2014顛末記 後半戦
○12月30日
休みじゃ休みじゃ!ということでやってきました気仙沼。28日移動で29は雨でひたすら寝る。30日は一日良い天気の予報で、朝から夕まで1日釣り歩く予定。
まずは、昨年良かったネウポイント。崩れて沈んだ護岸の切れ目のあたりを、ガルプ尾長ウジ白のジグヘッドリグでホヨホヨと探っていると、一回食いそこねたのが見えたあとバックリいった。かわいいサイズだがモグモグ引くのを引っこ抜いて、久しぶりのタケノコメバル。20センチ無いぐらいだが見えてる障害物周りでそれなりにライトなタックルで釣っているので十分楽しい。ロッドはダイワのパックロッドを中古屋で買ったので試してみたが、このぐらいの根魚釣るにはちょうどよさそう。シーバスにはやや堅いか。
早々に釣れたので連発するかと思ったが、その後は反応無く移動。
大きな港は護岸も直っていたりするが、小さな漁港は去年とあんまり変わっていない。昨年と同じように満潮時は元の岸壁が沈むので桟橋作ってある状態のまま。海岸近くの、かさ上げが必要な土地もまだ土盛る作業中でたぶん東北以外の人が思うよりずいぶん何もない更地が多い。結構復興って時間がかかる。あれだけの被害だから当たり前といえば当たり前だけど。
根魚の反応いいポイントとチカが寄っているポイントを探して港から港へとリアス式のヒダを探っていくが、以前は良かったポイント、アマモとかはもう復活しているところもあったりするが、魚の反応はいまいち。基本、見えている足下近くの石や海藻、ロープ周りを狙っているのだが。まあ新規開拓するつもりで探すしかないか。
小さな流れ込みの石の入ったかけ上がり、石の下からボワッと煙立てて追ったが食い損ね。しばらくそのあたりを狙って、石の向こうで食わせた。石にこすれて寄ってこないので立ち位置変えて石からはがす。冠水している護岸の上に誘導して無事ゲット。25くらい。なかなかスリリングなやりとりでこいつも楽しめた。しかしこのポイントも後が続かない。
いくつか港巡ったが、結構「ロックフィッシュ」ねらいの釣り人はいて、親子連れのビク調査したら、カジカと30ちょいのアイナメ入ってた。数はつれないけど、全く釣れないということはないという状況はみなさん一緒か。
みんながやっているように足下じゃなくて遠投して、養殖施設のロープ周りとか狙ってみたが、オカッパリだとなぜか遠投して広く探るのがかったるい。見える障害物ねらいとかじゃないといまいち興が乗らない。
あんまり状況好転しないので、昼頃大きく移動で北上。昨年ソイ釣りの出港時にチカがいた港を目指す。が、ちょっと違う風景の港に出た。工事が進んで景色が変わっただけか?
最初魚は見えず港内の堤防の手前でアナハゼ系(たぶんアサヒアナハゼ)2ゲット。
堤防向こうの船溜まり、こっちもアナハゼ系いるなとみていたら底の方に魚群発見。イワシかチカか。早速車に戻って、のべ竿とアミコマセとバケツなど用意。ちょっとアミを撒いて魚を浮かせて、アミをサシ餌に浮き釣り、といいつつアミが食われたらあわせる見釣りである。冬の三陸は3mぐらいの底が見える透明度で、50センチぐらいの水深の餌を食う魚は余裕で目視できる。
釣り始めるとすぐ食ってきた。チカのサイズが結構良い。10センチから20センチ弱ぐらい。色と泳ぎ方が違うのがいるなと思っていたらマイワシだった。
順調に爆釣モードに突入だが、厄介な問題が発生。こちらの釣った獲物を虎視眈々と狙う猫が2匹。「ワレここで釣るんやったらショバ代はろたらんかい!」という感じの雰囲気出してきやがるので、仕方なくマイワシ1尾ずつ進呈したら、ちょっと離れたボラード(マドロスが足かけるアレのこと)の陰でムシャムシャやっている。
これで大丈夫だろうと思ったら、一度脅しに屈したら骨までしゃぶるのがこの手の輩の常套手段で、最初はびくついて警戒していたのが、おもいっきりバケツのそばまでやってきて隙を狙っている。足下とかに魚を釣り落とすと確実にかっさらわれる。バケツに入れようとする魚にも手を伸ばそうとしやがるので左手でブロックしたら、ブロックする手の動きに反応しておもいっきり爪を立てやがった。痛いっての、爪引っ込めろよ!という感じだが、クーラーのふたでバケツを覆うことで何とか事態を収拾した。
順調に数をのばし、チカ、マイワシあわせて50匹ぐらい釣ったところで、日も暮れはじめ寒くなってきたので撤収。水くみバケツの半分くらいは釣った。
20センチ近いなかなか大きなサイズのチカが釣れてきたので楽しめた。数稼いでいる時間帯は、食ったらあわせから一挙動で抜きあげてしまっているが、最後のほうわざとつっこませて引きを楽しんでいた。2.4mのグラスののべ竿ギュンギュン曲げて走り回ってくれた。
大晦日はまた天気崩れるそうで、年内これにて納竿である。好釣だった今年を締めくくるのにふさわしく、なかなかにいい感じの釣れ具合で楽しい一日だった。
○12月21日
年券も買ったことだし、ワカサギ行きたいのだが、北の方にもの凄い爆弾低気圧来てたと思ったら、土曜は関東も荒れ模様。日曜は穏やかに晴れる予報だが、日曜ワカサギナイターまで突入してしまうと月曜の仕事がしんどくてもたん。という事情もあったけど、正直先週釣れなかったために「オイカワ釣りたい熱」が発症してしまっていて、確か東京の山側の方には湧き水の川が何本かあって冬でもオイカワライズしているというのを聞いた気がするので、ちょっとネットで検索かけたら、思いっ切りフライで釣ってるポイント情報まで出てきてしまった。まあ隠すこともないぐらいに沢山釣れる魚だと思うが、とりあえず行かねば釣れるかわからんしということで、昼頃ユスリカ系も羽化するだろうと9時頃出発。乗り換え1回で1時間チョイで到着。
遊歩道に挟まれて、良い塩梅の小川のせせらぎ。フライ振ってる青年が早速いたので情報収集。なんか瀬で釣ってるけどこの時期そんなところにおるんかいなと思っていたが、みてる前でドライフライに出てた。ただ小さいのかなかなかかからないとのこと。
ちょっと下流に移動して、距離を置いて川岸に降りて様子を見る。ライズしている。寒い時期は淵にいるモンだと思っていたが、まったく普通に浅い瀬の脇でパシャパシャやってる。水温かなり高いということか。
とりあえずミッジピューパなんぞ投げるとすぐ食ってきた。お久しぶりのカワムツでした。
オイカワもすぐゲット。このくらいのチビサイズが多い。
群れがちょうど膝ついてキャストできる限界のあたりぐらいに逃げている感じで、ダウンクロスでラインが引かれ始めたぐらいにあたりが集中する。フライは、ミッジピューパからエルクヘアカディスを経て、いちいち浮力剤付けるの面倒なので、ミッジサイズのニンフにしたら水面直下で食うのでアタリもとりにくいというほどじゃなくて割と好釣。
サイズは大きくてもこのぐらいまでだったが、数は割と簡単にでる。
場所移動で川岸の護岸の梯子登っていくと、目の前にカゲロウの亜成虫がいた。12月にカゲロウってちょっとビックリ。16番ぐらいのがたまにパタパタ飛んでいくのも見える。
2時間ほど下流まで探り入れて、どこでもそれなりに釣れたので、適当につり上がる。
温かく風もない中、3時間ほど楽しんで、駅までの帰り道、橋を渡るときにユスリカっぽい蚊柱立っているなと思っていたが、よく見るとカゲロウの成虫が長いシッポを下にして上下にユラユラと飛んでいた。カゲロウもなにげに不思議な生きもので、なぜかバタバタとよく目立つ飛び方をする亜成虫という段階を経て、すらりと細い成虫になるという、なんで成虫になる前に飛べる段階があるのかなという生きものである。
湧き水の釣り場、なかなかに面白い環境で冬でもいけそうな感じ。冬場のプランがワカサギとコイ以外にもできそうで非常にこれは良い釣りモノの発見かもしれない。もう少し寒くなって淵にかたまり始めたらのべ竿で真面目に数ねらっても面白いかも。釣り人フライマンが私含め3名。まだまだキャパシティー的にはいっぱい釣り人入れそうだが、近所のガキ共はこんな良い釣り場に全然いないというのはどうなっとるんじゃ、と思ってしまう。
○12月13日、14日
年内に仕事おわるんかいな?という状況でお疲れ気味だが、今年は良い魚も結構釣ったので多少仕事が忙しいぐらいはゆるせる余裕の週末。唯一の関東メンバーとして末席を汚させていただいているチーム「coolbeans」の忘年会に参加してきた。適当に昼過ぎまで寝て起きて出発して名古屋入り、会場近く水路と川があるようなので明るいウチについてオイカワでもおらんかなとあてどなくさすらってみる。水路は所々深くしてある場所に5センチくらいのチビオイカワっぽいのが見えるがさすがにハリにかけきれない感じなので、川に出て堰堤のあたりで竿を出してみるが反応無く。暗くなって撤収がてら水路を見るとライズしているのでダメ元で竿出してみたが、やっぱりハリにかかるようなサイズでは無かったようで無反応。
釣れなかったけど、何かのついでにふらっと立ち寄って、初めての場所に竿を出すのは悪くない。
悪くないんだけど、なまじ魚の姿を見ただけに釣欲が刺激されてしまい、翌日近所ポイントにオイカワ釣りに出かけることに。
天気も良いし、いる場所はわかってるし、昨日も名古屋でライズ見ているし、問題無く釣れるだろうとウキウキと出かけるが、これがそう甘くないところが魚釣りなのよね。
ユスリカは水面よく見ると一面炭酸水かと思うぐらいにプチプチという感じにハッチしていて飛んでるのも確認できるのに、全くオイカワもウグイもライズしていない。ライズ無くても前回釣れたあたりの深みを覗けば群れで沈んでいるのが確認できるだろうと、それ用にのべ竿も持ってきていたので気楽に考えていたが、全く目視できない。深いところにいるんだろうなというのは、ちょっと底が見えない淵の続くエリアでウ(カワウかウミウかどっちかわからん)が操業中だったことからもうかがえるけど、ウが追い回してる魚はさすがに釣れそうにないのでパスすると、釣れそうな場所が他になく「万策尽きた〜」とあきらめたんだけど、なにげに白いサギ(これもチュウサギかアマサギかコサギかわからん)を冬場は獲物少なくてお互いつらいよねと見ていたら、シパパッと歩いたと思ったらサクッと小さい魚をゲットしていた。さすが生活かかってる本職はお気楽にレジャーで魚釣ってるヤツとは違う。お見それいたしました。
とはいえ、そのあたりをよく見ても魚がいるようには見えず、ユスリカはハッチしてるのにな、と水面見ていると、コイがユスリカ食っているっぽい動きをしている。これはそれなりに難易度高くて面白くなるんではないかと、さすがにハリス0.3号で20番のミッジピューパとかでは魚の大きさから考えて無理臭いのでハリス0.6号にあげて、16番エルクヘアカディスにして上流から流し込んで狙う。しばらく投げていたら食った。さすがに3,4番のロッドでは手こずって、バッキングまで出されたりしたが10分くらいかけて寄せてきて、時間かけて空気吸わせてさあ取り込もうと足元に寄せたら、首振りでフックが折れた。丁寧にいったつもりだが、最後ラインがあまりでいていないクッション効かない状態での首振りでやられてしもた。
今日は12月にオイカワ釣れるかどうか様子見で釣れなくても良いと思って出かけてきたが、バラしてちょっと悔しくて1匹釣って帰る事にする。が、その後はエルクヘアカディスは今一食ってくれない。仕方なくハリスも1.2号に太くしてパンフライ付けて投げたらあっさり食った。どんだけパン好きなんだよこいつらという感じ。ハリス太めなので竿は魚に向けてしまい竿の弾力はあまり使わず強めのテンションで早めに寄せてゲット。
近所の人のくれるパン食って堕落したコイとやや厳しい目で見てしまっている都会のコイたちだが、でもまあ、自転車で行ける場所で冬でも相手してくれる貴重な魚なので、もっと高く評価してあげて良いかもしれないと反省する。オイカワは先月とそんなに状況変わってないと思ったがまったく釣れそうにない。確実に季節は冬になっているということか。
○12月6日
アッ!ちゅうまに師走である。天気も良く風も弱く絶好のワカサギ日和。午後から出て夕まずめからナイターの予定で出撃。
3時頃釣り場のダム湖に到着。まずは崖の下のポイント、釣り人少なめ。帰る人がいたので聞いてみたら朝早くからで400匹でまずまずとのこと。4束で「まずまず」かよ!釣ってる人の話も聞くと今の時間帯は今一で朝早くが良かったとのこと。
ボート屋に年券とベニサシ買いに行く。橋の下のポイントも人少なめで車もすぐに駐車できた。人山たってないし明るいうちはまだ食ってこないだろうと、とりあえず5.4mののべ竿仕掛けを先にセットして根掛かりしないように浮き付けて底切って放置しつつ、釣り座の準備などして磯竿も出して探るかなと思っていたら、なんか浮きが沈んでる。オモリを重いの間違えて付けたかとあげてみるとかかってる。しかも4匹。
ワカサギーッ!
その後も5匹、6匹と連発で上がってくる。最高で10本ばりに7匹まであった。いきなり釣れまくり。
50匹釣るのに45分くらい。時速60匹超のハイペース。
これは夕まずめ浅棚で食い始めたらさらにペースアップして日没までに1束越えるのではと期待するが、そこまで甘くはなく、夕まずめ近くなりユスリカがハッチし始めると、浅棚で食ってきたり底であたったりと今一釣れる棚が安定せずかつ単発ヒットが多くなった。それでも日没間近の16時半ころには77匹で時速50匹近いペースをキープ。50匹ぐらい毎にワカサギをタッパに入れてクーラーに移すのだが、昨年は手でやってて冷たくて仕方なかった(アホである)ので網お玉を導入。手が濡れなくてとても良い。
暗くなって電気浮きに灯を入れる。1束ゲットは17:15くらいで時速30匹ぐらいにペースダウン。暗くなると単発でしかかからなくなる。あたりは結構頻繁にあり浮きがピョコピョコするのだがあわせても乗ってないことが多い。
竿先しゃくって誘いをかけるとあたりは頻繁にあるが、かなりピコピコ浮きが動くまで待たないとあわせてもかからない感じ。150匹は18:30くらいで時速40くらい。
150で一旦休憩でパン食べてお茶を飲む。このペースならあと1時間半で2束達成なので2束狙う。
なかなかあたりが拾いにくいので、試しに浮きにあたりが出た瞬間にあわせてみるようにすると、これがピンポン。いつも早あわせずぎるのでじっくり待ってあわせていたが、ワカサギナイターでは伝家の宝刀「早合わせ」を抜きまくって良いようだ。竿が長くてアワセを吸収するので結構強めに手首を返す感じで、浮きがピョコっと動きはじめた瞬間にあわせくれると、イメージとしては「ョ」ぐらいのところでアワセが効いて電気浮きのトップが水中に沈んだ状態になり、そこからゆっくりあげると魚は付いている。
ちょっとペースは上がって時速50匹強で2束達成。
だいぶ冷えてきて、べた凪の湖面を霧が流れていく。
20時頃に215匹で終了。
まだ、小さく215匹でもタッパーに入るサイズ。
ワカサギシーズンいきなり好釣でスタート。2束オーバーは初体験。引き続き好釣キープ。
○11月29日
そろそろ秋のシーバスもラスト、12月に入ったらワカサギやらなきゃである。風予報をみると、夕まずめに凪が来る予報だが朝から寒冷前線の影響で時化模様。ちょっとどう読んだものか迷うところだが、雨の影響で運河は悪くなさそうな気がするのでカヤックやめて運河に絞る。夜に運河に水がある潮回りなので、夕方明るいウチに服屋の運河でアカエイ探してから始めるかと思っていたが、17時ころ着いたら既に日没。つるべ落としという感じ。
良い塩梅に濁って、秋っぽく落ち葉が水面流れていたりする。フッコスペシャルではちょっとアピール不足かなという状況なので、フラットラップ青銀投げながら探っていく。イナッコは結構いてだいぶ浅い上流まで来たらあきらかに追われているような動きをしているので粘ってみるとヒット。50無いくらいだがさい先良い。
イナッコの動きが乱れて捕食スイッチ入ったのか、散発的にイナッコ追われる動きが見え始めた。引き続きフラットラップ投げていると足元近くきて水面でバシュっと良い音させて食ってくれた。しつこく追いアワセ食らわせると割と良い型のが水面で首振る。しばし暴れさせて無事ゲット。60ちょうどぐらい。もうお腹パンパンで産卵期直前という感じ。
今日は祭り状態かと期待したが、その後は本物は食われているけどヒットしてこず、以外に難しく追加はなく、とりあえず他のポイントはもう少し潮があげてこないと水がないので、うどん屋で夕飯休憩。
夕飯後、商業施設の運河に移動。アオサギいるしイナッコもいる。水が無くなる上流まであがってチェックして一番ベイトっけがあったあたりに戻ってくるとどうもシーバスいる臭いイナッコのおびえ方なのでフラットラップとフッコスペシャルで粘って、やっとのことでフッコスペシャルにヒット。だがしかし追いアワセ中にフックアウト。残念。
移動して、飲食店の運河、ハウスの運河は反応無い。しかし飲み屋の運河は上流でサイズは30くらいのと50弱ぐらいだがフッコスペシャルでゲット、バラしも2回あって割といい反応。
移動して、服屋の運河上流は反応無く、北上して帰り道寄り道して雨の後爆発したW港運河も反応無く終了。
この秋は結構釣れて堪能した。これにて秋のシーバスシーズン終了。
○11月23日、24日
秋の行楽日和に、2日寝てすごすというのももったいないが、かといって車出すと渋滞つかまるし、疲れてもいるので事故も真面目に心配である。近所でサクッといける釣りモノの開発でもしようかとあれこれ考える。
とりあえず、今年絶不調の近所ポイント排水脇には大量のボラがいるので、こいつを一発狙おうかと考える。知ってる人は知ってると思うが、アミコマセについてたりカタクチに狂ってたりすると、それほど難しくなく釣れるボラだが、本来の食性がデトリタス食であり普通の底泥の有機物やら付着藻類を食っている個体はまず食ってこない。そういうヤツらは昔紀伊半島の漁師がやってたように米糠何日も撒いて「飼い付け」するぐらいじゃないと釣れない。と思う。
排水のあたりにワシャワシャ集まっているボラは釣りやすいかというと、普通釣れない。釣れないんだけど排水に混じって流れてくる有機物(=ゴミ)や栄養豊富な排水には多く発生するユスリカ系を食っているヤツなどは狙って釣っている人はいるようで、ネットでちょっと調べただけでもそれなりに情報ヒットしてくる。
だがしかし、割と難しいという解説で、ゴミっぽい小さめのフライを沈めて目印付けて流すいわゆるルースニングというテクニックである。そんなもんインチキフライマンの技術でどうにかなるもんかいな?と不安に思うがとりあえずやってみないとわからんので、ついでにシーバスも狙えるようにシリコンミノーだの引っ張り系のフライも用意して夕方出撃。
排水前、対岸ボラ狙いの餌釣りのオジサンとルアーマンがいるのでやや下流で始める。やや下流でもワサワサとボラはいる。だがしかしあきらかに魚がいるあたりを何度も流しているのに反応はない。餌釣りのオジサンも釣れてない。餌釣りで釣れるようなら釣り方教えてもらおうと思っていたが餌でもそう簡単ではなさそう。
日も暮れて、餌のオジサン撤収。ボラは水面に浮いてきてワサワサしているが、水面フライを浮かせても沈めても漂わせてもヒットせず。仕方なくセイゴでもいないかとシリコンミノー投げてみたが反応無く撤収。ボラをフライで釣るのはそれなりに技術と知識が必要っぽい。ちょっと手を出す程度では釣れなさそう。
24日は、最後の手段はコイでも釣ったれ、と思いつつも自転車で行ける範囲でオイカワ釣れる場所が無いか気になっていたので探索に行く。近所ポイントのもう一つ上の支流筋。
11月12月ぐらいは暖かい日中にユスリカ飛びまくるので、いればライズしているはず。コイ釣りのときにオイカワっぽいのがいるなと思って見ていたあたり、いきなりライズ発見。淵の流れ込み前後に割と沢山いる感じ。
まずは上流側からダウンクロスでライズしているあたりに流し込む感じでCDCウイングの20#ぐらいのミッジピューパを流し込むとあっさりヒット。
ただ、かけた場所あたりから群れが後退して、ライズが遠くなる。4番であんまり飛距離投げられないので良いところに流し込めない感じだが、ライズはしまくっているので焦らず流していく。
ほどなくしてヒット。こいつもミッジピューパにて。
CDCウイングだと1匹釣れる毎にフライ交換なのでめんどくさい、18番エルクヘアカディスに換えるとちょっと反応が悪くなってフッキングもすっぽ抜けが増える。下流の淵でライズしまくりなのでそちらを下流側からアップクロスで狙うことにして小移動。これが失敗。下流側から群れの上を狙うと、フライ先行ではなくラインが群れの上に落ちるのが駄目なのかすぐにライズが無くなる。なめてたが意外に警戒心強い。当たり前か、フライラインで叩くと浮いてくる都会のコイが異常だよな。
一旦コンクリの土手を上がって、ライズ無いか見ながら移動。都会のドブに近い川だけどオイカワとかはいるので、アオサギもいるし、暖かい日なので直列3亀頭で冬眠前の亀が日光浴していたりする。
いくつかライズしているポイント廻って、結局オイカワ5匹、ウグイ2匹ゲット。
オイカワ沢山いるのだが、キャストがヘタクソで後ろの草に引っかけたりして上手くポジションどり仕切れないのと、1匹釣ると群れが散ってしまうので、もう少し攻め方考えて端から釣っていくような感じにしないと数が出なさそう。後ろの草とかは藪沢のイワナ釣りでだいぶ修行したはずなのだがすっかり腕が鈍っている。
まあ、いるところはわかったので楽しみながら改善していくとしよう。小物釣りもやっぱり楽しい。
○11月22日
昼寝で寝坊するという、「朝起きられない釣り人」も末期症状だなという失態を犯しつつも、秋の行楽日和べた凪の予報なので夕まずめ間に合うようにカヤックポイントにGO。
穏やかで、富士山見えて空に飛行機雲なんていうカヤック漕ぐのには良い感じなのだが、ボラも追われておらずユルーく泳いでいて、どのポイントも反応無し。
上陸して運河でボウズ逃れをと2カ所ほど廻るがスカ。潮が引くのが早すぎて最初入ったポイントが、下流を攻めて戻ってくると干上がってるぐらいで、大潮は忙しすぎる潮でちょっと苦手だ。
来週で秋のカヤックシーバス終了の予定だが、前半良いときは終わりが早いパターンか、最後に一花咲くのか、まあ淡々とチェックしておきたい。
○11月16日
土曜朝起きると穏やかな良い天気で、疲れはたまっているけど、コレはカヤック出すしかないなと思うが、風予報をチェックする、ちょうど夕まずめ17時ぐらいにいきなり強風になる予報。自分の性格を考えると、カヤックで一度出てしまえば良い時間を目の前に切り上げるとは考えられず遭難しかねない。
開高先生が紹介していた東南アジアの寓話に「カエルとサソリ」というのがあって、ある日泳いで川を渡ろうとしているカエルにサソリが「カエル君、ボクを背中に乗せて向こう岸に連れてってくれよ」という。カエルは「サソリ君は刺すからイヤだよ」と最初断るがサソリの「そんなことしたらボクも溺れて死んじゃうじゃないか、刺したりなんかしないよ!」という言葉にそれもそうだと納得して背中に乗せてやる。でもサソリは刺す。「なんで刺すんだよ?二匹とも死んじゃうじゃないか?」と溺れながら問うカエルにサソリは答える。
「ごめん、これがサソリなんだ」
北風に翻弄されて沈没し溺れながら理性的な自分がカエルのようになじり、サソリのように「ごめん、これがナマジなんだ」と釣り人な自分が答える羽目に陥るのが容易に想像できたのでカヤックは断念。でもまあイイ季節だしあまり潮が動かず運河に水の少なめの1日だがいくつか低めの潮でも釣りになる運河はあてがあるので昼頃出発してアクアライン越える。
南下して最初に服屋の運河。フラットラップ投げながらチェックしていく。ボラッ気は多く食われそうなイナッコも多い。潮低めなので底まで見えるが、クロダイっぽいのが確認できたのでセイゴスペシャルにチェンジして目の前横切らせるが、逃げはしないが反応もしない。
いきなりアカエイ出現。しかも直径60は越えてそうな小マシな型。しかも中層泳いで移動中という感じではなく、底ベッタリを索餌モードっぽいゆっくりしたスピードで下ってくる。進行方向にセイゴスペシャルを落として放置。たぶん砂底の上にあるルアーを認識したならば、吸い込んでちょっと間を置いて吐き出すだろう。進行スピードが遅くなったら食ったとみてアワセようと思うが、魚体がルアーの上に乗った瞬間に伝家の宝刀ビックリアワセを抜いてしまった。止められなかった、我慢できんかった。
早いって、ルアーチラッと見えるぐらいの端っこにかかってるから口までいってないって、などと自分をなじっても後の祭り。
バスロッドに8LBラインではどうにも制御しかねるサイズだったので、とりあえず魚の方に歩きながら回収できるラインを回収して、竿をエイに向けてちょっとバットだけ曲がってるぐらいの角度に保ち、スプールに指を当てて止めようと試みる。魚のほぼ真上方向からプレッシャーかけられる位置に来られたので、とにかく底に潜られないようにドラグもかなり締めていく。頭の向いている方向が岸近くの蛎殻の方を向いているので蛎殻に突っこまれたら4号フロロのリーダーが切れるが、アカエイ自身が蛎殻が嫌いなのか鼻先が蛎殻にあたると若干バックしたりして蛎殻には突っこまない。が、まったく浮きそうにない重量。方向転換してダッシュされたら走られ放題になりそうだが、走らず潜ろうとしてバフバフ暴れ始めた。やばいやばいとライン切れ覚悟しつつスプール握って止めると、さすがに潜りきれないようだが、かといって底から剥がれる気配もない。これはかなりの長期戦になるなと覚悟し、60枠の落としダモに入れるのも難儀するだろうなと思ったあたりでフックアウト。セイゴスペシャルのハリが伸びたかと思ったが、身切れのようだった。アタフタと泳ぎ去っていくアカエイ。
クッソ、さすがに寒くなってきたのでアカエイ狙いは難しいかと思っていたがまだいた。慌ててスーパーまで餌を買いに行く。宮城県産ヒイカが売ってたので残ったら夜食にすることにして購入。タックルをPE2号巻いてるシーバスタックルにチェンジして落としダモも80枠にしていざゆかん。
だがしかし、というやつでその後は1匹もアカエイ視認できず。
イカゲソぶら下げてるときに限ってシーバスは見つけてしまい、4,5匹見つけてうち2匹には目の前にイカゲソ投入してやったが無視された。なぜか今日は白昼橋の下から出てきていた。しばらく粘るがアカエイはそう都合良く見つかるわけでもなさそうなのであきらめて移動。
この服屋の運河は結構アカエイ目撃していて、自身2度目の遭遇だし、近所の子供もハゼ釣りのオッチャンもたまに見かけるといっていた。JOSさんも普段ナマジが釣ってる運河ってどんなもんだろとチェックしに行ったときに見たそうでサイトフィッシングでアカエイ狙いできるんじゃないかと言ってたけど、来年は真面目に検討しても良いかもしれない。今回スレっぽいフッキングでかつバレてしまったが、アカエイの砂に潜るときの動きとか蛎殻避ける行動とかなかなかに面白いモノが見られた。ちょっと前進したかも。
飲み屋の運河は、最下流の橋で1発フラットラップにあたったがそれだけ、ハウスの運河は水が無く、飲食店の運河、最下流の橋はちょうど良い水量だが一回目不発、さらに上流の橋2本はコイはいるけどシーバス反応無い。最下流の橋に戻って潮が上げてきたので下流側から攻める。フラットラップ投げてるとイナッコが右往左往している。シーバスいるっぽい。ザラパピー投げるとバシュッと食ったがかからず。でも、イナッコが追われ始めてスイッチ入ったっぽい。潮が下げ始めたので上流側に入り直す。
たまに捕食音が聞こえていて、これは完全に捕食モードでかつ狭い運河なので、あとは目の前ルアーが通るまで投げつつければ良い状態と判断。ザラパピー、フラットラップ、フッコスペシャルの自信のあるローテーションで投げているとしばらくしてフッコスペシャルにヒット。橋の下から歩いて引きずり出して、通行人とかになるべく見られないように、写真は水面、リリースも護岸より下に手を伸ばして終了。ボウズ逃れてホッとしたし少なそうなチャンスをモノにできて嬉しい。
まだ何匹かいるはずだろうとしばらく狙ったが反応無く、うどん屋の運河をねらってから再度服屋の運河に戻る。夕まずめアカエイいたらフッコスペシャルにゲソつけて放り込もうと考えていたが、アカエイ発見できず。シーバスも昼間見えていたので釣れるかと思ったけど、支流の合流点でイナッコ追っている散発的なボイルがあって釣れそうだったけど釣りきれず、日も暮れたのでスーパーで夕飯休憩。
その後、北上して2週間前爆釣した運河に移動。前回は雨の濁りという好条件が効いたのだと思うが、晴れてても1匹2匹は釣れるだろうと思っていたが、これがそうはならない難しさがやっぱりシーバス釣りの面白いところ。フッコスペシャルに何回かセイゴっぽいコンッというあたりがあったけどフッキングせず。前回良かったフラットラップも不発。イナッコは多くてたまに追われているのでシーバスいるはずなのだがイナッコボイルにシンキングペンシルぶち込んだりしても不発。
その後2カ所ほどチェックして異常なしで終了。
一匹釣ってるし、アカエイの顔も見たので渋めの状況ではあったけど楽しめました。帰りアクアライン上で10mの強風になっていて、やっぱりカヤック出さずに正解だったなと思ったりもした。
○11月8日
仕事が火を噴いているというか爆心地にいるという感じの状況で、さすがにクタクタでちょっとカヤック漕ぐのはおろか帰りの車の運転が不安な疲労のたまり具合。今週はカヤックお休みで、今年絶不調の近所ポイントの定点観測に。
夕方満潮からの下げ、排水ポイントはボラが多く、コンコンボラにあたってるなと思ったらかかってしまい、制御できないボラスレダッシュは面白かったけど結局外れて場も荒れてしまい、橋まわり攻めながら下っていく、イイ季節なので結構釣り人多くて橋周りは1カ所入れただけで、商業施設の灯りしたでちょっと粘るが先週はセイゴの反応あったけど今日は無反応。2時間ほどで撤収。外すとどうにもならない難しさがシーバスの面白さと負け犬の遠吠えでもしておこう。
○11月2日
3連休2日目、天気は良く午後から風が強くなったが、好釣の勢いをかって今年は全然結果が出てない近所ポイントに夕飯後出撃。
しかし、工事で地形が変わった排水まわりは全く魚がつかなくなった。人気の橋上流ポイント空いていたので入るが反応無く、商業施設の灯りのポイント、シャドラップで流して帰りフッコスペシャルで岸近くを狙っていくとたまにコツンとあたる。小さいのかなと思っていたらフッキング。やっぱり小さく手のひらサイズのが水面でパシャパシャやってバレた。その後も小さいのの反応はあるが小マシなサイズは食ってくれなかった。
近所ポイント、手堅く排水ポイントで1匹釣ってからあちこち探索というパターンが崩れて立て直しが必要な感じ。雨の後が良いのは間違いないが良い日を狙って平日出撃するには仕事が繁盛しすぎている。昨年バラしたマッチョなシーバスを今年は獲りたいと思っていたが、長期的に攻略していくしかなさそうな感じ。ボチボチ楽しんで進めていきたい。
○11月1日
3連休、雨は降るけど土曜が一番風は穏やかな予報なので、第2子誕生でしばらく釣り自粛だったY君と今シーズン好釣のカヤックシーバスに出陣。2人とも雨は嫌いじゃない釣り人。
だが、朝の時点で予報がだいぶ悪くなって、海保のリアルタイム情報でも6とか吹いていてこりゃダメだ感があったけど、とりあえず雨降って運河のシーバスは活性悪くないはずだし、おかっぱりタックルも持って行くだけ行こうと、昼前途中駅でY君ピックアップして向かう。
アクアライン上で4ぐらいまで風力落ちていて、コレはいけるかもという感じで現場に向かうと、さらに風は落ち着く感じで充分カヤック出せそう。雨も止み加減で昼飯食って出航。
途中の杭を狙いつつ、本命ポイントまずは風下から、反応無し。風上に一旦のぼって風に吹かれながら下がっていく。先週つれた杭群と杭群の間の澪筋、Y君のルアーが通った後にベイトが追われた。魚いる。間髪入れずにY君キャスト。ヒット!アワセも決まってドラグ鳴らしながら走るのをいなしつつ寄せてくる。寄ってきて割と素直に浮いてきたのでそのままいけるかとネットを出したが、ネットイン直前にカヤックの下に突っこむ感じで潜ってネットにルアーのフックがかかってしまう。ネットひっくり返して魚を収めようとするが、首振ってフックアウト。くそっ!タモ入れ失敗で面目ない。70あったと思う。
気を取り直して杭群狙っていくが反応無く、一旦航路を越えて構造物と矢板を狙いつつ浅い方に移動して、杭を狙って、しばらく時間経ったし、もう一回行っとこうと、実績の杭群今度は逆サイド風下側からつり上がる。澪筋のかけ上がりのあたりダメかとあきらめかけたあたりで再度ヒット。カヤックを澪筋の真ん中へんに持ってきてファイト。
今度は上手くネットイン。人様の釣果だけど久しぶりに足が震えた。さっきのよりは小さく見えていたが結構なサイズ。パドルの目盛りで70ジャスト。だいぶ太ってコンディション良くなってきた気がする。2人で喜び合う。ルアーは人気のルドラ。
リリースして、帰りコースに入る。澪筋意識しつつ杭など打ちつつ撤収。カヤックのポイントはチャンスは1日に1、2回と少ないけど出るとサイズは良い。釣れて良かった。
上陸してカヤックたたんで、地魚廻っている寿司屋で夕飯休憩後、アクアライン渋滞避けるために時間つぶしに運河もやろうということで、夜の運河で第2ラウンド。まあ雨も降ってるし何匹か釣れるだろう。
という予想に反して、大爆発秋のシーバス祭り開催中で、Y君1投目から小さいけどバラして、魚いるなと思ってフッコスペシャル投げたらコンコン当たる。小さいのかなということでセイゴスペシャル投げたらすぐにヒット。50強くらい。
Y君もCD7ですぐにヒット。62ぐらいある。
濁りもあってミノーでバンバン釣れそうな気配でもあるので、フラットラップ8センチに、Y君もルアーをアスリートF9にかえて、ここから怒濤のバカあたり。一時ワンキャスト、ワンヒット状態で「なんジャこれ?」とか「釣り堀以上」とかゲラゲラ笑いながら釣っていく。
シーバスなのでばらしも結構あるのだが、それでも次々あがる。銀ピカの体高高くてマッチョな感じの魚が多く雨で運河に入ってきた群れのような気がする。
1時間ほどでさすがにあたりが遠のきはじめ、最後自分の今日一62をゲットして満足。
結局、1時間半ほど30mぐらいのエリアでY君8匹、私が7匹ゲット。
絶好釣!面白かった。Y君と行くと良い釣りが多い。また是非行きましょう。
○10月26日
完全休養日の予定が、昨夜帰宅してアカエイポイントでラインの先をつめた時の切った後のラインゴミを回収し忘れてバックに入っていないことに気がつき、モヤモヤした気持ちが朝になっても晴れないので、ひとっ走り回収に行ってきた。
ついでにちょいと竿も出す。
昨夜の釣り座付近で無事ラインゴミは回収。スッキリした。
エイヒレをとった後らしいひからびたエイの残骸がある。ポイント的にはあってると思うんだけど。
たまに、コトヒキかなんかがイカ短冊をつつくのかプルルッと来るときがあるが、ギーィッ!とクリックブレーキ逆転させてくれる本命のあたりは無く、1時間ほど昼寝がてら釣ってアクアライン混む前に1時過ぎに撤収。
ちょっと雨もぱらついたりしていたが、秋空の下、ハゼ釣りの釣り人で賑わっていた。
○10月25日
土日と、風も穏やかなカヤック日和。商売繁盛でややお疲れ気味だが土曜の昼頃気合いで出陣。アクアライン上の風速表示は3だが、もっと穏やかな印象。
3時頃カヤックでこぎ出すと、ほぼべた凪。途中カタクチっぽいベイトの群れを狙ったりしつつも反応無く、一旦航路向こうに出て、構造物と杭を狙っていくが反応無く、まだ群れが入っている状態じゃなく今日もワンチャンス獲るか獲らないかという感じか?
航路戻って、一番実績の杭群の沖側の杭群に風上から狙っていく、水面ベイト追われた感じのハネがあって、コレはいるなと気合いを入れるが、なかなか食ってこず、杭群終わりの際のあたりになってやっとFマグ11改青銀にググッと重くなる魚信。フッキングかまして水面でグネグネしてるのを杭から引っぺがして追いアワセ食らわせて最初のダッシュためるところでフックアウト。しまった今日のワンチャンス逃したか?と悔しがる。70ぐらいあった。逃がした魚は大きい。
しかし、興奮しつつも間髪入れずに同じコースに投げたらさっきの再現のようにヒット。元気にハネまくって突っこみまくるのをバレるなと念じながらファイト。何とかネットイン。
先々週のと同じぐらいか。ちょっとプロポーションは良いが長さはだいたい一緒。パドルの目盛りちょっと越えた71くらい。
次は前回も釣れた実績の杭群、一発デカイのをとルアーを14センチの青鯖カラーにサイズアップ。端っこへの1投目、しばらく巻いてきてから重くなる。フッキングも決まってかかったが、それほど引かない。えらいおとなしいなとグリグリ巻いて寄せてきて魚が見えるとコレが痩せてるけど長い。明らかにさっきのの一まわり二まわり上のサイズ。
痩せてコンディション良くないからかツッコミもそれほど激しくはなく、何度かいなして顔上げさせて無事ネットイン。80の枠ぐらいはある。ボガかけるとデカイ口を開けて首振るのが迫力ある。パドルの目盛りで80を越えて82というところ、今年はシーズン序盤10月から爆発である。
口を開けて首を振ることの多い個体で、80UPのバケツ口はABU6501C3がスポッと入りそうなぐらいで迫力がある。痩せてるけど顔は痩せないので顔アップと靴の比較でその迫力が伝わるだろうか。
カタクチも入ってきているようなので、ガッツリ食ってコンディション回復して冬の産卵に向かって欲しいところ。ボガを外すとユラユラッと海中に帰っていく、その姿を見送る。
その後は杭群反応無く、どうも杭群と杭群の間の澪筋的な深みの両側の肩についていたような感じ。
帰りつつ、杭、構造物、矢板と狙っていくが反応無く、5時過ぎ上陸。
結構疲れて、カヤック車まで引き上げてちょっと水を切っている間寝っ転がって休憩。
この好釣の波に乗ってアカエイもいわしてしまおうと、飯食って餌のイカ買って、カヤックたたんでアカエイポイントへGO!
シーバスマンも多く、2時間魚信を待つ間、入れ替わり立ち替わりでルアー投げてたが、下流の方で1人小さめのを釣ってたのが見えただけでかんばしくはないよう。
まあ、こちらもかんばしくなく、あたりもかすりもせず。アカエイ攻略なんかヒントが欲しい。いまいちつかめてない。地道に定点観測かポイント変えるか、まあ悩みつつ楽しんでみよう。
シーバスは絶好調といって良い感じで楽しめている。良い秋だ。
○10月19日
土日と天気は良く、絶好の行楽日和だが、風は概ね3以上の予報が続いていて、カヤック出すか止めるか迷うところ、4だと出せなくもないが快適ではない。そういうちょっとカヤックには荒れ気味のなか必死に釣る面白さもあるにはあるが、先週1発釣ってるのでそこまでガッつかなくて良い気分。アクアライン上で3ならカヤック、4以上なら陸っぱりと決めて昼頃出発。アクアライン上風力4で、そのまま陸っぱりするために南下して運河に浸透していく。
あまり引かない長潮で2時過ぎ満潮、最初は服屋の運河の上流側反応無くすぐ下流側に移動。本流スジの橋のしたは反応無く、またいで跳べるぐらいの支流スジの橋に潮が逆流しているので下流側からフラットラップ放り込んだら、橋から出る直前ぐらいで60弱が後ろからドカンという感じに追い食いしたが、惜しくもかからず。再度投げると追うが食わず、熱くなって震える手でザラパピーにルアーチェンジ。橋の下奥に入れて首振らせると、ルアーが見える位置まで来てバイト、でもまたかからず、さらにさそうと派手に捕食音響かせたがルアーはかからず吹っ飛んでいるのが見えた。クソッ!
その後は、ルアーローテして粘ったが反応無くなり、さらに上流の橋も狙ったが無反応。帰り際地元の少年が話しかけてきて、本流の橋の下の方でいつも釣ってるとか、エイ結構いますとか教えてくれた。「オジサン、エイ釣りたいんだけどね。」と言ったら、かかることはあるけど切られてとれないとのことであった。確かにこの運河はエイ目撃する。
場所変えて、飲み屋の運河、最初に入った橋の下、50UPぐらいがフラットラップに足元近くまで追ってきて食ったが、これまたかからず。しばらくルアーローテしながら粘って、40くらいのが1回と、再度最初の個体と思われるサイズがフラットラップ追ったが食わず。今日はかからん日か?
しかし、もう1本上の橋の下は1投目でガッチリ食ってフッキングした。橋の下でバタバタ暴れているのを歩いて橋の下から引き出してファイト。ちょっとネット背中のカラビナから外すのに手間取ったが、その間も勝手に暴れて突っこんだり飛んだりしていたが、バレない時は何やってもばれず無事ネットイン。50前後。
追加はできずに移動。ハウスの運河、商業施設の運河とチェックするが反応無し。その日どの運河が調子良いかはイマイチ法則性がわからん。全部釣れるときもあれば逆もあるし、反応ある運河無い運河に別れるときもある。10年ぐらい通ったらなにかわかるのだろうか?
そろそろ夕まずめで、日中の橋の下パターン的にはあと1カ所ぐらいの時間。手堅く実績の飲食店の運河に行くか、新規開拓か迷ったが、新規開拓でさらに南の小規模河川2本をチェック。1本目は地図上では小規模に見えたが、結構普通の中規模河川でパス、2本目は小規模河川で条件良い橋が無いかチェックしていったがイマイチ良い橋無かった。とりあえず折りたたみ自転車下ろして夕まずめだし橋の下以外もシャドラップ投げてチェックしていく。
1度、40弱ぐらいのクロダイが後ろついてきてドキドキしたが食う気配はなく、その他に反応無し。
暗くなって、うどん屋で夕飯休憩の後、アカエイポイントに移動。季節も良いし今日は釣れるだろうと期待していたが、ウンともスンともの2時間であった。アカエイも10年くらいかけてデータとって試行錯誤繰り返して楽しんで釣り方詰めていくしかないんだろうなという感じ。ゆっくり楽しもう。
さはさりながら、釣れずに悔しいので、アクアライン渡って帰る前に寄り道する。W港イワシ祭りまだ始まってないかなと探りに行ったがアナゴぶっ込み師のみで、コマセの痕跡もなく今年はまだのようだ。
近くの運河で、フッコスペシャル投げる。最初反応無く、工事があったこともあり魚いなくなったか?と心配したが、支流を遡って戻ってきたら本流への水門周辺で2ゲット。ヤセっぽちの40くらいと、50ぐらいのまずまずサイズ。
帰り運河本流でも何度かショートバイトはあったが、小さいのかフッキングしなかった。最後釣れて今日も楽しい秋の1日だった。11時頃帰路についた。
○10月12日
3連休、あんまり腰の調子も良くないしどうしようかと迷っていたが、お金払って気象情報買ってる「海快晴」によると、真ん中日曜の午後に、デカイ台風19号の直前の「嵐の前の静けさ」がやってくるという予報。まあカヤックは腰痛防止に効くインナーマッスル強化に良いらしいので一発出撃じゃ!
朝、海保MICSのリアルタイム情報では海ほたるで風力5でこりゃダメだ、と思って陸っぱりの用意だけしていくかなと思っていたら、徐々に風がおさまりはじめカヤックの用意もする。昼前出発でアクアライン越える頃には風力3に落ちた。「海快晴」は月々数百円で買い得の情報源である。
2時半頃の出撃時には、まだちょっと吹いていたが、ウインドサーファーは帰り支度していて、結局釣り終わる頃にはべた凪になっていた。
今日は、左手サミングのロッドで竿振る右手は持ち替えず、左手でリールを巻くというやり方を模索するため新しく買ったABU6501C3の実戦投入である。どんな感じだろうか。
出撃して、とりあえず腰がどのくらい持つかも心配なので一発目から一番実績の杭群へ。風下側から攻めていくが反応無く、そろそろ杭群も終わりかなという、一番風上側で杭の際から巻いてきたFマグ11青銀にグッと重くなる感じの魚信。とりあえずあわせるとバタバタと首振り始める。もいっちょ追いアワセ食らわして寄せに入ると、良いサイズのが浮いてきて首振りまくって暴れるけど突っこまないので、これはそのままネットに誘導しちまえばいいパターンかなとネットに手を伸ばしかけたらカヤックの下に突進。竿先水中に突っこんで耐える、ドラグ滑らして竿ブチ曲げながらダッシュ。カヤック杭から離れる方向に引っ張ってくれているのでしばし走らせて、ちょっと疲れた頃を見計らって再度寄せる。
さすがにカヤック引っ張って疲れたのか、その後は何度か足元突っこむがダッシュは永くは続かない。ネット用意して浮かせると水面で首振るのでドキドキしたが、なんとかネットイン。
まだシーズンはじめで腹ボテになっておらず痩せてるけど、長さは充分でパドルに書いた目盛りでちょうど70のスズキ様であった。シーズン1匹目は毎年感動する。
腰の具合も心配なので、今日は航路を越えて向こうのポイントはやらず、ターンして養殖施設に続く沖目のかけ上がりと、杭と構造物を打ちつつゆっくり帰る。その後反応はなく1時間半ほどで上陸したが、1匹釣れたので良い気分である。
左手サミング左手巻きも調子良い。最初ちょっと戸惑ったが、右手は固定で投げるときはラインをまず右手の親指で押さえて、左手でクラッチを切って、左手親指でスプールをおさえキャスト。キャスト後は右手そのままの位置で、ロッドエンドを腹のやや右に突き立てつつ、左手でハンドル回す、という感じでスムーズにいける。左手でベイトリール巻くのがまだややスピードでないが、シーバス釣りには充分だし、慣れればもっとスピード出せるようになるだろう。しばらくこの道具立てでやってみたい。
上陸して、カヤック干したり釣り人と情報交換したりして、夕飯食いに大型スーパーへ。飯食ったら暗くなって夕方満潮で運河に潮が上がっている時間なので、今帰ろうとしてもどうせアクアライン夕方は渋滞だしということもあり、運河もやる。
最初、カヤックポイント周辺で2本ほど探ったが、どうもイナッコいるのにシーバスの気配が無いので、思い切って場所移動。小一時間かけて南下する。
ハウスの運河、駐車した場所から釣り上がりは反応無く、ここもダメかと思ったが、帰り釣り下がりでダウンからダウンクロスで投げているとヒット。元気に跳ね回っているのを寄せて落としダモに無事入れた。50チョイか。ルアーはいつものフッコスペシャル。
このあたりまだいるだろうと投げ続けると、ほどなくして下流岸際でヒット。あまり暴れない個体で目の前上流にゆっくり泳ぎ上がっていくのが見えたが、サイズはさっきより良い。寄せる時多少暴れたが割とすんなりネットイン。60枠のネットよりちょっと短い。でもなかなかサイズの60弱。
その後、車に戻るまでにもう1尾40ぐらいのを足元でバラしたが、結構満足したので終了。アクアラインも10時頃渋滞せずに渡れて、なんか今日は予定どおりの1日だった。調子良いのかも。
毎年、カヤックシーズン一匹目は泣きそうになるぐらいに嬉しい。クリスマス島も天国だと感じたが、東京湾もなかなかどうして結構な天国である。
結局私の場合、気に入った釣り道具を持って、攻略しがいのある獲物を狙って、何匹か良い感じの釣果があれば、どこでもいつでも天国なんだなと思うのである。
台風19号被害少ないことを祈ります。
○9月22日〜10月1日 クリスマス島再戦報告 ←クリック!クリック!
○9月6日
土曜、夜まで持ちそうな天気予報だったので、昼飯食って電車でJOSさんポイントにGO。
JOSさん情報によると今年はわきはよくて数は多かったけどその分小型でそろそろ浅場は魚が減ってきたところでもあり、深場へのかけ上がりをねらうように、とのことであった。ポイントも教えてもらったのでその辺で始める。とりあえず3.3mにシモリ仕掛けでスタート。最初仕掛けの具合を見るために浅いところを流したら小さいのがつれたが、この時期に見えてるのはこのサイズというのは確かに小さい。
矢板の向こうを流していくと順調につれ始める。潮が動いているときは流して、潮が停滞すればちょっと引いてさぐってという感じで1時間ほどで20匹のまずまずペース。
さらにペースアップして束釣り目指そうともくろむが、そこからあたりが止まる。しかたないのであちこち探って歩くが反応いまいちでまた最初のポイントに戻る。
近所のダイキリさんが顔出してくれて、最近の釣果など聞く。涼しくなってきたあたりからシーバス好調でダイキリさんは秋のシーバスシーズン突入のようだ。
話している間に夕まずめ時あいに突入か釣れ始めるが、仕掛けをロープに巻いてしまいロスト。
ミャク釣り仕掛けにチェンジするが、これがいまいち釣れない。
日も暮れ初めて、帰りつつ釣っていくかという事で探りながら移動していく。
しばらく探ってやっと矢板の向こう良い反応ある場所を見つけて追加していく、はじめリリースしながら釣っていたのでキープした分が少なく、50くらいまでは釣っておきたいのだが、このままでは日没で時間切れっぽい。
しかし、コウモリ飛び初めても意外にあたりはあって釣れる。真っ暗になったがちょうど運動公園の前で明るくて水中の目印は見えないけど、目印のヤーンを空中にくるように上げたらあたりはとれる。落とし込んで誘ってしばらくジッと食わせの間をとるとプルプルッという感じで食ってくる。なんだかんだで63匹ゲットで終了。
数はそれほどでなかったが、ハゼ夜釣りという新しいパターンが見えてきたのはなかなか面白い発見だった。
ハゼ、夜釣りのアナゴ釣りとかでも釣れたことあるので、夜も食わない訳じゃないけど狙えるほどは釣れないと思っていた。けど、さすがは眠らない街東京、ハゼも照明ガンガンなら夕まずめの延長のような感じで釣れるようである。
テナガは夜行性の性格が強いので夜パターンあると思っていたがマハゼの夜パターンは意外だった。ワカサギナイターも開発済みだし、来シーズンはテナガ夜釣りも攻略して「夜の江戸前小物釣り師」を名乗ろうかしら?
夏の昼間くそ暑いのはそれはそれで夏っぽい釣りになって楽しくもあるが、夜パターンであれば体力消耗少ないので是非手持ちのカードとしては持っておきたい。
小物釣り続けているなかで、いろいろ工夫のしがいがあって発見の喜びもあり飽きることがない。
○8月30日
JOSさんポイントハゼ好釣とのことでお邪魔する予定だったが、ここのところ雨続きでハゼ釣りにはパッとしない天候。
これはシーバスだなと夕飯食って満潮からの下げに会わせて近所ポイントへ。雨はやんでいるが適度に増水。工事が終わった排水ポイントは反応無し。工事後これまで一度も反応無く、かつ根掛かりしやすくなっている。かつての安定感は全く無い。
下流の橋から商業施設灯り下、濁りもあってイナの群れも散見され良い感じだが、TDバイブレ-ション、シャドラップ、フッコスペシャル、ザラパピーあたりでローテーションさせていくが反応はなくしばらくやって撤収。
近所ポイントももう少しデータ取り直ししないと釣果に結びつかない感じだ。苦戦。
○8月24日
土曜は靴など買い出しに行って、日曜日昼間がっちり引く潮の上げにあわせて近所ポイント、時速20匹以上のペースが出るようなら束釣り狙います、という気持ちで出撃。
がっちり引いているので、買ったばかりの船上用のメッシュのシューズで橋の下の日陰のポイント浅瀬に立ち込んで始めるが、下げ止まりというのもあるが、いまいちなペースでつ抜けは1時間後ぐらい。
上げ始めたので期待したが、いまいちペースあがらないので橋の下の日陰を出て、上流のわんどのあたりをチェックしに行くと、反応が集中してあるエリアがあって、サクサクと10匹ぐらい追加したが、その後停滞。
下流の護岸エリアまで行ったり、また戻ってきたりと探りを入れるがいまいちペースはあがらないままで、夕方ラッシュに期待して粘るべきか迷ったが、暑くてばてたのもあり、結局3時間強で31匹で撤収。近所ポイントでの束釣りはいけそうでいてなかなか難しい。
来週はJOSさんポイントかな。
○8月16日
体調悪くて2、3日寝込んでいて土曜も調子悪かっったが、アドレナリンでも放出させて直そうかと、よろよろと出撃。潮まわりはそれほど引く潮でなかったので期待していなかったが、結構引いててすぐ釣れ始める。釣り人結構いる。
今週も風が強い、涼しくていいが仕掛けが振りにくい。
ウグイも釣れた。
あげ初めてしばらくコンスタントに釣れていたが、つぬけした後ぐらいで停滞。釣れているときはアドレナリンパワーでおさまっていたが、釣りを続けるのが苦痛なぐらいに具合が悪いことに気づく。
15匹釣って撤収。健康って大事だよね。
○8月9日
来る前から豪雨をもたらしていた台風が西日本直撃とかで関東もどんより曇って風が強いが、土曜は雨はたいして降らない様子。
とりあえず本格的に降り出したら撤収するつもりで、昼干潮からの上げねらいで近所ポイントのハゼをチェックしに行く。
釣り具屋に寄って、橋の下のポイントに入るが釣り人はおらず、ひょっとして釣れてないのか?と心配したが、始めるとわりとすぐにヒット。天気が悪い予報だったので皆出撃を控えたか。風は強くて5mの竿でしもり仕掛けが扱いにくいが、ポイント独り占めで暑くもなく魚も反応悪くなく出撃した甲斐があった。
つぬけは30分くらいで時速20匹ペース。
ガンガンあげてきて足場にしていた岩底の岬が水没してくるので徐々に撤退しつつ釣っていく。
途中小雨がぱらついたりコイにハリとられたりセイゴ釣ったりしたが、20匹ゲットして橋の下流の護岸に移動。こちらでも悪くないペースで釣れてくる。
あたりが遠のく時間があったりしたが、30、40と数をのばす。
50ゲットと思ったら、ちょっと模様が違うなとよく見たら下顎が出ていてウロハゼだった。左の写真。すぐ後に50ゲット達成。
正月にアイナメ釣りで折った竿を、折れた部分の前半分の端をスレッドで太くするというやっつけ仕事で直したので使ってみる。小物用の唐辛子浮き仕掛けがついていたのをそのまま使う。シモリ仕掛けとはまた違う、繊細な浮きへのあたりの出方が面白い。竿はハゼ釣るには問題無い程度に復活した。
10匹追加して60匹で終了。今年は春のシーバス、梅雨の手長といまいちだったが、ハゼは期待していいようなまずまずのスタートである。
○8月2日
引き続き暑い。先週ほどガッチリ引かない昼すぎ干潮。台風来て雨でも降ればシーバス狙いにでも行こうかと思っていたが、台風は沖縄から真っ直ぐ北上して雨は降らず。テナガはそろそろ終盤っぽいけど今年はノッこみ始まるのが遅かったし、後半にダラダラ釣れるかもと都合のよい期待を胸に出かける。
上流の蛇篭ポイント、エビいない訳じゃないし引き具合もそこそこだけど、デカイのが全然いない。先週はいても食ってこないのが多かったが、今週はそもそもいなくてオスは小さめのがちらほらで、多くはメス。しばらく置き竿でやってみたがメスが1匹かかっただけなので、潮も下げ止まったあたりで大きく移動して下流のテトラのポイントに行く。
有名ポイントなので釣れていれば人山が立つはずだが、釣り人は橋の下の陰にわずかにいるだけ。
クソ暑いのでクルミの木の木陰で始める。上げはじめでたまにオスも見える。見えているのにも釣れて来るのにも片手が多い。繁殖期に激しく闘った証の名誉の負傷か。
一通り見えているヤツと良さげな穴を攻めて5,6匹釣ったら釣れなくなった。あまりエビが歩き回っていない雰囲気。こういう時はこちらがまめに移動して探っていくべきだが、暑くて木陰から出る気力がない。
上げ潮ラッシュが始まらないかと粘っていたらやっとエビが動き始めたが、やっぱりここでも小型とメスが多い。
えらくセミの声がやかましいなと思っていたら足元のテトラで鳴いていた。アブラゼミは真夏の昼に鳴くセミだからそう感じるのか鳴き声が暑苦しい。真夏の風情と感じるべきなのか。
結局11匹で終了。
今年はエビもハズレ年だったのだろうか。デキハゼはよく見えているし、10センチ無いくらいのセイゴも多い。情報収集してそろそろハゼシーズン突入かな。
○7月26日
暑が夏過ぎる。今年は雨が多めであまり暑くならないのかと思って油断していたら、頭がクラクラするぐらいの暑い日がやってきている。
昼前ぐらいに干潮のなので、干潮前後3時間くらい釣るつもりで、テナガ上流ポイントへ。
最初蛇篭ポイント。数はそれほど伸びないがサイズはまずまず。
イマイチペースが上がらないので下流の崖下に移動。石周り歩いているのを見つけて拾っていく感じ。
ハサミ脚のないオスとか釣れて来ると、シーズンも終わりに近づいた気がする。
基本歩いているのを見つけて食わせるパターンだが、イマイチ食いが悪い。
どうも、交尾するのに忙しいのが多かったようで、メスを追い回しているオス個体が結構いて、そういうオスはあまり餌に食ってこない。オスはメスを追いかけてその後、下の写真のようにメスを自分のハサミで囲って他のオスから守りつつ、メスが脱皮したら交尾という流れのよう。この状態で他のオスが接近するとハサミで激しく防御する様が観察できる。交尾して数時間で産卵し抱卵、10数日で放卵と共に幼生が孵化するらしく、放卵後数日でまた脱皮して交尾というのを繁殖期間中何回か繰り返す模様。
かなり引いているが、上げ始めたので先々週よかった砂泥エリアの木の根っこを探りに行ったが、なぜか今日は全くエビの気配無し。
戻ってきて崖下を再度、上げ潮でラッシュと言うほどではないけど、ポツポツ歩いてくるのを見つけて食わせて行く。今日最大は23センチ。
イマイチ数は伸びていかないので、最後蛇篭ポイントに戻って何匹か追加して22匹で終了。
何も考えられなくなるぐらい暑い。テナガは終盤っぽくなってきた。デキハゼが結構見えていてそろそろハゼも釣れる時期かもしれない。
○7月20日
暑かったり寒かったりで、体調崩し気味で土曜は安眠を妨げやがった蚊について粘着的な文章をブログに書いたほかは1日寝倒す。日曜20日は雨が降ったり止んだりの予報、21日海の日は晴れ。この週末は昼にあまり潮が引かない小潮で、テナガ良いシーズンに入っているのだが先週のような干潮はさんでエビが動くパターンが期待できず、エビの付き場をランガンして拾っていくという地味な展開になりそう。いっそ雨も降るようだしシーバスメインに考えてみることにして、近所ポイント今年はイマイチ結果出てないのでアクアライン渡って運河エリアに行くことにする。ついでに夏の昼のアカエイもチェック。この時期足で稼ぐシーバス釣りは暑くて正直しんどいうえに車の運転もメンドクセエので最近いっていなかったが、夏暑いときの橋の下パターンは割と手堅いはずである。雨も降るなら涼しいだろうし何とかなるだろう。
1時頃に現地着したが、太陽がいっぱいな感じで暑くてとても集中して釣りできそうにないので、とりあえずアカエイポイントに入って、スポーツドリンクチビチビやりつつキンドルでマンガ読みつつ、アカエイ狙い。イナッ気が川じゅうにあって割と良い雰囲気。去年の残りの冷凍イカ短冊でぶっ込む。
3時過ぎまでソフトクーラーを枕にマンガ読みつつ7000Cのクリックが鳴るのを待ったが、音沙汰無し。
雲も出始めたので、あきらめて移動して、まだそれほど潮上げていないので、服屋の運河の下流の橋2本を狙う、1本目上流側からは反応無かったが、下流側ちょうど橋の影が斜めに落ちているので橋と並行にフラットラップ引いたら、下から浮き上がってきてバコンと食って反転したのが見えたが反転するときにルアーが口から外れているのも見えた。60あるかもな良い感じのサイズ。今日はこれはいけるんではないかとほくそ笑むが、その後は2本目の橋も反応無く、再度1本目の下流側反対からいろいろ投げてたらシリテンバイブの小にワンバイト。しかし反応が単発でかつ食いが浅い感じでかからん。
大きくサイドチェンジして北上、商業施設の運河、やや水量少なめだが橋の下にイナッコもいて、これはいるだろうという感じだが、たまにイナがおびえる動きをするのだがボイルとかは起こらず。ルアーはあれこれ試したが反応無し。飲食店の運河に移動するもこちらは下手の橋は良い塩梅の水深なのだが、コイはいっぱいいるが反応無い。どうしたんだろうか。
最初反応あった服屋の運河と同水系の飲み屋の運河に移動。ここも良い塩梅の水深の橋はあるのだが反応無いなと思っていたら、目の前を50クラスが2匹泳いでいった。当然ついてたチャグバグ小で狙ったが全く無視。魚いるけど食ってこないパターンなのか?
服屋の運河に戻って、橋の前後狙っていく、今度は2本目の橋の下流で小さそうだけどフッコスペシャルにバイトがあったのでしつこく狙っているとやっとヒット。30チョイぐらいのサイズだがまあ良しである。引っこ抜けそうだなと寄せてきたら足元近くで首振ってフックアウト。ガックシ。1匹が遠い。
7時頃暗くなり雨が降り始めたのは予定どおりだが、雷鳴り始めたので一旦休憩でスーパーで夕飯タイム。夕飯食ってもゴロピカやってるので、しばらく車内でマンガ読んで時間をつぶす。
8時過ぎに雷は収まったようなので、再開するがそれでも何度か稲光が見えて少し再会のタイミングが早かった。落雷はシャレにならないので、街中ではまあ建物の避雷針に落ちるだろうけど、それでもう少し臆病になっておいた方がよさそう。
雨も降ったし、夕方見たやる気の無い2匹とかが活性上がっていてくれることを期待して、飲み屋の運河に移動。フッコスペシャルでテクトロしていくと、たまに当たるがかからない。食い切れてないのかと、手持ちのルアーで一番小さいニョロ小にサイズダウンしてやっとかけたと思ったがなんとこれまたバラし。30チョイ。魚はいるのは間違いないのでニョロ小とフッコスペシャルをローテしながら、攻めていくが水門周りでフッコスペシャルに何度かアタリああってまた30チョイぐらいがヒットしたが、これも寄せてきたらばれた。1匹が遠い。
だいぶ粘って雨も小雨になったが、アタリもなくなりハウスの運河に移動。下流側の車を止めた場所から上流へテクトロしながら歩いていると、水面で捕食音が。すかさずルアーを回収してその辺りに投げて巻いてくるとヒット。結構元気に走ってドラグ鳴らす。バレるときは何やってもバレるが、それでもなるべく飛ばさないように竿を寝かせて寄せる。背中の落としダモを落として何とかネットイン。やっと遠かった1匹が釣れた。
まあ、レギュラーサイズの50前後だが今日は釣れンかもと思うぐらいの状態だったので嬉しい。
すぐ上流でもう1尾追加。今日さんざんバラしまくってる30チョイのサイズだが、釣れるときは問題無く釣れる。
たまに捕食音の響く中、上流へ上がっていく。たぶんこのあたりが限界かなという極浅いところまで来て、何度かアタリがあって1ゲット。あまり引かないので引っこ抜けるサイズかと思ったがレギュラーサイズで慌ててネットを準備してゲット。網の準備おもいっきりもたついたがそれでもバレないときはバレない。
それほど雨は激しくなかったが、上流でドバッと降ったのか草とかのゴミが大量に流れはじめ、釣りにくくなったので移動。飲食店の運河に再度入るがここは全く反応無かった。
11時頃撤収。途中から完全に明日の海の日は釣りに行かないつもりで体力温存考えず躍起になって釣ってしまった。
なかなか好調とは言い難い苦戦ップリだが、それでもナンボか釣れるという結果が出ているのは良いことだと思う。
○7月12日
今週は7月の台風としては過去最強の呼び声高い8号が前線刺激して雨が多かった、この4月から職場の席が部屋の端になっているのだが、エアコンの送風口に近くて天気悪い日は寒くて体調崩した。出張も台風対応関係でポシャって台風一過の暑い夏の土曜日。先週の感じだとあんまり今年はテナガも良くないかもなと思いつつも、ホームグラウンドの定点観測はまあ基本なので、昼の干潮はさんんで出撃。
蛇篭ポイントは先行者ありで、やや下流に移動して住人の桟橋から降りて上流方面、テナガを探しながら歩いて行くと、ちょっとした岬状の石の多いところに歩いているオス発見でそのあたりから始める。結構潮は引いている。
サクサクと釣れる。サイズも良いのが多い。
30分くらいでつ抜け。
一昨年のような、干潮時はどこでも小さな石にも付いてるというほどではないけれど、石がゴロゴロしているあたりとかにはまとまっている。
実に久しぶりの気がする時速20匹ペースのラッシュ。が、その後メスしか釣れなくなったので、干上がっている桟橋ポイントをこえて下流へ探りながらいく。
干上がった川底の障害物周りで、デカめのが確認できたら釣って反応無くなったら移動。
干上がると砂泥底で障害物が少ないエリアでは、大きめの障害物にはエビが集中する。木の根でウサギを待っても待ちぼうけるという話を聞いたことがあるが、テナガは待つ間もないぐらいいっぱいいた。ここだけで10匹ぐらいはオスが集まっている。リリースすると木の根に戻りそうなので水たまりにちょっと貯めてみたり。
たぶん今日最大、2,3匹同サイズはいたと思う。22センチ。
30まで釣って、雨も降ったし下流のシーバスがハクを襲うポイントはどうかと下ってみたが反応無く、ちょうどお昼時だったのでテトラの脇にテナガ仕掛けを置き竿にして昼ご飯。特に反応無し。
上流ポイントに戻って、上げ潮ラッシュを久しぶりに味わいたいと、まずはちょっと崖を降りて狙う。潮がガンガン上げてくるなか、やっぱり岬っぽい場所の石周りがよくて、大きいのが歩いてくるのを狙い撃ち。
久しぶりの上げ潮ラッシュを楽しんでいるが、44匹ぐらいで水没して足場が無くなり下流に移動。
下流の切り株あったあたり、ジャブジャブ歩いていると、足元の浅い底を歩いてくるテナガが目につくので見つけたら狙って、無視される場合もあるけどそういうのは放っておいて食う気のあるヤツを釣っていく。
いるところには何匹かいて居ないエリアにはいないんだけど、釣れている場所だけ考えても同じように何も無いところだったりして違いがわからない。違いをあれこれ考えると、ド干潮の時にまとまって隠れていた障害物から満ちてくると上流へ向かうので、群れてるわけじゃないけどある程度集団が形成されているのかもしれない。しばらく釣れてからいなくなるのもそう考えると割と腑に落ちる。まあ真実は濁った水の底だけど、そう仮定すると作戦のたて方もまた工夫できるかもしれない。
2時頃50匹釣って結構満足して、もう一匹見えてた良型を追加して51匹ゲットで終了。
暑くてしんどい天気だけど、かんかん照りの下でウロウロ歩いてくる大型のテナガを狙うのは既に自分の中で風物詩になりつつある。夏が来たという気がする。
○7月6日
今年も半分すぎた。今年はシーバスもテナガも苦戦しているが、まあそれでもボチボチ釣れているので退屈はしていないし楽しめていると思う。遠征と出張の釣りは好釣で来週は出張の予定もあるので引き続き好釣を維持したい。
7月最初の週末は日曜に梅雨の晴れ間が来たので、下げねらいで午後一シーバス兼ねてテナガ狙いに。まず蛇篭ポイント。ポツポツと釣れて来るが、数が少なく2時間で10匹。
昨日までの雨はそれほど影響ないのか濁りはないが、シーバスは来ているようでたまにハクが追われている。直した竿の調子見がてらシリテンバイブとザラパピーで広めに探るが反応無かった。竿は問題なさそう。
盛り上がりに欠けるので、場所を移動しつつ様子を見ていくが、テナガはどこも姿が確認できるほどいない。昨年同時期120匹とか釣っているのだがどうしたもんだろう?今年は季節がずれているのか?
一カ所、鵜とシーバスが水面でイナかナニかを追い回している場面に出くわしたが、ルアーが届くところまで寄ってこず、食わせるところまでいかなかった。
テナガもシーバスもいないわけじゃないけど、今ひとつパッとしない感じで攻略し切れていない。まあ、ボチボチと通い続けてみたい。
2013年 前半