2014顛末記 前半戦
○6月28日
雨も強く降ったり止んだりで、シーバスには良さそうな天気。ド干潮のお昼にテトラのハクボイルポイントへ。小雨の中始めるがボイルはおろか、そもそもハクがいない。濁りが出るくらいでないとダメなのか?しばらく投げて、上流へボイルを探しながら移動して行く。途中イナッコが追われていてドキドキしたが、鵜だった。
何カ所か試しに投げて、結局テナガ釣ったネット蛇篭のポイントまで来てしまった。しばらく投げて反応無いのでテナガを釣る。ボチボチ程度に反応があり、1時間強で11匹ゲット。
ちょっと上げ潮効いてきたかなという感じなので、またルアータックルでシーバスだのニゴイだのの反応を探る。
しかし、しばらくして蛇篭の上でステンと転んだ。今回、竿を持った手で受け身を取ったので怪我はしなかったが、シーバスに出張にと愛用のパックロッドのトップセクションがポキッと折れた。
怪我無かったのだから正しい行いだったと自分を慰めるが、ガックリである。まあ形あるモノはいつか壊れる。それは仕方ないことだ。でも北は北海道から南は沖縄までお供させた竿だけに悲しい。300円で中古屋で買ったどうって事ない安竿だが。折れたのは竿先だけなのでちょうど良い穂先探して買ってきて直せるかトライしてみよう。
○6月27日
休日出勤の代休で金曜休み、どこに行こうかあれこれ悩んだけど、やっぱりテナガにこの時期行っておきたい。昼過ぎ干潮からのあげ狙いで自転車でGO。
乗っ込みポイント、ネット蛇篭のあたりに入るとエビがうろついているのが見える。サクサク釣れ始める。
置き竿にしていると抱卵メスも釣れてきて、いよいよ乗ッ込んできているようだ。オスを探して2本竿で1匹食わせている間に次のを探してという感じで、つ抜けは1時間かからず。良いペースだったがそれほどまだ数は多くないのかオスが見あたらなくなってきたので移動。それでもエビボイルは無かったけどうろついているニゴイもいたりして、プレデター共もやってきたようだ。
崩れた崖を降りて、クルミの木の陰でちょっと連発するが、ここも数は限られているようで5匹ほど釣ったらメスしか釣れてこなくなって移動。住人の桟橋ポイントはなぜか反応無く、蛇篭ポイント上流側に戻る。予想より潮があげるのが早くてやや釣り憎いが、ボチボチと歩いているオスも目につくので追加していく。
最大は、黒い片手の個体で21ぐらい。
雨が降り出しそうな空模様になってきたので、4時間弱釣って24匹で撤収。爆発的な釣れ方ではないけど、乗っ込みポイントにエビはいってきていよいよシーズン佳境に突入。明日は雨っぽいのでシーバスも絡めて釣るか。
○6月21日
しばらく梅雨の晴れ間で、シーバスはダメっぽいけどテナガは先週、乗っ込みポイントにも数は少ないけど入ってきていたので、今週はテナガ爆発かと期待して、夕方干潮まで釣るつもりで昼過ぎ出撃。
上流本命ポイント、ネット蛇篭。エビいねえじゃんよ。
移動して、住人の人の桟橋、住人のオッチャンと情報交換。釣れてるらしいが、イマいちエビが見えない。さらに下りながら魚籠調査していくが、どこもあまり爆発っぽい感じはなくショボイ釣果。
結局、下流のテトラのポイントまで下ってきてしまった。
とりあえず、馴染みのテトラの穴でつ抜けぐらいまでサクサクと釣れる。メスは抱卵していて、ノッ込んできておかしくない時期だと思うのだが。
しかし、予想より引いてくれず潮が止まってしまう。ポツポツと当たるぐらいで停滞。
場所も移動しながら釣っていくが今一いても反応しないのが多く苦戦。夕方近くなってデカイのが動き出したが、3連続で無視された。
結局、良い時間帯は来ず、17匹と今ひとつの釣果に終わった。もう一雨来ないとダメなのか?
○6月15日
今日も暑そうだ、朝から自転車でとりあえずは下流のテトラのテナガポイント。到着時9時頃はまだ満ちていてエビも見えずしばらく探し回るが、暑くてクルミの木の下にもぐりこんで涼みつつ釣っていたら、良い塩梅に潮も引いて、ちらほらエビも歩いているのが見え始めポツポツ釣れ始める。
となりのグループにえらく注目されてるなと思ってたら、埼玉から始めてやってきたとかで、釣り方も釣れるのかも良くわからん状態だったらしい。「もう少し引いてくるとエビが見やすくなる」「慌ててあわせず食い込ませる。」「あまり深いところは狙わない。」ぐらいのアドバイスとついでにリリースするつもりだったエビもあげた。
しかし、なかなか渋めの状況でペースは上がらず。となりのグループも釣れてはいるようだが、もっとバカスカ釣れる日に来たら良かったのになと気の毒な感じ。
それでも良いサイズも釣れてくる。手のひらオーバー。
10時過ぎ頃、本田が1点取ったという会話がそこここで聞こえてきた。ワールドカップ初戦か。日本が勝つ頃にオレはシーバス釣ってるはずだなと、獲らぬタヌキだが釣ったつもりでテナガは14匹で仕掛けを仕舞って、対岸に渡って昨日のハクボイルポイントに入る。
まだ引きが少ない感じで、おにぎりなど食って昼休憩しつつボイルを待つ。テトラのポイントだが潮が引くと沖側のテトラぐらいを残して干上がるので、ハクがテトラに隠れにくくなって昨日はそれをシーバスが襲っていたようだ。
休憩終わって、このポイント用にマリンシューズ履いてきたのでジャブジャブ入りつつ、昨日シーバスがついていたあたりで、持ってきたルアーのスイムテストなど。シリテンバイブの7センチはとりあえず2個補充した。サイズ小さい5センチぐらいのも用意したが、これは見た目イマイチ小さすぎる気がする。本物のハクよりボリュームがない感じ。フラットラップ8センチとラパラF7、どっちも良い感じだけどF7のフックをトラウト用のアイがPEのシングルにしたのがかかりも良さそうでとりあえず、自分の中で一番しっくりきた。バイブレーションはシリテンバイブの他にもレンジバイブの小さいサイズとかも持ってきたが根掛かりが怖くて使いにくい。食ってくるときは下から水面に食いあげてくるだろうからフローティングミノーで充分な気がする。
飛距離や強度、特殊なマッチザベイトが必要ないという条件なら、世界で一番魚食魚が釣れるプラグはラパラF(オリジナルフローティング)だと当方は信じている。そう信じていらんこと考えずに集中して投げられるのが大事だとも思うし、バルサ製で立ち上がりの早い安定したアクションが良いようにも思う。
ウダウダとスイムテストしていたら、やや上流部でボイル発生。昨日よりは水も澄んでシーバスいなくなったかと思ったがまだいました。移動していってラパラF7をテトラのちょっと沖に投げて、テトラこすらせるように引いて来たら後ろから追ってきてバコッと食った。食ったんだけど惜しくもかからず。慌てて再度投げるも反応無く、あれこれルアーを換えつつ周りを探るが反応無く。結局ライズはそれだけだったので、上流下流、ボイル探してさまよったが、結局下流は浅すぎて今一で、上流は逆に深くてハクがテトラの奥に入っている感じでダメだった。まあ、ポイントが絞れたので、次回以降雨で濁りが出てたら昼干潮にあわせて再度狙いにこいということか。ちょっと攻略が進捗した気がする。スカ食ったけど。
帰りがてら上流のテナガ乗っ込みポイントをチェックしに行く。釣り人増えた。ボチボチ釣れているようだ。住人の桟橋あたりからちょっと、探ってみる。ウロウロしてた大きめゲット。
まだ、たまにオスが歩いているだけなので乗っ込みポイント本格スタートは来週くらいかな。上陸するとき住人の方がいたので挨拶してサッカーどうなったか聞いたら逆転負け食らってた。勝負の世界は厳しいものである。まあ負けたって命まで取られるわけじゃなし、思いっ切り玉蹴っ飛ばしてこい!ってオジサン思うネ。1時過ぎに撤収。
○6月14日
雨も一旦あがって、梅雨の晴れ間で暑くなりそう。そろそろテナガ乗っ込みポイント良いんじゃないかと昼干潮をはさむ感じで出かける。
橋越える時点で良い塩梅の笹濁り。しかし、最初の蛇篭ポイントでは歩いているテナガ皆無。
ちょっと下がって、住民の足場狙い。住人のかたにテナガ情報聞くと、今日は2匹だけとのこと、主群がまだきてないのだろうか。少し試すが反応無いので、大きく移動で下流のいつも釣っているテトラより上の四角いテトラのエリア。日差しが暑いので柳の木の下でドジョウならぬテナガを狙う。
わりとすぐに釣れてきて、楽勝ペースかと思ったけど、4つほど釣ったらメスが釣れてその後反応無くなる。
ちょっと移動してもあまり良い反応無い。いつもの下流ポイントへ再度移動するが、結構人がいるがみんな釣れていない。もう少し水が落ち着くまでダメなのか?
こういう時は新場所チェックということであっさり下流ポイントを見切って、対岸渡ってテトラの浅瀬のあたりを探る。普段はテトラが沖に入っている形だが、かなり引いているのでテトラに乗れる。たまに小さいのが持っていくがイマイチ。
と思っていたら、目の前のテトラと沖の流れとの境あたりで、シーバスがハクを襲い始めた。
単発かなと思ってテナガ狙いしていたが、どうも同じ場所でハクが来る度に襲っている感じ。
ルアータックル出してきて、とりあえずザラパピー、反応無し。次に濁りの入ったテナガポイントでは実績あったのでシリテンバイブ。沖目に投げてテトラの際をとおらせてくると、追ってきて食ったがかからず。再度同じコースで追ったが、今度は口開かずターン。その後は追ってこなくなった。
でも、本物のハクがテトラからテトラを伝うように移動すると、テトラの間でバシャッと食ってシッポ出して反転して戻っていく。気温も暑いが頭も沸騰するぐらい熱い。
マッチザベイト系でフッコスペシャルや5センチニョロ小を投げたが全く反応無い。トップはザラパピーとメガバスコアユ、高速ツィッチから放置してチョンからだら引きから、リアクション系で回転モノリトルジョージ、スプーンはバイト、シンキングペンシルフラッタースティックのフォーリングやただ引きにツィッチ、テナガボイル用のライトラバージグまでためすが、ハクの本物は食っているがルアー食わない。遠くで別のボイルがあったので探りに行って、帰ってきてやっぱりシリテンバイブにワンバイト、これもかかんないんだよな。
今日のハクについてるシーバスはマッチザベイト系はダメで、小音系のバイブで最初の1回2回は追うぐらいの感じ。しかしバイブは陸っぱりにはあまり向かないルアーですぐ根がかる。1個しかなかったのをロスト。まあ、他のルアーでも食ってくるヤツいるかもと他の場所に入っているシーバス探して移動を繰り返すが別の魚は見つからず、明日リベンジすることにして昼頃余力のあるうちに撤収。
本物食ってるけど、群れに突っ込んでる感じで単純に1匹小さいのを基準にマッチザベイトしてもダメ臭くて、出会い頭の一投目でそれなりに動きの良いルアーでリアクション的に食わせきるしかなさそうな感じ。
食わせきるなら明日はラパラ系か。シリテンバイブはとりあえず補充だな。
○6月8日
週半ばに梅雨入りして、足の遅い低気圧がそのまま居座り、金曜の夜などうちの前の三面護岸の川が怖いぐらいに増水していた。普段4、5m下でコイが背ビレ見せているような浅い川が、水面が道路にあふれるんじゃないかというぐらいに上がって不気味だった。都会のアスファルトの街の川の増水は一気に来るので見ていて恐怖を覚える。
土曜もシトシト降って今週末はお休みかなと思っていたが、日曜午後に晴れはじめ、ちょっと家の前の川をチェックすると水は下の方を流れていてコイの背ビレは見えてないけど澄んでいて割と釣りできそう。支流の三面護岸と水系違いの本流ではまた状況違うかもだが、とりあえずテナガ道具とパックロッドのシーバスタックル持って、上流テナガ乗っ込みポイントをチェックしに行く。梅雨入りしたしそろそろノッ込んでくるでしょ。
橋渡る段階でまっ茶に濁っているので、こらあかんナという気はしたが、とりあえずいってみる。結構増水していて濁りまくっている。ヘラ釣りとコイ釣りの人は多い。1カ所ためしに狙ってみたが反応無し。一人橋の下のテトラ帯でテナガ狙いのおじちゃんがいたので情報交換。ダメですと。
濁りも入っているし、シーバス狙ったろうと思うものの本流は本流で狙い所が絞りづらい。1カ所あてがあって、河川敷にヘラ釣りできる池があって、そこへの水の引き込みにハクが入って、シーバスも入っていた事があったので、とりあえずベイトっけやボイルを探しつつそこまで自転車で下がっていく。
目当ての池はハクも入ってて良い感じだったが、引き込みのあたりにもヘラ釣りの人がいて、ルアー投げられるような状況にない。結構あたりあるようで、ちょっとの間に目の前で2匹あがった。浮きの動きみていると、明らかにチョイッと沈むあたりは自分にもわかったけど、ナニがあたりなのかわからんタイミングでもあわせてた。ヘラブナ釣りも面白そうだが、とりあえず今日は一旦帰って、夕まずめ近所ポイントのシーバス狙いに出直すこととする。
夕方明るいうちに、工事が終わった排水ポイントを見に行く。ネット蛇篭の積んであったマイポイントが味も素っ気もないコンクリの直線護岸になってて泣ける。ネット蛇篭は根掛かり多くてルアー何個も引っかけたが、良い具合に流れがぶつかっていて脇にシーバスが高確率でついてたのにクソムカつく。やや下流の葦の生えた岬が新しい付き場になりそうだが、蛇篭でカバーしていないので流れが直接ぶつかるようになっていてこのままだと削られて消えそう。蛇篭は貴重な残った葦の岬を守るために入ってたような気がする。台無し。
明るいウチに一旦3本ぐらい下の橋までいく。橋の下、ハクっぽい群れが水面にいて下にシーバスいる臭い動きをみせているので狙うが、ルアーあれこれかえても不発。近所ポイントのハクパターンはイマイチ攻め切れてない。ザラパピーかフッコスペシャルでいけそうに思うのだが、突破口がつかめてない。濁りはあまりきつくなく、となりのテナガ釣ってる川と川筋一つ違うだけでだいぶちがうものである。バイブレーションやミノー、シンキングペンシルも投げるが反応無い。釣れるときゃ何投げても釣れるのかも。
暗くなって、水面ボラ飛んでるあたりや、ハクの群れが見えるあたりを1、2投ずつ投げつつ上流へ。商業施設前も期待したほどベイトっけもなく不発。
最後、排水周りを狙うが、ここしかないだろという岬と矢板の隙間も反応無く不発。攻め方が甘いのかと矢板にからめるように攻めてたら引っかけた。撤収。
都会の川は水があふれないようにという安全面を優先すると、岬だの何だのは削って真っ直ぐな溝にするのが正解なのかもしれないが、あふれるぐらい増水したときに底に沈んでる岬があるかないかなんかほとんど関係無いようにしか思えないんだけど。
ただでさえ釣りの技術があんまりよろしくなくて苦戦してるのに、土建屋に邪魔されたら釣れるもんも釣れん。と言うのは八つ当たりだろうか。
○6月1日
昨日は夜の釣りだからマシだったが、土日クソ暑かった。暑さに体が慣れてないなか炎天下の釣りは年寄りにはこたえるかもとは思いつつも、良いシーズンだし昨晩スカだしで、お昼干潮をはさんでテナガ釣ってしまおうと自転車でGO。
9時過ぎ到着して、先週と同じところに入れたので、良い場所は憶えていて、2本で置き竿しながら歩いてるの見つけたら狙ってという感じで時速10匹ぐらいで順調に釣り始める。
メスも何匹か釣ったが抱卵し始めた。梅雨入り宣言あったらぐらいのタイミングで上流の乗っ込みポイントも要チェックだ。
20センチクラスも釣れてきて順調。
ハゼっぽいのがいたので目の前に餌落とすと食った。マハゼに似ているが下顎が突き出ているところでウロハゼとわかる。初物で地味に嬉しい。
お昼過ぎ潮止まりで、見えるエビはいなくなっても妙に調子の良い穴があって、適当に釣れ続けていた。その穴でゴミのように重いなと思ってあげてきたらデカかった。
タッパー対角線はみ出しまくりの黒くて大きいの。「特売!ブラックタイガー!」というポップがなぜか頭に去来する迫力のあるデカさ。まあハサミ脚が長いので身の部分はブラックタイガーほど大きくないが、それでも今季最大の23.5センチ。
興奮した。リリースするときは、いつもポイッと無造作にリリースしているが、こいつはテトラの下まで降りて手の中から歩き出して底に帰って行くのを目で追って楽しんだ。
30匹ぐらい釣っていたので、帰ろうかとも思ったけど、上げ潮時のラッシュも楽しんで帰ろうと粘ったが、これが結果的には判断ミス。
暑さにやられてか、集中力が切れていてテトラでこけた。お尻に湿布貼ってすむぐらいの打ち身ですんだから良かったけど大けがしかねない状況。我々釣り人の悪いところはこけるときに竿を守るところで、今回も竿折って手をつけばこけずにこらえられたかもしれないが、足が滑り始めて真っ先に竿持っている手をあげている。たかだか800円の竿である。竿の価値は値段じゃはかれないけど、体の方が大事だろうというところ。反省。
その後、カウンターを落として水没させるにいたって、「はよ帰れってことだな」とやっと重い腰を上げて42匹で撤収。上げ潮ラッシュに後ろ髪引かれつつ帰宅。
釣りたい気持ちがあるのは釣り人として良いことだとは思うけど、怪我や事故のないように自制するというのはおろそかにしてはイカンなと思う。若い頃「魚釣りに行って死ねるなら本望です」とかいって「死ぬ方は「楽しかった!」で満足して死んだとしても、残される方はたまったもんじゃないぞ」とJOSさんにたしなめられたのを思い出す。安全第一と書いて心にも留めておこう。
○5月31日
テナガシーズン突入しているが実はどうも、先週先々週あたり、やっと湾奥シーバス調子よくなっていたみたいでダイキリさんほか複数の筋から情報入ってきていた。バチ抜け後半戦を意識して、細いナイロンラインのシステムを準備したりしていた手前、そう聞いちゃあ黙ってられないということで、ダイキリさん、I先輩とチームGWで、C川に出撃。
バチ抜け後半戦は、遡上してくるハクだのハゼ系だの稚魚系も混じるし、バチも小型の高速タイプが多くなってきて、そういう小さくて泳ぎの下手な餌をたらふく食ってコンディションの良い魚が、チョビッとしか吸ってくれないとか、遠くでしか食ってこないとか結構難易度高く、昨年のHHポイントで2連発スカとか食っていたのでちょっと対策練っているところだったのである。
しかしこれが、また返り討ち。暗くなってすぐ、隣のお兄さんが60UPのブリッとグラマーなのをゲットしていたので、これはそのうち自分のルアーにもと期待していたが、うんともすんとも。
基本、ニョロニョロとフラッタースティック遠投、手前のライズにニョロ小とお手元とセイゴスペシャルというのをローテしていくが釣れない。8時過ぎたあたりからバシャッという捕食音も多くはないけど聞こえる明らかに水面で餌食ってる状態なのに、食ってこないし周りも釣れてない。
9時頃、夕方から下げてたのが逆流し始めて、小型のバチが足元高速で泳ぎ始めたあたりで、ダイキリさんから1バラシの情報あったので上流へ。到着してルアーがコモモ95スリムとのことで、まねして同じルアー投げ始めたら、ダイキリさんにヒット。2発とも沖の流れのあるあたりで巻きはじめすぐだそうだ。だがしかししばらく寄せてきてフックアウト。シーバスはバレる日は何やってもばれるが、それでも悔しいというのはよく分かる。
その後も、魚っけあるのに食ってこない大苦戦。そろそろ10時で撤収がてら下っていって、台船手前でニョロ小の後ろ手ボワンと出た。でも手には当たりは感じない。もう一度投げたら再度でてこれも後ろでボワンとしている。サイズはたぶん悪くない感じだが吸い込みきれてない様子。遠投中も同じように後ろで食い損ねてるのもあるのかもしれない。どうやったら口に入るのか何とも難しい。ダイキリさんの得意な、遠投で沖の強い流れの中を餌求めて回っている元気の良い魚をタイミング良く食わせていくという手と、昔HHポイントでは結構効いてくれた、ニョロ小のような軽くて吸い込みやすいルアーをテンションなるべくかけないでデッドスローで引くような手がとりあえず考えられるが、その辺どちらももう少し実践的な中で詰めていかなければならないように感じている。
結局、それっきりで最後しつこく運河に入って様子を見たが、稚魚系が平和に泳いでいるだけで終了。Iさんも1バラシのみだったとのこと。
まさに望んでいた、こういうシビアな状況で何とか1匹、2匹少ないチャンスをモノにして釣ってみたいというような夜だったが、あえなく玉砕であった。10年以上やっている釣りだけど、まだこんなに苦戦するネタがあって来年も熱くなって楽しむだろうし、しばらく攻略にはかかるかもしれない。悔しいが面白い釣りをやっているという気もする。
チームGW、今年はこれで終了だと思うけど、また来年も懲りずに行きましょう。
○5月25日
遠征だ、出張だ、で疲れ気味だったので日曜は寝倒す予定だったが、割と普通に朝、目醒めてしまい、どこかに釣りに行きたくなる。近所ポイントに夜シーバス狙いにいくのが一番手頃だが、シーバスポイントで一カ所探りを入れたい気になるところがあったので電車で出かける。電車の窓から見ていて釣れそうな感じの東京側ではあまりみない小規模な街中の川。
昼前に到着して、川沿いに歩いてポイントチェックしていくのだが、21世紀の日本にこんな汚いドブがよく残っていたなと感心するような汚さ。今日日瀬戸内海では下水道とかの整備が進んだ結果、栄養が足りなくなって海苔の出来が悪くなった、とかまことしやかにささやかれるご時世、堂々たる汚れップリである。上流エリアは規模的にはちょうど良いぐらいに小規模で狙い絞りやすそうだけど、ちょっとシャドラップ投げたが反応無い。
どのくらい汚いかというと、川面に所々浮いている黒いヘドロの感じでもある程度分かると思うけど、画面下岸よりに浮いているブツにフォーカスすると、
イトウでもいたらバイトしそうだが、30分ほどで見かけた魚はコイ1尾、他にミシシッピアカミミガメ2匹、ネズミの死体はつごう3匹確認。
写真に写すと美しくない。地下鉄の線路の側溝や都会の公園の花壇でたまに見かけるけど、見る度に「どーぶねーずみ みたいに〜」とリンダリンダの歌詞が脳内自動再生されるオレ達世代。
下流の方に行くと、幾分薄められるのかまともな水質になって、ハゼ稚魚系の小魚も見えるし、鵜も泳いでるのでイナとかいるんだろう。当然シーバスいてもおかしくないけど反応無い。下流は柵が高くて釣りにくいし川幅広くて攻めどころを絞りにくい。
とりあえず気になっていたので一度はチェックせねばと思っていたが1度で良い感じだ。1時間強で昼飯食って撤収。
○5月24日
夢とうつつのはざまで、なんか鳴ってるなとは気付いていたが、オレには関係無いものと感じていたら、横から激しくゲシゲシと蹴られて目が醒める。朝6時。しばらく何が起こったかよく分からなかったが、そういえば朝の干潮に合わせてテナガ釣りに行こうと目覚ましセットしたのであった。朝の弱い釣り人。
餌の冷凍豚レバを5ミリ幅ぐらいの短冊状にに切ったりして、さっさと支度して自転車でGO!
7時過ぎには釣り場についてスタートしたが、しばらくエビが見えずに放浪する。小さいのが多く見えるエリアで適当にテトラの脇とか探ったらそれなりに釣れ始めた。
靴と並べているのは、落っことしたのでテトラの下の浅瀬に靴脱いで入って拾ったからである。テナガの最大級は尺越えるということだが、そうするとこの靴より長いはずで、そういう化け物に一度お目にかかりたいモノである。過去25センチクラスは何匹か釣っているが尺はまだ夢のレベル。
20センチクラスの良いサイズのオスもポツポツ釣れてくる。このサイズのにはさまれると結構痛い。けど嬉しい。
結構沢山いるボラの仔の「ハク」サイズ。関東では5センチ無いぐらいのサイズをハクというと数年前に知った。
つぬけは大きめのメス。まだ抱卵していない。この感じだと上流の乗っ込みポイントにエビが入るのはまだ先のようだ。時速10匹ペース。
そこそこサイズも良く、ペースはそれほど速くないがボチボチ釣れていたのが、上げ始めてパタッと反応無くなりエビも見えない。
このポイントでは干潮からの上げ始め、エビが潮があがるのにあわせて浅場の障害物に移動してくるのが見えて、それを狙い撃ちしようと考えているのだが、先週は上げはじめと同時に濁りはじめてダメで、今週も上げ始めても最初エビが見えないのでパターンはまってくれないのかと思ったが、しばらくして、テトラの壁面歩いている大型オスを見つけて、そいつをバラしたのがスタートの合図のように、次から次という感じでテナガがウロウロとやってくるようになった。そして順調に釣れ始める。
20匹は10時過ぎ。なるべく大きなオスを狙う。
30匹は11時前、時速10匹強だが、サイズの良いのばかり狙い撃ちしているので数字以上にキターッ!という感じで釣れている。これを待っていた。
今日一はたぶんこの個体。21センチというところか。20センチクラスは結構釣ったはず。
正午近くになって、歩いているエビの数が少なくなって、お日様も高くなって暑くなってきたので終了。
ズック魚籠の中をのぞき込むと、大型のテナガがワサワサしていて心が騒ぐ。
最終的に37匹ゲット。メスは最初からリリース。デカイのは殻とハサミが堅くて食べるとき口の中血まみれになるので5匹ぐらい川にお戻りいただいてタッパー入りきらない分を調整。夕食にする分はタッパー1杯あれば充分。
テナガに燃える熱いシーズンが今年もやってきました。なかなかに好釣。
○5月18日
風はあるが、日差しが強い。テナガシーズンそろそろだろうということで、自転車で下流のテトラポイントへ。
昼過ぎの干潮はさんで釣る予定で、到着すると釣り人結構いる。バケツ覗くと結構釣れている。適当にいつも入るあたりに入る。とりあえず見えているのがいるのでそいつに食わせて放置しつつ。2本目の竿を用意する。放置竿は1匹目ゲット。
その後も、干潮潮止まりぐらいまではコンスタントに反応有り、エビもあまり大きいのは見えないけど数はそれなり。メスはまだ卵を抱いていない感じ。
置き竿の方に良いサイズが来た。
つ抜けは1時間後ぐらいで時速10匹ペースとまあこんなもんかなという感じだったが、下げ止まってからパタッと反応無くなり、エビも見えなくなる。
あげてくれば、エビもウロウロし始めるだろうと思っていたのだが、あげ始めたら見事に茶色く赤潮のような濁りがきて、浅いところの障害物もほとんど見えなくなる。
エビが上げ潮の時に通り道にするだろう、テトラの脇とかに餌をぶち込んで待ちの釣りで、ポツポツと釣っていくが、イマイチペースも上がらず満ちてきてポイントも絞りづらくなってきたので3時間ぐらい釣って撤収。24匹ゲット。
暑くてバテた。エビはそれなりにいるようなので今年も期待したい。テナガシーズン開幕。
○5月14日
土日出張の振替休日を水曜取った。香港の顛末記も毎夜遅くまで書いてて寝不足気味だが、午前中にそれも書き上がったので、午後から寝てるのももったいなくて出撃。
東京湾春のシーバスは大苦戦で、当方だけでなく仲間内でも今年はどこ行ったらいいか分からんかったというようなことをよく聞いた。
そろそろシーバス春の陣は終了でテナガシーズンに突入予定だが、最後に東京湾でシーバス釣っておきたいのと、今年の不調が東京湾全体のことなのか、湾奥東京側だけなのか確かめる意味もあって、内房に昼過ぎに出撃。
昼は干潮で運河に水がないので、香港でフライでオイカワが面白かったので、潮待ちの間、オイカワ探しに行こうとフライタックルも持ってきた。ダムの上とかにはいるのは知っているが、できたらシーバスポイントに近い方がいいので、最初流程の短い河川を狙ったが、コイばかりでオイカワ確認できず。仕方なくだいぶ山に入ってダム下の中流域を探ったが、これが予想に反して、トビケラとか飛びまくってるのにライズもなく反応無し。
車載の折りたたみ自転車、小さくたためる10キロぐらいのを買った。車への積み下ろしも楽でいい感じ。
オイカワはあきらめて下ってシーバス狙いに運河に入る。
最初の服屋の運河、2本目の橋の下、5センチ無いようなボラの仔「ハク」がバシャバシャ食われまくっている。これはもらったと、ザラパピーとフラットラップのローテで釣っていくが、どちらのルアーも1回食ってフラットラップはかかったがすぐ首振りでばれた。ハクに狂っているのか思ったほどルアーには食ってこない。
2カ所目はハウスの運河、上流の橋でフラットラップに2バイト、フッコスペシャルも試すが食わない。意外に渋い。
3カ所目は飲食店の運河、夕方の満潮でかなり潮が上がっているので、いつも行かないような上流まで行くが反応無く、戻ってきて通常ねらう最上流の橋の下流側から橋の下にフッコスペシャル放り込んだらヒット。グシグシとあわせて橋の下から引っ張り出すと、結構良いサイズで60はありそう。明るいところに出てきたらいやがってか猛烈に首振りを始めた。そしてフックアウト。ガックリ。
気を取り直して、再度おなじ橋の下にキャストすると、また食った。今度はしつこく5回ぐらいフッキングかまして、最初の首振りでも外れず「これはとれるだろう」と思ったのだが、2回目の首振りでまたもフックアウト。ミスしたつもりはないのだが、バレるときは何やってもバレる。トホホ。サイズはやや小さくて50チョイか。
暗くなればハクが川の広い範囲に散って狙いにくい状況になりそうで、明るいうちに釣っておきたいのだが、この体たらく。いやな予感がさすがに漂う。
2本下の橋、もう日没で橋の下パターン成立しないか?というギリギリのタイミングで食ってくれた。今度も「くぬやろ!くぬっ!くぬっ!くぬっ!くぬっ!」という感じでしつこくあわせた。最初橋の下で首振っていたが、潜りはじめ今度こそとれそうな気配。バレルナの4文字をひたすら祈りつつ落としダモ下ろして何とかゲット。50チョイぐらいだがボウズは逃れて一安心。道ばたの花の上で写真撮影。
すっかり暗くなって、ハウスの運河に移動。反応無し。飲み屋の運河も上流反応無く、夜はダメかと思ったが、下流はハクも食われているくさい音がしていて、フッコスペシャルで40くらいのとセイゴゲット。
最後に服屋の運河にまわるが、服屋が閉まっていて灯りがない。やや下流に移動して街灯の灯り下を狙う。捕食音散発的に聞こえてきて、足元にもハクの群れがワシャワシャしている。足元近くでフッコスペシャルでセイゴゲット。
下流もチェックするがワンバイトのみ。9時過ぎ撤収。
内房運河は普通にシーバス入っている感じ。2連続バラしはガックリきたが、その後そこそこ釣れて楽しめた。いくつか釣れればまあ文句をいうほどのことではない。ハクは例年より多い感じで、どこでもある程度いるように見えた。忘れてしまっていた魚の釣り方を少しづつ思い出してきた感じだ。
○5月10日
土曜、出張先の西の港町。仕事が早めに終わって、4時頃からホテルのある街の運河と河川をチェックする。
運河の入り口、橋の下は反応無く、入り口近くの深みに、キビレらしい魚を発見するが、セイゴスペシャル追っては来たが食わず。
その後運河をチェックしていくが、クサフグと小さいなにか分からん魚のみ。
河川を下流からチェックしながら上がっていくと、支流があったので入る。橋の下パターンを検証すべく、橋下にザラパピー、シャドラップ、セイゴスペシャルをローテさせながら投げ込んで釣っていく。
最初の橋、下流側後ろの方を追う魚が見えたが小さく、上流側は橋の下でコツンとあたったが、やはり小さいのかフッキングせず。でも足元をキビレが泳いでいく。自然状態で見るのは初めてだけど、上から見ても腹びれが白く目だって明らかに他の黒鯛系とは見分けがつく。
2本目の橋、橋の下に放り込んだセイゴスペシャルに、30センチチョイぐらいのキビレが追って橋の下から出てきた、気持ちスピードダウンして食う間を作ったらバックリといった。フッキングも決まって、鋭いダッシュで橋の下に潜っていく。2度ほどタイ系独特の強いダッシュ力でドラグ鳴らして突っ込まれたが、そろそろ寄り始めたかなと、落としダモを用意し始めたらポロッとフックアウト。
「qあwせdrftgyふじこlp!!!!?????」
叫びにならない叫びをあげる。ガックリ、めっちゃくちゃ悔しい。でもこの川でも明るいうちの橋の下パターンは使えるようである。悔しさを引きづりつつも次を狙う。
次の橋はしたから50くらいのシーバス追ってきたが、ちょっとやる気無い感じでターンして橋の下に戻っていった。
次の橋が期待の持てる幅広な橋で、狙っていたら、下流からボラの群れの後方について、60くらいのシーバスが白昼堂々やってきた。コース上にシャドラップ銀黒投げたら、後ろを食いそうな雰囲気でついてきて、これはピックアップ寸前水面直下で食うだろうと緊張したが、足元まで来ても追うだけで食ってくれず。意外にすれているのか、透明度が東京湾に比べていいので見切られやすいのかよく分からん。が、魚は確実にいるので続けて同じ橋の逆サイドに移動すると、セイゴの群れがいてバイトしまくりなのだが、今日はバラす日なのか、かけても抜き上げで落とすとかを3回も繰り返して、足元まで群れで追ってきて我先状態で食ってくるのをラインテンション緩めて落とし込んでしっかり食わせて口の中にかけてやっと1匹ゲット。
群れもどっか行ったので、次の橋に移動る途中、沈んだ堰堤のような石組みのところでセイゴの群れのアタックあるなか、40くらいのキビレ2匹がいたので狙うが、結構遠くに落としたのに着水で1匹は逃げて1匹は追ったけど近くまで来て、こちらの動きに反応したのか逃げた。キビレはいると思って見ていると移動中も結構いるのをみかける、こちらが気づいたときには逃げ始めていて、近くに着水させると確実にビューッと逃げる。いわゆるスプーキーという感じである。
次の橋ではセイゴ1尾追加。
橋の上はフェンスと私有地でこれ以上行けないところまでいったが、浅い水底にシマイサキやら見えるが、シマイサキはコトヒキほどアグレッシブでないようでちょっと追うだけですぐ反応しなくなる。セイゴはいくつかあたったが、かんばしい反応無いので、下流に戻りつつルアー投げながら、本流筋に移動。
街のど真ん中流れる川で、手前にコンクリの護岸で浅くなっている部分があり、その沖側はストンと深くなっている。その浅いところにちょくちょくキビレが入っている。
最初に入った、コンクリに溝が掘られている排水出口にデカイキビレがいた。50近いのではないか。一瞬セイゴスペシャルを見て心臓バクバクしたが食わずに深みに消えた。
排水溝の足元から、60UPのいい感じのシーバス出てきた。しかし足元と深場の間の溝を往復しているが、セイゴスペシャルにもシャドラップにもザラパピーにも反応無し。こいつは暗くなってから夜陰に乗じて釣っちまおうと、一旦あきらめて上流へ。
上流は、ある程度まで岸縁に浅いコンクリの護岸があり、キビレの30〜40センチくらいのが散見されるが、こちらが発見するより早く向こうが気づくパターンが多く、深場に逃げていく後ろ姿を見ることが多い。どうにかして追わせても近くに来るとこちらの竿とかの動きが見えるのかこれまたターンされる。
上流移動して行くと、浅いコンクリ護岸が消えて、その後堰堤までチェックしながら行ったが反応無いので、キビレのいる浅いコンクリ攻略に精を出して何往復かした。
すぐに逃げられるパターンの対策を考えて、水際の壁から1歩離れて、手すりの下の穴からキビレの動きをチェックして、というのは割と上手く行って、一回食わせたが惜しくもフッキングせず。
しかしながら夕まずめで、魚が見えない時間になってしまいキビレの見釣りは終了。惜しいところまで来ているのだが時間切れ。
夕まずめ、また支流に戻って橋前後を狙いつつ上流へ、途中橋の上流側から下っていくキビレを二回見つけて、橋の下流側で待ち受けるという作戦もやったが1回追っただけ。
つり上がって、さいごのポイントで1匹セイゴ追加。なんか幅広で、ヒラセイゴっぽく見えるがどうだろう。家で同定しようと下顎のアップの写真を撮っておいたが、拡大してもなんとなく色が違って鱗っぽい部分があるような無いような程度で、確実にヒラだとは判別しかねた。下顎に鱗があればビンゴなのだが、どなたか体型とかで判断できる人いたら教えて下さい。
すっかり暗くなったので、一旦コンビニで休憩。栄養ドリンクを飲んでみなぎらせる。ナニかを。
支流にもシーバスのそこそこサイズが入ってきていたのは明るい時間に確認できていたし、本流の排水溝の60UPはあの位置が定位置だろうし、夜挽回も充分期待できる。ルアーはこの時期迷ったならば、餌がバチだろうと、イナッコだろうと、遡上してくるアユやハゼ系の稚魚だろうと、ニョロニョロ中黄色を投げてダラッと引いておけばだいたいOKである。
支流から始めるが、たまにセイゴのあたりがあるがフッキングせず。1度群れが下について、バコバコいいながら足元までやってきて、でも小さいからか結局フッキングせずというのがあった。
支流はゲット無しで本流へ。いざ本命の排水溝。
1投目アップクロス気味に通過させるも反応無く、いなくなったのかと不安になる。
2投目、ポジション換えて流れに直角に投げる。コンクリが切れて深くなる際のあたりで後ろでボワンとでたが、手元にあたり感じず。でもいる。
3投目は2投目と同じコースで同じ場所。モワンとでて重くなる。ここでバラしはイヤなので「くぬやろ!くぬっ!くぬっ!」という感じで思いっ切りアワセをかます。ドラグがジーと鳴って、沖にダッシュ。最初走って、割と簡単に近くに寄ってきて水面首振り。60ありそうで見えてた個体だと思う。その後潜ってしまいコンクリの角の蛎殻にラインかかっているような嫌な感じで底に張り付いた。押し引きするとライン切れるので緩めず引かずで、下流側にポジション換えてちょっとテンションかけたら沖に走り出してくれた。
60UPで割と良い型とはいえシーバスなので1回2回走らせてやれば疲れて浮いてくるだろうと思っていたが、なかなかこいつが弱ってくれない。浮かせて首振らせててバシャバシャやっているうちに、水面近くをよせてコンクリの浅いところに誘導したいのだが、よせても浮いてこず、角度的にコンクリに擦りそうになるので、その度に頭向こうに向かせて沖に走らせて仕切り直しというのを何度も繰り返した。
10分以上の長期戦だったと思うが、やっと浮いてきて作戦どおり首振っている間にコンクリの段差をかわして浅場に誘導成功。落としダモ下ろすと、さすがに長時間のファイトでくたびれていたのか、すんなりネットの中に頭から誘導できた。たわんだ60センチ枠いっぱいの魚体。
ウンセウンセとロープをたぐって、ヨモギの上に魚を横たえて、なかなか弱らなかった理由に合点がいった。フックが頭にかかっていた。体高もあって太い個体だったこともあって、アユの鼻管状態で元気に泳ぎまくったようだ。
67センチとなかなか嬉しいサイズ。サイズもいいがそれ以上に苦労した分嬉しい文句ない1匹である。今シーズンは東京湾苦戦だったのでこのサイズは久しぶりである。
写真撮って、急いで橋まで走って水深のある場所にドボンとリリース。
ドラグ出されまくったのでラインがチリチリ。先20mぐらい切ってビミニ組んでリーダー結んでという作業で興奮を落ち着かせる。
その後はバチでも抜けていないかと下流、河口方面チェックしに行くが、大量のベイトらしい水面の反応あるが追われてなくて、ルアーにも反応無し、しばらくニョロ中投げていたけど反応無いので、夜のキビレを狙ってみようと、香港の村田さんが黒鯛系でいい結果出しているようなので、小さいクランクを、本流支流のキビレ居たようなエリアで試してみた。特に反応無く終了する。
明日も仕事は朝早いので、満足して撤収した。気分が良いからか夜景がやけーに綺麗だ。
香港行くと、調子よくなるでござる。
○5月3日〜6日 香港オイカワ顛末記 ←クリック!クリック! ボチボチ作成中です。
○4月28日
GW突入。Iさん仕事で参加できないがダイキリさんとチームGWでどっか行きましょうかと相談するが、どこも釣れてないのよねと悩む。この時期例年ならHHポイントが良い時期で昨年苦戦したリベンジをと考えていたのだが、ダイキリさん情報ではあの付近のポイントはぜんぜんシーバス入った気配がないとのこと。今年釣ったポイントもどこも良く釣れているというほどではないのでいっそ新規開拓ということで、比較的マシな桜護岸のある運河筋の公園に探索に行った。
最寄り駅からテクテク歩いて、地図で目星を付けていた角のあたりゴロタの浜。釣り人2名ほどいてボラも飛びまくっていてなんとなくよさげ。潮が澄んでいてこの時期の湾奥にしては水質が良い感じ。
夕方始めてすぐ明るいうちにニョロ中赤金で1匹ゲット。
さい先良く、これは期待できると思ったが、今年の東京湾はそうは問屋が卸さない。その後は反応無く周りも釣れていない。
一旦、桟橋まわりとか探りに行って、ボラも飛んでないし反応無いので元の場所に戻ってきて粘る。
中ニョロ黄を6LBナイロンで気持ちよく遠投してしていると、遠目でゴミが掛かったように重くなる。この時期バチを食い慣れたシーバスは派手に食って反転するような出方をせず、水面に飛沫も飛ばさずその場で居食いするようなイメージの出方をする傾向にあるので、こういうあたりをこそ待っているのである。
竿が曲がるまでグリグリっとリールを巻いて巻きアワセするとジィーっという感じでドラグ出してから水面に顔出して首振った。ら、ルアー吹っ飛んでばれた。クッソ結構良いサイズっぽかった。釣れたらちょっと嬉しい60UPぐらいはあったと思う。ダイキリさんもたまたま見えたらしく、ちょっと良いサイズでしたねと慰めの言葉をいただく。まあ最初の首振りでばれるのはかかりどころが悪かったとあきらめるしかない。
その後反応無いので、新場所ということもあり、ちょっと移動しながらポイントチェックしていく。
橋の下はバチもボラも反応も無いので早々に切り上げ、最初のポイントのさらに奥に移動して、ゴロタの斜め護岸におりて、ダイキリさんは角でねばり、当方は橋までランガン。魚っけはあってボラは良く飛んでいるし、シーバスっぽい飛沫あげてるのもたまに目に入る。橋の下には釣り人有りで、戻ってくるとダイキリさんは1バラしということで、やっぱり魚はいるようだがいかんせんバチが流れている気配はなく、まとまった反応がある場所やこれっていうパターンがつかめなく単発。
最後、もう一度最初のポイントに戻る。ルアーサイズを5センチ小ニョロに下げたら1度コツンとチビっぽいあたりがあったのでしばらく小ニョロで粘るが、その後は反応無く9時半頃終了。
始めて行った場所だが、割と変化に富んでいて釣ってて面白いし魚もいるようで悪くはなかった。今年は全然魚釣れていなくて苦戦続きだが、それでも集中力切らさずに毎週釣りに行けているので、それなりに充実した釣りにはなっている気がしている。状況悪い時にもいろんな事考えて試して経験と知識を重ねていけているのは、ショボイ釣果の数字ほどは悪くはない釣りだと思っている。
釣りは魚のご都合次第の面が大きく、こちらがいくらがんばっても駄目なときは駄目だけど、魚のご都合が人間に都合良くわかるわけが無く。とりあえず釣れようが釣れまいがコンスタントに釣り場に出て魚の都合が良くなったときにはチャンス逃さずものにしなければならないということだろうと思っている。そういう意味でも2発目の良いアタリを結果につなげられなかったのは悔しいが、シビアな中でもチャンスは作れているので腐らず釣り続けたい。
今年はGW後半は香港小物釣り遠征で帰ってくると週末は出張仕事なので、春のシーバスシーズンはあと1回行けるかどうかだが、行けたら行くし、行けなくてもまた来年行く。ルアーの釣りは田辺ノリピー大先生も「キーポンキャスティング!」と言ってたように投げ続けるのが大事だと思う。
○4月19日
金曜天気が崩れたが土曜は持ち直したので、チームGWでどっかいきましょうかとIさんとダイキリさんに連絡とると、ダイキリさんは夕方まで所用があり近所で釣るとのことで、Iさんと桜護岸のある運河の南はじのエリアに出撃。ここは潮が動く時間帯しか釣れた試しがないが、今日は8時台後半から下げ始めるのでいけるだろうということで、日没後スタート。
公園通って橋を渡る時に、釣り人がちらほら見える。釣れてるのかもしれない。しかし、やや風が強くとても寒い。念のため持ってきたダウンベスト着込んでカイロもおなかに貼り付けてスタート。
Iさんは早々にバラしがあったようで、魚はいそうな雰囲気。でも全く反応なく支流の出口あたりをまで攻めた後、実績ポイントの角のところの釣り人が去るまで、座ってライズ起きないか見つつ休憩。
そろそろ潮止まりの8時前に、角の釣り人は寒さにめげたのか帰って行ったので、しばらく放置してからおもむろに入ってまずはダウンクロスに中にょろ黄を投げる。足下近くに来て後ろで出た。よく見ると足下の石組みの2〜3mぐらいの近距離でライズを繰りかえしているのがいて、どうも2匹以上いそうな感じ。慌ててちょっと向こうに投げてライズのあたりを通過させるとあっさりヒット。ばたばたと跳ね回るのを足下に置いたネットに誘導して無事ゲット。40弱くらいか。
写真撮っていると、Iさんも到着。ライズはまだあるので投げてみてと言ってから割とすぐに、これまたあっさりゲット。
写真撮ってリリースして、再度同じところに投げると、またヒット「ワンキャスト、ワンヒット状態!」とか喜んでたらバレた。しかし、この分なら爆釣モード突入したんじゃなかろうかという期待に興奮を抑えきれないが、それっきりで終わってしまった。
付近を移動しながらルアーも適宜ローテーションしていくが、たまに水面直下でバチ食ってるくさいボワンとした動きが見えるのだが、数は多くなく食わせ切れない。角で1度あたったがかからず。Iさんも同様のようで、下げに入っていい感じに潮は流れているけど移動しながらチェックするも思ったようなライズがないので、そろそろ撤収かなと、また角にきてダウン気味に投げてにょろ中黄をトロトロ引いてくる。
ゴミ袋をかけたようなもっさりと重くなる感触。この時期サイズのいいのが水面下で食って反転しないとこんなあたりだし、ゴミ袋かけても当たり前だが同様の感触。一応まきあわせしてハリをかけてしまうと、ゆるめのドラグをジージーいわせながら重くゆっくり走り始めた。
待望の大型ヒット。やっときたぜと心躍る。がしかししばらくしてもたまにスピード落ちて止まることはあるけど首を振らない。こちらに頭が向かないのでテンションかけて水面に引っ張り上げつつこっち向かせようとしても、底に張り付くようにして走るだけで首は振らない。
これは間違いなくアカエイだ。しかも水面直下引いてたニョロ中にかかったということは、すれじゃなくてバチ食ってて食ってきたと思える。そうとわかれば底に張り付かれるとあがらないので、今日は小さいルアーの出番もあるかと思ってラインを1つ細い6lbナイロンにしてゆるゆるドラグにしていたのを、このぐらいが限界だろうというところまで締めて浮かせにはいるが、柔らかめのシーバスロッド(ブリストール8f)ではどうにもならんサイズのようで、何とか頭をこちらに向けて寄せてくることはできるが、浮かせようとしてもロッドが腰までグニャンと曲がるだけで制御不能。シーバスならこのタックルで80だろうが問題ないが、こましなサイズのアカエイはちょっと手強いか、でもせっかくのチャンスは逃したくない、めちゃくちゃドキドキしてきた。
足下の石組みはどうしても浮かせてかわさないと根ずれで切れるので、石組み手前まで来て何とか浮かそうと試みるが、全然浮かずにとうとう底に張り付かれてしまう。万事きゅうすか。
Iさんもきて、状況説明している間ちょっとテンションゆるめてから、もうこれは切るしかないなとテンションかけると、以外にあっさり動き始めた。浮かせて手前の石組をかわすのは無理っぽいので、作戦変えて横に移動していきながら斜め護岸まで誘導してそこでずりあげることにする。岸辺をカニのように移動して斜め護岸まで到着すると、さすがに10分以上ファイトしているので魚も疲れてきたのか寄り始めた。
ここが勝負とポンピングして寄せる。ハタハタと羽ばたくひれの裏の白い部分が見えてきた。水面近くに浮いてきたら、フックがひれのやや後方にかかっているのが確認できた。スレがかかりかよ。ルアーにのしかかってかかった可能性もあるが、食ってきて口にかかっているもんだと思ってたのでちょっとガッカリ。
でも何とか斜め護岸にえら穴に指突っ込んでズリあげる。武装解除しようとしたら棘は折れて根本しかなかった。武装解除済みのようだった。
サイズは体盤幅58センチで昨年秋に釣ったのより一回り小さい感じ。スレでちょっとガッカリしたが久しぶりに渾身のファイトはラインが細くて苦戦したが楽しかった。ガチガチに緊張してたので腰が痛い。
お約束の三白眼。
無事運河にお帰りいただき、斜め護岸には長めのバチが漂着していたりして、バチは抜けているようなので、しばらくキャストしたが、小雨も降り始め反応もないので、10時すぎて撤収。
帰り道、公園の不気味なカエルの水飲み場でタックルを洗って後片付け。どういうセンスの人間がなにを思ってデザインしたのか、水木しげる先生の描く妖怪を思わせる禍々しい存在感。
帰り電車で、ダイキリさんから、時合い一瞬だったけど2匹ゲットとのメールが入っていたので、こちらも時合い一瞬だったけど二人とも1ゲットと返信。折り返し、全員安打でよかったですねとのメール。
大きくないしたくさんもつれてないけど、みんな釣れて楽しく釣りができていい夜だった。アカエイファイトもなかなかいい経験だった。
○4月17日
とりあえず毎日釣り具は持って出勤していたが、今週は無理そうだと思っていたところ、ポカッと時間がとれて帰りに出撃。Y君も誘ったら「しまった道具持ってきてません」とのこどだが、ビールでも飲みながら見学してますよとのことで一緒に職場を出る。
サクラ護岸の運河のさらに南方面行ってみるか、3度目の正直で職場から一番近いC川ちょっと上流部に行くか迷って、C川を選択。
到着して支流の上手から入るが、明らかに釣り人少なく今一な雰囲気。下げに入っても反応無いので、橋渡って下流へ移動しつつ探っていくが、本流筋反応無し。
割と実績のある本流と運河をつなぐ水路、橋の灯り下あたりで水面魚の気配有りで胸が高鳴る。ボラ稚魚がわさわさといて、小さめでクルクル回るバチも確認できる。しばらく投げて反応無かったが、やや下流で捕食っぽい波紋が見えたので対岸に移動して狙う。潮も動き始め、しばらくして足元近くで食ったがかけきれず。でも、その後わりとすぐにヒット。しかし小さい、でもこんな手のひらないような魚でも釣れれば気分悪くない。
Y君にしばらく釣ってもらったり、ウダウダと釣ってもう1尾同サイズ釣ったが、潮も反転したりしながら結構動いて良い感じなのにイマイチ魚の反応が盛り上がってくれない。
9時過ぎて、本流筋さらに下流までチェックして帰宅。
今年はホントに難しい。もっと目の前ライズだらけでバチパターンっぽい釣りを見せてあげたかったのだが、まあそれでも魚の反応がいくらかあって調子悪い中にあっては貴重な楽しみの夜だったと思う。
○4月13日
桜もだいぶ散り、シーズンまっただ中ということで先週釣れた運河にダイキリさんと出撃。体調悪くてふらついているが、アドレナリンでしゃきっとすることを期待。
さすがにイイ季節で、どこも人が多く人山状態。先週のポイントも先行者2名ほどいたが広い場所なのでてきとうにばらけて始める。明るいうちにニョロ中茶にバイトあり、魚はいるなという感じだが、ルアーの後方でモワンと出た感じで先週のバシュッと派手に出た感じとはだいぶ違う。
暗くなってしばらく反応無く、やや不安になった頃ヒット、しかしすぐに首振ってばれる。向こうで1匹あがっているなと見ていたら、反対側でダイキリさんがかけている。落としダモ持って駆けつけて無事ゲット。水面反応無いので沈め気味に攻めていたが水面攻めたらヒットしたとのこと。
良い時間到来という感じで、ダイキリさんももういっちょバラし、当方にもあたりがあって、これから釣りまっせという感じだったが、ほんの15分ぐらいで反応無くなってしまった。
この運河は仕事終わってから駆けつけても、割とダラダラと釣れ続けていた印象あったがどうしたことか、それでも粘って、人も少なくなってきたので最後ダメ元で小ニョロでテクトロしていたらヒット。
渋い中でもボウズ逃れることができて良かったと、落としダモ用意していたらポロッとフックアウト。ガックリ。
なかなか今シーズン上手くいかない。最後一発かけたところなんて割といい線いってるのだが、あと半歩ぐらいなにかが足りない。
○4月5日
水曜のリベンジをということでダイキリさんを誘って、先週も釣れた桜護岸へ。
明日はまた春の嵐のようだが、今日は天気も良く運河の水面には桜の花びらが浮いていてなかなかの春っぽさ。
暗くなってしばらくして、ダイキリさん一っぱつかけたが、抜き上げ時にばれた。惜しい。
ちょっと邪魔が入ったりして、20時前にオープンスペースの多い運河の南側に移動。釣りやすい場所なので釣り人結構いて人山っぽいので適当に始めてみる。たまにバシャッとかやっているので魚はいそう。
しばらくして近距離で食ってる気配があったので、ルアーをニョロ小にしたらヒット。40無いくらいか。
これは今日も先週同様小さいルアーが良いのかと思ったが、その後ヒットせず、沖目でバシャっとやっているのが見えたので、いつもの中ニョロ黄色でそのあたりを狙うと、わりとすぐにヒット。潜るタイプの魚でドラグ出して底の方に突っ込んでいくので、ちょっと大きいのかと期待したが、それほどでもなかった。まあ今日一の50センチぐらい。
次も中ニョロ黄色で割と近めで食った。今日はバックリ食ってしっかり掛かる日でバレない。
釣れてない時は悩みまくってルアーもあれこれ変えて釣っていたが、ほぼ定番の中ニョロ黄色連投だけで釣れてくる。4つめはやや遠目で。
五つ目はまた近めでヒット。
ダイキリさんの横で釣ったので、後で「気持ちよさそうにアワせてましたね」といわれる。今日はバックリ食ってバレないのであんまり神経質にならずに、最初かけた後、頭向こう向いた段階で結構強めにビシッ、ビシッと追い合わせくれていた。竿柔らかめなので、強めのアワセでちょうど良いのかもしれない。
ダイキリさんが、最初のヒット以来チャンスがめぐってこない。ルアーも同じで、釣る技術も当方より上だと思うのだが、なぜか釣れて無くて、やっぱりシーバスは良くわかんなくて難しいと思う。
21時過ぎそろそろ下げ始めるということで、ちょっと場所移動して小河川が流れ込む公園周りの運河に。結構潮は効いていてボイルっぽいのもたまに見えて、わりとすぐに当たりもあったが、小さいのか渋いのか掛からず。釣り人はそこそこいて、しばらく釣っていたら、隣のお兄さんが1匹ゲット。50チョイ。
よっしゃこれは時合いかと気合いを入れてお手元ルアー投げているとヒット。だが小さい。引っこ抜くとバチゲロ吐いてたので、バチが流れているのは間違いなさそうで、さらに気合いを入れて投げるけど当たりは遠く10時過ぎに撤収。
案内しておいて自分ばかり釣って面目ない。ダイキリさんまたどっか行きましょう。釣れ始めた気はするので後半戦気合い入れて釣りまくりましょう。
○4月2日
シーズン到来ということで、桜も満開。どこでもつれるイイ季節のハズということで、仕事を何とか抜け出してY君とともにダイキリさんと現地集合で、3月1発バラしているC川のちょっと河口からあがったポイント。季節も良くなったし4月には実績あるポイントだし釣れるでしょうという感じ。
到着してしばらくして下げ始める潮で、下げ始めてバチがたまに流れていくのだが、水面全く反応無く、上流移動してみたりしてチェックしたが、結局前回ライズの多かった場所に釣り人も集中していて、そこしかないだろうという感じだったのだが、反応無く「投げて巻くだけの釣りのハズなんですけどね」とダイキリさんとも首をかしげる状態。
桜は満開で駅からの公園には花見客が酔っぱらっていて、川面も座敷船が行き来する春の良い夜だったが、釣り人にはなかなか厳しい夜だった。
小雨もぱらついてきて、9時過ぎ撤収。
今年の春はえらく厳しい。なんとかリベンジしたいところ。桜護岸ベースにもうちょっと調子に乗って、後半戦、昨年スカ食ったHポイントあたりで良い釣りして巻き返したいと思う。顛末記始まって以来の不調の春だが、まあそういう年もあるのかもしれないし、これから挽回できるのかもしれない。どのみち行けるだけ行って釣れるだけ釣るだけヨ。
ダイキリさんY君おつかれさまでした。また行きましょう。
○3月29日
とうとう桜の花が咲き始める時期となってしまった。もうどこでもつれるはずであるが、桜の咲く時期、鉄板の桜護岸へ。3分咲きぐらい。明日は春の嵐のようだが散ってしまうのだろうか?風はやや強く投げにくそうだけど天気はまだ快晴。暗くなる前に現地着。
夕まずめ、結構足元近くで水面食ってる反応あって、これは釣れるぞと気合いを入れるが、なかなか食ってこない。ニョロニョロ、お手元、フラッタースティックでローテしながら移動して行くが、右の方しか反応無くいつも良く釣れる左側は今一魚っけ無い。
楽勝かと思っていたが、以外に食わず、暗くなってもたまに小さいのが当たる感触のみで、水面で餌食ってるけど食ってこないという嫌な雰囲気。食い方はバチ食い慣れたおとなしめの感じではなくバシュバシュ派手に飛沫あげて食ってるのでバチについて日も浅い釣りやすい魚に見えるのだが。
7時半頃明確なひったくるようなあたりがあったが、掛からなかった。
桜護岸でボウズかよ!という危機感が漂い始めた8時過ぎ、足元近くのライズをダメもとで5センチの小ニョロで狙ってみたら一発で食った。でかくはないが、久しぶりの獲物なのでドキドキしつつ落としダモを用意して、久しぶりなので右手でロープ持ってしまい「ハンドル巻けんやんけ!」とかいって持ち替えたりアタフタしつつも何とかネットイン。
まあ、40前後の湾奥サイズだけど、やっと今シーズン1匹目が釣れて嬉しくないわけがない。まだ痩せた個体でポイントに入ってきたばかりだと思うけど、そういうコンディションだとあんまりルアーサイズとか気にせず派手に食ってくれるモノだと思っていたのでサイズダウンが効いたのは意外だった。シーバスは何年釣ってても良くわからん魚だ。その辺の難しさが面白いんだけど。
近くでライズしている魚が何匹かいたので続けて狙う。わりとすぐにヒットしたけど小さいので引っこ抜いた。
良い時間に突入したのかと、ルアーをまた中ニョロサイズに戻して桜護岸を右左と移動しつつ探るが、左はあいかわらず沈黙。右は水面魚っけあるけど食ってこず。9時過ぎてあきらめて帰りがてら、足元を小ニョロで釣っていたら、最後にチビ追加。
自信を持ってむかえた、今年の2月3月の早春のバチシーズンだが、結果的にはコテンパンの惨敗であった。まあ、2月に2週連続で雪降ったりして魚の動きがいまいちパターンにはまってくれなかった、とか天候のせいにでもしておこう。また来年も春はめぐってくるので再挑戦だな。と言っても、とりあえずは4月5月の良いシーズンを楽しむのが先だろう。シーズンインです。
○3月21日
良い条件の週だったが、体調崩して寝込んでて平日釣りいけず。春分の日に前日の雨もやんだので、まだふらついてるけど、夜の満潮に合わせて近所ポイント出撃。久しぶりの娑婆の空気が花粉まみれできついのと風が強くて難儀しそうでテンション上がってくれない。途中の道路でネコが車にひかれていてさらにブルーな気分に。煎餅みたいになるまで車にひかれるのもかわいそうなので脇にどけておいた、ほのかに残っていた体温。
2本目の橋の下の岬周りから商業施設にかけて、昨年はこの時期バチ抜けて良い感じだった。到着すると釣り人1名、さらにすぐにもう一人来て3人で適当に距離をおいて、場所チェンジ時には情報交換しつつ釣り始める。みなバチ抜け予想して自転車でやってきてるようで、自分の読みと同じであることは心強い。
まだ下げ始めない開始後わりとすぐに、中ニョロ黄色に食ったが、一瞬掛かったけどすぐにばれた。でも魚はいるようだし、下げ初めてバチ抜けだしたら釣れるだろうと期待しながら風と寒さにめげずキャストを続ける。
だがしかし、下げはじめても、これがうんともすんとも反応無い、ライズ無い、バチも一匹も流れないという、他の二人も「何ででしょうね?」と首をかしげる状態。昨日雨が降ったけど今日は濁りもなくあまり影響なさそうだし、風はそれほどバチ抜けには悪影響無いように思っていたが、あるいは冷え込んだのが影響したか?いずれにせよ、下げ初めて2時間弱ほど何もなく、さすがにめげて撤収。
帰り際、工事中の排水ポイントを攻めたが、1投目で水面にオイルフェンスか何かが張ってあったのに引っかけてルアーロスト。工事前は1カ所高確率で魚の付くポジションを把握していたので、結構ボウズ逃れの保険になったりしたけど工事で地形も変わってしまいそのポイントはダメになりそうだ。何をやっても、という感じでその後も何ら反応無く帰宅。
本格的に、魚の釣り方がわからなくなってしまっている。どうしたら良いんだろう?釣れてるときと釣れてない時の差は割と小さな差の積み重ねで、釣れる釣れないの0かすべてかの差になっているように思う。偶然釣れていないというよりは、何か少しずつがハズれていて必然的に釣れていない気がする。釣りにはあまり偶然は無い。特に釣れなかった時は必然のような気がしている。弱っているので悲観的すぎる考えに陥っているのだろうか。
○3月15日
GWの香港オイカワ釣行の準備で久しぶりに3番のフライライン巻き替えとかしたら、オイカワ釣りに行きたくなったので、天気も良いし、夕方のシーバス釣りまでにサクッと釣って帰ってこようと電車で昔オイカワ釣っていたポイントに出かける。
本流からの疎水の水門下流の流れ込みの深みが鉄板ポイントで、寒い時期午後からユスリカが舞ってオイカワがライズしていた。他にもいくつか本流にもライズするポイントがあって、ここ何年か行ってなかったけどどこかで釣れるだろうと出かけた。
最寄りの駅を降りて川の方に歩いて行くとユスリカ系が舞っていて、これは釣れそうだという感じだったが、川に着くとなんだか濁っている。上流の方でユンボが稼働中で、川の流れも昔と全然違ってしまっていた。それでも疎水は同じように流れていて、ユスリカ系のハッチはあるし、カワセミ飛んでいるしで大丈夫だろうとポイントまで移動するが、これが魚が全然居なくて、ユスリカ飛びまくってるのにライズがない。本流筋もいくつかチェックしたが流れも変わっていてライズが見つからない。ポイント見つけたのはコイ釣りで延々歩いてポイントチェックしている時だったので、あらためてポイントを見つけるためには歩き回らねばならず、そこまで気合いが入ってなかったので断念して帰宅。帰宅したら花粉症がひどくシーバス釣り行く気力が無くなった。
楽勝と思っていたオイカワでもスカ食って、なかなか不調から脱出できない。
○3月8日
今日は今一な条件だが、とりあえず近所ポイント探索に、夕飯食って自転車でゴー。
いつもの2本目の橋周りと、商業施設の灯り下をチェックして反応無いので、戻りがてら前回魚っけのあった排水前を狙うが、今日はボラッけも少なく無反応。撤収。
○3月4日
火曜日、翌日雨の予報だったので行くなら今日だなと思いつつ、仕事サボれないか隙をうかがっていた。巧い具合にどうしてもやらなければならない仕事は無くなったので、定時でいそいそと釣り具詰め込んだリュック背負って出撃。
職場から一番近いC川の例年4月に行ってる河口エリアよりちょっと上のあたりから入る。4月には実績あるが3月はまだ攻めてない。でも3月のバチはこのぐらいのちょっと上流がはまるような気がしている。
19時過ぎ満潮だと思っていたが、なかなかそこから下げ始めず、ウロウロと下流域にチェックしに行くがめぼしい反応無く、もどると入ったちょっと下の橋の上流あたりで潮が下げはじめバチもニョロニョロ流れ始めた。しかし魚の反応無く、しばらく入ったあたりの水門と橋の間あたりをうろつくが、状況は変わらないので、大きめの場所チェンジで下流か上流か迷ったけど、「上流」が良いような気がして水門の上流に移動してつり上がっていく。
最初の橋の下流、ライズがあるが単発で食ってこず、さらに上がっていくと橋の上流明るいエリアでかなりの数のバチが流下していた。この時期よく見る10センチ前後のスピードはないけどニョロニョロ泳ぐタイプ。ニッポンカワゴカイだっけかな。
しかし食われていないので、さらに上流に移動しつつ、釣り人と情報交換など。もう一つ向こうの橋の上流でワンバイトのみと渋いとのことだが、バイトあるんなら御の字だろうと、そこまで移動してみる。ポツポツとライズがあり魚はそこそこいるようだ。ラインがヨレ始めたので、スプール交換して食い方が水面直下っぽいのでちょっと重めのお手元緑で投げ始めたら、ほどなくヒット、ひったくるようにフッキングしたので、魚の顔が向こう向いているあいだにグシグシグシグシとしつこく追いあわせ、ドラグ滑らして走るのでこれでしっかり掛かっただろうと思った瞬間ポロッとフックアウト。会わせた時にばれるのはかかりどころが悪かったと割り切れるが、しっかりあわせ終わってからなぜばれるかな?ガックリきた。やってられん。その後はその場所は反応無くなり下流へ移動していく。
行きにちょっとライズあった橋の下流あたり、結構な数の魚がライズしている。バチの流下量は目で確認できるほど多くなく、これは釣れるだろうという状況。だがしかし、全く食わせることができなかった。ルアーも引き方もいろいろ試したが、何がいけないのか理解不能。
22時頃には雨も降り始め、反応無くなり撤収。
春早いこの時期のバチの抜ける条件はある程度予想できるようになってきた。ポイントのチョイスもそれほど悪くなく、魚はライズしていたし、1匹バラしてもいるので、魚の動きもそこそこ読めている。でも釣れない。まあ、シーバスばれるのは税金みたいなものなので、釣りたければもっとかけろということなのかもしれないが、正直どうやったら釣れるのかわからん状態で絶不調である。だれかオレに基礎から1から懇切丁寧に魚の釣り方教えてくれないものだろうか。
まあ、この難しさが魚釣りだと思う。2月3月つりまッセと自信満々で宣言しておいてこの有様で、恥ずかしくもあるが、週末顛末記らしい哀愁漂う釣りのような気もする。
スカ食っちまった哀しみに今日も小雨の降りかかる。
○3月1日
週末天気が崩れるパターンで雨がしょぼついているが、そろそろ近所ポイントにもシーバス来ているはずで、夕方チェックを入れに行く。この雨が上がれば良い条件に突入しそうだが、平日夕方釣りに行けそうにあまりない。何とかならんだろうか?
最初、昨年バチシーズン良かった2本目の橋から商業施設あたりを、重めのお手元ルアーとバイブレーションで探るが、しばらくやって反応無かったので移動。
排水ポイント、いつも魚がついていた流れのワキの矢板ポイントが護岸の補修工事でつぶれていてショック。いつもやっている対岸から狙う。1回バイブレーションの後ろでバシャッと食ったッポイ反応があって、その後もボラの群れが追われる動きとかがあってシーバスの気配はあるのだが、スレでボラに掛かって走られてばれるというのが2回あっただけでヒットまで持ち込めず。しばらくルアーあれこれ変えて粘ったけど反応無くなったので帰宅。
魚は来ているっぽいので、後はタイミング良く釣りに行ける時間がとれるかどうかという感じだ。苦戦が続いているが、チャンスが来たら逃さないように準備はしっかりしておきたい。
○2月23日
2週連続で週末大雪で、平日は仕事が巧く回せず全然釣りに行く余裕がつくれない。今週は週末車検の手続きと宿舎の消防ばしごの点検でまとまった時間がとれないが、近所ポイント行く時間ぐらいはあるので、久しく魚の引きを味わってないので自転車でコイ釣りに出かける。
近所ポイントは最近コイ釣りポイントとして人気が出てきたようで、要所要所パンプカやってる釣り人がいる。ちょっと遠出して別の支流に。
川沿いの道路から川面をみながらよさげな場所を探す。流れ込み周辺、水面で餌拾ってる魚も見えたので浮力大きめのパンフライで始める。割とシビアで直前で見切られたりもしたが、しばらくして1匹目。
同じ場所でもう1尾かけたがバラした。ロケーションはこんな感じの町中の川。
下流に下りながら魚を探して狙っていく、以前はフライラインで水面叩くと活性上がって食い始めるような野生にあるまじきていたらくのコイたちだったが、たまに当方がお仕置きして教育してきた成果か、それなりに慎重で直前で見切ったりするのも多くなった。
しばらくして、活性高い群れがやってきて1匹目フッキングミス、2匹目直前ターンで3匹目にデカイのが真っ直ぐ来てばっくり食った。冬なのでそれほどスピード出さないがけっこうしつこく走ってくれた。
手尺で80くらい。その後もう1尾バラして、ほどよい満足感があったので切り上げて帰宅。
久しぶりの魚の感触は悪いわけはないけど、でもシーバスはやく釣りたい。
○2月2日
暖かく、ちょっと早い春到来を思わせる1日。今年は2月3月シーバスいわしたるで、と鼻息も荒い。
ダイキリさんポイントに、I先輩も参加でチームゴールデンウィーク初陣となった。ダイキリさんは既に数回出撃しており、昨夜は友人が釣っているとのことで魚はボチボチ来ている模様。そろそろ釣れ始めたとの報告はあちこちから聞こえてくる。
最寄り駅で車に積んできた自転車2台を降ろして、3人でポイントへ。風もなく釣りやすそうな状況。デカイの来てもいいように80枠の落としダモを背負って始める。釣る気満々である。今日は条件良いはずでバチパターンはまるはずとダイキリさんも当方も思っている。
しばらく、潮があげていて下げに入ったらバチが流れ始めた。けっこう泳ぐヤマトカワゴカイであろう10センチ弱ぐらいのがメインで、15センチぐらい有りそうなのや、もっと短くて速い動きのも混ざっている。
しばらくすると、水面でバシャバシャ食われ始めた。バチパターン完全にはめて後は釣れるのは時間の問題と思っていた。だがしかし、これが何とも難しい。
かなりの数の魚がいるようであちこちでボイルというかライズがあるのだが、ルアーに全く反応しない。普段はルアーチェンジは少ない方だが、さすがに目の前でバシャバシャやってるのに食わせ切れないと、投げてるルアーに自信が無くなる。スピードも緩急織り交ぜて、サイズも5cmから12cmまで、上流下流、沈めて浮かせていろいろやっても全く反応無い。後ろで出て食いそこねとかもなく、ちょっと打開策が思いつかない。3人とも同じような状況。
そうこうしているうちに、ちょっと無茶苦茶な量のバチが流れはじめて水面でバシャバシャというのが無くなって、静かになってしまった。
ルアーやラインに毎回バチが引っ掛かってくる。この量の流下は内房で川一面小型のクルクル回るバチが出ていた時ぐらいしか記憶にない。
9時ころ、さすがにこの状況はいかんともしがたいということで撤収とあいなった。同じ運河筋のだいぶ上流でJOSさんが釣っていたようで、引き上げる頃電話があった。同様の状況だったけどボイルしている時に1尾ゲットしたそうだ。
ダイキリさんは、昨年は3月にこんな感じでドカッと流下してこのポイントは終了したので、今年は早くおわるのかもしれないと言っていた。そうかも知れないし、そうじゃないかもしれない。沢山流下した次の日、流下量が減ったら当然バチに学習したシーバスが活性上がっているはずで明日はチャンスかもしれない。ダイキリさんはリベンジを誓っていたが、サラリーマンの辛いところで明日は月曜で仕事なのよね。
かなり良い線は行っていたと思う。バチ抜けもドンピシャのタイミングで読めていたし、魚も来ていてバチを食っていた。でも、バチが多すぎて本物ばかり食ってルアーに食ってこないという悔しい結果。この難しさが、悔しいけど釣り人を熱くさせる。面白いと思うしもっと上手く釣りたいと願わずにいられない。
バチが大量に流下するのは、捕食者が食いきれないぐらい一気に産卵行動をおこして、沢山子孫を残すためだろうと思う。そのためには仲間同士ではある程度流下する条件を合わせて一斉にバチ抜けする必要がある。でもその条件が完全に確定的な条件だと捕食者もそれを読んで食べに来てしまう。だからある程度条件はあるんだけど、微妙な条件で左右されるようにもなっていて偶然の要素も大きく、なかなか読み切れない要素ではあるんだと思う。それでも釣り人はなるべく多くの情報を足で耳で仲間内の情報交換やネットで集めて読み切ろうと試みるし、少しでも釣りにおける「真実」のようなモノを求め続ける。
シーバス釣りは(どの釣りでもそうだけど)そういう意味で、求めても求めて「真実」はまた遠ざかっていくような、複雑で難しい面白さにあふれていると思う。たぶん一生かかっても楽しみ尽くせないだろう。単純化しようと思えば単純にもつれるのだろうけど、めんどくさいこと考えて楽しんだ方が良いと思っている。
「釣りたくて仕方がない」という気持ちが今も心に渦巻いている。2月3月、サラリーマンには忙しい季節だが、なんとか平日も時間を取って我が「釣りたい気持ち」を満たしてやりたい。
ダイキリさん、I先輩お疲れさまでした。今シーズンもあちこち出かけましょう。
いきなり苦戦してる。これから5年10年かけて楽しめるぐらいに難しく歯ごたえがあるように思う。だからシーバス釣りは最高だ!
○1月26日
日曜に天気崩れるようで、土曜昼から出撃。先週そこそこ釣れてたので、今日は明るいウチにサクサクッとオカズ釣って風が吹く前に帰るつもりで出かける。
到着すると結構人山たっている。駐車スペース空きを見つけて車ねじ込み、魚籠調査にはいると、皆さん釣れていない。「みんな釣れて無くて頭抱えてる」「前回は250くらい釣ったんだけど今日は50もいかん」等々、魚籠にも魚は数匹とかで酸欠にもならずに元気に泳いでる。
まあ、夕まずめには活性も上がるだろうから、キンドルで暇つぶしながら時合いを待とうと、釣り座をセットする。足元狙いののべ竿仕掛けと浮き投げ仕掛けで始まるがどちらも全く反応無く、隣の人がポロッとぶっ込みで釣ったので手間もいらないぶっ込みに片方はしてあたりを待つ。
だがしかし、待てど暮らせど来ぬ便り。まわりもごくたまーにポロッと釣れるだけ。
釣り人も減ってきて、岸辺ではいつもいるオオバンのつがいが餌探している。
皆帰り初めて夕まずめ、こっから釣れるんじゃ!と気合い入れるもライズもなく無反応。こうなりゃしゃーないワカサギナイター突入じゃ!と気合いを入れるが、暗くなってすぐあたりが出始めて期待したモノのオイカワ2匹で反応無くなる。
その後2時間ほどで、今日は全く駄目だとあきらめて、寂しく帰路につく。ワカサギ釣れん時は何やって良いか分からない。まあどんな釣りでもそうだけど。
まあこんなこともあるさ。来週から春のシーバス祭り開催予定だが、期待はしてるけどやっぱり苦労するんだろう。それでも楽しみで仕方ない。シーバスと平行して2月いっぱいはワカサギも楽しむつもりなのでリベンジしたい。
シーバスタイミングあえばダイキリさんポイント、平日は近所ポイントか職場近く開拓考えてるけど、平日なかなかこの決算期にサラリーマンが忙しい中釣りに行けるか。そのあたりでまず苦戦しそうである。
力一杯戦ってみたい。
○1月18日
土曜は穏やかな天気だが、日曜はやや風が強そう。土曜昼飯食って出撃。
良い天気だし、去年の今時期の感じからいって橋の下のポイントは人山状態で車止める場所探すのもしばらく待つぐらいかと思っていたが、釣り人まばらで「こりゃ釣れてないのか?」という感じ。
帰り支度していた人に状況聞くと、朝からやって100ぐらいでイマイチとのこと。このダムは玄人衆は200、300釣るところなので釣れていない方なのだろうが、魚いないわけではなさそうなので一安心。14時頃スタート。
のべ竿脈釣り10本バリと投げ浮き仕掛け7本バリで釣り始めると、割と調子よく釣れる。投げ浮き仕掛けは単発だが、のべ竿の方は4発とかの連発も結構ある。
ただ、群れが移動しているのか釣れる時間と釣れない時間帯があって、30匹ぐらいまでは好調に数を伸ばしたが、その後は根掛かりで仕掛けロストしたのでちょっと棚をあげて浮き仕掛けに替えたのも影響したのか渋い時間帯が続く。
期待した夕まずめ、ライズはあるのだが、ライズしている群れのあたりの朝棚を狙っても全然食ってこずという状況で、ワカサギ釣りも「なかなかよく分からん」状態になっている。今後10年釣っていけばもっと分かるようになるのだろうか?明るい時間帯は40匹に終わる。
暗くなって、軽くおやつ休憩をして電気浮き点灯。寒くなりそうだがナイター突入。ポツポツと釣れ始めるが、釣れてくる棚がまちまちで最初イマイチペースが上がらない。でもコンスタントに釣れては来る。10本バリで下の方に食っていれば棚を30センチぐらい下げて、上の方に食っていたら逆に30センチぐらいあげて、そういう細かい棚調整で食ってこない時は一気に底に落としたりカッツケ状態にあげたりという感じで探っていく。
しばらくして、深棚で当たりが集中し始めたので棚固定で数を稼いでいく。しかし寒い。風はないがしんしんと冷える。竿を持つ右手にグローブをはめて、左手は素手で当たりを待つ間はポケットで暖めている。釣れたら左手で仕掛けをキャッチしたあと魚の掛かったハリスを左手でつまみ、右のグローブはめた指でワカサギつまんで左手でハリを外して、足元のバケツにワカサギ落として仕掛け投入。という一連の流れが一番スムーズで手返しが良いように思う。
8時半頃から水面ライズのような反応が見え始め、棚を浅くして釣っていき、9時ころ109匹釣って、ちょっと当たりが遠のいたので終了した。
バケツからワカサギ掬うのに素手でやったら手がジンジンするぐらいかじかんだ。かき揚げ掬うような網張ったお玉が必要だ。
竿が内部で凍ってなかなか仕舞えない。底を外してちょっと手で暖めると栓になっていた氷の柱が押し出されてくる。
同じポイントでも昨シ−ズンとはつれ具合が違うようで、ワカサギ釣りも当たり前だけど毎回のように発見があり面白い。多少釣れていないぐらいの方が駐車スペースとか確保しやすくて良いかもしれない。
寒さはちょっとシャレにならない感じになってきた。明日は大寒だっけ。引き続き楽しみたい。
○1月12日
体調今一で、連休寝てすごそうと思ったが、我慢できずに出撃。ナイターワカサギ。車中絶叫してアドレナリンを出そうとするがイマイチかったるいダルさが抜けない。
18時頃、釣り場に着くと先行者あり。ワカサギナイターやってる。ボチボチ釣れているようで、ちょっと離れて釣り座をかまえスタート。ボチボチとコンスタントに釣れてくる。すぐつ抜け。
ボチボチ釣れ続けるが、イマイチペースアップせず40匹は21時頃で時速10匹強。このペースでは束釣りするには朝までかかる。別に40〜50釣って帰っても良いけれど、なんか頭に血が上ってスイッチ入ってしまった。風が無く釣りやすいこともありもう1手2手打ってみることにする。
対岸に渡る。1m強の仕掛けが底についてしまうぐらいの浅さ、最初バタバタと連発したのでこりゃウヒャウヒャかと思ったがそうも甘くなく、すぐ反応無くなってしまう。1時間ほど粘って移動。ウロウロしてやっぱり最初のポイントに戻る。先行者帰るところで、良い感じに釣れてたとのことなので後に入る。
コンスタントに釣れてくる。22時頃から日付けが変わる頃に束釣り達成。棚は上がったり下がったりでライズのようなものも見えるが、カッツケでいつも釣れるかというとそうでもない。
でも、最後、100越えたあたりで魚が上ずってカッツケで連発して15分くらいで10尾ほど追加して111匹で終了。上出来。
気温が氷点下になり、竿の表面が凍り付いてしまうのに難儀した。ナイター指先が限界っぽくなってきた。
○1月1、3、4日
元旦、昼頃に同居人から初釣り行くぞという指令が出たので夕方から天気崩れる予報もあったので近場のチチブポイントで手堅くチチブでスカを逃れて、余裕あったらアイナメかなという感じで出かける。
3.3mの述べ竿仕掛けで紅サシ餌で始めていただく。釣り場のリサーチから道具の準備すべてやらせていただいております。毎度のことでありますが、ここ数年、同居人休日仕事が多いので一緒に釣りに行ける機会が少ないので召使い状態も久しぶりである。まあ、ダボハゼっすからすぐに釣れるんだけど、いまいちお気に召さなかったようで根がかりでハリ切れたこともありアイナメ釣りたいなどとおっしゃられているので、とりあえずぶらくり+ガルプ尾長ウジのべ竿に着けて釣っていただく間にスピニングタックルセット。セットしている間にもダボハゼっすから釣りの上手い人にかかればワーム咥えてハリがかりもせずに釣れてくる。
スピニングタックルわたして、昨日アイナメ居た場所教えて「あの辺におったで」とか教えると「分かってる!五月蠅い!」とのことだったが、お留守で釣れず。同居人は港のほうへアイナメ探しに行く。昨日の活性の低さからいって釣れんだろうと思って、当方はスカを逃れるためにダボハゼ狙いに。
すぐにチチブ釣って「初釣り坊主は逃れてよかったよかった」思っている間もあまりなく、「釣れた!」と港のほうから声がする。速攻ちびアイナメゲットしてやがる。どうなってるんだ?
写真とって当方も横で釣り始めるが「なにすり寄ってきてんだよ、あんたはさっきのヌメヌメした魚でも釣ってろ!」と厳しいことを言われるがここでチャンスを逃すわけにはいくまいと、のべ竿ぶらくりで釣り始める。が、すぐに根がかりロスト。たぶん震災で崩れたかかなんかだとおもうけど沈んだ岩壁の裂け目がいい塩梅に藻も茂ってそのあたりを狙っている。「うわー釣りそうやな〜」とみていると、「キタッ!」と合わせて竿先結構曲げてる。「ガニクレゲット〜」とぶち抜きました、久しぶりに見たなギスカジカ。この口と腹と表情が何ともいい味出してます。三陸の陸っぱり根魚釣りでの楽しいターゲット。階段でリリースしたらしばらく階段の端にへばりついてからバタバタと逃げていきました。
オレも釣りてーと、ハゼ釣ってるのべ竿にぶらくりはちょっと重い感じだったので、メバル釣るようなジグヘッドにワームつけて狙うとほどなくしてヒット。ちびアイナメゲット。昨日アイナメ全然食わんかったが、何なんだろう。今日は釣れるじゃん。
もいっちょ釣ろうと狙っていくと食ったが、走られて裂け目に入られる。竿が柔らかいのべ竿ということもあって全然寄らずこすれてブレイク。くそっ、サイズ確実に1匹目より良かった。完全に熱くなって、リーダー20lbつけて根ずれ対策してもいっちょ狙う。しばらくしてまた来た。またもぐられたが、しばらくタメていたら出てきた。かなり引きまくるのでひょっとしてデカいのかと思ったが、普段ハゼ釣ってる竿である。25センチくらいか。でもこの竿で障害物際で根魚とのスリリングなやり取りは最高だ。魚ちっさくても竿で増幅してやれば何ぼでも難しくも面白くもなるなあ、という感じのヤッタリトッタリで浮かせて引き抜いた。抜いたのはよかったけど堤防の向こう側に魚がビヨーンと行ったのを竿でためたら、ためきれずにポッキリ行ってしまった。ハゼ竿でぶち抜くにはちょっと荷が勝ちすぎた。初釣りからロッド折ってどうなのよという気もするが、釣れたので良しである。竿は修理すりゃ良いし最悪買いなおせばいいが、かけた魚はかけたときに釣っとかねばどもならん。
折れた竿先にあれこれ細工してライン結んで再開するが、風が出てきて寒いので同居人も満足したので帰ろうとおっしゃるので帰る。あっ、ちなみに釣りの上手い人はガニクレの後にも2、3匹アイナメ追加してました。何匹釣ったか聞いたら「2匹以上の釣果は数えてない」という男前な回答。
まあ、釣りのあんまり上手くない当方も、それなりに楽しくスタート切れました。今年もいい釣りが待っているに違いない。
2日に仕事で先に帰る同居人を見送って、3日はトライアンフ号貸し切り大名釣りで気仙沼湾のアイナメをルアーで狙う。気仙沼港にマグロ船だの沢山並んでる正月風景は感慨深い。
8時スタートでべたなぎスモークな気仙沼港をでて、凪がいいのでしばらく行けていなかったという半島の磯、産卵この冬は早かったそうで12月は渋かったそうだが、そろそろ浅場に帰ってきているかもということで浅い根の起伏が見えるようなエリアでスタート。
3投目ぐらいでゴゴンとヒットしていきなり45ゲット。幸先良すぎる。痩せた魚体、ひれのボロッチさがまさに産卵後という感じだが、結構食い方は良くて、オソ合わせで竿先突っ込むまで放置してたけど一回離した後に思いっきり追い食いした感じだった。今年初操業で船上に雪が残っている。
その後も浅場反応よく、いくつかポイントめぐって順調に追加していく。サイズは小さいのも多いが活性高く一気に食ってしまうので飲まれ気味。年末30日正に産卵後で深いところに魚がいたので7号8号と錘が重めの仕掛けをメインにしていたこともあり結構根がかる。
ラインブレイクして5号錘の軽めの仕掛けのスピニングタックルで岩の裂け目を狙っていて足元近くで食わせたらボートシーバスロッドぶちまげて良い引きしてくれた。47センチで自己記録1センチ更新。ボートのアイナメも毎年恒例になりつつあるので6,7回は行っているが50UPにまだ届かない。まあちょっとづつ近づいているしまだ前半戦なのでこれから釣るつもりなので良いんだけど。
この時間帯、一時ものすごく食い方が激しくてこいつにも飲まれてしまい出血してしまった。ライブウェルで回復を待ったが結局死んでしまいキープ。他にもそんなに大きくないやつに飲まれた。
じゃあルアーサイズを上げてみようということで、でかめのザリガニワームにすると、これはハサミばっかり食いちぎられて塩梅よくなく、結局パルスワームが調子よかった。
しばらくして島周りに移動。こちらの浅場はいまいち反応薄く、チビをいくつか追加後、ちょっと風も吹き始めたので移動して静かな湾内へ。湖で岩盤狙いでバス釣ってますというような景色の中、あたりは頻繁にあって数はのびていくのだが、サイズは40弱くらいまででチビ多め。でも飽きない程度に釣れてくるので楽しい。
何かグネグネっとした後回転しながら上がってくるなと思ったらギスカジカでした。震災以降久しぶりに釣って嬉しい。良い面構え。
今回、いつも使っていた分解性ラインのRTEがさすがに箱買いしてたのも生産中止になって久しく、ストックきれてきたので、なんかいい方法無いかと試してみて、リーダーを普通にナイロンにしてフックに結ぶのを100%ノットじゃないジャンシクスペシャルノットにするというのを試してみた。一番弱いノット部分がフックの結束部分になって錘とシンカーだけ切れてくれるという、考えてラインシステムを作る人なら割と思いつきそうだし丸橋大先生も書いてたけど、100%ノットじゃない結びをあえて使うのって切れそうで怖くていままでやったことなかった。けど、使ってみるとそれなりにうまくいった。もちろん岩と擦れてリーダーの真ん中から切れたりもしたけど、なかなかに理にかなったラインシステムのような気がするのは自画自賛か。
いくつか大物実績のある深場等もチェックして14時ころ撤収。15匹ぐらい釣ったと思う。数は釣ろうと思えばもっと釣れるだろうし魚はどこでもいっぱいいたけど、それでも大きいのは当方のような下手くそにはなかなか難しい。でも去年より1センチでも大きいのが釣れたのはとてもうれしい。腕に自信のある方なら50UPはそんなに非現実的なサイズではないのでぜひ釣りに行ってみてほしい。ちなみに釣りの上手い同居人は、ボートアイナメ2回で50UP3匹ゲットしており、50UPゲット率驚きの150%/日である。まあそういう釣り師ではない当方は、1センチ刻みでいいから「ちょっとづつ楽しみながら」を続けていけばいいんだろうなという諦めと「だからこそ」という喜びとを感じる。
ちょうど満潮で船着き場が水没中で潮待ちしつつ、船長と釣りの話やら震災後の復興の話やら。しばらくして幾分引いて、日本庭園の飛び石のように置いてあるブロックを渡って上陸。また年末か来年か?次回も50UP目指してトライしてみたい。船長からも「釣れるまで付き合いますよ」と心強いお言葉。なが〜いお付き合いになりそうな予感もあるがソレもまた楽し。
流血してひっくり返った2匹は刺身と煮付けで食った。家庭用まな板におさまらない迫力サイズ。
魚の内臓、肝と卵巣ぐらいしか食べてなかったけど、胃内容チェックする時に切り取った胃を煮て食ったら、コリコリした食感でかなりいけた。
4日は同居人のお兄さん、叔父さん、従兄弟(兄)と当方の4人で船でメガラ、マゾイメインの五目釣り。カレイ釣りアナゴ釣りでもお世話になった同居人一族御用達の綾里の「川さん」の船で出る。メガラは標準和名だとウスメバル、マゾイは標準和名だとキツネメバル。キツネメバルってどこでそんな呼び方してるのか聞いたこと無い変な標準和名。見た目クロソイの尾びれの先が白い感じでメバルじゃなくてソイだろという感じでマゾイのほうが良い名前だと感じる。「マ」とつく魚は本家的な扱いで一番美味いとされているセオリー通りの名前で三陸方面ではベッコウゾイことタケノコメバルを抑えて食味人気ナンバーワンの実力派である。ウスメバルはソイじゃなくてメバルっぽいごつごつしてないメバル顔なのでそれなりに標準和名でもしっくり来るが、キツネメバルはキツネと名前に付く魚は鼻先がとがっているというセオリーにも反しているし、みんなでマゾイで押し切って標準和名にしてしまおう、とここで提案しておきたいぐらいである。
メガラ釣ったら釣ったことない魚なので生涯釣獲魚種200種達成となるので、前夜仕掛けつくったりして気合い入れていく。仕掛けは胴付き仕掛けで毛バリ付きのハリで5本ぐらいの短い枝針を出して、イカかサンマの切り身餌、錘120号ぐらいでドカンと沈めて根の上をちょっと底切るぐらいで釣るらしい。でも素人はハリ数多いと絡ませたりして面倒なので2本バリの仕掛けをこさえた。通常電動リールの釣りらしいが、当方電動リール嫌いである。電動リールを否定するつもりもないが、風切って走る爽快感に魅せられた自転車乗りが、よりスピード出るからといって単純にバイクがあればそちらに乗るかと言えばそうじゃないように、当方は自力で巻くのが好きなのである。郷に入りてはローマ人のように、だが、従兄弟のお兄ちゃんにわがまま言って、竿とオシアジガ−貸してもらうことにした。オシアジガ−金属ボディーでレベルワインダー無し高ギア比という最近の海ルアー用のベイトリールでこのタイプのリール使ってみたかったので楽しみである。
ちょっと入れ込みすぎて寝付きが悪かった。このことが後に悲劇を招くことは知るよしもなかった。
7時出船で岬の先の根の上を流していく。マゾイがすぐ釣れてくる。オシアジガー良い塩梅で、巻き取り早いので100m強の水深でのやりとりも割と素早くできて申し分ない。
サイズは30前後。5匹でなんか飽きてきた、錘120号であたりは明確で向こう合わせ。オシアジガ−にふさわしいほどの大物ではないのでスリルにかける。なんていう、贅沢というか身勝手な釣り人だろうか、釣れなきゃすぐに泣き言を言い、釣れたら釣れたで「飽きた」だとこの野郎という気がする。そういう身勝手な罰当たり野郎にはきちんとバチがあたる。
船に酔ってしまった。飽きてきたら疲れが出たのかやや具合が悪いなと思っていたら船酔い。1回撒き餌して復活したが、マゾイ7匹プラスベロ釣って、テヅルモヅルの類を釣ったというか引っかけた時点で完全ダウン。寝不足もあったのだと思う。
海藻に見えるかもしれないけどヒトデとかの仲間の棘皮動物。
船尾甲板でマグロ状態。うとうとしつつ、12時ころ終了。ずっと釣れ続けたようでクーラー一杯になるぐらいみんな釣っていた。
釣果は7匹でも全然OKだが、釣り人として船に酔うってどうなのよ、一応船乗る仕事してた時期もあり海の男のつもりなのにこの体たらく。
でもうまい魚がたくさん手に入ったので、料理して食べてその分楽しんだ。まあクーラー一杯も食えないからあちこちお届けしたので、当日は一族ご近所みんなでマゾイ食ってたはず。
さすが人気ナンバーワンソイだけあって、刺身も煮魚も超旨かった。刺身はやや白濁するアイナメや飴色のタケノコメバルより透明感のあるキレイな身で、釣りたてでプリッとしている食感も素晴らしかったけど、甘みがあって単純に他の魚より上とか順位付ける話じゃないのだろうが、それでもやっぱり極上の部類だったと思う。アラ煮のデカイ顔に付いた身をはしでつついて食べる悦楽よ。
今年も、良い感じにスタート切ってます。
2013年 前半