえずハリス45センチ0.3号ナイロンに詰めてハリをコム2号に落とす。2つの要素同時に変えると何が効いたのか分からなくなるのであまり良くないらしいが変えるときは一気に変えたい性分。力玉が前回みたいに吸い取られてないので口に入ってない気がしてハリを軽く、うわずってるならハリス短くということだったと思うけど今思うとチグハグだ。
でも変えると来るの法則か数は少ないけど良い感じの小さめのアタリが出始めたけどカラツン何発か食らってるうちにまたあたらなくなる。しばらく粘って久しぶりにアタッたと思ったらまたカラツンかと思いきやハリが折れてた。
0.3号だしそんなにきついアワセしてなかったんだけどガックシ。
何か変えると来るかもと0.4号ナイロンにして50センチ、アスカ3号に戻す。変えると来るで何回かアタッてやっとスレじゃない感触であがってきたけどホッペでした。10時過ぎてぼちぼち周りもデコ脱出しているけどなかなかあと数センチが遠い気がする。
一桶打って魚寄ってないわけでもなさそうなので、餌持たせて粘るかとA多めで2杯にしてバラケ作り直してトイレ休憩で床休めして、ちょっと釣ってみるも好転せず。打開する方法が思いつかないので竿8尺に変えて11時頃から提灯ウドンセット。浮子はトップ0.4ミリのグ45、とりあえず下バリはコム2号、ハリス45センチ0.3号から始める。
バラケゆるめに付けて2回に一回は抜けるぐらいで縦誘い2回ぐらいでバンバン打ちかえす。餌落ち目盛を6目盛出し、上の方の最初の黒に設定するんだけど釣ってるとだんだん餌落ち目盛りが先端に寄ってくる。ラインと浮子が吸水してトップが細いので結構ズレる。スズハンダ細い方を指でちぎって調整していく。
割と早く30分しないぐらいでトップの沈むのが遅くなり始め魚寄ってきた感じ。今日はハードUの日なのかほかより良くアタるけどカラツン。ここで釣らなきゃという感じになってきたけど割とすぐに反応なくなる。しばらく粘ってハリスを0.2号60センチ、ハリはイズナ1号に。
アタりは遠のいたけど力玉が知らないうちに吸われ始めたので50センチに詰めて、バラケの付け方とかあれこれ試していたら、小さい餌をゆるめに付けてテンポ良く打ち返して刺し餌サナギ玉でとりあえずアタリはちょくちょく出るようになったので粘ってみるも、たまにスレっぽい感じで掛かってすぐに外れるのみでなかなかデコ脱出が遠い。
14時近くなってアタリも遠のいて、魚いる弱いサワリが出続けてはいるのでバラケに寄せてみようかとハリス詰めたりしたけどアタリ復活せず、本格的にデコの危機が迫ってきたので、とにかく変えれば来るぐらいしか思いつかないのでトイレ休憩後13尺出して段底。
これが、なんだかなじみ幅が思うように出せずにどうにもしっくりこないので1時間せずに10尺に竿変えて段底。しかし10尺でも朝のようになじんで戻してという感じになってこない。頭抱えて考えて、どうもバラケの元のAの方が軽いので同じ餌付けでも2桶目以降の方が軽くてなじみ幅が出ないと気付いた。試しに手水打って練って付けたらなじんだ。気付いてしまえば当たり前といえば当たり前だけど経験少ないのでこの程度のことが良く分かっていない。黒1つ分6目盛なじませるぐらいを意識していたらちょっと反応する時間が来たけど、すぐにアタらなくなって餌を小さくしたりしても反応復活しない。
時間は15時半を過ぎてもう30分もないけど、このまま段底で少ない反応を拾える可能性よりは、変えたら来るの法則でもう一回食ってくる時間帯を作って掛ける可能性の方が高いかなと、もう一度8尺出して提灯ウドンセット。0.2号50センチ、ハリはイズナ1号。
時間もないので抜き気味にバラケユルく付けて餌落ちでたら2回縦誘いで回転数あげていく。力玉でカラツンもらって寄ったなと思うけどなかなかアタらず、サナギ玉に変えて餌落ち出たので縦誘いしたら掛かった。グネグネと抵抗しつつも制御できる感じで明らかに頭の方に掛かっているので、口の中に掛かっててくれてと祈りつつあげてきたらセンターバッチリ。あと10分でデコ脱出。
ちゃんとアタリ出して掛けたんじゃなくて居食いしてたのを縦誘いしたらたまたま掛かっただけだけど、細ハリスに軽いハリならこういうボーナスも有るってことだと思う。っていうか釣れかた選べるほどの技術なんかないので単純に嬉しい。
もう一匹行けるかもと4時までキッチリ粘ったけど追加はなく終了。
多分デコった人もいるので最下層じゃないけど、釣ってた人で10行くか行かないか、平均2,3匹というところだったと思うので、下層の上の方ぐらいか。なかなか中流定着もままならん。
今日は段底ダメでメーターウドンセットが比較的良かったようだ。隣のオッチャンもメーターウドンセットで地味にコツコツ掛けてた。バラケをぶら下げずに抜いたうえで結構待ってる感じだった。水深が8尺提灯でもハリス60センチで底についてしまう程度なので、空気に冷やされる表層と冷たい水が沈む底を外すとメーターウドンセットということになるのかも知れない。
多分、今日の苦戦の原因は寄せることを考えすぎて餌打ち過ぎで、魚が溶け落ちたバラケばかり食っているか満腹して食わなくなってしまったかあたりなのかなと思う。持続的に食いアタリを出していくには多少反応の頻度が減っても餌の供給量を絞って、刺し餌を食わずにいられないように仕向ける必要があるんだろうけど、隣のオッチャンのように長く待って粘るにはそれなりにその釣り方に確信がなければ不安になって続けられず、今の自分にはそんな確信あるわけがない。でも、次回はその辺意識してやってみたい。
とりあえずデコ逃れられたのは良かった。魚釣りなんてのは最後釣れればバンザイってなもんよ。毎回新しい発見というか課題がでてきて面白い。釣れなくなってデコくらったら春まで休漁というサドンデスルールでいこうと思うけど、なんとかデコ逃れ続けて春まで釣り続けたい。
○1月20日
魚来てまっせ!ということで連夜の出撃。昨夜は釣り始めたらすでに始まってた臭かったので潮が効き始めるのは遅くなるけど念のため30分早く始める。土曜なので混むだろうなと思ってたけど予想以上で早めに入ったけどすでに2本目橋の下には5,6人入っていて結局10人以上並ぶ人山状態になった。
迷わず一番下流側に入る。混んでる上流側に入っても場所移動はできなくなるし間隔詰まってくると岸際狙えなくなるしでろくなことない。多少ライズ始まるタイミングが遅れるぐらいで下流でも釣れる。よね?
スタート時ちょうど潮止まりぐらいでタルンとしていた潮が動き始めて、いつものように上流側沖目と岸際交互に投げてちょっとずつ移動を繰り返していたら、そろそろ釣れるかもという期待が今日は釣れないのか?という疑問に変わり始めたくらいにヒット。
今日も1匹目はマルタ。ちょっと沖目で来た。今日も良い感じの速さで巻けてるようだ。
しばらくして岸際で、2匹目は跳ねてるけど小さくてセイゴ。
上流側に入った釣り人がギーッという音をさせてるし、今日は風も無く穏やかな夜なんだけど、ラインの風切り音が聞こえてどうもフライロッド振ってるようだ。見てるときにデカそうなの掛けてた。このポイントでフライ振ってそうな人物が思い当たるので寄ってって挨拶してみたらやっぱりSUZUKIさんだ。香港から帰ってきていて友人と来ていた。さっきのは惜しくもバラしたとのこと。でも良い時間なので釣りましょうということで3人で釣る。
割とすぐに1発来て3匹目はマルタ。なかなかいい突っ込みしてくれた。
しばらくして友人がシーバスゲット。リップレスミノーで。60後半ぐらいの良いサイズで盛り上がる。一番下流でネット蛇籠あたりまで探ったりしていたら私もゲット。コイツもわりと岸側。
60真ん中ぐらいで良いサイズだけど、いかにも産卵終えましたな感じの傷ついた痩せた個体で引きも弱め。でも、この時期大仕事を終えてここまで長旅してきたことを想像するとちょっと感動する。じゃあ釣って虐めたるなや、という気もするけど釣り人としてはコレを釣らずに春を感じることができるかよって思っちゃう業の深さ。まだ春というには早いか?バチをたーんと食べて産後の体力を回復してほしいものだ。
ボチボチと水面ライズも見え始めるとアタリが遠のくのは昨日と一緒で、ちょっと1本目の橋の上とか様子を見に行って戻ってきて、ライズが無くなるころに終わり際の時合いが来るという予想が大当たりかっていうグッと重く根がかったようなアタリが来たと思ったらホントに根掛かりで、「よっしゃこういう重くなるだけのアタリがえてして大物なんや」という感じの気合いの入ったフッキングを見られてしまったかもという恥ずかしい思いをしただけで、予想外れたかなという感じになってきたので、思い切って下流の3本目の橋周辺に移動。博打打って正解だったようで水面モヤンとなんか食ってるっぽい気配もたまにある。
何発かアタリは取ったけど魚あげてないSUZUKIさんに釣ってもらわねばと、実績の岬周りとか狙ってもらうけど潮がガンガン効き始めてなかなか厳しい時間になってきた。しばらく粘ったけどめぼしい反応は友人が1バラしのみで終了。3人でウダウダと釣り話など楽しみつつ戻って帰宅。SUZUKIさん射程距離内に魚をとらえてるようなので次は釣れますよ。
2日連続で好釣。でもちょっと疲れて腰も痛い。3日連続は無理っぽいのでしばらくお休みで来週はヘラ修行の予定だけど、月曜関東も雪のようでガッチリ冷え込んだあとどのくらい食い渋るのか、怖いような挑戦しがいがあるような揺れる男心。
○1月19日
木金と行くか金土と行くか迷った。近所ポイントのデータ的には木金の方が良さそうだけど、ある仮説に基づいて1月早期は後ろにずらした方がよいような気がして金土にした。
金曜夕方ちょっと風もあって寒く、6時頃2本目の橋の下流の釣り場につくとすでに潮は効き始めていてライズはないものの釣れそうな雰囲気だった。今日は5人ぐらいいてそろそろ人山っぽくなってきた。まずはいつもの一番下流側の空いてるあたりにはいる。
準備して中ニョロ投げ始めると5投目ぐらいでヒット。ちょっと沖目で来た。寄せてくる途中でグネグネする感じから予想できたけど1匹目はマルタ。まあ早々に丸坊主逃れてさい先いい感じ。
上流側沖目と岸際と交互に投げてちょっと上流へ移動を繰り返していると、割とすぐに足下近くで2匹目。今度は水面でバシャバシャやってるしシーバスかなと思って寄せてきたらコレもマルタ。でもちょっとサイズアップして割とうれしい。
ライズはまだないしバチの流下も確認できないけど、魚はバチ流れ始めるのを待ちかまえている感じで釣れそうな雰囲気がひしひしとする。
しばらく釣りあがって、一旦戻ってさらに下流に入ってネット蛇篭のあたりから釣りあがると、ハゼ釣った浅瀬のあたり岸際でヒット。ちょっと重くていい引きしてる。首振って暴れているしシーバスっぽいけど、さっきはマルタだったしなと思いつつ寄せてくるとシーバスで無事ネットに入れた。タモ枠ちょうどの60ぐらい。実にいい感じだけど、この魚の反応の良さは昨日もバチ抜けて学習してるなと思う。
小一時間ほどして水面バシャッとか始まったので、この調子だと今日はバホバホかもと期待するけど、バチ流下真っ最中って案外食ってこないもので、沖目でライズが多いんだけどモグラたたきしても食ってこず、かといって岸際も反応なく、いい感じなんだけど攻め切れない。
一旦、下流へ様子を見に行ってみる。蛇篭ネット、水門あたりはライズあったけど食わず。3本目の橋周りはライズもなく不発。
また上流戻ってまた下ってと食ってくる魚を探すも反応得られず、1時間ほどでライズ終了。やや下流の水門付近で1発マルタっぽい小さめのを掛けたけどバラした。でも終わり際の釣れる時間帯だなと思い、一昨年終わり際の時間帯にスズキ様釣った1本目の橋下流に移動。移動途中2本目の橋下流の真ん中へんの釣り人がデカいのあげたところで78センチとのことだった。うらやましいけどやっぱりいい時間突入臭いので急いで1本目橋下に移動して釣り始める。しかし反応なく移動して教えてもらったちょっとぬかるみを長靴で超えていくポイントでも粘って、そろそろ潮引いてきて終了臭いので、最後下流まで一通りチェック入れて撤収することとした。
移動しながら要所要所投げて、過去にライズなくなった時間帯に最後の1匹を結構釣っている3本目の橋の下流岬の沖あたりに投げていたらアタリっぽい感触があったので、再度投げると重くなってアワセ食らわすと根掛かりっぽい感触。だいぶ潮引いて浅くなってるし根がかってしまったかと落胆したけど、ラインが沖側に動いていくので大アワセ3発ぐらい追加。この手のゴミのような感触はコイのスレか良型のシーバスかである。首振り始めてシーバスのようだ。あまり引かずにそれほど大きくないような感触。下流に泳いでいくので水位計測の櫓をかわして下流でタモ入れすることにする。寄せてくると予想外に長さがあってスズキサイズいってそう。抵抗し始め焦りつつも丁寧にタモに誘導して無事ゲット。
潮引いて水辺に降りられるので降りて浅瀬に魚横たえて撮影のお時間。いかにも産卵後って感じの痩せ方だけど長さは充分の74センチのスズキ様。
予定じゃ2月頭ぐらいに釣れるかなと思ってたけど予定より早くてもぜんぜん問題なし。今年は早々にスズキ様釣れて嬉しい。リリースしたらしばらくその場でじっとしてからゆっくり泳いでいった。
その後は商業施設の灯り下とかチェックして9時頃撤収。
ライズ中の魚を釣りきれなかったけど、バチの流れ始めと流れ終わりの時間帯にきっちり魚釣って、ほぼ理想通りの釣りを展開することができた。
魚種やサイズは選べないけど、方針どおりに良い潮と天気の日に釣り場に出かけて、なるべく沢山魚を掛ければ、今日みたいな大当たりの日も巡ってくるというものである。今夜は気持ちよく眠れそうだ。
明日の夜も出撃予定。
○1月16日
この時期珍しいぐらいの暖かく風もない日で「チェスト関ヶ原!」という感じで気合い入れて「箱」に出陣。
開場7時ちょっと過ぎに到着すると、3人しか釣り人いなくて平日とはいえこれはあんまり釣れてないとかかと思ったけど、日が昇るにつれてボチボチとやってきて最終的には10数名とそれなりに盛況。
今日もいつもの角に入る。今日は予定通り段差の底釣りと提灯ウドンセットをやる。かつ、変えると来るの法則で竿変えて釣り方変えてというのは使える手だけど、今日はなるべく同じ釣り方を続けてその中の細かい調整で釣っていくことを意識する。
とりあえず10尺段底から始める。浮子はポ60底ポ、ハリはアスカ3号フロロ0.3号50センチ、餌は今日はボソッけ出してやってみようかとダンゴA:B:底釣り、1:2:1。刺し餌はハードU、力玉、シラタキ、さなぎ玉でローテ。下バリとんとん2センチずらしから始める。
最初30分ぐらい反応なくて、これは今日はデコ脱出が目標の日か、前回いらんこと書かなきゃよかったと思ったけど、そのうちユラユラし始めてなかなかアタってくれないのでハードUから力玉に変えたらシュコッと入ってアワせたら掛かった。ちゃんと掛かってる感触だったのでさい先良いなと思ったらなんか口の横の外から掛かってるように見える。老眼で細かいところが見えないのでハリ傷でグチャっとなっているあたりの内側から掛かって外にちもとが回ってるようにも見えなくもないのでアップで撮っておいて写真判定したけど外だな。
アタリかたもでかかったしスレたってことはもう少したるませた方がいいのかなと5センチずらしぐらいにしたらまたシュコッと入って、今度はあからさまにスレた感じで引きまくっているけど、あしらう練習のつもりで丁寧にあげてみたらちゃんと口掛かりだった。とりあえずデコ脱出。
魚は寄ったようで、浮子の戻しも早くなってきて連発しそうに思ったけど甘くはなく、たまにアタるけどスレっぽい感触ではずれる。でも上ずっってるのかなとバラケ小さくすると反応薄い。今日はハードU不調で反応なく、さなぎ玉はそこそこ、シラタキはなじむ途中でアタっただけ、力玉が一番アタる。けど、力玉がアタリも分からんうちに吸われてるのかなくなる。アタリが妙に大きいのも気になる。これは逆でもっと張った方がいいのかと下バリトントンぐらいに張り気味にしてみるとアタるんだけどカラツンでアワセが遅いのかと躍起になってアワセたらアワセ切れ。0.3号とはいえ世界最強のフロロカーボンハリスのはずのシーガーグランドマックス切るアワセってどうなのよ?GT釣ってんのとちゃうんやで!
切れたのでハリスチェンジのついでに長さ50のままでナイロン0.3号にしてハリもコム2号にして吸い込みやすくしてみた。割となじんで戻してツンとかムズとかいい感じのアタリが出始めてゲット。
1時間ほど空いてしまったけどコレで正解だろうと思うけど甘くなく、またスレて目にかかったりとよろしくない。大きなあたりに反射的にアワセたら釣れたけどバラケ食ってた。
餌ピンポンされてる気配もしてきたので食わせを底に落ち着けてハリス張ろうということで、ハリス0.4号にあげてハリもアスカ3号に戻す。これはそれなりによかったようで、いい感じの小さいアタリが出始めて、ポンポンと5匹目まで釣ってその後ちょっと空いたので、とりあえず段底終了でトイレ休憩。
ちなみに今日は周りも特別釣れてる人はいなくて、まんべんなくポツポツつれている程度。今のところ中流階級ぐらい。
休憩後竿変えて8尺だして提灯ウドンセット。グ45、ハリはイズナ1号、ハリス0.2号50センチ。
割とすぐに寄ったようで浮子のナジミが遅くなる。でも今日は提灯でもハードU不調で、なかなかアタらんなと思いつつ力玉に変えたら食った。
魚は寄ってるし活性それほど低くないしで提灯ウドンセットで釣り込むぜと意気込むけど、コレがなかなかカラツン多くて掛けてもスレで苦戦。かつやっぱり力玉は知らない間に吸われている。ハードUがダメだけどさなぎ玉はそれなりにアタるし餌持ちも良い。シラタキ反応いまいち。バラケはゆるめで上の方から抜き気味にバンバン打っていくより、小さめで持たせて1回縦誘いするかしないかで抜けてちょっと待っているとアタるのが多かった。バラケは一桶打ったあとは持たせるようにA:B:底釣り、2:1:1。
ハリス長すぎて張ってない間に吸われてアタリとれてないのとちゃうかと40ぐらいに詰めると一瞬アタるようになるけどすぐに反応なくなる。30に詰めてやっぱり一瞬アタリ復活するけどアワセ切れ。さすがに0.2号はおとなしくアワセてたけど0.2号で短ハリスは無理があるかも。逆にハリス延ばして60でどうかとやってみたら。力玉が面白いようになくなる。ハリス長く細くハリ軽くという食い渋り対策は今日は裏目にでてるような感じ。
ずいぶん力玉食われたので、ハリス一気に張って油断して吸い込む奴をアタらせて掛けようとハリスをナイロン0.3号に上げて47センチにしたら思惑通り1発で良いアタリで掛かった。
しかし飲まれてるってどうなの。思いっきり力玉食べ放題されてたようだ。
たらふく食わせた分釣らせてもらうゼと鼻息荒く打ち込んで良いアタリに竿先だけビッという感じの鋭いアワセを食らわせたら、カラツンだったのは良いけどなんか見覚えのあるトップが沈んでいく。高切れかと思ったらトップが竿にぶつかって折れていた。これからって時に気勢をそがれる。
まあ壊れたものは仕方ない、持ち帰って直すとして、大事なものには予備を用意する性格で同じサイズの予備もあったけど、どうせならと細い4ミリボディーで同じぐらいの浮力になるように作った4グ70に浮子を変える。トップは同じ0.4ミリのグラスムク。餌落ち3目盛りに調整して再開。後3匹でつ抜け。残り3時間ぐらいあるので時速1匹でいい。
間があいたせいか、反応おとなしくなってしまった。何とかしようとするけど、魚いるのはナジミが止められたり煽られる動きもあるので間違いないと思うけど、良い食いアタリがでなくて小さいアタリで掛けるとスレ。食ってるのか溶け落ちたバラケ食ってて下ハリスひっかけてるだけなのか何ともかんとも。1時間ぐらいバラケの調整と餌のローテで掛けきれずしびれ切らして「バラケ食ってて下ハリスひっかけている」と想定してハリス40ぐらいに詰めたらやっと8匹目。
ただ、それも単発でそれならと5センチ刻みで25ぐらいまで詰めていくが9匹目はバラケ食ってきた。やっぱりバラケは食ってるっぽい。でもって、うわずって刺し餌は食ってこないような感じか。
一旦トイレ休憩で床休めして、また0.2号のハリスで60センチに戻す。60はやっぱりアタリでないなということで50に詰めてやっとつ抜け。
バラケ緩くつけて抜くぐらいで魚寄せまくると、ある時まで反応するけど、やがてうわずってしまう。そこで餌を締めて持たせたうえで抜けてもしばらく待つようにするとアタる。でも締めたえさを続けていると今度は魚の寄りが薄くなって反応が落ちる。ということだったように思う。それを上手く反応出続けるように調整するのが今日必要なバラケの調整だったように思う。なかなかそう思っても上手くできないものである。場数積んで身につけるしかないだろう。
後30分ぐらいあるのでアガリベラ釣って終わろうとするもいまいち掛けきれなくてスレる。最後餌もあまってるしあんまり冬にはやらないんだろうけど、デカめのバラケをバンバン打っていく力業を試して案の定魚うわずった感じになってしまったのを浮き下詰めて、最後バラケ締める代わりにバラケ無しで力玉だけで打って誘って食わせてやっとのアガリベラ。
11匹で終了。暖かかったせいか思ったほど食い渋らなかったけど、良い食いアタリがだせずに苦労した。周りも同じような状況だったようで隣のバランスの底のオッチャンは結構掛けてたと思ってたけど、2時頃早あがりするときに口に掛かってたのは2匹だけと言ってた。平均組で5から10匹というところか。中の上ぐらいだけど、今日ぐらいの状況で1.5倍ぐらい良いアタリをだして、スレを3割減ぐらいに改善したら上流階級仲間入りできそうに思う。悪くない釣果だけどもう一段あがりたい。
段底は確かに手堅い気がしてきた。提灯ウドンセットは魚かなりガッチリ寄せられるので、ちゃんと食わせることができるようになれば爆発力あるんだろうなという気はするけどなかなか難しい。
細い浮子使ってみたけど違いが分からんかった。今の技術程度では違い分かって使い分けられるもんでなし、あまり本体の太さ変える意味はないように思う。
春までにもう一段階上手くなるようにボチボチ行っとこう。
今週末はシーバスの予定。
○1月12日
冬の「管理池」に行くつもりはなかった。まず釣れないだろうことは理解していた。管理池を主戦場にして毎週ほとんどの土日をヘラ釣りに捧げている玄人のSNSで釣果情報をチェックしているのだけど、私がデコってるような日に平気で20匹とか釣っているその御仁が、年末あたりからこっち、デコ覚悟で出かけて実際デコりそうになって段底で何とか1匹とかの釣果で、周りは半数近く「アタリデコ」というアタリすらもらえない激渋の状況らしい。まったくゆるふわにはほど遠く素人に毛が生えかけた程度の腕ではどうにもならんことは分かっていた。「箱」で段底とウドンセットを実戦で使えるところまで鍛えてから、暖かくなるころ行くつもりでいた。ところが買い物で外にでるついでに一駅向こうの小さいけれど割と品ぞろえの良いほぼヘラ専門の釣具屋にハリを補充に行ったところ、今年は正月休みの間にカワウに食い荒らされないように秋と1月に入ってからに分けて新べらの放流を行うという情報を得た。秋の新べら放流にはシーバス忙しくて参戦できなかったので、是非行ってみたかったが話を聞くと、冬の管理池は新べら放流しても相変わらず激渋のことが多く、言外に素人は止めといた方が良いよという雰囲気を漂わせていた。そのときはそれじゃあ行っても仕方ないなと一旦納得したのだけど、ずーっと気になって考えてしまう。魚のいっぱいいるところで魚を掛けなければ技術は上達していかない。でも、渋い状況でもデコを逃れる技術は渋い状況で必死でやらなければ身につかないのではないか?「何十年も修行して達人にでもなるのを待ってから戦場にでる気か?」と心の中で黒い剣士も煽ってくる。まあ、気になるんなら行けばいいんである。別にデコったって失うものといえば、どうせつぶさなきゃならない時間と入場料といくばくかの餌代ぐらいのものである。少なくとも新べら放流して魚の数は増えてるはずだし土日でたたかれる前に行ってしまえば案外チャンスあるかもと自分を鼓舞して、作業服屋で買った厚手のインナーとか着込んでガッチリ防寒対策していざゆかん。
11日木曜放流で、放流した日から釣れ始めるらしいけど、ちょっと風があるので風の収まる金曜に午前病院行ってから午後半日やることにする。アタリもないような状況だと寒い中1日はキツすぎる。釣り場に着くと桟橋は6、7分の入りでそこそこ賑わっているけど、桟橋奥のあたりにたどり着くまでだれも竿を上げていない。釣れてないし餌打ち返すような釣り方誰もしていない。長竿で沖目狙いの段底が多いのかなと思ったけど、意外と岸向きで短竿の人が多い。岸向きか沖向きか選べる状況だったけど岸向きは既に建物の影に入りつつあり寒そうで、まだしばらく日があたりそうな沖側を選んだ。準備している間に後ろの岸向きの人が1匹釣って「2匹目」と喜んでいた。ちなみに8時半開場で11時をすぎた頃の話である。こりゃ渋いわ。とりあえず沖向きは短竿ダメだった印象があるので13尺で段底で始めてみる。浮子は管理池行くなら13尺の段底するだろうと新しく作ったポ80底竹。下バリはアスカ3号に0.3号フロロ50センチ。両ダンゴA:B:底、2:1:1、刺し餌が力玉、さなぎ玉、ハードU。とりあえず餌撒いて寄せなきゃ話になんないんだろうなとゆるめに付けて、なじむけどトップ水没する前ぐらいに戻し始める感じで打っていく。しかし、1時間ほどしてもなんとも反応がない。左となりのバラグルの底釣りの釣り人は「時間の無駄」と吐き捨てるようにつぶやいて帰り支度を始めてしまった。午前中2,3匹釣れてれば先頭グループのようだ。
このまま座して打ち続けてもどうにもならん気がしてきた。餌もハリスも反応あれば変えて調整していけるけど、何の反応もないので、ちゃんと餌着底してるのか浮子下あってるのかさえ不安になってきて粘土オモリで確認してしまう始末。便所休憩後、思い切って釣り方変えて8尺出して提灯ウドンセット。例のハリス0.2号の仕掛けで下ハリス50センチから始める。餌は同じでゆるっと付けて2回に一回は抜けて「0ナジミ」になるぐらいでバンバン餌撒いていく。3目盛りだしぐらいにした餌落ち目盛りが出て止まるか餌が持ってトップ水没したらたら縦誘い3回ぐらいして10秒待って打ち直し。
1時間ぐらいして、なんかトップが沈むスピードが遅いなという感じで、魚寄ってるのかどうか自信ないけど、釣れるとしたらここかなと集中する。浮子が立つときにピョコッと跳ねるような変な動きをした。沈む仕掛けが魚の上に乗ったような気がする。魚が下にいるのは間違いなさそうだけど、浮子の動きが揺れたりそれっぽくはなってこない。でも沈む途中のトップが変な位置で止まったので、聞きアワセ気味に縦誘いを入れたら根がかったような感触で何か掛かった。ジワっと引っ張ったら動き出した。しかもデカい感じがする。デカい新べらかと胸が高鳴る。アワセがおとなしかったのでまだ掛かったことに魚が気づいてないのかグネグネと抵抗するだけで上がってくるのでそっと上げてくると、予想以上にデカいのが掛かってた。60弱のコイでしかも腹ビレのあたりにスレてる。意外におとなしく寄ってくるので頭からタモにつっこめば何とかなるかもとタモを構えるけど、惜しいところで2回失敗したらさすがに暴れ始めて沖にダッシュしてハリスが飛んだ。でも0.2号思ったより強いのに驚く。加えて0.4ミリのグラスムクトップの浮子、ちゃんと水中の動きが伝わってるようでなかなか塩梅がいい。盛期にモツゴが出てくると使いにくくなるかもだけど底水温期の渋いアタリをとるにはいい浮子ができたと思う。
デカいのが暴れたのでまた寄せるところからやり直しかと餌打って行くけど反応なく1時間ほどで断念。
またトイレ休憩後、10尺出して段底に。これも全く反応なく。3時すぎると釣り座も日陰に入って寒くなってきた。スカートの下に合羽の下を重ね着。
最後、バランスの底やって終わるかと、餌少な目に作ってバラグルの底。4時過ぎて、みんな帰り始めた中、小型のユスリカの類が羽化し始め、なんか状況変わらんかなと期待して水面近く器用にホバリングして補食してるハクセキレイとかみていたら、沖ねらいの長竿組がパタパタと2人ほど魚を掛けて時合いっぽかったので15分まで粘ったけど、わずかにトップが揺れたかなというのがあったぐらいでデコって終了。
片づけながら、便所にきた人と情報交換。って、こっちの情報はアタリデコでした、しかないのだが、先様は年あけてこっちずっとデコってたけど今日は8匹釣ったと嬉しそうだった。これだけ渋い中かつデコ続きの後それだけ釣ったらさぞ今夜は気持ちよく眠れることだろう。カワウ対策でなるべく魚が沖にでないように桟橋のところにネットが張ってあって、きっちり張れてるわけでもないのでどのみち出ていくらしいけど、まだ岸側にとどまっている魚が多いようだとのこと。あと聞こえてきたのは今日は暖かい日向側になる位置の釣り人はデコ食らいまくっているようで、単に日陰の方が釣り人少ないので良かったのか、冬眠する昆虫のように温度変化の少ない日陰側に魚も入っていたとかなのか、よく分からんけど今日は根性出して日陰側岸側に入った釣り人が正解だったようだ。たまにしかこないとそういう傾向とか情報とかないから釣れないんだろうなという感じ。ちなみに冬眠する昆虫が日当たりのいい場所を避けるのは、温度が上がって下手に代謝活性が上がってしまうとエネルギーを使ってしまうからで、春に暖かくなるまでは安定して低温の方が冬眠には都合がいいとのこと。魚でも同じようなことがあるんだろうか?
まあ予想どおりデコったわけで、また揺るぎない最下層の地位に落ちてしまったけど、行ってすっきりした。悔しいけど。賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶそうで、要するに賢い人は他人のしたことから学んで実際に経験しなくても手を打てるけど、バカは自分で痛い目にあわないと学習しないということらしい。愚者としてはきちんと痛い目にあっておくのは必要なことだったと思う。私には冬の管理池はまだ攻略しようがないことが身にしみて理解できた。寒くて疲れたけどまあいいや。来週前半暖かい日を選んでまた箱に修行に行きたい。そろそろ一番寒い時期で箱もいつまでも甘い顔はしてくれないかも、なんて書いちゃうと現実になりそうなので、箱ではボコボコ釣って段底と提灯ウドンセットの修行がはかどるはずと書いておこう。
鳥達は可愛かった。カルガモ、オナガガモ、オオバン、キンクロハジロ、カワウ、スズメ、ハクセキレイ、ドバトあたり。
○1月5日
興奮収まらず眠りも浅く早くに目覚めるが釣るのは夕方からなのでジリジリと待つ。昨夜は割と遅くなってからライズが始まったのでゆっくりで良いかとも思ったけど、1日違えば状況も違っておかしくないので昨日同様暗くなる頃に出撃。釣り場に着いたらまだ潮が逆向きだった。仕方ないので灯り下で秋に使う予定のルアー候補の採用試験などして暇つぶす。
潮が止まってゆっくり効き始めたあたりで、昨日釣れてた場所に移動。入れ込みすぎな感じだったので、やることを単純化して丁寧に機械的に投げていくようにする。とにかく中ニョロで上流側岸近く中心にたまにチョイ沖目投げて投げたらちょっと上流へ移動で探っていく。
しばらく投げてだいぶ上流まできたのでまた戻って投げ上がろうと、チャリトロでゆっくり引こうと酔っ払いのおっさん自転車みたいにヨタヨタ戻っているとヒット。アタったらペダル踏むのかと思ったけど普通に自転車下りてアワセてた。小さいけど元気に跳ねている。最近住民の人がいなくなった影響か自転車捨てるバカが増えたように感じていて根がかり避けるために例年よりドラグ強めでドラグ出ずに勝負がついた。引っこ抜けそうなサイズだったけど慎重にネットで水揚げ。
40ないぐらいのセイゴだけどやっぱり初物は嬉しい。チャリトロでの初の獲物でもある。今年も春のシーバスシーズン開幕、しかもちょっと早めに。
引き続き戻った場所から釣り上がっていくと、しばらくして水面反応が出始めるけど、モグラ叩きしても食ってこず、ライズも単発で法則性がない。魚がバチを探して移動しているのか?経験的にバチが流れる筋的なモノがあると思っていて、沖目の流れが速くなるあたりと、岸際から5mぐらいまでとかかな、とそのあたりを意識して投げていくが、しばらくするとライズもなくなってしまう。
違う場所も探ろうと下流の3本目の橋周り、秋に良かった岬の肩に上流側から投げ込んで流れに逆引きしてたらズンッといいアタりがあったけど惜しくも掛からず。この時期あんまりしっかり食ってこないので逆引きは出るけどかからないことも多い。でもライズなくても地形変化とかにはついているかもな感じなので、引き続き橋周り狙ってから、ネット蛇籠周り、いつもの2本目橋の下流と狙うが不発。2本目橋下流は今日も3人ほど釣り人。
その後、昨日教えてもらったポイント覗きに行って滑って転んだりしつつ反応なく、再度下流へ移動しようとしたら2本目橋の下流の釣り人が60位のリリースしてた。クッソいい魚釣ってんなぁ。
再度要所を狙いつつ下って反応なく、商業施設の灯り下まできて、今日はそろそろあがろうかなとついでにネムリ気味のフックをつけたフッコスペシャルの試投などしてると、コイが流れるゴミ拾いながらやってきた。これは食いそうだなと目の前にフッコスペシャル通すとちょっと寄ってきて吸い込もうと口を開けるんだけどラインテンションでルアーが口に入らない。しばらく狙っていると別の個体がやってきて、そいつを狙ってみると「やったー旨そうなモノが流れてきた」という感じでヒレ広げて興奮した感じでシッポ振ってやってきてパクッといった。アワせると最初首バタバタふるだけであまり引かず、寒いので大人しくあがってくれるのかと期待したけど、自分がなんか引っ張られて自由を奪われつつあることに気付いたのかダッシュし始めて川の真ん中ぐらいまでドラグ鳴らして走り出す。竿ブチ曲がって気持ち良いんだけど、ポンピングで寄せてきてからもしつこくドラグ出して抵抗していい加減腕が疲れた。何とか落としダモにぶち込んでコレ今から持ち上げなあかんのかと思うとうんざりだがヒーコラいいながら水揚げ。タモ枠はみ出してて70前後ある。写真撮ろうとしたらいきなりイワナのように腹を下に起き上がってノッシノッシとサンショウウオっぽく体をくねらせて網から出ようとする。横幅のある太い個体ならではの芸当でちょっと妖怪じみてて個性的な面白い個体だった。この時期バチ食ってるコイは野性的で重さもあって釣りごたえはありすぎるぐらいある。ラインシステムやら道具の強度的なものとかの確認にもなるし一勝負楽しませてもらっておいて損はない獲物。ちなみに道具で問題ありそうなのは私の腰ぐらいだった。あとはネットまで含めてすべて快調抜かりなし。
初シーバスもゲットしたし、大物とのやりとりも楽しんだし、かなり満足して、最後過ちポイントチェックして終了。過ちポイントは小魚系の餌が居ない時期は魚つかないようだ。バチの流れる日を外さなければ1、2回はチャンスがあって、釣れるかどうかは分からないし魚種も選べない(選ばない)けど、なるべく多く良い日に釣り場に立ってチャンスを沢山つくれば、おのずと良い魚も釣れてくるだろう。今年も楽しめそうである。ちょっと疲れたのでしばらく休憩。シーバスはまた潮と天気を見て良き日を選びたい。
○1月4日
まだ早いとは思いつつも、1月中にも2,3回は様子見に行かねばと近所ポイントへ。
暗くなる頃、いつもの2本目の橋の下流に入る。気の早い釣り人が私の他にも3名。既に潮が効き始めていていつもの中ニョロ投げつつライズでも起こらないかバチが流れないかと待つが、反応なく潮ガンガンに効き始めてもウンともスンともなので、下流の商業施設の灯り下でルアーのスイムテストでもしようかと移動していると、途中で釣り人。反応あるか聞いてみたら「今かかってます」ということで竿曲がってた。なんか割と軽装で釣り人っぽくない感じで素人臭くタモも無いとのことだったのでタモ入れしてあげようとしたけど、足下の自転車かなんかに巻かれてしまってあがらなかった。聞けば元地元民で正月休みで帰省中にとりあえず持ってきたパックロッドで釣りに来たらしい。素人臭いどころか思いっきり玄人で、「ここは1月から釣れますよ」となにげに衝撃の情報をくれて、ポイントとかも良い情報くれた。ありがとね。
まだ釣れますよということで並んで釣り初めると、確かにたまに捕食音が聞こえててメチャクチャ釣れそうな状況で平常心を失う。ライズ叩いても焦って巻くのが早いのか食ってこない。ちょっと離れて釣ってたら下流側でかかったらしくこちらに歩いて向かってきたのでタモ入れ。やっぱり早い時期のは型が良い。73センチ。ネットないので抜くつもりだったけど抜けないサイズでタモ入れしてもらって助かったとのこと。初釣りで70UPは羨ましいかぎり。ルアーは9センチぐらいのリップレスミノーで魚はバチ吐いてた。
ライズは単発で、バチの流下も少ないのか足下には確認できず、魚が居るところに投げれば素直に食ってきそうだけど定位してるのを狙えるような感じじゃない。彼は沖目に投げてたし私のルアーボックスにもヒットルアーと似たようなタイプのコモモスリム95が入ってたけど、迷うとろくなことがないので開き直って、これまでやってきたように岸際意識して上流に中ニョロ投げつつ下流へ下っていくことにした。焦りをぬぐい去って落ち着いてユックリ巻いたのが良かったのかヒット。あんまり大きくないけど喜びまくって巻いてくると何かグネグネするなと思ってたらマルタでした。まあ、73センチのスズキ様と比べたら見劣りするかもしれんけど、ちゃんとマルタのおちょぼ口に掛かるぐらいにユックリ引けてるというのは良い傾向だし、何でも釣れれば正直嬉しいという釣果に卑しい釣り人である。落としダモ初戦から2匹も魚すくって大活躍である。
しばらく粘って、スズキ釣った彼も帰り、ライズもなくなって3本目の橋周りやって、上流に移動して1本目の橋下流やって、最後過ちポイントも異常なしで終了。
どうせ釣れ始まるの2月からぐらいだろうと、1月はゆるふわっと「箱」中心に冬のヘラ釣りを練習しておくかぐらいにのんびり構えていたけど、いきなり激熱である。明日も行きたいんだけど体調どうだか朝起きて考えよう。今年は釣りのことだけ考えるといっても暴走して健康損なってたら釣りにも行けなくなるのでその辺のさじ加減を冷静に考えなきゃだけど、目の前でスズキ様釣られて帰ってきた今現在まったくもって冷静ではなく、頭沸騰しているので一晩寝て冷却期間が必要だろう。とにかく近所に良い魚がやってきてるのは確かで何とかしてしまいたい。
正月休みの帰省中にでもネットもなくても、ともかく行ける機会を逃さず行くような貪欲な人間が魚を釣るっていうのも真実だと思うので、夕方から良い潮が効く潮まわりにはなるだけ多く釣り場にいるようにしたい。シーズン最初と最後はスカ食うぐらいじゃないとと早めに始動してみたけど思わぬ展開である。やっぱりシーバス野郎はスカを恐れず釣り場に通えということなんだろう。頭使って足使って釣り場に行かなきゃ本当に良い情報は手に入んないということか。
○1月2日
初釣りなんてのは新年早々ボウズ食わないことが重要で、手堅く釣れる釣りモノで無難に釣っておいて「こいつぁ春から縁起がいいや」とかなんとかほざいておくのが定石というものであろう。ちょっと遠いけどオイカワとか近場で済ますならコイとかである。なんぼ魚がいっぱいいる釣り堀とはいえ直近の成績がデコ、1匹という惨状で正月から箱詣でせんでも良いんじゃないかという気もしたが、もうちょっとで何か掴みそうな感じに段差の底釣りがなってきているので、元旦からシコシコ段底用のハリス結んで2日から営業している「箱」に出撃。
7時前に着くともう開場していて、釣り人ボチボチ準備始めてる。この辺のゆるさも箱ならではである。いつもの角が空いていたので釣り座を構える。今日は気温は10度超えてそこそこあるけど風が結構あるようで、寒さ対策で腰から下をすっぽり覆う「スカート」を買ってあったので履いてみた。スカート履くのは姉の制服のスカートをそっと履いてみた13の春以来のことである。正直薄っぺらいナイロン地の何の変哲もない筒状の布でしかなくたいして期待してなかったのだけど、これが結構暖かくて快適。バグパイプ吹きたくなるぐらいだ。みんな履いてるのも納得。今日は日なた側に釣り人びっしりと並んで寒い日陰側には根性で入ってる2人ぐらいだけで15人くらいと相変わらずそこそこ盛況。
10尺出して段底。浮子はポ60底ポ、ハリはアスカ5号、3号で下針のハリスは感度重視でパリッと張りのあるフロロカーボン0.3を50センチで始める。餌はダンゴA:B:底釣り、2:1:1で刺し餌は力玉、サナギ玉、ハードU、シラタキ。
元日休業で魚も1日釣られていないので朝一がまずは勝負だろうと、気合いを入れてスタートするがなんか浮子の戻しが悪い。前回オモリとか調整済みのはずで棚は下針トントンに粘土オモリで調整したんだけど、なじんだっきり戻ってこないので何でだろうと思って考えたら、そういえば前回使用時に竿にぶつけたのか浮子のボディーにヒビが入っていたのでウレタン塗ったんだった。餌落ちの調整からやり直し。
気を取り直して打っていると、割とすぐにユラユラし始めてツンッと入る感じのアタリを一ッ発からぶって2発目でヒット。頼むで口にかかっててくれと祈りつつあげてきたらちゃんと口にかかってましたよ。開始30分ほどで早々にデコ脱出ですよ。
とりあえず朝一勝負はいただきでコレが最後の魚でも、もうデコじゃないもんね。と余裕の次の1投でもズムッと入ったのをアワせたらヒット。銀ぴかの新ベラ。
コレはハマったのかなと、調子にのってカウンター出してカシャカシャやって、まだ周りも釣れてないので今日は竿がしら取ったルで、と鼻息荒く次を狙ったらそんなに甘くなく、しばらくアタリはあったけど空ぶったりスレたりで、そのうち反応なくなる。魚はイルっぽい浮子の揺れなんだけど風もあって今一自信がない。バラケ小さくしっかり目につけたり逆にテンポ上げたりも効果ないのでハリス交換。ナイロン0.3号60センチに伸ばしてハリもコム2号にして下針トントンから3センチゆるめて食い込ませようとするも明らかにアタらなくなり、じゃあ逆にと40センチぐらいに詰めたら今度はスレて、結局最初のが良いかとフロロ0.3号50センチに戻して地道にアタリを拾って3匹目。1時間ぐらい空いてしまった。その後も同じ感じで粘って5匹まで数を伸ばす。刺し餌は最初のほうハードUが良くて後半は力玉がアタリが多かったと思う。
この間、私のような下手くそが釣ってるのに、他が釣れてなかったわけがなく特に左隣のメーターウドンセットのオッチャンが9時頃からバコバコ釣り始めた。釣り人は違うんだけど以前横で釣ってた人と同じ感じでパイプトップの小浮子で誘いはほとんどせず抜いてるのかすぐに浮子は止まってそのまま待っている感じ。
コレは提灯ウドンセットでも釣れるんじゃなかろうかと、10時頃から8尺出して提灯ウドンセット。浮子は前回同様グ45、下針0.2号60センチのイズナ1号。バラケはそのままで始める。まずはバラケを撒いて寄せるのかなとユルくつけてトップが水没したら縦誘い。抜けたらちょっとだけ待って打ち直し。で、割とすぐに浮子のなじみが遅くなりウケ始め、アタリも出始めるんだけどカラツンが多くやっとかけたらスレ。うわずったかなと餌締めてテンポ落とすとアタらない。何か変えるかとハリスを80に伸ばしてシラタキでユックリ落とすのを意識していくと一瞬時合いっぽくなって良いアタリが数発来たけどスレ掛かりなのか2回ほどバラして反応もなくなる。
その間もお隣さんはコンスタントに釣っていて、そろそろどうやって釣ってるのか聞いた方が早いかなと思い始めた頃、別の人が聞いてくれて聞き耳を立ててみた。「バラケは着水後にすぐ抜けてるかも知れないぐらいにユルくつけてる。しっかりつけて深くなじませるとアタらない。ハリスは47センチ。もっと短いので来るかと思ってたけどこのぐらいが良いようだ。」とのこと、すぐにハリスを詰めてバラケをユルユルでつけてソッと振り込む。魚寄ったのか縦誘いの時にスレ掛かりとかが何度かあったけどアタッてるのが良く分からない感じ。意外とスレで走られても0.2号切れない。流石バリバスというか鮎用ライン。
浮子を変えてみた。同じサイズのグラスソリッドのトップの浮子だけど、今まで使ってたのは0.7ミリぐらいのを削ってテーパーをつけて餌落ち付近だけ0.4ミリぐらいにした物で、新しいのはトップが根元から先まで0.4ミリのグラスというところが違っている。正直作っててこんなグニャグニャするぐらい細いトップはさすがにあかんのと違うか?と思っていた。餌落ちを先端付近に調整して打ち始めると、まずは表面張力でたわんだトップがビヨーンと立ち上がるのを見て、浮子の立ち上がりに表面張力がかなり関係しているということが実感できたけど、こんなけったいな浮子で大丈夫かと不安になった。ところがこの浮子がなかなか良い感じで、とにかく沈むにしろ戻すにしろ先端だけでなく全体的にユックリした動きになって、ジワジワジワジワとなじんでいく。その途中のツンというアタリとか分かりやすい。空振りも結構あるけど半分に切ったハードUで2匹ゲット。口にかかってるのを確認したときは嬉しかった。
このままのペースでいけるのかと思ったら、2匹の後は結構苦戦して、後3匹だし「つ抜け」はしたいなと飯もバラケが抜けた状態で待ちながら片手で済ます。寄り初めて食いの良いときはハードUが良いけど渋くなってくると力玉が良くなるように思う。今日はサナギ玉とシラタキは今一。なじむ途中の分かりやすいアタリは出にくくなって、餌落ちしてじっと粘ってるとコンときたり、ウケて浮子がなじんでかないなと思って聞き合わせ気味に縦誘い入れると食ってたりする。モチッと柔らかい力玉はアタリも何も分からないまま餌取られてたりして水中でどうなってるのか頭突っ込みたくなる。13時くらいまでかかって顔周りのスレとかもありつつ、しぶとく拾って10匹。最後は上針のバラケ食ってた。ゆるふわ的には大満足の釣果である。隣のオッチャンと対岸の寒い角で釣ってた人はその時点で20ぐらいは釣ってたはず。他は5匹前後が多かったんじゃなかろうか。
上針のバラケ食ってきてることからも、うわずらせてしまっているようには思うんだけど、餌小さくしっかりつけたりするとアタリ遠のくし、ハリス30ぐらいに詰めても改善しないので、14時頃一旦トイレ休憩を入れて、つ抜けもしたし変えると来るの法則を期待して13尺出してバラグルセットのバランスの底釣り。割とすぐに1発かけて喜んだらアッパーでその後もたまにアタるけど釣りきれず。段底とウドンセットがだいぶ釣りになってきたから良かったものの、それがなくて頼みの綱がバランスの底だけでは、今日もデコか一匹かという感じで最下層に沈んでいたのかも知れない。午後から周りもアタリが遠くなってるようだけど、隣はペース落ちたけどしぶとくコツコツ掛けてて感心する。
15時過ぎにあと1時間だし、変えると来るで再度段底か提灯ウドンセットかと考えて、底に餌をつけない宙の釣りって苦手意識あるかもなので提灯ウドンセットの練習で終わることにする。変えたら来るで一発来たけどやっぱり上針のバラケ食っててなんか決め切れてない。
餌の付け方はゆるめで抜けるぐらいを続けて、ハリス短くしても駄目で戻して、浮子変えてみようと太いパイプトップを半分に切った樋のようなトップを付けたのに変えてみた。ボディーサイズは45ミリで同じ。トップの浮力が小さいのに見やすいという宣伝には嘘偽りはないんだけど、太いトップはビックリするぐらい立ち上がりが遅い。重さ自体は軽いはずなのにコレも表面張力のせいなんだろうか。立ち上がるころには餌落ち近くまで仕掛け沈んでいてなじみ幅が小さくて全然駄目だ。上手い使い方があるのかも知れないがお蔵入りだな。写真下がそのトイ型トップの浮子で上が0.4グラスムクのグ45新型。
浮子グ45新型に戻して、魚は寄ってるくさいけどアタリを出すことができずに苦戦。そろそろみんなが竿を仕舞った終了16時の15分ぐらい前に、釣り人少なくなったので群れがこっちに集中したのか浮子がウニョウニョと揺れ始めてアタリも出だす。一発釣ってあがりベラと気合いを入れるが2連発で口の外で時間切れ。
でも、11匹はまったくもって悪くない結果で、今日の平均組は5〜10ぐらいだったと思うので中流の上ぐらいに這い上がった気がする。提灯ウドンセットの道具と釣り方がちょっと自分なりにとっかかりが見えてきたのも嬉しい。寒さ対策も割と上手くいってて、暖かい日を狙って冬の間「箱」にもあと何回か通っておきたい。完全に口使わなくなってデコったら春まで休止の予定。
2018年、好釣と言って良い滑り出し。今年も楽しみます。