2011顛末記 後半戦

 

○12月17日

 小潮で人もそろそろ減るだろうから、メジャーな干潟ポイントでもチェックしに行こうかと思っていたが、ちょっと風邪気味でだるいので、今年最後の近所ポイントチェック。夜9時過ぎ、さすがに寒い。南三陸町に持っていく予定の鉄板入り安全長靴と冬バイクに乗るとき履いていた綿入りオーバーパンツを試運転がてら履いて自転車でゴー。アドバイスどおりサドル位置をあげてみたらお尻の痛さはかなり軽減された。排水横は工事も終わってボラも飛んでいるが反応無し。一気に2つ下の橋桁まで移動。対岸ルアーマン2名居るが、入ったほうには居なかったので橋桁中心に、灯りの切れ目なども狙う。ニョロニョロとCD9でローテーションさせるが反応無し。歩きで下流の商業施設の灯りの方へ。投げつつ移動していくとたまに水面で捕食っぽい反応があるが、ルアーには食ってこない。セイゴかマルタかそういう小さめの魚っぽい。しばらく粘ったが反応無いので撤収。今年はこれで終わりか、気仙沼で納竿か、いずれにせよなかなか良い釣りができたような気がしている。

 

○12月10日

 満月大潮だが、皆既月食が見られるらしい。三平君の日食時にゴールデントラウト釣るエピソートを思い出すが、東京湾では月が欠けても町の灯りなどで結構明るいのであんまり関係ないかもしれない。日食には関係なく22時過ぎの干潮への下げ近く、8時から1時間強ほどねらいに、W港付近の干潟めざして夕食後出発。例年なら11月後半通う場所だが、今年はカヤック粘ったので行っていなかった。とりあえずチェックしておこう。

 駐車スペースで久しぶりのネオプレンのウェーダーをはいて、干潟に降りていく。風強めで寒い。先行者3名、いつも上に乗る構造物はまだ沈んでいるのでしばらく構造物周りを狙い、しばらくして登れそうなくらい潮がひいてきたので、股ぐらいまでの深さを渡って構造物に乗る。構造物の端から端まで20mほどをCD9で投げていく。端まで到着する頃にはだいぶひいてCD9ではコアマモなどを拾ってくるようになったので、コモモにチェンジして逆コース。反応無い。両端の少し沖に以前は杭が刺さっていて、その周囲が浅くなっていてそこからのかけ上がりを狙う感じでヒットしていたのだが、杭が無くなったのは浅くなくなったのか、単に杭が抜けただけか判断できないが、目に見える狙う目標が無くなってルアーをひくコースをイメージしにくくなった。

 9時半頃に撤収する頃には、釣り人更に3名様と2名様追加で、人山状態。どこかで情報流れたのか?そんなに釣れる時期でも無いと思うのだが。このポイントは近くにメジャーポイントがいくつかあるので、忘れられた小場所的な感じが好きだったのだが、人気が出てきたようで別のポイントを探した方が良いかもしれない感じだ。しかし、みんな腰近くまで立ち込んで釣ってるけど、怖くないのだろうか?干潟のポイントなら彼等の立ち込んでいるアタリの浅場にやってきた魚を狙うもんだと思うのだが、ああやって深くまで立ち込んでいい目にあった経験があるのだろうか?他人のやることはよく分からん。

コアマモ

 帰って駐車場で空を見ると、満月だった月がほとんど無くなりかけていた。ちょっと感動。

 

○12月4日

 金土と低気圧が来て嵐、土曜の夜に雨が上がったが、生暖かい強風。日曜は良い天気になり夕食後近所ポイントへ。排水横は工事中。一気に2つ下の橋まで移動。釣り人いないので橋桁上流に入る。かなりひいていて護岸の下に降りて投げる。ルアーあれこれ変えて探るも反応無い。濁り残っているかと思ったがそれほどでもない。歩いて商業施設の灯り下に移動。ノーマークのポイントだと思っていたが、先行者2名。釣れていないとのこと。少し下流にはいって釣っていると、更に仲間が2名到着。きた釣り人釣り始めてすぐにヒット。すぐばれたが下流の当方にも水面で暴れる音が聞こえた。良いサイズだった様子。気合いを入れて投げるが反応無い、CD9とTDバイブでローテーション。5人並んで全く釣れる気配がないので1時間ほどして移動、再度橋桁狙うが反応無し、上流1本目の橋の両岸攻めて、その後支流の合流を狙う。ボラッ気、小魚もいて良い感じだが反応無し。撤収。近所ポイントも1年通ってみてそれなりに感じはつかめてきた。来年はけっこう釣れるのではないかと期待している。

 近所ポイントやテナガ釣り用に、ママチャリじゃないギア付きの自転車が欲しくて中古の自転車を買ったのだが、サドルが細いのか堅いのか、お尻が痛い。対策を考えねば。

NEWチャリ

 

○11月26日

 土曜は一日風も弱く穏やかな予報。大潮で夕方満潮。夕まずめ狙いでカヤック出すことにして昼前頃出発。とりあえず陸っぱり新ポイント探索。実は23日の陸っぱりで釣れる「橋」の絞り方に気がついたかも知れない。頭には釣れるポイントのイメージができているので、そういう場所を探しに行く。一カ所目は街中を流れるショボイ川、下流の方に車を止めて、ズンズン上がっていく。しかしこの川にはイメージに合致する橋はなかった。JOSさんから電話。今朝もサーフに出撃したが、ベイトは居るのに全く追いかける魚が居る雰囲気がなかったとのこと。そろそろサーフはシーズンオフとのこと。

 大きく移動してR運河、支流にかかる橋を探していく。1本目、もろにイメージどおりの橋発見。生活排水で濁った感じも良さげだが、反応はなかった。でも良いはず。また次の機会にチェックしよう。

 2本目、良さそうな橋だが、上流側に立ち入るスペースがない。下流から狙ってみるが反応無い。付近には不法係留の船が多いのでその際を狙ってみる。1度3匹ほどのセイゴの群れが追ったが食わず。下流までチェックして戻ってみると潮があげてきて流れが逆流している。もう一度橋を下流から狙うと、セイゴが2匹で追ってきた。しかし食いきれず。なんとなく釣れる「橋」の条件は分かったような分からないような感じだ。来年もう少し検証してみよう。

 R港周辺のカヤック出す場所に移動。バードウォッチの人がいたので、入る場所変えなければダメかと思ったが、ここから出して良いかと聞いてみると、そろそろ帰るのでかまわないとのこと。ありがたい。準備して3時頃出発。出る頃ちょうど23日にも来ていたカヤッカーが駐車場に到着した。彼とは狙うポイントがかぶらないから問題ないだろう。

 とりあえず、前回デカイのが出たエリアに最初に入る。今日もレンジバイブで杭をタイトに狙っていく。しかし反応無い。浅場の構造物エリアに移動。杭を打ちながら、沖から構造物ににじり寄っていく。杭は反応無かったが、一番沖側の構造物周りで当たるが乗らず。居ると分かったのでちょっと粘る。カヤックが流されたので構造物にグッと寄せて際にぶち込んだら、カヤック近くに来てギラッと反転、重さも乗ったのでフッキング。それほど大きくなくドラグも強めなのでバタバタと跳ねているのをぐりぐり寄せてきてネットイン。50強ぐらいか、それほど腹はふくれていない。まあ1尾釣れたので嬉しい。

50強 構造物周りで

 その後も、杭、構造物を狙って浅い方へと進んでいくが、反応無い。ちょっと移動して、一番実績のある杭群へ。端から打っていくと終わり近い杭の横で食った。杭から引き離すべくグイグイポンピングすると水面に出てバタバタと首振り。70前後ありそうな良いサイズ。首振っている間に杭から離してしまい、さて後はゆっくり落ち着いてとりこうもうと思っていたら、カヤック近くに来てからダッシュしたときにポロッとフックアウト。残念。かなり強めのドラグテンションでファイトしているので、どうしてもハリ穴が開いたり、身切れしたりでバレることはある。まあ仕方あるまい。

 その後、2番目ポイントに行って反応無く、日も暮れてきたので再度80の出たエリアに戻って杭を打っていくが反応無い。4時半頃、日も暮れかけ手がつきたかんじだが、もう少し釣りたかったので、ちょっと沖目の杭を狙いに行ったが、反応無く、帰り道よさげな杭にサミーを投げ込みつつ撤収。

 群れが入ったのは23日だけだったような感じだ。また一漕ぎチャンス1,2回の渋めの状況にもどった。さすがに寒くなってきて、手もかじかむようになってきた。そろそろ潮時だ。シーズン中、風さえ許せば週末欠かさずカヤック出してやることはやった気がするし、目標のサイズも出たので、納得して秋のカヤックシーズン終了としたい。結構疲れました。

 冬は、干潟のシーバスと南房総のアジだのカタクチだのの干物用魚釣りかな。ちょっと休みつつボチボチ行きます。

 

○11月23日勤労感謝の日

 予報では夜に天気が崩れるものの、日中は朝でも夕方でも風もたいしたことなさそうな予報。20日の夕まずめの獲れなかったバイトのイメージが良い感触で残っているのと、夕方の方が潮が動くので夕まずめ狙いに決めて昼前に出かける。とりあえず3時頃まで時間をつぶしがてら陸っぱりすることに。手堅く行くなら信頼と実績のW港運河だが、良い季節だし新規開拓しておかねばと、Y運河のいつもより南側の不法に係船されている船が多くあるあたりに入ってみる。

 入ってすぐの船の横をフラットラップ9センチを通すといきなり後ろに付いてきたのがいる。再度同じコースをひいてくると食ったがかからず。50弱くらいか。さい先良い感じだ。船はまだ沢山あるので釣れそうだと喜んだがその後は船の下は反応無い。フラットラップぶつけたらリップがもげた。リップの強度はやはり問題有りだ。改善を求めたいところ。ずるずる歩いて行くと小さめの川が流れ込んでいる。一旦車に戻って小移動、この川をさかのぼって橋周りを狙うことにする。1本目、2本目と反応無いがボラは泳いでいるのでズンズン上がっていく。3本目の橋、潮が上がってきていて逆流しているので下流から橋の下にシャドラップをぶち込む。2投目くらいでヒット。橋の下でバシャバシャ暴れている。ちょっと足場が高いけど何とか寄せてきて落としダモで無事キャッチ。50真ん中くらいか。写真ではそうでもないけれど実物は結構黒くて運河の支流に居着いている個体っぽかった。

新場所にて

 さらに上流に橋2つほどさかのぼったが、コイが居るのみで反応無く、釣れた橋に戻ってくると今度は上流からの流れに変わっていたので上流側から攻める。不法係留の船に乗るためにハシゴがかかっていて水面近くまで降りて投げる。橋の下も係船用のロープが張ってあったりして投げにくいが、こういうややこしいところにルアーをねじ込むのは、バスでもイワナでもさんざんやってきたので得意といえば得意である。橋脚や護岸際をねらっていたら真ん中へんにミスキャストした時に着水直後に食ったがかからず。しばらくルアーをあれこれ替えて粘ったがその後は反応無く、まあ1尾釣れて新規開拓が良い感じに進んだのでカヤックを浮かべるR港近くの駐車ポイントに移動。

 駐車ポイントに付くと、カヤッカーっぽいルーフキャリアー付きのワゴン車が駐まっている。海を見ると1隻浮かんでいる。ポイントかぶらないと良いのだが。

 準備して、3時過ぎに出発。風はゆるく南風。潮が結構満ちているので、まずはいつもは狙わない浅場の構造物に寄っていく。1カ所目は反応無し。2カ所目漁区の目印だと思うのだが、黄色い電柱ぐらいの太さの構造物。なにげにレンジバイブ9センチをなげて横を通していたらグンと重くなる。浅いのでアマモに絡んだ可能性もあるが、疑わしきはあわせる方針でフッキング。最初重いだけだったが、すぐにグイグイと引き始めた。構造物に突っ込まれるとまずいのでポンピングして浮かせる。水面に出て首を振る。なかなかのサイズだ。タックルは杭周り用の6f半のアグリースティックの堅い方、リールは4500SS、ラインはナイロン14LBにショックリーダーは40LBと対摩擦仕様だ。カヤックだとドラグを閉めたところでカヤックごと引っ張られて杭に巻かれるということも結構あり得るのでちょっとライトなシイラタックルぐらいのパワーのある道具立てにしている。寄せてきたら再度ドラグを鳴らして走ったが、このタックルだと数メートルで止まってくれる。寄せてきて浮かせてネットイン。今年初のスズキサイズと確信していたら、パドルに書いた70センチの目盛りにちょっと届かない。69センチの泣きスズキ?だ。まあ良いサイズには違いないので嬉しい。今日は何とかチャンスをモノにした。

泣きスズキ

 釣ってるときはそれほど感じなかったが、写真で見るとかなりの腹ボテである。もうすぐ産卵期という感じだ。

 その後、わりとすぐに、やや沖に移動したところの構造物周りでもいっちょヒット。1匹目ほどは大きくないが元気よく飛んだり跳ねたりしてくれた。60弱か。

2匹目

 4時過ぎて、良い感じに日も暮れてきたので、いつも2番目に入るところに移動し狙っていく。が反応無い。期待していた1番目に入る場所も反応無い。今日は浅場が良かったのかな?とか思いつつ、3番目ポイントに入ってわりとすぐの、3本杭が並んでいる所に3本を舐めるようなコースでレンジバイブをひいてくると、真ん中の杭の横あたりでヒット、フッキングかまして、速攻で杭から引き離すべくポンピングすると、水面に頭を出して首振り。大きい。1匹目よりデカそうなのでスズキサイズ間違いないだろう。うまく杭から引き離せたのでゆっくり焦らずと自分に言い聞かせながら丁寧にポンピング。しかし、ちょっと寄せるとちょっと走られの繰り返しでなかなか寄ってこない。浮かせようとポンピングしてテンションかけてもジャンプせずに突っ込む。フックが頭にかかっているような感じだ。杭から離れていればジャンプしないというのはばれにくくてありがたい、ゆっくり丁寧にいけば確実に獲れるはずとファイト。しばらくしてショックリーダーが見えてきたのでタモを用意して魚をあげにかかる。網の手前でいやがってダッシュ。フックはやはり前方が頭にかかっている。かかり具合は良いようなので焦らず仕切り直し。再度寄せて水面で首を振るのをネットに誘導、無事ネットイン。デカいネットで良かった。

太いです

 太い。顔がデカイ。70後半ぐらいありそうだ。カヤックの上に上げてパドルの目盛りを当あててみる。「エッ!」80の目盛りまである。もう一度当て直しても80ちょうど。心配になったのでメジャーも出して計ってみるが下顎から尾びれの長いところで、やはり80ジャストある。やってしまった。目標の80UP(ぎりぎりだけど)のスズキである。写真撮るが長いのでいまいちカヤックの上では写真に納まらない。海中にボガで吊して、足の上にのせて撮ってみる。

80のスズキ

 しばらく風に流れつつ写真撮ってリリース。良い子を産んでくれ。

 嬉しい。しかし、もっと涙で前が見えなくなるぐらい感激するかと思っていたが、わりと冷静だ。何となく80はもう釣れて良い頃だと心の準備ができていたというか、「オレは80を釣るに値する釣り師だ!」という矜持が心にあったような気がする。実際にはそう思い始めてから何年も経ってしまっているのだが。

 とても満足のいく魚だった。もっと大きい魚も、もっとすごいファイトも経験しているが、この魚を今までで一番誇らしく感じる。自分でポイントを探して、カヤックでの釣りのやり方を自分なりに工夫して、ボウズ食らってもめげずに頑張って、やっとたどり着いた80センチ。自分は自力で80センチのスズキを釣れる釣り師になったと思うと感慨深い。

 日も暮れ始め、再度ポイントに戻ると、いつの間にか見える範囲にカヤックが一隻やってきていた。もうしばらく距離があるので、手前まで釣って、情報交換して終了だなと、また杭に向かって投げ始める。ほどなくしてヒット。わりとあっさり寄ってきてネットイン。60前後か。

60くらい

 その後は反応無く、カヤックの人と情報交換。彼はシーアンカーうって一カ所で粘っていた。3時半から4時頃に群れを見つけて爆釣タイムがあったとのこと。70前後のが何匹もルアーを追ってきてすごかったそうだ。彼の船は樹脂製のシットオンタイプで魚探もつけているようだった。当方が浅場の杭や構造物に付いている単独の魚を狙っていたのに対して、彼は杭のある浅場からつづいている深い沖側へのかけ上がりあたりを回遊している群れを追っていたようだ。同じカヤックでのシーバス狙いでもいろんな戦略がある。当方は元々バス釣りの障害物狙いがベースにあるので、浅場の杭や構造物を一つ一つ狙っていくのが性に合っていると思う。

 日も暮れたので、帰りに狙えるところにロングA15センチをぶち込みつつ帰る。5時半頃上陸。片付けてカヤックは砂まみれにならない場所まで車の上に乗せて運ぶことにして、お茶タイム。その後ケン一、JOSさんに嫌がらせのような自慢の電話。同居人にもメール。

 途中、公園の駐車場によってカヤックたたんで撤収。

 良い一日だった。最高。ここにきて群れが入ってきたということは、1月ぐらいシーズンが遅れているのかも知れない。今週末、もう1回ぐらいカヤック出せたら出したい。80UPがまた釣れても驚かない。ボウズになっても驚かない。次の瞬間何が起こるか分からないのが釣りだとおもう。それでも、先週までの流れから今日の好釣は予想できなかった。だから釣りは面白い。

 

 

○11月20日

 土曜は低気圧が来て台風のような嵐だったが、日曜は一日穏やかとの予報。朝一カヤック出したいが、朝から月一の宿舎周りの掃除の日だ。午後からでて夕まずめ勝負をかけよう。

 昼頃出かけて、2時過ぎ頃にいやらしくボウズ逃れのためにW港運河による。「ああこれは釣れるわ」という感じの良い濁り方。濁りにはラトルモノをということで、いつもミスティーでは芸がないのでロングA12センチ、反射板のヒカリ具合も濁りには良い感じだ。1カ所目橋の下、ゆっくりひいたりジャークかましたりするが、反応無し。ちょっと心配になったが、2カ所目の橋の下で3投目くらいにヒット。なるべく飛ばさないようにていねいに寄せてきてネットイン。ネットの直径が60なので55くらいか。腹がふくらみ始めていて産卵は近い感じだ。

55くらい

 今日はもうちょっと釣れるやろと、運河の対岸を狙いつつ3つめの橋へ。橋の欄干にぶつけてロングAリップ破損。プラドコ製のルアーはプラスチックの素材をもうちょっと強度のある物に替えて欲しい。すぐに割れる。。部屋の棚に何個頭だけのザラパピーが転がっていることか。ヒロ内藤さん何とかしてください。昼間のシーバスは障害物や護岸際にタイトに付いているのでぶつけるぐらいで狙っていかないと釣りにならない

 ちょっとやる気もそがれて、車に戻ることにする。帰るがてら運河の護岸沿いをテクトロするのに、中古屋で買ったマジェンダミノーを試してみる。長いリップのわりには潜らず細かいバイブレーションのようなアクション。良い感じ。てくてくと歩いて行くと、ほどなくしてヒット。何度か走られたが無事落としダモにネットイン。写真では分かりにくいが、かなりのボテ腹。来週ぐらいには産卵海域向けて出て行きそう。運河沿いは歩道の向こうは車が結構通っているので人に見られないように護岸の向こうでハリ外してリリース。大事な秘密ポイントは隠しておきたい。

太い

 その後反応無し。車の横に猫が寝転がっていた。口半分あけて死んでるみたいだったが、写真撮ったら起きて睨まれた。猫ものびる気温の高さ。24度とか11月とは思えない陽気。

死んでるの?睨む

 Y運河もチェックするが、ここもボラッ気があって釣れそうなのだが、なぜか釣れない。

 3時頃R港付近の駐車スペース到着。ちょっとうねりが高いが、風はゆるい。3時半頃出発。かなり藻やらアマモやらアメフラシやらが打ち上がっている。アメフラシ2,3蹴っ飛ばして海に入れてやるがあまり意味はなさそうだ。

 うねりが大きくたまにサーフィン状態になって怖かったが、まあこの程度ではひっくり返らない。一番良いポイントに到着、やや濁っている。CD11、フライングダイバー、レンジバイブとローテーションしながら攻めていくと、1カ所目の最後の杭周りでレンジバイブにヒット。飛ばさないように竿を寝かして寄せてくるが、途中でジャンプしてバレた。まあ仕方あるまい。いまいち反応薄いが、1尾かけたので次のポイントを攻めてもう一度1カ所目を攻めるが反応無く。3カ所目を狙っていく。4時半頃に日没。薄明かりの中3カ所目も終了。

 帰りがてらいつも投げている浅いところの古い灯標跡のような構造物、レンジバイブをやる気無く投げていたら、ピックアップするルアーに水面で食った。「ワッ」と声を出してのびっくりあわせで当然フックアウト。結構良いサイズだった。70真ん中くらい。悔しいが、あんな突然のバイトに冷静に竿先送り込んで食い込ますだけの技量はやっぱり今の当方にはない。ピックアップ前に一回止めて食わせの間を作るようにでも心がけようかと思う。しばらく未練たらしくルアーあれこれ替えて周辺探っていたが反応無く5時を過ぎると、日もとっぷり暮れてしまったので上陸地点目指す。途中色気出して浅場の杭周り狙ったらロープかなんかがあったのかがっちり根掛かり。貴重な赤のフライングダイバーをなくす。トホホ。

 今年のこのエリアは、群れが入っているという感じではなくて、単体の魚がポツポツと入っている感じだ。2時間ぐらいカヤック浮かべて、チャンスは1,2回という所か。今シーズンはあと1,2回カヤック出せると思うが、少ないチャンスをモノにできるだろうか。爆釣は気持ちいいに決まっているけど、こういう少ないチャンスを何とかモノにしていかないといけない緊張感のある釣りも悪くない。と負け犬の遠吠えが今日も東京湾に響くのであった。ワオ〜〜ン!

 

○11月18日

 土日は雨はいいとして、風がかなり吹くようなので陸っぱりもやりにくそう、とりあえず近所ポイント魚も来ているようなので、今日も夕食後出撃。

 排水横を攻めて反応無く、今日はそのまま3本目の橋へ。先行者はなく昨日釣れていたポイントに入れた。しかし、時間が昨日より早かったためか流れがないというかむしろ逆流している。そういえば小潮の昼干潮がひかないパターンなので、海水が一番川にのぼってくる潮回りではある。場所取りがてら潮待ちながら、いろんなルアーをスイムテスト。1時間ほどして8時を過ぎると下流に向けて流れ始めて良い感じに。CD9、コモモ、スリムワンダーでローテーションさせながら、橋桁周り、影、灯りの切れ目をねらっていくが反応無い。9時過ぎにあきらめて下流の商業施設の照明下へ。こちらもなぜか今日はボラッ気も少なく反応無し。腰がしんどくなってきたので9時半頃に撤収。

 なかなか思うようにいきませんわ。調子に乗れてないときには川の水も甘くはないということか。

 

○11月17日

 夕食後、近所ポイントにGO。排水横、ボラッけがあってざわついている。ニョロニョロ数投目でヒット。しかし小さい。パシャパシャしているのを引っこ抜いてセイゴゲット。まあ1匹は1匹。今日はいけるかと期待を込めて投げるがその後反応無く、バイブレーションも投げてから移動。

秋のセイゴ

 1本目の橋から支流合流までいろいろルアーを変えつつ投げていく。合流あたりはボラも飛んでいて良い雰囲気だが反応無し。

 2本目の橋は両岸立ち込んでいる釣り人有り。ちょっと大きく移動して3本目の橋まで下る。3本目も両岸川上側には釣り人有り。下流側しばらく下ったところに商業施設の看板が派手にライトアップされていて灯りが水面を照らしているところがあるので、そこで釣ってみることにする。灯りに誘われてかボラッけはあるし、ごくたまに捕食音も聞こえる。バイブレーションからCD7赤金に替えてしばらくして、ピックアップ寸前に下からグネリという感じで出た。60弱くらいか。反射的にびっくりあわせですっぽ抜け。ピックアップ時に食ったときは魚が反転して向こう向くまでライン送り込んで待ってからあわせろというのは知識としては知っているが、体はそうは動いてくれないのよね。絶好調でバンバン釣ってるときならできたりするけど今の当方では無理。しかし魚はいることはわかったので粘る。1時間ほどルアーもローリングベイト、ニョロニョロ、またCD7とローテーションさせたが、CD7に1回アタリがあっただけでかからず。

 10時近くなったのであきらめて帰り道、橋の上手の釣り人を見るとファイト中。ポンピングしながら結構緊張感のあるやりとりであがってきたのは65前後のなかなかサイズ。うらやましい。ちょっと上流に入ってしばらく投げてみたが、反応無い。あきらめて帰宅。

 さすがに都会の川だけあって、平日の夜でもめぼしいポイントには人が張り付いている。橋の上手がどこも人気のポイントのようだ。運良く空いていればそこに入れということか。看板の灯り前はたぶんノーマークなのでいつでも入れるだろう。魚は結局セイゴ1で、人様に良いのを釣られて悔しくはあるが、情報収集的には収穫の多い夜だった。

 

 

○11月13日

 金曜体調崩して仕事休み、土曜もフラフラしていたので寝てすごす。土曜9時に寝て日曜4時前に起きる。体調はいいような悪いような。とりあえず風は吹いてないので出かける。6時過ぎにR港付近の杭エリアを目指してカヤック出す。潮が高かったので1,2カ所寄り道しつつ、一番良いポイントに接近。端からフライングダイバーで杭を狙っていく。杭の向こうの方でバシュッと捕食音。間違いなくいるようなので即投げるが反応無い。ルアーをCD11やらレンジバイブやらレッドペッパーやら試しながら付近を攻めるが反応無し。魚はいるはずだが食ってこない。移動しつつ別の杭群も狙っていくが反応無し。8時頃にあきらめて上陸。いい季節に魚もいるはずなのに食わせられずかなりショック。

 次のアクションを起こす気力が萎えたので、とりあえずナブラのあるD浜方面に車を寄せつつ、JOSさんに電話で状況を聞く。早朝フッコゲット、セイゴも何匹か追加とのこと。ただもう反応無くなったのであがって道具塩抜き中とのこと。ちなみに土曜も出撃したけど、土曜は濁りきつくてダメだったとのこと。それでも日曜も出るところはさすが。1日違えばどころか、釣り場にいて投げ続ける限り、今まで釣れなかったとしても一瞬後に食ってくるかも知れない。とりあえず当方ももう少し投げ続けてみようと南下しつつジャリメを購入(ジャリメ買っている時点で負け犬臭さが漂う)。

 それほど南下していないK浜で鳥が上下している。浜辺にはキス釣りの人も多い。カヤック出す。鳥はたまに突っ込んでいるが、そのアタリでペンシルやらジグミノーやら投げても反応無い。しばらくして鳥も居なくなったので片天秤に流線バリの簡単仕掛けでジャリメつけてキス狙い。キスなりヒイラギなりはしばらく流せば釣れるだろうとたかをくくっていたが、何度か場所を変えても反応無い。キスまでスカかよ。

 仕方なく、沖に張り出した根回りを探る。根掛かりしないようにちょっと底を切って流し始めるとすぐにきた。何でも釣れれば嬉しい。ササノハベラのようだが、自分の知っているササノハベラとちょっと違う、背ビレが伸びてる。ササノハベラは2種に分かれたので、当方が学生時代、卒論書くのにお世話になったホシササノハベラとは別の方のアカササノハベラかなと思い、あまり気にせずにいたが、帰って調べて愕然とした。全然違う。そう思ってみるとオハグロベラに見えてくる。ネットでちょっと調べたらはっきりした。オハグロベラだ。オスの特徴的な黒金の色彩のイメージが強かったのですぐに思い当たらなかったが、メスからオスに性転換するベラの仲間なので、典型的なオスの色彩ではなく雌と雄の中間的な色の個体も居るようだ。ベラで学位もらったのに恥ずかしい限りである。今日はとことんいけてない。

ベラX

 その後も、オハグロベラはコンスタントに釣れてくるのだが、たまに餌だけとられるので、もしやカワハギかと期待して、聞き合わせなどしてみると、小さいけれどカワハギゲット。

カワハギ

 頑張ってお造りできるサイズが欲しいなと欲をかくが、オハグロベラはポツポツと釣れてくれるが、カワハギは結局1匹だけ。次第に風が強くなりだし、11時頃に撤収。帰りは向かい風でしんどかった。切り上げ時も間違えたな。ついでにいうと、オハグロベラ10匹前後釣れたのでキープしておけば充分おかずになったけど、数釣れると思ってなかったので釣れるはしからリリースしてしまってお土産もない。こんな日もあるさね。

 

○11月9日

 近所ポイントチェック。今日はいつもよりよくひいている。大潮の夜に潮の引きが大きいと冬がちかずいた気がする。排水横は反応無し。下流の橋も反応無いが、いつも底だと思っていた部分が護岸で、更に1段下にほんとの川底があることが判明。護岸沿いにCD7を投げつつ支流との合流へ。ボラッけがありたまに追われている。ミノー、シンキングペンシル、フッコスペシャル。サイズや色を変えて攻めるが食ってはこない。後でまたくることにして、対岸をチェックして、更に下流のハゼを釣ったアタリまでくだる。ハゼ釣ったポイントはパチンコ屋の照明で明るい。水面魚っけはあるが追われてはいない。橋桁などの要所には釣り人が張り付いていて、ウェーディングしている2人組もいた。魚は来ているようなのだが、テクトロしても反応無い。最後、合流点にもどってくると、あいかわらずたまに捕食音がしたりして、ザラパピーで何とか食わせようとするが食ってこない。あきらめた。もう一息という感じなのだが。

 

○11月6日

 土曜は定期検査もあり1日休み。8時に寝て日曜朝4時に起きる。雨が降っているが、予報では風は弱く南風。6時過ぎにR港付近の杭エリアを目指してカヤックで出撃。

 朝まずめ、いい時期に良いポイントに入っているはずなのだが、全く反応がない。CD11、フライングダイバー、レンジバイブ、サミー何投げても反応がない。雨は上がりべた凪で水は澄んで底のアマモも良く見える。40くらいの黒鯛が泳いでいく。えんりょせんでもええんやで、ミノー食ったってもええんやで。と念を送るも全く無視。ベイトはたまにボラの群れが居るくらい。あきらめて8時頃には上がる。

 とりあえず、車で南下しながら鳥山を捜すことにする。いつものD浜は静かなものだ。いくつかサーフによりながら南下していくと、R浜で鳥が刺さっている。結構継続的に突っ込んでいるが、水しぶきは見えない。鳥だけか?とりあえずカヤック出すが、鳥はどこかに行ってしまう。適当にペンシルとジグミノー投げてみるが、反応無く早々に切り上げる。かたづけてカヤック車に積んでいたら、また鳥が突っ込み始めた。しかし、どうも魚は付いていないようなのでそのまま南下。

R浜

 結局、かなり南の方まできてしまった。時間も11時になって鳥山という時間帯でもない。3日に深川メッキさんが貸しボートで小カンパチやらサバやらカワハギやら好釣したエリアに近い。ここまで来るのならポイント細かく聞いておくんだった。とりあえずいつも夏にカヤック出す場所から出ることにして、近くの堤防をチェック。カタクチが居てたまにドバッと追われて逃げているが、ごくたまにでとてもタイミング取れるようなナブラではない。キス釣り師多し。ただし釣れているのはキスよりもヒイラギが多いようで、3本バリすべてにヒイラギかけたオッチャンが何とも渋い顔をしていた。ヒイラギ、薄っぺらくて食べるところが少ないのと、トゲトゲしてて痛いのと、ヌルヌル粘液が嫌われる原因だと思うが、結構旨い魚ではある。沢山釣って干物かな。仕方ないスカ食うのも嫌だし、ヒイラギ釣りをすることにして近くの釣具屋でジャリメをゲット、カヤックで出る。とりあえず夏場サバとかの実績のあった航路周りや使っていない養殖筏周りをジグミノーで攻めてみるが、まあ予想どおり反応無いのであきらめる。片天秤に流線バリつけてジャリメちょん掛けで底をとって竿先に意識を集中。ゆるい風に流されつつ釣っていく。すぐにブルブルとアタリがありヒイラギゲット。適当に流して、風のぼりしてまた流してを繰り返しつつ釣っていく。雨がシトシト降っているが、ポンポン釣れてなかなかに楽しい。

ヒイラギ

 シロギスもたまに混じる。

キス

 変なハゼが釣れた。ハゼは同定の練習にはもってこいなので写真撮って家で調べたが、やっぱり似たようなのが多くて苦戦した。イトヒキハゼで正解だろう。テッポウエビの用心棒をするハゼの仲間だ。リリースしてやったが、もとのテッポウエビの巣に帰れただろうか。

イトヒキハゼ

 1時頃、ボチボチ疲れてきたし、風も出てきたので撤収。ヒイラギ20、キス4。

釣果

 干物にして食うべく今仕込んでいるところ。

 しかし、シーバスどこに行ったんだろうか?今年は終わりなのか?

 

○11月3日

 曇りで一日ほとんど風は微風の絶好の予報。4時前起きでボイルのある浜を目指し、今日は北の港脇から出る。予報どおり風は穏やかでいいのだが、鳥がいない、岬のあたりで鳥を待ちながら適当にペンシル投げていると1発追ったが、それっきりなので南下していく。しかし全く鳥っけがないし、カタクチも浮いていない。今は入っていない定置のボンデン周りで一度追ったが、それだけでまた北上して岬のあたりで飯食いながらボイルを待つが8時を過ぎても変化なし。あきらめて8時半頃あがる。アオサギも居るのだが魚っけはない。

アオサギ

 移動して、R港周りの杭ポイント。鵜が集団で休んでる。

鵜軍団

 杭周り、1本1本丁寧に狙っていくが、ミノーにもバイブレーションにも反応無い。2時間弱、3カ所くらいまわったが何にも反応無い。

 あきらめて上陸。4時間ほど漕いだのでぐったり疲れた。釣れれば興奮で疲れを感じていないのだろうが、こんなに疲労しているのかと愕然とする。しかし、どちらのポイントも魚入っているのは確認済みで、季節的にもいい塩梅だと思うのだが、なぜ釣れなかったのかよく分からん。

 いい季節にボウズもさみしいので、もう1カ所カヤックやりたいが、疲労具合を考えてやめて陸っぱりにする。

 前回セイゴが釣れたY運河に行くと先行者有り、ハゼ釣りのオッサン二人。11月にまだ運河の中にハゼ居るのかいな?と思ったが、布バケツの中を覗くと、20センチクラスを含むハゼ5,6匹。挨拶したがオッサン嫌そうな顔しただけだった。秘密のポイントを人に知られたくなかったのだろう。来年はここでハゼ釣りしたい。いい感じのポイントなのだが、橋の下、船の周り、反応無く、困ったときのW港運河に移動。そうそうこのポイントもまいどまいど魚いないだろうと思うのだが、いるんだなこれが。1カ所目の橋の下2,3投目であっさりヒット。フラットラップ9センチで。60弱か。

不思議なポイントでフッコ

 その後、2カ所目の橋でも2度ほどあたるが、フッキングせず。まあボウズ逃れが目的なので1匹釣れれば良しとして、1時頃帰路につく。このポイントはなぜこんなにコンスタントに釣れるのかよく分からん。住み着いてる同じ個体を何度も釣ってるのではないかと疑いたくなる。いっぺんタグ打ってみようかしら。

 

 

○10月30日

 土曜の夜は8時過ぎに寝たので目覚ましかけていた4時のちょっと前に目が覚めた。天気をチェックすると風強い。風裏D浜からカヤック出してナブラ追っかけるのは肩がしんどいのでやめる。予報では午後から夕方にかけて風がやむ方向なので、夕まずめ狙いときめて二度寝。

 起きてウダウダして2時前出発。3時には駐車スペースにいたが、風強い。雨もポツポツ。カイトサーフィンというのだろうか、ウインドサーファーに混じって、凧に引っ張られて海面を疾走している人もいる。この風ならカヤックじゃなくて目の前で人様が楽しんでる風系のマリンスポーツが似合いだ。風待ちしつつも風裏D浜のぞきに行く。カヤック出せそうだが、杭も何もないサーフでは鳥山でもなければどうにもならぬ。4時頃まで携帯で風力チェックなどしていたが、現場で風が吹いているのに携帯の風情報だけ凪になるわけもなく、4時にはあきらめてせっかく来たので陸っぱりで夕まずめ前後を狙うことにする。手堅く行くなら今日もW港運河だが、こういういい季節にこそ新規開拓しておくべきだろうと、別のY運河に行く。なんどかチェックしているがまだ実績はない。

 日が落ちるまでは、F9で橋の下などを中心に狙っていく、反応無く暗くなり雨もけっこう降り出し濁り始めたので、スーパーミスティーFで灯り周り橋周りを狙って、反応なければちょっとテクトロして移動を繰り返す。明るいうちから数えて4カ所目ぐらいの橋の明かりの切れ目で2度ほどアタリ臭いのがあったが、かからず、ルアーあれこれ変えて粘った後、帰りがてらラトルトラップでテクトロ。コンときて乗った。しかし軽い。パシャパシャと上がってきたのは手のひらサイズのセイゴ。まあ1匹釣れたのが重要。

セイゴ

 一匹釣ったら緊張が解けたのか、集中力がかけ始めた、雨は嫌いじゃない方だがめずらしくうっとうしく感じる。だいぶ粘ったつもりだが、まだ2時間ぐらいしか釣っていない。疲れているのかも知れないなとおもい帰路につく。

 帰りのアクアラインの橋で渋滞最後尾に気付くのが遅れてオカマほりそうになった。何とか急ブレーキで事故にならずに済んだが危なかった。どうにも疲れて集中力に欠けていた感じだ。カヤックハードに漕ぎまくって次の日も釣りというのはちょっとがっつきすぎということだろう。疲れやすくなっているのは確実だ。調子に乗りすぎずボチボチと行かねばならんと肝に銘じる。

 

○10月29日

 金曜時点の予報では土曜は穏やかに晴れて日曜から崩れるとのこと。土曜勝負と気合いの3時半起きで出発。しかしアクアライン上で北東風、風速7mと予想外の強風。北向きのR港杭周りはあきらめて、ボイルのあるD浜目指す。D浜暗いうちに到着。風裏なのか穏やかで充分カヤック出せそうなので準備して明るくなった6時ちょっと前に出撃。とりあえず沖の消波ブロック周りをちょっとチェックして、北上、鳥山やナブラを探しながら北の港付近まで行く予定。途中JOSさんらしき釣り人発見、近づいていく途中で散発的なボイルが2,3回あったので周辺をペンシル、リトルジョージ、サージャーで攻めるが、反応無し。JOSさんと挨拶して更に北上。鳥っけはあるのだが浮かんでいたり、高めを舞っていたりでまだナブラはない。鳥はウミネコかな?カモメ系。

ウミネコ?

 ズンズンと漕いで、岬を越えたあたりで鳥があちこち舞い始めた。遠くで水しぶきも上がっている。必死で漕ぐが到着する頃には反応無くなっている。疲れたので流されながらお茶と朝ご飯。漁船のオッチャンが、フッコっぽい魚をかかげて「この辺居るぞ、飯食ってる場合じゃネー」とジャスチャーで教えてくれる。リトルジョージをちょっと沈めて引いてみたりするが反応無い、奥の港方面で鳥山が、必死で漕ぐが間に合わない、別の場所で鳥山が、必死で漕ぐがまにあわない、というのを3回ほど繰り返して疲れ果てて、7時を過ぎて風もちょっとで始めたし、時間的にはそろそろ良い時間なので戻りつつ魚を探すこととする。

 岬をかわすと風裏で穏やか。鳥が2羽プカプカしていたのでとりあえずそのへんでサミー9センチ投げてみる。うしろからなんか追ってくる。高速巻きしながら竿先でイレギュラーに首振らせて誘っていると食った。何か小さい。小さいセイゴだと軽すぎてよくバレちゃうんだよなとか思っていたら、加速し始めてビューンと走り出した。ドラグも鳴らす。明らかに青物。ワカシの予感。元気良く走り回るのを味わいつつ寄せてきて船際で最後の抵抗で潜るのをこらえて浮かせてネットイン。35くらいのワカシ。小さくてもさすが青物、シーバスロッドブチ曲げて走るスピードは気持ちいい。ラインシステムをFGノットの後ろにリーダー電車結びという結び方に変えたが、特に問題なくいい感じだ。まあ、事前にボガで10ポンドぐらいは耐えることを確認済みなので問題なくて当たり前ではあるが。

ワカシ

 ナブラ対応にはジグミノーやクルクル系が実績あったけど、渋めの状況ではペンシルが一番手堅いような気がしてきた。食い気のあるやつはトップに反応するし、水面で泡とかしぶきとかでごまかして釣ってしまうというのは以外と効く手だと思う。

 しかしその後あまり反応無く、ダラダラと南下しながらJOSさんの前あたりで1度追うが食わず。ちょっと休憩で上陸。JOSさん、Kさん、初めましてのSさんの3人のフライマンと情報交換。フライチームは今日はかんばしくなかった模様。

 その後、上陸地点近くの沖の消波ブロック周りでサンマサイズのダツが追ったが、魚の反応はそれだけ。9時過ぎ上陸して移動。風はそれほどでもないと思い、R港付近カヤックだそうとするが、こちらは風がモロ当たっていて断念。駐車スペースにはこれから出撃のウインドサーファーが3組ほど。たしかにこの風はカヤックよりウインドサーフィン向きだ。

 帰り際、W港運河を覗いてみると、ハゼ釣りシーズンは終了したのか人がいない。せっかくなので釣っておく。2カ所めの橋でF9にヒット。引きは青物ほど強くないが、バタバタ首振ったり飛んだりと暴れるのでスリリング。これはまたこれで面白い。50弱か。コンクリの上に置いてゴメンね。

フッコ

 もう1尾追ってきたが食わず。とりあえず釣れたので11時頃には撤収。

 なかなか鳥山に追いつけず苦労させられているが、1尾釣れれば結構充実。悪くない秋の釣りがつづいている。日曜は天気大きくは崩れないようだ。朝起きられたら再度出撃予定。

 

○10月22日

 金曜から結構な雨。2週続けて天気が悪い時に週末がハマって歯がゆい思いをしていたが、土曜の朝に予報を見ると、どうも午後に風が北から南にかわる時に凪ぎそう。天気自体はずっと弱雨だが、風さえなければカヤックは出せるし、W港運河もハゼ釣り師に占拠されずに好都合だ。日曜は南風が強い予報なので土曜勝負と心に決める。

 お昼ご飯を食べてユルユルと出撃。工事渋滞で予想外に時間がかかったが、とりあえず2時過ぎにW港運河到着。雨は上がって風はそよ風程度。運河はいい感じにコーヒー色に濁って流れもあって理想的。この濁りならラトルモノで勝負が付くだろうとスーパーミスティーSP、最初の橋の下、1投目からアタリ臭い反応。数投目で食ったが首振り一発でばれた、すぐに2匹目が来て慎重に飛ばせないように寄せようとしたがそれでも飛んでばれた。今日はかかりが浅い食い方の日なのか?反応無くなったので次の橋に移動、しばらく粘ってヒット。今度こそばれるなと、心臓ドキドキさせながらのファイト。丁寧に寄せてきてタモ入れ前にちょっと水面で暴れられてヒヤヒヤしたが何とかキャッチ。50センチくらいか。体高高め筋肉質。

この秋1匹目

 早くカヤック出すべきか、この場で粘るべきかちょっと迷ったが反応いいので、もう1カ所橋を狙ってみる。移動中運河の何もないところでも2回バイトがあったがかからず。移動後の橋では1匹かけたがこれも最初のジャンプでばれた。ランカーギアとナイロン8ポンドはばれにくいタックルだが、ばれまくる日はどうにもならないときがある。まあ、1尾釣れたので全く悪くはない。3時過ぎに移動、途中トイレなど済ませてR港付近のカヤックエントリーポイントに到着、準備して4時頃出る。風は予定通り凪いでいる。暗くなるぐらいまで持ってくれればいいのだが。

 杭群目指して漕いで、CD11で釣り始める、ひと流し目、最後の方で1度ピックアップ寸前に食ったがかからず。ふた流し目は反応無いので、3流し目はレンジバイブに替えてちょっと沈め気味で探る。杭の間を通して来たときにヒット。結構遠目でかかった。杭から引きはがすとバタバタ水面で暴れる。またドキドキして慎重に潜らせ気味に寄せに入る。うまく寄ってきたが、そのまま反対方向に泳いでいく。そっちは杭があるのでプレッシャーをかけるが、最後の杭がかわしきれずに杭に巻く。無理に引っ張らずにしばらく待っていたら、反対方向に泳ぎ初め杭から外れた。後は障害物はしばらく無いので落ち着いてポンピングしながら距離をつめていき、ネットを用意して魚を浮かせ無事ゲット。

ネットイン

 60ちょいくらいか。今年もマイポイントに魚が来てくれた。うれしい。

60ちょいなちょいな

 その後、しばらく粘るが反応無く、別の杭群に移動。しかし5時頃になるとやや風が出始めた。まだ夕まずめの真っ最中ぐらいの時間だったので後ろ髪引かれる思いだったが、早めに撤収した。来週以降も11月いっぱいくらいまでチャンスはあるだろう。来年以降もある。判断ミスって死んだら次の釣りはない。ちょっと臆病ぐらいでちょうどいいだろう。

上陸

 上陸して、W港周辺の干潟ポイント近くに移動、ちょっとおやつとお茶で休憩してカヤックを片付けて、干潟にウェーディング。予想より潮が引いていなくていつも乗っている石組みあたりを狙う感じ。濁っているのでラトルじゃらじゃらのデュエルのバイブレーションとチャグバク。しばらくやるが反応無く、撤退しつつ、途中で有名河川を覗いてみると、釣り人並んでいた。当方も並んでバイブレーション投げたが、周りもさっぱり釣れていないようだったので終了。片付けていたらケン一から電話、仕事で博多とのこと。博多懐かしい。来年の遠征話など。

 途中、コンビニで夕ご飯を済ませて帰宅。数は2匹だが充分に満足感のある充実した秋の釣りだった。

 

○10月16日

 風が強くカヤックは出せそうにない。近所ポイントも今一だし、房総半島陸っぱりでシーバス狙いでもと思うが、頼みの綱のW港運河がハゼ釣り師に占拠されているしいまいちやる気が出ない。いっそのことハゼ釣りに行こうと考えると、近所ポイントの橋2つぐらい下は秋のハゼ釣りポイントだという情報を思い出した。自転車で行くのにちょうどいい。

 ネットで潮を確認しつつハゼ釣りのコツなども調べてみる。今までハゼ釣りと言えばゴカイ、川ではミミズで釣ってきたが、冷凍エビの切り身が特餌だという情報がちらほら。冷凍エビなら余っても食ってしまえばいいのでゴカイ買うより無駄がない。1時過ぎに干潮なので、そこからの上げを狙うことにして駅前で飯を食い冷凍大正エビをゲット。切り刻んでフィルムケースにつめて獲物用のタッパと共に保冷バックに入れて出撃。

 近所ポイントにもハゼ釣りなのかコイ釣りなのか結構釣り人はいる。風が強いが天気はよい。川沿いの道を自転車で下りつつ、「人山」がたっているポイントを探す。釣れていれば都会の川だし人山はたつだろう。しかし、橋2つ下ってもそれらしい釣り人の姿はたまに見るだけで、釣れていそうな気配がない。どんどんどんどんと下流へ下っていき途中釣り人のバケツをチェックしたりもしたが、セイゴが入っていたくらいでハゼは皆無。結局河口域の行けるところまで行ってしまった。排水周りで少し探ってみたが反応無し。あきらめて当初の目的の2個下の橋付近に戻る。

 家族連れがいて、ちょうど少年が1匹釣るのが見えた。20センチくらいある良型。バケツを覗くと3匹ほどいる。少なくともこのポイントにはハゼはいるようだ。スピニングの振り出し竿2本をセットし、1本置き竿、1本は岸際テクトロ気味に探っていく。仕掛けはシンプルにナス錘1号に袖バリ5号。ほどなくして手持ちの竿にブルブルッと待望のアタリ。あわせて巻き上げると15センチぐらいだがやっと釣れた。日本では久しぶりに釣った魚だ。エビ餌ではじめて釣った。

ハゼ

 さて、ここから10匹くらいは釣っておかずにするぞと頑張るのだが、反応がない。一度置き竿に当たったが離れていたので餌だけとられた。家族連れも釣れていない。しばらく頑張ったが反応無いので上流に移動。橋の前後に釣り人何人か、上流側に入るが反応無し、竿一本にしてテクトロ気味に下流へ下りながら他の人の釣果も調べるが、釣れている気配がない。結局、夕まずめも反応無く暗くなって、ルアーを投げつつ自転車の場所まで戻って帰宅。釣り人が少ないということはこのポイントはもう時期的に遅いということだろうか?来シーズンは通って調べてみようかと思う。

夕焼け

 

○10月15日

 雨がけっこう降った。風も強く台風のよう。夕方にはやんだので、夕食後近所ポイントへシーバス狙いに行く。雨も降ったし期待していたが、排水前、橋の両岸、橋の上流台船まわりと、バイブレーション、ワンダー、コモモでローテーションしながら探っていくが反応無い。ボラはたまに飛んでいるが捕食音等は無し。水はちょっと濁っていて良さそうなのだが、そろそろ釣れて欲しいところだが、秋のシーバスシーズン釣果なしで寂しい。明日もカヤック出せそうな天気ではないしどうしようか。 

 

○10月10日

 夜雨がけっこう降っていた、4時頃でかけるときもまだ小雨。昨日ほどではないが風はそこそこあってR港は風表でちょっとしんどい感じ。昨日ボイルがあって小4匹とのJOSさん情報もあったので、D浜となりのRS浜に風上のB港わきの砂浜から出る。6時過ぎ。

霧の東京湾

 霧のようなもやのような感じの曇り空。港を越えて岬の手前で、鳥が2、3匹突っ込んでいる。寄せていくと小魚が追われているナブラだが、到着時には消えている。ナブラのあったあたりにポッパー投げるが反応無し。とりあえず魚はいるようだと安心しつつ、D浜方面へ向かっていく。途中、何度か鳥山あるも追いつけず。カタクチが浮いている場所もある。結構大きい5〜7センチ。JOSさんの前まできて手を振って、一番魚っけがあった岬の周辺へ戻る。散発的にナブラはあるのだが漕ぎまくって到着する頃にはどこかに行っている。シーバスではなく青物っぽく、ナブラを追いかける鳥の動きもかなり速い。ダラダラとブラインドでナブラのあった周辺をミノーやリトルジョージで探っても無反応。8時過ぎたあたりから、ナブラが連続で出始めて、結構接近していいところに投げているのだが、だめ。サージャー、ザラパピー、くるくる、チャグバク、リトルジョージとルアーを替えていくも食わない。活性高いときは、進行方向に適当に投げても食うのだが難しい。飛距離重視でやや大きめのサミーを投げてナブラ直撃したときにやっと一発食ったが、ハリがかりはせず。10時近くなるとナブラもなくなり、さんざん漕ぎまくったので疲れて上陸。

 昼から風が逆になると言うことなので、午後一旦風がやむはずなのでR港に移動。11時くらいだったので、潮と風を待ちつつ公園の松の木の下で昼寝。公園の芝生にはキノコ。

昼寝キノコ黄キノコ

 12時半頃、起きて風も逆向きになったので出撃。杭の周りをCD11で狙っていく。反応無い。最初は凪だったがすぐに風が出始めて、1時間ほどで撤退。

 ボウズ逃れようとW港運河に行くが、ハゼ釣りスポットとして人気が出てきたのか、人が多く入れるとこが少ない。一カ所橋の下を狙ったが反応無し。

 仕切り直したけどうまくいかなかった。海の水は今年も塩辛い。まあ魚はいたので来週以降、何とかしたいところ。飛距離重視のルアーでとにかくナブラを直撃するのがいいのか?久しぶりにカヤック漕ぎまくったので肩と胸が痛い。来週はもっと素早くナブラにこぎ着けねばなるまい。

 

○10月9日

 この3連休は穏やかないい天気という予報でカヤック初出撃の予定。土曜休んで日曜4時起きで出撃。しかし小雨が降っている。雨はベイトのカタクチを沈ませるのでボイルのあるD浜ではなく、R港付近の杭狙いに最初のポイントを絞る。しかし、アクアラインで風速6と風が結構ある。R港付近の浜へのエントリーポイントに5時半頃着いたが、正面からの風が強くとても出せる状態ではない。あきらめて風裏になるD浜へ、6時過ぎに到着する。風はこちらは穏やかでカヤックは出せそうなのだが、全く鳥も飛んでいなければベイトも追われていない。釣れるときは、鳥があちこち飛んでいて、ベイトが跳ねるのがちらほら見える。良いときには鳥山や、シーバスのバイトの水しぶきが見えるときもあるのだが、何も見えない。撤収してくるルアーマンがいたので様子を聞くと「何もいない。ベイトもほとんどいない。時間の無駄。」とのことであった。カヤック今日はあきらめて明日に仕切り直しだ。

 いつものW港運河によってみるが、潮が引いていて水があまりなくしばらくF9投げたが反応無く帰宅。8時半頃には家についた。

 

○10月6日

 昨日は結構な雨が降ったのでそろそろ近所ポイントにもシーバスやってきただろうと期待して夕食後出撃。しかしボラっけはあるし、小雨も降っているしでいい雰囲気なのだが、排水横、橋の手前、奥共に反応無い。浚渫しているのか台船が泊まっていてその前もバイブレーション、コモモ、ローリングベイトで探ったが反応無し。

黒猫の目が光る(セイゴでも釣れればご馳走してやれたのだが)

 

○10月2日

 遠征から帰ってきて通常営業に。シーバスそろそろハイシーズンを迎えるころ。近所ポイントを夜チェックしにいく。いつもの排水横はボラっけはあるものの食われておらず反応なし。橋は手前の岸は釣り人2名あり。奥の岸に入る。バイブレーションとローリングベイトで攻めるがコイにかかったようなモグモグとした反応が一度あっただけ。あきらめて帰宅。来週末は凪ならカヤック出したいところ。

 

○9月21日〜27日

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○9月4日

 紀伊半島など台風でドシャメシャな雨が降って被害も出ているようだが、関東はそれほどでもない。近所ポイント夕飯後チェック。いつもと同様の場所を廻るが魚っけ無く終了。

 

○8月31日

 台風が週末来そうな気配。曇ってしめった風が吹いている。近所ポイントチェックに行く。道中子猫の鳴き声がするので探してみると、段ボールで猫ハウスが作られていてミルクもおいてある。かわいいのが一匹いた。怖がってあまり触らせてくれなかったが写真は何枚か撮った。

koneko

 いつもの排水横に入ろうとすると黒猫。写真撮ろうと近づくとフーッと威嚇された。野性味ある猫。

黒猫

  釣り始めるが、魚っけいまいちない。がしばらく粘っていると岸際でベイトが追われた。すかさずシンキングペンシル投げるが反応無し。その後も特に変化無いので下流へ。橋の両サイド攻めるがいつも跳んでるボラも少なくベイトも居ないので、帰り際再度排水横チェックして帰宅。

 

○8月28日

 金曜日にドカドカとゲリラ豪雨があり、シーバス的には良い感じの週末だったが、やや風邪気味で土曜はおとなしく家で寝て、日曜も朝はまだだるかったけど昼寝後回復したようだったので、夕方満潮にあわせて内房W運河へひさしぶりに出撃。到着すると、良い感じに濁って流れもある。わくわくしながら橋の陰を中心に攻めていくが、反応がない。いつもならイナッコが居るのだがそれもいない。橋2本ダメで、3本目の橋でやっと捕食音が聞こえたので、ザラパピーをキャスト。捕食音は散発的にあるのだがなかなか食ってこない。しかし居るのは確実なのでここは粘る。流れに逆らわせてネチネチゆっくり目に首を振らせていたら。ルアーのあたりで捕食音。ルアー食ったのか、本物食ってるのか一瞬分からなかったが、すぐに重みが乗りグシグシとフッキングをかます。バタバタと跳んで暴れる。ひさしぶりに魚らしい引きを味わう。寄せてきてもバタバタ跳ぶのでドキドキしつつも前のフックが良いところに掛かっているのが見えたので大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせながら落としダモでランディング。50前後のプリッとした健康体。

ひさしぶりフッコ

 その後も捕食音は聞こえるのでしばらくザラパピーを投げていたが、食ってこないのでラパラF9にチェンジ。しばらくして食ったが、ジャンプ一発でばれた。反応無くなったので移動。排水溝をさかのぼったり、別の港をチェックしたりして日没。排水溝脇でヘビ発見。おっとりした顔しているのでアオダイショウかと思っていたが目が赤いのはシマヘビとのこと。ひさしぶりにヘビ見つけたので捕まえようとしたがすぐ逃げた。シマヘビはすぐ噛むので捕まえなくて正解だった。

シマヘビ

 スーパーで夕飯食って、町中の運河の船だまり、港2カ所をチェックして8時過ぎに帰宅。夏の定番パターンのW運河橋の下は今年も健在のようだ。1尾釣れたので幸せな気持ち。

 

 

○8月24日

 金曜から雨で涼しい。濁りも出て良いのではないかと土曜の夜、近所シーバスポイント。排水横はボラっけはあるが、反応無し。下流の橋の下。手前反応無し、奥、灯りの下にベイトの群れが入っていて、水面でたまに追われているので、バイブレーション、シンキングペンシル、くるくる系、セイゴスペシャル等投げてみるが反応無く、あきらめて移動。再度排水横に入り、流れのよれにシンキングペンシルを通しているとバイト。しかし掛からず。同じ場所を粘っていたら掛かったがやけに小さい。10数センチ程度のセイゴ。良く掛かったモノだ。もう少し秋になると魚入ってくるのだろうか。

ちび

 

○8月14日

 今週は暑くてバテた。土曜は寝てすごし、日曜昼前大潮ド干潮にあわせて、テナガテトラポイントへ。クリスマス島用に速乾性のズボンと長Tを買ったので着心地のチェックも兼ねて暑い中汗かいて自転車をこぐ。

 到着するとまさにド干潮でかなり引いている。陰になった浅いところにメスは結構居るのだがオスはあまり見あたらない。探しながらそれでもポツポツと釣っていく。

メス(メスが居るのが分かるかな?)

一匹目オスまあまあオスオス

 メスも含めて10匹ぐらい釣ってちょっと暑さで集中力切れて休憩。2時頃再開すると、ちょうど上げ時でオスがウロチョロし始め、5匹ほどゲットしてとりあえず終了。最大は片手再生中の21センチ。ズボンもTシャツもサラサラとした肌触りで快適。

あげてきた本日最大

 

○8月6日

 暑くてやになるが、小潮のあまり引かないけど昼間干潮にあわせてテナガ釣りにテトラポイントへ。自転車で到着するだけで汗だく。2時頃の潮止まり、浅い場所に小さめのメスがちらほら居るが、オスが見あたらないのでいつも行かないあたりまで下って様子を見たが特に反応無し。

 戻ってきていつものポイントあたりでオスを探していると、えらくデカくみえるのがウロウロしている。水中のエビはでかく見えがちだけどそれにしてもデカイのではなかろうか。ドキドキしつつ早速餌を目の前に落とすと食った。ゆっくり持ち上げるようにしてあわせると水面近くでばれた。ガックリきたが、よく見るとまだ見える場所をウロウロしている。ダメ元で再度餌を目の前に。また食った。今度はゆっくりモグモグやっているのを確認しつつ長めに待って、軽くヌッと乗せる感じであわせる。かかった。ビンビンと跳ねるのを引っこ抜く。水中から出してもデカイ。明らかに今季最大。計ってみると25センチもあった。こんなデカイテナガ始めてみた。はさみが太くて木の枝みたい。

25手のひらに

25メジャーと

 その後は、しばらくメスがメインでオスが少なく、そろそろシーズンも終了かなとおもっていたが、10匹釣って3時過ぎたあたりからオスがうろついているのが目立ち始めた。調子よく5匹ほど追加。しかしうろついているのも釣れたのも、片手のものが結構居る。1尾など片手の半分しか残っていなかった。やはりシーズン終盤ということか。

ボロボロ 

 せっかく調子が出てきたところなのに、モーターボートでウェイクボードを引っ張り回している輩が前を往復し始めて、波が来て濁ってしまいエビが見えなくなってしまった。

 仕方ないので、自宅から近い梅雨時期に良く釣れたポイントへ移動。何カ所かまわったモノの全くエビの気配なし。梅雨時はほんの小さな障害物にもついていたエビたちが全くいない。予想外だった。まあ、こうやって通ってデータとりながらシーズンごとのエビの動きとかを把握していくのは楽しい過程ではある。

 

○7月31日

 まとまった雨が降ったので近所シーバス探索に行くことにしたが、土曜は夕方から雷が鳴っておっかないのでパス。日曜夕食後出撃。曇っていてかぜが涼しい。排水横、特に反応無い。下流の橋のポイント両岸攻めたが、ボラは飛んでいるし、岸際ベイトの群れも居るしで釣れそうな気配はあるのだが、しばらく粘ったが不発。雨が当たり始めたので帰宅。

○7月23日

 台風すぎて風は強いが曇っている。テナガ干潮でのパターンはつかんだ感じなので満潮ではどうなのかと先週と同じ下流のテトラ帯へ夕まずめがらみで出撃。満潮でもテトラ帯はアクセス自体は楽。

 風の影響か濁りがややあり、エビの姿が確認しにくい。底まで見えるごく浅いエリアにもエビはいて良さそうだが、見あたらず。とりあえず、居そうなテトラの際などを攻めていくがなかなか反応がない。やっとあたりがあり釣り上げたら、これが良型。22センチ今季最大。

22センチ22

 同じ場所でもう一尾オス追加。しかしその場所もそれっきり沈黙。その後はほとんど反応無い中、3時間ほど粘る。集中力が途切れなかったのはまあ良い傾向。メス2、オス1追加し5匹という貧課で日没。

 今日は日没後パターンもやる予定。希望的予想では暗くなると、テトラの壁面とかにエビが出てきてライトを照らすとあちこちに目が光っていてその目を狙い撃つという感じだったが、現実はごくたまに小型のエビは居るモノの大型はさっぱり見あたらず、それではと仕方なく普通に底を探ると、障害物が見えていないので根掛かり連発でさすがに集中力も切れて1時間ほどで断念帰宅。

 満潮がらみは良くないような印象を受けた。干潮でエビが隠れる障害物が少なくなりそこに集中している状況が好釣の鍵かも知れない。まあ勉強になりました。

 

○7月18日

 早朝、女子サッカーの優勝を見届けて二度寝。昼頃起きて飯を食って1時過ぎに出かける。台風が近づいているようで風はややあるが曇っていて良い感じ。いつもの場所より下流域のテトラ帯にチェックを入れに行く。自転車で40分ほど。ほどよい疲労。

釣り場

 テトラの上から隙間を覗いていく。テトラの壁面に小さめのが張り付いていたり、水深の浅いところに出てきていたりする。大きいのを探して移動していくと手の長いのがテトラの隙間から見える。あっさり食ってきてゲット。20センチちょうど。

20

 その後も大きいのだけを釣ろうと探す。まあまあのは釣れてくるが、でかいのは奥の方にいたり、逃げてしまったりで結局最初のが一番大きかった。4時前に雨が降り始めたのでボチボチ撤収。ほとんどオスで15匹くらいは釣ったか。

まあまあオス

 見ながら釣っているとよく分かるのだが、テナガエビやる気のあるやつは落ちてくる錘に良く反応する。錘へのアタックの後に気がついて餌を食うような感じのパターンが多かった。いても食わないやつや、錘が近づくと逃げるやつもいた。このポイントもエビのストック量は充分のようだ。腰をかがめてのぞき込むのがややきついとはいえ良いポイントだ。

 

○7月17日

 土曜は夏風邪引いたのかちょっと熱が出て寝込む。日曜、復活して真っ昼間炎天下のド干潮のテナガ狙い。前回と同じく大潮のよく引く干潮なので爆釣かと思ったが、それほどでもない。風が強く岸近くが濁り気味で障害物の位置がつかみにくいのもマイナスか。それでもポツポツ釣れてくる。まだ産卵期のようでメスは卵をもっている。

釣り場一匹目メス

 炎天下2時間ほどで20匹弱か。まあこんなもんでしょう。さすがにこれだけ暑いと食いは落ちるのか?一匹20センチオーバーがいた。でかいテナガはかっこいい。

20.5

 

 

○7月9日

 シーバス釣りに関してはもう一雨来て欲しかったところだが梅雨が明けてしまったようだ。暑い。とりあえず近所ポイントに夕飯後チェックに出かけた。暑くなれば流れの中に入ってくるだろうと排水前は期待いしたがベイトはだいぶ大きくなったのがいるが食われていない。シンキングペンシルで広く探るが反応無い。下流の橋の周り2カ所ほどまわったが、ボラが飛んでいて魚の気配がないわけではないけど反応無し。夏場はいっそ真っ昼間の陰狙いとかの方が絞り込めていいのかも。まあ近所なのでチェックを続けたい。

 

○7月2日

 土曜は一日曇りの予報。お昼にド干潮を迎える大潮。干潮で引いたポイントを観察することにして10時頃自転車で出かける。橋の上から見るとかなり引いていて葦際干上がっている。最初に向かった杭のポイントは子供会か何かの団体さんがいたのでパス。支流の合流点、まだ誰も入っていないのでここから始める。樹脂製のネットの蛇篭が根掛かりそうだが、その蛇篭の陰あたりを早速ウロウロしているエビを発見。さくっと小型げっと。

一匹目

 蛇篭周りと倒木周りを狙うが、リリースすることにしている抱卵メスが多い。倒木周りでやっと大きめのオス。

倒木周りオス

 その後、潮が引いているので普段なら水中にある葦のえぐれの下をずんずんと歩いて、ちょっとした石などの岸からすぐそばの浅いポイントを攻めていく。このポイントは誰も釣り人はいない。

干潮ならではのポイント

 これがハマった。水位のあるときは葦の根元やその下のえぐれにエビが潜んでいるのだと思うのだが、それが干上がっているので、水中にあるたいしたことない障害物でもエビが何匹もついている。水深2,30センチのところに転がっている15センチくらいの石の周りから、20センチ近い大きいのが釣れてくる。写真中央やや左上の石がわかるだろうか。この石からこのサイズが釣れるのである。

ポイント

 一つのポイントには大きめのオスが2匹ぐらいいて、その後は小さいオスやメスが釣れてくるパターンなので、オスを釣りきってメスが釣れ始めるとそのポイントを捨てて移動ということを繰り返していった。2時間強釣っただろうか、潮が満ち始めた。あげ時に良く食ってくるとも聞くが、それは一カ所で粘っているときの話だろう。今回のようにエビのいるところをピンポイントでたたきまくる釣り方だとあまりエビがまわってくるのを待つ必要がない。ズック魚籠の中でゴソゴソしているエビたちも前回以上にいるようなのでちょっと早いが1時過ぎに終了。

山盛り

 持ち帰るためにタッパにエビを入れようとするが、はみ出しそうなぐらいいる。家に帰って数えると28尾いた。リリースしたメスも含めると40〜50は釣っていたようだ。正直テナガエビ釣りで束釣り(100尾オーバー)とかの釣果はよっぽどマニアックな釣り人が特殊な釣り方でたたき出している数字だと思っていたが、案外一日やればそのくらい普通に釣れるのかもしれないと思った。都会の川の実力侮りがたしである。昨年のポイントより数は圧倒的にいる。サイズはその分やや小さいか。

19.5

 ちなみに今回の一番大きいのは19.5センチ。なかなかのものであった。

 

 

 

 

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