2012顛末記 前半戦

 

○6月30日

 梅雨明けしたわけではなさそうだが、先週から雨らしい雨は降っていない。今週は濁りも落ち着いているだろうしテナガ良いでしょうと、朝干潮にあわせて4時起きで干潮はさんで4時間ほど釣るつもりだったが、起きたら6時半すぎだった。朝起きられない釣り師。

 しかたないので、下げ止まりから2時間コースでいきましょうということで、上流の方のポイントへ。天気良く朝はさわやかだが暑くなりそう。

 到着して、ポイント入り口の蛇篭まわり、地元のおじさん連中も居ないのでひょっとしてイマイチなのかと不安になるが、水辺によると浅瀬から小型のエビがエビバックで逃げていく。いるいる。7時半頃、早速蛇篭横で始めるとすぐにあたりがあるが、小さいのかかからない。しかし蛇篭の脇を歩いているオスを発見し1匹目ゲット。

1尾目

 その後しばらく蛇篭周辺の見えオスを狙って、ポツポツと追加して5,6匹つる。せっかく干潮時にあわせてきたので、干上がった崖下を見えている石周りなどを狙いながら釣り歩くことにする。この場所は入り口の蛇篭ポイント以外は葦の生えた崖状になっていて、水位があると葦の根っこや崖、崖の崩落防止ネットなどにエビは潜むのだろうけど、干潮時はその崖が陸上になってしまうので、エビは隠れるところが川底の石やゴミなど障害物まわりに限られるので、干潮時は小さなポイントにエビが密集するのである。しかも、干潮時しか入れないこともあり昨年も今年も入り口以外に釣り人が入っているのを見たことがない。

秘密のエビ園

 足場がヌルついてこけそうになりつつも、浅場に見える石周りなどにはそこそこエビが入っているので、拾い釣りしながら横移動していく。もう少し爆釣して欲しいのだが、時速10匹ぐらいのペース。エビが石の下から出てきて見えるときもあるが、基本障害物の影で見えていないのでメスも釣れる。抱卵中。

メスオス

 崖崩落防止ネットの切れ端にそこそこの数が居た。ポイントはいずれも水深10センチから50センチとごく浅い。ネット脇のエビが写真で見えるだろうか?

エビ

 9時15分ころ20匹。時速10匹強。釣れてないわけではないが、今まさにハイシーズンの条件も良い日にこんなモンじゃないだろうという気はしていた。蛇足だが今日はニゴイが結構回ってきていた。シーバスタックル持っていたので狙おうかとも思ったが、とりあえずエビに集中。

20

 ちょっと、足場が悪すぎて一旦崖をよじ登ってまいて、再度崖を降りたところで、エビがたまっている場所を発見。大きめの石がゴロゴロしているところにネットが引っ掛かっているのだが、ネットの下や石の下にエビが密集しているらしく、ケンカして飛び出してくるエビやら、石から石へと移動するエビがそこここに見える。

濃いポイント発見

 ラッシュが始まった、仕掛けを落とすと2匹ぐらいで奪い合ってケンカするようにして食ってくる。エビはまずガン玉にアタックしてくることが多い。最初はネットの右脇の石周り、そのあとネットの下でだいぶ釣った。

オス

 30匹は9時35分くらい、10匹20分、時速30匹ペース。食ってもかからない場合もあるが、ほぼ入れ食い。こういうのを期待していたという釣りになってきた。レバ餌のつけ方は、ちょん掛けよりも2回通しがけの方が、餌持ちとフッキングが良いように感じた。

30

 ちょっとペースは落ちてくるが、釣れ続ける。そろそろ40匹というあたりで、ネットの下がそろそろ反応少なくなったので、左手の石周りを探っていたら、場所変えようとして上げてくる最中のガン玉に、石の下から長いハサミがのびてくる。慌てて仕掛けを落としてしばし待って、かかっているか聞き合わせしてみると、ちょっと引っ掛かったような感触があったが、強引に引っ張ると出てきた。今日一のサイズ。手のひら越えているので21センチ以上確定。メジャーで測ると22センチ。今期2番目のサイズ。

 なんというか、「男の子心」をわしづかみにしてやまないこの姿形。メジャーあてた後、犬の散歩状態で浅瀬を歩かせて眺めて楽しむ。いい。実にいい。

22万歳!22今日一

 10時頃には満ちてきて、そろそろ足場が無くなってきたので、40匹ときりのよいところで終了する。

崖下40

 つもりだったが、写真撮っている間、水中に仕掛けがあったので小さいのが食っていた。

41

 2時間半で41匹。時速、16匹強だけど、後半は時速20匹以上だったので、結構釣った気がする。

 寝坊したので、2時間半しか釣れなかったが、正直、2〜3時間が集中して釣り続けられる限界のような気もする。時速50匹とかはまだ想像できない境地なので、たぶん干潮をはさんで潮止まりあたりに一旦休憩入れて、時速20匹を前後2時間ずつで80匹、満ちてきてから下流のテトラに場所を変えて何とか20匹そろえて100まで稼ぐ、というのがいま考えられる束釣りの作戦だろうか。何とか80まで釣って、後は休憩後、夜釣り突入で「1日」で100オーバーというのも手だろうか。夜釣りのパターンは暑くなる時期にはぜひ試してみたいところだ。テナガ釣りもいろいろテーマが出てきて加速度的に面白くなってきている気がする。

 楽しんでます。

 

○6月23日

 金曜は、代休だったが腰が痛くて寝ていた。土曜雨も上がって、梅雨の晴れ間。テナガでしょうということで、いつものテトラではなく、そろそろ爆発して欲しい上流側のポイント。今日はお昼過ぎぐらいに干潮なのでそれにあわせて10時頃からスタート。蛇篭の脇で早速あたりがあるが、小さいのか乗らない。

 ちょっと場所を変えて、見えている石のまわりを狙うと、なかなかサイズのオスゲット。

上流ポイントで

 やっとこのポイントにもエビが上がってきたようだ。数釣りモードに突入しようと気合いを入れるが、ぜんぜん続かない。アレレ?しばらく粘るが、かからない小型っぽいあたりはあるが今一なので、下流に向けて移動しつつチェックしていく。しかし、同様にかからないあたりがたまにあるだけで、ぜんぜん反応少ない。こうなったらいつもの下流のテトラの対岸あたりまでチェックしつつ下っていこうと自転車でランアンドガン。

 途中の橋の下、テナガ釣り師数名いるが、今一バケツに獲物が少ない。さらに下って土手の内側に川から引き込んだ池があり、ヘラ釣り師が並んでいるあたりの土手の外のテトラを攻める。

 テトラの下流側でちょこちょこあたりがあって、一尾ゲットするが、あまりそのあと続かない。

テトラの下流2尾目

 土手の住人の方が釣りか罠で捕まえた鰻を活かしていた。

天然鰻

 ネクタイしなくて良くて、天然鰻を食べられる生活というのは、なかなかにうらやましい。まあ、台風とかで増水すればお家が流されたりとか苦労も多いんだろうけど。

 

 ちょっと気分を変えて、土手内側の池への水路の底を狙う。オボコの群れが泳いでいるのだが、どうも何かに追われている臭い動きをしていると思って、じっと見ていたら下から30センチぐらいのセイゴに襲われていた。次回はセイゴタックル持ってきても良いかもしれない。エビの反応はない。

 すっかりいつも釣っているテトラの対岸まで来てしまったので、橋を渡って、今日の今一な結果が、ポイントのせいかそれとも昨日の雨で濁りが入ったせいなどで、全体的に釣れない日なのか確認する。

 いつものテトラのポイントはそれなりに人がいる。濁っていて、見つけて釣るのは難しそうだったが、小さいのが浅場に居るあたりで適当にテトラの際を狙ったらすぐ釣れて、やはりこのポイントは良いポイントだということかと思ったが、そのあと続かなくなる。どうも、今日は全体的に低調な日だったようだ。見えている小さいエビも、唯一見つけたまともなサイズも、餌を目の前に持っていっても明らかに反応が悪い。増水、濁りは活性上がると思っていたが、そう単純でもないようだ。

 やっと1尾追加。もう2時過ぎで時速1.5匹程度の低調である。

4つめ

 やっとかかったと思ったら、いわゆる「ダボハゼ」がかかってきた。ハゼの分類が難しいのは、こういう釣り人ならお馴染みの珍しくも何ともないやつに、実は2種類混じっていて、かなりの難問だというところにも現れている。

 ヌマチチブとチチブがいて、分布域等でクッキリ別れていれば、塩気のあるところのはチチブ、淡水域はヌマチチブとか割り切れるのだが、思いっ切りクロスオーバーしている。しかも同じ種内でも色彩変異が激しく、典型例は見分けられても、小型個体や今回のような真っ黒なのは苦戦する。

 検索図鑑によると、見分けるポイントは4つ、@背ビレが糸状にのびる、A背ビレに暗赤色の帯が無い、B頭部に大きな白点が密に散在する、C胸びれの基部に黄色かオレンジか水色の帯がありその帯の中にオレンジの線がない、の4つのどれかに当てはまればチチブだが、陸に揚げてしまうと背ビレは体に張り付いてしまい@Aは確認できない、Bはこの個体はマックロクロスケなのでこれも駄目、唯一Cの胸びれの水色ッポイ黄色の帯は確認できるのでこれにオレンジの線が確認できるかどうか、写真で拡大して見ると認められないので「チチブ」だと同定した。正直自信がないので、今後「ダボハゼ」が釣れたら拡大写真を撮って数を見て「目利き」の値を上げていきたい。

チチブだと思うオレンジの線は無い

 そのご、ダラダラと上流に向かって探っていくが、反応無い。一人安っぽいゴムボートに毛が生えた程度のカヤックでシーバス狙っている若い衆が居た。確かに雨後の濁りでシーバスには良い日かも知れない。

 前回、デカイのを釣ったあたりまで来てしまった。このあたりが川のカーブの始まるあたりでテトラもそのあたりで一旦終了になる。やや上流でテトラの上からルアー投げている人がいる。まさにカーブが始まるあたりの流れが当たっているテトラの脇を通すようにダウンクロスでルアーを投げて引いている。河川のシーバスは釣り人多いと正面に向けて流れに直角に投げざるを得ないけど、バチ抜けのような流れてくる餌を待っている特殊な場合を除けば、基本下流側に投げて、岸の障害物や岸からのかけ上がりを意識して、シーバスの斜め後ろから前へルアーを引くイメージで攻めたい。まさにそういう攻め方をしているので「なかなかやりおるわい」と見ていたらヒット。60ちょい切るぐらいか。お見事。大変参考になった。

 濁りがあると、テナガは今一なのか、まだ、それほど経験があるわけではないのではっきりとしないが、濁りが予想されるときはシーバスタックルも持っていると良さそうだ、今日はテナガの活性は今一だったが、シーバスはどうも活性良かった気がする。

 1尾小さいのを追加して、3時頃終了。シーズンまっただ中だけど今一釣れなかったりして、それもまた重要なデータだとおもうので、引き続き釣りを重ねていきたい。

 

 

○6月18日

 日曜から出張で北の港町に向け飛ぶ。

 空港で預けた手荷物を待っていると、次々とロッドケースが出てくる。S湖のモンカゲロウのスーパーハッチが確かこの時期だったっけ。デカいランディングネットが1つ流れてきてうけた。しかし残念ながらしばらくは雨やら曇りやら台風やらでモンカゲの釣りはアカンと思う。お気の毒に。

 バス電車と乗り継いで行く。駅の古本屋で北斗の拳の「修羅の国」以降の未読部分を買って読みつつ、駅弁を食う。甘シャリもゲット、十勝産小豆のおはぎで素朴な味わいで旨かった。

とかち

 単線で、雨に煙る北の海沿いを行く。景色が本州とぜんぜん違う、コロポックルが下にいそうなおっきなフキが多く、木は柳系と白樺か、たまに牧場も見える。フリース着ているが車内はまだしも、外は念のために持ってきたダウンジャケットを出すべき寒さだ。10度を下回っている上に雨降ってる。

北の車窓から

 ただのコンテナが駅舎の駅に到着すると、割と強く雨が降り、「駅前にコンビニぐらいあるやろ、そこからタクシー呼ぼう」とか甘いことを考えていた当方を打ちのめす。携帯でタクシー呼べばいいのだが、カッパもあるし雨の北の港町も悪くないと歩き始めるが、結構宿まで遠くていい加減くたびれて後悔し始めた頃に前からタクシーがやってきたので、乗せてもらう。宿までまだ半分くらいだった。

 港のそばの、ひなびた良い感じの民宿。シマフクロウがむかえてくれた。

シマフクロウ

 雨が結構酷く、まあカッパは持っているので釣りに行こうかとも思ったが、風邪でもひいて明日以降の仕事に響くとさすがにまずいので、明日朝、雨は上がるようなので早めに起きて仕事前に釣ることにする。

 素泊まりの予定だったが、今日の仕事の予定が流れているので夕食をとらねばならない、港には当方が食べられないハナサキガニ(ヤドカリ系のカニにアレルギー)を食わせる店ぐらいしか無く、宿に夕食追加を頼んだが、既に仕込みが終わっていたためオッチャンに「めんどくせえ」の一言で却下された。ガックリしたがオッチャンさすがに気の毒に思ったのか、「車貸してやるからなんかうまいもん食いに行ってこい」とキーを渡される。隣町まで行けば食い物やはあるだろうが、めんどくせえので近くにコンビニがあったのでそこまで車で往復した。

 飯食って、北斗の拳読んで、風呂入って早めに寝る。風呂おっきくて良かった。

 朝、目覚まし鳴る直前に起きる。昔は釣りの朝はそうだった。早起きは気持ちいい。雨は霧状に煙っているというか、ガスっている感じだが、たいしたことはなく、テクテク歩いて仕事に入るまでの2時間勝負で始める。さすがに寒く、インナーはヒートテックでフリース、ダウン重ね着の上にカッパを着た。

 港に着くと、小型定置網漁船だろうか、コマイを水揚げ中。

水揚げコマイ

 とりあえず、いつものシーバス用のパックロッドに430ssgのタックルにジグヘッドでガルプの2インチグラブ黄色、で港の角からスロープを狙っていく。生えている海藻が昆布系でさすが北海道。なんか、小汚い野良犬がいるなと思っていたら、夏毛になりかけのキタキツネだったのもさすが北海道。

 同居人、昨年の夏休みのグルメ旅行のついでに、このあたりの別の港でちょっと竿出して、トゲカジカ30センチクラス入れ食いという話を聞いていたので、かなり期待したのだが、港内一級ポイントのスロープも流れ込みも反応無い。港内には大きめのカタクチが入っていて、流れ込みで死んでいたりするが、カタクチが追われている様子もない。

 大きく場所チェンジして、港内のテトラ。ブラクリにガルプのオナガウジを付けて必勝態勢。これで釣れねばウソである。しばらくよさげなアナを捜してワームを踊らせていると、水面近くまで持ち上げたルアーを2匹で追っているのが見えた。沈めてさっそって待って、竿先がクンクン動くのを確認してフッキング。

ポイント 

 やりましたスジアイナメ、現地名ハゴトコ。アイナメの顔にクジメのしっぽ。北海道ではアイナメ(アブラコ)の偽物?として本州でのクジメのような一段オチ扱いを受けているが、当方にとってはいかにも北の海に来たという感じがして嬉しい魚だ。

スジアイナメ

 その後もコンスタントに当たりが出るが、小型のカジカのベロばかり。

ベロやや大きめ

 ベロ5,6匹釣ったあとにスジアイナメもういっちょ追加。

ハゴトコ

 サイズアップ目指して、ワームをオナガウジから2インチグラブに変更。しかしまめベロが食ってくる。元気なやつだ。

マメベロ

 何匹かベロ追加後、ちょっと大きめのがかかったと思ったら、大きめのベロだった。いつもアナハゼと同サイズのしか見ていないので、ちょっと笑える。産卵期か。

輸卵管見えてる

 時間もそろそろ無くなってきたので、場所チェンジ。途中、さっき水揚げしていたあたりに捨てられている魚たちが散乱していて、ゴメ(カモメ類)やカラスがつついている。なかなかに面白い。

ツマグロカジカソウハチ?キュウリ魚サブロウ

トゲカジカタウエガジ

カタクチ ガヤ

 その場で名前までは分からなかったカジカの仲間はたぶんツマグロカジカ、まわりに小さいハタハタも見える。カレイはソウハチか?キュウリウオは匂い嗅ぐの忘れててた。八角(トクビレ)の背ビレとったような変なのは調べるとサブロウのようだ。人名魚シリーズだ。結構デカめのトゲカジカもいくつか捨てられていた。ナベコワシの呼び名で北海道では人気の魚ではなかったのか?冬の旬のものしか売れないのか。長いのはナガヅカかタウエガジかと迷ったが調べるとタウエガジっぽい。卵に毒がある魚。毛ガニが落ちているように見えるかも知れないが、これはクリガニ。ただし、クリガニも旨いカニらしく捨ててあるのはもったいない。生きているのは海中に戻した。ちなみに三陸沿岸で「ケガニ」として売られているのはトゲクリガニ。これも旨いらしいがまだ食べたことがない。メバルっぽいのが噂の「ガヤ」ことエゾメバルか?上はカタクチイワシ。朝の漁港、魚市場は旅先ではチェックしたい場所だ。

 移動して、ちょっと外海よりのテトラを狙うが、小型のベロが数匹でタイムアップ。もう一カ所港そばの地磯をやりたかったが、まあ仕事があるので仕方ない。

テトラ

 北の港のゴメは丸々太って大きい。種類はオオセグロカモメかな。

ゴメ

 この後、無事仕事に突入していくのだが、久しぶりの現場仕事はいきなりハードモードでヒイヒイ言わされて帰ってきました。今日金曜は代休とっていて、腰が痛いので、寝たりネットしたりの怠惰な一日です。

 明日はテナガだ。

 

○6月13日

 今日は週なか水曜だが、3ヶ月に一度の緑内障の検査。昼一に予約取れたのだが、目の網膜とかを先生が見るために瞳孔を開く目薬を点眼されるので、病院から帰ってきても3,4時間まぶしいというか、目が霞んで字が読めないので仕事は1日休む。

 霞んだ目では仕事パソコンのモニター上の字は見えないが、なぜか水中のテナガエビは見える自信がある。目が霞んでいようが何だろうが、気合いを入れれば見える。水中の生き物を見る能力は「視力」とは直接は相関関係がないと思う。目のレンズ的能力よりパターン認識やら動くモノを識別するような脳の方の処理能力の問題だと思っている。わりと「見える」ほうである。

 天気は梅雨の晴れ間とまでいかないが、曇りでやや肌寒い風が吹いている。雨で増水しているような感じではないので、テナガを狙いに行く。いつものテトラのポイントは人が増えてきたので、駅等からちょっと離れた位置に探りを入れたい。出かける前にグーグルアースでいつものポイントから続くテトラのもっとも上流部分をしらべて、3時過ぎに出発。途中スポーツドリンクとエスカップ購入。今日はシャア専用ゲルググ、これで「ファースト」ガンダムのシャア少佐専用機はコンプリートのはず。だよね。

ゲルググ 

 釣り場に到着、草むらの獣道みたいな釣り人道を通って川辺に出ると、いわゆるテトラポッド(商標らしい)ではなく、さいころを7つくっつけたような形の角張ったコンクリートブロック群、早速エビいるかのぞき込んで探していく、良さそうな場所にも姿が見えないので、目が霞んでいるとやっぱり見えないのかと思ったが、そうではなく所々に小さいエビがいるところはある。しかし、釣る対象のサイズはなかなか見えず、こまめに自転車で移動しながら下流へとチェックしていく、そのうち普通のテトラのエリアに来てしまった。しばらくしていい加減いつものポイントも見えてきたなと思うあたりで、そこそこエビが濃いエリアがあったので釣り始める。餌は今年は豚レバでいく。

テトラポッド

 やや風があって濁り気味で小さいエビが気付かないうちに食っていて掛かった。スジエビかどうかよく見てみる。よく見るとやっぱりテナガの小さいやつのようだ。胸の「m」字模様はスジエビではないだろう。よく似ているので釣り餌でお馴染みのスジエビだと思っていたが、うかつであった。

スジエビ

 その後も、好釣というほどではないが、ポツポツと釣れて6時前くらいに「つぬけ」した。4時半くらいから始めたので時速7匹くらいか。

テナガテナガ

 せっかくなので、テトラじゃない上流のエリアを試しに行く。

 最初、ぜんぜん反応無いし、エビ自体も見えないのでこの形のブロックは駄目なのかと思ったが、移動しながら探っていたら、狙えるサイズを発見、その場所で3尾ほどゲット、その後もう一カ所見つけて1尾釣って、エビをタッパに入れる間置き竿にしていたら、デカイのがかかった。

デカイの22.5

 今季最大、22.5センチ。2枚目の写真をみるといかに「テナガ」な生物かがよく分かると思う。体の2倍ぐらいハサミ足(第2歩脚)の長さがある。

 イイのも釣れたし、とりあえずいつものポイントから連なる長いテトラとブロックのエリアには、濃淡あるけどエビは入っているらしいことが確認できたので6時半頃終了する。今日は15匹。デカ過ぎるのとメスをリリースして7,8匹おかずにキープした。

 これだけ広いエリアがポイントになるなら多少人が増えても何とかなるだろうという感じ。ただ、いつものポイントは今日探ったエリアと比べるとエビが多いと思う。人気ポイントだけのことはある。

 梅雨の間は晴れ間で川が濁ってなければテナガ、雨ならシーバスかナマズという両面待ちでいく予定。

 

○6月10日

 土曜は関東も梅雨入りでシトシト降った。梅雨に雨が降るのはいろんな生き物にとって大事なことなので歓迎する。雨が降ってもシーバスやらナマズやらは活性上がるくらいなので釣りモノはある。そういえばイワナは雨が降ると俄然ルアーを良く追うようになるので、東北時代には休日雨降ると喜んでいた。ゴアテックスのカッパを手に入れてから雨はそれほど苦では無くなっている。釣り場に人が少ないのも雨の日の良いところだ。

 と言いつつ、やや体調悪かったので土曜は寝てすごし、朝満潮にあわせて日曜出撃。橋の下パターンは晴れた方が良い。雨降って濁ると橋の下からシーバス出てきて釣れ始めるので、まあ降ってくればそれなりの釣りをすればいいのだが、せっかく橋の下パターン調子に乗り始めているのでできれば橋の下で釣りたい。

 4時に目覚ましセットしたが、同居人に蹴飛ばされるまで目覚まし鳴っている中爆睡。朝起きられない釣り人ってどうなのよ?と思うが、どうにもならん。前夜9時過ぎには寝たのだが。

 4時半頃出発、前回湾奥側北のエリアを狙ったので、今回はいつものB運河と前回エリアの間を探索する。途中コンビニでお茶とエスカップを買う。今日はシャア専用ズゴック。

水陸両用だぜ

 アクアライン渡って、車を走らせ、最初の運河、しばらく行くと運河から引き込んだ港に小河川が流れ込んでいて良い感じの橋が架かっているのだが、キャストの難易度が高すぎる。バックハンド側は私有地で入れず、フォアハンド側は木が邪魔だが、そこから投げて流し込むしかない。さい先悪く木に引っかけてザラパピーロスト。しばらく粘って、何度か良いところに投げて流して入れたのだが、ザラパピーにもF9にも反応無い。バッチリのはずなのだが。

 その後は、中規模河川、運河と車を止めて折りたたみ自転車で探りまくるのだが、いかんせん条件に合う橋が少ない。条件に合わない橋も投げてみるが反応無く、何とか見つけた条件にマッチする橋2本も反応無かった。10時過ぎに結構ヘトヘトになって車に戻り撤収。2つ3つ新場所開拓できると読んでいたが、甘かった。天気は良く、夏草の草いきれでムンムンするような暑い日だ。まめに水分補給。

中規模河川運河

 一応、ダブルヘッダーの用意もしていた。2戦目はテナガ。昨年爆釣した上流のポイント、梅雨入りしたことだしエビも来ているだろうという読み。午後干潮に合わせるため、時間調整で運河のないエリアの河川も見て回った後、アクアライン渡って戻ってきて、駐車場に止めてコンビニで昼飯ゲットして、自転車でポイントへ、ポイント入り口に到着すると後ろの篭にパイプのロッドホルダー2本、前の篭にも2本という玄人っぽい自転車がとめてあり、ボチボチシーズンインかなと期待がふくらむ。

玄人の自転車

 自転車の持ち主らしい、竹の延べ竿2本出してる爺様に塩梅を聞く。「全くあたりもない」とのこと、ショック。蛇篭の横の良いポイントで手練れっぽい釣り人に反応なしでは期待薄である。とりあえず木陰に移動して飯食いつつ、対策を考える。これはまだここまでエビ来ていないと読むべきだろうという事でポイントチェンジ。

 既にシーズンインを確認している、下流のテトラのポイントへ。駐車スペースがなさげなのでどうしようかと思っていたが、ちょうど近くにコインパーキングがあったので駐めて自転車でGO。

 やはり都会の川、シーズンインしたという事もあってカップル、とーちゃんと息子、玄人衆っぽい釣り人何人か、と目につく範囲で10人弱ぐらい居る。人山状態。とりあえず比較的間隔が空いている場所に入って、エビを探す。すぐにいて、2時頃釣り始める。今日はテトラ用の1.5mではなく白滝2.4mなのでやや仕掛けを詰めて元の方を仕舞ったまま短い状態で使う。餌は豚レバ細切れのみ。

 早速、ゲット。

本日一匹目

 その後も、やや竿が長くて使いにくかったが、エビの活性は良くて、見えるぐらいの水深の所をウロウロしているのが結構居る。メスは抱卵し始めた。

メス

 オスを選んで釣る。飽きない程度にエビは居るし反応する。オス同士のケンカとかも覗けて面白い。オスはテトラの影から出てくると、小さいエビをハサミで蹴散らして餌を食う。

 デッカいオス発見。餌に覆い被さるようにして動かなくなったのでしばし待つ。動き出したらあわせようと思っていたが、なかなか動かずシビレ切らして聞き合わせしてみたら掛かった。白滝ブチ曲げてピンピン跳ねてテトラの下に潜り込むのを引きずり出して抜き上げる。

20センチ

 手が長い。テナガエビだもん当たり前か。でもデカいクワガタに通じる「獲ったど」感がある。ちょうど20センチ。

 もう一匹メス釣って9匹で、10匹目にちょっと深めの見えていないところを狙ったら、なんかデカイのがかかった。片手だけど21センチ。

隻腕21センチ

 「つぬけ」もしたし、良いのも釣れたしでとりあえず満足して、撤収。3時ちょっと過ぎ。時速10匹弱とまずまずのペースだった。

 正直、20センチを越えるテナガエビって実家の方では見たことがない。種類違うのか?とデカイの釣れるたびに調べてみているが、東京湾に注ぐ河川にも居るらしい、やや南方系でやや大型のミナミテナガエビではなく、テナガエビで間違いないようだ。大型のオスのハサミには毛がモジャっと生えているのと、歩脚の爪が長いことで同定できる。

 当たり年とそうでない年があるらしいので、1年で死ぬのかと思っていたが、ちょっと調べたら違ってた。3年ぐらい生きるようで、20センチオーバーは3年目らしい。どうりでシーズンはじめからデカイのも居るわけだ。あまりデカイと殻が固くて丸ごと食べるときに口の中血まみれになるので、デカイのは抱卵メスと同様リリースしても良いかもしれない。2年のオスが食い頃というところか。実はスジエビだと思っている小さいやつもテナガの年子だったりするのだろうか?たまに釣れるので今度釣れたらじっくり見て写真も撮っておきたい。

 今日は、橋の下のシーバスも上流のポイントのテナガも、当たり前に釣れると思っていたのだが、全く捕らぬ狸のだった。釣りは行って帰ってくるまで釣れるかどうか分からんということを再認識した。なんとかボウズ逃れできてまあ良かったとしておこう。トリプルヘッダーで1日遊んだので疲れました。

 

○6月6日

 近所ポイントをチェックしたいと思いながらも、平日夜行けばいいやと思っていると、仕事が立て込んでいたりでなかなか行けず、間が空いてしまった。時期はよいので忙中閑ありな感じの水曜日、帰宅後飯食ってから出撃。

 台風は南の方を駆け足で過ぎていき、思ったほど雨は降らなかったが、それでも多少濁り気味で良い感じ、だがぜんぜん反応無かった。排水脇と下流の橋、商業施設の灯り下をチェックしたが、橋の下岸近くには小魚の群れが濃密にいてばっちりな感じだったが、どこのポイントでも捕食音等は聞こえず、シーバスご機嫌麗しくないようだった。早めにあきらめて撤収。

 橋の下には住んでおられる方がいるのだが、この方はなかなかの粋人で、水槽に季節の魚を泳がせていたりして、いつも参考にさせてもらっている。どうやって捕まえているのかは不明だが、今日はボラの稚魚、イナより小さい5センチサイズのいわゆるオボコ、と同サイズのデキハゼ、ヨシノボリの類が泳いでいた。水面にワシャワシャ居る小魚はアユかと思っていたが、オボコが正解かも知れない。いつも夜行くのでお休み中で話したこと無いが、一度、川の季節の移り変わりなどについてお話うかがってみたいものだ。

 

○6月2日

 テナガシーズン突入で、今日は朝干潮なので朝釣りに行きたいが、今月宿舎の当番でその打ち合わせが午前中あってサボるわけにも行かないので、釣りは午後からしか行けない。ちなみに明日日曜は雨の予報。別にバチ抜けシーバス以外なら雨ぐらいカッパ着て釣りに行けばいいんだけど、最近の雨の降り方は派手に雷が鳴るのでカーボンの竿持っていくのはちょっと怖い。竜巻だの雷だのが今年はちょっと多いように感じている。

 昼から潮が満ちてくる時間帯に何釣ろうかなと考えた結果、近所ポイントは平日の夜でも行けるので、せっかくなので、去年の秋にヒントをつかみかけた、運河まわりの橋の下のパターンを検証しに行くことにした。既に河川にはボラの子供のイナッコやらアユやらハゼ系やらの稚魚が登り始めているのを、宿舎の前の川で確認済みである。運河にもそれらの餌になる小魚は当然入っているだろう。

 お昼頃出発、コンビニで昼飯とお茶を買って食べる。いつもはビタミン剤はコストパフォーマンスの良い錠剤を飲んでいるが、釣りの時はコンビニでエスカップというのを買うことにしている。ガンダムコラボ企画らしく、ラベルにモビルスーツがプリントされていた。シャアザクを選ぶ。今日はいつもの3倍釣ってやるぜ。 

シャアザク

 道もそれほど混まずにアクアライン越えて、最初は、いつものW運河、ちょっと護岸工事が入っていて嫌な感じだったが、1本目の橋でザラパピーにバイトがあり、ちょっと粘ってラパラF9でかけたが最初のジャンプでばれた。まあ魚はいる。上流の橋にはちょっと水量が足りない感じだったので、2本目は下流の橋へ、投げる前から本物のイナッコが追われている。さっきかけたF9で狙うと2投目ぐらいでヒット。フロントフックが口の横の良いところにかかっている。落としダモに誘導。無事ゲット。50弱くらい。鷲のマークのフェンウィックはLGX66SMJ、まあ分類すればバスロッドである。近距離戦には使いやすい。リールは最近ブログで話題になった4400SS。糸ヨレ具合をあらためて確認してみたい。

 とりあえず、これで季節的には問題がないことは証明できたので、まだ粘れば釣れそうな感じだが、移動するべく車に戻っていると、曇っていたのだがいきなり大粒の雨が降り出して、慌てて車に乗り込む。冗談みたいに大きな雨粒がバチバチ降っている。

いました

 良いタイミングで、戻って良かった。とりあえずカッパを着ておく。

 今回、橋の下パターンを検証するために、当方はある条件の橋を探して、運河をさまよう予定である。これまで、横目で運河を見つつも結構町中なので、適当な駐車スペースがすぐには見つからず探れていなかった割と北より湾奥側の運河でポイントを探りたい。そのために秘策を考えてあったのである。

 じゃーん「折りたたみ自転車」(←大山のぶよ声で読んでね)。

 とりあえず、駐車できそうなスペースを探して車を止めて、車は捨て置き、自転車でGOである。今回はコンビニに止めた。後で買い物するのでゆるしてつかあさい。

折りたためるとなおさら便利自転車に乗って

 バスロッドにザラパピー付けてリュックしょって自転車という、近所の野池に出撃するバス釣り少年のような出で立ちだが、狙うはシーバスである。まあバスはバスか。自転車なら駐車スペースは問題無い。どこでも止められるし、細い道にも強い。ポイント探索には最適だろう。今日はこぐぜ。

 早速、道路から見える運河に、「条件」にマッチする橋を見つけて上流からルアーをぶち込む、たぶんいけると思っていたが、意に反して反応無い。F9とローテーションでしばらく投げたり、流し込んだりして攻めるが反応ない。「条件」正しくないのかな?場所を変えて、運河の角のエリア国道の橋がある、角には小魚もワラワラといて、これは来るでしょうという期待感を持って、道路渡って橋の上流からザラパピーとF9で攻めるが反応無い。ちょっと自信がなくなってきた。

 サクサクと次に移動。次は中規模河川、条件に合うような橋は本流にはなさそうなので支流を探すが、小さな水門はあるが支流はない。川岸花が植えられていたりしてウグイスも鳴いてて良いサイクリングコースだが、釣れんことには仕方がない。ボラがバンバン跳ねていたところと流れ込みで投げてみたが反応無し。

サイクリングロード

 

 国道に戻って南下していくと、山側にまさに探していた条件に合致する橋が見えてくる。これで魚いなかったら「条件」が正しくないのだろう。運河の渡れる橋を探してちょっと回り道したが、見えていた橋に到着。川岸に降りる草むらには足跡があり当方だけの秘密のポイントとは行きそうにないが、まさに探していた条件ばっちりで、チョロチョロ泳いでいる小魚も見える。ザラパピー放り込む。2投目ぐらいでバシャッとでて、かからなかったので一呼吸置いて再度動かすとまた出たがかからず、橋の下からおびえたイナッコが出てくる。たまにあるのだが、トップで水面かき回すと小魚の動きが乱れるのか、シーバスの捕食のスイッチが入って本物を食い始めることがある。まさにその状態で、バシュバシュ橋の下に捕食音が響き始めた。F9で仕留めに入るが、軽くコンッという感じのあたりが2度ほどあったがかからず、ミスティーに替えても同じようなショートバイトが1度きり。これはミノーやバイブにはスレているのかもしれない。車止めて見物している人がいるので、釣れるシーンを見られてポイントバラしたくないので、一旦、上流の方の橋を見に行く。条件に合致するのはさっきの橋だけで、上流の橋は反応無かった。やはり当方の考えている「条件」はかなり良い線いっている気がしてきた。

 見物人も消えたので、さっきの逆の岸でバックハンドで橋の下に投げ込む、橋の下が欄干で区切られていて左右2コース取れる。ザラパピーにデカイ音立てて良いバイトが早速あるがかからず。こっちも本物追い始めるが、ミノーはF9にもロングAにも反応無い。運河のシーバスで本物食っててミノーに食ってこない場合は、試すべきは2手あると思っている。一つはトップで、ミノーを食ってこないようなスレた魚も、なぜか水面系のペンシルだのポッパーだのには食ってくることが多い。水面に飛沫だの波だの立てて半分空中にあるルアーは見切ることができずに食ってくるのではないかと思っている。仲間内では「水面でごまかす」と言っている。しかし今回は第一選択でザラパピーをすでに使っている。ザラパピーはかからなくてもバイトしてくれば魚の存在が確認できるので、橋の下狙いでは最初に投げることが多い。

 もう一つは、ルアーの動きと音をできるだけ少なくしてサイズも落として、地味にいって魚に警戒心をなるべく持たせずに口を使わせるパターンである。当然アピールが極めて少ないタイプのルアーを使うので魚の居る位置がかなり絞り込めていないと使えない。魚の目の前通してやらないと見つけてくれないだろうぐらいに思っている。ニョロニョロはスローで引くとほとんど動かないので音も動きもなくこの手に使うには優秀なルアーである。が試しても食ってこない。

 再度、最初に入った岸に入って当たりは出ているザラパピーで狙うと、また出たがかからず。ちょっと粘るが本物は追っているけどルアーには出ない。ここで自作のセイゴスペシャルをちょっとサイズアップさせたフッコスペシャルを投入。こいつは全くのノーアクションでフックもシングル一本で本体と一体型なのでスプリットリングとルアーがぶつかる音さえ発生させない。同じような効果は堅めのワームのジグヘッドリグでも得られると思う。

 2,3投目にグッと重くなったのでそのまま巻いてはりがかりさせてしまう。乗った。橋の下でバシャバシャ跳ねているのが反響して聞こえる。よせてきて無事落としダモにネットイン。嬉しい。サイズはこれも50無いぐらいだが、「条件」に合う橋で釣れたので検証がグッと進んだ気がする。もう一カ所ぐらい同じような「条件」で釣れたらたぶん間違いないと思う。粘ればもう少し追加できそうだが、移動して「条件」に合う橋を探すが、以外に少なく、とりあえず「条件」にマッチしない橋も狙ってみるが反応がない。そもそも泳いでいる小魚の数が違う。

2匹目

 だいぶ町中というか、郊外型の商業施設の立ち並ぶエリアに来たが、運河からちょっと入った流入河川というかドブの2本目の橋、食べ物屋さんの駐車場の前で、車がビュンビュン通り、とても釣りする様な雰囲気の場所ではないのだが、川と橋だけ見ると「条件」にバッチリ該当している。これで出れば「条件」はほぼ正しいという確証が得られる。

 上流から橋のしたに投げ込んだザラパピー一投目で出た。「ユーリカ!!」。間違いない、我「条件」を発見せり。風呂から裸で通りに飛び出し、くだんの台詞を叫んだというアルキメデスの喜びがちょっと分かる気がした。考え続けていた謎の答えが今自分の頭の中にある確信。

 バスロッドがバットまで曲がるが、ジャンプの音を聞く限りそれほど大きくはない。よせてきて、通行人に釣れてるところ見られるのやだなとか、いらんことを考えていたらリアのフックがネットの外にかかってしまい外そうとしていたらばれた。まあ良い。今回は釣果そのものよりも検証が大事。これ以上ない回答が得られた感触がある。

 少し上流の「条件」にマッチしていない橋の下を狙うと、釣れないのである。ホンの20mかそこらの違いなので、釣れないことも答えになっている気がする。

 さらに、南下して別の運河の水系に。夕方になってきたのでそろそろラストチャンスである、ジモティーが夜の釣りの準備をしている。夜になれば、小魚もシーバスも橋の下から出て普通に運河を回遊し始めるのだろう、そうなると回遊待ちや、群れを追ってランアンドガンという釣り方になるのだと思うが、橋の下パターンのキモは、条件さえハメてしまえば、日中、魚がその橋の下に高確率でいるという事である。初めてのポイントで、ここまで「条件」に合ったポイントでは4カ所中2カ所で魚のバイトがあった。これは異常なぐらいの高確率だということは、おかっぱりのシーバスをやる人なら分かっていただけるだろうか。運河の広い範囲に散ってしまった魚を情報なしで初見で見つけ出すのは正直、当方レベルの釣り手には難しい。通ってまめに情報積み重ねる必要がある。しかし、今回見つけた「条件」を使うパターンは初見でかなりの確率で魚を探し当てることができる。なぜ当方が妙に興奮して饒舌なのかご理解いただけるだろうか?

 運河の本流筋の橋は良い条件のがなく、支流のショボイ橋にまあまあ「条件」に合致するのがあったので投げてみると、2投目ぐらいでザラパピーに出たがかからず、さらに数投したところでヒット、ちょっと小さいなと思っていたらバレた。でも今日3カ所目のニューポイント発見である。

橋

 もう少し上流をチェックしたが、良い橋が無く、投げてみたが反応はなく撤収する。

 けっこう自転車こいで広範囲を探れた、帰りも結構時間がかかったが、ポイント探索には非常に自転車有効である。

 ちなみに4400SSの糸ヨレは、特に問題無い程度だった。ルアーぶら下げてみても、ゆっくりと回転不足のトリプルアクセルのようにしか回らない。ネット上では4400SSラインヨレ多発の情報が結構あるらしいのだが、当方には発生しないようだ。謎である。ちなみにラインは柔らかめのギルオリジナルライン8LB、ショックリーダーが20LBの生分解ライン「RTE」。

 コンビニで水ようかんとチーズケーキ買って食う。酒も煙草もやらないので、釣りの後の楽しみはこういう甘シャリ(ムショ用語らしい、スイーツという言葉に40のオッサンは嫌悪感を覚える)だ。昔はいくら食っても太らなかったので、「丸ごとバナナ」というへたな食事一食分より高カロリーな物を好んで食べていたが、最近はちょっと食うと太るようになってきた。めっきり基礎代謝が落ちている気がする。だからあんまり甘い物も食べ過ぎないようにしているが、今日は良い釣りだったしこのくらいのご褒美は良いだろう。

 帰り道の大型スーパーで夕飯をゲットする。さすが黒潮影響域の千葉だけあって、運が良いと当方の好物の生ビンチョウのにぎり寿司なんかが買えたりする。今日はついているので買えた。W港で様子見がてら夕食。

生びんちょ

 港には大量のカタクチだかサッパだかの小魚が入っていてピチャピチャやっていて、たまにバシューという重低音が響き、捕食者も来ていることがうかがえるのだが、飯後に腹ごなしにちょっと投げたが、餌が多すぎてどうにもならない状況だった。まあいいや。

 W運河の橋の下は10年以上前に見つけたポイントだが、なぜそこに毎回毎回魚が入っているのかは10年来の謎だった。似たような、と当時は思っていたが、今考えると違っていた、別の運河の橋の下を手換え場所変え、何度も狙ってはみていたのだが、ぜんぜん答えには近づけていなかった。それでもあきらめずに、秋のシーカヤックシーズンにちょこちょこと新場所チェックをしていたら、昨年たまたま魚の居る橋を見つけた。その橋をみて、やっと「条件」が見え始めて、昨年はもうシーズン終わりだったので、今年、検証してみたのである。

 結果として、やっぱり昨年秋におぼろげながらも見えた「条件」は正しかった。かなり確度が高い「ポイントを見つけるための方法」を見つけたと思っている。以前別のところで「釣り人にとって、新しいポイントの発見は新しい天体の発見より価値がある。」と書いたが、今回の発見はポイントの一段階上の発見である。新しい銀河の発見に比べうる価値があるのではないかと思っている。

 なのでもったいぶって、具体的な「条件」についてはここでは書かない。内緒で聞いてくれればコソッと教えるのはやぶさかではないです。

 結局、その「条件」だとなぜ魚が釣れるかというのは、キッチリ影ができるのがキモで、小魚もシーバスも日中はそこに入りたがるということではないかと思う。明らかに10センチクラスのイナッコ、種不明の5センチぐらいの小魚などの餌の魚影が濃いのは見て取れた。

 まあ、たかだか50前後のフッコがなんぼか釣れる方法を見つけたぐらいで大げさな、と思うかも知れないし、その通りではあるのだが、自分で見つけた自分だけの「釣り」は他とサイズやら数やらで比較するのがバカ臭いぐらいに自分にとっては価値があるのだ。分かる人には分かるだろう。それで良い。

 「このルアーを使えば誰でも爆釣!」「このメソッドで簡単に釣れる!」クソ食らえだと思う。

 結果だけポンと与えられたってつまんないと思うよ。結果はとっても大事だけれど、過程があって結果がついてくるのが、釣りの面白いところじゃないんだろうか。上手く楽しめば10年でも20年でも一生でも釣りは楽しむことができるのに、何をそんなに結果だけを急ぐ必要がある。まあ、自戒を込めてでもあるが、そう書いとこう。最初はみんな人の真似で基礎を固めるしかないから、始めたばかりの人にいってるわけじゃないけど、自分も含めある程度の経験がある釣り人なら己の道をすすんでナンボじゃろ、という気がする。

 今回、釣りに行く前に、釣り場が理不尽に消えてしまった話をきいていて、ちょっと悲しい気持ちだった。だからこそ、新しい釣り場を見つけて、釣り場を見つける方法さえ見つけることができて、自分はなんてラッキーなんだと強く思わずにいられないのである。

 私は幸福な釣り人だ。釣り場を奪われた釣り人と比べれば申し訳ないぐらいに。

 すべての真っ当な釣り人に幸多からんことを祈る。 

 

○5月26日

 ちょっと風はあるが良い天気、1時半頃干潮なので、干潮はさんで2,3時間テナガ釣り。そろそろ群れがポイントに入ってきてくれているといいのだが。2週間前試し釣りの感触は悪くなかったので期待して自転車こいで下流のテトラのポイントに。前回は1人くらいしかいなかったが、4,5人明らかにテナガ野郎と思われる釣り人がいる。人山か?

 12時半頃から、早速テトラに乗ってエビを探し始めると、スジエビに混じってテナガメスっぽいちょっと大きめのも結構いるので、ミミズ餌で始める。おもりで底をトントンしていると、テトラの影などからオスも出てくるのでオスに食わせる。すぐにヒット。今年はチャンスがあれば束釣り(3桁釣果)を狙ってみたいので、虎ファンさんが小物釣りの時に使っているのをまねしてカウンターを導入。記憶力の減退が甚だしいので数釣りを目指すつもりなら必要だろう。まずは一回カシャッと押す。

1匹目

 その後も、好調で30分ほどであっという間に10尾ゲット。途中から豚レバーを細切れにしたモノも使ってみたが、これも若干ミミズよりフッキング悪いような気はするが、それほど遜色なく釣れてくる。レバーなら冷凍庫に保存しておけるのでミミズほど管理がめんどくさくない。

 時速20尾ペースが続けば5時間で100越える。いきなりチャンス到来かと思ったが、つぬけした後は、潮止まりに入ったのか、エビもいるのが見えて、食ってるのも見えるのだがハリがかりしにくい状態が続く。じっくり食わせるべきかと40数えてみたりしてもかからないときはかからない。かかるときは餌を口元に持っていったらだいたいかかる。

 ポチポチと追加していくのだが、20尾釣るのに2時間半ほどかかった。今日は大きいのは少ない。

20尾

 20尾越えて、潮が上げ始めた感じがしてくると、割とうろついているエビが増えてハリがかりも良くなる。

 そろそろ、終了を考えてデカイの釣ろうと探してみると、良いのがいた。今日一の20弱くらい。

今日1番

 キリの良い30匹まで釣ろうと思ったけど、結構、腰をかがめながら気合いを入れて眼力こめてエビを探して釣っているので、疲れて集中力が切れ始めたので、3時半頃28尾で終了した。時速10匹にちょっと届かなかったが、食わせてもかからなかったケースとかも結構あるので、ずっとエビと駆け引きしている状態で楽しめた。昨年は東京湾に注ぐ河川のテナガは当たり年だったらしく、今年は去年ほど釣れないかもと心配していたが、このぶんだと今年も相当良い釣りできそうである。

 テナガが餌を見つけて嬉しそうに長いはさみで餌を口に持っていくのを覗いているときのドキドキ感、デカイののハサミがテトラの下からはみ出ているのを見つけたときの心のときめき、ハリがかりしてピンピン跳ねまわるエビの命の躍動を感じるときの悦楽。極上の釣りである。

 ズック魚籠のテナガをタッパに移して保冷剤と共にクーラーバックに入れてキープ。小さいメスはリリースしていたが、20尾ほどをおかず用に確保できた。

おかずゲットだぜ

 テナガシーズン開幕しました。テナガに燃える熱いシーズンがやってきました。

 

○5月24日

 職場のI先輩が出張から帰ってきているので、今週はリベンジマッチでIさんに釣ってもらうべく、天気を気にする毎日。が、結構仕事も忙しめで今週は無理かと思っていたが、木曜夕方、上手く仕事にキリがついたので出撃。

 ちょっと風強め、7時過ぎにいつものC川河口エリア、今年好調の下流のポイントで始める。風があるのでとりあえず投げやすい中ニョロ茶緑で投げていると、早々に食ったがかからず、まだ水面反応無いが魚はいるようで一安心。少しして小さめのがヒット、しかし足元近くまでよせてネットを準備しているときにばれた。クソッ。たまに水面バシャッといいはじめ、そのあたりに投げてまたヒット。それほど大きくはないが、この時期毎晩、吐くまでバチ食って体力回復したシーバスは春先より走り回って浮かせるのに時間がかかる。足元まで寄ってきて、ネットを出して浮かせようとしたら突っ込んだときにまたバレた。今日はばれやすいかかり方をする食い方っぽい。あたりルアーを使ってもらう。

 水面の反応の数は多くないが、ボチボチ続いていて、しかし2バラし後アタリが遠のいたので、8時過ぎてそろそろ釣れてないとやばいような雰囲気なのもあり、思い切って小ニョロにチェンジ。これがあたりですぐにヒット、今度は口の横の良いところにかかっていてやっとゲット。40無いくらいだが、とりあえず嬉しい。しかし今日はIさんに釣ってもらわねば。小ニョロを渡す。

1発目

 しばらくしてもういっちょゲット。ちょいサイズアップ。Iさんにもあたりはあったとのこと。今日は魚の数はそれほど多くないけれど、いれば割と素直に食ってくる感じではある。

2発目

 当方1バラし後、しばらく沈黙が続くが、Iさんに待望のヒット、駆けつけると既に浮かせてランディング待ちの状態。何とか1匹釣れそうだと思ったが、ネットイン直前にジャンプ一発、バレた。ほとんどネットの上まできていたのに悔しい。ネット出すの遅かったかとか反省するが、シーバスはバレる時は何やってもバレるのよね。と思ってもやっぱり悔しい。

 その後、粘るが9時半近くなりアタリも遠のいたので、上流側に移動して駄目なら撤収という事に。途中桟橋周りもやるが反応無く、実績ポイントの川筋の何にも無いけど釣れる場所に入って、「この辺がなぜか釣れるんです」とか言いながらの1投めに食ってきた。「オレのルアー食うなよ」と思うが、魚がいるのは分かったので後は、Iさんにも釣れるのを祈るのみ。

3発目

 祈りが通じたのか、ほどなくしてヒット。バレるなと祈りながらも、緊張してラインとってのネットへの誘導にちょっとモタついて我ながらヒヤヒヤしたが、何とかネットイン。いやもう嬉しかった。おめでとうございます。

初シーバス

 なんとかガイドとしての面目はたもてたか。その後、5分ほど追加できないか投げたが反応無く、10時過ぎのバスに乗るべく撤収。

 たぶん当方の今年のバチシーズンはこれにて終了。今年のバチシーズンは面白かった。

 毎年、春の恒例行事でここ数年は淡々と当たり前に釣っていたような気がするけど、今年はバチシーバス初挑戦の2名の釣り人を案内して釣るということを通して、いろいろ自分の釣りやら何やらを見つめ直す機会が得られたし、なにより苦労して、スカ食った後にリベンジマッチで釣ってもらって、自分が釣るよりハラハラして楽しんだし、嬉しかった。お二人ともありがとうございます。

 また、バチシーバスに限らずどこかの水辺でご一緒しましょう。

  

 

○5月19日

 予定どおり、土曜にHポイントに出撃。前回C川河口ポイントで初バチシーバスゲットしたダイキリさんと。 

 到着すると、昔は薄暗い木の生い茂った公園で、その薄暗い木陰に「男同士」が消えていったりした、怪しいポイントだったのだが、新しい散歩道やらも整備されて木もだいぶ伐採されて釣りやすくなっており、運河へ降りていく場所から眺めると、明るいうちから既に5人も20m間隔ぐらいで並んで釣っているのが見える。まあそれなりに釣れているから「人山」たっているのだろうと好意的に解釈して、角のポイントを目指す。途中水面でなんか食ったので、ちょっと寄り道しつつも明るいうちに角到着。角エリア1人先行者有りだが、「まさに角」のポイントは空いていたのでダイキリさんに入ってもらい、当方はやや右方面に陣取る。良い場所入れたのでとりあえず余裕こいておにぎり食って腹ごしらえ。

 早々にダイキリさんにあたりがあったようだが、かからず。でも魚はいるようで期待する。7時過ぎて暗くなって、角の左というか西側の運河、ポツポツ水面にバシャッとか波紋が出はじめる。南風で、北向きの運河は風裏だが西側運河は、横風がそこそこ有る。しかし魚っけはあるので、これは終盤バチパターンで小ニョロでいけるだろうと、風の中小ニョロ投げるが、1,2ど後ろで出ただけでほとんど反応がない。しかも風で糸がふけてライントラブルが頻発、1回スプールごと交換、1回システム組み直し。一度北側の運河を見に行くが風はないが全く反応無く、また風吹く西側に戻るが、どうにもあたりが遠く、8時頃に今日はスカ臭いなと思っていたら、携帯が鳴る。角からやや右に移動したあたりで釣っているはずのダイキリさんからヒットの連絡、急いで駆けつけるとファイト中。ダイキリさんの新調したタモ網を使って当方がランディング。タモ網早速活躍。50弱か。ルアーはニョロニョロと並んでよく売られているヤルキスティック。中ニョロよりちょっと大きいぐらいか。着水後すぐ食ったとのこと。食い気のあるやつがたまたまいたのかなと思い、とりあえず2人そろって丸坊主にならずにホッとする。

タモ網活躍ヤルキスティックで

 その後も当方は、北へ西へと移動を繰り返す。やはり西が魚っけあるので、中ニョロで粘るが食わず、ダイキリさん動いてないという事はあたり有るのかなと、寄っていくとダイキリさんのいるあたりの沖であきらかにハリがかりしたシーバスのジャンプ。駆け寄ってタモ入れ。ちょっとサイズアップ50ちょいか。消化の進んだ泥のようなバチゲロ吐いている。やっぱりあたっていたようで、この前に2匹バラしたそうな。絶好調やないですか。

2匹目

 確かに、バシャッとかいっているので、当方もやや右てで投げ始める。飛距離が欲しいと思い、大ニョロと「中の上」ニョロを投げつつ、ちょっとづつ移動したり戻ってきたりするが、全然あたりがない。ダイキリさんにはもう1回あたりがあったようだ。その後反応無くなり9時半頃撤収。

 久しぶりに、5本接ぎのブリストールと4400SSを使った。

ブリストールと4400SS

 道具はまったく問題無いのだが、今日の当方は魚が見えていなかった。スレた人の多い釣り場で近場のライズは無視して、遠投かけて遠めの食い気のある魚に食わせるというのは、昔、桜の運河近くの公園がバカあたりして釣り人ずらりと並んだときに自分も使った手である。調子よかった小ニョロで何とかなるだろうと過信しすぎていた。まさに思いあがりで痛い目を食らっている。

 しかし、食らったスカの数で魚を釣る、食らったスカの中から経験値と情報を得ていく、当方のような釣り人は、こういう良い時期に、手堅くつれている釣り場に向かわずに、いろいろと経験つんでいくのが長期的には正解だと思いたい。Hポイントの終盤戦では遠投という手もあるというのを学んだのは、来年以降に生かせるだろう。

 ちょっと遠征の疲れが今ごろ来ているのか、木曜ぐらいからやや体がだるい。しばし休息が必要な感じ。明日は釣りはせず、疲れを抜きたい。そろそろ近所ポイントとテナガの季節か。来週仕事帰りにあと一回ぐらいバチパターンの釣りをやっておきたいが、体と要相談だな。

 ダイキリさん、おつかれさまandやったね。

 

○5月16日

 火曜は雨が降り、木曜は風が吹く予報。ならば水曜出撃。クソ暑い一日で職場で茹だりかかっていたが、仕事は早めに終わって鐘と共にさりぬ。

 今回は、N隊長情報でいつもの桜の運河の水系のもっと奥の方、B橋周辺のエリア。バチ食っている様子はなかったが、水面で良い感じに出たとのこと、バチシーズン新場所開拓は久しぶり。

 公園から入って、一つ手前の橋から始める。潮は右から流れていて良い感じ。しかし反応無いので、テクトロしながら、B橋へ。鉄道の橋脚も絡んで運河にしては複雑な構造物が多く良い感じ、橋脚、護岸の角、航路標識のポール、橋の下の灯りと中ニョロで狙うが、反応無い。小一時間8時頃までやってあきらめて最初の橋に移動。橋の下、排水溝があって、一人若い子が張り付いているので様子を聞くと、1尾釣ったそうな。バイブレーションを丁寧に排水のあたりに投げ続けている。ちょっと離れて、1個だけ持っていたバイブレーション投げてみるが、この時期に当方が投げるバイブレーションには正直「魂」がこもっていない気がする。釣れる気がしないのであきらめて中ニョロでもう一つ先の橋までテクトロして、橋周り狙って9時前に撤収。

 釣れなかったときは何が悪かったのかよく分からない。今日も何が悪かったのか。まあこういうこともある。週末は、手堅く行くならC川河口だが、川崎に越してきてからあまり行けていない、Hポイントにバチシーズン最終戦になるかもしれない週末をかけてみたい。Hポイントはバチシーズンに80UPが出た情報のある場所で、当方も70UPは釣っている。最近公園がきれいに整備され釣りやすくなって人が増えてやや思うような釣りができなくなりつつあるが、バチシーズン後半戦のシビアな状況下なら他の釣り人を出し抜いて何とか良い釣りできるかも知れない。そういう思いあがりが痛い目の原因になるかも知れない。やってみなけりゃ分からない。 

 

○5月13日

 木曜あれだけシーバス釣っておいて、なぜ土曜に同じポイント攻めに行かなかったかというと、土曜は風が強い予報だったからである。日曜はおさまる予報だったので、ダイキリさんを誘ってC川河口エリアへ。

 明るいうちに到着して、「あたりルアー」である小ニョロをダイキリさんに渡すと、あまりの小ささに驚いていた。まあ、普通メバル釣り用のサイズである。しかしこれが木曜はきいたのである。単純にバチのサイズが小さいという理由ではなく、流れてくるバチを労せずして口を開けて吸うだけで食えることを学習した、バチについたシーバスは、逃げる小魚を襲うような激しい食い方はせず、ルアーの後ろでちょっと吸うだけになっているので、小さいルアーの軽さが吸い込まれやすさでヒットルアーになっていると想像している。

 小さいルアーのキャスト練習などしながら暗くなるのを待つ。明るいうちはカップルやら、夕暮れの湾岸風景を狙う写真家の人などもいるが、日が暮れるにつれ帰って行き、なんと一番入りたかった最下流の角で投げていた釣り人までバイクにまたがって帰ってくれた。早速ダイキリさんに入ってもらう。

 日が暮れて、良い時間になってきたのだが、反応が無く心配になって上流に様子を見に行くが、上流もたまにライズはあるがパッとしない。下流のダイキリさんの所に戻って釣っていると、8時前くらいからポツポツあたり出した。ダイキリさんの様子はどうかなと、ちょっと寄ってみると竿が曲がっている。急いで駆けつけて、落としダモを落としてランディング。サイズは50弱の湾奥サイズというところか。1匹釣ってもらって非常に嬉しい。大きいわけでもないが、東京湾春の風物詩的な釣りモノであり、ぜひ堪能して欲しかった。聞けばその直前に1尾バラしていたようで、今日はあたっている感じである。

ダイキリさん 

 ほどなくして、当方にも1匹目。これもレギュラーサイズ。

1匹目

 当方もいっちょ追加。ネットに入ってすぐルアーが外れた。危ないところ。やや小さめ。でもうれしい。

2匹目

 これは爆釣モード突入かと期待したが、その後今一パッとせず、魚はたまに水面でバシュッとバチを食っているし、たまにコツコツッというようなあたりもあるのだが、かからなかったり、バレたりでなかなか釣れない。

 夕方電話していて、折り返してJOSさんから電話があった。上流の方で釣っていて、2尾ほど釣って車に戻ってきたところとのことで、こちらにやってきて合流。

 最初、JOSさん竿も仕舞っており、当方と情報交換などしていたが、当方にヒットしたのをみて再度竿出すことに。9時ちょいぐらい。

 ファイト中、写真撮ってもらった。写真見るとあらためて思うが、左手に落としだものロープを持って、リールのハンドルもその左手で巻いているというファイトスタイルはなにげに結構器用なことやっている。

ファイト中

 なんかネットにゴミみたいなのが着いているなと思ったら、つり上げたシーバス、思いっ切りバチを飽食しており、胃からはみ出した、未消化のまだ動いているバチをゲロゲロ吐き出している。通称「バチゲロ」というやつである。

バチゲロ吐いたシーバスバチゲロ

 やはり食っているバチのサイズはそれなりに長い。10センチはありそう。

 まあ、これだけ食いきれないぐらいのバチが毎晩のように食えれば、バチを偏食するようになるのも合点がいくというもの。

 「見えないけど、実はこんなに沢山バチが流れているのか」とダイキリさんも驚いていた。

 その後は、あいかわらずたまに水面バシュッと捕食音が聞こえるが、あたりはなくなってきたので10時前に撤収。JOSさんに当方駅まで、ダイキリさんは家が同じ方向なのでお家まで送っていただいた。感謝。

 ダイキリさん、JOSさんお疲れさまでした。またご一緒しましょう。今夜は楽しかったです。

 

○5月12日

 梅雨時がベストシーズンといわれているテナガエビだが、そろそろマイポイントにあたりを付け始めておきたいと、今シーズン初テナガ。Sさん情報では、川は違うけどGW前に試し釣りに行ったらポチポチ釣れたとのこと。既にシーズンは目前、釣れ始めて良い頃だ。午後に干潮を迎えるのでチェックするには良い潮具合だ。

 まずは、大きく分けて2カ所有るマイポイントの下流側のテトラのエリア。

 3時半頃干潮の前後を釣るつもりで、自転車で2時半頃到着。だいぶ潮は引いていて、これなら歩いているテナガも見つかるだろうと探し始めるが、小さいスジエビっぽいのは結構目につくが、テナガは見えない。仕方なく、スジエビの多い穴の周辺やや深め、といっても50〜60センチぐらいのものだが、を攻める。餌は豚レバも用意したがとりあえず手堅く熊太郎ミミズで通した。

 小さいのがつついているのか、聞き合わせしてみると重くなるのだがなかなかはりがかりしない。スジエビしかいないのかなと不安になった頃にヒット。結構ピンピンと元気に跳ね回っている。これこれこれがエビのひき。あげてみると20センチはなさそうだが良い感じのオス。

1匹目のオス

 同じ穴では反応無いので、次々移動しながら、スジエビのいるような穴を狙っていく。

 なかなか渋めだが、ポツポツあたりはあってチチブかヌマチチブ1尾をはさんで、1時間ほどでオス2メス2追加。メスはまだ卵を持っていない。卵を持って産卵期になると浅場にのっこんで来るらしいのでまだちょっと時期が早いようだ。

ヌマチチブメス1はさまれたメス2オス3

 粘れば1時間5匹ペースぐらいでは釣れそうだったが、今日は様子見という事で、1時間ぐらいで切り上げて、もう一カ所上流側のポイントに風の中自転車こいで移動。このポイントは干潮時に川の中の浅場の石周りとかにエビがついていたポイントだが、今日は全く反応無かった。

 とりあえず、エビは既にテトラのポイントには来ていたが、これからもっと数も型も良くなっていくのだと期待している。昨年は当たり年だったと聞いているので、昨年ほどの好釣になるかは分からないけれど、とりあえず再来週また、午後干潮の潮になるはずなので引き続きチェックしていきたい。今年のテナガシーズンはどうなるのだろうか。楽しみである。

 

○5月10日

 仕事帰りに職場のI先輩とバチ抜けシーバスやりに行きましょうと言っていたのだが、雨降ったりしてなかなか行けずにいたが、今日(既に昨日か)木曜に行ってきた。夕方雨の予報で、3時頃には雨が激しく降り始め、「今日は仕事帰りに釣り行こうと思ってたのにこれは駄目だな」とぼやいていると、上司(アユ師)が、「今日は夕方には晴れるから大丈夫だよ。」と言っていて、ほんまかいな?と思っていたら見事に当たって夕方きれいに晴れて穏やかに。YAHOO天気予報より正確。おみそれしました。

 じゃあいっちょ行きますか、と仕事終わってちょっと歩いてバスに乗って、バチ抜け定番ポイントのC川河口エリアへ。JOSさん経由のKさん情報では、GW前までいい感じに釣れていたようだ。

 まずは、当方得意の流れに面した何もないエリア、7時過ぎにスタートして、中ニョロにすぐ2回ほど当たったが、その後続かず。Iさんも釣れていない、ここは実績有るのでちょっと粘るが、本物のバチが水面滑るように上流へ泳いでいく航跡をじっと見つめていたが、魚がいればそのうち「バンッ」という感じで食われるはずだが、延々泳いでいく。これはこのポイント魚薄いと判断、移動する。

 Kさん情報では桟橋エリアとその下流が良かったとのこと。桟橋エリアチェックするがたまに水面バシャッとなんか食っているが、反応はなく早めに切り上げて、さらに下流に移動。

 この下流エリア一番最後の角は人がいてその手前で、8時過ぎ頃からバシュバシュ水面で食い始めた。明らかにバチ食ってる感じで、小さそうなのも多いがそこそこ数はいる。しかし食ってこない。これはバチを軽く吸っているバチシーズン後半戦の状況のようだ。こういう時は吸い込まれやすいフライを沈めるパターンが強いが、ルアーならとりあえずサイズダウンだろうということで小ニョロにチェンジ、本物食ってる魚は増えるが、なかなか食ってこないがそれでもたまにコツンと当たるので、辛抱してバシュバシュいっているあたりに通し続ける。8時半頃1発目ヒット。ちょっとタモ入れもたついたが何とかゲット。50真ん中くらい。

1匹目

 Iさんにも同じ小ニョロを使ってもらう。

 ほどなくして、もういっちょヒット。これも同サイズ。

2匹目

 Iさんに釣ってもらうべく場所をチェンジ、当方下手から上手に変わる。しばらく反応止まるが、上の方に移動していってチビ1尾追加。

セイゴ

 その後しばらくして、Iさんも上手に移動してきたので釣れているか様子を聞きに行こうと、テクトロしながら寄っていくとヒット。40くらい。バシュバシュあちこちでいっていて、そこを直撃しても釣れない感じだが、その周辺で食ってくる。当方、完全に釣れるモードに突入している。何やっても食ってくる気がする。Iさんもあたりはあってバラしたとのこと、早く釣れてくれと祈りつつも、調子に乗って2発追加、50くらい×2。1,2投して少し移動の繰り返し。

5発目6匹目6発目

 9時過ぎて、ちょっと反応薄くなってきたのでちょっと対岸の夜景を撮ったりする。南の島と対照的なこのシチュエーション。実に面白い。

東京

 まだIさん釣っていないし、釣れそうな気配はあるので粘る。

 角にいた釣り人が帰ったので、2人で角方面に移動。たぶん「あたりルアー」を引いていないので魚残っているはず。

 一番角にIさんに入ってもらい、当方ちょっと遠慮気味に釣るが止まらない。今日一の手応えで結構ドラグも鳴るのだが、全然首を振らず飛びもしないので口の先の方にかかっているバレやすいパターンだと思い慎重によせてくる。がバレた。がしかし直後に追加。50ぐらい。

7発目

 さすがに10時前に反応無くなってきて終了。Iさんに釣ってもらうことができず、いたらぬガイドで申し訳ない。

 バチパターン初めての人を連れてきて、自分だけ釣ってしまうパターンは今年2度目。当方、バチパターンは得意で、そこそこやると自分では思っているが、それは、過去の経験と仲間からの情報から導き出す釣り場の選択と、バチの食われ具合などで判断する釣り場内での細かいエリアの絞り込み方がキモで、釣り方自体は。同じエリアで同じルアーで釣れば、誰にでも再現可能な簡単な釣り方をしているつもりだったが、どうも2度自分だけ釣るという、ガイドとしてはいただけない結果をだして、そうではないような気がしてきた。

 何が違うのか、本人はバシャバシャいってる周辺で投げて巻いているだけのつもりなので全く見当がつかないが、脳は以外と複雑なパターン認識を無意識下でやって最適化されたキャストのタイミング、場所を選んでいるのかも知れない。違うかもしれない。分からない。

 直接的な回答は不明だが、たぶん間接的に正解と思われる答えは、昔、虎ファンさんにどういう経緯でそういう話になったのか忘れたけれど、自分だけ釣れるときがあるのはなぜかという議論になって当方が出した答え「くらったスカの数が違うんですよ」というのが思い当たる。ようするに自分でスカくいながら経験を積んでいくことでしか積み上がっていかない「経験値」のようなものが有るのだと、ちょっと信じていいような気が今はしている。

 本当のところはどうか分からないけれど、とりあえず数をこなすと釣れるようになってくるというのは経験上間違いないので、みなさま、共に精進しましょう。数撃ちゃあたるというのもまた答えの一つでもあると思う。

 年1回行ければいいところのロウニンアジ釣りで、今思うと当方全く経験値が足りていなかったのかなと思う。なかなかゲストに釣ってもらえないときのガイドの焦る気持ちもちょっと分かった気がする。プロとしてベストを尽くしてくれたカンダブ島のエイドリアン船長にあらためて感謝するしだいである。

 

○5月1〜3日(旅程4月28日〜5月5日)

フィジーカンダブ島釣行記 ←クリックしてね!

 

○4月21日

 週末雨リズムに入って、土曜雨の予報だったので、金曜夜仕事終わりに桜の護岸向け出発したが、呆けてて各駅停車に乗らなければいけないところを特急に乗ってしまい30分ほどタイムロス。4月新しい職場で、緊張感持ってやっていたのでいまいち気がついていなかったが、結構疲れが蓄積していたっぽい。金曜は仕事中も頭痛がしてボーッとしていた。天気が崩れるときに頭痛になるのでそのせいもあったと思うが、遠征前だし、上手く疲れを抜いていかなければと思いつつ、釣り場の最寄り駅で降りると雨が当たり始めた。風邪引くのもバカ臭いので竿出さずに撤収。

 土曜はゆっくり寝て、夕方2時間ぐらいサクサクと近所チェックだけして遠征に備えることにする。先週同様、2本下の橋から始める。今週は結構満ちていて、先週の干上がった川底を思い出しつつニョロ黄と茶緑でローテしながら攻めていく、暗くなって商業施設の灯り下へ、ボラは跳ねているが反応無く小一時間して再度橋桁狙い。小さいベイトはいる。足元近くの50センチあるかないかの浅場でバシュッとバイトがあったが惜しくもかからず。しばらく粘るがその後は反応無く排水脇へ、排水脇も今日は魚っけ無く、いつもの岸際ポイントも不発。撤収。

 遠征前の景気づけとは行かなかったが、まあ、その分フィジーで沢山釣ればいい。後は疲れを抜いて体調管理だな。筋トレも充分やれたし素振りも今ちょっと肩に疲労が残っているくらいだから充分かな。楽しみだし緊張もしている。どうなることやら。

 

○4月15日

 土曜は雨だったが、日曜からっと晴れた。午前中、遠征タックルの試し振りなどして、昼飯食って昼寝後、夕方良い時間、6時から8時くらいの予定で夕飯前に近所ポイントチェックに行く。

 近所ポイント、下流域の2本目の橋のあたりから入る。今日は潮がよく引いている。春は夕方しかやらないので潮時など気にしておらず、現場で初めて潮の具合がわかる。普段は水面下にあるポイントが目に見えて、かけ上がりの具合やら落ちてるスクーターやらをチェックしつつ、暗くなるまで橋の欄干狙うが無反応。暗くなってバチパターンがはまるならここだろうと目を付けていた商業施設の灯り下。茶緑の中ニョロでちょっとずつ移動しながら攻めていく。水面特に魚っけはなかったが6:40ころ沖目でヒット。しかし最初の首振りでバレた。サイズは40弱という所か、でも魚来ているのは確かなようなので色換えたりしてしばらく粘るが、その後反応なし。ワンチャンスかよ、厳しい。移動して再度橋の下に行くと、岸際、2,3センチのハゼか何かの稚魚が固まって水面ザワザワと泳いでいる。でも食われていない。バチじゃなくて、稚魚系のベイトがいるなら排水ポイントに魚が付いているはずと読んで、7:30ころ移動。

 途中のポイント無視して排水脇に入る。桜の花びらが水面に舞っている。とりあえず足元ちょっと狙って、昨年いつもシーバス付いていた下流の岸際を狙う。潮が引いていると、なぜそこに魚がいつも付いていたのかよく分かる。排水からの流れが緩く巻いている場所で、矢板が入っていた。矢板の際で流れてきたベイトを待っているのだろう。

 矢板のそばを通して来たら一発で食った。バタバタ暴れるのを「バレるな!」と祈りつつよせてくる。元気よくドラグも鳴らすが、それほどでかくもないのでしばらく暴れておとなしくなったので護岸が水没しているあたりに誘導してボガをかけた。50ちょうどくらいか。

近所1尾目

 その後しばらく付近を探るが反応無く、8時過ぎた頃に撤収。近所ポイントにも魚来てる。1匹しか釣ってないけど、ずいぶん充実した良い日曜日だったような気がする。

 

○4月13日

 またも週末雨のリズムに突入したのか、土曜は雨の予報だったので、金曜のうちに釣っておこうという事で仕事終わって速攻で桜の護岸に出撃。桜は散り際で葉っぱも出始めている。水面に花びらの帯。

 7時前に到着して、一投目からバシュッと景気よくバイトがあったので、今日はバコバコかなと期待したのだが、その後すぐに雨がちらつき始めた。すぐにやんだがその影響か、やや渋い。反応無いわけではないのだがバイトの数は先週の半分以下か。でも7時半頃に何とかセイゴサイズ1尾ゲット。

桜吹雪のセイゴ

 その後も渋いなりにポツポツ反応はあったのだが、8時過ぎたあたりで結構雨が本格的に降り始めた。1個だけ持っていたバイブレーションで投げつつ戻りちょっと早めに終了した。

 

○4月7日

 やや風が強く、風に強いわりと陸域深くの運河のHポイントか、C川河口の定番ポイントにするか迷ったが、北西風ではHポイントも風裏ではなく、C川河口ポイントはいざとなれば歩いて風裏運河に移動できるし、まあ強めの風ではあるが釣りになりそうな感じだったのでC川河口へ。

 今日はダイキリさんと釣行。駅で待ち合わせて釣り場に移動。5時半頃から釣り始める。何もない護岸だがなぜか釣れるポイント。風は邪魔くさいが何とかなりそうである。がしかし花冷えとでもいうのか、念のためにフリース2枚重ねで着てその上にカッパを着ているのに寒い。場所確保をダイキリさんにお願いしてコンビニまでカイロを買いに行く。

 戻ってきて6時過ぎ、ボチボチ良い感じに日も暮れてきた。潮は満潮付近から下げ始めているのかよく効いている。暗くなって6時半頃、ニョロ中茶緑にコンッとう単発のあたりが2,3発出るがかからず、今日もフッキングには苦戦しそうだと思っていたが、その後ヒット。小さいが、とりあえず魚がいるのは分かったので期待が持てる。当たりバリをダイキリさんに使ってもらう。何とかバチパターン1匹目を釣ってもらいたいところ。

セイゴっち

 その後も、単発のあたりがそこそこあり、水面の反応もたまにある。しばらく左移動してから戻ってダイキリさんの様子を聞いてみるとあたりがないという事。当方のやっていた方はあたりはあるのでそちらに移動してもらう、場所チェンジして交差した直後、当方にヒット、足元近くでバシュッと派手に吸い込んでフッキング。さっきよりはサイズアップ。よせてきたら口の前の方にリアフックだけかかっておりバレそうでヒヤヒヤしたが、飛ばないように一旦潜らせたらラッキーにもフロントがエラあたりにかかってくれた。落としダモでゲット。40から35くらい。ニョロ中蛍光黄色。7時15分頃。まだやせていてポイントに来たばかりという感じ。

35くらい

 これはまだまだいけるだろうと期待したが、うんともすんともいわなくなった。しばらくやってダイキリさんのところに様子を聞きに行くと、あたったがかからなかったとのこと、惜しい。こういう日は当方に釣れんでも良いから連れてきた人のルアーをがっちりくわえて欲しいモノだ。

 実績では8時頃までは釣れると思っていたので、ちょこちょこ移動したりしながら8時までやるが不発に終わる。

 上流サイドにいくつか、8時以降も実績があるポイントがあるので2人で歩いて移動していく。川沿いに出てテラスから水門方面を狙った後、テクトロしながら橋の下まで移動し橋の下少しチェックするが、カップルできている釣り人は、オネーちゃんすっかり飽きて後ろでスマホいじってる状態で、彼氏に状況聞くとよくないとのこと。ダメだこりゃ。最後のポイントである運河に移動。しかし期待していた橋の下のポイント、橋が工事中で狙えない。しかも運河の岸半分くらいに丸太が浮かせてあって釣り出来ない。仕方ないので丸太の浮いていないエリアで、係船された船の周辺など狙ってみる。しばらくしてヒット、小さいので抜きあげる。かなり小さくてよく8.5センチのニョロ中食ったモンだというサイズ。

ミニ

 しかし、小さかろうが魚がいて反応するのは分かったので、気合いを入れてしばらく投げているとまたヒット、ちょっとサイズアップした感触だったが最初の首振りでバレた。さらにしばらくしてもう一発かかるがこれは小さく水面バシャバシャ引っ張ってきたらばれた。

 しばらくして反応もなくなり終了。

 せっかくご一緒していただいたのにダイキリさんに釣っていただくことが出来ず、つたないガイドで申し訳なかった。これに懲りずまたご一緒していただきたい。これからもっと条件は良くなっていくはずです。

 帰り道がてら、なぜ釣れなかったのか話したりしたが、正直「釣れない理由」というのはいつもそうだがよく分からない。「ウデが悪いのでは?」と不安になっていたようでしたが、今回バチ抜けのキモはテクニックにはあまりなく、場所と時間がキモで、それは当方釣れていることからあまり外してはいなかったと思う。技術も投げてゆっくり巻くだけであり、充分必要なウデは持っていたと思う。たまたまそんな日もあるさと考えて、とりあえず次に1匹つれば、釣れれば分かってくることは沢山あるので飛躍的に釣りが前に進んでいくはずだと思う。

 ダイキリサン、お疲れさまでした。ぜひ次のチャンスをものにしてください

 夜桜

 

 

○4月6日

 週始め、台風みたいな爆弾低気圧が来たが、今日金曜は風も落ち着き桜も見頃。終業のチャイムと共に職場を出て、桜の護岸へ。到着すると7時前でちょうど良い時間帯。

 今日も途中一人様子見に入った以外は釣り人おらず貸し切り状態。奥の左側から初め、桜の間を移動しながらニョロニョロ投げていく。今日は活性結構高く、9時頃まで飽きない程度にバイトがあった。

 がしかし、既にバチパターン本番に入っているようで、バイトしてもかららない、かかってもばれるというパターンだったが、それでも15バイトぐらいあって5匹かけて2尾ゲット。魚は散っているようでどこが特によいということはなかった。サイズはちっちゃめと40ちょいのレギュラーサイズ、ルアーは中ニョロの蛍光黄色と茶緑。

桜セイゴ40ちょいな

 9時頃ちょっと雨もぱらついたりして、反応も薄くなってきたので終了。夜桜も綺麗だし、2匹釣れたし良い春である。

 明日は別のポイントへダイキリさんと行く予定。

 

○4月1日

 週末雨リズムの延長か、土曜は雨ではなかったがものすごい風が吹いた。都心で風速27m記録したとか。日曜はやや風は残ったもののまずまずの陽気。今週は本気出すと書いた手前、釣っとかんといかんだろう。

 夕方6時頃到着して、暗くなるまでちょっと本読んで待ってからスタート。水面、小魚が跳ねているし、ボラ臭いがボイルもある。サクラのつぼみがもうほころびる寸前。春は来ているはず。

サクラの蕾

 先週釣れてた、サクラの護岸の右サイドから始めるが、魚っけはあるのに反応無く、サクラの木の間のスペースから4,5投して左へずれていく。今日は釣り人は少なめでサクラの護岸は独り占め。

 6時40分過ぎ、一番左端の、鉄筋の柱の向こうでバイト。一発目かからなかったが、同じところでもう一度食ってかかったが最初の首振りでばれた。くそっ、先週同様最初のチャンスモノにできずボウズくうパターンかと思ったが、しばらくそこをねらったあと右に移動してすぐ食った。最初頭こっち向いてスルスル寄ってきたので手のひらサイズかと思ったが、近くまで来てバタバタ暴れているのを見ると、50弱くらいのレギュラーサイズ。手元でけっこう潜ったり跳んだり暴れてくれた。そうそう魚の引きってこんな感じだったよね。跳ねまくってもバレないのでかかりどころは良さそうと判断できたので落ち着いて落としダモを落として魚を誘導。

2012初物

 今年の一匹目だ。無茶苦茶嬉しい。特別大きいわけでもないし、3月後半から4月の頭には毎年釣れ始めているし、予定調和でなんの不思議もないのだが、この嬉しさはなんなんだろう。

 「バラの木にバラの花咲く、何事の不思議なかれど」と昔の詩人が読んだ心境にちかいのか。春、自分のポイントに魚が来るのを、まだかまだかと待ちわびる当方のような釣り人なら今日のこの嬉しさを分かってくれるだろうか。

 桜2本分ぐらい移動して、割とあっさり2匹目。良い気分だ。釣り師に生まれたことの幸せを感じる。

2012その2

 その後は、反応無くなり、右まで行って戻ってくる途中で、7時半頃1バイトあったがかからず。8時前ぐらいに風も強くなってきたので終了する。

 春シーズン開幕です。

 

 

○3月25日

 週末雨のリズムは続いている。土曜は雨。日曜は晴れてよさげな気候。春の本命ポイント、運河のサクラの木の下へ、5時半頃到着しまだ明るいうちから始める。釣り人はボチボチという感じで、まあ有名ポイントなのでこのくらいはいるだろうという感じ。

 春は基本的にニョロニョロしか投げない。日の光のある内はアカキン、6時を過ぎて暗くなって蛍光黄色に変えて、しばらくしてバシャッとバイト。足元4〜5mの割と近く。惜しくもかからず。たまに水面で食っている音がするが、それほど多くはなく、春もまだ寒い内はいつもそうだがチャンスは少なそうではある。ただ春先はそれでも結構しっかり食ってくるので、バチに付いた魚のようになかなかフッキングしないということは無いので少なめチャンスでも結構ものにできることが多い。8時くらいまでは良い時間なのでしばらく場所を変えながら続ける。

 しばらくして戻ってきて、バイトのあったあたりを攻めて、7時過ぎ、ちょっと移動したら自分がやった場所に、移動してきた2人組の1人が入った。そこはオレが攻めたばかりだけどまあ頑張ってねご苦労さん。と思っていたら、一投目で食わせよった。「魚は釣れるときは一投で釣れる。」と午後にブログで書いた記憶があるがオレにじゃないのかよ!!いやなシンクロニシティだな。

 ばれろばれろと邪念を送るが、あまり大きくもなくすぐ寄ってきて、そつなくタモ入れも決めて仲間にデカイ声で「1投目で釣れちゃったよ」とかいうている。

 自分の器の小ささを感じるというか、修行の足り無さを感じるが、頭にきてしかたがなかった。ちょっと風もあったりするが、糸がふける部分も考慮して丁寧にゆっくりめに巻いてくる必要があるのだが、巻きが雑になり、「怒りに我を忘れてる、静めなきゃ」ということで、ちょっとポイント移動して茶を飲んで休憩。

 その後、7時半すぎに、一発足元で小さめのバイト、サイズが小さいかマルタかという感じだった。その後8時すぎまで粘るが反応無く、スカ食ってしまった。トホホ

 春はもうそばまで来ている。具体的には右7〜8mあたりまで来てた。来週は本気出す。

 

 

○3月16日

 週末、雨の予報である。ここしばらく週末雨の天候リズムが続いている。雨はシーバス釣りには吉と出ることが多いけど、この時期、バチ、アユ稚魚、ハゼ稚魚、ボラ稚魚なんかの水面系の餌生物にからめた、食ってれば目で波紋が確認できてわかりやすい系の水面・水面直下の釣りしか考えていないので、雨はあまりありがたくない、雨が水面を叩くと水面での捕食はあまり期待できない。

 ということで金曜、バックに釣具をつめて出勤、帰りに電車でゴーとしゃれ込んだ。例年チェックしているとある干潟ポイントに到着。最初に奥の川を2本チェック後、本命の橋脚の影ポイントを、その後、昨年一回バチ抜けに遭遇した手前の川を攻めて、また橋脚ポイントに戻ってとニョロニョロ中で一通り攻めたが、水面捕食している様子もなく、反応無し。人山もたっておらず釣り人はわずか2名。平日とはいえ割と人気ポイントなのに人がいない。今年はさかなの寄りが悪いのか?

 次週は、もう春本番の本命ポイントにそろそろ行く時期である。今年も釣れるのかどうだろうか?

 

○3月11日

 震災から1年、いろいろと引きずってはいるが、平常運転で行きたいと思い、やや気は重いけど釣りには普通に行っておきたい気がしている。土曜は雨だったが、日曜は良い天気でそろそろ春めいてきた。どこに行くか迷ったが、2月19日に行った水門のポイントが気になっていたので、夕まずめ一発勝負で行くことにした。水面のバチくってる臭い反応があったので、バチが魚が付くぐらいに抜けている場所なら、結構魚はとどまるはずということを期待しての選択。

 夕まずめ勝負と決めていたので、ちょうど5時半頃に釣り場に着くように出かけたが、乗り継ぎが悪かったり何だりで最寄り駅到着は30分近く遅れてしまった。良い時間帯を逃してしまいそうで気が焦り、釣り場まで軽く走って行くことにした。ここ数年走った記憶がないので大丈夫か心配だったが、まあ軽くジョギングくらいのペースなら問題ないようだった。

 ちょっと道を間違えかけて、低い柵を足掛けて乗り越えて、ひょいと飛び降りて走り出すつもりが、足がもつれて派手に転倒。全く反応できていなかったので手をついたりせず、そのまま路上で回転受け身のようにゴロゴロと転がったので手首やら体を痛くすることは無くて幸いだったが、心が痛かった。

 昨日「老いを言い訳にするな」とブログで書いた記憶も新しいところ、誠にお見苦しくて恐縮だが「年はとりたくないもんだ」とほとほと嫌になった。足がもつれてこけるなんて、「運動会の父兄参加のリレーで若いつもりで張り切るけど足がついていかずにこけるお父さん」という典型的なパターンに近いモノが我が身に振りかかったということに正直メゲた。

 まあ、今書いている時点では、「そんなことあんまり気にしても仕方ネーじゃん。ドンマイ。」と自分に言ってやれるぐらいには回復している。書くネタ拾えてもうけモンぐらいに軽く流しておきたいものだ。

 というようなことで出鼻をくじかれ、トボトボと歩いて釣り場に到着して愕然とする。前回、左右に3,4名ずつ7,8人は釣り人がいて軽く人山状態だったのに誰もいない。対岸のおそらく進入禁止のエリアにはちらほらと人影が見えるが、こちら岸には人っ子一人いない。都市部のそれなりにメジャーな釣り場でこの人の少なさは、しばらく釣れたという情報が個人レベルでさえ全く発信されていないことを意味しているように思う。ふつう定点観測のジモチーぐらい釣れて無くてもいるもんである。やる気急減しつつもひょっとして水面で餌食っているやつは今日も居て、オレだけウハウハかもと一縷の望みを託して、ちょうど絶好の夕まずめタイムど真ん中のはずの水面を注視するが、全く反応無い。居るけど食わない魚対策で、動きのないルアーやら普段使わないような小サイズのルアーやらも用意していたが、出番はなくニョロニョロ中で適当に釣り下り、折り返してバイブレーションでつり上がり終了。

 そろそろ春到来で釣果も期待して良い時期だと思うけど、なんか冴えねえ塩梅である。まあ焦らずとも4月にゃあちこちのポイントに魚は入ってくるんだと分かっちゃいるけど、毎年この時期は苦戦して焦るのがお約束といえばお約束なのよね。来週は、いまいち読み切れなくて昨年はスカ食ったけど、3月バチ抜けの期待できる干潟ポイントの予定。

 

○2月26日

 土曜は冷たい雨、日曜は雨は上がったが、曇りで風が冷たく出かける意欲を削がれる。こういうどこに行こうか行く当てのない日には、遠征の準備など進めておこうということで、6500SSにアンデの20ポンドを巻いて、竿はブローショットマグナム9fを持って近所ポイントへ。このタックルは実釣で使っていないので、20ポンドナイロンラインでの投げ心地やら、ドラグセットして竿の曲がり具合などを見ておきたかったのである。まだ、休みも取れるかどうかわかりはしないけどこの夏コスタリカのターポン遠征の計画がある。かなり以前から、淡水なら、タイメン、ナイルパーチ、キングサーモン、パイク、海ならターポン、セイルフィッシュあたりに使えるような、GTタックルとシイラタックルの間ぐらいのパワーで、ショアからでもボートからでもつかえそうな長さ9fのセンター2ピースの竿を2本用意していて、普段出番のない6500SSと共にやっと出番がめぐってきそうなのである。ちなみにもう一本はチャーマスGT90Mでシイラで使っているのでこちらはある程度感じは分かっている。なぜ2本なのかというのは我が家に釣り人が2人いるからというのと、一人で行くにしてもスペアタックルは欲しいからで、なぜいつ行くか分からないような遠征用の竿を早くから用意しているのかというと、竿がどんどん当方の嫌いなタイプの方向に進化していくので良いと思う道具があるときに確保しておきたかったから買ったのである。過去にも何度も書いたが今時の高弾性で薄くて折れやすいブランクスは全く好みに合わない。太いショックリーダーが通りにくい小口径ガイドを沢山使うのが最近の主流なのも気に入らないし、ある程度パワーのあるロッドで持ち運びに便利なセンター2ピース等の竿が少ないのも理解に苦しむ。チャーマス北村氏が、小さな航空機なども使う遠征にはセンター2ピースの竿が良いといっていたが、その通りだと思う。可能なら3ピースだともっと良いぐらいだ。とにかく自分の背丈を超えるようなロッドケースはおよそ人間が持ち運ぶのにはむいていない代物だと感じる。当方も6fワンピースのジギングロッドなど持っているので経験があるけど、180センチを超えるような長さにしたロッドケースは玄関で、空港のエスカレーターで、駅の階段で天井にガンガンぶつける。一度激しくぶつけてロッドケースのビスが飛んだことがある。それでも中の竿が折れなかったのはさすが道具入れの老舗はプラノ製というところか。これが、9fセンター2ピースやグリップジョイントでも7fの短竿なら150センチのロッドケースに入る。このくらいなら自分の目線より下ぐらいにケースの先端が来るのでほとんどぶつけない。2ピースでも3ピースでも上手に設計されていれば、ドラグを使って普通の釣り人が普通にファイトする分には問題のない強度は確保できるはずで、その分値段が多少高くても断然いいと当方は思うのだが、他の釣り人はそう思わないのだろうかと不思議に思っている。

 話が脱線したが、とりあえず近所ポイントやや下流の広いエリアで、タックルをセットしてキャスティングしてみる。ルアーはコスタリカ用に用意した中では一番軽そうなCD13とメインで使いそうなオーストラリア製の13センチもあるバイブレーション「MAX130」、一応トップもねということでローデッド。CD13はラパラフリークなら「CD14じゃないの?」と不思議に思うかも知れないけれど、昔そういうサイズがあったようで中古屋に多数出ていたのでまとめ買いしたもの。CDは18と14もストックがある。なぜCDでなぜアカキンなのかは分かる人には分かると思う。

6500SS ブローMG9

 とりあえずルックスはいかにも90年代テイストで当方の好みにバッチリはまる。竿のパワーもまあ想定どおり。キャストしてみるとCD13でも必要充分な飛距離は出せそう。「MAX130」はぶっ飛ぶのは予想どおりだけれど、予想もしなかったぐらいにアクションが良い。泳がせたときの姿勢は頭下向きだろうと思っていたが、結構水平に近く、おとなし目のバイブレーションにたまにフラフラッという感じでヨレる。このルアーは大当たりかも知れない。計画本決まりになったら追加発注せねばならん。てゆうかシイラとかキメジにも使ってみたい。ローデッドは75グラムあるので当然これもぶっ飛ぶ。ラインの蛍光緑色はバスクリンみたいで視認性が良い。太めのナイロンラインは久しぶりに使うが悪くない。6500SSには200mぐらい巻けるので糸巻き量も心強い感じだ。ただ当然ながら、このタックルは全体的に重い。GTタックルほどではないけど遠征前に投げ込んで肩を作っておく必要がありそうだ。

 試し振りは終わったけど、せっかく出てきたのでこの強めのタックルならではの釣りをしてみようとルアーを用意してきた。10年ほど前、博多では冬に町中を流れる川の河口エリアで、確かトラウトベイトとかいう商品名だったと思うが、カルフォルニアあたりのダムでニジマス食ってるデカバス用に作られた15センチくらいあるでかいソフトプラスチック製のルアーをジギングロッドやらでぶん投げてボラとか食ってるスズキを狙うという、いかにも九州男児な豪快な釣り方が流行っていた。当方もまねしたけど釣れはしなかった、博多の仇を川崎で取るべくトラウトベイトをボラの集まる排水エリアで投げる。しばらく投げたが返り討ちにあった。寒いのもあって夕方日が暮れる前に帰宅。スカ食ったけど、この時期来るべきシーズンを想定しての釣具いじりは楽しい。

 

○2月19日

 土曜は風が強かったが、日曜穏やかに晴れたので出撃。

 前回2回は河口エリアでスカ食ったので、川をさかのぼって魚止めになりそうな水門のエリアへ。明るい内に到着。水門前後は立ち入り禁止になっているが、釣り人ちらほら。まねするわけにはいかないので下流方向に移動し、護岸された川岸に降りる。釣り人結構居る。夕方近くなって、水面で散発的にしぶきが上がる。コイのジャンプも混じっているが、何か食っているようなものもある。

 暗くなるにつれ人は増え、7人ぐらい並んだ。軽く人山状態。散発的な捕食音は続いており、いつ誰の竿が曲がるかと期待しながら、当方はニョロニョロ中心に投げるが、1度あたりかスレか分からないのがあっただけで、周りの人間も、トップからミノーからいろいろ投げているが、全く食ってこない。早期の食ってこないボイルはマルタ中心だったりすることもあるが、餌は確実にいて水面で食われているのに、誰も食わせられない。えさっけはあるので、やる気のある群れが入ってくるまで通うかどうか迷うところ。とりあえず7時過ぎには反応無くなったので帰宅。

 

○2月11日

 なぜか、週末穏やかな日がくるサイクル。今日はブログにコメントいただいたりして、ネット上で仲良くしていただいているダイキリさんと真冬の湾奥を探る。最寄り駅で4時半頃駅で待ち合わせ。初めてお会いするのだが、お互い竿持っているのでそれが目印になってすぐに合流できた。

 早速、今日の釣り場R川河口に向かいお話ししつつ移動。河口と水路の角あたり、潮があげているので川の流れと逆方向に結構流れができていて良い感じなので、とりあえず準備して始める。釣り人はちらほらという感じ。ボラがたまに飛んでいて、流れも適度にあって良い感じなので暗くなるまで周辺で投げる。風はほとんど無く風力発電の風車は回っていない様子。

風力発電

 暗くなるまで投げたが2人とも反応無く、橋桁周りの灯りのポイントに移動。先行者あるが間に入る。ここもしばらくやったが反応無く、排水溝に移動。ここも先行者有りでやや上流側、潮の下手に入る。ここも異常なしで、最後、一番雰囲気があった最初の角のポイントをもう一度やって7時半頃終了。

 残念ながら、魚は釣れなかったけど、釣りの話とかいろいろ話して楽しい時間が持てた。道具を洗ってまた今度は4月ぐらいのバチ抜けの時期にでもご一緒しましょうと約束して帰路につく。

 ダイキリさんは昨年からシーバス初めて自転車で行けるR川のポイントに明るい時間通っているとのこと。釣り場では周りの釣り人はバイブレーションばかり投げていて、釣具屋でも昼間ならとバイブレーションを勧められるけど、根掛かり多いし、釣れないと言われながらも投げていたミノーで好釣したこともあり、ほんとのところはどうなんだろうと疑問を持たれていて、当方はとりあえず「釣具屋さんがバイブレーションを勧めるのは消耗が激しいからよく売れるということもあるんでしょうね。」と答えつつ、お話ししながらポツポツと、

「バイブレーションは重いので風にも強いし飛距離も出るし勝負の早い優秀なルアーだとは思うけど、案外、餌食っているような活性高いシーバスは表層近くを意識していて、表層近くのミノーに食ってくるような気がするから。活性高い魚だけ探してミノーで釣っていくという手は有りだと思う。」、

「たぶん、私も周りがみんなバイブレーション投げていたら、自分だけミノー投げると思う。バイブレーションは刺激の強いルアーだから、みんなで投げていたらスレてしまうだろう。そこをミノーで一人勝ちというのは当然狙いたい。まあ、周りが釣れていればまねしてバイブレーション投げるけど。」、

「結局、釣りには100%の正解も0%の間違いもないから、可能性があるいろんな方法のなかから自分が良いと思うような選択をすればいいわけで、その結果こうやって、確率低そうな冬の湾奥にも結構な釣り人がいるという状況があったりする。」

 てなことを話したりしていた。ダイキリさんは当方より年上の物腰穏やかな方だったけど、釣具屋の甘言や「絶対○○!」的な釣りにまつわる怪しい情報に疑問を持つあたり、当方と結構気の合いそうな感じだ。楽しく釣りをする仲間が増えるというのは、ネット上でもリアルでも嬉しいことだ。ダイキリさんお疲れさまでした。またどこかの水辺でご一緒しましょう。

 

○2月4日

 寒い日が続いて、日本海側では大雪が続いているらしいが、なぜか穏やかで風もない関東。ちょっと疲れ気味で家でゴロゴロの予定だったけどもったいない気がして出撃。

 「ワカサギパターン」をこの2月はちょっと探ってみる予定。東京湾でワカサギというといまいちピンとこないかも知れないが、ワカサギはそもそも汽水湖が主な生息地で、氷に穴開けて釣っている湖のワカサギも多くは元を正せばまだ汽水だった時代の霞ヶ浦からの移入だったりする。ので、東京湾でも河川の汽水エリアには昔から居るようで、産卵が終わって沖から河口エリアに帰ってきたスズキ狙いでは気にとめておくべき餌生物の一つではあった。でも数は多くないので、この時期はむしろイナやらバチやらのほうが注目すべき餌生物だったのだが、昨年は妙に湾奥の「ワカサギ」の話が引っかかった。釣具屋の店員さんからコソッと流れてくる噂やら、生物量の定点観測でそれまで1匹網に入るかどうかだったワカサギがまとまってとれるようになったりなんてデータがネット検索で引っかかってきたり、とどうも香ばしい匂いがするのである。とりあえず、詳しい情報は仕入れずに、現場で情報拾いながらいこうという方針。湾奥の昔主戦場にしていたエリアから2河川の河口に照準を絞る。

 夕方、電車で出かける。神奈川からだと意外に遠くて1時間半ぐらいかかる。最寄り駅から2つの河口は同距離くらい。昔は一晩で2河川ともまわったが、今は遠慮しておきたい程度の距離があるので、始めて70アップを釣った思い出の東のO川河口にいく。中潮で夕方から引き始める潮ですでに結構ひいている。釣れていれば都会の川なので間違いなく「人山」ができているはずだが、釣り人は3名ほどで通常のシビアな冬時期の人出。当方も一番河口側から、徐々につり上がり橋の少し上流まで投げる。一応ワカサギイメージで9センチのスリムワンダーを投げる。ワンダーはバチ対応ルアーとしても結構優秀。だが、全く反応無く他の釣り人も釣れていない。つり下がって2時間弱で撤収。

 来週は良い陽気なら、西側のR川河口をチェック入れてみたい。冬場なかなか釣れない釣りが続く。たまにはシーバスボート乗って良い釣りさせてもらうのがこの時期賢い選択かも知れない、と釣れずにトボトボ歩く帰り道には思ったりする。しかしながら残念ながらというか惜しむらくはというか当方はバカなので賢い選択はなかなかしないのである。バカは不治の病だ。

橋の下に水が流れる

 

 

○1月28日

 冷え込みがつづくが、天気はよいので房総方面フラフラと。シーバス狙いであちこちチェックしているときに根魚に良そうなテトラをいくつか見つけていて、気になっていたけど一度も手を出したことがなかったので明るい時間にいくつかポイントめぐって久しぶりに穴釣りしてみることにして、お昼頃出発。

 最初のポイントは、干潮時に上に乗ってシーバス釣ったことがあるテトラ帯。テトラと砂浜と地磯の混合地帯。タックルは久しぶりにフローター用のショートロッドを出して、ブラクリにガルプのオナガウジタイプのワーム。

 穴釣りタックルポイント

 根際の比較的深いテトラを狙いたかったが、なんと先行者有り。調子を聞いてみると釣れていないとのこと。釣り人居なさそうなポイントだと思っていたけど、関東で自分だけのポイントなどあり得ないという事か。東北での経験から、おかっぱりの根魚ポイントはマークしている釣り人が居るとほぼ壊滅的であると知っているのでやる気が失せる。適当に2,3カ所さぐって移動。

 東北で10数年前、当時夜のワームでのソイ釣りは流行っていたけれど、ワームでの昼の穴釣りは意外とやる人が少なく、それでも餌での穴釣りとポイントはかぶるので、マイポイント開拓には結構苦労した。そのときに2つポイント選びの必勝パターンらしいモノをつかんだのだが、そのうち1つはリアス式海岸独特のパターンなので房総では使えない。もう一つは実家の方でも心当たりのあるパターンなので、房総でも行けそうな気がしていて、シーバス狙いの時に見つけたここが最高という場所に次は向かう。

鳶

 鳶が沢山たむろしている横を通って、目指すテトラに乗る。いかにも良さそうで、確実に魚が付いていると思って丹念に穴に派手目の黄色の小グラブを落としていくが反応無い。テトラの外も狙ったりしたが魚いない感じ。当てが外れてガックリ。ポイントの条件的にはばっちりの自信があるのだがどうしたものか。釣れない理由はよく分からない。

 ボチボチ夕方近くなってきたので南下して、シーバス狙うN浜の流れ込みポイントへ移動。釣り人多い。河口部に少年3人、長靴のオッサン3人張り付いている。当方は河口からのびる砂州に乗っかって足首ぐらいの深さの所に立ち込んで、砂州の外、内のかけ上がりを狙うポジション。かなり遠いが沖にカモメの群れが居て、時々鳥山状態で突っ込んでいる。わりと近くにもカタクチかトウゴロかベイトが入っていてたまに跳ねている。良い雰囲気でルアーをCD9、フラットラップ、コモモ、ニョロニョロ大、ブランカあたりでローテーションさせながら、スズキでもヒラメでもエイでも何でも良いので釣れてくれと投げまくる。昼頃吹いていた風はやんで凪いでいる。沖の船のうち遠くの船が蜃気楼だろうか浮いて見える。

蜃気楼

 潮が満ちるに伴い、ジワジワと撤退しつつ暗くなるまで投げたが、反応無し。釣れそうな雰囲気だったが残念。

 コンビニで夕食後、もう一カ所やや北の港脇の流れ込みポイントに立ち込む。べた凪になって寒さを感じずに投げられたが反応無い。

 今日は、おかずゲットもしようと、小物釣り道具も用意しているのでシーバス狙いは切り上げてアジ、イワシを狙いに南下する。房総最南端エリアのS港、灯りの下にカタクチが群れている。早速、サビキとオキアミ餌で始めるが、カタクチなんてサビキ入れれば即鯉のぼり状態だと思っていたのだが、全く食ってこない。サビキに食わなくてもオキアミ食わないことはさすがにあり得ないと思っていたのだが食わない。港の反対側に釣り人が居るので、彼等のそばならコマセも効いていて釣れるかもと移動。お兄さん2人組、で一人はアジ狙いかライトタックルでワーム投げている。バケツにはカタクチとトウゴロ、既に結構釣ってそろそろ帰り支度とのこと、横でやらせてもらう。しばらくしてオキアミ餌で1尾釣れてやれやれだが、サビキに全く反応無い。お兄さんはサビキで結構コンスタントに釣っている。コマセの有無はあるがそれほど離れていないのに全く釣れないというのは何なんだろう。

 しばらくすると、お兄さん達は帰り支度。帰り際に、「持って帰っても錆びるし捨てるだけだから釣れてたサビキあげましょうか?」とのお言葉。兄さんなんていい人や。遠慮無くいただく。釣り場でのアタリバリは値千金である。感謝感激。もらったサビキに替えると早速ぽちぽちと釣れ始める。最初使っていたのはチカ用の魚皮サビキでこれまでイワシ系には卓効あったのだが、もらったのは小さめのスキンサビキで、明らかに食いが違った。微妙なモノである。

カタクチ

 カタクチ口が弱いので、かかっても落としたりもあってアタリも渋いこともありなかなか数は伸びていかない。トウゴロイワシも一匹釣れた。カタクチに比べて美味しくないので物欲しそうにしていた猫にあげた。ちょっと風が出始めて寒くなったこともあり、少々おかずにするには物足りない数だが10匹で終了。2時間かかってこれだけというのはなかなか厳しいが、それでも釣れれば嬉しいから寒くても出かけてしまう。釣果はその場で頭とワタを取って塩振って保冷して帰宅。帰宅後ハードめの酢で締める。日曜の晩ご飯の一品の予定。

 

○1月14日

 金曜風邪ひいて寝込んで、土曜日風邪は治ったけど寝過ぎたためか腰がやや痛い。しかし、風もなく穏やかな天気で、出かけないのももったいない週末だったので、とりあえず出かけて調子悪ければ早めに切り上げるつもりで南房総シーバス行脚に。神奈川水試ホームページ提供の東京湾の水温データを見ると、この時期はだいたい南房総の方が水温高く湾奥が水温低い。水温15度を冬のシーバスの一応の目安としている。4時頃出かけて6時頃にC湾の最初のポイント到着、ちょっと大きめの河川がサーフに流れ込んでいる。先行者2名。適当に投げ始めるが、腰は大丈夫そうだが、風邪が残っているのか頭がボーッとして上手く集中できない。釣れないのが当たり前のこの時期の釣りでも、投げている間は次の瞬間バイトがあるイメージを頭に描きながら集中して釣っているのだが、どうも散漫。そうなるとただ投げて巻くの繰り返しは苦痛でしかない。一旦上がって、コンビニで飯を食いつつ、とりあえず過去実績のあった2カ所だけチェック入れて早めに帰るという判断にした。2カ所目はC湾を少し北上した港そばの小河川河口エリア。しばらく投げて撤収、大きく北上して昨年釣れた港と地磯と小河川の複合エリア。ここは目に見える地磯などのポイントがあるので比較的集中できた。河口、水面イナが群れていたりして来そうな気配もあったが不発。撤収。

 1月中、天気が良ければだけど、あと1,2回南房総行きたい。できればカタクチなりマアジなりの干物原料確保と2本立てで行きたい。2月に入ったら、今年はちょっと気になっている湾奥ワカサギパターンに手を出してみたい。東京湾のワカサギの量がここ1,2年ドカンと増えているらしいので気になって仕方ない。具体的な情報は何もないのでとりあえず情報収集からか。

 

 ○1月9日

 何も予定していなかった休日。ボケッとしているのももったいなかったので、自転車で近所ポイントを上流へ登って、オイカワ等小物ポイントを探すことにする。この時期今日のような暖かい日はユスリカの類が羽化するはずなので、ライズを探すことにして、地図見て、排水処理場と支流2本確認する予定で昼飯後GO。

 本流の土手を自転車でダラダラとサイクリングするには良い陽気だ。ユスリカもちゃんと飛んでいる。要所要所にコイ釣りの人がいすに座ってアタリを待っている姿も見える。排水処理場の排水は2カ所から出ているが、どちらもルアーマンが張り付いている。バスでも釣れるのだろうか?パスして支流へ。だいぶ上流でいい加減足がだるくなる頃到着。しかし合流点にコイが居るぐらいで上流へ上がっていっても魚はいない。もう1本予定していた下流の支流へ移動、ここはどこまで上がってもコイが居るだけでオイカワ等は確認できない。3時頃まで自転車こいだがいい加減疲れたのであきらめてせっかくなのでコイ釣って帰る事にする。ここもコイ釣るなら鉄板ポイントになりそうなぐらいコイはいる。

ゾロゾロ

 6番と4番を持ってきたつもりだったが、6番の竿ケースを開けたらルアー用のパックロッドが出てきた。しまった、出てくる前に確認しとくんだった。仕方なく4番で釣る事にする。冬だしまあ大丈夫でしょうとハリスだけ0.3から1号にあげてパンフライつけて狙っていく。しばらく無視されたが、1匹反応するのが居てデッドスローで沈んでいくパンフライを食った。それほどダッシュはしないがそれでも4番ではさすがに止められずライン出される。渓流用なのでバッキングなど巻いていない。ライン全部出されるとまずいのでメダリストはインスプールでブレーキ掛けにくいけど指をスプールに突っ込んで止めに入る。さほど暴れず頭をこちらに向ける事ができたのでクリクリとリールを巻いてラインを回収し、足元で空気を吸わせながらしばらく暴れさせてボガをかける。60前後。重そうなので水中からあげずに写真撮ってリリース。

60前後

 1匹釣れればまあいいだろうということで撤収。帰りのことを考えず遠くまで来たので帰り道足がだるくてしんどかった。

 

 

○1月8日

 日曜、朝起きてウダウダして昼ご飯食べてから「初釣り」に出かける。新年早々気合い入れて南房総シーバス行脚というのも考えたが、最初から飛ばしすぎるのも何だし、とりあえず近所で始めようと、近所コイ釣りポイントへ行く。しかし、第1希望ポイントも第2希望ポイントも釣り人がいる。第1は高い護岸の上から竿出していてかかったらどうやって取り込むのだろうという状態だし、第2はなぜかルアー投げている。他人のやることはよく分からん。

 3番目のポイントにはいる。今日は、同居人のクリスマス島用として買ったカベラスLST9番と3Mシステム2を結局クリスマス島は単独行だったため出番がなかったので、魚の引きを味あわせてやろうと使ってみる。

9番

 がしかし、たまにコイはいるのだが、パンフライに反応してくれない。近所ポイントは結構町中の川のためか、撒き餌しなくてもパンフライの着水音に反応して浮いて来たりするのだが、3番ポイントはそれほど魚影が濃くないので活性高い魚に出会わないのか無反応。このままやっていても釣れそうにないので早めに見切りをつけて、電車で鉄板ポイントO川へ向かう。初釣りからスカは食いたくない。

 2時頃着いて、適当に上流に向かって歩きながら魚を探してパンフライを目の前に流していく。しばらくして、岸際に居たやつの目の前に流し込んで食わせた。無事ゲット。50ちょいくらいか。

1ぴきめ

 その後も、何匹かに1匹は流れてくるパンフライに反応してくれて順調にゲット。

2匹目

 上流へ行って帰ってきて、最後に群れの中のデカイのを狙って掛けてゲット。70くらい。計7〜8匹ゲットして4時過ぎ終了。

70クラス

 冬場のコイは夏ほど走らないというのもあるのだろうけど、9番だと60平均のコイでもほとんど走らせずに勝負がついてしまう。9番は結構パワフルだ。LSTは安竿だけど結構投げ心地もいいし当方のようなインチキフライマンには充分すぎるぐらいの性能だ。 

 今カレンダー見て気付いたけど3連休か。明日何しよう。

 

 2011年顛末記 後半

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 2008年顛末記

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