○ルアー図鑑うすしお味 一気食い用 27弾〜

 

2015年12月19日土曜日

バルサ50がお安くなっています


 バルサ50ネタを書いたことが、どこか自分の心の中のスイッチを押してしまったようで、バルサ50のルアーが欲しいという気持ちが自分の中で着々と育っていき、辛抱たまらンようになってしまった。
 やっぱりバルサ50ならトップだよねということで、そうなるとやっぱりペンシルを意のままにアクションさせてちょっと小生意気なサーフェイスプラッガーでも気取っちまおうかと「ビッグラッシュ」を街の中古釣り具屋に漁りに出かけた。

 「バルサ50よフォーエバー」的な気持ちがあるのなら、版権買ったザウルストレイン製の新品を買うのが義理というモノかと思う。思うんだけどオリジナルが5,200円、ビッグラッシュで3,400円、と物価スライド考えるとそれほど値上がりしていないのかもしれないが、でもお高い。しかもコアなファンが買う分ぐらいを見込んで生産しているのか、ザウルス専門のウェブショップで見ても色が選べるほど残ってない。ちゃんと今でも好きな人がいて売れているというのは自分が買ってもないのにえらそうだが一ファンとして喜ばしい。
 売り切れてたけど新作でGTルアーサイズのビッグラッシュスケーターとかがデカシーバス用に作られてて激しく物欲を刺激された。使う予定もないのに発作的にポチってしまわず売り切れてくれていて良かったのかもしれない。

 ということで今すぐ欲しいぐらいに物欲が高まっているところに新品は手に入りにくいようなので中古屋へということにあいなった。
 ねらう獲物はさっきも書いたようにビッグラッシュ。の中でもウォーカーの方。ビッグラッシュと言えば、どちらかというとスケーターの足の長いロングスライドがバルサ50の代名詞というか伝説になっているが、水面の上を左右に動くだけならザラでもエエやんけという、全くもってサーフェイスプラグのペンシルベイトのなんたるかをこれっぽっちも分かっていない認識の下、ダイブもこなす器用なウォーカーの方がなんか使ったときに面白そうと、バス釣りなど数年行っておらず、次にトップのプラグを投げるような贅沢なバス釣りにいついけるのかなど、まるで見当もつかないが思ってしまったのである。
 ダイブするペンシルベイトもいまどき別に珍しくないけど、レッドペッパーのような不規則な小魚逃走系のダイブをするやつが多くて、サーフェイスプラッガーとして意のままにダイブさせて首振りなどの演出を加えて楽しむというのとはちょっと違うように思う。古いザラは竿をあおるとドボンとダイブしてくれた記憶があるが、そういう感じのアクションを求めているのである。私がしらんだけで今時のルアーにもそういうタイプはあるのかもだが「バルサ50が欲しい」というのが発端なので知ったこっちゃないというものである。

 でもって、中古屋に行くと、びっくりするぐらいに安く売っている。バス用のトップのプラグなんて気にしてみていなかったが、バルサ50とついでにズイールのルアーはタマ数も多いし「これ会社つぶれたときにパッケージする前の段階のが流れたやつやろ」という感じの新品同様のが1000円かそこらで売ってる。想い出の高嶺の花が場末の水商売のオネーチャンになっているのを見つけてしまったような気まずさが漂う。
 仕方ない俺が面倒みてやるかと、3つほど買ってしまった。ついでにホッツィーとスケーターのジュニアサイズも買って度量の大きいところを見せつけてやったところである。改めて塗装キレーだなと感心するが、ナマジ的にはよくルアー作るときに真似してた黄色のコーチドック模様がなんともかんともイイ。

 なんというか、なぜみんな争って買いあさらないのか不思議な気がする。バルサ50にせよズイールにせよ全盛期には釣り具屋の棚に出したら出しただけ売れるような人気ルアーだったわけである。高かったけどそれだけの価値があるルアーだと思っていたし、事実優れたルアーだと思う。それは今でも変わらないはずだ。
 バルサ50のペンシルとスイッシャーってリグがヒートンなんだけど、よく考えるとバルサにヒートン止めだと抜けてしまいそうなものである。なんか上手いこと工夫してるんだろうなというぐらいに気にとめる人間はいるかもしれないけど、その秘密を知る釣り人はあまりいないようで、ネットでググっても情報でてこない。
 でも私はその秘密を知っている。なぜならその疑問を明らかにするためにF師匠がビッグラッシュ解体して調べたからである。貧乏な学生の頃だったので「2800円もするルアーこの人割ってしもたんかい!」とビックリした。ビックリラッシュである。飽くなき探求心というかこだわりというか、今でもほとほと感心する。
 割ってみた結果「バルサの真ん中に堅いウッドの芯が通してあってなァ、そこにヒートンが届いてるんさァ」とのことであった。

 50以上の工程を経て作ってあるというのが名前の由来の一つだそうだが、結構改良加えながら工夫して作ってある力作で昨日今日出てきたような、なんかガチャガチャと見える金物のリグだけ格好付けたようなトップウォータプラグとは別物だと思うんだけどどうなのよ?と、まあそういう風に思うのもひいきの引き倒しで、則さんたちに上手く洗脳されたからなのかもしれないが、もしあんまりリアルタイムでバルサ50に親しんだことのない若いルアーマンでトップのプラグが好きならば、中古が安く手に入るのでちょっと買って試しに投げて欲しい。それで気に入ったら新品も買ってくれるとうれしいなと、オッサン釣り師は別にザウルストレインから金もらってるわけでもないのに書いてしまうのである。
 だまされたと思って是非。たとえ騙されたとしても後悔はしないはずです。 

 ということで、割とすぐに帰ってきた「ルアー図鑑うすしお味」第27弾は中古の値段をみるとB級だけどホントは永久にA級のバルサ50ビッグラッシュウォーカーでした。

 

 

 

2016年2月7日日曜日

中南米あたり

 アメリカンなルアーメーカーを吸収合併したプラドコがメキシコやエルサルバドルに工場を持っていたので、中米製のルアーには結構お世話になっている。


 そんな中、バグリーが新体制になってドミニカ共和国でルアーを作り始めたというのを目にして、ちょっと興味が出て探してみたところ、非常に塗装もきれいで見目麗しかったのでバグリーを代表するクランクベイトであるバルサB3とB2を思わず買ってしまった。
 バグリーといえば、バルサ製できれいな塗装が売りだったが、一時期作りが雑になって特にホイルフィニッシュもので顕著で、ホイルがシワシワになってたりしたのだが、今のドミニカ製バグリーは見た感じ80年代当時で2千円ぐらいしていた高級ルアーだった頃の雰囲気を彷彿とさせる良いできである。バルサBも昔は高級ルアーだったが、昔から値段変わってないので産地も考えるとB級っぽくなってきた。


 ちなみに、雑な時代のはこんな感じである。スピナーテールバンゴー。ホイルの処理も今一だったが正面から見たこのゆがみ方をみて、バグリーでこれは無いだろうと思ったものである。福笑いかと。中古屋で見つけて逆にここまで不細工だと買わずにおれまいと購入したもの。これはB級以下でしょう。

 ついでに左は80年代のキラーB2、この美しい塗装が我々オッサン世代のバグリーのイメージである。

 ドミニカ共和国なんてのは、メジャーリ−ガーの生産地ぐらいの認識しか無かったが、ルアーの生産地としてもなかなかにやる感じである。




 「ブラ汁ってのはどんな汁?何べいでも飲める汁」ってな小ネタを挟みつつ、南米はブラジル産ルアーもついでに紹介しちゃう。
 KVルアー製ドクタースポック。
 ブラジルを代表するルアーメーカーらしく、その代表作ドクタースポックはアマゾン釣行レポートではよく出てくる名前だ。

 日本でも通販とかで取り扱っている釣具屋はあるので入手はそれほど難しくなく、思わずポチってしまった。
 安っぽいスーパースプークという見た目のルアーで、ボディーに大きめのラトルボールが2個ぐらい入っている感じで振るとカショーン、カショーンと響く感じのラトル音。安っぽい軽さが生むアクションと派手なラトル音がアマゾンのピーコックバスとかにはよく効くらしい。アマゾンいくならトップはこの手のペンシルと、アマゾンリッパー的な大型スイッシャーを持ってけとされている。
 結局流れたけど、アマゾン釣行の企画を年末年始にちょっと検討していて、その時に気分が盛り上がって買ってしまったブツである。

 中南米産ルアーなんていう地球の裏側から来たルアーも手に入るグローバルスタンダードな時代だったりするが、ブラジルルアーはブラジル人が現地で釣りするために作っているので自然な感じがするにしても、ドミニカとかのルアー作ってる工場の人たちって下手するとバルサBで釣るべきブラックバスなんて魚も知らず、「こんな変なおもちゃで魚を釣るなんてアメリカ人は何を考えてるかよく分からんニカ」とか思っているのかもしれない。ましてや、そのルアーが遠く東洋の釣り人にまで供給されているとはおそらく想像もしていないだろうなと思うのである。思えば遠くから来たもんだ。

 ということで、ルアー図鑑うすしお味28弾は海を越えてはるか中南米産のルアーでした。

 

 

 

 

 

 

2016年2月21日日曜日

ボンバボンバボンバボンバー!!!!

 またかよ!というぐらいのしつこさで、ロングAネタでお送りします。ルアー図鑑うすしお味第29弾。

 ロングAのボディーのプラスチック素材には、ソルトウォーターグレードのポリカーボネイトを除いても2種類あって、反射版カラーに使われているような透明なものと、ゴールドとかシルバーとかのクロームメッキ系カラーに使われているという白いボーン素材というのがあるということぐらいは知っていた。ボーン素材、特別な素材でもなんでもなくプラドコ製プラグの非透明カラーにはふつうに使われている。良くぶつけて割っているザラパピーにも使われてた。

 ロングAの場合、ボーン素材の方が軽くて高浮力のボディーを作れるので、竿立て気味にして水面に引き波がウネウネするぐらいで引いてくるウェイキングというテクニックに向いているとかなんとか。
 調べてみると、軽量化するために塗装を剥いでボーン素材むき出しにするチューンをアメリカのバスプロがやっていて、はじめからそういうむき出しのボーン素材カラーのものもこんな感じで今では売っている。


 オーストラリアの釣り人もボーン素材の方のロングAが音やら何やらが気に入っているので、クローム金黒ばっかり売ってるというのもどっかで目にしたことがある。その割にはバラボーマーは透明素材だが。
 まあ、浮力だのなんだのはフックをシングルに替えれば劇的に得られてしまったりするのであんまり気にしてなかった。ラトルの音の違いも「へー」って感じで特に興味なし。



 というわけで、取り立ててボーン素材に興味はなかったんだけど、小塚拓也さんの「怪物狩り」を読んでたら、ボーン素材のロングAは塗装が剥げ剥げになるほど釣れる。理由は「白はタンパク質の色」という推論で、はげた部分が白いのは傷跡っぽくて良いんじゃないかというようなことが書いてあった。
 この感覚はよくわかる。実際、ボロい白地がでたボーン素材のサバカラーロングAを中古屋でみたときに「これボロッちい魚っぽくて逆に良いやん!」と私も思って買ったことがある。あと、ラパラのホイルフィニッシュのカラーは塩水で使うと腐食して一部剥げたような見た目になるのだが、これもなんか水性菌に侵されたボラのような模様で逆に釣れそうに思う。
 これが透明なプラ素材だと、剥げたら「塗り直さんとあかんナ」という感じで単にボロッちいだけに見えるから不思議。

 ということで、アクションだとか音だとかは興味なかったけど、ボロくなればなるほど威力が増す、育てるルアーとしてのボーン素材のロングAに俄然興味がわいた。じゃあ剥げた部分は白く塗れよという身も蓋もないツッコミはこの際無視しておく。
 ロングAはストック大量にあるので、それなりにボーン素材モノもあるだろうと思ったら甘かった。好みが反射版入りなので意外に少なく、さっきのボロサバ16Aの他には金黒17Aが1本あるきりだった。
 仕方ないので、普段はポリカーボネイト製のをメインで使うので、いつ使うんねンという疑問はあるが、まあそのうち使う機会もあるだろうといくつか買ってみた。
 バスに良く使う15Aまでは、これからもポリカーボネイト製じゃない方をむしろメインに作っていくような気配で、噂のボーン素材カラー含め通販で簡単に手にはいったが、16A以上については、もうソルトウォーターグレードでポリカーボネイト製のしか作らないのかもしれない感じで、売れ残ってた系の新品パールレッドヘッド×2、中古でクローム金黒とパール虎ジマ系×2ぐらいをなんとか手に入れた。
 それほど出番が多いわけではないので、あとは中古オークションでもチェックしてもう少し確保すればいいかという感じでとりあえずの物欲はおさまってくれた。
 ちなみにボーン素材かそうでないかは、リップにまで塗装がしてあればボーン素材という見分け方(ポリカーボネイト製のソルトウォーターグレード以外)。クロームメッキ系やギラギラGフィニッシュ系に多いようだが、Gフィニッシュだけどリップ透明でボーン素材じゃないというのもあるので、ナニを基準に素材が分けられているのかは謎である。
 
 なかなかに、良く知ってるつもりのロングAにもまだまだ勉強するべきことがあったりする。
 ウェイキングとか意識してやったことはないけど(でもまあ、カタカナ英語の名前で紹介される前からシーバスマンなら自然にやってたよね)、ボーンカラーも手に入れたし、今年はいっちょ試してみるかと早速実戦投入。





 ホントは、ボーン素材がどうこうとか、魚の釣れるところに行って魚の食ってくる範囲にルアーを通してやることの重要性に比べれば、そんなに重要じゃないってことは知っている。でも、楽しんで釣るにはそういう「遊び」の部分は、自分の感性に引っかかってきたのなら、面白がってしまうに越したことはないと思うのである。

 

 

 

2016年3月25日金曜日

PCチェアディテクティブ 古物スプーン迷宮入り篇

 本日病院行ったついでに、街に出て中古釣具屋なぞ冷やかしていた。忠さんスプーンのマスターとかニールズマスターのインビンシブルとかがあれば補充したいと、トラウトルアーコーナーを物色していて、そのブツを見つけたときに「ンノゥッフ!」って感じの変な声が出てしまった。
 ルアー図鑑うすしお味第30弾は、この変なスプーンが何者か推理していきたい。

 108円でも売れ残り、黄色の特価札を貼られて86円の見るからに安物のスプーンに、ナマジは何を大仰なことを言い始めたんだと思うかも知れないけど、次の写真をみていただければ、おわかりいただけると思うが、このスプーン、日本のルアーフィッシングの源流の一つである銀山湖で1967年に「忠さんスプーン」の常見忠さんが、初めて58センチという大イワナを釣ったスプーンと同じルアーに見えるのである。
 

  右の比較写真は地球丸「忠さんのスプーン人生」の写真と現物を並べた物である。
 こうして並べてみると、鱗の書き方や2重丸になっている目など特徴が一致する。
 しかし、このスプーン裏面にメーカー名などなにも刻印が無く、決定的な証拠が無いのだが、そもそも、忠さんの使ったスプーンの本物もメーカーやら一切不明で、前述の本によると日本橋の三越本店2階の釣り具コーナーで買ったという情報程度しか書かれていない。
 一緒に買ったタックルがまだ日本では作ってなかっただろうクローズドフェイスリールとスピニングロッドらしいのでスプーンもヨーロッパから舶来の釣り道具として輸入されたものの一つと考えるのが普通だが、本にはルアーについては「何の変哲も無い国産品」と書かれている。
 国産品も当時は日本人ではなく主に米軍関係者を対象に売っていたのだろうと思われる。
 でも名前がどこにも出てこないぐらいで本物にも刻印は無かったと考えられる。
 また、写真にはスイベルが付いており、そういったリグが違うようにもみえるが、「スナップスイベルなどはなかった。スプーンを直接、糸に結び付けて、やや上流に投げた。」と書かれていて、スイベルは後から付けたものであると考えられる。
 左はもう一冊、忠さんの書いた平凡社カラー新書「ルアーフィッシング」 のカラー写真。これをみると、真鍮ぽい色合いとかがよく似ており、実にそれっぽく見えてくる。
 (この本では1974年となっているが、「忠さんのスプーン人生」にある1967年のほうが前後の年代と整合性がとれている。)




 フックがいわゆる「茶バリ」で買ったブツと違うが、右の写真の一緒に売られていた銀色の方には茶バリが付いていてハリは交換した可能性がありなんともいえない感じだ。





 しかしながら、細かいところを見ていくとどうも全く同じというわけではなさそう。例えば、目の前方上側に線が入っているのが「ルアーフィッシング」のカラー写真では確認できるが買ったブツには無い。














 しっぽのところのラインが本物は穴にかからず上下に分かれているが、買ったブツは穴にかかって切れている。

 こういう金属を加工する場合に、模様の付け方はどうするものなのか分からないが、目玉前方の線は上にずれて引かれなかった可能性があるが、しっぽのところはどう考えても金型とかが違うのではないかと思える。
 


 ではこいつはいったい何なのか?いくつか可能性としてはあると思うけど、1つめは同じルアーの後継モデル。
 同じ物を同じメーカーが作ったが若干模様が変わってしまったというもの。サイズ違いという可能性もあるが、「スプーン人生」にサイズがだいたい4センチと書かれており、買ったブツは5センチで、サイズ違いが1センチごとにあったというのはあまりないのかなと思うので、サイズはコレと本物が違っていた可能性は低いのではなかろうかと思う。

 もう一つの可能性が、本物のコピー商品。実にありそうな話である。忠さん達が本物でデカいのをガンガン釣ってそのスプーンを欲しいと思ったけど、既に売り切れてどこで作ってたのかもよく分からない、じゃあ作っちゃおうという流れでまねして作られたもの。あるいは人気は無かったんだけどたまたままねする手本として選ばれてしまった、はたまた、1981年初版の「ルアーフィッシング」の写真とかを見てコピーした、という可能性もあるのか?

 「忠さんのスプーン人生」では、ABU社トビーとか舶来の釣り道具に「盲目的な崇拝ぶり」があったと書かれているが、反面「何の変哲も無い国産品」にはぜんぜん人気が無かったようにも書かれているので、後者よりは前者のような気がしている。後者のコピー商品であってもそれはそれで、日本のルアーフィッシングの歴史の一コマとして面白いのかなとは思うがどうだろうか。

 「何の変哲も無い国産品」で私が見つけなければ、埋もれてしまったであろう実に面白いブツをエグッたものだが、残念ながら私にはこれ以上の調査なり推理は難しく、こいつがいったい何なのかは特定するに至っていない。
 スプーンについてはJOSさんがかなりのマニアで、義理のお父さんがちょうど世代的にも知ってておかしくなさそうなルアーマンでもあり、このブツはJOSさんのコレクションに仲間入りさせて追跡調査をお願いしようかと考えているところである。
 意外に「あーコレね、良くでてくるんだよ」というショボいブツなのかも知れない。「なんでも鑑定団」だと、さんざん自信のあるようなことを言っていた持ち主が、ガックリきて中島先生に「大事になさってください」と慰められるパターンか。それもまた面白いかと。

 
 ※業務連絡です。JOSさん現物のまえに大きめの写真とか送りたいのでメールください。

   
 
 

2016年4月9日土曜日

樹脂の下には鱗が埋まっている

 よく語られるところだしナマジも何度か書いたところだが、昔のアメリカンルアーとかにはブランドごとの「顔」があって、どこが作ったルアーか一目でわかる。ルアー図鑑うすしお味第31弾で紹介するのは、これまたそんな一目でわかる2ブランドのルアーたちである。


 最近中古でボロめのマーベリックを買ったところだが、ボロかろうがなんだろうが、ロッドラッピング用のスレッドとかでもお世話になっているグデブロッド社の「ゴールデンアイ」ブランドだと一目でわかる、ぱっちりオメメと樹脂の下に包埋された金属製鱗模様。うーんゴールデンアイ。



 実はマーベリックはNIB(新品箱入り)のものをもっているけど使ったことがなかったのである。入手した中古モノは運河のシーバスに使っちゃおうとフックだの交換予定。





 
 ついでに、でっかい謎ミノー。あきらかに形はマーベリックなのだが、目がゴールデンアイじゃないし鱗模様も無い。こいつがなんなのかわかる人がいたら是非教えて欲しい(スーパーマーベリックというやつかも?)。プラ素材の感じとかが透明でもボーン素材でもない濁った感じの樹脂製でコットンコーデルっぽいのでグデブロッド社がコーデルに作らせたストライパーサイズとかだろうか?



 ゴールデンアイといえばほかに、ちっちゃいルアーのところで紹介したバンピングラインドとかブラバーマウスなんてのもあるが、なんといってもマーベリックと並ぶ代表選手はトラブルメーカーだろう。

 写真の下が普通サイズ、上はちょっと珍しいと思うストライパーサイズである。こうしてみるとでかいサイズも自社で作れるので、さっきのデカマーベリックはパッチもの臭く見えてくる。でも結構その胡散臭さも含めて好きだったりする。



 樹脂包埋の鱗模様といえば、ゴールデンアイの他に忘れちゃならないミロールアー。旧社名L&S。
 ここのルアーで日本で一番なじみがあるのはこのサーフェススピナー改めAプロップか。
 シーバスバージョンで売ってるんだけど正直相性悪くて釣れる気がしない。
 あんまり飛沫が出ない水中でペラが回るタイプのスイッシャーでスイッシャーはジョバジョバ飛沫上げて欲しいと思うところ。



 おっさん世代には、このジョインテッドポッパーも懐かしいんじゃなかろうか。
 どこからみてもミロールアーというのは以前紹介したPENNブランドの大型ペンシル(95MRヒードッグのシリーズ大型モデル101MR)をみてもそう思う。








 で、そんなミロールアー本国アメリカでは海でターポンとか狙うバイブレーションなんかも有名で、いろんなバリエーションが出ている。ターポン様小さめのルアーへの反応が良いというかでかいルアーへの反応が悪いので、ターポン用といっても1/2オンスとか1オンスとか普通にシーバス用サイズのバイブレーション達でいくつかバスプロショップスで購入済みである。
 ここのルアーの名前は簡素というか無機質というか、一番下のが「TT21」その上が「52MR18」、その上大きめ2つは「ビッグゲーム」だったか、いずれにせよ名前のセンスが独特。何かの略称だろうか?後の数字はカラーを示しているようだが。しかも「TT22」と「52MR18」はどうみても同じルアーの色違いで黒点の有る無しで名前の付け方が違うようである。うーんよくわからん。その辺も含めて唯一無二の個性である。


 ゴールデンアイもミロールアーも個性的でタックルボックスに入っているだけで楽しい存在感のあるルアーである。
 でも鱗模様を厚めの樹脂で覆っているのは、すぐに傷ついたり剥がれたりせず、輝きが衰えないようにという釣るための工夫だったはずである。
 そういう釣るための機能美が我々釣り人を魅了する。釣り人としてはこいつらで釣って実力を発揮させてやらねばならんと反省する次第である。

 まずはマーベリックでシーバスだな。

 

(2015.4.24)

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