−リハビリ小遠征9月編−(2018.9.28〜9.29)
今年は夏が暑かった、体調も崩した、台風も多い。
予定では土日の29日30日と、例によって正治さんを頼って、鮎の餌釣りが解禁になった聖地で産卵をひかえ荒食いに入るアユを釣ってしまおうという予定だったけど、台風が土日直撃らしく、土曜のひる前には降り始めるようなので、正治さんにも仕事早上がりしてもらい、金曜の夕まずめと土曜の午前中ぐらいやって本格的に降り出したら流されないうちに撤収と急遽計画変更して電車に乗った。
駅で拾ってもらって遊漁券買って釣り場直行。当初予定していた下流側は久しぶりの荒天とあって釣り人多く、良い場所は入れそうにないので上流に向かう。橋の上から見ると釣り人ポツポツなので下流側入れそうではあったけど、餌釣りのオッチャンの動きを見ていると釣れていないうえに魚籠から離れた場所で釣っていて、釣れずに移動していっている様が見て取れたのでイマイチと判断して、中間の実績のある場所にとって返した。しかしここにも普段は人が入らない場所らしいけど2名ほど入っていて、やや上流に移動して藪漕ぎして始めるが、これがものすごいヤブ蚊の多い場所でたまらず場所替えでさらに上流の橋のたもとで腰を落ち着ける。
今回仕掛けはご当地流行らしい「浜松方式」という、コマセ螺旋を底につけて水底を転がす華奢なサビキ仕掛けみたいな仕掛けで行く。正治さんはこの仕掛けにしてから好釣で、最大22センチまで釣ったとのこと。浮子は遊動式と固定式があるようだけど、遊動式のアタリの取り方とか馴染みがないので固定式にしたのと、ハリが2本以上付いていると絡んで面倒なのと、短いハリスは高活性時は気にならないけど渋いと吐かれる傾向があるように思うので、ハリスの長さ調整できるようにと、1本バリでパイプ噛ませて道糸にハリスが絡みにくいようにしてみた。
上流側に投げて、ゆっくり流されながら底をズルズルと仕掛けが転がってくるようにしたいけど、オモリが軽すぎてアッちゅう間に流されてスズハンダ追加したり、そうすると浮子が完全に沈没して浮き下大幅に伸ばしたりと、調整だけで四苦八苦。
こんなモンで良いかなという感じになってシラス砕いたアユ用撒き餌をらせんに詰めて、刺し餌は鶏皮で流し続けるけど反応なし。
17時くらいが一番食ってくる時間とのことだったけど、その時間になっても正治さんがオイカワ1匹のみなので、場所移動しましょうということに。
下流に行くと、だいぶ人減っていて流れ込みに陣取れたけど、これまたウンともスンとも。久しぶりの晴天なので虫も羽化するだろうと毛鉤も用意していたけど、虫も食われてなかった。案内役の正治さんも夕方ハズすとは思ってなかったようで苦渋の表情。
まあこういう日もあるさねと、明日はいつまで釣りになるか不明なので今日のうちに遊べるだけ遊んでおこうと、第2部は正治さんちの裏の海岸でぶっ込みで何でも狙い。カサゴやアナゴ系が主だけど、小さいサメの類いやウツボもきて、ウツボらしいアタリがあって根に潜られることも結構あるとのことだったので、3ピースの遠征用ライトGTロッドにリールは実戦初投入のスピンフイッシャー706Z、20号の錘にアカエイ用に作ってあったケブラーリーダーのハリにサバの切り身つけてぶん投げる。706Zなぜかラインの捌けが良くよく飛ぶような気がする。
スーパーで買ったサンドイッチとおはぎ食いながら3時間弱ほど粘るも、3度ほどアタったんだけどゴツい道具立てがわざわいしてか食い込まず第2部もスカ。正治さんはジモチーだけあってキッチリとカサゴ釣ってた。
しつこく今日は第3部も行く。前回ヒラテテナガエビ釣った場所。夜釣りでウナギ釣りに行くと結構ワラワラとエビが歩いているということなので夜のテナガ釣り。
確かに歩いているエビいて、明かりを照らすと石の下に入ったので餌をその辺りに垂らすと挟んで持ち込むのでしばし放置。しかしハリ掛かりせず、ここでも大苦戦で何匹か挟ませるところまでいったんだけど掛けられず。唯一の釣果はスミウキゴリ。
その間、正治さんはウェーディングして広く探っていて、見つけて食わせたらしばらく明かりを消して待つという戦法を編み出して雌2尾ゲットとしっかり釣ってた。
さすがに明日朝もアユ釣りに行くので日が変わる前に撤収。明日は私の希望で今日やった川の隣の小規模河川をやることにする。浅い川で魚が目視できる場所が多いので、いて食ってこないのかいないのか、溜まってる場所があるのかどうか等々、釣れなくても目に入ってくる情報が多いのと、流程も短いので上流部から下流部へとかの移動も短時間ですむので、小場所を選択した。
あんまり早くても魚食ってこない傾向があると思うので、7時過ぎに以前もやったあたりから始める。
魚はいる。けっこういる。でもコマセに反応する魚がほとんどいなくて底で苔食ってるような動き。
釣れたは釣れたけどアブラハヤ2匹。今回、そろそろ腰抜けまくってる4.5mを新調して、と言ってもクロスカーボ時代のダイワの「早霧」というのだけど、聖地のアユで入魂の予定がアブラッパヤとは、この竿の前途は多難なのか、ナマジ的に祝福されていると思っておいた方が良いのか。
しばらく粘ってから、上流へ歩きながら探って戻ってきて、やっぱり最初に入ったあたりが魚多いかなと粘っていると、なんかコマセ食ってるくさい動きの魚がやってきたなと思ったらあっさり食いおった。
浜松式改で初釣果で嬉しい。やっとコマセも効いてきたのかと追加しにかかるも、なぜかこの一匹だけで場所移動。
正治さんはお仕事から深夜までの釣りでお疲れのようで仮眠を取るとのことなので、魚ッケ多いやや下流で降ろしてもらう。
ここは苔食ってるというより流れてくるものを食ってるような位置どりのアユがいて期待したけど、コマセが効き始めたかなとアユの動きを見ていたら、どこからともなくコイがやってきて流れるコマセの粒子をバクバクやり始めてどうにも避けられそうにないので諦めて移動。
下流に移動していくと、魚はどこでもカナリの数が見える。でも苔食ってるヤツはコマセに反応しないし、群れで移動しているヤツは警戒心が強くて近くに寄らせてもらえないし、コマセ効かせながら待っても近づいてこない。
ゴクラクハゼは釣れた。アユが上るような川にはコイツもいるンだなと思う。可愛いヤツだ。
結局、海のそばまで降りてきてしまい。そこでちょっと深めの流れ込みで粘ってみるも、なんか底の方でギラギラしてるときもあるけど、居るだけなのか食ってはこない。昼前に諦めて終了。どもならんかった。アユって釣れる時はコマセなんかなくてもサビキでバンバン釣れる時もあるけど、釣れないときはナニがダメなのかさっぱり分からないけど全く釣れなくなる魚だとは聞いてたけどそんな感じである。苦労して一匹釣っただけでも良い功夫積むことができたと思うことにしよう。丸ボウズと一匹では大違いだからね。
正治さんと旨い刺し身定食など食ったあと、雨はショボショボ降ったり止んだりで午後も釣りにはなりそうだけどどうするか相談したけど、雨降ってきて増水しだしたら食ってくるというのはありそうで後ろ髪引かれる思いだったけど、午後は無いつもりで初日から機関全開で釣ってたので、気力体力はもう少し持ちそうだったけど、腰が嫌な感じに違和感伴って張ってる感じで、これ以上は無理だと判断して、正治さんに可能なら夕方にでも出撃して状況教えて下さいという感じで、まあ釣れないんだろうなと帰宅した。
結果的には正しい判断でもあり致命的な判断ミスでもあったようで、体力的にはまだ行けるだろうと思ってたのはアドレナリン出てたからそう思っただけで実際には切り上げて正解。帰宅後すぐに泥のように眠くなり20時くらいまで寝て、飯かっこんでまた寝たら夜中猛烈な腹痛で脂汗かきながらトイレと寝室で悶絶。体力使い切ってました。
しかし、正治さんからメールで「大変申し上げにくいことですが、●川(昨日最後に入ったところ)に行ったら、普通に釣れました。4時くらいから5時半過ぎまでの1時間半くらいで17尾の釣果。」という報告があった日にゃ、返信で「ぜひリベンジマッチやらせてください。13日14日落ち鮎除いた鮎シーズン最後までやりましょう。」と再戦を誓いまたの案内を依頼した。
次行ったら釣れるかって簡単な話じゃないけど、釣りたいと思うなら行くしかない。
仕掛けももっと絡みにくくとかの改良も必要なので、そのへん近所で詰めつつ、近所には20センチを越えるようなアユが泳いでないので、そういうヤツを釣るつもりで、次回今シーズンのアユ釣り最終戦に備えたい。
毒食わば皿まで。
←to be continued (またまたまた皆さんイエスの「ROUNDABOUT」を頭の中に流してください)
六月小遠征顛末記